TOPページへ戻る 購読について
TOPページへ戻る
 >>

伊吹嶺落書  (13年1月から6月までの落書)(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)
<<13年最新版の落書へ (13年7月以降の落書は左をクリックして下さい。)
<<12年後半保存分の落書へ(12年7月から12月までは落書は左をクリックして下さい)
<<12年前半保存分の落書へ(12年1月から6月までは左をクリックして下さい。)
メッセージお待ちしております。
メッセージお待ちしております
                           


25.6.28  (2971)
  いぶきネット6月句会の添削例をアップしました。
今月から、添削例は いぶきネット句会の中へ移動しま
した。トップページの<いぶきネット句会>を開き その
画面の上にある茶色のバーの1番右端の<添削例>か
ら入ってください。(孝子)


   いぶきネットの皆様   
          
       投句・選句締切りのお知らせ

 梅雨前線の活発化で、九州から近畿へと各地で大雨 や土砂崩れなど被害が出ました。皆さんの辺りは大丈夫でしょうか。


 梅雨晴れ間、村中にに轟く草刈機の音・・・長々と軽トラが路肩に並んでいます。早苗饗の前、村を挙げての草刈日です。青田風が良いですね。

 山道は、雨に散った合歓の花、渓流の飛沫に光る葦原、沢蟹・青蛙・蝸牛に居心地の良い季節です。もう暫く梅雨籠りも仕方ありませんね。

 湿度と熱中症は深く関わって危険とか、皆さんご体調にお気を付け下さい。
   
   
草を刈る鎌先に伸ぶ山の影  岩上 登代

   肉伸ばしきりて雨中の蝸牛  櫻井 幹郎


          さて、投句締切 7月1日(月曜日)から5日(金曜日)午後9時締切
          選句締切 7月6日(土曜日)から10日〈水曜日)午後9時締切    (樹炎)

                                       右上の写真は樹炎さんが送って下さいました。


25.6.27  (2970)
 静岡支部より「一番茶 五月句会報」(532号)が届きました。 この会報は一番茶の編集部より毎月送って頂いています。支部の活動や 各句会の皆さんの俳句 ・メンバーの紹介 ・作品鑑賞 ・エッセイ等々が8ページにわたり紹介されています。
 昨日届いた5月号は、トップページに<四谷千枚田と長篠合戦場>の吟行記が集合写真と共に載っています。5月19日にバスをしたてて24名で出掛けられました。車中では マイクを廻し 同人の皆さんが 俳句について日頃考えている事や、1番茶の思い出話などを話されたり、 さんがシャンソンを披露されたりと、とても良い雰囲気であったことが綴られています。    

    ・鞍掛山の風をよろこぶ鯉のぼり   中村修一郎     ・千枚田風にただよふ蝌蚪の紐   磯田なつえ



 写真は 磯田なつえさんに
 送って頂きました。

 なつえさ~~ん
    有難うございました。
         (孝子)








25.6.25  (2969)
HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。今月の高点句は、近藤信男さん(東京)の    
銀輪の一団よぎる青田波 >でした。 早速 「伊吹嶺」6月号を送らせていただきます。
信男さ~~ん おめでとうございました。   

 朝のNHKのテレビ『あまちゃん』で、<じぇ じぇ~~>とよく言っています。何度も聞いてい
る間に 親しみのある言葉になりました。 最近ではこの言葉を聞きながら・・・小林砂斗美さ
んの「パリ便り」を 思い出しています。 『伊吹嶺』4月号で、<ビズー!ビズー!>と題した
エッセイが載っています。 ビズーとは、両頬にキスをするフランス式の挨拶のことだそうです。
一度フランス人の会話の中で 音声として聞いてみたいものです。
 『伊吹嶺』6月号では、ブリジット・バルドーの事を書いておられ、バルドーの事が気になって
います。  テレビでは最近 毎週バルドーの映画を特集していますので、<ビズー!ビズー!
>が聞けるかもしれないと 気をつけて見ていますが、なかなか そんな場面は出て来ません。    
もしかしたら・・・ バルドーのあの姿態に気を取られて 見逃した(聞き逃した?)かもしれま
せん。
 小林砂斗美さんの「パリ便り」「パリ便り番外編」は、まだ行ったことのないパリを ほんの少し
ですが 身近に感じることが出来・・・・楽しみな1ページです。(孝子)


              夏木立凱旋門へ絞らるる    黛まどか

    

25.6.22  (2968)
 HP俳句会の投句をアップしていただきました。 選句結果は25日頃と思います。   
お待ちください!

 LINK集もリニューアルしました。 いぶきネット会員の徒歩さんと哲半さんのブ
ログがデビユーしました。  いづれも・・・・・床屋さんとお好み焼き屋さんの若主人
で、時々お店の雰囲気が伝わって来る話題が載ります。
 今年から環境コーナーが設立されます。このコーナーは現在工事中ですが・・
そのメンバーに参加していただく事になった松原さんが担当されています「春日
井自然友の会」のホームページもデビューしました。 トップページの左側の一番
下の〈私事〉は松原さん個人のページです。  農機具小屋も造ってしまわれま
す。
    

           
 山繭にひかり満ちくる朝かな      栗田やすし       「伊吹嶺季寄せ」 より

 
 写真は天蚕です。山道などで出会って青虫や毛虫などと思ってみていると 素通りしたくなります。 しかし・・・この虫が あの高価で、光沢のある反物になると思えば多くの方は 思わず見入ってしまうでしょう。勿論この写真は飼われている天蚕で、周りの環境も清潔です。 いつまで見ていても飽きません。 木漏れ日の中の天蚕は、日に透けて緑色が見事でした。
 主宰は 朝日の中で出会われたました。 <満ちくる>に、 その美しさにしばし目を奪われて 佇んでおられる主宰の姿が浮びます。 天蚕は、繭になっても淡いみどり色をしています。(孝子) 
           


25.6.19  (2967)
 静岡の中村修一郎さんの句集「妻の手」   
が、伊吹嶺叢書第四十一篇として出版さ
れました。 中村さんの米寿の記念です。
  
 題名の「妻の手」は、

   点滴の妻の手温し日の短か

から ご自身で命名されました。
 以下 奥様を読まれた句の中から・・・・・

   ・秋夕べ路地掃く妻の影長き      ・人込みに妻の手をとり初詣      ・ゆつたりと妻と眺むる秋の海

   ・起き臥しの妻と頒つや柏餅      ・病む妻の声に頷く冬の夜       ・冴ゆる朝棺の妻とリムジンに

   中村さ~~ん ご出版おめでとうございました。


 写真は 今日の話題とは関係ありませんが・・・・雨となった今日の蒸し暑さを一掃して貰えそうな写真を選びました。一灯さんから送って頂きました 八島湿原のレンゲツツジと 白馬の風景です。(孝子)  

25.6.17  (2966)
トップページを 毎日何度も眺めています。結果的にアクセス数倍増に貢献(?)
しています。

 
 ★「いぶきネットの四季」の毎月お2人の方の文章と写真も楽しみにしています。

チャットによる合評会が終りました。 これから添削・会報と・・・・・会員の皆さん
のメールが飛び交い、係の皆さんの忙しくも楽しい作業が始まります。
 

 
有料添削にも申し込みが来ました。記念すべき第1号です。 少し背筋がシ
ャキッとして来ました。 


 
★HP俳句会の今年1年間の最高賞も 係の方がカウントを始めておられます。   

 
ミニオフ句会も近づき、係の方の打ち合わせメールが飛び交っています。
猛暑の京都での吟行会! にならないように・・・・祈っています。

 

        
軒低き踊の街の種物屋      栗田やすし

                     「伊吹嶺」6月号 郡上八幡六句より

 郡上八幡は、山間の川に沿った細長い町で どこを歩いても 水に出会い
ます。門川であったり 泉であったり 鮎釣りの人を見かける川もあります。
夏には、街並みの一軒一軒に郡上踊りと書かれた提灯が吊るされ(写真上)
ています。 七月に入れば、呉服屋には踊浴衣が掛かり、洋服屋や金物屋
にまで 軒先には踊用の手ぬぐいが吊るして売ってあります。 町中踊り一
色で まさに掲句のように「踊の街」と言えるでしょう。
 細い街道には肩を寄せるように軒の低い家が並んでいます。掲句の種物屋も 軒が低く古い構で、歴史あるこの街を 見守って来たのでしょう。 
 今年も7月中頃から9月まで 毎夜 街のどこかで踊が催されます。 狭い道に入ると踊りの輪も細長くなって 押し合うようにして踊ります。 審査員が櫓の上からチエックして…・上手な人(?)は 免許(右下の写真)がいただけます。 私も 若い頃にいただきました。 決して踊りが上手で頂いたとは思いませんが・・・・・審査員のお情け(?)だったかもしれません。 あの時の下駄の音を懐かしく思い出しました。(孝子)


 ふらんす堂の「編集日記」の6月14日のページに 細見先生の写真を見つけました。新宿紀伊国屋本店の書棚(?)の風景が載っています。 そこには 細見先生の句集に〈ポップ〉が添えられています。ポップという言葉を初めて知りました。以下のアドレスで、・・・・・・・でどうぞ。        http://fragie.exblog.jp/


25.6.16  (2965)   いぶきネットの四季(鈴木みすずさん)
 昨夜は今月のいぶきネット句会の合評会でした。20名以上の参加を得て賑わいました。また次々と発言者が代わり、交通整理が大変でした。最近特に会員発言が多くなり、うれしい限りです。今夜も2日目の合評会を行います。昨夜欠席の方の参加をお待ちしております。

 「いぶきネットの四季」は皆さんのご協力により、順調に進んでいます。6月第2弾は鈴木みすずさんに「一葉の路地一輪の鉄線花  やすし」を鑑賞していただきました。そしてアップは武藤光晴さんにお願いしました。
 この頃は東京吟行会が行われており、その思い出も綴って頂きました。柴又吟行に触れていますが、この時、私は参加できませんでした。多分仕事とぶつかったのではないかと思います。
 この「いぶきネットの四季」に入るにはいつものようにトップページの「いぶきネットの四季」をクリックするか、【こちら】をクリックして下さい。
 次の7月第1弾も既に原稿を頂いております。次々と皆さんにお願いしますから、ネット部のスタッフからの要望がありましたら、是非書いていただきたいと思います。また皆さんで、沢木先生、細見先生、栗田先生の俳句鑑賞したいとの希望があれば、スタッフでは大歓迎です。よろしくお願いいたします。

 伊吹嶺HPがリニューアルされてから、1週間近くになります。おかげ様で多くの方から見やすくなった、写真が大きくなった、カラフルで明るい印象となった、メニューボタンが上段に並び、クリックしやすくなった、などのご意見を頂きありがたいことです。またリニューアルされてからのアクセスカウンターを確認したところ、1日あたり300件ほどの訪問者があり、これまでの倍以上のアクセスになっています。これも栗田綾乃様の誠意のある改訂作業のおかげと感謝しております。(隆生)(297751)


25.6.13  (2964)
 今年も梅を漬けました。句友が毎年庭で生った無農薬の梅を届けてくれ
ます。梅は特に この時期を逃すと 1年間悔やみます。 究極の味は や
はり昔からの塩辛い梅だからです。 今年は梅ジュースにも挑戦してみまし
た。 ただ氷砂糖と梅を瓶に入れておけばそれで良いそうです。 8日に漬
けた梅は どの瓶も水が上がって来ています。まだ 瓶の居場所が決まりま
せん。 ベランダや流しの下等々 移動させています。友人たちは マンション
で漬物をするつもりなら、もう1台冷蔵庫を買いなさいと言うのですが…・
                                         (孝子)

    梅を干す鵜籠に厚き板わたし    栗田 やすし

    梅漬ける甲斐あることをするやうに    細見綾子


    
    いぶきネットの皆様     合評会のお知らせ

 台風三号の接近で喜雨となりました。

蒸し暑く、雲がどんよりと低い夜は、川沿いの土手を歩くと 雨粒の

草に蛍火が灯り、清々しく幻想的な光を点滅していました。スーッと

消える蛍火は、高く低く流れを灯し、夫と暫く蛍火に包まれて、「又

来年も観られると良いね」と夫「美しいものですね」・・・



  「音もせで思ひに燃ゆる蛍こそ鳴く虫よりもあはれなりけり」 源重之


 遠くで、子牛の声が聞こえています。草が濡れて滑るので体のバランスを取りながら田植えの済んだあぜ道を

戻りました。廻り来る季節の早さを感じます。皆さんの(蛍狩り)はいかがですか。

    蛍火の明滅滅の深かりき  細見 綾子

    蛍飛ぶ闇の底なる千枚田  栗田 やすし

        さて、合評会はいつものように、15日(土)・16日(日)の両日
        午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
        伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。(樹炎)



25.6.11  (2963)

 「伊吹嶺」のページが新しくなりました。 栗田綾乃さんと国枝部長さんが
幾日
も掛けて 作り上げて下さいました。 トップページの画面も 随分手が掛かっ
ているようで・・・・・・係の皆さんで 感激しています。 嬉しくて、何度も何度も
開いては眺めています。
 これから このHPを大いに活用出来るように 努力しないといけません。
皆様 ご協力を 宜しくお願いします。

 
今日は 愛知の同人句会でした。 56名の参加で、投句の170句程を選句
することは エネルギーを要しますが、素敵な句に出会える幸せを感じる時間で
もあります。
  写真は、今日の句会の受付の景です。毎月3人の受付嬢(?)が お世話を
してくださいます。 毎月句会がスムーズに運ぶのも 係の皆さんのお蔭です。
係の皆様 感謝 感謝で~~~す。(孝子)


25.6.10  (2962)  伊吹嶺HPのリニューアル
 いつも伊吹嶺HPを読んで頂いている皆さん、今日、伊吹嶺HPは新しくリニューアルしました。皆さん、最初のトップページをご覧になっての感想はいかがですか。このリニューアルに際しては、HP管理者の栗田綾乃さんの多大なご協力を得て完成しました。
 現在、まだ工事中のところもあり、徐々に改善していきたいと思います。ここで今回新しく創設したページ、改善点などを整理して、お知らせします。

1.一番大きな改善点はトップページです。トップページの写真や今月の3句はスライドショーにしました。これでHPを開いた少しの間、このスライドショーを楽しんでいただきたいと思います。スライドショーの写真は1年を通じた4枚にしてあり、冬の伊吹山→薄墨桜→夏の長良川→やすし句碑の順です。しばらくはこの状態で続けます。またスライドショーの写真に、伊吹嶺にふさわしい写真を皆さんお持ちであれば、上の「メッセージをお待ちしております」をクリックしてお寄せ下さい。

2.新しく「有料添削コーナー」を新設しました。実は10年以上前にも有料添削コーナーがありましたが、中断しました。今回スタートにあたっては「有料添削」のページに詳しく書いてあります。早速今日から受け付けたいと思います。
 インターネット部同人による丁寧な添削を行います。対象者はいぶきネット句会メンバーでだけでなく、広く伊吹嶺会員、HP句会投句者、またこのHPを読んでいる方などどなたでも結構です。応募要領をお読みの上応募して下さい。お待ちしております。

3.現在工事中でリンク出来ませんが、新しく「環境コーナー」「いぶきネット俳句歳時記抄」を新設します。「環境コーナー」は伊吹嶺同人、会員による俳句と環境を考えるメッセージを発信します。なおこの一部については「伊吹嶺」誌のibukinet記事欄に隔月に掲載します。最初は7月号の予定です。
 「いぶきネット俳句歳時記抄」については「ムーさんの歳時記」にリンクさせたものです。
 リンク接続はしばらくお待ち下さい。

4.またトップページに「お問い合せ」ボタンを設置しました。一般的な伊吹嶺へのお問い合わせやご意見についてはこの「お問い合わせ」ボタンをクリックして下さい。いろいろなご意見をお待ちしております。

 以上が主な改訂点です。改訂について皆さんの感想、ご意見をお待ちしております。これも上の「メッセージをお待ちしております」やトップページの「お問い合せ」をクリックして、お寄せ下さい。

 報告が遅れましたが、6月8日に伊吹嶺運営委員会が行われました。私は所用のため、途中で退席しましたが、運営委員会の情報として3点をお知らせします。1点目は、9月6日(金)に名鉄犬山ホテルにて「綾子・やすし師弟句碑吟行会」が行われます。これは既に「伊吹嶺」6月号に予告として案内しており、参加締切は7月末です。
 2点目は、今年の伊吹嶺俳句全国大会は10月20日(日)に静岡で行われます。静岡の皆さんが現在精力的に準備なさっています。
 3点目は、愛知支部担当による伊吹嶺俳句鍛錬会が11月20日(水)~21日(木)に行われます。これは現在愛知支部にて準備中です。とりあえずの速報ですが、今年の後半は大会、吟行会などが続きます。皆さんの予定表に入れて置いて下さい。全国大会、鍛錬会については随時、「伊吹嶺」誌に案内が出ます。(隆生)(296815)


25.6.9  (2961)
 6月のいぶきネット句会の投句一覧が配信されました。 これから 選句・ 
チャット・会報配信等々と 続きます。
 会員の皆さんのメーリングリストでの交流の中で <紫麦>の話題で盛り
上がっています。
 いぶきネット句会の酔雪さんが 以下の情報を 配信して下さいましたので、
「落書」の話題にいただきました。 写真は<桑の実>で 紫麦ではありません
が、<紫麦>で検索されると、写真や俳句が載っています。(孝子)

 紫麦のことが話題になっているので、地元からひと言。
紫麦は藤川にあります。藤川は旧東海道の宿場町で今もその名残があります。
藤川に行くには、東岡崎駅から「伊奈行き普通(豊橋方向)」に乗ります。
  東岡崎→男川→美合→藤川 東岡崎から三つ目の駅です。
藤川駅を降りて、南へ20~30m行くと、藤川小学校があり、道を挟んで藤川小
南前に紫麦の畑があります。あまり広くありません。この紫麦のある道が旧
東海道になります。
 
(紫麦以外の見どころ)
・藤川小学校前の西棒鼻(宿場の入口を示すもの)の説明板。   紫麦や藤川に関わる投句ができる。

・十王堂と芭蕉句碑:紫麦畑のすぐ西にあります。藤川小の西側斜め前になります。   芭蕉句「爰(ここ)も三河むらさき麦のかきつばた」
・吉良道の道標:芭蕉句碑を見て少し西に行くと、二股に分かれた分岐点に出ます。 そこに吉良道の道標があります。左が吉良道です。

・東海道の松並木:吉良道の道標を右に行くと、東海道の松並木です。

・藤川宿資料館:藤川小学校を東に行くと左手にあります。 小さいので見逃さないように。


・脇本陣の石垣跡:藤川宿資料館は、実は脇本陣跡に建っています。 資料館の北側(名鉄線路側)に回ればあります。

・石碑:資料館の近くに脇本陣跡の石碑があります。 さらに東に行くと、本陣跡、問屋場跡、高札場跡の石碑があります。

・東棒鼻:ずうっと東に進むと国道1号線に出ますが、そこが東の棒鼻です。 案内板があります。



25.6.8  (2960)

いぶきネットの皆様     選句締切りのお知らせ

  梅雨入りも一休み、晴天が続いていますね。


 夜明け前、早苗を積んだ田植機が雫を垂らして、ゆっくり山道を登って行

きます。水の冷たい里山の田植えは、六月に入ってからなので、今が最盛期

です。


 郵便局まで、約一キロ牛舎を抜けるとキャベツ畑、紋白蝶が湧くと

言いたいほど乱舞しています。


見渡せば、麦藁の(麦稈ロール)が転がっていて、畜産業の多さを再

認識しました。

アッ(塩辛蜻蛉)・・・溜池の水照りに、見失いました。どこの農家

も枇杷が熟し重たく垂れ下がっています。皆さんの辺りは如何でしょ

うか。


   雨の日やともしび色の枇杷貰ふ  細見 綾子

   水を張り田の畔に置く早苗箱   新井 芳寿


さて、明後日6月10日(月曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)


25.6.6  (2959)
 瀬戸市文化協会から毎年恒例の吟行会に参加しました。今年の行先
は岐阜県の郡上八幡で、丁度新緑の美しい時期でした。 観光バス2台   
で短歌・川柳・俳句の仲間で城下町を歩きました。 昼食の後、各々が
1句(一首)づつ披露をし、川柳や短歌の魅力も実感することが出来まし
た。「伊吹嶺」の仲間も10数名参加しました。

    
     岩清水信夫の歌碑をひた濡らす     栗田やすし

 「伊吹嶺」今月号より。 前書きに<郡上八幡六句>とあり、その中の
一句。 
 郡上八幡城への細い登山口の脇に折口信夫の歌碑が建っています。
ここを訪れた今日は、城山から湧き出してきた水でしょうか、糸のように
幾筋も歌碑へ流れ落ちており、まさに<ひた濡らす>状態でした。水に
濡れた歌碑は新緑の光中で美しく艶やかでした。主宰はこの城の歴史
を思いつつ 信夫の歌碑を眺めておられたのでしょうか。
 「伊吹嶺」の仲間は(私も) しばらくの間歌碑を眺めていました。きっと 主宰の掲句を思い出しながら、作句に励んでおられた事と思います。 因みに、この碑には「焼け原の町のもなかを行く水のせゝらぎ澄みて秋近つけり」と刻まれています。
                                                          (孝子)

25.6.5  (2958)
いぶきネットの皆様     投句締切りのお知らせ

 十日も早い入梅です。明け易く潤い湿る六月は「杜若」「花菖蒲」
   
中でも「紫陽花」など紫色の花が増えましたね。
 
「もうそろそろよ」と夫・・・蛍の乱舞が見られる頃になりました。
馴染みの小流に下見に行きましたが寒かったせいで、残念でした。

 麓の分校を訪ねたら、校舎の隣は田圃、朝日に照り輝いて日本の
原風景・・・


 土手の夏薊に蝶が群れています。段畑に麦焼きの煙が棚引いてきま
した。

 
    目つむれば綾子師の声かきつばた  栗田 やすし

    花菖蒲畦に喰ひ入る渡し板   近藤 彩江

   さて、5日午後9時投句の締切りです。 (樹炎)
     

  

25.6.3 (2957) いぶきネットの四季とミニオフ句会のお知らせ
 皆さん、こんにちは。久しぶりにこの落書を書いています。
 今月のいぶきネット句会は現在投句中です。忘れないうちに5日まで投句をお願いします。
 今日は2つのお知らせをします。
 1つ目は、「いぶきネットの四季」の6月第1弾を掲載しました。掲載はいつものように武藤光晴さんにお願いしました。光晴さんはすっかり健康を回復されたようです。
 今月は中川幸子さんに「綾子先生自筆の原稿」を書いて頂きました。中川さんは、ご主人の転勤とともに全国転々と住んでいらっしゃいました。横浜市にも在住していたことがあり、その時は横浜句会に出席なっていたそうです。丁度その頃、指導者である広瀬一朗氏から、東京新聞のコラム欄に綾子先生の「蕗」というエッセィが掲載されたことがあり、その時広瀬さんから綾子先生自筆の原稿を戴いたとのことです。1ヶ月ほど前に、中川さんから、その綾子先生自筆の原稿を見せて頂きました。沢木先生が詠んでいらっしゃるように、本当に「ますらをぶり」な自筆でした。自筆原稿を発見された喜びを中川さんはこの「いぶきネットの四季」に書いていらっしゃいます。このページを見るには、いつものように、トップページある「いぶきネットの四季」をクリックするか、【こちら】から入って下さい。

