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伊吹嶺落書  (15年後半保存分7月から12月までの落書)(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)
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27.12.31 (3612)
 隣の部屋のテレビから紅白の番組が聞こえて来ます。 豪華な画面ですので、やはり見ておかないと。
部屋を言ったり来たり・・・・他の番組も見たりと、忙しくしています。

 いぶきネット句会12月の会報を配信していただきました。今年1年の作業は これで終わりました。
「伊吹嶺」のページを開いてくださいました読者の皆さんに感謝 感謝です。 有難うございました。

 主宰は伊吹嶺12月号の<伊吹嶺山房記>の中で、以下のように述べておられます。

    ・・・・来年は「伊吹嶺」創刊十八年目の年であり、二十周年を間近に控えた年となる。
     全員初心に返り、地道な努力を重ねて実りある年にしたいものである。


 いぶきネットも<初心>を肝に銘じて、国枝部長さんの下で 皆さんと支え合って頑張ります。
来年も宜しくお願いします。(孝子)

        目つむれば遠き師の声師走富士        栗田やすし  (平成26年「伊吹嶺」2月号)

        幼子に切らすトランプ年の暮           河原地英武  (平成27年「伊吹嶺」2月号)



                                                    写真は樹炎さんからいただきました。

27.12.30 (3611)
 レコード大賞も決まりました。 いよいよ今年も終わりがそこまで来ています。
地球上では悲しい事が 沢山ありましたが、 いぶきネットは今年も 伊吹嶺賞や新
同人等で、お祝いメールが飛び交いました。その中でも何よりも良かった思ったのは、
毎月のいぶきネットの作業が皆さんの力で滞りなく続けて来られた事でしょうか。
皆さんに 感謝!です。


★ 今年初めて柚餅子を作りました。 切っ掛けは 細見先生の俳句を知った事から
です。

 大きめの柚子を頂いたのを機会に、ネットで調べて挑戦してみました。 くり抜いた
柚子にを器にして、いろいろな材料を詰めて1時間近く蒸して、1個づつ和紙に包み 
寒風の中で2~3ヶ月ほど干します。手順は簡単ですが・・・・・・・・。
 5階の我が家では、北側の玄関の脇の柵に1個づつ吊るして干して(写真)あります。 黴が生えたら失敗だそうです。夜中の雨に当ててしまったり、暖かい日は日中だけ冷蔵庫に避難させたりと・・・・・・落ち着かない日々が続いています。
 家族や来訪者から、「何なの? おまじない?」と聞かれるのも楽しみの1つです。

 10年ほど前に 旅先の能登で求めたことがありますが、高価だった記憶があるので、材料費よりも 固く干し上げるのが難しいのかもしれません。 「柚子」も「柚餅子」も秋の季語ですが、「柚餅子」に限っては、寒風が命ですので、私は冬の季語としても良いのでは?と思っています。

 風邪などで食欲の無い時、柚餅子をお粥等に添えると食が進みます。(孝子)

       能登柚餅子透くまでうすく切りたるよ     細見綾子    昭和62年作

                                                

27.12.28 (3610)
 ふらんす堂のホームページを見ました。
<綾子さんと立子さんの余裕>として、以下の句が載っていました。

     年の瀬のうららかなれば何もせず    細見綾子

     年の瀬を忙しといひつ遊ぶなり    星野立子


 私も俳人(格が違いますが)・・・・お2人を 見習ってみようかな?と。(孝子)


   いぶきネット句会の皆様     新年の投句・選句・締切のお知らせ     


 いよいよ 残すところ後何日、「数え日」大晦日を迎えます。

今年は、いぶきネット句会の皆様の大躍進に喝采を送りました。

来年も一段と健康で飛躍の年で有ります様に。


 早くも、お正月の帰省ラッシュが始りますね。

大昔、帰省と言えば、茶の間で母が繕い物を、父は柱時計にネジを巻く・・・            

故郷を思う時、何故か父母の仕草が浮かんだものです。

柱時計の振り子の音に、満たされる安心感、 重たい布団に潜り込む温もり・・・

全てが便利に成った今から思えば、つまらないかもしれないことが、

宝物の様に思い出されるのは、どうしてでしょうか。

                                                  
上の2枚の写真は樹炎さんが送って下さいました。
    数へ日やゼンマイ時計巻直す     藤田岳人

    魚臭き釣銭貰ふ年の市        足立サキ子

    境内に火の爆ぜてをり大晦日     奥山ひろ子


          さて、投句締切 1月1日(火曜日)から5日(土曜日)午後9時締切

              選句締切 1月6日(水曜日)から10日〈日曜日)午後9時締切
 
                     投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


 この場をお借りて、皆様 お健やかに良いお年をお迎えください。来年も宜しくお願い致します。

                                           八尋樹炎


27.12.27 (3609)
 まさに 「数え日」ですね。  大掃除が待っています。

★関東支部長・中野一灯さんの伊吹嶺叢書『夜霧』が刊行されました。
手にも心にもずっしり感が伝わります。
 一灯さん おめでとうございました。 詳しくは 部長さんが後日紹介してくださいます。

    石畳夜霧に濡れてロマの唄    中野一灯


★HP俳句会 今年最後の選句結果をアップしていただきました。
今月の高点句は、三重県の暁孝さんの「 残照の漁船に群るる冬かもめ 」です。
早速 賞品の伊吹嶺12月号を送らせていただきます。


★12月いぶきネット句会の添削例をアップしました。担当の8人が頑張りました。
いぶきネット句会<添削例>から、ご覧ください。(孝子)


27.12.25 (3608)
 いつも 登山の話題を提供していただいている いぶきネット句会の仲間
安藤一紀さんから、メールと沢山の写真が届きました。

 冬至の22日、伊勢音頭に、『お伊勢参らば朝熊かけよ朝熊かけねば片参り』
と歌われている名山、朝熊ヶ岳(あさまがたけ555m)に登ることができた。

 今回は、人気コースを選択。近鉄朝熊駅で下車し、道沿いの千躰地蔵を拝し
て約10分で集落抜け、出会い広場から登山口へ。石垣の残る古道(朝熊岳道)
を約1時間登る。この間にケーブルカーの廃線跡がある。やがて朝熊峠に出て、
その後約15分で朝熊ケ岳山頂に着く。経塚群、奥の院、金剛證寺を経て山上公
苑展望台へ。360度の展望を楽しみ、昼食のインスタントラーメン
を啜る。

 下山で、宇治岳道を約1時間30分辿ると麓の伊勢神宮宇治橋直近に到着。お伊勢さんの
お参りも出来る。山頂直下の金剛證寺は伊勢神宮の鬼門を守る古刹で、4つの参道が通じ
車でも登れ、かってケーブルカーの山頂駅からボンネットバスが参拝客を運んだとか。 山上
公苑からの伊勢湾に浮ぶ答志島、神島、伊良湖岬の眺めはすばらしい。


 10日後には、何万もの賑わいとなる神宮界隈の五十鈴川駅周辺まで、真白の道路標示
ペイントや真新しい駐車場看板が設置されるなど、初詣への準備が粛々と進められている。
空席の本店で三個290円の赤福と熱々のお茶を堪能した。(一紀)

           年用意靄あたたかき日なりけり    久保田万太郎

           山国にがらんと住みて年用意     廣瀬直人

           木がくれにうぶすなともる年用意   伊東月章

        上の写真は朝熊山の山頂からの眺望。下は 芭蕉句碑「神垣やおもひもかけず涅槃像  はせを」です。(孝子)


27.12.24 (3607)

  リークリスマス

 昨夜 家族で近所のクリスマスイルミネーイションを見にゆきました。

住宅地の道を挟んで約70メーターの距離に並ぶ13軒の個人宅が

協力して毎年 各家庭独自に飾りつけた イルミネーイション です。

小学生の孫に見せる為に、飾ったのが始まりで「皆さんどうですか」と呼びかけ、

同得て続けられているそうです。

乳母車の家族や、小学生・おじいちゃん・おばあちゃんなど、楽しんでいました。


                                           八尋 樹炎   

           ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆
  

       エレベーター聖樹映して昇りけり       藤田岳人

       行きずりに聖樹の星を裏返す         三好潤子

       降誕祭讃へて神を二人称           津田清子

       へろへろとワンタンすするクリスマス     秋元不死男    

       白髪また増えて聖夜のケーキ食ぶ      栗田やすし


27.12.23 (3606)
 アップが遅れてしまいましたが…・ 樹炎さんから メールと写真が届いていました。
冬至の話題です。 皆さんは 冬至の日を どう過ごされていますか?(孝子)

  冬至

 去年より10日以上も遅れて初雪が降り、今日は「冬至」です。

いよいよ、冬もこれからが本番ですね。

一年で最も昼の長さが短い日・・・この日を境に太陽は力を取り戻「一陽来復」運気、

陰から陽に転じて良いことが起こるとされています。

 我が家では、今夜、娘が育てた南瓜をスープにしてくれるそうです。

冬至に南瓜を食べるのは、古くからの風習ですが、流石にスープとは時代ですね。

尚、南瓜にはビ「タミンA」が豊富で風邪の予防に効果があります。

枯れ葉は春に備え、じっくり力を蓄えています。

皆さんも年用意の最中栄養を付け、お試し下さい。  

      子は遠し妻と二人の冬至粥   栗田  やすし
  
      仏壇に冬至南瓜の湯気ゆるる  菊山  静枝
 
        


27.12.21 (3605)
★毎月「落書」へ話題を提供していただいている鈴木英子さんから メール
が届きました。今回は奈良です。

  「師走の奈良で」

 いぶきネットの皆様、暮も押し迫ってきました。知立句会の
鈴木英子です。


 1217日(木)私は思い立ってふらっと奈良へいきました。
前日に京都に泊まり、近鉄に乗って、興福寺の阿修羅様や、

月堂の観音様にお会いしようと奈良公園を東に歩いていくと、
頭に平たい笠を載せ,束帯の略した姿の男性の
10人ほどの一行
に出会いました。そういえば今日は春日大社の「おん祭り」で
す。この「おん祭り」は中部地方や関東ではあまり有名ではな
いのですが、近畿地方では
12月の有名なお祭りのようです。


 お祭りは春日大社、若宮大社の行事で、メインは様々な時代の衣装を着けた人々の行列が奈良公園に集まって県庁前から近鉄奈良駅、JR奈良駅を回って猿沢の池を通り、春日大社の参道にしつらえたお旅所に到着しそこで、流鏑馬や、田楽などを奉納するというものです。

 実は3年ほど前、私は同じ時期に偶然にこのお祀りに出会い、その時も、行列を見物して、午後、お旅所で、流鏑馬を見て、どうしても田楽という舞を見たかったのですが、会場は人だかりで後ろからは何も見えなくて、とても残念な思いをしました。

 今日は朝10時ごろ、先ほどの束帯姿の一人に思い切って声をかけました。「今から行進ですか」「いえ違います。行列は昼からです。私たちは、今から、奈良女子大の隣の(初宮神社)というところで田楽の奉納をします。良かったら付いていらっしゃい。見学していいですよ。」ということ。何とラッキーな。私はその方々の後についていきました。

 「初宮神社」はとても小さなお宮さんで境内も狭くそこで、田楽の舞が行われました。田楽は、お能の元祖でとても素朴なものでした。小さい剣、扇などの舞を舞い、後ろでは、横打ち太鼓、鼓、笛などにあわせた謡を謡狭い境内を四角に歩いて舞います。そして二人で万歳の掛け合いもありました。ここからお能や猿楽に発展していくのです。
 午後は猿沢の池まで出向いて歩道に座り込んで、行列をしっかり見物しました。ラッキーな旅でした。



★いぶきネット仲間の 玉井さんからメールを頂きました。 「伊吹嶺」の仲間の頑張り!のお知らせです。(孝子)

   落書へのお知らせです。
『俳句四季』1月号の「四季吟詠」の加古宗也先生の特選に しゃくやく句会の加藤弘一さんが特選です。
  
      幽霊が腕の蚊を打つお化け小屋   加藤弘一

  先月号に続いての特選です。5回目だそうです。おめでとうございました。(玉井美智子




27.12.18 (3604)
 我等が「伊吹嶺」編集長の下里美恵子さんから メールが届きました。

 気候の暖かさにうかうかと過ごしていたらいつの間にか12月半ば、

12月9日が漱石忌でした。今日は小説家として名を馳せたばかりでなく、

子規と深く交流し、俳句も多く詠んだ漱石のエピソードをご紹介し

ます。よく膾炙された話なので既にご承知の方もいらっしゃるとは

思いますが・・・。


 明治33年、ロンドンに留学した漱石は、二年余の留学生活を「不愉快の二年なり」と言っています。

理由は食生活にあったようで、妻へ「日本に帰りての楽しみは、蕎麦を食ひ日本米を食ひ・・」と書き

送ったそうです。胃弱に悩まされていた漱石らしい話です。


 ところが帰国後、それ程楽しみにしていた蕎麦なのにあまり食べず、専ら油っこい洋食を好んだとい

うのです。朝食は耳を落とした食パンを火鉢で焼いてバターを塗って食べたというのですから、ロンド

ンでの苦しみは何だったのか。可笑しいような、気持ちがわかるような、人間らしいエピソードに親し

みが湧きます。


 主宰も漱石に親しみをお持ちのようで漱石忌の句を多く詠んでいらっしゃいます。 <髭を剃る鏡く

もれり漱石忌
><動かざる牛を見てゐる漱石忌><妻の愚痴聞き流しゐる漱石忌
   (下里美恵子)


 
因みに…・・・・下里さんは『俳句四季』の俳句応募のページ「四季吟詠」の選者です。下里さんの担当号の応募締め切
りは、1月20日
です。綴じ込みの応募はがきをお持ちの方は、是非! 


                           
写真は、秋篠寺の庭の菩提子です。葉は散りつくしていました。(孝子)


27.12.17 夜 (3603)
 な・なんと 福岡で霰!
いぶきネット句会の幹事・樹炎さんから 写真を添えてメールが届きました。
霰の気配に 即カメラを探されるとは・・・・・さすが樹炎さん! (孝子)

   年用意

 今朝、 突然の雷鳴と初霰・・・慌てて カメラを探しに走りました。

北の窓をたたく冷たい風、 庭石を弾く霰・ 赤い実を白く埋める霰・

瞬く間に石畳をお洒落に変えて・・・

温暖化で暖かい日が続いたせいか、珍しいものでも見たような気なのです。


 我が家は昨日 一日中、庭師四人で、大樹の伐採でした。

ブナ科の木・ コナラ・ カシワ・ クヌギ・椎・など、雑木の庭も長年暮らすと屋根を越え陽射しを遮ります。

チェンソーの唸る響きに、木々が悲鳴を上げているようで・・・

小ざっぱりした庭も悪くは有りませんが、枝間の透いた木々は鳥達に敬遠されるでしょう。

伐採された木々は無駄なく、 来年の椎茸栽培に使いますが・・・

急に雲間から、太陽が覗き眩しい庭に成りました。皆様ご笑覧下さい。(樹炎)

   
     算数を途中でやめて見る霰      佐瀬  元子

     どの木にも日がさす枯葉散り尽し    櫻井  幹郎

     朴落葉はりつく雨後の石畳       伊藤  範子



27.12.17 (3602)
 いぶきネット句会の酔雪さんが 毎月岡崎市の話題を 送ってくださいます。
写真も沢山いただきましたが、 その1部を載せさせて頂きました。
送って頂いたのは 4日ほど前ですので、 もう紅葉は散っているかもしれま
せんね。(孝子)

〈東公園・紅葉・志賀重昂〉

今日は、岡崎市の東公園の紅葉を見てきました。公園には三つの大
きな池があり、自然に富んでいます。園内には
1500本のモミジが植栽
されています。池とイロハカエデの紅葉の組み合わせが美しく、とく
に足延池の浮御堂や、ひょうたん池の観月橋周辺が素晴らしいです。
 11月中旬から12
上旬にかけてライトアップも行われます。そし
て、岡崎が生んだ世界的な地理学者として知られる志賀重昂(しげ
たか
18631927)の関連の施設や文化財を見て回りました。

 重昂は、政治家・政治評論家・ジャーナリストとしても活躍しまし

た。そして、日本の伝統美 (山水) を自然科学によって解明した
「日本風景論」をはじめ多くの著書を残しました。「世界を旅して
26
万マイル」と称えられた重昂は、日本人の景観意識を一変させる
とともに、日本の近代登山の先駆けにもなっています。日本山岳会
は、英国人の宣教師W・ウェストンと重昂らの示唆により、1905
(明治38)に設立し
ました。「日本ライン」「恵那峡」などは、重
昂の命名によるものです。


   ・世尊寺(釈迦堂):重昮氏発願による寺で、重昮氏がタイ、イ
  ンド、セイロン、ミャンマーの仏跡を巡拝したときに収集した仏
  像、仏画、仏石などがあります。本尊はインド渡来の日本唯一の
  金銅釈迦説法立像です。境内には、岡崎市出身の芸術家、思想家、
  社会運動である近藤孝太郎氏(18981949)の歌碑「こころしつ
  かにけふ白梅の淋しさを見ているごとくつねにかもあれ」があり
  す。


   ・南北亭:南北亭は原名を「四松庵」といい、重昂氏が、世界各地で収
  集した木、竹、石を用いて、明治44年東京代々木の自邸内に茶室を兼ね
  て建てられたものを、昭和4年に移築し改名したものです。


  ・三河男児の歌碑と銅像:三河男児の歌は、薩長藩閥政治に牛耳られてい
  る明治の世相を慨嘆し、三河の風土に育まれた歴史と偉人に心を馳せ、三
  河人の士気を鼓舞して、日本の指導者として立つことを願って、志賀重昂
  が詠ったものです。(高さ5m×横2.4m重昂氏作の漢詩)