  蕗ゆでて平生心に戻りけり    綾子
  妻の筆ますらをぶりや花石榴   欣一



 2つ目は、インターネット部ミニオフ句会のお知らせです。インターネット部では毎年、パソコンの電源を切って、皆さんと吟行するオフ句会を行っています。今年はまだ3月に蒲郡、豊橋で吟行したばかりですが、もう皆さんとお会いしたく、今回はインターネット部の坪野洋子さんと京都句会の幹事も兼ねていらっしゃる岡田佳子さんに企画して頂きました。
 参加はいぶきネット句会メンバーだけでなく、伊吹嶺同人、会員さらにこのHPを見ていらっしゃるHP句会投句者の方も大いに歓迎します。
 ただ、今回の吟行会は、7月2日(火)と期間的にあまり余裕がありませんので、早めの申込みをお願いします。
 開催要領は以下のとおりです。(隆生)

いぶきネット句会の皆さん 日頃はご協力ありがとうございます。
 今年のミニオフ句会は、京都句会の方々の協力を得まして、京都・伏見の墨染寺・欣浄寺(寺地は、深草少将の邸宅跡といわれ、境内に少将塚、小町塚、深草少将姿見の井戸<涙の水ともよばれる>等がある。)と若冲ゆかりのお寺石峰寺、梅小路公園(園内は清盛の屋敷跡という西八条第、蒸気機関車館、水族館などある)というコースで行います。
 パソコンの電源を切っての交流の場を持ちたいと思います。奮ってのご参加お待ちしております。

1.吟行日 7月2日(火)

2.集合  9:30 新幹線京都駅中央改札口 
      (新幹線ひかり501号 名古屋発8:21→京都着9:16)

3.行程   
  京都駅からタクシー移動
  10:00~伏見の墨染寺・欣浄寺 
  10:45~徒歩で移動2分京阪墨染駅3分深草駅着→徒歩5分→石峰寺
  11:00石峰寺(若沖縁の寺)
  12:00石峰寺からタクシー移動
  12:30梅小路公園レストラン昼食 (食事の済んだ人から順に園内吟行)
  14:00~ 緑の館和室にて句会(投句三句~五句)
  16:30  梅小路公園にて解散

4.参加費   3000円(タクシー代、会議室代、茶菓代、その他) 当日徴収

5.参加対象者 いぶきネット句会会員、HP句会投句者、伊吹嶺同人・会員でこれまでいぶきネット句会に関係のある方。

6.参加希望者は6月10日頃を締切で【こちら】のアドレスで坪野洋子までご連絡ください。

以上です。なお当日は藪蚊の出る季節です。防虫対策をなさって下さい。(坪野洋子)

 
 最後にまたこの落書が重くなりましたので、5月分までは倉庫に入れました。5月以前の落書を読むには、このページの上の<<13年前半保存分の落書へ をクリックして下さい。


25.6.2  (2956)
 6月が始まりました。 

 今朝は早起きをして… NHKの俳句番組を見て・・・・・時間がたっぷりあり
ます。
 ふらんす堂の<細見先生の一句>を開きましたが、まだ更新されていませ
ん。昨日の句がそのままです。 その続きで・・・・・編集日記にイケメンの話題
がありました。 「モナコの王子が美しいですよね」とスタッフのMさん・・・・・「モ
ナコ王子で検索するとす出ますよ」「金髪の長髪がこんなに似合う男がいるの
だろうか」 ・・・・・私にはこの話題を無視する勇気がありませんでした。

 窓から初夏の風が入って来ます。 5階の窓からは目の高さを燕が横切っ
て行くのがよく見えます。爽やかな一日になりそうです。


 写真は引越しの時に処分出来なかった「陶枕」です。 ひんやりとして良いのですが、すぐ首が痛くなります。(孝子) 

       陶枕に唐獅子の図や父の部屋      生川靖子            

       陶枕の冷えのまにまにわが昼寝     皆吉爽雨



25.5.31  (2955)
 5月が終わります。皆様の協力をいただき、5月の作業は滞りなく
すべて終りました。  明日から 6月のHP俳句会いぶきネット句会   
の投句を受付けます。 皆様 お忘れになりませんように!

 『俳句四季』6月号の<巻頭句>のページに主宰の作品が載ってい
ます。 <季語を詠む・青蛙>のページには 下里編集長の句が載っ
ています。  皆さん ご覧になられましたか?



       白壁に凭りて師を恋ふ柿若葉    栗田やすし

 句集『海光』より 平成15年作。 前書きに<丹波>とあります。
柿若葉は、新緑の中でも特に淡い緑が美しく、明るい景色を思い浮か
べます。日常よく見かける事が出来る樹木で、親しみのある季語の1つでしょう。  

 10数年前に丹波の細見先生の生家へ句会の仲間と出かけた事を思い出します。 煙出しの付いた母屋と2棟の蔵はどれも立派でした。屋敷には、蔵よりも大きな栗の木が、 裏の畑には柿の木があったように思います。  その続きの植田に映っていた蔵壁の白さが印象的でした。 
 主宰はこの生家を訪ねられて、しばらく蔵の壁に凭れて在りし日の細見先生を思い出しておられたのでしょう。  柿若葉を眩しく見上げておられる主宰の姿が浮かびます。 
今頃の丹波は、栗の花が真っ盛りでしょうか。 畑には今も馬鈴薯が植えられているのでしょうか。(孝子)   



  写真は、時々ウオーキングで通る森林公園の風景です。 手前の白いアーチに翡翠が止まっていて、カメラマンが身動きもしないで ベストショットを狙っておられました。 多分 魚を獲る時を待っておられるのだと思います。 私もしばらく見ていましたが、なかなか動きません。根負けして帰って来ました。  カメラマンは毎日同じ場所に10名ほど通って来られるようで、良い被写体に出会える場所かもしれません。 私の小さなデジカメでは 翡翠の大写しはできませんでした。これ以上近寄ったら、カメラマンに叱られそうで…・・



25.5.26  (2954)
 「伊吹嶺」の仲間の横井さん(名古屋)から 写真を添えてお便りをい
ただきました。横井さ~ん 有難うございました。

 久々にメールさせていただきます。
都合ナルミ先生指導の朝日カルチャ-センタ-の俳句教室では、課外として2か月に一度
吟行を実施しております。5/25(土)9時西高蔵駅(名古屋市熱田区)から
歩きました。
 
 参加者は6名(ナルミ、耕太郎、紘和、和子、節子、一夫)。
 まずは青大悲寺を散策、尼寺のせいか静かで樹木に囲まれ、ひっそりとし
います。ナルミ先生は「これはよいところね」と感動して、隈なく境内を散策し
ました。百畳の本堂でお参りし、腰の曲がった庵主さんに挨拶しました。山
門は扉、天井が竹葺きで見ごたえがあります。寺を出て断夫山古墳から白
鳥古墳、そして堀川を渡り、熱田生涯学習センタ
-で句会をおこないました。
今日の
5句提出は、苦労しました。  先生は「短時間で集中した方が良い
句ができますよ」と助言。 そのせいかこの教室も皆さんかなりレベルがあが
ってきました。
 堀川御陵橋からの写真を添付します。遠くにツインタワ-が見え
ます。堀川を渡る風がここちよい吟行でした。(横井一夫)


 ★ 添削コーナーに いぶきネット句会五月の 添削例をアップしました。 御覧ください。(孝子)


25.5.25  (2953)
いぶきネットの皆様    投句・選句の締切りのお知らせ



 麦秋!! 一陣の風に黄金の細波が広がり、乾いた穂擦れの音も豊かな
景色です。
遠くのサイロが夕日に染まり雀が群がっています。

 爆音を立てて牧草がロール状に巻き込まれ、ビニールで包装が始まりま
した。機械化の手際よさに見とれていたら、お昼の弁当を下げた嫁さんが
近付いてきます。


 農家の庭には早苗が出番を待っています。ダムの水位がぐんと下
がってきました。卯の花の香りに癒されます。近所で明日は(溝さ
らえ)だそうです。

   断崖の上麦秋や漁夫通る   沢木 欣一

   日の匂ひ風の匂ひや麦の秋  添畑 一枝


さて、投句締切 6月1日(水曜日)から5日(火曜日)午後9時締切
   選句締切 6月6日(木曜日)から10日〈月曜日)午後9時締切


 早目のお知らせ、今夜は夏満月です。宜しければご覧下さい。

    さざなみは草に上りぬ夏の月   正木 ゆう子

                                       (八尋 樹炎 )



25.5.23  (2952)
 何処の牡丹もとっくに散ってしまったと思いますが・・・・…・又 綾子先生の牡丹の話題に   
戻ります。
 最近は、綾子先生の俳句がいろいろな所で取り上げられています。  岩田由美さんの
綾子先生の1句の鑑賞を毎日ブログで読んでいます。 石田郷子編の句集も出版されるよ
うです。 私も 本棚から 綾子先生に関する本を取り出してみました。 「風」の時代より
我々の先輩が綾子先生に関する本を出版しておられます。
 その中から 綾子先生の作品がコピーされた紙が出て来ました。「藪春蘭」の題で15句
載っています。 多分?角川の「俳句」から コピーしたものと思いますが、 確かではあり
ません。その中の牡丹の句を紹介します。

   ・珠洲焼の壺送り来し牡丹時       ・牡丹挿す能登の有磯の砂色に

   ・牡丹を挿したり海鳴りの壺       ・雨の牡丹鑑真の盲ひたる眼に     

   ・鑑真と母に最后の雨牡丹


 
 写真は、今日の話題とは関係ありませんが…・時々瀬戸で見かける風景です。 内職仕事のようにして 自宅の一角で陶器工場の下請けをされているところがあります。絵付作業をされているお宅の前の電柱を囲むように 商品にならなかった物が並べてありました。 なごみます!(孝子)


25.5.23  (2952)
  HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。 今月の高点は、   
川崎市の栗生さんの <甲斐駒の今日よく見えて袋掛 >です。
栗生さ~~ん おめでとうございました。 「伊吹嶺」5月号を送らせて
頂きます。 
 そのページの続きに・・・・国枝さんの 講評が載っています。こちら
も併せてご覧ください。 「伊吹嶺」の俳句を学んで頂けると思います。


 いぶきネット仲間の 伊藤範子さんから お便りを頂きました。 
範子さ~ん 有難うございました。

  5月18~19日に愛知池で「全日本マスターズレガッタ」がありました。愛知池は交通の便が良い(地下鉄米野木駅から徒歩5分程度)ことから二度目の開催でした。6年前第1回が愛知池でして、その時は1日愛知池の散歩道を散策して遊んだことを思い出しました。 2011年は福島の猪苗代湖で開催の予定でしたが、震災のためその年は中止になりました。
 レースはクルーの平均年齢で4~5チームずつレースに振り分けられます。やはりエイトが花形で応援にも力が入りますね。同窓や企業の同じチームが同じレースで対戦することもあります。 女子チームもあり、明らかに私より年上の方々も参加していて、何だかまぶしいくらい輝いて見えました。
 第一位には金メダルがありますが、夫のチームはず~っと縁がありません。 孫が摘んだ西洋タンポポをもらい、「お花をもらったのは初めて」で嬉しかったようです。 写真は先輩のエイトです。 平均年齢75歳くらいでしょうか? 皆さん陸の上では年相応に見えるのですが、水の上では頑健に見えるから不思議でした。  ☆NORIKO☆

 このページの5月14日の 範子さんの菖蒲湯の句の<ご主人の力瘤>に 納得!  (孝子)



25.5.20  (2951)

 4月16日に 畑の写真を この
ページに 送って頂いた 岳人さ
んが、 写真を添えて お便りを
下さいました。 16日の苺苗は 
今頃 ジャムになっていますか?
岳人さ~ん 有難うございました。
               (孝子)

  夏野菜の植え付けもほぼ
終了し、最後に里芋と薩摩
藷の植え付けをしました。
 里芋は種芋を予め畑で1
カ所に集めて芽出しをし、薩摩藷は藷の苗蔓を購入し、 数日間水に漬けておくと、茎に根が出て来ます。それらを各々畑に植え付けします。


 畑に植える場合、里芋と薩摩藷はそれぞれやり方が違っています。里芋は 予め溝を掘って底に植え付けます。薩摩藷は畝を作ってその凸部分に植え付けをします。植える場合に水をたっぷり施しますが、それでも植え付けたあとは萎れます。
 そういう意味で昨日の雨は恵み雨でした。

     芋植ゑて息つく雨となりにけり    青木就一郎

  収穫は各々9月以降からできますが、それまでは特に里芋は水を適宜施すことが美味しい里芋の条件となります。(岳人)



25.5.18夜  (2950)  いぶきネットの四季
 綾子先生の牡丹の句、7日、10日の句が多いと考えていたのですが、雨、風の句も多いのですね。我が家には牡丹がないので、日々の成長がよく見えません。鉢植えでも牡丹を見るたびに綾子先生を思い出せて、うらやましいですね。

 ところで「いぶきネットの四季」は順調に皆さんに書いて頂いています。5月の第2弾は高橋幸子さんに書いて頂きました。高橋さんは中学2年の時に栗田主宰に教えて頂いていたことが分かりました。ずいぶん長い師弟のつながりですね。その中学の時の先生が未だ持って、俳句で繋がっているのは素晴らしいことです。
 高橋さんの「いぶきネットの四季」紫陽花で書いて頂きました。HPへは光晴さんにアップして頂きました。
   寺町が晩学の宿濃紫陽花   栗田やすし
 「いぶきネットの四季」へ入るには、トップページの「いぶきネットの四季」をクリックするか、【こちら】から入って下さい。
 写真の紫陽花は私の近所の街路樹を囲むように咲いています。写真は昨年のものですが、今年もまもなく咲くことでしょう。

 なお「いぶきネットの四季」は写真付きで、沢木欣一先生、細見綾子先生、栗田やすし主宰の3名の句から、好きな句を選んで随筆風に鑑賞して頂いているコーナーです。この落書を読まれている方で、3名の先生の句を書いてみたいと思われる方は、この落書の上にある「メッセージお待ちしております」をクリックして投稿して下さい。ただし俳句は写真がありそうな俳句を選んで下さい。写真はこちらで探します。万一写真がない場合は、掲載出来ない場合がありますので、ご承知置き下さい。(隆生)



25.5.18  (2949)
 いぶきネット仲間の有井真佐子さんが 台湾旅行
の様子を 写真を添えて 知らせて下さいました。
 有井さ~~~ん 有難うございました。(孝子)

 七年前「台湾三都めぐり」というツアーで台北・花
蓮・高雄を観光した。
 今回は春節(旧正月)に現地の友人宅に招かれ個   
人旅行にオプシヨナルツアーを組み込み台湾に行っ
た。「ニーハオ」と「シエーシエ」。片言の英語と身ぶ
り手ぶりでなんとか事足りた。
ホテルは台北車站駅(台北駅)に直結していて、アクティブに動き回るのに便利
なシーザーパークホテルに宿泊。 台北車站駅周辺は「学生街」といわれるの
も交通網がここに集中しているので頷ける。 手軽に食事が出来るレストラン
や喫茶店おしゃれな雑貨店が点在している。 喫茶店にはいってみる。 掲げ
てあるメニューは中国語のものだが 写真付きなので指さし注文。 アイスクリ
ーム系を注文し ふと目を向けると、大学生のグループが麻雀に似たゲームに
熱中していた。 「こんにちは麻雀ですか?」と声をかけてみた。 麻雀とは少し
違うらしい。 麻雀も「清」時代に流行し大正末期に日本に伝来したというから、
その類のものだろう。 学生らに断って写真を撮らせてもらった。 店を出る時
「シエーシエ」「日本に来てくださいね」ということばを交わして、、、、。 (真佐子)

  
 16日のこのページに 部長さんが綾子先生の牡丹の句を載せてくださいまし
た。  「綾子俳句歳時記」を見ると 牡丹の句は 107句載っています。その中
で 七日の文字の入った句が6句 十日は5句載っています。 7日と10日の違い
は、開いたと思った時の 作者の微妙な心持の違いに あるのではないでしょうか?
 何処からカウントするか?ですね。 我が家の牡丹は鉢植えで、あまり元気がありません。
部長さんの言われるように 若いから・・・・とは言えないかもしれません。
 来年は 10日になるかもしれませんが、その前に・・・・今年は新居のベランダで夏が過ごせるか・・・・その事の方が問題です。 因みに「綾子俳句歳時記」の牡丹の項には、風の句が9句、雨の句が16句載っています。(孝子)


          何といふ風か牡丹にのみ吹きて    細見綾子

         牡丹散るさわさわとして別な風       〃



25.5.16  (2948)
 久しぶりにこの落書を書いています。
 しばらくの間、孝子さんから毎日、自宅の牡丹の花を紹介して頂きました。咲き始めから散るまでの日数をお聞きしたところ、7日間だったそうです。牡丹の7日というのが一般的でしょうか。綾子先生は牡丹の7日と、10日の句が多いのですが、次の句が牡丹にふさわしいのでしょうか。
   牡丹七日中の三日は雨しとど     細見綾子
   むらぎもの牡丹を七日見つづけて     〃
   牡丹七日いまだ全容くづさざる       〃
   牡丹に領せられたる七日かな        〃
   牡丹にものいふごとき七日かな       〃
   牡丹咲き七日を待たず散りにける     〃

   
 そして牡丹十日の句も多いようです。
   雨と晴れ交互に牡丹十日あまり     細見綾子
   牡丹咲きどこへも行かず十日あまり     〃
   朝の牡丹夕べの牡丹十日かな        〃
   牡丹十日母にものいひ過ごしたる      〃
   牡丹十日と言へど雨の日多かりき      〃

 
 ただ十日の句の作句年を調べてみると、いずれも平成に入ってからです。と言うことは綾子先生の牡丹は年数が立つにつれて、散るまでの期間が長くなっていったのがよく分かります。孝子さん宅の牡丹はまだ若い牡丹なのですね。
 右の写真は長谷寺で撮した牡丹です。

 なお遅れましたが、トップページの今月の3句は、綾乃さんに5月の句に更新して頂きました。お礼を言うのが遅れました。(隆生)

25.5.15  (2947)
 今日は いぶきネット句会の チャットによる合評会でした。
18名ほどの参加で、意見を出し合いました。
「つけば小屋」の句があり、千曲川での<はや漁>の事と教え
て頂きました。 「素読」も知りませんでした。 湯島聖堂などで
行われている 論語を読む事とか… 
 明日も夜9時から 投句一覧の後半を行い、皆さんで意見
出し合います。 いぶきネット句会の皆様  宜しく!

  写真は、愛知の仲間の熊沢和代さんが、五月八日に訪れた 小堤西池の
杜若の写真を送って下さいました。 その日は まだ三分咲きであったとか・・・
今頃は 満開でしょうか?
 この湿地は 細見先生が「天然の風吹きゐたりかきつばた」と詠まれました。   

以下 その時詠まれた句です。 細見綾子句集  『天然の風』より
  
      ・遠かすむまで湿原のかきつばた

      ・大沼をゆるがせにけり雉啼いて

      ・伊勢物語の色さながらのかきつばた

      ・青葦があればよしきり早や鳴けり




25.5.14  (2946)
 今日は 愛知の同人句会で、 参加者は53名でした。会場は椅子を足すほ
どで盛会でした。 主宰からは、問題句の指摘や 説明をしていただき「伊吹
嶺」の即物具象について 学びました。
 久々に 河原地副主宰の出席もあり、充実した3時間半でした。

 今日の高点句は 我等がいぶきネットの 伊藤範子さんの句で、

      菖蒲湯や夫にまだある力瘤  

 主宰も 河原地さんも選んでおられました。 
                     範子さ~ん おめでとうございました。    


 HP俳句会の投句は、10日までアップしていただいています。 締め切りは、
15日の夜9時です。 皆様 ご参加下さい。 (孝子) 





25.5.13  (2945)
 
いぶきネットの皆様・合評会のお知らせ

 新聞の川柳に

「湯豆腐か冷奴かを迷う日々」に同感し

てしまいました。


気温差に体調がついて行けませんね。

今日は夏日だそうです。

 今旬の、グリーンピースや蚕豆、「母の日」を豆ご飯で祝いました。「戦争を知らぬ子ばかり豆ご飯」木田千

女の句が浮かびました
戦後の芋飯や大根飯さえ、難しい食糧難の時代、(さまざまなこと思い出す豆ご飯)?

です。綾子先生の句に「豆飯を喰ぶとき親子つながりて」豆飯の持つ素朴で
柔らかな母性愛・・・子供が喜ぶ

顔が親子の絆なのですね。

 庭に(えごの花)が満開です。下向きに咲く花に、蜂が忙しそうです。

   薫風や抱き上げし児に頬打たす  丹羽 康碩

   伊賀超ゆる峠の喜雨や赤子見に  坪野 洋子

      さて、合評会はいつものように、15日(水)・16日(木)の両日
         午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
         伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。   (樹炎)    

     
           写真は 樹炎さんが送って下さいました。 お庭のえごの花と、家の裏(?)の池に来ている鷺だそうです。(孝子)


25.5.11  (2944)
 国枝部長さんと 愛知の「鳥居松句会」に参加させていただきました。 大大先輩   
の 片山浮葉さんのご指導を久々に受け、嬉しい日となりました。
 この句会のメンバーの松原さんが、「春日井自然友の会」のホームページを担当
しておられますので、いろいろお話を伺い 「自然と親しむ吟行会」の参考にさせて
いただけないかと・・・・・・・ 
 この友の会では 毎月 バスでの日帰りの自然観察や 春日井市の植物の調査、
時には1泊で登山を兼ねた観察会も行われます。 私も 一応 会員になっていま
すが、なかなか参加出来ないでいます。 これを機に 真面目に(?)参加させてい
ただこうかと思っています。  以下 そのホームページです。

 http://kasugaisizenntomonokai.web.fc2.com/
 
 写真上は、今日の句会のメンバーです。 前列真ん中が指導者の片山さん。左が松原さんです。
 
 
       アカシアの花嗅げば来る山の蟻    栗田やすし
                                 平成12年「伊吹嶺」7月号より
 
  前書きに <愛・地球博記念公園> とあります。 インターネット部が担当で初めて
「自然と親しむ吟行会」を行って この16日で1年になります。 丁度 針槐( ニセアカシア)の
盛りの時期で、公園の至る所で咲いていました。甘い香りに誘われるのは、人間だけではないようで、
花に顔を寄せれば 既に 蟻が来ていたのでしょう。 眼前の蟻は存在感があります。 当日は アカ
シアの句が沢山生まれました。
 今年の「自然と親しむ吟行会」は 1月に関東の方々が中心になっていただき 東京で野鳥の観察を
行いました。 来年は どんな観察会になるのでしょうか? 楽しみです。(孝子)


                         下の写真は、昨日の我が家の牡丹です。1日で散り尽しました。


25.5.9  (2943)
 今朝 我が家の牡丹が散り始めていました。 昨日は風が気になって、鉢を壁の
陰に 置き換えてみましたが、女性の起き抜けの髪型のように しっとりと乱れて・・・   
これはこれで 風情がありました。
  牡丹の木の為には、花は早めに剪った方が良いのですが、散り際も素敵で、
ついつい 蕊だけになるまでそのままにしておきます。 (孝子)

 以下 細見先生の俳句です。
 
  まづしさをかくさずに牡丹みたりけり  (河原寺)   
                            昭和13年 句集「桃は八重」より

  牡丹散り魚鱗のごとく日をあつむ   昭和20年 句集「冬薔薇」より

  線描きの牡丹に僅か紅配す   (上野 東京芸大に小林古径  デッサンを見る)   
                                                     昭和42年 句集「和語」より

                                  写真は今朝の 牡丹の蕊です。


25.5.7  (2942)

 いぶきネットの皆様    選句締切りのお知らせ

 立夏、新緑で幕を開ける生命力に満ちた季節です。


お天気に恵まれた「黄金週間」を皆さんも楽しまれた事でしょう。

我が家では、やっと二年越しの虫干しと更衣を恙無くすませました。

母の形見の夏羽織でブラウスを作ろうと、思い切って鋏をいれましたが、

古くなった糸は絡まってきしみ、縫い目に罪悪感を覚え・・・

幽かなナフタリンの匂いや、少し残る染みの跡にミシンの足が止まります。

鏡のような青葉の沼に蟇蛙が吠えはじめました。白鷺が茂りの中でくつろいでいます。


   五月来るオールの飛沫光らせて   中野 一灯

   蟇鳴いて池の水面の震へけり    小原  米子

                さて、5月10日(金曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)


    
 5月のいぶきネット句会の <投句一覧>が配信されました。 会員さんは5句 同人は2句投句します。 今月は 97句の中から 5句互選をしますが、最近では 会員さんの新鮮な句に圧倒されて…・・選句結果を配信していただくと、「私って投句したのかしら??」と思う時があります。 大いに皆さんの句に刺激をいただく時でもあります。  主宰に選をしていただいています。 少々緊張ますが、皆さんが一番楽しみにしておられるのではないでしょうか。。(孝子)

                                                   写真は昨日の我が家の牡丹です。



25.5.5  (2941)
 巨人フアンにとっては、嬉しい日でした。テレビ画
面で 長嶋さんと松井君のツーショットを 堪能しま
した。 このお二人に かんぱ~~~い!
 