  ・志賀重昂の墓(純インド様式のスツーパ



              写真は上から 重昂の像・ 南北亭・三河男児の歌碑です。(孝子)



27.12.16 (3601)
 昨日、今日と今年最後のいぶきネット句会の合評会が行われました。2日間とも20数名の参加で、活発は意見が出されました。
 ただ全句数が110以上となると、2日間で全句にコメントすることは非常に難しいことで、消化不良もありました。出来るだけ多くの句にコメントを出そうと思いましたので、急いだ発言とならざるを得ませんでした。
 これは来年への課題となりそうです。それにしても今年もいぶきネット句会が活発化していることは喜ばしいことでした。また来年のいぶきネット句会に期待したいと思います。(隆生)(132439)


27.12.14 (3600)
★嬉しいような・・・寂しいような・・・ニュースです。

 伊吹嶺のLINK集の中の「風茶房跡地」で 細見綾子先生の生家が 来年の夏
頃に 改修工事が行われることを知りました。
 綾子先生の生家は、「伊吹嶺」の多くの仲間が見学し、多くの俳句が生まれました。
改修された後は、細見先生の展示コーナーが設けられ、そこには 沢木先生の作
品も並ぶようです。
 詳しくは「風茶房跡地」を ご覧ください。

   友若し橋の冬陽を見に行けり    (金子兜太氏一家丹波に来る  昭和29年作)

   裏山の雪の菜茹でて貰ひたる    (丹波  昭和56年作 )

   山茶花の桃色うすく淡かりし      (丹波の家の庭 平成4年作)



★正岡子規の絵(2点?)と詩が 愛知県で見ることが出来ます。

 愛知県碧南市藤井達吉現代美術館で、12月20日まで「画家の詩、詩人の絵」
と題した 美術展が開かれています。 
 それぞれの作品には詩が添えてあり、小品ですが沢山の作品と詩に出会うこと
が出来ます。 子規・北原白秋・高村光太郎・宮澤賢治・竹久夢二・青木繁・松本
俊介など60数名の錚錚たるメンバーです。
 途中で作品の入れ替えがあった様ですが・・・・・・私は子規の<自画像>や、
歌人の春日井健の<自我像>が印象に残っています。(孝子)


      上の銀杏の写真は 樹炎さんからいただきました。13日の鳥居の写真と同じ場所です。

27.12.13 (3599)
★今日は 愛知の同人句会でした。 参加者64名・不在投句3名で、投句数
201句! 選句は大変でしたが、沢山の佳句に出会う事が出来ました。
 主宰・副主宰からも いつもより時間を掛けて、丁寧に指導を頂きました。
 新同人の7名も 今月から仲間に入って頂き盛会でした。
 

 右の写真は 最新の主宰と副主宰です。


 
来年の愛知の同人句会は・・・
1月は休会。2月から始まります。 皆さまお忘れなく。



いぶきネット句会の皆様  合会評のお知らせ


  今年は 紅葉が十日以上も遅れて、不思議な現象です。

強い風雨の後、 あの大銀杏の黄葉は無事だっただろうか。

買い物のついでに回れば、飛びこんできた雨あとの色濃い黄葉・・・よかった~~!

初冬まで、鮮やかに黄葉する銀杏は、黄葉の中でも際だって美しいものです。

巨木は遠目にも眩しく、他の木々を圧倒し、長い秋のフィナーレを飾って

いるように思え、得した感じです。

  そろそろ、「大掃除」や「煤払い」の時期ですね。

昔は、畳まで干し、拭き上げていました。冬至までは「日短」ですね。

皆さんの「年用意」は如何でしょうか。風邪にご注意下さい。

     畳打つ竹よく撓ふ煤はらひ         高橋ミツエ

     煤逃げや古書街裏の喫茶店        武藤光晴



★横井さんから、写真を添えてメールが届きました。朝日カルチャー
俳句教室の 今回の吟行地は四間道
(しけみち)です。(孝子)

 こんにわ。あっというまの師走です。
昨日(1212日)午後、朝日カルチャーセンター俳句教室
(都合ナルミさん指導)の仲間で
恒例の吟行に行って
きました。
 11名が参加。名古屋市西区の四間道を散策しま
した。穏や
かな天気で、江戸時代の古地図(享保年間)を見ながら、の
んびり歩きました。生憎、屋根神様は、閉じられていました
が、町屋、土蔵、堀川を
ゆっくり眺めました。

 句会は浄心の西区生涯学習センタ
-で実施。「よい句が多いわ」
との、ナルミ先生のお言葉。吟行は時間が短時間であること
から、俳句の勉強には最適です。

句会後、隠れ家の店で、忘年会を実施。俳句談議に盛り上り
ました。(横井一夫)



27.12.11 (3598)
 12月と思うだけで 落ち着きませんね。

★今年最後の いぶきネット句会の選句一覧(名前なし)を配信していただき
ました。会員の方々が、今月は113句の中から5句づつ選句をされました。
主宰の選が載っています。(1番楽しみなところでもあります。)特選は何方
でしょうか? 
15・16日が今年最後の チャットによる合評会!です。


★毎月1回、近所の公民館で「漢字の成り立ち」についての講座が開かれます。 
漢字文学者の白川静氏の独自の研究に基づいた内容です。漢字の成り立ちは、
古代中国の宗教的な文化が大きく影響しているとか・・・・・

 文字は神との交通の手段として生まれましたが、 今回は「うた」について学
びました。

 吼・踊・可・哥・歌・詩・謡・童・嘆・吟・無・舞・詠・倡・ 等々は<うた>を意
味します。
 俳人としては、<詩と詠>が気になりました。
篇の「言」は <辛>と<口>に分かれています。辛は、罪人に入れ墨をする時
の針。口は、祝祷を収める器。 嘘(違反)があれば入れ墨の刑罰を受ける事か
ら、神に祈って誓う言葉を表わしています。
「詩」は、旁の<寺>が 定着した場所や持続をあらわすことから、呪能をもつよ
うな儀礼を保ち続ける歌を言うとか・・・。
「詠」は、<永>が水(川)の合流を意味する事から、勢い激しく声をゆるめず長く
伸ばす歌い方です。
 文字の語源を知る事は、使う文字をより親しく感じることが出来る事と思いまし
た。俳句を詠む時に 役に立ったら 楽しいのでは・・・・・。(孝子)



27.12.08 (3597)

  いぶきネット句会の皆様      選句締切のお知らせ


  早朝 見上げる空に、「三日月と金星」が接近して綺麗でした。

12月8日は「開戦記念日」ですね。昭和も遠く成りました。・・・

 暦の上では「大雪」ですが、小春日和が続きそうです。

明るい日差しに裏庭に出ると(水仙)や(木瓜の花) が咲いています。

鴨の浮寝 鳰の水輪 朝焼け雲の映る湖面をゆらしています。

蹲を埋める落ち葉、枯れ葉は、何時も吹き溜まりに片寄って・・・

落ち葉は掃かず嵩を楽しんでいます。何かと気忙しい師走ですね。

皆さんの辺りは如何でしょうか。お体ご自愛下さい。


     路地奥に生地干す棚や水仙花     中野一灯


     休め窯裾に落葉の吹き溜る      伊藤貴美子



   さて、明後日12月10日(木曜日)午後9時選句の締切です。

  締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
  

                               八尋 樹炎   
 
                         ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


27.12.07夜 (3596)
 今月も「伊吹嶺」誌12月号が届いてから、ネット部の皆さんのご協力により、HPメニューが更新されました。
 まずトップページの3句、主宰の12月の俳句とも綾乃さんに更新して頂きました。その他更新されたメニューは「伊吹山房雑記「いぶきネットの四季」「環境と俳句」「ジュニア俳句」,他にネット同人、会員俳句(伊吹集の4句、山彦集の特選)などです。なお今月の「いぶきネットたより」はありません。それぞれのページへはリンク接続されている各ページをクリックして下さい。
 なお今月の3句の内、栗田主宰の句はスライドショーに合わせて「着脹れて乗るふるさとの渡し舟」です。

 今日、御在所岳の俳句ingの秋の句の選のため、御在所岳の麓に出かけました。私の住んでいる町では楓紅葉はもう色褪せたり、散っていますが、ここではまだ鮮やかな冬紅葉が残っていました。運転中でしたので、写真を撮ることは出来ませんでしたが、その代わりの楓紅葉を載せます。御在所岳の麓の楓はまさにこんな感じでした。(隆生) (131154)


27.12.07 (3595)

 徒歩さんから、写真を添えて メールを頂きました。
右の写真の著者は、力石を詠んだ俳句を探し出して、場所や謂れ等々から<力石>の事を
研究をされているようです。私の句も 見つけて載せて下さいました。(孝子)

全国の力石の調査研究をされている高島慎助氏から「力石を詠む」という
句集を贈って頂きました。
 私のブログの力石の句を見て連絡をいただいたのが縁であります。(徒歩)


     木枯や決闘地なる力石   徒歩  (京都市左京区一条下り松町) 

     秋興や腰かけてみる力石  ゆうこ 
(     同上        )
 
     花楠や俵の形の力石    孝子  (桑名市多度町下野代・野志里神社)


四日市大学高島研究室HPより

 力石(ちからいし)とは、労働を人力に頼らざるを得なかった時代に、体力を養うのを目的とした
石のことです。力石を用いた「力持ち」は、一人前の男としての通過儀礼、鍛錬および娯楽として
用いられていました。
体育史学・スポーツ人類学の立場から全国の力石を調査研究しています。




27.12.06 (3594)
 このページの11月30日に山の話題が載っていますが・・・   
いぶきネット仲間の 安藤一紀さんから 今回も写真を添
えて、メールが届きました。 雨の日の登山の様子です。
                             (孝子)
 
   風越山(かざこしやま 1535m)
 飯田市の西に 堂々とした山容で迫り上がる虚空蔵山
(こくぞうやま)と風越山がある。
古くは飯田領主も登った白山社奥宮のある信仰の山。
今は地元民の登山マラソンや健康ハイクの山、伊那谷と
南アルプスの展望台として親しまれている山。
近隣居住の同年輩のいつもの2人を誘って…近場の日帰り登山に出かけた。
 
 12月3日、昨夜からの雨は午前9時過ぎには上がるとの‘読み‘から、遅めに
出発し、
雨中の中央道をゆっくり走る。
飯田ICを出て登山口の風越山麓公園に10時に到着したが、予測に反し未だに
降り続いており車中で待機する。

 10時20分小降りの中、合羽を着込んで登山開始。濡れた落ち葉の径は、靴
底の荒い登山靴でもよく滑る。冬でも合羽着の登山は暑くて苦痛だ。雨雲が山
全体を覆い期待した景色を隠して…ますます気が重い。
それでも、約一時間で虚空蔵山分岐、11時45分虚空蔵山に到着すると雨がに
わかに止み、その場で急遽昼食とする。
 眼下の雲間に、冬の伊那谷の町が静かに見えており、外国映画の彷彿させ
る景色である。

 12時45分白山奥宮、13時25分風越山山頂に到着、視界が晴れないため山頂の
三角点を手袋のままで触れ
九十九折の落葉径を引き返し下山、15時20分登山口に到着。

 片道合羽を着た往復5時間、今一達成感に欠けた12月の登山でした。(一紀)


       降りいでて落葉をさそふ山の雨     西島麦南


27.12.05 (3593)

  いぶきネットの皆様     投句・締切のお知らせ


  白い月が残るダム湖の空を、切り裂く猟銃音が谺して・・・

何時の間にか師走ですね。温暖化のせいで紅葉が遅れた年です。

庭に笹子が来て気ぜわしく囀り、雀は大樹に羽音を立てて潜ります。


 賀状書く用意をしている最中、親友の喪の葉書を受け取りました。

悲しみと絶望感・・・残り少ない暦に、齢を重ねたりしてしまいます。

健康が何よりです。冷たい雨ですね。皆さん風邪にご注意下さい。


         笹鳴きに目覚めて白き障子かな  秋永 文子      

         賀状書く夜更音なき雨となる   神野 喜代子


         さて、 5日午後9時投句の締切りです。 

            早めにお送りくださるようにお願いいたします。 


                               八尋 樹炎   
 
                      ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


27.12.03 (3592)
 全国大会が終り・・・荒川さんの「俳人協会新鋭評論賞」に盛り上がり・・・その間にも 着々と各支部の新年大会の準備が進んでいます。 愛知支部・新年俳句大会担当の範子さんから メールが届きました。


     ★愛知支部新年俳句大会にご投句の皆さまへ

 来年1月16日(土)中日パレスにて開催の新年大会には 202名のご投句をいただきました。
有難うございます!!

 お手元に出句一覧が届いたころと思います。
選句の締切は 12月11日(金)必着です。
一覧製作をお願いしているイシグロ印刷様の、年末年始のお休みの関係もありますので
期日までに届きますように、ご選句いただけましたら幸いです。
 よろしくお願い申し上げます。(範子)




★12月1日の京都句会の様子を 徒歩さんが 送ってくださいました。
関西支部の皆様 全国大会の吟行会では お世話になりました。
 
 今晩は、今日は京都句会でした。
皆様早めに集合したので会場ロビーで清記と選句用紙にその分の書き
込みを済ませ句会に臨みました。おかげで何時もより余裕を持って感想
や意見の発言が出来たように思います。

今日は残念ながら河原地副主宰不在の吟行となりました。
JRで嵯峨野へ場所を移し「長慶天皇嵯峨東陵」、「安倍晴明墓所」、「鹿
王院」と歩きました。
今日のメインは鹿王院。今日も参加されている中斎ゆうこさんの伊吹嶺
賞応募作品「坊泊り」の体験場所であります。

 人気の嵐山、奥嵯峨と違って静かな場所でありました。(徒歩)

       鹿王院廻り疲れて日向ぼこ   忽布
       鵯の声ふる石畳冬日濃し    惠光
       光背のごとき冬日や阿弥陀仏 佳子

                                         写真も 徒歩さんが送って下さいました。(孝子)

27.12.02 (3591)
 昨晩遅くに ビッグニュースが飛び込んで来ました。
我等がいぶきネット仲間・荒川英之さんの受賞ニュースです。 その後、ネット仲間か
らのお祝いメールが飛び交っています。 コツコツと積み上げて来られた努力の賜物と、
敬意を表したい気持ちでいっぱいです。新鋭評論賞の「新鋭」が眩しいですね。

 昨日のページで国枝さんが授賞式の案内を書いておられます。 その日は 丁度
関東支部の新年大会が夕方から開かれます。 皆さんでこの両方に参加しません
か? 


    新聞斜め読み    


  写真入選      「日本のエース」

 ラガーの五郎丸・・・話題のポーズをする案山子ですが、そのまま撮っただけでは面白さは伝わらない。
子供が同じ格好をすることで、ほのぼのとした作品になりました。

以上、地方紙の入選 写真の評価です。
最近、話題を振りまいている、この仕草が大人や子供まで大人気ですね。

皆様ご笑覧ください。              八尋樹炎 

                                   写真も樹炎さんが送って下さいました。地方紙からの掲載です。(孝子)


27.12.1夜 (3590)  「伊吹嶺」同人・荒川英之さんが第2回俳人協会新鋭評論賞に決定
 今日、落書を書いたあと、ビッグニュースが飛び込んできました。
 今日の俳人協会理事会で荒川英之さんの評論が第2回俳人協会新鋭評論賞に決定したとの報告がありました。まさに快挙です。現在「伊吹嶺」にも掲載されていますが、荒川さんはどの評論も丹念に事実の積み重ねから、自身の論旨を明確して書かれています。
 授与式は俳人協会「新年の集い」にて、以下の日時、ホテルにて行われます。「伊吹嶺」同人・会員の皆さんの多くの参加をお待ちしております。

 ・日時:1月12日(火)、午後1時~2時30分
 ・場所:京王プラザホテル 南館4階「扇の間」 新宿駅西口徒歩5分
 ・会費:5000円
 ・ご出席の方は住所、氏名、結社をご記入の上、葉書またはFAXにて
  〒169-8521 新宿区百人町3-28-10
  俳人協会「新年の集い」係までお申し込み下さい。
   TEL:03-3367-6621  FAX:03-3367-6656


 以上です。皆さん荒川さんにお祝いのメールをお願いします。(隆生)


27.12.1 (3589) いぶきネット句会の投句、選句の締切厳守のお願い
 早いものでいつの間にか師走に入りました。こんなに早く季節が過ぎると、自分の老齢化が加速されていくようです。この冬の長期天気予報が出されていますが、今年のエルニーニョ現象が強く、偏西風を北に押し上げるため、暖冬そして来年夏の冷夏の予想が出されています。冬に暖かいのは助かりますが、やはり自然らしく冬は寒く、夏は暑いのがふさわしいと思います。

 ところで27日の落書に樹炎さんからいぶきネット句会の投句案内がありますが、投句される方は是非締切の5日には全員投句をお願いします。これは選句も同様に10日は選句を終えて頂きたいと思います。
 いぶきネット句会の投句一覧表、選句一覧表(名前なし、名前あり)、最後の句会報など多くのネット同人の献身的な作業で成り立っています。締切日が過ぎてしまうと担当の方がやきもきしながら、投句、選句されるまで待っている次第です。皆さんとしては投句は4日まで、選句は9日までのつもりで思って頂けると幸いです。受付担当の方に代わってお願いします。

 写真の一面の欅落葉は妻の恩師、村上知氏より、近況報告に添えられていた写真です。合わせてトップページの写真もこの写真に変えました。(隆生) (130248)


27.11.30 (3588)
 安藤一紀さんから写真を送って頂き
ました。「伊吹嶺」の仲間の中には、若
い時から登山を続けておられる方が多
くおられます。
 一紀さんもその1人!で、今月13日
に金ヶ岳方面へ出掛けられました。

 写真右は作家・深田久弥終焉の地。
1971年、山梨県の茅が岳山頂近くの
尾根で、脳卒中の為急逝されました。

 左の写真は、茅が岳越しの富士山を、
西の連峰金ヶ岳から写されました。

      頂の静寂に在り秋天下    深田久弥


★11月・いぶきネット句会の会報を 配信していただきました。明日から12月です。
 いぶきネット句会・HP俳句会の投句を受け付けます。 いぶきネット句会は会員のみですが、HP俳句会は何方も参加していただけます。 毎月2句投句・無料です。 ご参加下さ~~い!(孝子)



27.11.29 (3587)
 横井一夫さんから、写真を添えてメールが届きました。 
いつもは 都合ナルミさん指導の「朝日カルチャー俳句教室」の話題ですが、今回
は 初耳(?)の話題です。 書店のコミックコーナーに立つのは チョット・・・・・でし
たが、是非 読んでみたい本ですね。

 ご無沙汰しております。急に寒くなりました。体になれるのに2週間ぐらいは
覚悟してます。

 今回は軟らかい話題です。孝子さんは、「あかぼし俳句帖」(コミック)はご存知で
すか。今年の1月から雑誌に連載され、人気の漫画です。俳句がテ
-マで、句会、吟
行など主人公らが、悩み、推敲する姿はとても面白く参考になり、またスト
--も味
わいがあります。


 自動車メ
-カに勤める明星啓吾は広報部に左遷され、何か趣味でもと俳句に出合い、
人生が変わり始めます
.・・・。シニア社員の人生奮闘記です。
 原作者の有間しのぶ
さんは、漫画家であり俳人です。


 ちなみに雑誌は「ビッグコミックオリジナル」で、毎月5日、20日の発売。書店ではどこに
もあります。
10分ぐらいで立ち読みもできます。単行本は2巻まで発売されてます。
595/1巻)興味のあるかたは、いかがですか。(横井一夫)





 今日は 名古屋近辺のインターネット部の皆さんで、打ち合わせ会を持ちました。
皆さんの都合の付く日がなかなか決められませんでしたが、12人が集まり、各々が
意見を 出し合いました。
 今年の いぶきネットの作業や 「自然と親しむ吟行会」の事等々 細かく話し合いが
出来ました。 来年の計画についても 既に話が盛り上がっていました。
 いぶきネットは 連係プレイの様な作業が沢山有りますので、時には皆さんと親交を
深める事が大切な事と思っています。 遠くにお住まいの方とも、時には直接お会い
して話し合いの機会が持てると良いのですが、 そこはインターネット部ですので、メー
ルで密に連絡を取り合って行きたいと思います。(孝子)



27.11.28 (3586)
★11月・いぶきネット句会の添削例を アップしました。添削担当の8人が頑張りました。
参考にしていただけると 嬉しいのですが・・・・・
いぶきネット句会<添削例>から ご覧ください。


★12月号『俳句四季』 <季語をむ>のページに 「伊吹嶺」編集長の下里さんの句が載って
います。ご覧になりましたか?

          凍鶴のひと声に湖引き締まる       下里美恵子


                                           写真は樹炎さんにいただきました。(孝子)

27.11.27 (3585)
 いぶきネット句会の皆様       投句・選句・締切のお知らせ


     大寒小寒山から小僧が飛んできた~~~♪

寒く、雪の散らつくような日に、子供の歌う童歌ですが、・・・

急な寒気に驚きましたね。九州の脊振嶺も薄らと雪化粧をしています。

寒さに向かい温まる「湯豆腐」や「おでん鍋」など囲む夕餉が最高です。


 庭に、赤い実が(十両)(千両)(万両)綺麗に色付き(山照しの実)(蔓科の男前)

(梅もどき)まで、華やかです。木漏れ日の庭を飛び交う小鳥たちが、はしゃいでいます。

皆様 肺炎や、インフルエンザにご注意下さい。 私の都合により、早めのご案内です


     湯豆腐のぐずりと動く手酌かな  中山 敏彦

     おでん鍋ワインの栓をポンと抜き 丸山 三依



  さて、投句締切 12月1日(火曜日)から5日(土曜日)午後9時締切

選句締切 12月6日(日曜日)から10日〈木曜日)午後9時締切
 
投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


                               八尋 樹炎   

                         ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


27.11.25 (3584)
 「伊吹嶺」の仲間の<頑張り>の続きです。

★『俳句四季』12月号の 山本比呂也先生の特選は我等が「伊吹嶺」の仲間
の加藤弘一さんでした。加藤さんは 三重県在住で<しゃくやく句会>に在籍
されています。加藤さん おめでとうございました。
  因みに・・・・山本先生は俳誌「松籟」の主宰です。

      宇治橋の前にて外すサングラス   加藤弘一


★名古屋市文芸祭では いぶきネット仲間の範子さんが入賞されました。

  名古屋市教育委員会賞
                   
       ひと隅は小さな花野母の畑    伊藤範子

 範子さん おめでとうございました。 以下のメールも 範子さんが送って下さいました。
2枚の写真も範子さんです。 (孝子)

 今年も母の生家のみかん収穫の手伝いに行ってきました。
今年は夜の寒さが足らなかったためか まだ色づきの浅い蜜柑もあるとのことでした。
毎年のことですが、近くの林から 鵯や目白がやってきて、この蜜柑畑は自分たちの
縄張りだとでも言いたそうに鳴いている中での収穫です。昨日も目白が畑の中にあ
る柿の木に集まって、賑やかに啄ばんでいました。毎年、年内に採りきれず残ってし
まうのですが、それらは全部鳥たちのものになります

 安物のデジカメですので 目白はぼんやりとしか見えないかもしれません。

        みかん山四方より目白声こぼす         ☆NORIKO☆


27.11.24 (3583)
 昨日は、二十四節気の一つ「小雪」 旧暦10月12日・わずかながら雪が降り始める
頃。天明8年「暦便覧」には、<冷えるが故に、雨も雪となりてくだるがゆえなり>と記
されている・・・そうです。 

     小雪の朱を極めたる実南天     富安風生


★ HP俳句会・今月の高点句は愛知県尾張旭市の吉田正克さんの
温め酒師も教え子も老いにけり」でした。 吉田さん おめでとうございました。
                       賞品の伊吹嶺誌を 送らせていただきます。 

                                                                        写真は「ノリタケの森」です。

 「伊吹嶺」の仲間の頑張り!も お知らせします。

★『俳句四季』12月号の<四季吟詠>柏原眠雨先生の特選は 福田邦子さんの句でした。

       地獄図の朱色褪せたる寺薄暑   福田邦子

 選者の柏原先生(きたごち主宰)は、・・・・・・・・廃れていく人造物と清新を繰り返す天然界との対比の読み取れる句である。と評しておられます。



★今年の「ねんりんピックおいでませ!山口  2015俳句交流会」は、10月18日に 山口県阿武町で開催されました。 「伊吹嶺」からも主宰と 会員の方々が参加されました。 

 ・当日の吟行会の成績です。

 選者(宮野しゆん)特選賞・正賞・准賞

      舟小屋の船ごと朽ちし石蕗の花     牧野一古

 正賞
      石仏にとんで馬追みどり増す      栗田せつ子

 准賞 
      紅すすき尼子の墓へなびきけり     下里美恵子

 ・事前投句分

  正賞 
          仏間の灯消して母の日終りけり          矢野孝子

                      以上4人! 大きくてずっしりと重いメダルと 楯(私はメダルと賞状)を頂きました。

    (当日句も事前投句も)「伊吹嶺」の沢山の仲間が入選に名を連ねておられました。(孝子)

27.11.23 (3582)
 華道に精通しておられる 鈴木英子さんからのメールが届きました。
英子さん毎月有難うございます。

全国大会は御所の隣のホテルで

 いぶきネットの皆様、知立句会の鈴木英子です。今年度の伊吹嶺全国大会は京都の
平安ホテルで多くの会員が参集して盛大に行われました。浅田先生の子規の法隆寺の
句にまつわる講演は改めて目から鱗の感じでした。

 また当日と次の日の吟行会の句会も皆さん素晴らしい句が多く、入選された方々の
句はさすがと思いました。

 私は、当時、8日の朝早く小雨の御所の庭を散策しました。そして時間があったの
で、蛤門から東へ歩いて廬山寺へいくことにし、寺に抜ける手前の庭に土御門邸跡の
高札を見つけました。それにはこのあたり藤原道長の屋敷があり、娘の彰子中宮の里
で、ここでよく過ごされ、後一条帝を出産されたところであるということである。
『紫式部日記』にもかかれている。なんと紫式部邸跡の廬山寺はその高札から道を隔
てて数百メートルの地にあった。私にとっては、今まで気づかなかったとは言え、大
きな発見であった。

 御所の建物内は三度ほど拝観し、平安文学の『枕草子』や『源氏物語』などの舞台
を実感したが、この土御門邸と廬山寺との距離の近さに身が震えた。ただ、どちらも
史実の真偽は確かでなく、よく調べてみたい。

 全国大会の行われた11月8日頃は銀杏紅葉や欅紅葉、楓の薄紅葉がきれいで、紫   
式部や彰子中宮、清少納言も愛でたのだろうか。

 高校の古文を教えていた現役のころは、書物で得た知識を中心に講義をしていたの
で、この現地での体験を踏まえていたら、もっと臨場感のある講義ができたのにと少
し後悔した。

 
この「伊吹嶺」全国大会は私にとって大きな収穫であった。  (鈴木英子)


                                      写真は11月8日の京都御所の大銀杏です。(孝子)

27.11.22 (3581)
 内田さんからメールを頂きました。 いつも静岡支部の会報の様子を知らせて下さいます。

こんばんは
 
 一番茶句会報10月号(561号)が届きました。
 
 先日の全国俳句大会で磯田支部長とお会いした時、「若い人たちの句会は、子供たち
が小さいうちはみなさんが出席してくれるんだけど、子供さんが大きくなるにつれ、職場復
帰や新たな職業につかれることが多く、退会や休会などされる方が増えて来ています・・・」
と少しさびしげにお話になられ、心配しておりました。

 そんな心配をよそに「一番茶10月号」では同人の坂本操子さんが、新しい句会の立ち上
げを紹介されています。他の句会への参加を躊躇していらっしゃる方々のために立ち上が
った「向日葵句会」だそうです。
 静岡支部の同人の皆さんのやさしさと温もりを感じさせてくれるビッグニュースですね。

 「向日葵句会」№1 の中から好きな句を選ばせていただきます。
操子さんは「他の句会の方々との交流をはかりながら、いつもの句会と違った感性を刺激し
合い、切磋琢磨して俳句向上に繋げてほしい」とのコメントも寄せていらっしゃいます。


向日葵句会№1」より
 
             爽やかやホルン吹く子のイヤリング       博子

             大寺の縁に腰かけ今日の月          美乃里

             陶壁の幾何学模様秋気澄む          まさ子

             行く秋の瀬戸の古窯の土匂ふ          紀子

             海光やオリーブの実の鈴生りに         幸子

      
       爽涼や朝日を拝むガードマン           敏子

             秋天へ鷹を放てり家康祭               操子

        操子さんの「お気軽に!」の言葉も嬉しいですね。    (内田陽子)

                                     写真は 樹炎さんにいただきました。(孝子)

27.11.20 (3580)
  玄海の渡り鳥

 この季節 干潮を見はからって糸島市にある「今津浜干潟」を訪ねると

越冬や渡りの中継として飛来した水鳥たちの鳴き声・羽音・水飛沫など生命力を
感じます。

海は、時雨でしたが、(捨て舟)や崩れた(牡蠣棚)に相乗りしている鴨・海鵜・
白鷲・などが 一同に東を向いていました。

海鵜は船頭のように見えて、棹させば今にも動き出しそうな姿勢に感動とユーモラ
ス・・・

 帰る途中 「九州場所の巡業部屋」を見つけました。流石に日中は、閑散として、
やたらに、華やかな力士幟が目をひきます。「遠藤幟」を車から発見しました。

相撲もそろそろ終盤、冬深むですね。

                                      
                                         (八尋樹炎






 亥の子
 19日の句会の茶菓子に<亥の子餅>を頂きました。 歳時記の上では知っていましたが、
初めていただきました。 
 和菓子屋の説明書きによると・・・
     ・・・・・古くは平安時代に伝えられたもので、五穀豊穣・無病息災・さらに
      猪の多産にあやかる願望から、旧暦10月初の亥の日に食したと伝えら
      れています。茶道の炉開きにも使われている伝統のあるお菓子です。・・・

 写真のうす紅色の餅には餡の中に胡麻と小豆が、白の方は胡麻と栗が入っています。   
今では困り者の猪ですが、大切に思われていたのでしょうか。昨日は、旧暦10月8日・
巳亥(つちのとい)でした。(孝子)

           ふるさとの亥の子といへば波の音    木村蕪城

           山茶花の紅つきまぜよ亥の子餅     杉田久女

           玄猪餅(げんちょもち)牛の口へも二つ三つ   西山泊雲


27.11.19 (3579)
 あの「花の都・パリ」が、哀しみと恐怖に包まれているようです。今月号の『伊吹嶺』の
<パリ便り>を 読み返しています。エッフエル塔について パリ在住の小林砂斗美さん
がエッセイを寄せておられます。エッフェル塔が 毎晩定時にキラキラと瞬き始めるという
内容です。シャンパンフラッシュと言って、フラッシュライトの点々(写真)が泡の弾けるよ
うにように瞬きます。 
 去年の今頃 私もクルーズ船から 眺めました。 夜の8時!多くの人を幸せな気持ち
にする瞬間でした。 最近のテレビには、その塔がトリコロールカラーに浮き立って、悲し
そうに見えます。
 ヨーロッパに平穏な日が早く戻る事を 祈っています。        (孝子)


        エッフェル塔見ゆる卓とる夜涼かな     倉田春名

        しやんそんの枯葉の巴里の石畳      文挟夫佐惠

        EIFFEL(エッフェル)のつりむづかし秋の空   江國滋酔郎

27.11.16 (3578)
 今夜も いぶきネット句会のチャットによる合評会でした。26名が集まり、多くの意見を出
し合い「伊吹嶺」の俳句を学びました。各地の様子を 知る事が出来るのは、 インターネット
句会ならではです。

 酔雪さんから 写真を添えてメールが届きました。 しっかりと現地へ出かけて 調べて下さ
いました。 感謝 感謝です。

 岡崎市鴨田町にある大樹寺は、「だいじゅじ」と読むが正しいのですが、地元
の人はなぜか、「だいじゅうじ」と伸ばして呼んでいます。その大樹寺の南に、
道路を一本隔て大樹寺小学校があります。その学校の名前も「だいじゅうじしょ
うがっこう」と伸ばして呼んでいます。ですから、1年生が入学すると、一番初
めに「だいじゅじしょうがっこう」と正しい呼び方を教えるのだそうです。


 大樹寺は、徳川氏(松平氏)の菩提寺で、松平親忠(第4代)が創建しまし
た。そして、この寺には、清康(第7代)が建てた国の重要文化財である多宝
塔があります。この多宝塔は、西日がかかる景色が一番美しいと言われていま
す。その他にも松平八代の墓もあります。


 大樹寺には2つの句碑があります。それは、「松蝉の松の下草深き寺 松本
たかし
」と「睦みあふごとし雨中の松さくら 能村登四郎」です。松本たか
しの句は、たかしが昭和17年に大樹寺を訪れたときの句です。


 大樹寺小の校門は、大樹寺の総門となっています。そして、その総門からは岡崎城が見えます。つまり、岡崎城、総門(大樹寺小校門)、三門、本堂が、南北に一直線につながっているのです。

 1560年、桶狭間の戦いで今川軍は織田軍に敗れました。このとき、松平元康(徳川家康:松平9代)は19歳で今川軍側でした。そして、大高城から大樹寺に逃げ帰り、先祖の松平八代の墓前で自害しようとしました。そこへ第13代住職の登誉(とよ)が「厭離穢土(おんりえど) 欣求浄土(ごんぐじょうど):穢れた地を離れ、清らかな地を求める」の言葉でもって諭し、思いとどまらせました。そして、白い布に「厭離穢土 欣求浄土」と書いた旗を掲げ、大樹寺に迫る織田軍と戦いました。そのとき大樹寺の祖洞和尚は、総門の閂で敵を蹴散らしたと言われています。その閂は今も残っているそうです。(酔雪


  家康の墓大寒の風鳴れり   
                  梅田葵


  虫干会柱にしばる太子絵図  
                  都合ナルミ 


  鐘つけば藪の雉子の鳴きやめり
                  栗田やすし




                            句碑の写真は、上が松本たかしの句碑、下が能村登四郎の句碑です。下の写真右が三門・総門・その    
                           総門の中に城が見えます。左は松平家八代の墓です。 (孝子)



27.11.15 (3577)
 11月のチャットによる合評会の1日目が済みました。参加者29名が意見を出し合いました。1時間
がアッと言う間に過ぎて、脇に置いたお茶は 手を付けないまま冷めていました。 あの意見に答え
たかった・・とか、質問したかった・・・・とか、思いが残りました。 
 明日も 9時から1時間学びます。いぶきネット句会の皆様 宜しくお願いしま~~す。