 岳人さんから 写真を添えてお便りをいただきま
した。岳人さ~~ん  有難うございました。(孝子)

  5月の連休を迎えると、恒例で山の仲間と乗鞍
高原へキャンプに出かけます。
 今年も、数人で車にテントや食料品、そしてビールや酒も詰め込んで出かけました。今年は寒くて乗鞍岳の麓にも沢山雪が残っていて、その雪の解けた境目には「蕗の薹」が顔を出しているので、それを摘んで天ぷらにしました。 蕗の薹のほろ苦さがアルコールのつまみに最高です。 


      蕗のたう屈みて摘めり石道寺         栗田やすし


  キャンプで夜になってくると、猛烈な寒さになります。宇宙服さながらに着込んで調理したものを食べながら、空を見上げると満天の星が降るようです。そして良く目を凝らして見ていると、人工衛星が飛び交っているのを確認することが出来ます。そして焚き火を囲み、一杯やりながら夜が更けてくると、各自のテントに潜りこんで眠りにつきます。  たまには仲間と自然に溶けこむことで、心のリフレッシュをはかることも必要なことだと思っています。 (藤田岳人)    
                                                 
 
 写真は我が家の今朝の牡丹です。 明日には散るかもしれません。<散る>という危うさを秘めた牡丹も美しい
です。(孝子)



25.5.4 (2940)
 京都句会の哲半さんが 主宰の1句から ご自身の思いを綴ってくださいました。
哲半さ~~ん  有難うございました。(孝子)

   バラ園のホースの水を天に放つ    栗田やすし

「伊吹嶺」昭和41年より

  俳句を始めて数年。あっという間に時間が過ぎたと思う反面、実生
活ではいろいろとありました。この句は、そんな日常の喜怒哀楽のなか
でよく口ずさんでいます。あるときは、朝に飲む一杯の水のように感じ
たり、また、気が滅入っているときには、ポパイのホウレン草のようで
もあったり・・・ この句から、いつもみなぎる何かを感じています。

 この句は主宰がお若い頃のものだそうです。普段、私は主宰と接する機会がないのですが、おそらく、今もこの句のようなお人柄ではないだろうか?
と思いを馳せています。

 
 中日俳句教室講義録 2010/11   主宰は以下のように言っておられます。

「まだ若い頃の作品で、明るくて希望に満ちた句だと思います。鶴舞公園の薔薇園で見かけたことを句にしたもので、これはすっと出来ました。この句の核となるのは「水」です。水の勢いの良さが、そのままその当時の私の心象風景となっています。青春性のある句とでもいうのでしょうか。」

                                 (哲半)
                      


25.5.3 (2939)

いぶきネットの皆様     投句締切りのお知らせ

 今朝の散歩に郭公の声を聞きました。風薫る五月、葉桜の美しい頃です。


渓流に響く郭公・・・優しい風が吹き渡っています。

 久しぶりに集落に真っ新な鯉幟が揚がって、思わず拍手を送りました。太陽を弾

く若葉も応援して、ふくらんで泳ぐ鯉幟は良いものですね・・・


 博多は、(大型連休)後半三日、四日と「どんたく港まつり」です。

博多松囃子は、1179年(治承3年)に病没した平重盛に博多の者が恩を謝
すため始まったと伝えらています。語源はオランダ語のゾンターク(休日)
に由来したものとか。博多の祭り好きは(祝い)の名のもとに、街を挙げ
ての賑いです。
 
      ふるさとの川渡るとき閑古鳥  栗田 やすし

      青空に尾を触れ合へり鯉幟   加藤 節子

 さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。(樹炎)

                             
  
 ふっと・・・・「今日は良い1日になりそう」と 思われた事はありませんか?
新聞の運勢なら よくある事ですが・・・・
 何の気なしにテレビのチャンネルを変えたら、大好きな俳優さん(私の場合は高倉健
さん他 沢山です)が出ていたり、カーラジオから懐かしい曲が流れたりした時 
等々です。
 最近はネットで毎日 細見先生の俳句を読んでいます。 ふらんす堂の<岩田由美
 細見綾子の1句
>のページを開くと 日替わりで岩田さんが細見先生の作品を鑑賞
しておられます。  大好きな句が載っている日は、何か良い事がありそうな気分になり
ます。(孝子)

   写真は 今朝の我が家の牡丹です。 細見先生が言われていたように…今日が今までで一番美しい!  です。 本当に今日は咲き具合が一番と思います。(孝子)



25.5.2 (2938)
 「いぶきネットの四季」がアップされました。 先輩の皆さんは、沢木先生や細見先生の思い
出を 宝物を見せて下さるように 伝えて下さいます。 私も先生とツーショットの写真があった
ら・・・・・・・と 今になって残念に思います。  
 
 桃花句会の安藤一紀さんが 写真を添えて お便りを下さいました。 まだ 雪の残る長野
です。 一紀さ~~ん 有難うございました。
 

 月末に青木湖湖畔の塩の道 千国街道・親海湿原、白馬駅から入った鬼無里(きなさ)の
奥裾花自然園(おくすそばなしぜんえん)を
 歩いてきました。 青木湖は思考の湖と言われ、
その時も晴れ渡った実に静かで…行く春の湖畔に…四十雀などの声に混じって、鶯の長鳴きが何度も何度も聞けました。 若葉に覆われた街道では、三十三の観音像の木洩れ日を受けた石仏は、一層穏やかな顔をしてました。
 奥裾花自然園のミズバショウは、雪解けの水面に咲き始めており、これから2週間が見ごろだと思われます。(一紀















 牡丹の写真は、今朝の我が家の牡丹です。 毎年牡丹の咲いている間に 風の強い日が 1・2度はあります。 昨日・今日と 風に吹かれていて、散ってしまわないかと・・・・・落ち着きません。(孝子)


25.5.1夜 (2937)   いぶきネットの四季
 「いぶきネットの四季」は毎月、2回掲載しております。そのうち、1回分は「伊吹嶺」誌のibukinetコーナー(カラーページ)に掲載してい
 今月、5月の第1弾として、清水弓月さんが「かきつばた」と題して、細見綾子先生が昭和60年に知立の近くの小堤西池に立ち寄られたときに作られた句、

   天然の風吹きゐたりかきつばた   綾子

について鑑賞されています。綾子先生が小堤西池を訪れられたことは、皆さんの思い出の中に残っている方が多いようです。弓月さんもその時の思い出が深く心に残っていらっしゃるようです。
 私は俳句再開して始めて綾子先生にお会いしたのは、平成5年5月での小堤西池でした。その時の綾子先生はやはり池のそばでしゃがんでおられ、その姿が記憶に残っています。この時、綾子先生は次のような句を句集『牡丹』に残されています。

   かきつばた心はやりて知立まで     綾子
   すかんぽの畦に休むやかきつばた   綾子

 
 私はただ綾子先生を遠くから見ていただけで、声も掛ける勇気はありませんでした。この時も写真を撮した覚えがありますが、デジカメではありませんでしたので、フイルムも残っていません。惜しいことをしました。ただ他の方に撮して頂いた披講しているときの写真が残っています。その写真には隣に綾子先生が写っていました。
 そしてその時のもう1つの思い出として、句会では名古屋句会の大島まさ子さんが綾子先生の特選を取られ、大変喜んでいらっしゃったことがありました。その句は、

   腰据ゑて一望にせりかきつばた   大島まさ子

でした。その大島さんも亡くなられ、はるか昔の思い出となってしまいました。

 清水弓月さんの「かきつばた」の文章はトップページの「いぶきネットの四季」をクリックするか、【こちら】をクリックして下さい。(隆生)(290314)

25.5.1 (2936)
 5月が 始まりま~~~す。 
徒歩さんから 昨日に続き お便りをいただきました。 


    刃こぼれの斬首の斧や濃紫陽花      栗田やすし
                               「伊吹嶺」2012年9月号より
 刃こぼれは首の骨に当たってできたものでしょうか、紫陽花が流れ出た血を吸い上げて、一段と色の濃さを増したようにも思われる、ホラー小説の一編のような句です。
 栗田主宰にはまだお会いしたことはありませんが、初めてお見受けしたのは、私が俳句を始めたばかりの秋のNHK「第33回列島縦断俳句スペシャル」でした。
まったくの俳句初心者には刺激的な番組でしたが、最近放送されなくなったのが残念です。
                                                   (松井徒歩)

 写真は、昨日の我が家の牡丹です。咲き始めましたので、これからしばらくは落ち着きません。固い蕾がふっと力を抜くと、2日後くらいに白い花びらが覗き始めます。 牡丹も引越しをしましたが、この家に馴染めるでしょうか?(孝子)


25.4.30 (2935)
 「伊吹嶺」5月号が届きました。<伊吹嶺山房記>で主宰は
いぶきネットの合同句集「IBUKINET」の事について書いてい
下さいました。 
 皆さんの<思い>という 目には見えない積み重ねが 形に
なったことを改めて有難く思っています。 これからどんな楽しい
いぶきネットになって行くのでしょう。

 いぶきネット仲間の徒歩さんが昨日写真を送って下さいました。
徒歩さ~ん  有難うございました。(孝子)

 今晩は。
 皆様はゴールデンウィークの休日でしょうか?
私の店は定休日以外は全部仕事ですが、働くことができる幸せを噛みしめています。
とはいえあまりの陽気の良さに誘われふらっと店を抜け出し、近所のお屋敷の桐の花を眺めてきました。
無風なので花はくるくる回りながら真っ直ぐ下へ散ってきます。拾ってみると微かに爽やかな香がしました
                                                         (松井徒歩


25.4.29 (2934)
遅くなりましたが… 添削コーナーの4月分をアップしました。 作句の参考に
していただけたら 嬉しいです。

 いぶきネット句会の会報を配信していただきましたので、 これでいぶきネット
4月の作業は終わりました。 すぐ5月です。 HP俳句会や いぶきネット句会の
投句が始まります。  お忘れなく!

 
 毎年 連休の時期は いぶきネットの読者が増えているように思います。今頃、
このページも 読んでいただいているかもしれませんね。
 時々 入会の問い合わせをいただきますが、その中に・・・・・いぶきネット句会
のみ参加を希望される方があります。 いぶきネット句会は 「伊吹嶺」の会員の方
に参加していただく句会です。 先ず 「伊吹嶺」に入会をしてください。
問い合わせは、このページの上の<メッセ―ジお待ちしています>から お願いします。(孝子)



       家移る都忘れを置きざりに        栗田やすし

                                句集『遠方』より  平成5年作

 前書きに<新居完成>とあります。 現在のお宅へ引越しをされる時に詠まれたのでしょう。 引越しの時は、思い出の沁みた物はすべて運んで行きたいのですが、そうはいきません。 考えた結果 「都忘れ」は残して行くことにされたのでしょう。 <置きざり>の表現が、心の通ったものを残して行くように思えて切なくなります。
 
 我が家も引越しが済み、今日は 元の家のご近所に挨拶をして来ました。その帰りに庭の草花を鉢に植え替えて持ってきましたが、置き場所の無いマンションなので 鉢植えは数える程です。 草取りに悩まされていた雑草も今日は愛おしく思えて、ドクダミも鉢に植えたいほどでした。 今満開の躑躅も薔薇も 蕾を擡げて来た鉄線も置き去りにしてしまいました。        (矢野孝子)

     
写真は ご近所へ挨拶の時に 頂いた鈴蘭の花束です。 



25.4.28 (2933)
  ゴールデンウイークが始まりました。 今朝 俳句仲間数名に電話をしましたが、お留守の方
ばかりでした。 皆さん 今頃吟行かな~~~と 思っていましたが、俳句が出来ていない私は
だんだん 焦ってきました。

 慢房さんが、素敵な写
真を沢山送って下さいま
した。 その中から3枚
選びました。慢房さ~ん
有難うございました。
         (孝子)

  こんにちは。慢房です。
落書きネタにどうぞ。

 
 私は今日から、会社員になってから一番長い連休に入りました。初日の今日は、ちょっと風が強いものの良い天気となりましたので、市内の国営ひたち海浜公園に行ってみました。

 毎年この季節、丘一面のブルーのネモフィラと、チューリップを見に行くのですが、今年はどちらもちょうど見ごろでした。

 途中の弁当屋で牛丼(なんと200円!)を買って行き、ネモフィラの丘を見上げながらピクニックを楽しみ、広い園内をのんびり散策しました。園内には多羅の木がたくさんありましたが、新芽は大きくなりすぎていました。帰りに別の場所で、ちょうど食べごろの多羅の芽を採ってきたので、今晩天ぷらにして楽しみます。(慢房)



25.4.26 (2932)

いぶきネットの皆様    投句・選句・締切りのお知らせ

  寒さがぶり返した卯月ですが、牡丹園の案内状が届きました。

百花の王 大輪の牡丹は別名(富貴花)と言われ「「楊貴妃」と艶

を競ったとか。


「玄宗皇帝」が、ことのほか溺愛した楊貴妃にちなんだ(酒酔楊妃)

のように
彼女に寄せた名の牡丹がとても多いそうです。確かに溜

息がでるほど美しい花ですね。

 爽やかな若葉の頃です。躑躅・藤・石楠花・が見頃になりました。郊外では、林檎の花、梨の花、杏、花李な

ど、・・・句材が溢れています。今年は飛び石連休ですが皆さんプランはお決まりでしょうか。

  
牡丹に領せられたる七日かな   細見 綾子

   藤さかり今が盛りと思へりし   細見 綾子 

  (今夜は4月26日は満月なので、早目のお知らせです。)
  
        さて、投句締切 5月1日(水曜日)から5日(木曜日)午後9時締切
           選句締切 5月6日(月曜日)から10日〈金曜日)午後9時締切 (樹炎)

                    写真も樹炎さんが送って下さいました。 唐津城の藤の花です。(孝子)



25.4.23(2931)

 
蒲郡の皆さんと吟行をする機会をいただ   
きました。
 愛知のインターネット部数名は、オフ句   
会にお骨折りいただいた蒲郡の皆さんの   
案内で、蒲郡の貯木場や緑地公園、ア
オサギの営巣の始まった鷺山、鼠小僧
次郎吉の墓等を 案内していただきまし
た。   
 写真左は・・・句会場の近くにお住まいの
鈴木みや子先生が句会場へ 会いに来て
くださいまして・・・・思いがけないサプライ
ズに・・・ <うるうる>でした。  

 
 「俳句四季」の5月号が届きました。 <四季吟詠>のページには  なんと!・・・・・
下里美恵子さんの特選に、我等がいぶきネット句会の荒川英之さんの<冬空へ鳩放たんと乙女像>が載っています。
荒川さ~~ん おめでとうございました。(孝子)



25.4.21夜 (2930)  俳人協会愛知支部総会
 今日は、俳人協会愛知支部総会がありました。総会議事後の講演は榎本好宏氏の「季語の風景」。内容は七夕、盆、夏安吾のキーワードから,、季語にまつわる奥深さを感じたご講演でした。
 句会の部では、今年も「伊吹嶺」の皆さんが多く受賞された.早速、受賞者の速報をお知らせします。
  大会賞  つばくらめ窯場の泥を運びをり   福田邦子
  入選賞  大陸で逝きし父の忌つちふれり   栗田せつ子
        窯出しの小屋の中まで花吹雪    武田稜子
        雪解風抜くる紺屋の通し土間    角田勝代
        花菜雨一日墨の香に籠もる     上田博子
  栗田やすし特選  つばくらめ窯場の泥を運びをり  福田邦子
  服部鹿頭矢特選  能面の裏側にある余寒かな   篠田法子


 
受賞の皆さんおめでとうございます。
 写真はご講演の榎本好宏氏で、遠くから暗いところで撮した非常に写りが悪いところ、申し訳ありません。

 また「いぶきネットの四季」の4月第2弾は、伊藤範子さんの「木蓮」です。取り上げられた句は、
   
木蓮の一片を身のうちに持つ    細見綾子
 太郎さんを宿されたときの感覚を「木蓮の一片」と表現されたことには、今なお新鮮です。範子さんの鑑賞を熟読して下さい。このいぶきネットの四季に入るには、トップページから「いぶきネットの四季」をクリックするか、【こちら】をクリックして下さい。(隆生)

25.4.21(2929)

 HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。今月の高点句は、札幌市北区の   
勢以子さんの
       <石で打つ鍬のくさびや夕桜>でした。
 勢以子さ~ん おめでとうございました! 賞品として「伊吹嶺」4月号を送らせていた
だきますので、住所・本名をお知らせください。


 京都句会の様子をメモされた文章や俳句が 哲半さんのブログに添付されていま
す。 涙が出そうなほど 羨ましいような、新鮮さが伝わって来ました。 <初心>と
いう言葉を思い出して、少し姿勢を正しました。
 なお哲半さんのブログは次のHPアドレスをクリックして下さい。

        http://koteppan.seesaa.net/


 私事ですが・・・・・
   今 引越しが8割ほど終わりました。築90年の家から 小さなマンションの5階
に移りました。 荷物を運ぶ作業より、古い物の処分に悩んでしまして・・・・ 「落書」
のアップを怠けています。(すみません。) アドレスも変わりましたので・・・私の個人
メールが通じない方があるようです。 <メッセージお待ちしています>か、いぶき
ネットのメンバーに問い合わせてください。 宜しくお願いします。(孝子)

 窯神神社の<柞の木>の花を見つけました。もう実になっているのもありました。 その脇の枝には 去年の<ひょんの実>が沢山残っていました。


 孝子さんから柞の木の花を提供していただきました。丁度時期的には今頃でしょうか。私の自宅近くの公園でも柞の木の花を見つけました。うんと拡大しましたので、少しピンぼけかもしれませんが、右に載せました。丁度同じ頃に同じめずらしい花を映した偶然にびっくりしました。なおひょんの実はあらかた手の届く範囲は取ってしまいましたので、小さいのしか残っていませんでした。今年の冬にはウンと取りたいと思っています。(隆生)



25.4.17(2928)
待ちに待った京都句会がスタートしました。
京都句会の皆さ~~ん おめでとうございます。
哲半さんから 写真と お知らせをいただきました。   


 今日4月16日、京都駅前のキャンパスプラザ
を会場に、記念すべき第1回京都句会を行いま
した。

 河原地副主宰を指導者に、岡田佳子さんを幹
事に決定し、ネット句会の徒歩さんがゲスト。
今日からスタートというお二方を迎えての句会でした。

 写真は、みなさんに了承は得ていますが、過去の落書
にはこんな写真はなかったと思いますが・・・宜しくお願いします。(哲半)



★ 4月14日は、主宰・副主宰指導の「伊吹嶺句会」が行われました。
その後・・・夕方から「カリンカ句会」でした。 参加者が14名と いつもより多く、
句座(ロシアン レストラン)を 少し広いテーブルに急遽移動して 食事と句会
を行いました。 ピカピカの京都句会と比較して・・・・・ カリンカ句会は<いぶ
し銀>の感じでしょうか?
 
 「伊吹嶺」4月号で 主宰は<句会間の交流>について 書いておられます。
カリンカ句会は 食事の関係で、前日に申し込んでいただければ・・・・「伊吹嶺」
の会員さんなら何方でも参加いただけます。  
 京都句会へも是非参加させていただきたいですね。 問い合わせは、
一先ず <メッセージをお待ちしております。>をクリックしてください。(孝子) 


★ HP俳句会の投句を締め切りました。 選句結果は 25日までにはアップ出来ると思います。 お待ちください。 


25.4.16夜 (2927)
 今日は、いぶきネット句会の2日目の合評会が行われました。今日も20名近く参加され、活発な意見交換がありました。特に今月は2日間とも切れについての勉強が有意義でした。

 この落書が重くなりましたので、3月までの落書は別ページに移しました。3月までは「<<13年保存分の落書へ」をクリックして下さい。またトップページの「今月の俳句」を更新していただきました。(隆生)


25.4.16(2926)

 「俳句四季」の投句ページ<四季吟詠>の締切は、
4月20日です。我等が「伊吹嶺」編集長・下里美恵子さん
が今月の投句分の選者です。綴じ込みの応募はがきを
お持ちの方は、投句をお忘れなく!