 世界野球も気になっていましたが、チャットが終わって侍ジャパンの逆転勝利を見ることが出来ま
した。明日は前田健太が 投げるようです。 チャットと両方気になっています。(孝子)


                                 写真は 樹炎さんにいただきました。


27.11.13夜 (3576)
 
今年の伊吹嶺全国俳句大会はそろそろ1週間近くなりますが、大会模様を長崎眞由美さんに書いて頂きました。ただ雑用が多くアップするのに遅れて申し訳ありません。昨日、今日と出張にも出かけておりました。今夜帰ってから大会模様をアップしました。大会模様はトップページの案内か【こちら】をクリックして下さい。
 写真を整理していると、ことのほか浅田先生ご講演及び栗田主宰との2ショットの笑顔がきれいに撮れていました。これを見ても楽しい大会であったと思います。大会の断片的なことは折にふれ孝子さんに書いて頂きましたので、大会ページの写真はその集大成みたいなものです。
 写真を撮るにあたっては安藤一紀さんに多大なるご協力を頂きました。一紀さん、ありがとうございます。
 なおこの大会記は全国大会のみをアップしましたので、翌日の吟行句会模様についてはアップしてありません。
 句会での栗田主宰特選の若山さんの出番がなくて申し訳ありませんでした。せめてこの落書に若山さんの喜びの写真を掲載します。(隆生) (427758)


27.11.13 (3575)

いぶきネット句会の皆様          合評会のお知らせ


 「七五三」を祝う行事が近まりました。

着飾った親子の睦まじい姿や、気恥ずかしそうな素振りの子供達を眺めてい

ると、昔、私の「七五三」を思い出します。今とは気候が違い、寒く小雪の混じ

る日でした。履物の(ぽっくり下駄)の窪みに雪が積もり歩けず、おんぶされて

帰った記憶があります。

 長い間に「温暖化」して、今では十一月に雪がふることは珍しくなりましたね。

 人家の遠近に、一つ 二つ、残された「木守り柿」が青空に映えて綺麗です。

田仕舞の煙に燻されているような掛大根、愛嬌に飾ったままの案山子達・・・

私の家も蜘蛛の糸に絡まる紅葉が風にキリキリ舞をしています。


        柿の朱を点じたる空こはれずに    細見  綾子

        母病んで掛大根に夕日濃し     栗田  やすし



 さて、合評会はいつものように、15日(日曜日)・16日(月曜日)の両日

    午後9時から行います。  投句 一覧および 選句一覧を用意の上

     伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。          


                                                (八尋 樹炎)


 
写真も 樹炎さんが送ってっ下さいました。真ん中の写真の中の立札には、「明日はあめけん
 グランドゴルフは いえでかしかあ」と 書いてあります。
 分かるような???・・・です。(孝子)


27.11.11 (3574)
 
全国大会の余韻に浸っています。 講演をいただいた浅田先生の滑らかな関西弁!
雨の御所の静けさ!等々 心に残りました。

★12月愛知同人句会のお知らせです。
 日にちは 従来どおりですが、部屋が 2階の222号 会議室に変わります
出席を予定されている同人の皆様 お忘れなく!!

             写真は一灯さんが送って下さいました。9日の相国寺(京都)のお庭です。(孝子)

27.11.9夜 (3573)
 
孝子さんの速報のとおり、8日に伊吹嶺全国俳句大会が行われました。そして今日は伊吹嶺連衆の自由吟行の後、午後から吟行句会が行われました。
 俳句大会の主宰特選、吟行俳句会の主宰特選はお知らせしたとおりです。
 また全国大会では奈良大学名誉教授の浅田隆先生による「正岡子規-法隆寺の句の背景-」でした。子規が奈良を訪れた時の前後の事情、そして子規が詠んだ「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」のあまりに有名なこの1句について、何故東大寺でなく、法隆寺でなければならないのか、そのあたりの事情について懇切丁寧に話していただきました。今まで漠然と知っていた事情がはっきりと教えていただいたようです。
 全国大会模様は近日中に長崎眞由美さんに書いて頂く予定です。 インターネット部に限っての事としては、大変喜ばしいことがありました。それは関根切子さんの伊吹嶺賞受賞、松井徒歩さん、梶田遊子さんの新同人の発表がありました。そして大会後に会場ロビーにおいて、ネット部メンバーにより3名の方にささやかなお祝いの集まりを行いました。
 今日はこの2点について報告するとともに、あとは眞由美さんに全国大会模様のアップをお待ち下さい。
 下の写真は浅田先生のご講演、ネット部お祝いの3名の写真です。

 ところで全国大会に出かけていた間に、綾乃さんに今月の「季節の俳句」(縦書き俳句)及び栗田主宰の11月号の俳句をアップして頂きました。ありがとうございます。(隆生) (427076)

 
ご講演の浅田先生
 
ネット部お祝いの切子さん、徒歩さん、遊子さん


27.11.9 (3572)
 速報です。

 
「伊吹嶺」全国大会が8日に開かれ
ました。150名余の会員が全国から
集い、盛会でした。
 会場は 京都御所に近く、雨の御所
の散策は格別でした。
 
 「伊吹嶺賞」や「新人賞」「秀句賞」の
表彰や、新同人のお祝い等々盛り沢山
でした。
 俳句大会の主宰の特選は 428句の
事前投句の中から 熊澤和代さんの句
  
      軍国の昭和は遠し不死男の忌  が選ばれました。

 翌9日の吟行会は、95名の参加者で

した。

 主宰の特選は 若山智子さんの句

   九条ねぎ青々育つ機屋路地

          が選ばれました。

 主宰、副主宰には 2日間に亘って、
選評や講話等々ご指導を頂きました。
 大変有難く、思い出深い大会となり
ました。

 大会担当皆様にも 世話になりました。有難うございました。

 詳しくは、 後日 トピックスのページで 
お知らせをいたします。  お楽しみに!(孝子)



いぶきネット句会の皆様       選句締切のお知らせ


 十一月八日京都平安ホテルに於て「伊吹嶺」の全国俳句大会が開催されます。  

「伊吹嶺賞」や「新同人」の皆様方、インターネット部の目覚ましい躍進に乾杯です。

お天気を心配しながら、遠方より応援しています。皆様、真におめでとうございます。


 早いもので、もう立冬です。、いよいよ夜明けが遅く、日暮れが早くなって来ます。

庭の(郁子)が熟しました。烏瓜も束ねて飾ってみました。季節が追っかけて来ます。

かって、どの家にも垣根に(山茶花)が咲いて、こぼれていました。

童謡にも歌われた初冬の風物詩ですが、(焚火)まで、禁止になるなんて・・・


       山茶花は咲く花よりも散つてゐる    細見  綾子

       師の句碑に十一月の日差しかな    栗田  やすし

       からす瓜引けば陶土のうすぼこり    井沢  陽子 


    さて、明後日11月10日(火曜日)午後9時選句の締切です。

    締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
  

                               (八尋 樹炎 )



27.11.6 (3571)
 
我が家では「伊吹嶺」11月号が届くのが遅れました。「伊吹嶺」誌が届いてから
ネット部の皆さんがそれぞれ分担して、更新して頂きました。
 主な更新は以下のとおりです。

 「伊吹山房雑記」「いぶきネットの四季」「環境と俳句」「いぶきネット句会たより「伊吹嶺ジュニア俳句「伊吹嶺ネット同人句
」「伊吹嶺」会員の「伊吹集」「山彦集」などです。それぞれのタイトルをクリックして下さい。トップページの「季節の俳句」の更新はもうしばらくお待ち下さい。
 この中で私は「伊吹嶺ジュニア俳句」を担当しています。スタートしてから4ヶ月になりますが、いつも子供たちの感性に感心しております。今月の特選句は静岡の原田和君の句で、「田植えあとぼくの両足指がない」です。田植実習したのでしょう。田植えが終わって田んぼから上がった時、泥まみれの自分の足を見たのでしょう。その時、足が泥まみれというような発想でなく、「ぼくの両足指がない」と新鮮な発見です。子供たちの感性には大人の常識にとらわれない自由な感覚を持っています。私はこのような感性を大事にしたいと思います。
 皆さんの身近な子供さん、お孫さんに是非声を掛けて俳句作りに挑戦するよう働きかけをお願いします。
 写真は私が入っている「環境学習サークルみえ」による人力発電の体験模様です。(隆生) (426628)


27.11.5 夜 (3570)
 
岐阜県大垣市で毎年開かれている蛤塚忌の俳句大会で、今年も「伊吹嶺」の仲間が
頑張られました。 以下 特選・入賞・入選の皆様です。 おめでとうございました。

  芭蕉蛤塚忌全国俳句大会

  事前投句、三句一組の部
          特選
             鵜の潜ぐ水のひかりや結びの地      谷口千賀子
 
 
  事前投句一編二十句の部
          
         大垣市議会議長賞     「神迎へ」   都合ナルミ

                  入選     「寒天造る」  坪野洋子

                  入選     「島の葬」   服部境子

                  入選     「梅は実に」  平松公代


 
                                               写真は 樹炎さんからいただきました。(孝子)

27.11.5 (3569)

 
「伊吹嶺」11月号が 届きました。いつもより少し配達日が遅かったようです。
未だお手元に届かなくて 心配されている方もありますが、愛知県の瀬戸市は
昨日の夕方届きました。 未だの方には、今日明日には 届くのではないでし
ょうか?

★11月号の<俳句時評>で河原地副主宰が「落書」の事を話題にしてください
ました。(感謝!)
 8月31日のこのページの内容を より詳しく 分かり易く書いて下さいました。
ご覧ください。


★昨日の 御所の写真の玄関(?)について 徒歩さんから メールを頂きました。
その玄関の説明です。


 写真は御車寄(おくるまよせ)といって、昇殿を許された者が参内する時の玄関です。
前を通り過ぎて回り込んだ所に同じような造りの新御車寄(しんみくるまよせ)というのが
あって、こちらは大正4年に建てられたもので、大正以後の天皇皇后両陛下の玄関です。
                                                
(徒歩)


   今日の話題に関係ありませんが・・・・・写真は 三井寺の芭蕉句碑です。書家の榊莫山さんが
  書かれました。
 下の写真は、句碑の後ろの池の破蓮です。今年の10月末の景色です。(孝子)


               三井寺の門たたかばやけふの月    芭蕉



27.11.4 (3568)
 徒歩さんが 3日の京都句会の様子を メールで送ってくださいました。

 今晩は、

 今日は京都句会でした。
私の個人的な諸所の理由で3ヶ月ぶりの参加です。
午前の定例句会を終え昼食後、秋の特別公開の冷泉家と京都御所へ
移動しました。 冷泉家はウィキペディアをチェックしてみましたが、どう
纏めたらよいのか・・・。代々伝わる歌道の名家であります。
 そしてその目の前にある京都御苑。御所は普段は事前申し込みが必
要ですが今日までの5日間は一般公開であります。御所は想像以上の
絢爛豪華な地でありました。
(松井徒歩)


         御文庫に小さき窓や秋日和  万里子

         色変へぬ松影落とす塀重門  惠光

         御文庫の真白き蔵や冬隣   英武
 

                         
  写真は 御所の玄関(?)でしょうか?(孝子)


27.11.3 (3567)
  いぶきネット句会の皆様       投句締切のお知らせ


 [ 十一月三日文の日] 透き通る青空、秋深しですね。

佐賀県のインターナショナルバルーンフェスタが10月30日(金)~11月3日迄、

開催されています。佐賀の広大な苅田に、カラフルナ熱気球が青空にとどまる

光景は幻想的で「おとぎの世界」に引き込まれます。


 紅葉前線の南下をテレビで眺めながら、遅い九州の紅葉を待ち望んでいます。

 北国から初雪の知らせ、金沢では雪吊りの支度と

家庭でも、炬達やストーブなどの暖房器具の用意・・・「冬用意」ですね。


皆さんのお宅は、お済でしょうか。急な寒気にご注意下さい。


        黄落の街かつかつと馬車ゆけり     伊藤 旅遊

       倶利伽羅の火の付きさうな櫨紅葉    坪野 洋子



         さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。
 
             早めにお送りくださるようにお願いいたします。

     

                                             (八尋 樹炎 ) 



27.11.2 (3566)
 11月に入りました。 俳人協会のカレンダーも2枚となりました・・・・・
その11月には、主宰の句が載っています。
       
       
 師の句碑に十一月の日差しかな    栗田やすし

 全国大会が近付きました。 11月8日には150余名の仲間が集います。皆さんとお会い
出来るのが 楽しみですね。
 
 「伊吹嶺」8月号では、河原地さんお勧めの吟行地案内が載っています。 去年(2014年)   
の「伊吹嶺」9月号では、京都句会の岡田佳子さんが<ネット句会の俳句散歩>のページ
に西陣や小川通の事を書いておられます。  9日の吟行会の参考になるのでは?と思い
ますので・・・・・ ご覧ください。

                                  写真は 今日の夕焼けです。我が家のベランダから写しました。(孝子)




27.10.28 (3565)

  いぶきネット句会の皆様      投句・選句・締切のお知らせ


  木枯らし一号が吹いて急に朝夕肌寒くなりましたね。

今朝は草むらに霜が降って渓流の小石に「黄セキレイ」がお尻ふりふり

甲高く鳴いていました。鴨も溜池にだんだん数を増やして、時には(川鵜)

が寄り道したり、(おしどり)が紛れ込んだりと、季節の変わり目でしょうか。

 友達グループで唐津市の北波多に「磨崖仏群」を見に行きました。

こんなに近くに石仏と花の寺が有ったなんて、「10メートルの磨崖涅槃像」・・・

又ゆっくりお参りしたいものです。寒暖の差が大きくなりました。

お体調にご留意ください。


    木枯や日暮れてひかる水溜り   秋篠 光広

    流れ木に羽根休めたり石たたき  川竹 千代子



    さて、投句締切 11月1日(日曜日)から5日(木曜日)午後9時締切

       選句締切 11月6日(金曜日)から10日〈火曜日)午後9時締切

      投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。

                                                  (八尋 樹炎)   
 
                     ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


★10月のHP俳句会・選句結果をアップしていただきました。
今月の高点句は、新宿区の妙子さんの作品でした。 妙子さん おめでとうございました。    

          新蕎麦や水車のこぼす水の音     妙子


★10月のいぶきネット句会の会報を 配信していただきました。会員の皆さんの句も並びますが、
毎月 2人づつのエッセイが載っています。 毎月 会員の皆さんで 会報を楽しみに待っています。

  いぶきネット句会の添削例もアップしました。 担当者8人が 頑張りました。 ご覧ください。


 ★テレビ番組「ブラタモリ」が気に入っています。先週のテーマは<なぜ富士山は美しいか>でした。タモリさんが富士山に登ったり山裾を歩いて、その現場から、説明をしてくれました。
 
 富士山は30回程の噴火を繰り返しながら今の形を作り上げたそうです。噴火で出来た2つの山(頂上)の1つが崩れた事。凍て土が崩れたその傷を噴火の度に溶岩が上塗りし、なだらかな山容にして来た事。太平洋のプレートが伊豆半島の方から押している事等々・・・・要因は沢山あるようです。 
 現代の我々はタイミングよく! 今までで一番美しく化粧をした富士山を見る事が出来ているとか。 しかし 最近の御嶽の噴火などを考えると、富士山の美しい形の中には悲しみも塗り込められているように思います。
 富士山のテーマは 今週も続きます。「ブラタモリ」のゆったりとした進行や 空気感が好きです。(孝子)


                                           3枚の写真は 樹炎さんが送ってくださいました。


27.10.26 (3564)

  ぶらりドライブ

 侠客の元祖 「幡随院長兵衛」の誕生地がまさか、お隣の佐賀県にあったなんて!!!

晴天続きで、家族とドライブしながら、犬も歩けばなんとやら・・・

 「幡随院長兵衛」の生誕地に建てられている、碑石の高さは6.3m、台座2.1m、石垣

を含めると、地上15mの記念碑です。

最寄の駅はJR筑肥線の、「肥前久保駅」無人駅より徒歩約4分くらいでした。

 記念碑は昭和5年に完成されたそうで、除幕式は、昭和14年11月、角界史に不朽の

名を残す「大横綱双葉山」がその綱を引いて行われ、久保の刈田のあとで角力興行

が催されたそうです。

 江戸時代前期の町人。町奴の頭領で、日本の侠客の元祖ともいわれる。歌舞

伎や講談の題材となった人ですね。

長閑な佐賀平野の秋惜しみつつ・・・  ご笑覧下さい。       

                                      (八尋樹炎




27.10.23 (3563)
 季語の「豊の秋」を実感しています。稲穂はまさに黄金色!です。 子供の頃 米1粒で
も1年かからないと収穫できないと、祖母に言われた事を思い出します。 
 新米も栗も茸も 美味しいですね。・・・・枝豆も!


  『俳句四季』11月号<四季吟詠>で下里美恵子さんの特選は、「伊吹嶺」の仲間の 
鈴木文さんの作品でした。  文さん おめでとうございました。

      牡丹のくづれて青き空残る     鈴木 文

 この句に添えられた、選者と作者の文も素敵です。(孝子)

                                                 写真は樹炎さんに送って頂きました。

27.10.19 (3562) 
 チャットが終りました。HP俳句会の投句も締め切り、投句一覧をアップしていただきまし
た。今月のいぶきネットの諸々の作業も 折り返しに入ります。 いぶきネット句会の会報
やHP俳句会の成績が 楽しみです。

 毎月一回、漢字の成り立ち(白川文字学)の講座に出席しています。
今月は、「秋」の旁はなぜ「火」か?という内容から始まりました。一番古い「秋」の文字は
禾編に、旁が<いなご>の下に<れっか>を書きます。<いなご>は亀に似た複雑な文
字です。<れっか>は点が四つの火を表す部首です。  現在では、いなごが省略されて
<れっか=火>が残りました。
 季語の「虫送り」にも通じる、<禾=稲>の害虫である<いなご=浮塵子>を火で焼き殺して・・・・です。

 今夜は、「秋」に感謝をしながら、美味しい新米を頂きました。 

 漢字の成り立ちには、神と農耕が大きく関わっています。その思いが延々と現在まで続いていると、この講座を受ける度に思います。(孝子)
                                                        写真は樹炎さんに送って頂きました。
               新米の一粒づつに艶持てり      藤田岳人

               蔵の床軋ませて積む今年米      兼松 秀

               手に受けて象牙の艶の今年米    栗田やすし


27.10.17 (3561)
 今月も15日16日といぶきネット句会の合評会が行われました。会員増に伴い、月々投句数が増えるともに、合評会にも多くの方の参加を得て活発な発言が続いています。今月の参加者は両日とも20数名を超えました。
 特に新しい会員さんも含めて、一般会員の皆さんの発言の多さに感謝したいと思います。おかげで投句数が多いにもかかわらず、順調に進みました。ただいつも思うことですが、同人の投句数は2句に限られていますから、つらい限りです。
 合評会では「伊吹嶺」の基本である即物具象を知って貰うため、やや問題点を述べることに申し訳ないと思っています。それでも皆さんの佳句に出会えるとうれしい限りです。また来月もよい句に出会えることに期待しています。
 写真は今年の御在所岳の山頂一帯にあるアカヤシオの紅葉です。新聞では今が盛りとあり、あわてて出かけましたが、既に紅葉の盛りは過ぎ、少し黒ずんでいました。今はロープウエィの中腹が一番の盛りでした。(隆生)(423729)


27.10.16 (3560)
 一昨日の新聞に 芭蕉の新しい俳句の見つかった記事が載っていました。
それも直筆で・・・・そしてアメリカで!
 生涯の大半を旅に生きた芭蕉のその作品が、太平洋を越えて旅をしていたとは… 芭蕉さ
んは、今頃喜んでおられるでしょうか。

 先日 家族で伊賀へ出かけました。メインは「忍者屋敷」見学でしたが、「芭蕉記念館」にも
寄りました。 記念館では、現在 芭蕉自筆(大書)の「自然」と言う文字(作品)を見ることが
出来ます。 他には、1600年代からの「歳時記」も沢山展示されています。 びっしりと書き
込まれた季語を読んでいると、 季語が現代もそれほど変わっていない事を実感じます。そ
の中に、表紙のデザインに芭蕉の葉が配されている素敵な歳時記(季寄せ?)も見る事が
出来ます。芭蕉さんの存在感を考える事の出来た1日でした。

 写真は、「芭蕉記念館」の特別展のポスターです。下の写真は、街角にあったプレートです。


   しぐれ忌の更けてささめく雨の音   西村和子  句集「椅子ひとつ」より


★ 有料添削への申し込みが 最近増えています。 いぶきネットのページを見ていただ
いている方が増えているからでしょうか?感謝 感謝です。

 添削は1週間以内にはお返ししていますが、何らかの都合で 返送出来ていないことが
有ります。1週間過ぎても返送されない時は、 メールにてお尋ねください。(孝子)



27.10.13 (3559)

  いぶきネット句会の皆様       会評会のお知らせ


 ローカル紙に、朝日が海から顔を出し「だるま太陽」を紹介しています。

(長崎五島)蜃気楼の一種で、大気の温度が海面より低い時、温度差で

光が屈折して起きるそうです。一度見たいものですね。


 今朝は早くも冬の使者 (まな鶴)が一羽 鹿児島の出水に飛来した知らせ・・・

例年より12日早いそうです。来年3月下旬まで、萬羽の鶴が越冬します。

 家裏の池にも、鴨が渡りの中継をして飛び立つて行きます。

季節を違えず渡って来る鳥達に乾杯です。皆さんの辺りは如何でしょうか。


    庇まで積まれし薪や秋深し    石崎  宗敏

    羽搏きし鶴しなやかに羽をたたむ  山下 智子


 さて、合評会はいつものように、15日(木)・16日(金)の両日
     午後9時から行います。  投句 一覧および 選句一覧を用意の上
      伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。


                               八尋 樹炎   
 
                         ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆

 
写真も樹炎さんが送って下さいました。 上2枚は地元の新聞の写真から。下の写真は 望遠で撮られました。(孝子)


27.10.12 (3558)
 三河地方にお住いの酔雪さんから 写真を添えてメールが届きました。
味噌の話題です。 因みに・・私は蒟蒻に八丁味噌のたれを掛けた味噌お
でんが大好物です。(孝子)

テレビで放映していたが、JR名古屋駅構内に「名古屋めし」を楽
しめる店舗を増やすとか。食い意地が張っているわたしには嬉しいニ
ュースである。とは言うものの名古屋に出ることはめったにない。
「伊吹嶺句会」に参加するついでに寄らせてもらおうと考えている。


「名古屋めし」もいろいろあるが、味噌を使った料理というと、味噌
煮込み饂飩と味噌カツがある。我が家でも豚カツといえば味噌カツが
普通である。ところで、この料理は両方とも八丁味噌を使っている。
問題はこの八丁味噌である。


 テレビでは名古屋の八丁味噌と紹介している。岡崎市民のわたしと
しては気になるのである。名古屋にも名古屋の人にも恨みはない。テ
レビの影響であろう。そんなことを言えば名古屋生まれ、名古屋育ち
の妻に叱られそうだ。実は、八丁味噌は岡崎で造っているのである。


 そこで八丁味噌の蔵元を見学してきた。以下はその触りである。

 八丁味噌の蔵元は、岡崎城から西へ八丁(約870m)の距離にあり、
矢作川と国道
号線が交差した所にある。これが八丁味噌の名前の
由来。そこは、江戸時代には八丁村と呼ばれ、現在では八帖町という
町名である。江戸時代初期より、旧東海道を挟んで向かい合った「カ
クキュー」と「まるや」の二軒の老舗が、伝統製法で造り続けている。


 蔵に入ると、所狭しと、六尺の仕込み桶が並んでいた。そして、その
桶には3トンもの角の取れた川石が円錐状に積み上げられていた。石を積むには技があって、専門の職人さんがいるのだそうだ。地震が来てもその石は崩れないとのこと。そして、二夏二冬かけて6トンの味噌を熟成させる。夏場は、発酵が進んで味噌が膨らんで石を持ち上げ、冬場は沈む。


 外に出ると、仕込み桶が転げ干してあった。次に使うまで桶は洗わないとのこと。洗って味噌を落とすと桶が痛むのだそうだ。桶は100年以上使うものもあり、桶底に当主の名が書いてあるものもあった。建物の景観もよく、蔵の周りの路地もいい雰囲気を出していた。(酔雪)


          仕込み唄響く味噌倉秋深し   酔雪



27.10.11 (3557)
 今日は、愛知の同人句会でした。 参加者60名余。投句数
190句ほどで、 主宰・副主宰から丁寧に指導をしていただき
ました。
 ただ、選句に時間がかかり過ぎる事への注意がありました。
選句は1句1句を鑑賞するものではないと。 文法についても、
「各句会では 厳しくチェックして頂きたい」と言われました。
俳句に対する姿勢を少し(?)正した日でもありました。

 右の写真は、今日の主宰と副主宰です。 
主宰が手にされているのは、文法について特集が載っている
『俳句』10月号です。分かり易い内容なので参考にすると良
いと 説明をされています。




 下の2枚の写真は、 同人句会に出掛ける前に、我が
家のベランダから写しました。朝から空砲が鳴っています。

 この地区は、まだ古い行事が残っていて、祭馬が曳き
出されます。鞍掛けも古くて立派刺繍ががしてあります。
地区を5つほどに分けて、1頭づつが各家を廻り・・・ご祝
儀を出せば 馬の背中に飾ってある幣をいただき、門前
で祭馬と勢子がぐるぐる回ってくれます。
 午後からは 神社の境内へ集まって、馬を走らせるの
ですが、若い曳き手が減って 規模が小さくなって来て
います。 これからも 続いて行く事を願っているのです
が・・・・・。(孝子) 


   羽織着て馬に秣や在祭   今村晩果


27.10.8 (3556)
    いぶきネット句会の皆様      選句締切のおしらせ


  今日は「寒露」暦どうりに、朝夕はめっきり肌寒くなりました。

早まる日没に追われるように、渓流沿いの田のあちこちで、

「稲刈り」がはじまりました。くたびれた(案山子)が束ねられています。

秋の澄んだ大気や、太陽のまぶしさに、何処かで冬へ向かう

思いもありますね。「石蕗の花」が咲きはじめ、「返り花」を

見つけました。白銀に光る機影が高度を下げています。

皆さんの辺りは如何でしょうか。 急な冷え込みにご注意下さい。


     蹲踞の水涸れゐたり石蕗の花  市川 悠遊

     芭蕉碑の傍へに木瓜の返り花   岩本 千元


   さて、明後日10月10日(日曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)


27.10.7 (3555)
 京都句会の 岡田さんからメールが届きました。 文章は山田万里子さん
写真は岡田さんです。 京都は吟行地の宝庫! 羨ましい限りです。(孝子)   










27.10.3 (3551)
 明日は俳人協会愛知支部の吟行会です。 吟行地は八事の興正寺、会場は中京
大学です。俳人協会員に限らず 皆さん参加出来るようです。 天気も良さそう
ですので、愛知の俳人の皆様ご参加下さい。
 詳しくは、 「伊吹嶺」9月号 30ページを ご覧ください。(孝子)


  いぶきネット句会の皆様        投句締切のお知らせ


 仲秋の名月「スーパームーン」九州では、あいにく羊雲の中を泳いでいました。

急速に発達した低気圧が各地に影響を残して、秋が急に深まった感です。

十月は、俳人の心をくすぐる「紅葉」が楽しみですね。鎌倉や京都へ思いを馳せて・・・


 庭に小鳥が急に増えて、楠の大樹を巣箱のように飛び交います。

箒の手を休め(啄木鳥)の音を聞き、目をやると (銀杏)を干す吊し籠に(かまき

り)が優雅に日向ぼこをして、近寄っても逃げません。 小鳥は動きが早いので、

シャッターチャンスを見逃します。今庭に、「権萃の花」が咲いてお洒落です。

皆さんの辺りは如何でしょうか。急な冷え込みにご注意下さい。


    耳澄まし聞く裏山のけらつつき   栗田 やすし

    銀杏の落つるたび空青みたり    大前 幸子


         さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。(八尋 樹炎)

27.10.2 (3550)
 10月(神無月)が 始まりました。 いぶきネット句会・
HP俳句会の 投句受付が始まっています。
皆さん 投句を忘れないように お願いします。

 いぶきネットの仲間の岡田佳子さん(京都句会)から、
写真を添えて お便りが届きました。 
 鉄橋の上の駅! 行ってみたいで~す。

 各地の皆さんが話題を 送って下さいます。だんだん
その数が増えて・・・・・・有難い事です。 (孝子)

    やどりせし人のかたみか藤袴わすられがたき香ににほいつつ   紀貫之 (古今和歌集より)


27.10.1 (3549)

 29日の夜 哲半さんから 写真を添えて メールが届きました。
哲半さんのブログを読まれている方は、<宇治>と言えば お分かりと思います。   
俳句工房のような・・・ 親戚のような・・・ 良いご縁が出来たのは、哲半さんの
お人柄と思います。(孝子)


 こんばんは。今日は宇治の稲刈りのお手伝いをしてきました。

さすがに手では刈られていませんが、しっかりと稲架を組んで天日干しです。

コンバインで同時に脱穀までというスタイルが多いと思いますが、程よく乾

燥させたり、お米となる実の部分に栄養を送り込んで美味しくなるそうです。

少し遅めの収穫だったせいか、周りの田は終わっていて雀の群れがすごかったです。

作品ではありませんが、我ながら、なかなかの稲架でしょ? よろしければ、写真を落書にお使いください。(哲半)


             鉄橋下闇うごかして稲を刈る     野崎ゆり香

             稲刈女水飲む咽を見せにけり     山たけし

             水漬く稲陰(ほと)まで浸し農婦刈る    沢木欣一


27.9.30 (3548)      
 横井一夫さんから写真を添えて、メールを頂きました。 横井さんは
朝日カルチャーの俳句教室(ナルミさん指導)で学んでおられ、吟行会
の様子を このページへ隔月で送ってくださいます。 
今回は、ご自宅の話題です。(孝子)

 今朝、我が家の庭のプランタ-に綿の実がはじけて、ふわふわのコットンボ-ルがつ
いてました。
知人からもらった種を5月にまき、7月にクリ-ム色の花がさき、卵形の実がなり、
そして三裂にはじけました。「綿吹く」に感動しました。私はもっぱら水やりだ
けでしたが、家人に聞くと、そんなに手入れもなく、簡単に花が咲き、実にな
ったようです。マンションのベランダでも(プランタ-)できますので、皆さん来年、
挑戦されたらいかがでしょうか。     写真添付します。

          綿の実のはじけて風の軽くなる    大西比呂


27.9.29 (3547)
 毎月、第3日曜日は 伊吹嶺句会です。 主宰・副主
宰から 直接指導を頂けます。 「伊吹嶺」の会員であ
れば、何方でも参加出来ます。
 会員の皆さ~~ん。参加されませんか。

 今月は、安藤一紀さんが 写真と、それぞれの先生
方の特選の句を紹介してくださいました。(孝子)


主宰特選        
     病床の父の髭剃る夏夕べ
    橋本 淳

河原地副主宰特選        
      秋風やフルート磨く夫の背     渡辺かずゑ 
  
桜井先生特選     
     キューピーを担架で運ぶ運動会
  河村惠光 
   



27.9.28 (3546)
今夜はスーパームーン! 只今夜7時、5階の東の窓の月に向かって座って・・・
パソコンを打っています。  
 もう1つ スーパーニュース! 福山雅治の婚約は、我が家でも娘たちと共通の話題
となりました。
 今朝 樹炎さんから 写真が届いていました。
朱色の月とは。 正に早起きは三文の徳ですね。(孝子)

  孝子さま  お早うございます。

 下駄つっかけて、露湿りの道を
今朝の5時半頃、糸島市の空で、朱に染まる満月をキャッチしました。
少し遅かったのでしょうか、ぎりぎり山の端に沈むところでした。
流石に大きい名月です。写真添付してみます
                                 (樹炎)


27.9.27 夕方 (3545)
 9月のいぶきネット句会の会報を配信していただきました。 これで 9月のいぶき
ネットの行事は終りました。 
 10月の投句のお知らせが 幹事さんから 届きました。(孝子)


 いぶきネッ句会の皆様     投句 ・選句・締切のお知らせ


   「十五夜に晴れなし」と言われていますが、幸いお天気に恵まれ今夜は、

「中秋の名月」です。 早めのお知らせです。

 「月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」 (よみ人知らず)

小倉百人一首より引用してみました。 翌28日は今年一番大きな月を見ることが

できる「スーパームーン」です。(月見酒)に(おだんご)皆さんぜひ、、お月見を楽

しんで下さい。我が家も早速月見団子と、芒を活けて準備が整いました。


           磯よりも沖を照らせり望の月   内田 陽子

         名月や茶席一礼して座る     住友  勝子 

         妻遠し雲の切れ間に赤き月    兼松  秀



          さて、投句締切 10月1日(木曜日)から5日(月曜日)午後9時締切
             選句締切 10月6日(火曜日)から10日〈土曜日)午後9時締切

                                                      (樹炎)

                                               写真は樹炎さんからいただきました。

27.9.27 午後 (3544)
河原地副主宰から 以下のメールが届きました。 
 
 毎月、伊吹嶺誌に「パリ便り」をお寄せ下さっている小林砂斗美さん(パリ駐在
日仏文化協会スタッフ)が、この夏に一時帰国された際、東京のラジオ局「FM世
田谷」にご出演なさったそうです。
 オンエアは10月3日土曜日の10:30AMごろからで、「サムディ・プティ・シエル」
 という番組です。パリの魅力について20分ぐらいお話しされたとのことです。
どこにお住いの方でも、インターネットで聞くことができます。
以下のURLを開き、「インターネット・ラジオ」の「Click here!」という吹き出
しが付いている部分をクリックすれば聞くことができます。  (河原地)

http://www.fmsetagaya.com/05prices/index.html



27.9.27  (3543)
 ナルミさんが指導をされている 朝日カルチャーセンターの俳句教室では、
隔月で吟行をされています。 いつも横井さんが 写真を添えて 吟行の様
子を伝えて下さいます。

 お元気でしょうか。
 本日、朝日カルチャ-センタ-俳句教室(都合ナルミ指導)の有志で、吟行に
いってきましたので報告します。総勢11名で、覚王山日泰寺(名古
屋市千種区)周辺を歩きました。
タイ国寄進の鐘、弘法堂、給水塔、
鉈薬師など見どころは満載でした。


 金木犀が咲き始め、新松子、柘榴、藪蘭、オリ-ブ(植木)、団栗な
ど、
植物も一杯。句材が多すぎて困りました。四観音道(よい地名)
からは、名古屋駅前の高層がビルが秋空にそびえたち、見晴らしも
最高です。

 句会は振甫町(明の帰化人の名前をつけた)の千種生涯学習センタ-実施。今日はよい句が多く、充実の半日でした。近くの「文化食堂」(これまた豪華で安く美味しい店)で、昼食をとりながら、俳句談議が続きました。
全員集合の写真添付します。   (横井一夫)