 「伊吹嶺」編集メンバーのお1人・藤田岳人さんが
写真を添えてお便りを下さいました。 今年の2月1日に
「落書」へ同じ場所の写真をいただいています。 
岳人さ~~ん 有難うございました。(孝子)


  4月も中旬になりますと、そろそろ夏野菜の植え付けの準備が始まります。そのための下準備として畑を耕しました。
そして下旬頃には、西瓜・茄子・トマト・瓜・ピーマン・南瓜・ゴーヤ  などの苗の植え付けをします。
 以前、立春の頃に写した、畑の苺と独活の写真は寒々とした  ものでしたが、今では苺は花を開き、蜜蜂が飛び交い、独活は籾殻の中で茎を伸ばしつつあります。  特に、独活の写真は籾殻を取り除いて撮ったものです。独活の  白い色は太陽の光を浴びるとすぐに緑色になってしまうので、籾殻で覆って育てています。
 山では、山独活が採れますが、最初から日の光を浴びているので、茎は緑色で固くなっており、アクも強いようです。
                                                                   (岳人)



25.4.15(2925)
 昨日のこの落書欄でいぶきネットの合同句集「IBUKINET」を紹介しましたが、投句して頂いた48名の同人、会員には全員配信したところです。
 既に多くの方がハードコピーで製本された方も多く、反響もまずまずと思っています。
 そこで広く伊吹嶺同人、会員の希望者にこの句集をPDF版で、無料配信したいと思います。ネット配信出来るからこそ、安く出来るのがメリットではないかと思います。今後このようなネット配信による電子書籍、句集が普及してくると思います。そのさきがけの体験としてもこの句集を読んでいただければ幸いと思います。
 句集希望者はこの落書の一番上の「メッセージお待ちしています」をクリックして注文するか、【こちら】をクリックして注文していただいても結構です。ただ日中外出している場合もあり、少しの日数をいただきたいと思います。希望者をお待ちしております。(隆生)
 
25.4.14(2924)  いぶきネット合同句集「IBUKINET」
 いぶきネットの合同句集「IBUKINET」がようやく刊行され、投句された皆さんに昨日、今日と配信しました。ネット部スタッフの皆さんのおかげで、何度もの見直し作業を経て、ようやく刊行にこぎ着けた次第です。最後の配信では間違い部分があり、会員の方からのご指摘により、再配信もあり、申し訳なく思っています。
 このHPを読んでいる皆さんに一寸説明しますと、現在「伊吹嶺」では各句会、支部単位で合同句集が発刊されていますが、インターネット部では、今年の1月が、いぶきネット句会100回目を迎えました。そして「伊吹嶺」15周年記念の節目に、インターネット部としても合同句集を出そうという話が持ち上がり、参加者投句から作業がスタートしました。しかし私達インターネット部はネットらしく、PDFによるWeb句集として、ネット配信による句集を刊行しました。このような句集は現時点ではめずらしいと思いますが、いずれ近い将来には句集も電子書籍として発行し、スマートフォンやタブレット端末で読む時代が来るのではないかと思っています。
 また栗田主宰にはご多忙の中、心強い序文を賜りました。感謝する次第です。
 今回は初めての経験でしたので、ネット配信の他、ハードコピーとしての冊子で読みたい方も多いことと思いましたので、ネット配信したものをプリント製本する方法も紹介して発刊しました。
 次回発刊するときの夢としては、タブレット端末を意識したものにしたいと思いますが、まだまだこれから勉強しなければならないことがあります。今後の課題としたいと思います。
 今後とも伊吹嶺インターネット部へのご支援をよろしくお願いいたします。なお写真は私がA4版で手作り製本した表紙です。表紙絵は同人の樹炎さんの作品です。(隆生)


25.4.13 (2923) 淡路島の地震の被害を受けられた方々へ、
             お見舞い申し上げます。(孝子)


   いぶきネットの皆様    合評会のお知らせ

   雨を聴く竹の子の皮剥ぎおれば   安住 敦


 昔、竹林に境なく住んだ大所帯の頃、この時期毎日が 竹の子三昧
でした。舅の掘る竹の子に食傷ぎみで、膨れっ面で皮を剥いだ頃も懐
かしい思い出です。


後に、子供夫婦と(長岡京市)の料理旅館で朝掘り竹の子を食した時  (写真は樹炎さんが送って下さいました)
のショック・・・薄味の美味しさ、姫皮までふっくらと煮上がつて、
又その器の雅なしつらえに、つい 居住まいを正した程でした。赤土で
手入れの行き届いた竹林・・・爽やかな竹の葉擦れが今も忘れられません。 
皆さんの竹の子の思い出は如何でしょうか。

今朝、淡路島で大地震がありました。付近の皆様 被害はありませんか、今後の余震にご注意下さい。

    筍ゆでし青きにほひの家に満つ  川上 鎮野

    忌を修し斎の筍づくしかな  谷口  由美子

        さて、合評会はいつものように、15日(月)・16日(火)の両日
        午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
        伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。(樹炎)    



  いぶきネット句会の合同句集「IBUKINET」が配信されました。 各自で製本出来るように細かく説明が添えられています。PDFで作成したものが基本ですが、Wordで作成したものも添付されています。 国枝部長さんが、時間を掛けて配信して下さいましたが、配信終了は日を跨いでいます。 部長さ~ん 有難うございました。(孝子)
 



25.4.11 (2922)
 京都の岡田佳子さんが、写真と共に主宰の一句を鑑賞してくださいました。
岡田さんは、いぶきネット句会のお仲間です。 今年から 同人になられ・・・
今月発足の副主宰指導・京都の句会を支えて行かれるようです。
岡田さ~~ん 有難うございました。  (孝子)


芭蕉が「奥の細道」の旅を終えた翌年の4月から7月までの4ヶ月間
滞在した石山の幻住庵を訪ねました。 芭蕉は「幻住庵記」に「住み捨
てし草の戸あり。蓬根笹軒をかこみ、屋根もり壁おちて、狐狸ふしどを得
たり。幻住庵といふ」と記しています。

木立に囲まれた静かな近津尾神社の一隅に幻住庵跡碑がひっそりと
立っていましたが、その横の小山に立派な門構えのまったく趣の違う平成
の幻住庵が再建されていました。

主宰が昨年幻住庵をお訪ねになったとき、そこから近江富士の変わらぬ
姿を眺められ芭蕉を偲ばれたのではないでしょうか。

 

     老鶯や木の間隠れに近江富士     栗田やすし

                   「伊吹嶺」 平成24年8月号


芭蕉が幻住庵に入庵したのは4月6日。その日も今日のように桜と
新緑が美しかったかしらと思いを巡らせ、瀬田の湖畔の眺めを楽しみ
ました。(佳子)




25.4.8 (2921)
いぶきネットの皆様     選句締切りのお知らせ

 春に三日の晴れなしと言われるように、季節風が吹き荒れました。


皆さんの辺りは嵐の被害はございませんか、お見舞い申し上げます。

わずかな間、列島を彩つた桜・・・萌え出した芽木の素晴らしさ

やがて、爽やかな初夏に移って行きますね。

庭の片隅に母の形見の著莪が咲いています。いつも気がつかない

薄暗い所にひっそりと、雨が似合う花です。

   防人の超えし峠や橡芽吹く   倉田 信子


   絵付場の玻璃うつ雨や著莪の花   伊藤 範子

  さて、明後日4月10日(水曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)


25.4.7 (2920)
 HP俳句会の5日までの投句をアップしていただきました。 HP俳句会の
投句が、 うまく届かない方がありますか? 今 いぶきネットのリニューア
ル(?)の作業中ですので、その関係かもしれません。少しお待ちください。   


  菜の花や養蜂箱に石一つ       栗田やすし

                         『霜華』 平成11年作

 蓮華やアカシアに先がけて菜の花が咲き、蜜蜂の動きが活発になります。
主宰は、菜の花畑を抜けて養蜂場へ出かけられたのでしょうか。 等間隔
で並べられた養蜂箱のその中の1つに 石が乗せてありました。何の為の
石であろうかと思われたのでしょう。
 わが町も 郊外へ少し出ると養蜂場が数か所あります。日本産の蜂蜜は
我が家では貴重な食材の1つで、吟行も兼ねて時々買いに出かけます。 
 養蜂箱の上に、蓬のような草が一枝乗っていたり、石が置いてあったりします。
養蜂家の作業を見ていると、 何かの覚えのようです。 箱の中の蜂が増えすぎて、箱をもう1つ足す覚えであったり、女王蜂の様子であったり、作業の切りであったりするようです。 蜜蜂も養蜂家も忙しくなる季節です。 蜜蜂には切ない季節でもありますね。(孝子)


 徒歩さんから 去年送っていただいた写真です。 遠足の子供が二月堂から奈良の街を眺めているようですね。 大仏殿が見えています。


25.4.3 (2919)
いぶきネットの皆様   投句・締切りのお知らせ

 福岡城跡に残る「潮見櫓」を潜って、落花を浴びて来ました。

外堀に散る花びら、岸に吹き寄せられて千代紙のような花筏!

春休みの親子連れで、賑う公園をヘリコプターが低く旋回しています。

遠い記憶が甦ってきました。徴兵を受けた二人の従兄弟に面会に行っ

た桜時幼くて何のことやら解らずに、最敬礼をして別れたまま・・・


「旧陸軍歩兵第24連隊」駐屯地が置かれた「福岡城址」今は、桜の名所です。

平和で子供達のはしゃぐ姿に、しみじみと時の移ろいを想いました。

片隅の「戦没者慰霊碑」に会釈をして・・・ 

    花吹雪大桜より起りけり   中村 たか


    桜散り幼な児はみなはじけ声  高島 筍雄

      さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。(樹炎) 
 

 
 関東支部の鈴木みすずさんが 主宰の1句から 思い出を綴って下さいました。 みすずさんは いぶきネット句会の投句や入選句1覧の配信や添削等々 いぶきネットを支えていただいています。 みすずさ~ん  有難うございました。(孝子)

負け牛の目の血走れる炎暑かな    栗田やすし

        『海光』所収    平成16年作<闘牛>より

この句は前書きに「石川闘牛場」とあるので、沖縄の闘牛であろうか? 円形の闘牛場で繰り広げられる死闘。牛の角のぶつかり合う音、舞い上がる土埃まで感じられる句である。

この句は、平成16年に東京の本郷で、菊坂句会が先生ご指導のもとに始まったとき、この闘牛の5句を出された。この句を目にしたとき、余りのすごさに戦慄が走った。先生のご性格は、学者肌、温厚、洒脱と言われているが、火の玉の様な俳句魂の方だと思った。同じ『海光』所収の「滝凍てて全山音を失ヘリ」の研ぎ澄まされた冷徹な観察力を併せて思うと、何と幅の広い作句力をお持ちなのだろうと思う。少しでもこの俳句魂に近づければと思うこの頃である。(鈴木 みすず)



25.4.1 (2918)  「いぶきネットの四季」のアップ
 今日から4月です。以前は新しい年度に入ると、新入社員を迎えて、入社式に社員への将来に期待していろいろなことを話したことを思い出しますが、それもはるか昔の記憶に埋もれてしまいました。

 ところでネット同人の光晴さんの手術も無事終わったようです。退院後のメールを頂きました。いつも「いぶきネットの四季」の記事のアップはいつも光晴さんにお願いしていました。ところが退院早々、HPのアップを手伝いますよとのメールを頂き、お言葉に甘えて、4月第1弾の「いぶきネットの四季」を光晴さんにアップして頂きました。光晴さんのお人柄にはいつも感謝しています。ということで今日、「いぶきネットの四季」を掲載しました。お恥ずかしながら、文章は私が書きました。

 この文章を書くにあたって、真っ先に書きたいことはみや子さんの綾子先生への憧憬を持った俳句に感心したからです。もう10年以上前の吟行でしたが、当時の皆さんはお元気で、その中の一員に朴水さんともご一緒したことも思い出しますし、今は亡き久留島さんが西行庵から宿舎まで、最後まで歩かれたことも思い出します。俳句は綾子先生の句はもちろんですが、みや子さんの綾子先生への相聞とも言うべき俳句に感心していました。

   西行庵十歩離れずよもぎ摘む   細見綾子
   西行庵綾子の摘みし蓬つむ    鈴木みや子

 この「いぶきネットの四季」はトップページの「いぶきネットの四季」をクリックするか、【こちら】から入って下さい。西行庵の写真は牧野一古さんから頂きました。一古さんは現在でもほとんど毎年、吉野の桜を見に行かれるとのことです。うらやましいことですが、仕事を辞めた私としてもまた吉野の桜を見に行きたくなりました。
 皆さんは今年の桜はどこの桜を見られるのでしょうか。伊吹嶺の仲間が全国に散らばっているように、全国の桜情報を上の「メッセージをお待ちしております」からお寄せ下さい。
 写真は本文にも掲載しましたが、吉野の西行庵です。(隆生)

25.3.30 (2917)
 3月のいぶきネット句会の会報を配信していただきました。3月のいぶきネットの作業は これで終了しましたが、 すぐ 4月のいぶきネット句会とHP俳句会の投句の受付が始まります。 皆様 お忘れの無いように!
 
 いぶきネットの作業を手伝っていただいています 長崎眞由美さん(蒲郡市)が 文章を寄せてくださいました。 長崎さ~ん 有難うございました。 
 写真は文章とは関係のあるような・・・ないような…・・ 沖縄で写した<甘蔗の花>です。(孝子)

御穂(みふう)()に米粒ほどの蝌蚪群るゝ 栗田やすし

平成2011月、「主宰と行く沖縄吟遊の旅」に無謀にも蒲郡から一人で参
加した。初日に訪れた辺戸岬の沢木欣一先生の「みやらび句碑」の前で、持参
したお酒を句碑にたっぷりと注ぎ、流れ滴るお酒を舐めたり、句碑を撫でたり
されている人たちを見て、私も真似てみたが、その時の主宰の穏やかなお顔が
今でも目に浮かぶ。しかし、その時の私は主宰と沢木先生の縁の深さなど露知
らず、ミーハー的な気持ちしかなく、辺戸岬から下の荒磯をはしゃいで覗き込
んでいた。

二日目に訪れた「(うきん)水走(じゅはいん)(じゅ)」の御穂田にはじっと動か
ない井守がいた。しゃがみ込んでみんなで覗きこんでいたときに、主宰がにこ
にこしながら、持っていたペンでつついた。それで井守がどんな動きをしたの
かは忘れてしまったが、その時の茶目っ気たっぷりではにかんだ主宰のお顔は
少年のようだったことは忘れない。

 二泊三日の旅の間、一人で参加している私を主宰ご夫妻がとても気遣ってく
ださり、今考えると本当に怖いもの知らずの自分に赤面するが、良い体験をさ
せていただいたと思う。

 まだまだ不勉強で沢木先生や綾子先生の句も知っていて当たり前には程遠い自分だが、「伊吹嶺」のホームページで紹介される句ぐらいはしっかりと頭に入れたいと思う。そして、また機会があれば是非、主宰と行く沖縄吟遊の旅に行ってみたいと思う。

                               (長崎 眞由美)


25.3.28 (2916)
一昨日 京都の哲半さんから 写真と共に メールをいただきま
した。哲半さんの自由行動(?)の出来る日は、火曜日ですね。
素敵な写真を有難うございました。(孝子)

 こんばんは。 いつも、気合いっぱいの落書ありがとうござい
ます。こんなことではいけないのかもしれませんが、元気をいた
だいております。

 今日は、時間があったので図書館へ行き、久しぶりに祇園を
通ってきました。蒔絵、螺鈿のギターが飾ってあったので、「さす
が祇園や、こんなん買わはるんかいな」と写真に撮ってきました。

 四月からは都をどりも始まります。 

よろしければ、写真を落書にお使いください。      (哲半



  
いぶきネットの皆様    投句・選句・締切りのお知らせ

 例年より十日も早く桜の開花でした。西行法師の歌に 「ねがはく

は花の下にて春死なむそのきさらぎのもち月のころ」   今年の

「きさらぎ望月は27日」西行が願った桜と月の夜景が実現出来そう

です。各地のお天気しだいですが・・・

皆さんのお花見はおすみでしょうか。幸い週末は気温も上がり、桜と

満月が例え、花吹雪であろうとも心ゆくまで眺められると思いますよ。

京の桜、大和の桜も気がかりですが、身近な桜で満月を眺めます。



   花の雨延年舞の白足袋に 沢木 欣一

   老桜や観能の座の荒筵   栗田 やすし

   さて、投句締切 4月1日(月曜日)から5日(金曜日)午後9時締切
      選句締切 4月6日(土曜日)から10日〈水曜日)午後9時締切

      投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。(樹炎)

            月と桜の写真は、樹炎さんが送ってくださいました。10時半現在の とれとれ(?)の1枚です。(孝子)



25.3.27 (2915)

       湧水に岸の桜の散りやまず      栗田やすし

  句集「宙」より

 日を追って日本中を淡紅色に染め上げていく桜。

桜は散り際が美しいと人は言います。武士の散り際の潔さに似て共感
なのですね。

栗田先生は、湧水にはらはらと散る桜を眺めて、満開に咲き誇っていて

も散る桜の哀れみを
(散りやまず)と強調され、人の生命と死の対比を情景の中に感じ取られたのでしょう。

よりいっそう命の輝きを強く感じることが出来る一句です。

湧水に散って揺れる桜にも、人の世の表裏をお考えであったかも知れない・・・

桜ほど、生活に密着した花は少ないですね。街中から田舎に越した記念に植えた桜が二十年め・・・今満開です

。(樹炎)

  写真は、樹炎さんのお宅の桜です。 樹炎さんからは「主人と2人で、 この桜をあと何年眺められるでしょうと 話しています。」と書き添えてありました。(孝子)


25.3.26 (2914)
 ★角川の『俳句』4月号に、我等が主宰が特集の「知っておきたい! 俳人100名言」
で、文章を担当しておられます。  

<今日は、昨日の続きではない。>細見綾子
<生命の躍動のないところに詩はない。>加藤楸邨 
<物自体の声を響かせる>沢木欣一
<寒からう痒からう人にあひたからう>正岡子規   
 
他にも 深見けん二氏、 西村和子氏、片山由美子氏・・・・と合計25名の俳人が文章を
寄せておられます。  お知らせします。


 ★ 24日 25日の「落書」の中で、大島知津さんの名前が載っていました。 今日は、知津さんのご家族の話題です。

 26日・中日新聞の朝刊に「美術一家 初の3世代展」の見出しで、守山区小幡の元美術教諭 大島五郎さん(86)・美術教諭で長男の篤さん(52)・ 瀬戸窯業高校デザイン科を今春卒業で 孫の李花さん(18)が展覧会を開いておられます。 会場は、守山区元郷のトヨタ画廊で、今月の30日までです。  機会がありましたら お出かけ下さい。 李花さんは、知津さんの娘さんですね。 知津さ~~ん  重ね重ねおめでとうございま~す。(孝子)

       写真は2年前の3月26日の白毫寺のクロッカスです。 有名な五色椿は もう咲いているでしょうか?

 ★3月のHP俳句会の選句結果をアップしていただきました。 今月の高点句は 次のお2人です。

    前橋市の 雪絵さんの<幼子の髪さらさらと風光る>  
    名古屋市の さんせんさんの<梅東風や木地師の飛ばすかんな屑
              早速 「伊吹嶺」3月号を 送らせていただきます。   おめでとうございました。   (孝子)
        

25.3.25 (2913)
 いつもインターネット部では、内田陽子さんに各大会記を書いていただいています。今回は同人総会の速報を直接、この落書欄に書きましたので、陽子さんの「同人総会記」もこの落書に掲載します。遅れましたが、24日の速報とともに、以下の大会記をご覧ください。
 なお同人総会とは関係ありませんが、先日、二上山に登ってきました。その麓に専称寺というお寺があり、枝垂桜が満開です。この枝垂桜は江戸彼岸桜の1種で、樹齢200年だそうです。今年はもうおしまいだと思いますが、来年一度訪れてはいかがですか。(隆生)


3月34日(日)名古屋中日パレスにて、伊吹嶺同人会総会が開かれた。愛知をはじめ関東、静岡、岐阜支部から81名の同人の参加を得た。主宰挨拶では、15周年記念事業が滞りなく行われたことの感謝のお言葉に続いて①各句会の指導者により伊吹嶺の俳句が間違いなく継承されていくこと ②60余りある句会の交流を図っていくことにより、伊吹嶺20周年には次の花が開くことになる、の期待を込めたお話があった。

またインターネットを通じて全国に伊吹嶺が広まること、国際部が伊吹嶺の力として健闘していくことが新しい俳句作り、後継者を育てる意味では重要であることを断言された。

続いて、今年度新人賞、秀句賞の選考結果の発表があり、新人賞は大島知津さん、渡辺かずゑさんが、秀句賞には「百年の鯉の口髭水ぬるむ」山田悦三さん、「白牡丹蕊震はせて崩れけり」丸山節子さんが選ばれた。上杉同人会長よりの発表に満場の拍手が起こった。河原地副主宰と中野一灯氏によるそれぞれの経過報告にも熱が籠っているように思えた。

総会の最後には、永年同人会を支えていただいた、上杉同人会長と中山副会長の退任の挨拶があり、お二人の労をねぎらった。

第二部の同人句会も静寂の中、大変スムースに行われ、河村恵光さんの「一人づつ抱きしめられて卒園す」の句が最高点に輝いた。

第三部の懇親会において、まず新役員の紹介があり、丹羽康碩会長はじめ小長哲郎、武田稜子両副会長より二十周年に向けての力強いお言葉をいただいた。

同人総会終了後、参加の皆さんの睦まじく語らう姿が、伊吹嶺の太い絆そのものであるような気がした。                     (内田 陽子記)


25.3.24 (2912)  25年度同人総会
 今日は25年度の同人総会が行われました。それに先立ち、今年の新人賞、秀句賞の選考会が行われました。例年のことながら選考委員の方の事前調査が大変で、特に秀句賞の場合、雪嶺集、伊吹集の1年間の全句を読んで絞り込む必要があります。新人賞、秀句賞それぞれ7名ずつの選考委員で構成され、熱心に討議されました。
 討議の結果、新人賞は大島知津さん、渡辺かずゑさんにに決定されました。また秀句賞は次の2句に決定されました。
   百年の鯉の口髭水ぬるむ   山田悦三
   白牡丹蘂震はせて崩れけり  丸山節子

 これらの選考結果は午後からの同人総会で発表されました。今夜中にご本人に伝えられていることと思います。受賞のみなさん、おめでとうございます。

 午後からは81名の参加を得て、同人総会が行われました。
 冒頭の主催挨拶では、次の2点を強調されました。
 1つ目は、各句会の指導者はしっかりと会員を育成してほしい。
 これは伊吹嶺の向上はもちろん、俳界全体が高齢化している状況の中で、伊吹嶺はもっと若い人を育ててほしいとの主宰の思いもあると思いました。
 2つ目は、各句会同士の交流を盛んにしてほしい。
 伊吹嶺の向上の1つの手法として、自分の句会のみに閉じこもらないで、他の句会との交流の中で、自分の句会にない良い点を吸収してほしいとの主宰の願いだと思いました。

 同人総会は規約改定、役員の交代、会計報告など順調に進められ、報告事項として、午前中に行われた新人賞、秀句賞の発表が行われました。
 なお役員の交代については、上杉同人会長、中山副会長に代わり、丹羽同人会長、小長、武田副会長の体制がスタートすることになりました。新しい体制で今後伊吹嶺20周年に向かって行動することに期待が寄せられました。
 懇親会では丹羽同人会長を初め、新役員の挨拶、抱負などが述べられ、各支部長の挨拶と続きました。
 

 各句会の最近の動きの報告の中で、インターネット部からは、出来立ての合同句集「IBUKINET」の紹介をしました。この句集はPDFによる電子媒体句集で、ネット配信による発行としています。なおこの句集をハードコピーしたい場合は、A5版、A4版のどちらでも、また両面プリント、片面プリントどちらにも対応しています。この句集に寄せていただいた方はもう少しお待ちください。間もなくネット配信する予定です。
 以下は同人総会、同懇親会模様は以下の写真でお知らせします。(隆生)
  
栗田主宰挨拶
 
上杉同人会長挨拶
 
総会議長の清水さん
 
新人賞、秀句賞の選考経緯の説明
 
句会模様
 
丹羽新同人会長の挨拶
 
神尾朴水さんの乾杯
 
退任される同人会長、副会長へ花束贈呈
 
最後は合唱で締めくくり


25.3.23 (2911)

 安藤一紀さんから写真を送っていただきました。   
「伊吹嶺」の会員で、いぶきネットの吟行会等
には、参加をしてくださいます。 心強い存在
です。 一紀さ~~ん  素敵なところへお出か
けになりましたね。 (孝子)

  今日、午後3時過ぎに国道41号線犬山から
可児入りする位置、華の湯温泉鳩吹山登山口の
〈片栗群生地に行ってきました。
只今、咲き始めて絶好の観賞時期を迎えています。
地表15センチに淡い紫色の可憐な6片の小さな花ですが、
下向きに一生懸命咲いていました。
デジカメで獲ってきましたのでお届けします。(一紀拝)


  添削コーナーは、担当の皆さんから一句づつ添削例を送っていただきました。 昨日の分に 二句分加えてアップしました。ご覧ください。我が家の電話やパソコンの切り替えは うまく行ったようで、 ホームページも立ち上がりましたので、これで大丈夫と思います。 (孝子)



25.3.22 (2910)

   スイトピー抱へ米寿の母見舞ふ    栗田やすし  
                                   『霜華』平成十二年作
 
 駅や電車などで花束を抱えた人を見かけます。 卒業や転勤等の人でしょうか。   
電車の中のスイトピーの香に心が和みます。
 掲句、お見舞いに持参されたスイトピーの色や香で 病室が急に明るくなった
ように感じますが、それに加えて お母様の笑顔で 一層明るくなったのではな
いでしょうか。
 今月の「伊吹嶺」の主宰の作品の中に<母生きてあれば白寿よ寒椿>が
載っていますが、誰もがこの二句を読みながら、・・・・・今頃は ご自分の母親を
思い出しておられるのではないでしょうか? 私の母は 生きていれば百歳を越
えています。 今夜は久々に母の事を思いながら眠ろうかと・・・・・・・・(孝子)

 写真は、我が家のささやかな新鮮野菜です。<とうみょう>と言う 豌豆の芽を切り取り鍋料理や炒めものに使い・・・・・・ 残った根を 水栽培にして新芽の出るのを待っているところです。 窓から差す日に透けて美しい緑色です。


 3月のいぶきネット句会の添削例をアップしました。 我が家の電話やパソコンの切り替えをしますのでしばらく・・・・・後日追加でアップするかもしれませんが・・・・   一先ず!ご覧ください。(孝子)


25.3.21 (2909)
 いぶきネットを手伝っていただいています玉井美智子さんが、 主宰の1句に寄せて ご自分の思   
い出を綴って下さいました。 今は瀬戸市にお住まいですが、出身は九州の天草です。
 <伊吹嶺紹介>のページで、 「伊吹嶺」の皆さんの1句をアップしていただいています。若くて
頼りになる存在です。玉井さ~ん 有難うございました。


     
花冷えの宇佐で啜れり団子汁     栗田やすし

 里帰りのとき 遠回りになるのに大分まわりで帰っていたことがあります。寝ぼけ
まなこで駅名を見ると「
USA
 「なんでアメリカ?」なんて一瞬思ったのが宇佐駅でした。宇佐には、有名な八幡
総本宮の宇佐神宮があります。

 主宰も参拝されたのではないでしょうか。そして、冷えきった体を大分の郷土料理
の団子汁を召し上がって温められたことでしょう。
 故郷の熊本にも団子汁(熊本ではだご汁)があります。私は団子汁が大好きですの
で主宰が召し上がられたと知り何だかうれしくなりました。里帰りのたびに母に作っ
てもらって『ふるさと』を感じていました。私も、小麦粉をこねて、野菜を沢山入れ
て母と同じように作ってみますが どうしてなのか母の団子汁のようなおいしい味が
出せません。もう一度母のあの団子汁を食べてみたいですが、今では記憶の中にとど
めておくだけのものになってしまいました。

 今度宇佐に行ったら主宰がいただかれた団子汁を啜ってみたいと思っています。                                   

                                      (玉井美智子)

 九州繋がり(?)で・・・・・樹炎さんが写真と共にメールを送って下さいました。 樹炎さ~ん 
いつも 有難うございます。(孝子)

 弥生の空に見渡すかぎり、桜、桜 花盛りです。


 福岡市の博物館に「きものビューティー展」を観にゆきました。
先日の「蕭白展」と同じ企画ですが、会場をを異にしての「ビゲロンコレクション」
です。

 19世紀、日本の染色に魅せられた欧米人が光沢に富む絹、繊細な織、細やかな
刺しゅうに魅力を感じ、美術商を通してコレクションしたものです。日本人自身が
古い着物に文化財としての価値を見出せず、収集された物ですね。

 江戸時代の後期から、明治時代、極めて洗練された美意識を持った、お金持ちのトップレディーの小袖です。「武家小袖・打ちかけ」財をなした商人の間にも「町小袖・打ちかけ」を競ったようです。小袖の模様に、日本の四季が描かれています。

 これだけの財と時間をかけた雅さが、暮らしのシンボルのように何の不思議も無かった時代・・・時間もゆっくり流れていたのでしょうね。美しさに感動して、何度も眺めました。(樹炎)


25.3.20 (2908)

 まだ オフ句会の余韻
 写真の上段右は、涅槃像の御練を待ち
ながら 俳句を考えておられる 蒲郡(地
元)の皆さんです。 吟行会のお世話をし
てくださいました。

 上段左は、初対面でも、和気藹々!
彦根・福岡・愛知・静岡・蒲郡の 5人が
映っています。

 写真下、涅槃会では お斎をいただ
きました。皆さん ご飯の御代わりを!
 
 下の右の写真、日の出前に 宿の
前の浜を歩いておられるのは、オフ句会
のメンバーばかりです。
 佳句が沢山 生まれました。


 17日 18日は、チャットによる合評会
でした。20名近くのメンバーで 「伊吹嶺」
の俳句を学びました。 1時間で約50句
(2日間で100句)の作品について、意見
を出し合います。時間に制限がありますの
で、細かく 話し合えませんが・・・・・事前
に質問をしたり、意見を出し合って カバー
しています。(孝子)
 

25.3.17 (2907) オフ句会吟行記といぶきネットの四季
 昨日までのオフ句会、天候 に恵まれ、2日間とも30名ほどの参加で充実した吟行となりました。長崎真由美さんに2日間の皆さんの1句を寄せていただき、内田陽子さんには吟行記を書いていただきました。私はただ貼り付けて トピックスを作成しただけですが、立派な吟行記が出来上がりました。吟行会模様は【こちら】から入ってください。結局、最初から最後まで蒲郡の皆さんにお世話になりました。

 また今月のいぶきネットの四季の第2弾は坪野さんに書いていただき、光晴さんにアップしていただきました。特に光晴さんは、検査入院なさり、再入院の合間にアップして頂いたもので、感謝仕切りです。ありがとうございます。この鑑賞はトップページの「いぶきネットの四季」をクリックするか、【こちら】から入ってください。
 取り上げていただいた句は
  古き道古きがままに犬ふぐり  細見綾子
で『伎芸天』に収められており、綾子先生が山の辺で作られたもので、この中には有名な「真をとめの梅ありにけり石の上」を筆頭に19句収められている。さらに犬ふぐりの句については、『曼荼羅』に収められている「犬ふぐり海辺で見れば海の色」の句も忘れがたい句である。どちらも素直な作り方でありながら、重ね言葉が効果的である。
 また坪野さんの鑑賞で、「季語に気持ちを托す」と書かれた思いも感じととっていただきたいと思います。(隆生)


25.3.16 (2906) 
 お天気に恵まれた オフ句会の2日間
が アッと言う間に過ぎてしまいました。
 三河湾の波の音や、渡し場の 鶯の声
がまだ 耳に残っています。
 皆さん 無事に帰宅されましたでしょう
か? 
 蒲郡の皆さ~~ん  本当に、本当に
お世話になりました。 お疲れではありま
せんでしょうか?

 先ほど 句会報を 長崎さんが 配信して
下さいました。 (早~~~い!)
  詳しい記事は 後日をアップしていた        竹島より浅蜊漁を見ています。          涅槃図を囲んで…
だきますので・・・・ 今日は速報を!(孝子)

  

    2日目の句会で お開きです。           待望の菜飯田楽!                 2次会ならぬ2次句会 宿の1室で
                                                                               夜8時半より



 3月のHP俳句会の投句は締め切りました。 選句結果は25日近くになると思います。 お楽しみに!



25.3.14 (2905) 
 「伊吹嶺」同人のNさんから メールをいただきました。 いぶきネットの活動は 「伊吹
嶺」会員でもまだまだ 知らない方が多いですね。 少しづつでも いぶきネットの楽しさ
を伝えて行きたいですね。Nさ~~~ん お褒めをいただき 有難うございました。


 私の姪が ぶきネット句会に入会させていただきました。
「いぶきネット句会」の添削を見せていただきました。会員ではないのに悪いかなと思いつ
つ彼女がどんな句を投句したのかも見たくて メールに添付してもらいました。係の方の添
削指導を拝見しましたが、丁寧で、優しく、しかも的確にご指導されていることに感動いたし
ました。マンツーマンでなんと贅沢な句会なことと感心しました。

 彼女にはこの添削を自分の俳句ノートに必ずメモをしておくように伝えました。このメモノートは3年後5年後には宝ものになると思います。いぶきネットの方々の努力に敬服いたし
ました。 「伊吹落書」には、ネットの会員でもない者がメールをしてして 失礼かと思い、孝
子さんの個人の方にメールいたしました。 しかしこの素晴らしさの感動は「いぶきネット」
に匿名で乗せていただいても構わないと思います。 こんな素晴らしいことを会員以外の人
たちは全く知らないのですから・・・・。
 しかしこれ以上に会員が増えると係の方々も大変なのかもしれませんが。
私の姪が 何とか続けてくれますように、私も応援致します。
皆様よろしくお願いいたします。

 

 沢山の方とご縁の出来るのは、嬉しい事です。
これからも、多くの方と俳句を通して交流をしたいですね。皆さ~~ん いぶきネットで一緒に俳句を学びませんか。

明日と明後日は、オフ句会です。天気も良さそうで・・・・・ 皆さんとお会い出来るのが、楽しみです。
参加の皆さ~ん 実りある2日間にしましょう~~。

 写真は、名古屋の熱田神宮の<ならずの梅>です。実は結ばないかもしれませんが、花は見事です。今年の3月6日に写しました。 下の写真は 神宮の巫女さんです。 巫女さんは、こんな仕事もアリ! ですね。(孝子)


 HP俳句会は、10日までの投句をアップしていただきました。 投句締切は、明日15日の夜 9時です。 皆さ~~ん ご参加ください。



25.3.13 (2904)

   ぶきネットの皆様    合評会のお知らせ

  桃を庭に植えてみると、何と大らかな花だろうと思います。

梅が凛とした長女なら、桃はおっとりとした次女のような優しさ

と豊満さです。


中国で悪魔や悪疫を追い払う霊木として桃を使う習慣があり女の子の

無病息災を祈る、桃源郷を願ったそうです。

    ふだん着でふだんの心桃の花    細見 綾子             写真は樹炎さんからいただきました。

綾子先生の ふんわりと、穏やかに詠まれたお句に、納得しています。

いよいよ、オフ句会です。お天気も心配なさそうで、楽しみですね。

先にお知らせを致しましたが。合評会は3月17日~18日に変更されています

くれぐれもお間違いのありませんように、ご注意下さい。

             午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
             伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。    (樹炎)


25.3.11 (2903)
 今日は悲しい1日でした。東北の大地震は 2年経っても あの日と同じように
哀しく・・・不安はより強くなりました。  
  せめて 募金を!と思っていましたが、募金箱も見かけなくなりましたね。被
災された方々が「私たちを忘れないでください」と言っておられましたが・・・・・・
心が痛みました。

 範子さんも 内田さん同様 主宰の1句から ご自分の思い出等を綴って
下さいました。  範子さ~~ん  有難うございました。


    大試験子と新宿でカレー食ぶ   

 東京という大都会での入学試験は、いかにも「大試験」と呼ぶのに相応しいですね。また、大試験に臨んだ子がカレーをガッツリ食べる気持ちよさ、そして一緒に食事をすることで、我が子を励ます親心も伝わってきます。誰もが好きなカレー。長い時間をかけずに食事ができますし、スパイスは脳細胞の活性化にも良いようです。おそらく家庭でも夜食に度々カレーが登場したことでしょう。


 当初、私はこのカレー店が「新宿中村屋」だとは直ぐに分かりませんでした。中日俳句教室で主宰が「ただ単に新宿の駅前でカレーを食べたのではないのですよ。『中村屋』で食べたのです」と仰ったのを聞き、ああそうだったのかと、自分の知識のなさを思ったものでした。

 私は東京に住んでいる娘に時々会いに上京することがありますが、いつか中村屋へ行きたいと思いつつ、まだ叶っていません。その娘家族が東京を離れることが決まり、今月末、引越しの手伝いに行きます。さて新宿中村屋で純インド式カレーを食べる機会はあるでしょうか。次の転勤で東京に戻れたときになるのでしょうか。

                        ☆
.*★伊藤範子☆.*


 いぶきネット仲間の哲半さんや徒歩さんのブログを読まれた事がありますか。  いぶきネットに参加いただいて数年の 若くて(?)素敵な男性です。 昨日、哲半さんのブログに「奈良百句」について書いてありました。 主宰の詠んでおられます<黄なる表紙>を写真で紹介します。箱カバーのクレマチスの絵も素敵です。  徒歩さんは、主宰の一句を鑑賞しておられます。(孝子)

    http://koteppan.seesaa.net/

   http://d.hatena.ne.jp/kurabou/201209


.3.8 (2902)
 内田さんが、主宰の1句からご自分の思い出を綴って下さいました。 内田さん   
は、いぶきネット句会の投句一覧の纏めや 添削・今回のオフ句会の取り纏め
をしていただいています。 内田さ~~ん 有難うございました。(孝子)


 沈丁花伊吹の裾に母ゐます  (昭47)

 早春の頃、芳香でその存在に気づかされることの多い沈丁花。
沈丁の花の咲くころ、バスに揺られて豊橋の母の在所の春祭りによく       
      
連れて行かれたものです。春祭りに匹敵する思い出は、常緑低木で
まりの形の沈丁花の中に体をひそめては、かくれんぼをして遊んだことです。


 わかめちゃんカットの私は、まりに隠れながら少し大人びた沈丁花の芳香にうっとりしていました。浜辺で遊んで濡れた洋服の香よりも、沈丁の香はずうっとおませな気分にさせてくれました。 周りは梨や柿畑、田んぼばかりが大きく広がる片田舎の風景で、やさしい田舎のぬくもりだったような気がします。

主宰が「家郷に居て眺める雪の伊吹嶺の美しさは、しみじみふるさとを感じるときである」と、句集「伊吹嶺」のあとがきでお書きになったことばを思い出します。私にとっての沈丁花はふるさとの匂い、果てしない田園風景はふるさとの美しさでした。                           



     いぶきネットの皆様    選句締切りのお知らせ

 やっと、啓蟄にふさわしい暖かな光がさして来ました。

頬白が鈴のような声で盛んに鳴いています。

裏池に(ユスリカ)が、蚊柱のように飛び始めました。

これを合図にそろそろ、燕が渡って来て、賑やかになります。

下萌の土手は急斜面で、土筆を摘むころは、風も強いのですが、馴染みの
子牛に会いたさに、出かけて居ます。皆さんは如何ですか。

  母乳飲む子を頬白が来てのぞく  栗田 やすし

  啼きながら燕飛び交ふ絵付小屋  雨宮 民子

      さて、明後日3月10日(日曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)

                                       下の写真は、樹炎さんが送って下さいました。田園風景ですね。

25.3.7 (2901)
 いぶきネットの範子さんが 写真と共にお便りを下さいました。範子さんは、
書に造詣が深い(?)ようですね。今度お会いした時には、この展覧会の事を是
非お聞かせくださ~~い。(孝子)

  二月末に上京しました。上野で友人と会う待ち合わせまでの時間
を「国立博物館」で「書聖 王羲之 特別展」(ギの字が出ると良い
のですが?)を見たいと思いました。しかし入場券がありません。も
しかしたらと思い、インターネットで国立博物館のホームページを開
いたら、期間中有効な当日券を購入し、プリントアウトできることが
分かりました。早速前夜実行し、当日開館15分ほど前に行きました
ら、既に入場券を持った人が50人以上並んでいました。もちろん入場券売場も列を成していました。土日はさぞかしの混雑だろうと思い
ました。ネットで入場券を入手できるのは良いですね。
 時間の関係で、駆け足で見学しましたが、名高い「蘭亭序」をはじ
め、家族や親戚へ宛てた手紙など、心にひびく名文でした。(もちろ
ん日本語訳の解説を読んだのですが)
 「伊吹嶺」には書の先生が沢山おられます。 私が所属する句会の
Hさんも、関東支部のSさんも、、、美しい年賀状を頂く度に、嬉し
い気持ちなります。きっと皆さま鑑賞なさったことでしょう。
 湯島天神と パンフレットの写真です。ジュニア向けは読みやすく
て丁度私に良かったです。さて、大きい冊子のほうは・・?宝物に仕
舞っておくことになるのかも。。。。  ☆ Noriko ☆
 



25.3.6 (2900)
 昨日 樹炎さんが メールを下さいました。 マスクの事が話題になって
います。 私はマスクが大好きです。 化粧しないで、毛糸帽をかぶって
マスクをして、 スーパーに買い物に出かけます。 知り合いとは、目を合わ
せないようにするのがコツです。・・・・・手抜きの1日です。 (孝子)

 弥生の空に・・・

(PM2.5 )花粉、ブレンド風に舞う・・・今朝の景です。


稜線が確認できるくらいの霞・もや・方言で(ホケ)とも言います。

弥生の空を見上げて深呼吸も出来ないですね。            

先日、大宰府の美術館に出かけて、笑ってはいけないのですが、眼鏡にマスク・・・形も様々で、キツネに似た

物や、高性能マスク
行き交う人、皆さんマスク~~~まるで、SF漫画の世界でした。

勿論私も、例外では有りませんが。滑稽では済まされない時代現象です。外国の新聞に「顔の見えにくい日本人

」として、写真を載せていました。
黄砂の季節も近く、隠す部分が広くなって、相手がすぐには解り難いですね



それでも、鴨が盛んに羽ばたきを始め、桃の花・辛夷の花が出番を待っています。清少納言が空から見たら何時

もと違う春模様に驚くでしょうね。 (八尋 樹炎)


  写真は孫のお遊戯会の1コマです。 <モグラのバス>は、 モグラ穴の中を行くバスが、蛙に出会ったり、竹の子が生えてきたり・・・といろいろな事に出会います。  弥生の地中の話ですね。



25.3.5 (2899)   いぶきネットの四季(3月第1弾)
 今日はインターネット部名古屋勢が集まって、今後の課題について話し合いをしました。
 今、検討している課題は、3月15日-16日の蒲郡で行うオフ句会、PDFによりネット配信を行う合同句集の作成、伊吹嶺HPのリニューアルなどです。
 オフ句会はほとんどUさんと蒲郡の皆さんのおかげで完璧に進んでいます。参加者も予定どおりであとは当日を待つばかりです。
 2番目の合同句集も順調に進んでおり、今月中には出句者全員にネット配信出来そうです。
 3番目の伊吹嶺HPの全面改訂については、トップページのレイアウトを綾乃さんにお願いして、予想以上の出来ばえについてネット部員が驚きを持って、感激した次第です。さらに細かい点、各ページの中味の最新化などを進めることにしました。
 今日は、久しぶりにネット部メンバーがゆっくりと時間をかけて話し合うことが出来、一層の結束が確認出来たと思っています。さらに「環境コーナー」をどうするかも含めて、今後、全国に在住しているネット部員からの意見も聞きながら、よりよいHPにしたいと思っています。

 毎月、更新している「いぶきネットの四季」について、3月の第1弾として、光晴さんにアップして頂きました。掲載した句は、梅田葵さんに〈あめつちのくづれんばかかり桜ちる  欣一〉を鑑賞して頂きました。沢木先生のこの句の解釈について、たまたまご自身が満開の桜が散っているのを目の当たりにして、沢木先生のこの句に対する危機感の思いが共感出来たとの鑑賞には、葵さんの人柄を感じさせる真摯な鑑賞を見たような気がしました。この「いぶきネットの四季」については、トップページの「いぶきネットの四季」から入るか、【こちら】から入ってください。(隆生)

25.3.3夜 (2898)
 今日は伊吹嶺運営委員会が行われました。創刊15周年記念行事がすべて終わり、主にその報告がありました。いよいよ今年から新しい20周年記念に向けた活動が始まります。ただこれまでの行事のうち、『伊吹嶺季寄せ』が初版が売り切れになり、現在、校正の上、再版の準備が進んでいます。いずれ再版されれば、これまでの予約注文状態は解消され、さらに新たに購入することが出来ます。
 その他、今後の予定の行事として、同人総会が324日に行われることは既に周知のことで、その後、9月6日に綾子・やすし師弟句碑吟行会が、10月20日に伊吹嶺全国俳句大会が、1120日~21日に愛知支部俳句鍛錬会が予定されていることの連絡がありました。
 また近くになりましたら、詳しい連絡があると思います。(隆生)


25.3.3 夜 (2897)
 我が町 瀬戸市でも、昨日 街起こしの<街並ウオーキ
ング>が行われました。 商店街のウインドウには、各店が
趣向を凝らして お雛様が飾ってありました。
 右の写真は、瀬戸ならではの 陶器の雛人形が飾られ
ています。 雛壇はピラミットの形です。 赤いコートの男性
は 岳人さんです。 瀬戸にご親戚があるとか・・・・
 左の写真。雛餅作りの体験に参加しました。瀬戸では
<おこしもん>と言います。 米粉を練って 手前にある
木型に 押しつけて 形にし(型を起こし)、蒸しあげます。 
                                (孝子)

   いぶきネットの皆様   合評会の変更のお知ら

  今晩は ふくよかな梅の香りを楽しんでいます。

ご承知のように、今月はオフ句会が行われますので

例の15日、16日の合評会は、17日、18日の両日の午後9時からに変更致します。少し早目のお知らせなので、

お間違いの有りませんように
ご注意ください。(樹炎)



25.3.3  (2896)
 
   い
ぶきネットの皆様    投句締切りのお知らせ


   今日は(桃の節句・雛祭り)です。

三月、のっけの(春一番)・・・弥生の空を待ち侘びましたね。

最近「雛祭り」は街起こし・村起こしの行事として、盛んに成りました。

私の近所も、旧唐津街道の古民家、街歩きの一環として、催されています。

古色ゆかしい、丈一尺の箱雛・土雛・紙雛・豆雛・豪華な八段飾り・など

享保から~~昭和まで、豪商の家に伝えられたお雛様を訪ねました。

雛の歴史や時代背景を思いながら・・・いつの間にか「優しい顔のお雛様」、

話かけては、小声で歌っていました。外は冷たい雨・・・


「あかりをつけましょ ぼんぼりにお花をあげましょ桃の花」♪~~~

    二年生雛飾らんと爪立ちに   栗田やすし

    居間占めて白秋生家雛飾る   巽 恵津子

  さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。 (樹炎)
     
       


25.2.27  (2895)
 いぶきネットで 添削や投句一覧等々を支えていただいています坪野さんが 主宰の
一句を鑑賞してくださいました。 坪野さ~~ん 有難うございました。

     れんげ田の減りしふるさと伊吹晴     栗田やすし


 遅い春が待ち遠しいこの頃、春を探して伊吹嶺誌を開きました。
ありました。昨年の6月
号に、栗田主宰は、帰郷の折に詠んだ掲句を発表されています。
 
 この句には、眼前のれんげ田を詠みながら、そこに住んでいたころのれんげ田をも連想
させると言う、マジックを見てるような高度のテクニックを使っておられます。
さりげなく置い
た下五の「伊吹晴」にふるさとに立ったときの胸の高鳴りやふるさとに寄せる先生の思いが感じられて温かな気持ちになりました。
  俳句では「れんげの花」を蓮の花「れんげ」と区別して「紫雲英」と書き「げんげ」と読ませます。れんげは、根にバクテリアを有し、空気中の窒素を貯えるということで、「緑肥」として休耕中の冬から春にかけて盛んに田圃に植えられていました。
 私の子供の頃には、れんげ畑は格好の遊び場で、花で首飾りを作ったり、ままごとの赤いまんまなどにした記憶があります。花の咲く前の柔らかい葉を摘んで、夕食の胡麻汚しなどにして食したことも懐かしい思い出です。 (坪野洋子記) 


          げんげ田に乗り捨てられし縄電車    洋子         


 これからも、時々いぶきネットにご縁のある方々に、主宰の句の鑑賞をお願いしょうかと思ってます。 皆様 お楽しみに!
紫雲英の写真が 間に合いませんでしたので、せめて春の息吹(?)をと! ミツバチの写真です。 24日に 孫のお供でイチゴ狩りに出かけました。外は強風の一日でしたが、ミツバチが飛び交っているハウスの中は まさに春でした。(孝子)


25.2.25 夜 (2894)

いぶきネットの皆様   投句・選句・締切りのお知らせ

   よきことの一つ日脚の伸びしこと  京極 杞陽

 朝の散策に確かに夜明けが早くなりました。それでも、

渓流沿いは霜、水溜りには薄氷、稜線は薄化粧・・・

二月までは、冬ですね。立春を過ぎれば春・ 早春・春浅し

春兆す・春遅し・など二月の季語ですが、これらの季語には

春が早く来ないかな~~春を待ちわびる気持ちが込められていますね。

今年の寒さは体に堪えます。皆様 油断大敵ですお体ご自愛下さい。      写真は寂聴さんの句と盆梅です。
                                                     「梅匂ふ湖北のおみな美しき   寂聴」
(今夜は満月です。温かくしてご覧下さい。)