27.9.26  (3542)
 知立句会の中斎ゆうこさんから 写真を添えて メールが届きました。
中斎さんは、今年の新人賞!そして新同人!です。

 秋分の日、半田市の矢勝川へ彼岸花を見に行きました。
中日新聞によると、「 ここ十年で最もきれい」で、名鉄電車沿線ハイキングも
開催され、すごい人出でした。
 
 午後二時三十分、岩滑八幡社より花嫁行列が出るというので、それに合わ
せてゆっくり出かけました。
 
 結婚式の企画は六年目で、毎年地元のカップルが本当に式を挙げ、餅投げ
をし、彼岸花の堤を新見南吉記念館まで花嫁行列をします。秋空の下、稲田と
彼岸花の対比も美しく感動的でした。
 
 餅投げは、幸せのお裾分けですからぜひ拾ってくださいと言われ、頑張ってなんとか
拾いました。紅白の彼岸団子で、一口ほおばると 甘くて柔らかかったです。


             写真はスマホから送ります。うまくないので、使えるものがあったら使ってください。
                                                  
      (中斎ゆうこ)


★ 9月のいぶきネット句会も終りました。 添削例をアップしました。 
添削担当の8名が頑張りました。参考になれば・・・・嬉しいです。(孝子)


27.9.22 夜 (3541)
 敬老の日・お彼岸と続き、気候も良く・・・・ このシルバーウイークは、しみじみと
家族を思う事の出来た良い日でした。 病院の母を訪ねたり お墓参りをしました。 
 常々母(姑)に聞いてみたかった事がありましたが、今までは聞きづらくて・・・・。
昨日・101歳の母の手相を見せてもらいました。 1日の殆どをベットで過ごして
いる母の透けるように美しい手の生命線が途中で消えていて驚きました。聞けば、
女学校の時に、先生(女性)から、生命線が短いので「あなたは短命!」と言われ
たとか・・・・初耳でした。 
 こんな会話が 母としっかり出来る事も 嬉しい事でした。

      老人の日の父昏れてをりしかな     岸田 稚魚


 1週間ほど前ですが・・・・・ 尾張旭市(隣町)の 植物観察会に参加しました。
一面に白玉星草(真ん中の写真)が咲いて甘い匂いがしていました。その湿原の隅のミズ
オトギリが咲くところを観る事が出来ました。係の方が、3時15分に咲きますと言われ、
多くの方と1時間ほど前から来て その花の咲くのを待ちました。3時ごろから蕾が薄
桃色に変わり、本当に3時15分頃に、咲きました。 咲き切っても、米粒大で 地味な
花ですので 今まで気付かないでいました。
 因みに、弟切草は 黄色でもう少し大きな花です。

 この湿原には、星草の中に 吾亦紅や沢桔梗、ミズギク(氷河期からの植物。写真下)、ミ
ゾハギ等が点々と咲いていました。毎年数回観察会が行われます。(孝子)


       白日夢とは星草の揺るるさま    長谷川久々子

       星草の花だけ水の上にあり     山本 素竹  

       おとぎり草瀬音たかまる岩の影   山田 みづえ



27.9.22 (3540)
 HP句会の選句結果、今月は遅くなり申し訳ありません。最高得点句は北九州市のえつこさんです。「伊吹嶺」の見本誌をお送りします。

   泳がせて笊で掬ひし抜菜かな

 「泳がせて」の写生に無理がなく、生活感に満ちた佳句だと思いました。
 合わせて講評も同時に掲載しました。月毎に皆さんの俳句レベルが高くなり、選句結果がばらつくようになりました。選者によって好みが多様化しているとともに、どれをとってもよい句ばかりが並ぶようになったのではないかと思います。
 来月も多くの投句をお待ちしております。
 写真は先週木曽に出かけた際、御岳休暇村の夕暮れに幻想的な霧が立ちこめた白檜曾の林に思わずシャッターを切りました。(隆生) (420082)



27.9.21 (3539)
 内田さんから メールが届きました。
静岡支部では毎月の会報「一番茶」を インターネット部の方へも送ってくださいます。
「一番茶」は この8月号で559号になっています。毎月発行されていますので、46年7ヶ月
の歴史がありますね。

静岡の「一番茶」句会報が届きました。静岡で10の句会をしっかりと取り
纏めていらっしゃる磯田なつえさんの元気いっぱいの支部たよりです。いつも
ながら8ページにわたる充実の句会報にただただ頭がさがります。


 今月も1ページ目は「かたつむり句会」の句会報から始まり、どなたが担当し
て見えるのか、手描きの風鈴、団扇のカットが可愛らしいです。


     一雨に甘き香りや稲の花     悦三

     三伏の座敷に手足伸ばす猫    恵子

 2ページ目のビールジョッキーのカットも最高! 庶民的な粋なカットです。

     夕ぶらり冷えし麦酒に惹かれけり  ひさを 

       凉やかに罅深く入る青磁皿     一枝

 5ページ目、シャツが物干し竿で踊っています。

     朝涼や軒いつぱいに干す野良着   なつえ


 今月の句会報で特に目を引いたのは 「句会の作法」です。若月瑞峰著「俳句入門講座」より一部抜粋の磯田支部長担当のコーナーです。その中で「句会の功罪」として、「地味で真面目な句は句会では認められにくいです。指導者はそれがよくわかって、見落とさないのです。句を選ぶときの要点がわかるのは、作るときの要点がわかることでもあります」。これすなわち「句会で点数の多いことと、作品の良さとは正比例しないものです」と・・・・。安堵された方も大勢いらっしゃることでしょう。私もその中の一人です。    (内田 陽子)

                                                    写真は樹炎さんからいただきました。

 ★HP俳句会の9月応募の分をアップしていただきました。  選句結果は 25日過ぎになると思います。お待ちください。  
                                                               (孝子)



27.9.19 (3538)
 この1週間 チャットを始めとして 句会が続きました。
「落書」へのアップを 怠けてしまいましたが、樹炎さん
が 頃合いを見ては、話題を提供してくださいます。
樹炎さんに感謝!(孝子)


        伊吹嶺の皆様

 長い連休が続く「シルバーウイーク」が始りました。

青空が眩しく、風が爽やかでお彼岸も間近です。

「暑さ寒さも彼岸まで」とは、まったくですね・・・


  糸島市二丈町の 赤米・「古代米」の田圃を家族で見に行きました。

唐法師(とうぼし)米とも呼ばれた赤い米は、 赤飯(せきはん)のルーツだそうで、   

奈良時代から諸国で栽培されていたそうです。

西鶴の「好色一代女」にも引用さて、栽培しやすく、炊くと倍にふえ、味は粘りが無

く、悪かったようですが、民間では広く重宝されたそうです。 展望台から眺めると

赤米田に、文字が描いてあります。

「糸島日本一」 田植えの時から(うるち米)を植えて色を違え文字にしたのでしょう。

村へ続く畦に、彼岸花がまるで仏をお迎えする灯明のように、列をなしていました。

写真を添付してみます。皆さん良い休暇をお過ごしください。   樹炎


27.9.14 (3538)
★昨夜から いぶきネットのメーリングリストは <おめでとうメール>が飛び交って
お祝いムード一色です。
 伊吹嶺賞、次席、佳作・・そして新同人二人と いぶきネットで活躍されている方が
揃いました。 いぶきネット会員としても 大いに刺激がいただけて 有難い事です。
 11月の全国大会で 舞台に勢揃いですね。 切子さんと、8人の新同人の皆さん
そして・・・秀句賞のお2人に拍手を送りたいと・・・・・楽しみにしています。

★ いぶきネット句会 幹事の樹炎さんは、沢山の写真を送り続けて下さいます。
右の写真は その一部です。自然豊かな環境の中で暮らしておられます。(孝子)

 いぶきネット句会の皆様        合評会のお知らせ


  溜池の水位が下がっています。 水を抜いた溜池で「鯉攻め」が  

始ります。主に、ため池の掃除が目的ですが、部落総出で弁当を広げ

生け捕りの鯉に、歓声の上がる賑やかな一日です。

 突然、畦道を真っ赤に染める曼珠沙華・・・もうそんな時期かと・・・

青空に稲刈機が(バリカン)の様に往復して、白鷲や鴉のお供を従えています。

庭に摘む(零余子)は思いの他沢山で 今夜は零余子ご飯の予定です。

柿が輝き、栗の転がる無住寺、こすもすが華やぎ始めました。

   被災された皆様の電気・水道・等ライフラインの復活を願っています。

秋の温度差にご注意下さい。

  
    刈り残す稲田に夕日移りけり   矢野  孝子

    水口を小鮒の跳ねる落し水    橋爪  英子


 さて、合評会はいつものように、15日火16日(水)の両日

    午後9時から行います。  投句 一覧および 選句一覧を用意の上

     伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。


                               八尋 樹炎 
  
 
          ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


27.9.13 (3537)
 今日は愛知支部同人句会でした。席上栗田主宰より今年の伊吹嶺賞、新同人の発表がありました。
 伊吹嶺賞の表彰者は以下のとおりです。

   伊吹嶺賞   「鎚の音」        関根切子さん
   次席      「加茂競馬」      伊藤範子さん
   佳作      「若狭のお水送り」  牧野一古さん
    〃       「アンジェラスの鐘」  内田陽子さん
    〃       「郡上八幡」      工藤ナツ子さん
    〃       「想思樹の花」     山崎文江さん


 
そして新同人は以下の8名です。(50音順)

   伊藤克江さん
   梶田遊子さん

   加藤ゆうやさん
   中斎ゆうこさん
   松井徒歩さん
   松平恭代さん
   山崎文江さん
   山本玲子さん


 受賞の皆さん、新同人の皆さん、おめでとうございます。今後ともますますのご健吟をお祈りします。また所属の句会の皆さんのうれしい顔が見えます。このHPを読まれた皆さん、それぞれお祝いのメッセージをお願いします。
 11月の全国大会で皆さんにお目にかかれることを楽しみにしています。

 写真は一寸古いのですが、栗田主宰の俳人協会賞祝賀会の時、切子さんが栗田主宰へ花束贈呈した時の時の写真です。11月の全国大会では、逆に栗田主宰から祝福されることと思います。(隆生)
 (418531)



27.9.11 夜 (3536)
 我等が「伊吹嶺」の編集長 下里さんから メールが届きました。 今回の水害にの事に触れておられ
ます。もうこれ以上 被害が出ないように・・・・・天地の神様に祈りたい気持ちです。(孝子)

  台風18号襲来に続くこの度の大雨(線状降水帯という名前を初めて知りました)は、

東海から東北まで北上して各地に多大な被害をもたらしました。愛知に上陸間近という

ときは栃木の実家から大丈夫?との問い合わせがあり、一夜明けると今度は
 その栃木

が大洪水に、そして今日は娘の住む宮城が大雨に見舞われるというめまぐるしさ・・・。

その度にお互いの安否確認をしあいました。幸い何事もなく過ぎましたが、被害に遭われた方

のことを思うと胸が痛みます。近年予想もしない災害が増えたように思います。「想定外」な

どという言葉は安易に使うべきではないですね。


  
<台風にもぎとられても石で継ぐ  欣一> 那覇で詠まれた沢木先生の句。

もぎとられたのは屋根か塀か、ともかくもその度にもぎとられても石で修復するというのですが、この句

は単に何かを修復することだけにとどまらず、何度もぎとられても負けないで立ち向かおうとする精神的

な意味合いが込められているように思います。台風は逃れることの出来ない自然災害。自然の恩恵と脅威、

この二面性を真摯に受け止めなくてはいけないですね。


 最後になりましたが、今回の水害騒動に際しては皆さまからお電話や励ましのお言葉を頂戴しました。

「俳句の縁」のあたたかさを感じました。本当にありがとうございました。
(下里美恵子)




27.9.11 (3535)
 
「小紅の渡し」が16日から再開されます。
 
 10日の中日新聞・岐阜県版のニュースです。 
運休中だった長良川の<小紅の渡し
>が新造した強化プラスチックの船で 再開されます。 
この渡しのある 岐阜市鏡島は、主宰の母郷であり、主宰の句碑の建立が予定されている
土地でもあります。渡船料は無料とか・・・(孝子)

            対岸は父のふる里鳥雲に

            父母遠し畑にぽつんと葱坊主

            汚れなき空の青さよ梅は実に     栗田やすし           
『角川』 6月号 <帰郷>より


27.9.10 夜 (3534)
 
いぶきネット句会の幹事・樹炎さんから お見舞いメールが配信されました。

 昨日は、愛知県を台風の目が通りました。吹き降りの最中に、しばらくの間 晴れ間が見えまし
た。瀬戸市では、大きな被害も無さそうなので・・・・ああこれが<台風の目>と青空の見える空
を眺める余裕もありました。今日の夕方のテレビのニュースを見て驚いています。未だ屋根の上
に避難した人が 残ったまま 夕暮れになっていました。 
早く水が引きますように!  祈っています。(孝子)


       いぶきネット関東支部の皆様へ  

     土砂災害の御見舞い申しあげます。

    想像を超える雨の被害に唖然としています。

    皆様方がご無事で有ります様に祈るばかりです。

    くれぐれもご注意ください。

                               八尋 樹炎   

                         ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆
                                                        
写真は樹炎さんが送って下さいました。

27.9.10 (3533)
 いぶきネット句会の酔雪さんから 今月も 写真を添えて メールが届きま
した。 酔雪さんは 地元の興味深い話題を 見つけて来てくださいます。(孝子)

浄瑠璃姫伝説

 岡崎には浄瑠璃姫伝説があります。今からおよそ840年程前、
岡崎の矢作の宿に浄瑠璃姫という美しい姫がいました。承安4年
1174)、浄瑠璃姫16歳の春に、牛若丸こと源義経に出会いま
す。義経は、源氏再興の大望を抱き、東北の豪族藤原秀衡のもと
へ向かう途中でした。恋に落ちた二人でしたが、奥州へ下る身の
義経は、名笛「薄墨」を姫に預け、そのもとを去って行ったので
す。義経を想い続ける浄瑠璃姫は、ついに寿永2(1183)年、現在
の吹矢町の乙川の岩場から身を投じたのです。そして、その入水
した辺りを「姫ヶ淵」と呼ぶようになりました。姫の死を悲しんだ
両親は、その近くの洞に観音像を祭り「穴観音」としてその霊を弔いました。


 翌年の秋、木曾義仲を討つ旅の途中で姫の悲報を聞いた義経は、その霊を弔うために「瑠璃山明大寺」を建立し、供養したと言われています。しかし、この寺も今は無く、「穴観音」や「足跡岩(浄瑠璃姫が入水した岩場)」も、昭和56(1984)年の堤防大改修で無くなりました。今となっては、明大寺の町名(東岡崎駅周辺の地名)に往事が偲ばれます。浄瑠璃姫ゆかりの地はほかにも多々あります。なお、音曲語り物の浄瑠璃は、この伝説が始まりです。
 浄瑠璃姫が入水した「足跡岩」の近くに一つの句碑が立っています。東岡崎駅から東へ400メートル乙川沿いにあります。

        散る花に流れもよどむ姫ヶ淵  笈斗山人(おいとさんじん)

 この句碑は、昭和39年12月に当時の愛知教育大学教授酒井栄吾先生により、建てられたもので、義経の去った奥州に向けて据えられています。句は、同学長内藤卯三郎先生の詠まれたものです。内藤卯三郎氏(18911977)は、大正・昭和時代の物理学者、俳人(俳号 笈斗山人)。そして、昭和24年、初代愛知学芸大学(現・愛知教育大学)学長です。(酔雪)


27.9.9 (3532)
 今(午前9時半) 台風は愛知県に向かっているようです。小学生の孫たちは、
警報が11時までに解除されたら 午後の5時間目から授業を受けるのだそう
です。 孫たちの事が気になって 落ち着きません。 
 各地の皆様に 被害の無い事を祈っているばかりです。 (孝子)


  いぶきネット句会の皆様       選句締切のお知らせ


  早朝の雷鳴で目覚めました。カーテンをめくると窓硝子に大粒の雨・・・

今日
(8日)は「白露」 草の露が白く見える頃ですが、木の葉が窓に張り付くいて

続かない秋空にうんざりです。朝刊の届く音、自転車の軋む音、思わず早起きし、思い切り濃い珈琲を入れて味わいました。

綾子師の忌は6日、二日過ぎましたが、本棚の、「奈良百句」綾子著に手を伸ばし鑑賞・・・

                法隆寺子規忌の雨の萩思ふ   細見綾子

「法隆寺での子規忌は、たいてい雨で、萩が道を狭めて歩きづらい」・・・先生の自註に納得です。

綾子忌も、まさによく似ている九月です。


              秋時雨師の句碑となる石濡らす   栗田 やすし

              紫苑咲き初むと妻言ふ綾子の忌   栗田 やすし

                    さて、明後日9月10日(木曜日)午後9時選句の締切です。

                    締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。(樹炎)


                                                             

                                               写真は 樹炎さんに送って頂きました。(孝子)


27.9.8 (3531)
 今日、俳人協会の全国大会が開か
れました。関東支部の方々が出席して
くださいました。
 支部長の一灯さんから 嬉しいニュ
ースが届きました。(孝子)
 