  酢の蔵の小さき天窓日脚伸ぶ  伊藤 範子

  幕間のミルクコーヒー春隣   鈴木 未草


   さて、投句締切 3月1日(金曜日)から5日(火曜日)午後9時締切
   選句締切 3月6日(水曜日)から10日〈日曜日)午後9時締切



25.2.25 (2893)
 寒い春ですね。青森の積雪は記録的とか。被害の無い事を祈って居ます。         
 
 添削コーナーの2月分をアップしました。 いぶきネット句会の皆さんで
学んでいる ほんの1部分です。 添削係も 勉強をさせていただいてい
ます。 皆さんの参考になれば嬉しいですが…・ ご覧ください。

 
  写真は、2月23日の写真の盆梅展と同じ所です。
 橋本鶏二の大軸には、「紅梅の鼓のごとき蕾哉」と書かれています。
紅のしだれ梅の盆梅が添えられてありました。
 左の写真の名は「夕烟」です。<ゆうけむり>と 読みます。 中には400年   
の古木もあり 見応えがあります。(孝子) 

    
          盆梅や明神下の蕎麦処     小石秀子


5.2.24 (2893)

ボストン美術館展

 春の光に、やおら、重い腰を上げて 大宰府の九州博物館に(ボストン美術館展)

アメリカの、ウィリアム・スタージス・ビゲローのコレクション

世界に先駆けての初公開とか、かつて海を渡った至宝の数々が一堂の里帰りです。

100年記念事業として大規模な文化財の保存修復事業を行ったそうです。

(廃仏棄釈)時に救われた、貴重な仏画・・・薄暗い照明の中、!!
いきなりの「曽我蕭白の雲龍図」見る者を釘付けにする迫力に頭を殴打されたま

した。
観覧者の足が雲龍図の前で進みません。寺院の襖であったと考えられる。

蕭白34歳の作。そもそも何枚もの襖絵に描かれていた雲龍図を襖から剥がし、いわゆる“めくり”の
状態でボス

トン美術館で保存されていた物です。百年の眠りから覚めた傑作・・・

ちょつぴり漫画的なユーモアもあり、大迫力の雲龍図に、息を呑んで仕舞いました。

蕭白を観てマスクを外すと、大宰府の梅林は優しい香りに溢れ、名物の(梅が枝餅)に春を感じました。

                                          (樹炎)           
                                             


25.2.23 (2892)
   
   草萌ゆる予科練生の夢見し地      栗田やすし

 句集『海光』 平成17年作。 前書きに「津市 香良洲 六句」とあり、
その6句中の1句目。
 香良洲は、伊勢湾に面した雲出川の三角州にあり、戦時中の海軍
航空隊(予科練)の訓練場のあった所です。 現在、航空隊の施設は
殆ど残ってはいませんが、若桜会館に資料が展示してあります。その
会館を見学した後に この地を歩けば、誰もが予科練生の事を思う事でし
ょう。 主宰もそこを見学されました。、毎年 春になれば芽吹く草を眺め
て、征って帰らない若者の事を思っておられたのでしょう。その予科練
生も、現代の若者と同じように 夢があったはずです。
 その会館を訪れた時、掲句の色紙(主宰直筆)を見つけ、感激したことを
思い出しました。


 昨日から、いぶきネット句会 入会のMさんへの歓迎メールが飛び交っています。 1月の新しい仲間に続き、嬉しい歓迎メールです。 日本中の情報をリアルタイムで教えていただく事もあり・・・・・今年も元気のいただけるいぶきネット句会になりそうです。
 
 「伊吹嶺」は、俳句の基本中の基本である、<即物具象>を学んでいます。 俳句を始めようと 思っておられる方、即物具象の俳句を実感してみたいと思っておられる方、一緒に学びませんか?歓迎いたします。


 写真。 2月10日に句会仲間と 滋賀県長浜の盆梅展に出かけました。 風は冷たく湖岸には雪が残っていましたが、展示場の古いお屋敷の中は、梅の香りに満ちて 正に<春>でした。 月斗や鶏二や寂聴さんの句が飾ってありました。写真は青木月斗の句「春泥の大手に月の出たりけり」です。 (孝子)


25.2.20 (2891)

 ★ 鶴羽句会が、句会発足15周年を記念して合同句集「鶴羽」を出版されました。   
伊吹嶺叢書としては第40篇となります。
 メンバーは男性ばかりで、主宰の指導を受けておられます。毎年鍛錬吟行会を続
けておられる 元気な句会です。  13名の方が自選の作品23句づつ(内3句には
自註があります)載せておられる 立派な句集です。   
 鶴羽句会の皆様 ご出版おめでとうございました。


 ★HP俳句会の選句結果を アップしていただきました。今月の高点句は・・・・

  淡雪や仄かに滲む茶房の灯   雪絵さん(前橋市)

  パン焼く香路地に溢れて春めける   近藤信男さん(東京)


 以上の お二人です。 おめでとうございました。賞品の伊吹嶺2月号を送らせていただきます。

選句結果と 同じページに 慢房さんが 講評を書いてくださいました。 伊吹嶺の即物の句を学んで頂くのに・・・・・参考にしていただけると思います。併せてご覧ください。


 ★オフ句会の宿泊希望者は 定員に達しましたので、締め切らせていただきます。 日帰りの方は 締切日(2月末日)まで受け付けていますので・・・・・是非ご参加を! 詳しくは、トップページの  参加要領は【こちら】からご覧ください。(孝子)
 


25.2.18昼 (2890)
 広島の有井真佐子さんが台湾の旧正月に台北にご主人と出かけられました。写真とお便りを頂きましたので、掲載します。

 2月5日~12日まで台湾へ。
 台湾の主人の友が「旧正月にこないか」と言う事で。
 ツアーでは体験できない事で急遽準備しました。
 9日がいわゆる台湾の大晦日。9日から12日まで彼の家に宿泊。
 いろいろ驚くことも多く、まずは忠烈祠の衛兵交替式を!
 彼らは陸軍・海軍・空軍のエリート達で、容姿端麗!
 徴兵制は、近くなくなり、公募になるそうです。これも予算の関係だと案内された方が云っていました。
 門兵は瞬きひとつせずロボットのようでした。
 交替式の時、段をあがる門兵!(人間でした)
 また追々にお正月「春節」のこと書いてみたいと思います。(有井真佐子)


 忠烈祠は、台北の中華民国建国および革命などにおいて戦没した英霊を祀る祠で、衛兵交代のセレモニーで有名です。陸・海・空軍より選抜された兵士が、1時間交代で大門と大殿を各2人ずつで守っています。1時間交替ですので、少し待てば交代式が見られます。制服は夏服と冬服があり、私が見たのは夏服の兵士だったような気がします。台北の旧正月はさぞかし賑やかだったと思います。(隆生)

25.2.18 (2889)
 今日は「雨水」です。雨の音に目覚めましたが、寒くて なかなか床を離れられ
ませんでした。俳人なら 何方も1句詠まねば・・・・と思われたでしょうね。
 
樹炎さんからは 春の息吹きの伝わってくる話題を 写真と共に送っていただき
ました。(孝子)

 
  新聞斜め読み

   福岡の春の使者「シロウオ」!!

 北風がまだ冷たい2月17日、福岡市の早良区と西区の間を流れる

室見川で「 シロウオ豊漁祈願祭」が行われました(透明な体の小
さな白魚 )


この川は(福岡県糸島市)の瑞梅寺に源を発して博多湾に注ぎます。

幼い頃は、下流の室見川で遊び、今はその上流の瑞梅寺ダムの周りを
散策して居る訳で、私には因縁の濃い川となっています。

 簗の見える風景を楽しんで、特に「踊り食い」が名物ですよ。

生きたまま、酢醤油で飲み込む・・・醍醐味だそうですが・・・

味はなく、喉ごしを楽しむ季節限定の旬の 味覚です。勇気が要り
ますね。

    雪今日も白魚を買ひ目の多し  細見 綾子

    白魚網仕掛けて酒を飲みゐたり 古川 照子


25.2.16 (2888) 
 今日はいぶきネット句会の合評会の2日目でした。今日は余裕を持って進めることが出来ました。参加者も20名近くで、このまま活発に続けて行けたらと思っています。あとは同人添削といぶきネット句会報と続きます。
 明日は名古屋で伊吹嶺句会ですが、私は残念ながら、所要のため、出席出来ません。
 皆さん、孝子さんのパソコンが直りました。孝子さんにとって、落書はお友達だそうです。どしどし孝子さんにいろいろなメッセージをお願い致します。写真ももちろん歓迎です。(隆生)



25.2.15夜 (2887)   いぶきネットの四季(2月第2弾)
 今日は、いぶきネット句会の合評会が行われました。20名近くの方が参加され、活発な意見が交換されました。また明日は後半の合評会が楽しみです。
 樹炎さんに「いぶきネットの四季」で有松のくくり女について、書いて頂きました。昨年の全国俳句大会の翌日、有松を吟行された時の思い出話です。皆さん是非お読み下さい。「いぶきネットの四季」は【こちら】から入るか、トップページの「いぶきネットの四季」をクリックして下さい。(隆生)


25.2.15 (2886)
 パソコンが治りました。 慢房さんのと部長さんにメールや電話で指示をいただきな
がら、繋げる事が出来ました。 お二人の存在を・・・・・・改めて心強く思いました。
 その間、樹炎さんと 坪野さんが話題を送ってくださいました。こちらのお2人にも、
心強く・・・感謝 感謝です。(孝子)

 
ローカルニュース

 福岡「RKB放送」のニュースで、とても面白い話を聞きました。
福岡市東区、博多湾に面してた(和白干潟)で最近、嘴太カラスが、干潮時に(沖蜆)を銜えては舞い上がり、アスファルトに落として貝を割り食べている様子・・・辺り一面貝殻が散らばって・・・
 打ち寄せた海草の間に、余分な貝を貯食したりしているそうです。余り美味しそうだったので、カメラマンも試食してみたら、これが、案外いけるとか?猿知恵ならぬカラス知恵のすばらしさ。 鳥の中で非常に頭が良く美食家だそうです。 見ていて なるほど!!と唸って仕舞いました。

 なお、(和白干潟)はラムサール条約地に登録されることをめざしています。(樹炎)   

          
渡船場の名残りの杭や寒鴉  藤田 幸子

         寒鴉すとんと下りてうづくまる 井沢 陽子
 

 俳人協会から今月届いた、新聞「俳句文学館」に「玉藻」の同人、今井千鶴子さんが師虚子から教えられたこととして寄稿しておられ、その一文が目に止まりました。
 <虚子先生は明治36年12月の「ホトトギス」に「ぼーとした句ヌーとした句、ふぬけた句、まぬけた句を自分は好む。」 つまり技巧に走り、目立つような言葉のある句は好まない・・・・・と書いておられる>なんと大胆なお言葉かと思ったが、栗田先生も常日頃、同じ意味のことを「俳句は平明な言葉で」と教えてくださっています。
 「こんなかっこいい人に言葉を覚えたから一度使ってみたい。」と言う人に何度も出会ったことがあります。それは間違いであると明解に教えてくれている一文であり、忘れがちな俳句の極意を思い起こすことの出来る虚子の一文です。 (坪野洋子) 

 
                                           写真は、樹炎さんが送ってくださいました。


25.2.13夜 (2885)
 伊吹嶺静岡支部の一番茶句会より、『合同句集 一番茶Ⅴ』を静岡支部より頂きました。富士山をバックにした茶畑の表紙が静岡らしい写真です。
 前回の第Ⅳ集が出版されたのは、平成14年の夏の丁度「風」誌が廃刊された年で、この時から一番茶句会の方が伊吹嶺に参加されました。丁度その10年後に伊吹嶺静岡支部十周年を記念して出されたことになり、伊吹嶺静岡支部が発足してから初めての発刊です。各自22句、総勢64名の参加された立派な句集です。掲載は句会順に並んでおり、以下掲載順の同人から好きな1句を抜き書きしてみました。

   今生れし綾子の句碑へ揚羽蝶    夏目 悦江
   一斗缶叩き猿追ふ瓜畑        矢野 愛乃
   広重の富士より丸し五月富士     磯田なつえ
   広島忌箒たてかけ黙祷す       山本 法子
   空高く飛び交ふ燕綾子の忌      松本 惠子
   山焼や焔が風を起しつつ        坂本 操子
   点滴の妻の手温し日の短か      中村修一郎
   いつの間に帰りし燕七七忌       中村 たか


 静岡支部の皆さん、おめでとうございます。(隆生)

25.2.13 (2884)
 今日は、孝子さんのパソコンの調子が悪いようなので、代わって隆生が書いています。
 
 樹炎さんから、メールと写真が届きました。

 寒くても自然は着実に動いていました。
 
近所の(可也山)里富士の梅林は南斜面のせいか、満開でした。真下は博多湾です。
(野梅)は苔むして風格があります。原木だそうです。

いぶきネットの皆様    合評会のお知らせ

   梅が香の立ちのぼりてや月の暈  蕪村

 いよい観梅の頃です。皆さんお出かけになりましたか。
  二月は冬の寒さがぶり返し「冴返る」・「寒もどり」など、 冷たさが伴いますが、光はぐんと、明るく成りました。
  はや、土筆の便りに、春の息吹を感じます。 昨日小雨の中を近所の梅林に出かけ(野梅)の香りを傘をたたんで、楽しんで来ました。梅の気品を新たに・・・

   田楽の味噌焦げる香や梅見茶屋   栗田やすし  

   梅見して江戸縮緬の端切れ買ふ   松島 のり子

さて、合評会はいつものように、15日(金)・16日(土)の両日、午後9時から行います。  投句 一覧および 選句一覧を用意の上、伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。(樹炎)       


 あちこちで梅の便りが届きますが、私の住んでいる田舎ではまだ梅の蕾が固く、せいぜい探梅行ぐらいの季節です。季節感は微妙ですね。実感は今一年で最も寒い時期、しかし暦上では春。当然春を探したくなります。皆さんのところでは梅など春が来ていますか。

   白梅も紅梅も萼くれなゐに    沢木欣一

   一枚になりきつてゐし梅の空   細見綾子

   白梅や釘含み打つ宮大工     栗田やすし


 栗田主宰の宮大工の句は北野天満宮で作られたとあるが、私はこの句を読んで、今年は伊勢神宮の遷宮の年であることに思い至った。20年ごとに式年遷宮を繰りかえすことにより、唯一神明造という工法の宮大工の伝承や伊勢神宮から別宮、摂社、末社など125社に及ぶ神社に、神宮から末社までいたる材料のリサイクルもされることで、環境にも考慮されていると考えた。丁度20年前には、三重県に勤務していた時、遷宮の一行事である「お白石持ち」に参加したが、今年もその「お白石持ち」に参加したいと思っている。「お白石持ち」は内宮本殿が完成された時の境内に氏子達が白い石を敷きつめる行事で7月27日に行われる。そして10月の真夜中に最後の遷御を迎える。確か昔、山口誓子がこの遷御に参加したときのエッセィを読んだ覚えがある。(隆生)


25.2.12 (2883)
 今年初めての愛知同人句会でした。 新同人の皆さんの参加で、54名でした。
  選句だけでも 時間がかかりそうで、主宰は「あれこれ迷わなくても、良い句は向こうから跳び込んで来ます。 自分の感性を信じて選句をしてください」と言われましたが・・・・・跳び込んで来る句が多くて、迷いました。
 
句会の終了後、インターネット部の皆さんと いぶきネットの「合同句集」や、3月の「オフ句会」について話し合いをしました。 メールでの相談は 気軽に出来て良いですが、時には今日のように 雑談を交えて直接話し合う機会も良いと思いました。




   奥近江明日引く鴨と思ひ見る   栗田やすし     句集『霜華』平成12年作。

余呉湖辺りでしょうか。 鴨も引く頃になると しきりに羽打ちを始めます。主宰は その中の1羽からしばらく目を離さないで眺めておられる。 それは、一番元気に羽打ちをしている1羽でしょうか。 いえ、ご自分の事を<判官贔屓>と言われている主宰ですので、ひ弱な鴨かもしれません。

 11日に句会の仲間8人で、湖北の白鳥を見に行きました。 水量が増えて底の餌が採り難いのか、いつもの場所にはいませんでしたが、湖岸道路を走って・・・・見つけることが出来ました。 白鳥は、先日の少し暖かくなった時に 北帰行が始まったようです。 白鳥の場合は、引きが近くなると3日間くらい餌を採らなくなり・・・・首を振り始めると、引く合図のようです。
 琵琶湖は日が差すと、波が銀色に煌めいて(写真)・・・・皆で いつまでも眺めていました。 
 早春の琵琶湖を満喫しました。(孝子)


25.2.9 (2882)
 HP俳句会の5日までの投句分をアップしていただきました。 
只今 投句を受け付けています。 何方でも2句(無料)投句していただけます。   
締め切りは、15日の夜9時です。 どうぞご参加下さい。

 岳人さんが、写真を送って下さいました。                            

  先日、市川団十郎さんが亡くなられました。
丁度3年前の2月、東京吟行のおり、神田明神の祭りに、運良く市川団十郎さん   
の姿を見る機会がありました。 歌舞伎の舞台では見たことは有りませんが、直接
身近で
見ることが出来て感激した覚えがあります。

    神田川祭の中をながれけり      久保田万太郎

  まだ若く本当に惜しいことだと思います。  ご冥福をお祈り致します。(岳人)
 

 写真下は、哲半さんが送ってくださいました。2月5日に彦根の実家へ帰省の途中の
景色と思います。 琵琶湖畔で菜の花が満開!既に春ですね。(孝子)

  菜の花畑の絵を書く人、本格的な写真を撮る人でにぎわっていました。
琵琶湖西岸の比良山系に、うっすらと雪があるのがいい感じかと・・・
使う機会があれば、落書でいかがでしょうか。(哲半)




25.2.8 (2881)

 いぶきネットの皆様   選句締切りのお知らせ


「椿咲く春なのに あなたは帰らない」渥美二郎 の歌謡曲

今日は、繰り返し口を衝いて出る歌です。木偏に春が(椿)ですね。

(拉致被害者家族)の祈る思いも届かないものか(横田めぐみさん)

は 娘と同じお歳です。・・・今年は庭の椿が綺麗に咲きました。

  碧悟桐の「赤い椿白い椿と落ちにけり」そのものです。

清楚にも華麗にもなる椿、落ちて余情を残す花ですね。

農閑期の終わり、田起こしを告げる花でもあります。まだまだ寒いのですが・・・

   
伊吹晴れ母なき庭の白椿  栗田 やすし

   落椿耶蘇殉教の獄舎跡   丹羽 康碩

さて、明後日2月10日(日曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)


25.2.7 (2880)

   二年生雛飾らんと爪立ちに    栗田やすし

 インフルエンザで学級閉鎖の小学3年生の孫を 3日間預かりました。宿題とテレ
ビとゲームと、時間配分に苦労しました。 宿題となるとあれこれ理由を付けて、な
かなか始めません。 疲れましたが、新鮮な3日間でした。 廊下をトコトコ走る音
は、大人だけの家では聞けない音で、懐かしく癒される音でした。

 掲句、句集『霜華』平成13年作。 2月になると そろそろ雛飾りを考えます。主宰
のお孫さんでしょうか。 もう2年生にもなれば、雛を飾る手伝いが出来、頼りになり
ます。内裏様や官女など高い所は、爪先立ちをして飾られたのでしょう。その姿を
見守っておられる 家族の眼差しまで 見えて来ます。(孝子)

                                写真は、5歳の孫のおもちゃです。どこへ行くにも、袋に詰めて 持ち歩いています。                                   

5.2.3 (2879)
      
   立春の富士よぎりたり大鴉      栗田やすし

 今日は立春でした。 起き抜けに 昨夜の豆を踏んでしまいました。 
未だストーブの側を離れられませんが、少し寒さが緩んだように思えて来ます。
 1月下旬の沖縄吟行会では、春の草花や鳥を見かけました。 鴉や雀は本土も同
じですが、磯ひよどりや鷹、燕、アサギマダラ等々・・・・ 見つける度に 一行からは
歓声が上がりました。 (オスプレイも飛んでいましたが・・・) もうすぐ本土にも 本格
的な春が来ますね。

 掲句、句集『霜華』平成15年作。 富士山を眺めておられたら、鴉が横切って行っ
たと詠まれています。 それも立春の富士山を。 立春と気付かれたのは、三島に住
んでおられた事もあり、四季折々の富士山をご存知だからでしょうか。大きな鴉が
悠然と飛んでいるのは いかにも春の景色です。 
 句集の次のページに<空つぽの書棚に春日退職す>の句と続きます。 退職後は、     写真は、沖縄の瑠璃はこべです
俳句に専念しようと大きな目標を抱いて、富士山を眺めておられたのかもしれません。
主宰の思いと、富士山の雄大な景色が重なって来ます。(孝子)


25.2.3 (2878)
 昨日は、3月のオフ句会の予定地、豊橋を歩きました。 <下見> <試食>を
名目に、豊橋の街を蒲郡句会のお仲間に案内していただきました。 愛知県でた
だ一か所残っている市電・豊川の渡し(写真上)・吉田城・句会場等々 しっとりとし
た(雨上りでもありましたが)街でした。 昼食の〈菜飯田楽>も 昔から受け継い
だ味で懐かしく、しかも量がたっぷりで、美味しく頂きました。
 1日目の蒲郡の涅槃会は、当日の楽しみとして・・・・・下見無しでした。
 オフ句会の申し込みの締め切りは2月末です。 いぶきネットやHP俳句会に
ご縁のある皆様 是非お出かけ下さい。


いぶきネットの皆様   投句締切りのおしらせ

 早いもので今日は節分、明日は立春です。
咲き初めた梅の花、凛とした姿と香りは春の先駆けですね。
目白が絶え間なく飛び交い、流石に今日の福岡は三月中旬の気温にな
りました。
 運動不足を口実に納戸の整理を兼ねて、父の遺作の(お多福面)
(般若面)を飾ってみました。升が見つからず、手こずりましたが、
大豆を焙烙で炒る香りに、昔、大所帯で暮らした頃が懐かしくな
りました。
捨てきれない物に埋まって暮す?(藁葺き鎌)や百年
前の(蕎麦こね鉢)、
飴色に馴染んだ(棒秤)など等・・・暮ら
しの時代変化をつくずく思いました。



     着ぶくれてとぼけ上手となりにけり     田畑 龍

    枡の底見せて終れり節分会         藤田 岳人


      さて、5日午後9時投句の締切りです。 
     早めにお送りくださるようにお願いいたします。(樹炎)
       

                             写真下2枚は、樹炎さんが送って下さいました。(孝子) 


25.2.1 夜 (2877)

 厚い15周年記念号を じっくり読み返さないうちに2月号が来そうです。

 HP俳句会と いぶきネット句会の投句受付が始まっています。 HP俳句会
は、何方でも2句
投句していただけます。 「伊吹嶺」の俳句を実感していただ
く良い機会ですので、是非ご参加
下さい。締め切りは15日の夜9時です。 
いぶきネット句会の会員の皆様! 締め切りは5日です。投句をお忘れなく!

  藤田岳人さんから、写真を添えて メールをいただきました。 岳人さん
は、いぶきネット
の行事にはいつも参加をして頂いていて、心強い存在です。 
「いぶきネットの四季」へも
素敵な文章を寄せて下さいました。 退職をさ
れた今は、農業に専念(?)されています。

 久しぶりのぽかぽか陽気につられて畑に出ました。
 
今年は寒い日が多く、野菜の成長が遅いようです。苺は葉を赤くしながら寒
さに耐えて
います。独活は籾殻の下で、芽を持ちながらジーと堪えています。       野菜たちも春を待ち望んでいることでしょう。 
春はもう手の届くところに来ています。(岳人)    

                 紅梅の硬き蕾に指触れし    栗田やすし

 上の写真は、籾殻の山です。独活の枯葉が見えています。下の写真は、苺苗が植えられた広い畝です。本格的ですね。(孝子)


25.2.1 (2876)
 早いものでもう2月になりました。年齢のせいかどんどん時間の過ぎるのが早く感じます。2月に入り、早速「いぶきネットの四季」を栗田せつ子さんに書いて頂きました。栗田主宰の三島の日本大学に赴任するにあたり、せつ子さんもご一緒に住まわれ、その頃三島の新居に沢木・細見先生が訪問され、その時に細見先生が新居の句を詠まれたことを思い出しながら、せつ子さんは懐かしく書かれています。この「いぶきネットの四季」はトップページからも入ることが出来ますが、【こちら】からも入ることが出来ます。皆さんも是非お読み下さい。なお右の写真は5年前に、三島駅近くの函南駅から車で約10分ぐらいの畑毛温泉から見た夕富士です。
(隆生)


25.1.30 (2875)
 3日間留守をしている間に、沢山のメールをいただいていま
した。都合ナルミさんが指導をされている「朝日カルチャーセン
ター」の句会から「伊吹嶺」の仲間になっていただいた横井さ
んから 写真を添えてメールをいただきました。(孝子)

 都合ナルミ先生主催の朝日カルチャ-センタ-の俳句教室では定期
的に吟行しております。

1月26日(土)PM、寒風の中、都合先生含め7名(ナルミ、紘和、
明子、節子、瑞穂、淳、一夫)で名古屋市緑区の鳴海宿を散策し
ました。鳴海城跡、成海神社(旧蹟)、誓願寺(芭蕉供養塔)、瑞
泉寺と歩きました。途中、山車蔵をみたり、和菓子屋で鳴海銘菓
(鳴海潟)をつまんだりと楽しく過ごしました。

 先生は寒さも季語の内よ、という顔で、ゆっくり散策してます。見習うばかりです。句会は、緑生涯学習センタ
-で行いました。
 句会後、金山へもどり教え子さんをまじへ
8名で新年会を実施しました。先生の人柄の良さで、俳句教師のメンバ-もしっかりまとまりました。

 ナルミ先生の提案により、緑区制50周年記念事業として、俳句募集(緑区役所まちづくり推進室)をしており、それをめざして吟行したもです。ちなみに審査委員は栗田やすし先生。募集期間は1/42/15です。(新年会の写真添付します。)    (横井一夫)


★ いぶきネットの幹事さんの樹炎さんからも お便りが届いていました。

 朝刊斜め読み

      出水の越冬鶴の北帰行始まる

 鹿児島県出水市の平野で越冬していた(マナ鶴)10羽が
編隊を組み
29日午前10時頃上空を旋回し、北西の空へ飛ん
でいくのを確認したそうです。
 北帰行はこれから徐々に本格化して、3月末までには、ほと
んどの鶴が平野を後にします。昨年より一日早いそうです。
ちなみに、今年の鶴の飛来数(一万三千三百八羽)とか。・・
                               (樹炎)



25.1.29 (2874)  沖縄吟行(3日目)  
 3日間の沖縄吟行会が無事(?)に終わり、今夜帰って来まし
た。今日は、中城(なかぐすく)城跡・平和の礎・摩文仁の丘・琉球
かすり会館を吟行しました。天気に恵まれて、城跡からは太平洋
や東シナ海を望むことが出来、海の青さに幾度も歓声が上がりま
した。 今日も、イッペー句会の皆さんのお骨折りで、絣の糸干し
や、甘蔗刈の見学と体験をさせて頂くことが出来ました。

 国枝部長さんと私は、途中から皆さんと離れて・・・・・
このホームページの元を管理していただいている 栗田智明さん
・綾乃さんご夫妻にお会いして、いぶきネットのページ等について
の相談に乗っていただきました。 いろいろ説明をいただき、ホ
ームページの進歩に驚きましたが、将来のいぶきネットの事を
考えて…・・・・ワクワクして来ました。
 
 帰りの空港では、五句づつ投句をして、
個々に主宰の添削をいただきました。
 
 三日間のナビゲーター役(?)を受けてい
ただきました鶴羽句会の掘さんには、大変お
世話になりました。
ただただ・・・感謝 感謝です。(孝子)

写真上は、南風原の甘蔗刈り体験・ 
写真下の右は、綾乃さんご夫妻と部長さんと私。
下の左は、ナビ役の堀さん(時間を気にしながら・・・・)

25.1.28 (2873)  沖縄吟行(2日目)
 沖縄吟行2日目。今日は「伊吹嶺」「風」聖地の辺戸岬を目指す。朝から曇り空だったが、雨の心配はなさそう。
 辺戸岬のみやらび句碑は何度来ても懐かしいし、皆さん熱心に句を作られ、句会でもよい句が出された。途中関東から一灯さんが娘さんの車で合流。
 その後、イッペー句会の皆さんのご努力により、新しい吟行地に案内され、さらに詳しい吟行案内を作っていただき、感謝この上なし。観光地でもなく資料調べは大変だったと思う。沖縄北部から首里城へ向かう古街道は十分に整備されておらず、貝塚跡、風葬後、魚見台などは参加の皆さんにとって、初めての方も多かった。
 句会では私を除いて好成績が続々と出る。
 句会成績は夕食時に発表される。まず栗田主宰の選句結果は以下の通り。(敬称略)

   特選:岸本典子、国枝洋子
   入選:下里美恵子、鈴木英子、福田邦子、国枝洋子×2、岸本典子、都合ナルミ、栗田せつ子


 次に高得点者は、(敬称略)
   栗田せつ子、福田邦子、平松公代、栗田やすし、国枝洋子

以上の成績で私は夕食では小さくなっていた。以下はみやらび句碑での皆さんと、高得点者のせつ子さんの表彰。(隆生)

みやらび句碑の前で

最高得点のせつ子さん

25.1.27 (2872) 伊吹嶺有志の沖縄吟(1日目)
 今日、栗田主宰が俳人協会沖縄支部俳句大会でご講演なさる機会に、伊吹嶺有志で29日まで吟行に出かけることになった。初日の今日は、栗田主宰の講演を聞くグループと自由吟行に出かけるグループに分かれて行動した。私は栗田主宰の講演内容を聞きたいと俳句大会に出席した。
 栗田主宰の講演内容は「読むと詠む」でとてもこの落書に書ききれないほどの内容を持っており、省略したい。ただ最後に述べられた俳句実作での言葉が私たちにもいつまでも有用な言葉であった。それは、
1.言葉は正確に
2.やさしい言葉を使う
3.普段から語彙をたくさん持つこと
4.いい作品をたくさん読むこと
などであった。
 次に行われた俳句大会では伊吹嶺連衆は非常に良い成績を上げられ、とてもこの落書に書ききれないが、皆さんの要望で、特選以上を紹介したい。また大会模様の写真も載せます。(隆生)

事前投句雑詠の部
人賞 僧も来てボサノバを聴く文化の日 岸本 典子
          
事前投句課題の部
天賞 甘蔗刈の昼餉は甘蔗に腰降ろし 都合ナルミ
地賞 甘蔗畑に沈みて甘蔗を刈りはじむ 下里美恵子
      
事前投句選者雑詠特選
栗田やすし特選 冬の水音なく湧けり洞窟(ガマ)の底 林   尉江
夕暮れはむらさき淡き甘蔗穂波 倉田 信子
久保幽明特選 僧も来てボサノバを聴く文化の日 岸本 典子
中村阪子特選 子規堂の小さき文机緑さす 久野 和子
西銘順二郎特選 開帳の秘仏へゆらぐ秋の燭 福田 邦子
大嶺美登利特選 遺骨なほありてふ畑甘蔗を植う 国枝 隆生
宮城安秀特選 これで良し惚けも封じた初詣 岸本 典子
       
事前投句選者課題特選
栗田やすし特選 御穂田の水音聴きて甘蔗刈る 林   尉江
甘蔗刈るや久高の海の風まとひ 熊澤 和代
中村阪子特選 甘蔗刈やかじれば遠き日の甘さ 若山 智子
西銘順二郎特選 黒潮の沖見てゐる卒業子 平松 公代
筒井慶夏特選 黒潮へ声を残して鷹渡る 栗田せつ子
大嶺美登利特選 甘蔗刈の昼餉は甘蔗に腰降ろし 都合ナルミ
太田幸子特選 荒北風に黒潮の紺深まれり 倉田 信子
                
当日句選者特選
特選 ミミガーの歯ごたえ良し春隣 倉田 信子
特選 島は今甘蔗刈どきや旅に出る 上田 博子
特選 御願所の冬日とばして雀立つ 栗田せつ子
特選 琉球の干瀬の青さよ春近し 若山 智子
特選 みやらびの句碑訪ふ島の桜どき 福田 邦子
特選 御願所は貝塚の上甘蔗時雨 国枝 隆生
特選 寒肥えをばらばらと撒き旅支度 服部 萬代
特選 黒潮の風に光れり甘蔗の花 国枝 隆生
その他、入選多数


ご講演の栗田主宰

人賞授賞の岸本さん


写真右2枚は、自由
吟行組一行9人

 ・玉陵(たまうどぅん)

 ・首里城内


 その後・ホテルの茶房
で句会を行いました。
          (孝子)


25.1.26 (2871)

いぶきネットの皆様へ 
      投句・選句・締切りのおしらせ


 二月三日は、節分ですね。少し早いのですが、

 大きな(お多福面)福岡の博多区で馴染みの「櫛
田神社」に準備が始まりました。
博多の総鎮守として、広く市民から親しまている、
神社です。楼門前で「大お多福面」高さ5・3メ
ートル、幅5メートルの巨大なお面
大きく開か
れた口をくぐって参拝すると、商売繁盛や家内安
全などの御利益があるとされ、沢山の参拝客で賑
います。博多祇園山笠も、櫛田神社です。


 平清盛が博多を日宋貿易の拠点港とした平安末期に、神のお告げにより鎮祭されたそうです。後に、戦国時代に荒廃しましたが、天正15年(1587年)、豊臣秀吉によって博多が復興されるときに現在の社殿が造営されたとも言われています。 

 皆様、(インフルエンザ)にご注意下さい。


    くれなゐの色を見てゐる寒さかな  細見 綾子
    
    祇園に灯入りて底冷えはじまりぬ  小林 愛子



   さて、投句受け付 2月1日(金曜日)から5日(火曜日)午後9時締切
      選句受け付 2月6日(水曜日)から10日〈日曜日)午後9時締切

    今日は満月です「2013年2月26日」温かくしてご覧下さい。

                                             八尋 樹炎
  
   ★添削コーナーに1月いぶきネット句会の添削例をアップしました。御覧ください(孝子)

25.1.25 (2870)
 今月のHP句会の結果については23日の落書にお知らせしましたように、最高得点は瀬戸市の弘子さんがとられましたが、今日、HP句会の講評を載せました。最近は観念で作った句や人生訓的な句はなくなり、きちっと写生に基づいた句が多くなりました。それぞれの俳句については述べることができませんでしたが、選者が共通で採られた句の感想を述べました。参考にしていただければ幸いです。(隆生)


25.1.24 (2869)

   松過ぎの運河にテロの紙面浮く   栗田やすし

 テレビのニュースでは、連日 アルジェリアのガス生産施設   
襲撃事件を報じていますが、 今夜は犠牲者を乗せた日本の
政府専用機を大写しにしていました。 
 10年ほど前に息子家族がアメリカへ転勤をした時の事を思
い出しています。数年後、無事に帰国をして、今でも元気に働
いていますが・・・・・
 空港の見送りで、嫁の家族は涙涙でしたが、私は息子が
<マザコン>と思われないようにと、涙を見せないようにする
ことで、頭の中はいっぱいになっていました。(目の前の景色が
何度もぼやける事はありましたが
)その時、「企業戦士」という言葉を初めて実感した記憶があります。
 今回の襲撃事件で被害に遭われた方々のご家族は、今 どんな辛い思いでおられるのでしょう。

 掲句、句集『海光』平成15年作。2001年9月11日のような衝撃的なテロのニュースではなくても、地球のどこかでテロが続いています。 主宰は テロの記事の載っている新聞が運河に浮いているのを見つけられました。 正月の少し華やいだ気分を、常の生活に引き戻したのは<松明け>ばかりではなく、 このテロの紙面であったに違いありません。 淀んだ運河にテロの新聞の活字がくっきりと浮かんでいたのでしょう。
                                                     


 写真は、上野の不忍の池が結氷した1月15日に写しました。ゆりかもめが着地(水?)する度に 滑っていました。 上野のゆりかもめも 氷には馴れていないのでしょうね。  明日から又 寒波襲来のようです。(孝子)


25.1.23 (2868)

  ヨーロッパの光とロマンをもとめて    

      小林章三油絵展

   2013年1月31日(木) ~ 2月6日(水)
(最終日は、17時閉場)  

   渋谷・東急本店8階 美術画廊


 今年から、伊吹嶺誌の表紙絵やカットを描いていただいています    
小林章三さんの展覧会のお知らせです。
 今回新たに取材をされた ギリシャの風景を中心に フランス・イタリ
ア・オランダの風景を描かれた新作 約30余点が展示販売されます。
 皆様 是非 ご覧ください。

  因みに・・・小林章三さんは、伊吹嶺誌の「パリ便り」でおなじみの
小林砂斗美さんのご主人です。


 上のお知らせとは関係ありませんが…・・・・写真は、クリムトの壁画の
下絵です。 
 今日は、愛知県美術館で、「クリムト 黄金の騎士をめぐる物語」を
見て来ました。 当時 ウイーンで流行したジャポニズムの影響を受け
たと考えられる作品が印象的でした。ベルギーの実業家のお宅の食堂
が再現され、そこに壁画の下絵が飾られていました。この壁画だけは
写真を写す事が出来ました。



     割りて食ぶ初天神の知恵おこし     栗田やすし

 句集『遠方』 昭和60年作。1月25日が初天神ですが、丁度受験シーズンでもあります。主宰も息子さんや娘さんの合格祈願に出かけられたのでしょう。 天神さまには、合格に繋がる色々な物が売られて(?)います。 お守り、合格鉛筆、そして知恵おこしと・・・・・ その<おこし>を、割って ご家族で分け合っておられる。父親としての主宰の温かな眼差しが浮かんできます。(孝子)

 

  ★HP俳句会の1月の選句結果をアップしていただきました。
  今月の最高点は、
       初御空嬰の肌着を干しにけり   弘子さん(瀬戸市)でした。

 弘子さんおめでとうございました。 <年間大賞>は1番にスタートが出来ましたね。弘子さん頑張れ!   皆さんも 頑張れ!


25.1.21 (2867)

 いぶきネットの皆様

        寒中お見舞い申し上げます。

 愛知の新年大会も済み、大寒にはいりました。
いよいよ寒さの峠ですね。

庭の雪が何時までも解けないので、思い付きで
(雪だるま)を作り、ひがな一日楽しみました。
四角に着膨れて丸で奴さんです。

「ええ~~奴さんどちら行く」つい口遊むこの端唄
・・・

父が ご機嫌な時、ハミングするのを思い出しました。
(刷り込み)ですね。

 (だるま)の頭に藪椿を三輪飾って炭で目鼻を付けますが暫くすると(だるま)が解けて悔やんだ顔に、頭の藪椿に目白が蜜を吸いに二羽止って居ます。シャッターチャンスなのに手元にカメラが有りません。残念!!  眺めていると、雪の日も飽きませんでした。
 今朝カーテンを開けると雄鶏になっています。椿が一つ残りトサカの様になり痩せた(だるま)は違った表情を見せてくれました。田舎の遊びです。ご笑覧下さい。(樹炎)


『俳句四季』の2月号が届きました。
 今月の選者の下里美恵子さんのページには、都合ナルミさんの笑顔の写真が載っています。な・なんと! 特選です。 ナルミさん おめでとうございました。

 下里美恵子特選
          
稲穂波入鹿の塚に殺到す    都合ナルミ

                その他 秀逸・入選の欄には、「伊吹嶺」の仲間の名前が沢山並んでいます。
                皆様 おめでとうございました。(孝子)



25.1.20 夜  (2866)
 大森での「自然と親しむ吟行会」に愛知から参加されまし
た一紀さんが、沢山の写真と共にお便りを送って下さいま
した。一紀さ~ん 有難うございました。(孝子)

 今回も、滅多に味わえない内容の濃い旅にしていただきま
したこと、 関東支部の皆さん、自然と親しむ吟行のスタッフ
の皆さんに心から感謝しております。

 スタッフの方々と、16日に大森でお別れした後、一灯さん
のご案内を得て、愛知の6名と共に東京の街を歩いて、斑
雪の東京の夜景(ニコライ堂、東大赤門・三四郎池・安田
講堂、など等)を、満喫させて頂きました。

 17日は、再び関東支部の皆さんと築地の場外・場内市場
を吟行し、働く人、生身の魚偏、海苔、貝など海産物、食に
関わる有りと有らゆる道具を目の当たりにし、実感させてい
ただきました。
 新橋の廃校で行った句会で、皆さんの今回の吟行句にた
だただ感心致しました。 ありがとうございました。

 写真(下)は、市場に出された、噛み付き防止保護ネット入
りの鼈で~す。写真(上)は、 赤門の雪庇で、センター試験
前々日まで滑り落ちずに残ってました。(一紀)




25.1.20夜 (2865)  25年伊吹嶺オフ句会開催案内
 インターネット部では、いぶきネット句会メンバーを中心に、HP句会投句者、これまでインターネット部に関係していた方などを対象にオフ句会を行っています。日頃、ネット上でしか言葉を交わさない方同士が直接にお会いして、吟行会を通して親交を深めるために計画しました。詳しいオフ句会内容は【こちら】に書いてあります。締切日は2月末を予定していますが、宿泊者については20名を確保していますので、申込み順とします。日帰りだけの方も大いに歓迎しますので、多数の参加をお待ちしています。(隆生)


25.1.20 (2864)   愛知支部新年俳句大会
 
昨日、愛知支部新年俳句大会が中日パレスで行われました。詳しい大会記模様は内田陽子さんに書いて頂きました。「伊吹嶺」全体も15周年記念行事はすべて終わり、いよいよ20周年記念に向けた活動が始まる新年です。栗田主宰は講演の中で、今年の俳人協会でのエピソードとして、これから90才を超えた俳句は今まで経験したことのない領域に入ることを紹介されたあと、「私は碧梧桐の生まれ変わりではないかといわれるが、自分は病気を克服し、90歳までは生きる」との力強い宣言でこれからも伊吹嶺を指導されていくことに、私自身も力づけられました。

 俳句大会では、昨日の落書でご本人は書きにくかったと思いますが主宰特選は矢野孝子さんでした。
   藁馬の木曽馬ぶりよ豊の秋   矢野孝子
 この句について栗田主宰は「木曽馬ぶりよ」が「藁馬」のイメージをしっかりとしたものとなっていると評された。
 詳しい大会記模様は【こちら】から入って下さい。
 写真は主宰が私たちのテーブルに来て貰い、めずらしく私自身も写っている写真。(隆生)



25.1.19 (2863)
 
 今日は、愛知の新年大会でした。158名の参加者で、10時より2時過ぎまで・・・・・・・・俳句会、主宰のご講演、懇親会と、充実した内容でした。       
 詳しくは、後日 国枝さんがアップしてくださいます。
お楽しみに!


 HP俳句会の投句を締め切り・・・そろそろ 選句結果がアップされると思います。 こちらも お楽しみに!
 HP俳句会は、今月から創刊15周年を記念して、1年間の成績で〈年間大賞〉を設けました。 詳しくは、HP俳句会のページに書き加えましたので 御覧ください。 投句の際は、(カウントをする都合)1年間同じ名前で通してくださいね。  
  皆さ~~~ん是非 ご参加を!

    写真は、今日の大会での、主宰と副主宰のツゥーショットです。(孝子)


25.1.18 (2862)  トップページの写真と「いぶきネットの四季」の更新
皆さん、既に1月号の15周年記念号が届いていると思いますが、「伊吹嶺」誌の表紙絵はいつも「パリ便り」を書いて頂いている小林砂斗美さんのご主人である小林章三画伯が私たち「伊吹嶺」のために書いて頂いた油絵です。今までの抽象画から、明るい色調のドイツの教会の絵に変わりました。これから1年間この表紙絵が「伊吹嶺」の顔になります。合わせて伊吹嶺HPのトップページの写真もこの小林画伯の絵に変更しました。油絵のサイズから、今月の俳句3句を右端に移しました。これらのレイアウトは栗田綾乃様に作成して頂きました。この油絵を見ていると、気持ちまで明るくなっていくようです。本欄で小林章三画伯と栗田綾乃様にお礼を申し上げます。

 合わせて恒例の「いぶきネットの四季」の1月の第2弾は藤田岳人さんに書いて頂きました。取り上げて頂いた句は絶唱とも言うべき平湯の大滝での句です。岳人さんは栗田主宰がこの句を作られた現場に立ち会わせたラッキーな方です。文章はご自分の体験も踏まえて、この凍て滝の感動を述べていらっしゃいます。この「いぶきネットの四季」に入るには【こちら】をクリックして下さい。(隆生)

    滝凍てて全山音を失へり  やすし

25.1.17 (2861)  第2回自然と親しむ吟行会模様
 昨日の16日は第2回自然と親しむ吟行会が行われました。吟行地は大森海岸の東京都野鳥公園です。参加者は37名で、今回は関東支部の皆さんの万全の体制のご協力を頂いて実施されました。今頃は野鳥は渡りの時期である冬が一番多いのですが、ネイチャ-センターの学芸員さんによれば、今年は寒さのため、野鳥の飛来は少ないとのことでした。しかし鴨(マガモ、キンクロハジロ、ハシビロガモなど)、イソシギ、ジョウビタキ、ツグミ、カワセミ、アオサギ、ダイサギ、メジロ、シジュウカラ、カイツブリ、バン、カワウ、ハクセキレイ等々多くの野鳥を見ることが出来ました。
 句会では今日見た野鳥をいろいろな写生で好句が出ました。また栗田主宰のご講評では、吟行句はスケッチであとで推敲するとか、俳句は感動で作るなどとお話しされたあと、一番強調されたのが、俳句を作る時は、「常識のコレステロールを落とせ」という言葉でした。この言葉は私の胸にぐさりと突き刺さりました。
 今日の吟行会模様は早速、内田陽子さんに書いて頂きました。【こちら】に掲載してあります。是非皆さんお読みください。そしてまた次の自然と親しむ吟行会に多くの方の参加をお待ちしております。(隆生)


25.1.16 (2860)
 1月の伊吹嶺俳句会は お休みです。

 「伊吹嶺」1月号の222頁に句会の案内が載っていますが、
訂正します。 

  
 15日の関東の新年大会に参加させていただきました。 
新橋の中華料理店にに28名が集い、とても和やかな会で
した。 新同人2名と1月号の巻頭と・・・・今年も元気な関東
支部でした。 (写真上、句会風景です)


 今日は、東京の大森で「自然と親しむ吟行会」が行われま
した。参加者36名が、まだ雪の残る 野鳥観察公園を吟行し、
水鳥だけではなく、周りの葦叢の鳥も観察出来ました。
関東支部の皆さんが中心になって進めていただき、楽しく
充実した 吟行会でした。 皆様に感謝 感謝です。
詳しくは、後日 部長さんがアップしてくださいます。(孝子)

 写真下は、大森駅の近くの、句会場です。


25.1.14 (2859)
 今日の午後、伊吹嶺誌が届きました。未だの方も、もうすぐ届くと思います。ずっしりと重い1冊です。
下里編集長さんからのメールに 以下の事が書き添えてありました。 皆様、感想をこのページに送っていただくと嬉しいですね。
 
 原稿の段階からずーっと接してきて、内容はわかっていましたが、製本された物を手にした今、喜びでいっぱいです。企画の段階から今日まで三年半の月日が流れていることを思うと感慨深いものがあります。感想などお聞かせ下さると嬉しいです。(下里美恵子)