 今日は生憎の雨でした。島根から
お帰りの主宰が お疲れの中を 俳
人協会全国大会に出席されました。



27.9.8 (3530)
 「伊吹嶺」9月号が届いてからはや一週間になりますが、「伊吹嶺」誌に合わせてこのHPもすべて9月号バージョンに更新されました。トップページの季節の俳句を始め、「伊吹山房雑記「いぶきネットの四季「環境と俳句」「いぶきネットたより」「伊吹嶺ジュニア俳句」など、そして会員の4句欄、ネット同人の俳句なども更新されました。主なページへはリンク可能なタイトルをクリックして下さい。
 なお「伊吹嶺ジュニア俳句」の選句結果は「伊吹嶺」誌に掲載されなかったすべての入選句も掲載しています。こちらも是非ご覧下さい。
 いつも思うことですが、このHPは多くのネット同人のご協力で更新されています。皆さんすべてボランティアでやって頂き感謝ばかりです。
 最近は雨天が続き、うっとしいのですが、妻の恩師でいつも雨になると散歩に出かけて写真を撮られる先生がいらっしゃいます。今日は雨の百日紅の写真が届きました。毎回雫の写真が多いのですが、よほど雨がお好きな方だと思いました。右の写真がそれです。(隆生)


27.9.6 (3529) 「綾子・やすし師弟句碑」吟行会模様
 9月3日に「綾子・やすし師弟句碑」吟行会が行われましたが、もう大分以前のような気がします。大変遅れましたが、その吟行会模様をアップしました。あいにく当日、私は仕事の関係で欠席しましたが、皆さんからお聞きしたところ、今年も盛況で佳句も多く出たそうです。
 また後日主宰特選の溝口洋子さんに感想をお聞きしたところ、全くの驚きとともに大変喜んでいらっしゃいました。特選句は「師弟句碑に集ふ幸せ初紅葉」で、綾子先生、栗田主宰そして当日の皆さんと一緒に、幸せな時間を過ごせたことの挨拶句ではないでしょうか。溝口さんの特選受賞の写真はこの落書の3日の日記の写真を見て下さい。
 また吟行記、特選句、高点句などはいつものように内田陽子さんに書いて頂きました。内田さん、ありがとうございます。
 
 なお当日の吟行会模様は【こちら】をクリックして下さい。右の写真はトピックスに掲載していない会場センターに飾ってある綾子先生ゆかりの草の花です。
 私は来年こそ仕事をさぼって参加したいものと思っています。(隆生) (417398)


27.9.5 (3528)

  「七夕は秋の季語なのだ

   いぶきネットの皆様、知立句会の鈴木英子です。

 めっきり涼しくなったこの頃です。野山や花屋さんの店先では秋の七草が咲いています。
9月3日の師弟句碑の会場にも綾子先生のお好きだった秋の七草が華やぎを添えていました。

 生け花の世界では七夕の行事と秋の七草は縁があります。
星祭の七夕は旧暦の7月7日に天の川を挟んで耀いていた牽牛星と職女星がこの日に一度だ
け出会うという何とも切ない伝説です。 昔から現代にいたるまで日本各地で様々な行事が行
われています。平安貴族の優雅な行事から、子供の笹飾り、仙台や尾張一宮、安城の七夕飾りなど。

 池坊では、生花(しょうか)に七夕七種という活け方があります。生花は花木の自然の出生を重んじる活け方で、1種から3種までですが、七夕七種に限り秋の七草を活けることが許されています。 七草の美しい今の時期に限られています。秋の七草とは言うまでもなく、萩、薄、葛、撫子、女郎花、藤袴、桔梗ですが、万葉集では歌に桔梗の代わりに朝顔の花とあります。  これは桔梗のことだと言われていますがはっきりしません。 池坊では、7つ目の花を朝顔にしたり、桔梗にしたりします。 大ぶりの牡丹籠に花配りで活けます。萩の水揚げが悪く、かなり技術を要します。

 さて、秋の美しい星空を眺めていると、先人の思いが伝わり七夕はやはり、秋のものだとしみじみ思います。


              亡き夫へ梶の葉に書くみな無事と    英子

27.9.3 (3527)

 今日は、「綾子・やすし子弟句碑」吟行会でした。 84名の仲間が集まり、師弟句碑の辺りを吟行した後、句会が行われました。昨夜の雨に洗われた句碑の辺りの木々や苔の緑が美しく、しっとりとした景色でした。 
 「綾子忌吟行会」として始まったこの会も、今年で6回目になりました。句会では 主宰・副主宰から丁寧な選評いただきました。初めてお会いする方や大先輩と言葉を交わす事も出来、充実した1日となりました。

         主宰の特選

                    師弟句碑に集ふ幸せ初紅葉     溝口洋子





 詳しくは 後日 トピックスのページに掲載します。
楽しみに お待ちください
。(孝子)
              






いぶきネット句会の皆様       投句締切のお知らせ


  暦をめくれば もう九月、秋雨で始まりましたね。

雨の晴れ間に、近所の田圃を歩いてみました。足もとに鳴る水音・・・

山水が堰を溢れて急いでいます。白鷲が稲田に首を出し、案山子かと

思う農夫が急に草を刈り始めました。(猫じゃらし)(数珠玉)が実を膨らませ、

雨の滴る(露草)の色の美しさ、、(赤とんぼ)が何時までも付いて来ます。

穭田に(椋鳥)の群れを見つけました。そろそろ渡る季節でしょうか。

山頂に黒雲が湧き出して、又降りだしそうな気配です・・・糸島市・怡土国の点描です。


    数珠玉や湧き水の鳴る寺の径          漆畑一枝

    猫じやらし風吹くたびに触れ合へり       奥山ひろ子


    
さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。         (八尋 樹炎)


27.9.1 (3526)
 毎月・第一火曜日は、京都句会です。副主宰の指導を直接受けることが
出来る句会です。 今月は9月1日でした。
 いつも ニュースを送ってくださっている徒歩さんは欠席で、今月は、中斎
ゆうこさん(知立句会)が写真を添えて 句会の様子を 送って下さいました。
                                          (孝子)

 京都句会へ行ってきました。
吟行地は東本願寺とその飛地境内地である渉成園です。
東本願寺から大通りを渡り、徒歩5分。道の両側には、法衣店、仏教書店、
表装店、数珠店、役舎などが並び、窓から数珠を作っているところが見え
ました。

  雨上がりでとても蒸し暑くて、汗だくになりながら、広い渉成園を一回りし
たらあっという間に一時間経っていました。


 京都駅から歩けますので、また訪れたいと思います。


                  河原地副主宰選三句

         ・初秋の御堂の金飾(かざり)新しき       秋麦
         ・秋灯下仮置きさるる阿弥陀仏           ゆうこ
         ・さわやかや念珠紐よる白き指            佳子

          つくつくし落とし穴めく井戸の跡          英武

                                            (中斎ゆうこ



27.8.31 (3525)
 9月が始まります。出掛けるのにはとても良い季節になりました。(残暑が続かない事を祈っ
ています。) 「伊吹嶺」の行事も いろいろ続きます。
 いぶきネット句会やHP俳句会も投句受付が始まります。 お忘れになりませんように! 


 読書の秋になりました。 角川の『俳句』9月号には、<脳と心>について研究しておられる
茂木健一郎さんと俳人の大高翔さんの対談が載っています。 俳人には気になる内容です。

 茂木さんは、俳句は季語などの制限があって一見自由ではないようにみえるが、そこを突き
詰めていくと、その先には自由とい幻想が現れて来ると…・。 自由とはなんでもできることで
はなく、不自由な状態におかれた脳が生み出す幻想であると・・・・・・・。俳句では<これしか
ない>と言う事を見つけるのが自由であると述べておられます。    
 俳句は、間違いなく前頭葉を使っていて、認知症予防にも適しているとも ありますが、詳しく
は『俳句』をお読みください。

 俳句は私たちが考えているより もっと神秘的で・・・楽しいものかもしれませんね。 (孝子)


         水草の花や雨粒よく当たる        加藤かな文        『俳句』九月号より



27.8.28 (3524)
 只今11時。先ほどは、西の方の名古屋の上空に 真っ黒な雲がありましたが、みるみるこちらに来て、吹き降りになりました。今は、猿投山(東の方)の方に去って、猿投山が煙っています。 つい先日までの猛暑続きが 嘘の様です。 これから、少しづつ涼しくなって行くのでしょう。

 昨日 8月・いぶきネット句会の会報を配信していただきました。これで8月の行事が終了しました。 9月からの、新しいネット仲間を迎えるべく、メーリングリストやチャットへの入室作業も済みました。 後は・・・9月の句会を待つばかりです。 <嬉しい9月>が迎えられそうです。


  いぶきネット句会の皆様         投句・選句・締切のお知らせ


 夏休みも残り少なくなりました。長かった夏の果てです。

九州は台風一過、 絹雲のとける空の青さです。

 先日、在所の「夏祭り」を初めて見に行きました。糸島市の「エーケービー」可愛い少

女達が まるでゴム鞠のように跳ねて踊って・・・

川沿いに揺れる「祭り提灯」に幼き日々が懐かしく思い出されました。(15分間)ほどで

したが、「揚げ花火」も華やかに(博多湾に注ぐ川)に爆ぜました。

蒲萄や梨が美味しくなりましたね。心なしか法師蝉が静かです。

夕餉の「初秋刀魚」美味しかったです。やはり、旬は最高ですね・・・

皆さんの辺りは如何ですか。    ご体調にご留意ください。


   台風に尼寺の鐘縛りけり     藤吉  博

   隣り家も秋刀魚の匂ふ夕餉かな    西山 暁子


    さて、投句締切 9月1日(火曜日)から5日(土曜日)午後9時締切
選句締切 9月6日(日曜日)から10日〈木曜日)午後9時締切

                               八尋 樹炎    jyuen@triton.ocn.ne.jp
 
                         ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


 
写真の舞台の後ろには「怡土の星まつり」とあります。以下 樹炎さんの説明です。(孝子)

  ・・・・ 読み方は「怡土」(イト)と呼び 大昔「怡土国」だった証しです。この地域は古墳群の有るところです。現在は「伊都」と呼ばれていますが、私は「怡土」と古い文字に、こだわっています。・・・・・(樹炎)


27.8.27 (3523)
 
また暑さがぶり返したようです。今日の予報では最高気温が33℃とのことで、相変わらず涼しい喫茶店に閉じ籠もる予定です。遅れの情報ですが、今月のいぶきネット句会の一連のスケジュールはあと「いぶきネット句会報」を待つばかりです。
 時々、会員のもきちさんから写メールを送って頂いております。遅れましたが、ご紹介します。もきちさんが今月のいぶきネット句会に投句した時の吟行先の写真とメッセージです。右の小さな写真をクリックして下さい。
 
 また9月からいぶきネット句会に新しい仲間が増えます。毎年ですが、少しずつ新入会会員が増えることは楽しいことです。会員の皆さん、そろそろ来月の投句5句の準備をなさって下さい。

 なおまたこのページが重くなってきましたので、7月の落書は上欄の<<15年後半保存分の落書へをクリックして下さい。(隆生)
(416041)


27.8.25 (3522)
 台風が 九州に上陸しました。 被害が出ているようですが・・
・・・・これ以上 被害の出ない事を 祈るばかりです。

★8月・いぶきネット句会の添削例を アップしました。8人の担
当者が 頑張りました。 いぶきネット句会の<添削例>から
ご覧ください。

★伊吹嶺 全国俳句大会の投句締切が近づいて来ました。
8月末日(当日消印有効)2句投句です。
お忘れになりませんよう・・・・・是非 ご参加下さい。(孝子)
  
                                               

                     写真は、棉の花と棉の実です。

27.8.24 (3521)

  伊吹嶺の皆様      

 暦の上では、暑さ退き「処暑」
(23日)の候ですね

雨も夕立、雷雨も、しとしと降る秋の雨に変わる頃ですが、九州は、台風の接近

の為か、暑さがぶり返して来ました。

 先日 「福岡市美術館」で開催されている 「肉筆浮世絵展」へ家族で出かけま

した。「歌麿」「北斎」「広重」などの、繊細な美人図、色鮮やかな着物の模様は風

格が有り、粋でしなやか 江戸時代のファッションショー・・・でした。昔も今もお洒落は変

わりませんね。

中でも、、喜多川歌麿が墨一色で花魁を描いた肉筆画が 見つかり、しかも 横顔で無く、

正面の面差しで描いてあり、珍しいものでした。

写真をご笑覧下さい。                        樹炎



         石抱いてよろける処暑の庭師かな     稲葉光堂

         処暑なれば薬草蕎麦といふを食ふ     堀 古蝶


27.8.23 (3520)
 先日伺った 一里塚本業窯に 昨日寄りました。俳優の市村正親似の主がに
こやかに迎えて下さいました。  話が弾んで・・・・・最近手に入れた 江戸時代
の<馬の目皿>を 見せると。 子供が宝物を見せてくれるように、綿で何重に
も包まれた中から写真の皿を出されました。   
 江戸時代後期に 瀬戸の本業窯で焼かれたのが この馬の目柄のルーツだ
そうですす。 <馬の目皿>は知っていても、瀬戸で作られた物と知っている人
は 少ないと思います。 その時代は 大量生産された、日用雑器だったようで
すが・・・・・   <馬の目>は、今見ても古さを感じさせないデザインです。 この
製品が 見直されて、瀬戸の産業の一助にならないかなぁ~~! と思います。



★八月・HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。 今月の高点句は、
 康さん(東京)」の  「闇せまる糺の森や青葉木菟」    でした。
早速 賞品の伊吹嶺八月号を送らせていただきます。 

  続きに、慢房さんが講評を丁寧に書いてくださいました。併せて ご覧ください。
                                      (孝子)




27.8.21 (3519)
 子供達の夏休みも 残り少なくなりました。 子育ての頃の宿題の
追い込みを懐かしく思い出しています。

 近所に 庭中植物を植えているお宅があり、時々庭を見せていただ
きます。苗を持って行きなさい と言われるのですが、ベランダのプラ
ンターでは 限りがあって、断っています。残念!
 雨上りの今朝は、写真を撮らせていただきました。 植物は 猛暑
にも負けないで、実を付けていました。 ホップ、レモン、綿、オリーブ、
金柑、パッションフルーツと小さな緑の実を見つけました。
                                     写真は、ホップとレモンです。

★松山市では 8月31日まで 第61回特別企画展「河東碧梧桐―子規門の革命児―」が開催されています。
主宰は 8月16日に 関連企画として、 記念講演をされました。
 講演には今までで一番 聴講者が多かったとお聞きしました。 伊吹嶺の仲間も8名ほど参加され・・・盛会だったようです。

    詳しくは 以下をご覧ください。
https://www.city.matsuyama.ehime.jp/shisetsu/bunka/sikihaku/oshirase/hekigotou.html


★8月のHP俳句会の投句をアップしていただきました。
   選句結果は25日頃と思います。 お楽しみに!(孝子)


27.8.17 (3518)
 夏休み中は、近所に住む孫(小学生2人)が 我が家へ来る機会が多く、若者(?)   
の文化が入り込んで来ています。 お笑いも アニメも意味の通じないことが多くて
お婆ちゃんを実感させられます。 食生活も然り!
 昨日は 孫と2人で「いわいとしお絵本展」に出かけました。名古屋へ出掛ける時
は、マックの昼食と 好きな本を1冊買ってやる約束になっています。
 今の子供たちは 何でも豊富で、好きなものを選ぶ事が出来て幸せと思います
が、物が豊富過ぎて、失うものも多いと この夏休みにつくづく感じました。(孝子)


★     お早うございます。今朝は雨の音で目覚めました。

 この所、少しは涼しく感じられますね。9月に入ると台風が増えて又、暑さが
ぶり返すかも知れません。「落書」の隙間を埋める写真を添付してみます。


  博多湾に浮かぶ「能古島」を紹介します。

 糸島市の前に浮かぶ「能古島」 作家・檀一雄氏が晩年を過ごした場所として

も知られています。

博多を愛した。祭りを愛した。博多が産んだ天才絵師 西島伊三雄氏の童画

「とんぼ」の石碑が「六地蔵」と相まって、長閑で、愛らしく、幼い日々を思い出

します。・・・

秋には「こすもす」・春には「水仙」「チューリップ」が咲き乱れ、何より推古より

の「狼煙台」や「防人の歌」が楽しめます。 写真をご笑覧下さい。

                                      八尋樹炎



 

27.8.13 (3517)
 いぶきネット仲間の内田さんは、毎月いぶきネット句会の投句一覧や 選句
一覧を配信して下さいます。 毎月滞りなく届きます。いつも一覧に添えた文章も
楽しみにしています。 以下 今月の文章の一部を紹介します。
元気がいただけそうな内容です。

 最近の話題から~~~

 先日、ボランティアで「緑寿を祝うミステリーツァー」のご案内をさせていただき
ました。


緑寿」???初めて聞いた言葉でしたので、早速ネットで検索しました。

 一般に数え年の66歳は、日本では高齢世代に区分されると共に、65歳定年制  による現役世代と高齢世代の節目となる年齢であり、新たな社会活動への参加となるスタートラインとも言えます。このような点に着目して、66歳の賀寿を「緑緑寿」とイメージし、これを簡潔にして「緑寿」となったそうです。なお、賀寿では、お祝い色(基調色)が決まっており、緑寿は文字通りの「緑色」で、これは「21世紀=環境の世紀」をイメージしているそうです。

 2002年に日本百貨店協会が提唱したということでした。 
造語のようですが、なんとなくイメージが湧きませんか?ちょうど年代が重なるので、元気づけられたような気がしました。
                                                                       (内田