 明日から、東京へ出かけます。16日の「自然と親しむ吟行会」に参加する予定ですが、前日の関東の新年大会にも愛知から数名参加させて頂きます。今日はテレビのニュースで、銀座の雪景色を見て・・・・・落ち着かない1日でした。(孝子)


25.1.13 (2858)
 
主宰から、今朝 メールをいただきました。 お孫さんの
ご成人! おめでとうございます。


 昨夕、「伊吹嶺」の発送を終えました。皆さんには ここ三日中   
に届くでしょう。 お待たせしました。

 俳句かるたの孫が成人式のため昨日帰省してきました。 幼稚
園児が、今では武蔵美の2年生で油絵を描いています。 こちら
が歳を取るはずですね。(栗田やすし)


    あをあをと母亡き庭の冬木賊   栗田やすし

 句集『海光』 平成19年作。 主宰は お母様と過ごされた岐阜を<故郷>とは言わないで<母郷>と言われます。 今でも時々その母郷に帰られるようです。そのご実家の庭には冬でも木賊が青々と茂っていたのでしょう。 その木賊も、亡きお母様との思い出に繋がるものの1つであったのです。<あおあお>の措辞が、<思い出が今も鮮やかに>と言葉が重なるようです。・・・・・・・しみじみと<母郷>と言う言葉に思いを深くしました。

 瀬戸の窯場を歩くと、窯屋さんの庭の隅に木賊が植えられています。瀬戸物の素焼きや、まだ生地の段階の碗などを研くのに使うため 植えられていたようです。 今ではサンドペーパーやグラインダーが活用されて…・木賊は陶土の埃をかぶっていますが・・・・ 以前、1本頂いてきて 庭に植えましたが、すぐに大きな株になりました。増えすぎて・・・慌てて植木鉢に植え替えました。 生命力のある植物です。(孝子)


                        
写真は、初句会の茶菓子の<花びらもち>です。



25.1.12 (2857)
 
伊吹嶺誌は、月の初めに来るのが当たり前に思っていましたが・・・・・
問い合わせが複数ありましたので、皆さん(私も)待っておられるのですね。
ページ数が通常の3倍とか・・・・待ち遠しいです。
 

     俳句かるた諳んぜし子の長まつげ     栗田やすし

 小学校3年生の孫が、一茶や芭蕉の句をすらすらと言ったのには驚きまし
た。 今では授業で習うようですね。 友人のお孫さんは、「おばあちゃんの
知っている<さわききんいち>と言う人の俳句を教科書で習ったよ」と言われ
たとか。 俳句の事を家族で話題にされているから、お孫さんは<さわききん
いち>が分かったのでしょう。 きっと良い環境(?)の中で育っておられるの
でしょうね。  我が家では時々俳句を孫と詠み合うのですが・・・・・すぐにテレ
ビの方へ行ってしまいます。

 掲句、句集『霜華』 平成13年作。 主宰のお孫さんが、俳句かるたの読み手になられたのでしょうか。 孫がすらすらと俳句を諳んじていたら、涙が出る程嬉しいのではないでしょうか? <長まつげ>からは、お孫さんを精一杯褒めておられる主宰の気持ちが伝わります。(孝子)

  今日は、初句会でした。 仲間のNさんは、12月と1月は必ず 能管を携えて句会に参加してくださいます。いつも初句会の締めは「三番叟」ですが、今年は「獅子」と言う曲でした。 20年ほど続いている 正月行事です。 (孝子)


25.1.11 夜 (2856)

  速報です

 今日 「伊吹嶺1月号」が刷り上がったと、イシグロ印刷から連絡があったそうですので、明日 発行所に送られて来ます。 発送は明後日の13日になるようです。 皆様 お待ちどうさま! でした。 もう数日で、お手元に届きます。(孝子)


25.1.11 (2855)

  今年は、正月から嬉しいメールが続きますが、昨日は
な・なんと! ・・・澤木くみ子さんからです。 何故か??
ドキドキ しています。 (孝子)


 こんにちは。 

 細見綾子の嫁(義理の娘)の澤木くみ子です。
伊吹嶺のホームページはときどき拝見させていただいてお
ります。熱心に更新されていて素晴らしいと思います。

 さて、きょうは1月6日の落書に書かれていた『岩田由美の
細見綾子の1句』について申し上げたくてメールしました。
この連載が終わる1年後に書籍化される予定になっております。ずいぶん、先の話になりますが。
  同じふらんす堂からはもうすぐ(たぶん1月中)、細見綾子精選句集が石田郷子さんの選句で出版されます。よろしければご覧ください。

 今後も楽しく拝見させていただきますのでよろしくお願いいたします。
それでは。
                         2013/01/10 (Thu) 13:26  澤木 くみ子

                              
写真は、深大寺の福寿草です。2010年に写しました。


25.1.10 (2854)

 
下里編集長から メールが届きました。下里さ~ん 今年も
素敵な文章を 送ってくださ~~~い!

 明けましておめでとうございます。皆さまお健やかにて新年をお迎
えのことと思います。私は年明け二日間を家で過ごし、三日から
実家で過ごして参りました。年末年始、日本列島は寒波に見舞
われましたが、故郷もかなり冷え込みました。びっしり立った霜柱を
ざくざく音を立てて踏みました。子供の頃に戻った様でとても楽しか
ったです。外歩きに飽きると炬燵に入り、『碧梧桐百句』や『季寄
せ』をゆっくり繙きました。


 『碧梧桐百句』は順を追って読んでもいいし、気になった句をピッ
クアップしてもOKで、楽しみながら学ぶことの出来る一書だと思いま
す。9日付けの中日新聞朝刊で、加藤かな文氏も取り上げていら
っしゃいました。 そして 『季寄せ』の完成度の高さを改めて思いました。
歳時記の機能としては勿論、「読み物」としても楽しめて、携わった方々の労力に今更ながら頭が下がります……等々、年明けに際し思いつくまま綴りましたが、皆さま今年もどうぞよろしくお願い致します。
(美恵子)

     
写真は、はけ水が小川へ落ちる時の飛沫が飛んで・・・・草が凍てていました。(孝子)


 1月16日は、「自然と親しむ吟行会」が 東京で行われます。 インターネット部が担当ですが、今回は関東支部の皆さんが中心になって進めて下さいます。 関東の係の皆さんと メールで打ち合わせが何度も行われています。 吟行会が近づいて来て・・・・・・楽しみのような、落ちは無いかと心配のような気持ちになっています。   関東支部の皆さ~ん 宜しくお願いします。    参加される皆さ~~ん! 風邪に気を付けましょう。(孝子)



25.1.9 (2853)

いぶきネットの皆様  合評会変更のお知らせ

 うっかりしていました。15日は関東支部の新年
大会、16日は「自然と親しむ吟行会」と言うこ
とで、合評会を後日に延ばす変更のお願いです。
 
 
さて、以上の都合で今月の合評会は、
      17日(木)・18日(金)の両日
午後9時からに変更致します。 投句 一覧および、
選句一覧を用意の上、伊吹嶺フォーラムのチャッ
トルームへお集まりください。
くれぐれも、お間違いのないようにお願いします。

 昨日久しぶりに、冬の植物園に行きました。
森閑とした園は、裸木が林立して、柏の木の枯葉がウエスのようにぶら下り鴉が、やたらと騒いでいました。「つまらないな~~」・・・


 おや!冬薔薇が薄い日差しに凛と咲いて・・・夢中でシャッターを押し、見回すと、蝋梅、山茶花、菫、ハクレンの蕾 など小さな花が春を焦がれていました。(樹炎)

               蝋梅の日ざしに群るる雀かな   藤江 朋子

              グラバー園茎たくましき冬薔薇  巽  恵津子

       

       寒の富士見る病棟の十二階      栗田やすし

 娘家族のマンションの 食卓の隅の席が気に入っています。
椅子に座ると、脇の小さめの窓からの景色が、飛行機から眺
めている気分になれるからです。コーヒーを飲みながら新聞を
読み、四季折々の景色を見下ろすのが好きです。高所恐怖症
の主人は落ち着かないようですが・・・・・。

 掲句は、句集『霜華』 平成8年作。 <病棟>とあるので、
その頃 時々入院をされていた 沢木欣一先生を見舞われた
時の句でしょう。  沢木先生と病室の窓から富士山を眺め
られ・・・・・栗田先生が上京の折 新幹線で眺められた富士山
の事に話が及んだのではないでしょうか。 寒の晴れた日は
東京の何処からも富士山がくっきり見えると聞いたことがあり
ます。
 『霜華』の平成13年のページには、前書きに<悼 沢木欣一先生>
として、「師はみまかれり秋冷の十二階」が載っています。この句を知れば
掲句の<十二階>は、もっと思いの深い言葉と思えて来ます。(孝子)

                            
写真は2年前の1月に 新宿のビルから見た日の出です。
 

25.1.8 (2852)
いぶきネットの皆様   選句締切りのお知らせ

    小寒に入り一段と寒さがこたえます。

 福岡では七日の夜、明かりを消した「大宰府天満宮の鷽替え神
事」があります。神職手彫りの「うそ鳥」を「替えましょ、替え
ましょ」の掛け声のもと、暗闇の中で手にした「木うそ」をお互
いに交換し取り替えます。これは、知らず知らずのうちに付いた、
すべての嘘を天神さまの誠心に替えこれまでの悪いことを嘘(う
そ)にして今年の吉に取り替えるという意味があります。若い頃は
(うそ)にしたくない嘘もありましたが・・・


 
新年は各地で、ことほぐ神事が多く、いずれも無病息災を願ってのことですね。

これから大寒へ、益々寒さが厳しくなります。ご体調にご留意下さい。

    鷽替ふる大きな太鼓を一つ打ち   栗田 せつ子 

   鷽替や鷽売り切れの旗あがる    高木 良多

さて、明日1月10日(木曜日)午後9時選句の締切です。
(樹炎)

      写真は樹炎さんが送ってくださいました太宰府天満宮の<鷽>です。

いぶきネット句会の服部さんから雑煮の話を、内田さんからは七草の話のメールをいただきましたが、どちらも長寿の話題です。(孝子)
                                                    

 
今年の3月で89歳もう一年生きのびれば90歳 よくも此処までずうずうしく生きてきた者と思います。段々忘れ癖強くなりました。然し俳句が作れる間は頭脳は健全と頑張ります。伊吹嶺の親切な皆さまに支えられ 又市の老人俳句の方々に支えられ 多くの人と交流は老人にとっての幸福にほかなりません。今後とも宜しくお願いします。
 さて正月に因んだ事。 京都の昔から在住していた家の仕来たりがあります。長男が雑煮を作り頭芋を白味噌にいれる。 お膳は男は赤塗のあぐらをかいても良い低い膳にお椀4つには家紋入り 女は正座するので通常の高い黒塗の膳。 紋は桐であったか 母親の紋を継ぐ屠蘇用の赤い塗の酒筒の一式。 これを家族全部揃えずらりと雑煮を祝ったものでしたが、 今は家族も少なく住むのもばらばらでむなしく、子供や嫁は使はず 箪笥のこやしになっています。老夫婦は続けていますが こんな昔を思い懐かしい回想に耽っています。                                                  (服部拝)


 
内田さんからは、昨日メールが届いていました。 1日遅れのアップになりました。

 今日は七草。我が家では6日の夜から摘んできた春の七草を刻み、7日の朝に粥に入れました。最近では母に代わり、私が「七草なずな唐土の鳥が日本の土地に渡らぬ先に七草なずなの芹叩く」と唱えて暗い台所で包丁でたたきます。今年は残念ながら芹と御形がそろわず、五種の粥になりました。
 94歳の母が「生まれた年は食べられなかったけど、これで93回目の七草粥をいただいた!」と長く合掌していました。約一世紀を生き抜いてきた母の、万物に感謝する姿は輝くほどに美しいです。 たった今、そんな母へ突然のプレゼントが届きました。
 skype での息子夫婦からのテレビ電話です。それこそ青天の霹靂・・・・ どうやら正月に帰郷した時にパソコン設定をしていったようです。すごい世の中になったものです。(陽子)

25.1.7 (2851)
 
やったぁ~~! 主宰から メールをいただきました。

 おはようございます。
花奪いの「落書」読みましたよ。

 実は、昨日、何十年ぶりかで花奪い祭に行って来ました。郡上を過ぎ
るまでは雪は無かったのですが、現地はしっかり雪がありましたよ。放射
能が心配で雪は舐めませんでしたが。      

 伊吹嶺も16年目を迎えて、これからの10年、20年先を見据えた時、イ
ンターネット部の役割は一層重いものになることと思います。国枝さん
を中心に、英知を出し合って着実に前進して行って欲しいと思います。

 いつも言っている事ですが、雑誌とインターネット(HP)は両輪です。
 
伊吹嶺の目指すところは一つです。

 あらためて「地球規模で俳句を」とでっかい夢に向かって 今年も楽しく頑張りたいですね。宜しくお願いしますよ。                                       (栗田やすし)



 
       机上の書積み替へ仕事始めかな      栗田やすし

 我が家の御向かいさんは、電気工事の材料を卸す会社です。今朝は、ホイッスルに合わせて手拍子が始まりました。初荷が着いたようで、法被 鉢巻の社員が道路に並んでいました。 我が家も毎年この音を聞いて仕事始め(家事)の気分になります。
 掲句は 句集『霜華』平成14年の作。 その次の年に主宰は「木瓜咲くや怠け教師として終る」と詠んでおられるので、まだ勤めておられた頃と思います。 大学は受験に備えて忙しくなる時期です。 研究室の書籍を積み替えながら、改めて気持ちを引き締められたのでしょうか。(孝子)


  写真は、舅が大切にしていた干支です。毎年同じ作家の作品を飾ります。蛇だけは、どちらから見てもチョット・・・・・ですが。 ねずみ志野釉の素敵な作品です。


25.1.6 夜 (2850)

 
  花奪ひの人垣を抜け雪舐むる     栗田やすし
 
 今夜のニュースで 「花奪い
(はなばい)」の画面が大きく映し出され   
たので、主宰の句を思い出し 句集『遠方』を開いて掲句を捜しました。   
 
 前書きに<美濃白鳥三句>とあり、昭和58年に詠まれています。
<花奪い>は、白山神社の天井から吊るされた造花を奪い合う祭。
この神社のある長滝は、この地方では積雪の多い事で知られてい
ます。 きっと この日も、神社の周りは雪が1メートルほど積もってい
たのではないでしょうか。主宰は造花の奪い合いには参加せず、群衆の熱気から一人離れ堂の外に出られ、昂ぶった気持ちを鎮めるように、雪を舐められたのでしょう。(孝子)


  
      花奪ひの白牡丹欲し桜欲し   加藤三七子

      奥の間に花奪ひ祭の花造り   高澤良一

                     写真は、我が町の氏神様「深川神社」の御手洗です。元旦に写しました。 


25.1.6 (2849)  岩田由美の細見綾子の1句
 
伊吹嶺の方はいろいろネットサーフィンしていらっしゃるようで、岩田由美による細見綾子先生の1句鑑賞が今年から始まっているのを河原地さんから教えて頂きました。早速見てみると、フランス堂のHPで、「岩田由美の細見綾子の1句」をクリックすると、綾子先生の1句が出てきます。ちなみに今日(6日)の1句は「正月の雪や一日眉まぶし  綾子」でした。岩田由美は2011年の俳人協会新人賞を受賞されており、、「藍生」「屋根」の同人です。
 ただバックナンバーは俳句だけを見ることが出来ますが、解説は読めません。要は毎日フランス堂のHPを見てほしいとの意志が見えた。なお当月の最終日にその月のバックナンバーを見ることが出来るが、多分俳句だけと思う。そして月をまたがると、前月のバックナンバーはすべて消されるとのこと。ただ前月以降のバックナンバーは有料にてプリントアウトサービスがあるとのことであるが、これにも鑑賞文があるかどうかは不明。フランス堂のHPは次のとおりです。ここから「岩田由美の細見綾子の1句」をクリックして下さい。(隆生)
  http://furansudo.com/


25.1.5 (2848) 

      古きよき俳句を読めり寝正月    田中裕明

 おせちの 黒豆やごまめ、旨煮はまだ残っていますが・・・・
正月気分も 少し冷めて来ました。   田中裕明の句のよう
に、<古きよき俳句>を読もうかと・・・主宰の著書『碧梧桐百
句』も良いですね。
(主宰の著書を寝転んで読んでも良いですかねぇ~~)   


      段雲を冬月登る坂登る   沢木欣一

 <段雲>は、<きだぐも>と読み、切れ切れの雲の事とか。
前書きに「達谷山房を辞すこと遅く」とあり、楸邨宅で夜遅くま
で議論を交わし その帰り道で詠まれた句。 沢木先生24歳
の時とか・・・

 ホームページに載っている!と、この句の事を友人が知らせてくれました。 「増殖する俳句歳時記」で今井聖さんが書いておられます。 沢木先生の青春時代の1コマを垣間見たようでした。

 
写真は、我が家の新年会! 「人生ゲーム」に子も孫も熱くなっています。 <転職セミナーに参加で〇〇ドル> <戸建を買うかマンションにするか><ここで借金〇〇ドル>等々・・・現実的な会話が飛び交って・・・・だんだん身につまされて来ました。 あの ほのぼのとした<福笑い>は 何処へ行ったのでしょう。(孝子)


25.1.3 (2847)
いぶきネットの皆様   投句締切りのお知らせ

   明けましておめでとうございます


 福岡の元旦は銀世界、障子に飛び交う鳥の影にも
淑気を感じました。


早朝、雪の湿りが心地よく、真つ新な雪路を在所の
神社に詣りました。


マア~~賽銭箱の左に天井から中に吊るされた笊?

(昆布とスルメ)が入っているのです。丸で魚屋さん
の銭入れ・・・

昨今の自然現象でしょうか(動物が食べに来る)のだそうです。
そういえば、雪の上に獣の足跡(写真下)がテンテンと道標
のように付いていました。



   汚れたる残雪孕み鹿歩む  栗田 やすし

   初詣奈良の春日と約束す  滝沢 伊代次

 はや三日です、
   皆様 今年も心機一転頑張って参りましょう。!

  さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。(樹炎) 
      


 今年最初の「いぶきネットの四季」は、部長さんからも1日に紹介されていましたが、我らが「伊吹嶺」の編集長 下里さんの 素敵な文章です。 トップページから・・・ご覧ください。

 『俳句四季』への投句の締切が 1月20日です。今月は、下里さんが選者です。手元に投句はがきをお持ちの方は、お忘れなく!(孝子)


25.1.1夜 (2846)
 
明けまして おめでとうございます。 「落書」を
担当(?)しています矢野孝子です。 
 最近「ネット見ています」と声を掛けていただい
たり、年賀状にも書き添えていただいたりと・・・・
年々いぶきネットの読者が増えているようで、嬉し
いです。部長さんから 平均1日150件のアクセス
と・・・・・驚きです。
 今年はもっと充実したページに出来たらよいと思っ
ています。皆様 ご協力をお願いします。

 もう HP俳句会と、いぶきネットの投句が始まって
います。HP俳句会は 締め切りが15日の夜9時
です。今年は<年間大賞>も予定しています。
皆様  ご参加下さ~~い!
いぶきネット句会の締め切りは、5日の9時です。
会員の皆様はお忘れなく!

 写真は、12月25日の京都吟行の時に写しました。北野天神の山門に掛かっていた 大絵馬です。この門の下まで <終天神>の市が立ち、店がびっしりと並んでいました。 (孝子)

25.1.1夜 (2845)
 今朝の新年の挨拶の中で、今年の抱負を書いたあと、光晴さんが早速、「いぶきネットの四季」をアップして頂きました。1月の第1弾は下里さんの「草餅のこと」です。そして栗田主宰の「草餅を焼くよく網をあぶり  やすし」を鑑賞して頂いています。子どもの頃の芹、蓬などの思い出から、栗田主宰の草餅の思い出に触れていらっしゃいます。郷愁を感じる文章です。是非皆さん読んでいただきたいと思います。「いぶきネットの四季」に入るにはトップページの「いぶきネットの四季」をクリックするか、【こちら】をクリックして下さい。(隆生)(268861)

25.1.1 (2844)
皆さん新年おめでとうございます。

蒲郡の初日の出     牧野一古さん撮影
このHPを読んで頂いている皆さん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 また伊吹嶺会員の皆さん、いぶきネット句会の皆さん、HP句会に投句して頂いている皆さん、それぞれ今年もご支援をよろしくお願いいたします。今日のアクセスカウンタを見たところ、268689となっており、1年間で約55000件、1日あたり150件以上となっており、多くの方に訪問して頂いております。

 「伊吹嶺」は俳誌とこのHPの両輪で運営されており、このHPは多くの方のご協力で順調に進んでいます。今年もスタッフ一同、でますます充実させていきたいと思います。

 日頃、栗田主宰は「今後俳句誌とインターネットが結社の両輪として機能させなければならない時だが来る。また伊吹嶺インターネット部は10年後を見据えて、5年後にインターネット部は何をなすべきか、考えて行動すべきである。」とおっしゃっています。丁度「伊吹嶺」1月号が15周年記念号となっており、インターネット部として、10年後、5年後の展望について書いているところです。それを踏まえて今年1年は何をすべきか、親しまれるHPとなるような方策を考えているところです。以下新しい企画について次のことを実践していきたいと思っています。

1.自然と親しむ吟行会
 昨年に引き続き、第2回自然と親しむ吟行会を関東支部のご支援を頂いて1月16日に東京都野鳥公園(大森海岸)にて行うことにしています。合わせて今年もインターネット部として環境問題に取り組んでいく姿勢を持ちたいと思っています。

2.オフ句会
 いぶきネット句会の皆さんと毎月一同にお会い出来ませんので、毎年、オフ句会を行っています。今年は3月15日~16日に蒲郡周辺を吟行しながら、オフ句会を実施する予定で進んでいます。

3.Web合同句集の発刊
 いぶきネット句会は早いもので、今年の1月が第100回の句会を迎えます。これを記念して、現在いぶきネット句会メンバーはもちろん、これまでインターネット部に関連してきた皆さんも含めて合同句集を発刊したいと思っています。合同句集と言ってもインターネットの特質を活かした電子媒体による句集とする予定です。

4.いぶきネットの四季
 昨年から、新企画として「いぶきネットの四季」の連載をスタートさせました。沢木先生、細見先生、栗田主宰の俳句を取り上げて、皆さんの3名の師についての思いを、写真を添えて随筆風に書いて頂いてきました。おかげで皆さんからの好のうちに進んでいますが、インターネット環境にない方にも読んでいただけるように、「伊吹嶺」2月号より抜粋してibukinet記事に掲載します。多くの方に読んでいただければ幸いです。

5.HP句会の充実
 毎月HP句会には伊吹嶺会員、会員以外の方からの応募は相変わらず好評で、応募句をインターネット部同人が手分けして、選を行っていますが、今年から年間大賞を設けて、さらに積極的な応募を期待していきたいと思います。詳しくは「HP句会」のページを参照して下さい。

6.季寄せコーナーのリンク
 既にインターネット部同人のHPに伊吹嶺同人、会員の俳句を季寄せ的に作成されています。これをいつでも伊吹嶺HPより閲覧出来るようにリンクしたいと思っています。

7.その他、「伊吹嶺」誌の表紙は1月号から小林章三画伯の絵に切り替えていますが、これにあわせて伊吹嶺HPのトップページの写真も小林画伯の絵に切り替えたいと思います。この切替についてはもう少しお待ち下さい。

 以上長々と書きましたが、このように今年は新しい試みを通して、ネオ・インターネット部の1年目としたいと思います。
 皆さんのご支援をお願いするとともに、インターネット部スタッフ一同努力したいと思います。(隆生)
<< TOPページへ戻る

copyright(c)2003-2007 IBUKINE All Right Reserved.