      いぶきネットの皆様         会評会のお知らせ


     靖国の靖はわが名敗戦忌   栗田やすし 


 戦後70年・・・そして今日は旧盆、先祖の霊をお迎えする日ですね。

立秋をはさみ、二つの(原爆忌)はかりしれない御霊の御帰りです。

一雨が来て梢で法師蟬が鳴きはじめました。水引草に雨露が光り「今朝の秋」です。少しは涼しい帰省ラッシュでしょうか。

 「赤とんぼにのって仏様のお帰りや・・・」母の口癖でした。家族が揃い日暮れの「迎え火」は心休まる一時ですね。この

風情は、お盆ならではの優しさと安らぎ 郷愁でしょうか。皆さん、安全運転と、熱中症にご用心して下さい。


           盆花を抱へて乗れり渡し舟    石原 進子  

           軒下を照らす火を焚き霊迎え   高井 ひろし


       さて、合評会はいつものように、15日(土)・16日(日)の両日
    午後9時から行います。  投句 一覧および 選句一覧を用意の上
     伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。


                                       八尋 樹炎   
 
        ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


                                  写真は 二枚共 樹炎さんに送って頂きました。(孝子)

27.8.11 (3516)
 
先日、猛暑はピークを過ぎたとか・・・・テレビで言っていましたが、実感が
ありません。
 
 しかし、いぶきネットは、滞り無く 進んでいます。今夜はいぶきネット句会
の選句一覧(名前なし)が 配信されました。
 主宰の特選は、 何方でしょ
うか? 主宰は<・・一幅の絵を見るよう・・>と評されています。


 
京都の 哲半さんは、火曜日が定休日です。 今週も吟行(?)に出かけ
られたようです。女性必見の話題です。(孝子)

 こんばんは。

 今日の定休日は、下鴨神社の糺の森で行われている『古本まつり』へ行
ってきました。

 寄り道した摂社、河合神社で有名なのが「鏡絵馬」と呼ばれる、手鏡形の絵馬です。
この「鏡絵馬」は、自分の顔に見立てて、美しい女性になれるよう願いを込めメイクで
お化粧して奉納します。

 たくさんの絵馬が奉納されていますが、一応、私のタイプを厳選してきました。 よろしかったら、落書にお使いください。

                                                            (哲半)



27.8.9 (3515)
 今朝のテレビで、長崎市長の平和宣言をされている真摯な姿が印象的でした。
 多くの(古い?)歳時記には、「長崎忌」は 載っていません。「広島忌」の説明文の中で少し触れてあるくらいです。角川の歳時記には「原爆忌」が 夏と秋のページに載っていました。秋の部には副季語として「長崎忌」
を見る事が出来ました。

          坂の上にもうひとつ坂長崎忌    平田倫子

          長崎忌水押しあてて顔洗ふ     辻尚子


  『火花』 が食卓の隅に置いてあります。 孫が読んでみようかと言うので今頃 買い
ました。 今年の芥川賞受賞の、あの お笑い芸人の著書です。第14刷発行と有りまし
たが、現在でも増刷されているようです。 外出を控えた猛暑の午後を過ごすのには、
有難い1冊でした。 又吉君は、随分理屈っぽいのではと思いましたが、娘は「小説はこ
んなもんでしょ」と言っています。
 
 漫才に対する作者の思いを、尊敬する先輩芸人の神谷さんに 語らせています。後輩の徳永君は、純粋に自分の信じた芸を貫くのか、生活や人気を意識した漫才をするのか 最後まで揺れ動く内容です。 時々俳句に対する姿勢と重なって、考えさせられました。

 関西弁や、俳句と重ねる事の出来る文章が時々出てきて・・・・・・それに長編小説ではありませんので、読み易い1冊です。
                                                                    (孝子)



27.8.8 (3514)
 広島の有井さんから写真を添えて メールが届きました。
平和公園にお出かけになりました。 写真が趣味のご主人が
写された写真と思います。 白さが目に沁みます。悲しい程
美しい景色ですね。(孝子)

  原爆の日、広島市長は平和宣言で「広島を、まどうてくれ」
という広島弁の言葉を盛り込み「原爆に奪われた故郷や家族、
心身を元通りにしてほしい」という被爆者の悲痛な叫びを伝え
られた。

  式の後、我が家に帰ると数分ではあるが広島電鉄(広島を走る
路面電車の会社)に保管されているモノクロの映像がテレビで放映された。
 それは原爆投下により焦土と化した焼け野原を電車が走っているものだ
った。 これは広島で生まれ育った私も初めて見たもので大変驚いた。当時
課長さんだった人は意気消沈している残された人々に希望を見出して貰う為、
一部の路線の復旧に尽力つくしたと言われた。
 戦争末期、若い元気な男の人は戦地に赴くので運転手はいなく運転手と
して 家政学校で学ぶ十代の少女が代用された。そして電車もろとも原子爆
弾にやられ何人もの人が亡くなられた。広島電鉄の前で八時十五分、様々
な年代の人が黙祷されていた。(有井真佐子)

       
         
子を抱いて川に泳ぐや原爆忌     林 徹

        ふち焦げし原爆の日の目玉焼   栗田 やすし




     いぶきネット句会の皆様          選句締切のお知らせ


  今日は「立秋」・・・涼風至る  なんの、なんの、猛暑のど真ん中です。

世界的に気象異常らしく、各国に大きな災害をもたらしていますね。

 それでも、残暑厳しい中、足下に朝露を含む「露草」を見つけたり、

「水引草」の揺らぎ、夕陽に群れる「赤とんぼ」、「一番星」の瞬きなどの

風景はいかにも、「秋隣り」かも知れません・・・

 急な「夕立」に赤とんぼの雨宿りを見つけました。本能なのか つい、納得

して微笑んでしまいます。皆さんの辺りは如何でしょうか。涼風が欲しい~~ですね。


        露草が咲きひろがりて水と空   細見 綾子

        赤とんぼ空に流れのあるごとし   高野 典



 さて、明後日8月10日(月曜日)午後9時選句の締切です。

    締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


                               八尋 樹炎   

                         ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


27.8.6 (3513)
 只今23時20分 5階の東向きの窓に赤味を帯びた半月が出ています。丁度 パソコンに向かっている目の高さです。 やっと、そよそよと涼しい風が入って来る時間になりました。まさに <夜の秋>です。
 今日は <原爆忌>でした。 毎年毎年 この季語の佳句が沢山生まれます。 名句に出会えば出会うほど 切なくなる季語でもあります。孫と家庭科の復習の卵焼きの練習をしていますが、油の跳ねが怖いので、逃げ腰でなかなか上達しません。
 主宰の句 <ふち焦げし原爆の日の目玉焼き>が 先ず思い出されます。  


★酔雪さんから写真を添えて メールが届きました。 いつもは遠くへ出かけて
話題を探していただいている<元気印の酔雪さん>ですが、今回は 猛暑の為
身辺の話題とか・・・・(孝子)

鷺草が咲き始めました。鷺草は、わたしが育てている唯一の野草
です。白鷺をそのまま花にした名前の通りの花です。よくぞ似るも
似たり。自然の造形美には脅かされます。これから次々と咲いてい
きます。毎日眺めるのが楽しみです。

 6年前、ホームセンターで鷺草を見付けました。一目で気に入り
1鉢(3株)600円で購入しました。それからというもの何とか
自分の手で栽培しようと、試行錯誤を繰り返してきました。


 はじめの3年は、花を咲かすことができませんでした。原因をいろ
いろと調べ、やっと2年前から花を咲かせることができるようになりました。その原因は、基本的なことで、球根の深さ、水やり、日当たり、肥料などでした。今年は、90株の半分ぐらいが咲くと思います。率が悪いのは、今年はウィルスにやられたからです。鷺草はウィルス感染しやすく、防ぐには感染した株を隔離する以外にありません。


 花が咲くようになると、球根が3倍に増え、鉢の数も3倍になります。このままいくと育てる場所がなくなります。もしご希望があれば、球根をお分けします。 (新井酔雪27.8.5

            風まとふ二羽の鷺草つれ飛べり    酔雪

            鷺草にパジャマのままで水をやる   酔雪 



27.8.5 (3512)
★昨日 栗田主宰が 瀬戸へ来てくださいました。梅田葵さん指導の瀬戸の句会
のメンバー19名が集まって、主宰から指導をしていただきました。
 午前中は江戸時代から続く陶器工場を吟行し、陶芸家の水野雅之さんから、説
明を受けました。
 昼食の後の句会では、主宰から1句1句丁寧に評をいただき、「伊吹嶺」の<即
物具象>の句を学びました。
 猛暑の中でしたが、全員元気に充実した時間を過ごすことが出来ました。(孝子)


        煤匂ふ明治の窯場蟬時雨    小柳津民子

        登り窯覗く灸の蔓またぎ      梅田 葵 

★猛暑の昨日、京都の定例句会も行われたようです。徒歩さんから メールが届
きました。

 今晩は、今日は京都句会でした。

        
             片蔭をたどりて至る詩仙堂  秋麦

と、暑い中詩仙堂の吟行でした。
 今日は現地集合ということで、私は河原地副主宰共々一番遅い到着となりました。
私達より一時間程前から詩仙の間で瞑想に耽っていた方もおられたようです。まだ
秋には早いのですが、徳川家家臣石川丈山の庭園に響く鹿威しを題材にと虎視眈
々の人。そして庭園を横切る沢の音沢の風に身をまかせる人と、それぞれの境地に
皆浸りました。(徒歩)

   河原地副主宰選三句
  

              三幅の隷書掛けたる夏座敷  哲半
             
              開け放す残月軒を芒越し    哲半

              板縁に脛の涼しき詩仙の間  徒歩
 

   副主宰の句
              鹿威し尻ゆさぶつて戻りけり  英武




27.8.4夜 (3511) 「伊吹嶺」8月号バージョンに切り替えました
 今日もやはり暑かったですね。私は早めの旧盆のお経をして頂き、帰りは海津市の温泉に浸かって一時的にはすっきりとしましたが、我が家に帰ってからは元の木阿弥で、すぐエアコンの部屋に籠もりきりです。

 ところで「伊吹嶺」8月号が届いたと思いますが、これに合わせてこのHPも8月号バージョンを掲載しています。
 具体的には
「伊吹山房雑記」「いぶきネットの四季」「環境と俳句「いぶきネットたより」そして遠峰集からネット同人の今月号の俳句、会員の伊吹集から4句入選句もアップしました。
 さらに新しくスタートした「伊吹嶺ジュニア俳句」の【
選句結果】は初めて掲載してあります。ここには「伊吹嶺」誌に掲載しきれなかった当選者の俳句も掲載しています。ここに投句された方のご家族、親戚の方など投句したお子さんの句があるか見て下さい。そして掲載されていれば、お子さんに見せて、また今月の投句も勧めて下さい。
主な文章、記事についてはリンク接続してあります。該当のタイトルをクリックして下さい。
 右の写真はカンナの花です。真夏にふさわしい真紅の花ですね。(隆生)
(412906)



27.8.3 (3509)
 8月は ふるさとへ帰る方、お客様を心待ちにしている方、 お墓参りに出かける方と、嬉しい月です
が、この猛暑は耐え難いですね。
 我が家のお盆は7月でした。 マンション住まいでは、迎え火も送り火も爪楊枝くらいに割った松を焚
いて、煙をあまり出さないように 気を遣いながら・・・・・・・終わりました。
 昨日、お施餓鬼も済み・・・大切な我が家の年中行事が終りました。 連日 最高気温の出ている多
治見市は我が町の隣です。そう思うだけで、汗がにじんで来ます。 仏様の供養より暑さ対策が先行し
ました。

 いぶきネット句会やHP俳句会 そしてジュニア俳句の投句も始まっています。 暑さに気を付けなが
ら頑張りましょう。(孝子)


         いぶきネット句会の皆様      投句締切のお知らせ
 

 夕方、 海の涼風が吹く頃、福岡タワーの外壁を金魚が泳ぐアクアリウムイルミネーション・・・

夏の夜空に、 小赤・出目金・琉金・の金魚が泳ぎ回り、涼しげで幻想的な世界を楽しんで来ました。

 皆さん「猛暑ですね」!!!すっかり亜熱帯の気温です。

茹でた トウモロコシに、キンキンに冷えたビール、は如何です。

新聞に、夏バテ予防には「オクラ」を進めていました。

高価でない(健康野菜)調理は簡単・・・暑さを乗り切りましょう。!


    出目金の目玉ふりふり泳ぎをり   浅見 光子

    靴底に小石くいこむ大暑かな   国枝  洋子


                  さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。 
                       早めにお送りくださるようにお願いいたします。

     先日は私用でお知らせを坪野様にお願い致しました。きりりと締まった無駄のないお知らせをして
     頂いて感謝いたします。     樹炎   


27.7.30 (3508)
 最近「私・俳句をやってます」と言うと、俳句には関係のなかった方も、反応していただける
ようになりました。 
 テレビでの夏井いつきさんの番組が話題になります。 芥川賞の又吉君の話題に、孫は耳
を傾けてくれます。「又吉君は俳句も上手だよ」と話をそちらに持つて行くようにします。 
 NHK俳句の若者向けの<俳句さく咲く!く>で、小澤實先生の金髪のかつらには驚きまし
た。 ただのその場の<乗り!>でしょうか?若者が俳句に目を向けてくれるのに効果があ
るからでしょうか?? (小澤ファンの私は、かつらでない方が素敵!と思いました。)
 現在の俳句界では、若い俳人誕生の為に 努力されている事がいろいろな所で実感出来
ます。 「伊吹嶺」でもジュニア俳句を募集しています。 先ずは 孫に聞く耳を持ってもらう
事ですが、それが難しい~~です。


★古谷句会(名古屋市)の指導者の井沢陽子さんから、合同句集が届きました。
10周年を記念して編まれました。 皆さんの協力で出来た句集ですが、特に パソコンに精
通している仲間(若い男性2人)の力が大きかったようです。これも偏に指導者の魅力に依る
のでは?と思います。
 8名の会員の俳句と年表、そして<十年一言>と題してそれぞれの方が 短文を寄せておら
れ、温かみの伝わって来る一冊です。(孝子)

  ・シベリアを語らず逝けり敗戦忌   井沢陽子     ・点訳の最終校正秋深し   熱海より子

  ・もうええわと母は逝きけり暑き朝   小澤明子    ・駅降りて解くネクタイ蝉時雨  梶田遊子

  ・日の透くる白き貝殻東風の浜   加藤雅子      ・送り火の母の横顔影深し   服部達哉

  ・父の日を祝ふ父なし供華替ふる  牧和代       ・松手入れ赤松の幹磨きをり   宮地順一




27.7.29 (3507)
★待望の「伊吹嶺ジュニア俳句」のコーナーが い
ぶきネットに新設されました。選者の部長さんは、
俳句が集まるかなと、落ち着かないのでは???
 皆で 盛り上げて行きましょう。
皆さ~~ん 周りの子供さんに声掛けを お願い
します。

★いぶきネット句会のお知らせが配信されました。
今回は 幹事の樹炎さんの都合で、 強力なピン
チヒッターの坪野さんが 配信して下さいました。

 写真は 哲半さんがタイミングよく 今日 稲の花を写されたとか。
早速 送って下さいました。(孝子)

       いぶきネット句会の皆様  

 いつも名文で句会の案内を下さる樹炎さんに替わって今月は坪野洋子が投句・選句のご案内を代行します。
 

 我家の前の青田に出穂を見つけました。今行ってみると小さな稲の花が咲いています。一昨日見たときは真直ぐに立っていた出穂はすでに頭を垂れかけて穂孕みが始まっていました。植物の命の力強さと、今年の秋の豊作を実感する嬉しいひと時でした。

 

           走り穂の風に幼なの深眠り    坪野洋子



     
投句締切 8月1日(土曜日)から5日(水曜日)午後9時締切

     選句締切 月6日(木曜日)から10日〈月曜日)午後9時締切です。

 
            投句・選句とも、早ければ早いほど係の人の負担は軽減します。

          係の「思いのほか皆様からの早い投句(選句)で 一覧表作成ががスムーズにはかどりました」の言葉が
          又聞けますようにようにご協力よろしく御願いします。

          今日の気象予報で「今年の秋の訪れは早いでしょう」といっておりました。
         この暑さも今暫くです。皆様ご自愛ください。             (代行  坪野洋子)



27.7.28 (3506)  伊吹嶺ジュニア俳句スタート
 皆さんにお知らせがあります。「伊吹嶺」では5月号より葉書によるジュニア俳句の応募を始めています。そしてかねてから準備していたHPによる「伊吹嶺ジュニア俳句」コーナーも新設しました。ジュニア(高校生以下)の方なら伊吹嶺会員または伊吹嶺会員外を問わず一般の方のどなたでも投句出来ます。投句料は無料です。
 詳しいことはトップページの「伊吹嶺ジュニア俳句」あるいは【こちら】をクリックして下さい。詳しい投句要領が書いてあります。
 ジュニア俳句については俳人協会でも力を入れているところで、俳人協会の俳句大会でのジュニア俳句の応募は俳人協会員投句よりも多いと聞いています。
 「伊吹嶺」としても今後ジュニア俳句の普及に力を入れたく、全国に先駆けて「伊吹嶺ジュニア俳句」の葉書応募とネット応募の2本立てでスタートしました。このHPを読んでいらっしゃる方は家族、親戚、友人を問いません。どしどし投句を勧めて頂けませんか。よろしくお願いいたします。もちろん従来どおりの葉書での投句も受け付けています。

 7月のHP句会の選句結果については26日の孝子さんの落書に紹介されたとおりです。そして今日その講評も書きました。投句された方、読んでいただければ幸いです。
 そして写真はジュニア俳句とは関係ありませんが、私の高校の同級生から送られてきた螢の写真です。トップページにも掲載しています。
 撮影場所は岐阜県各務原市です。螢の写真はカメラを固定して長時間露光が必要ですので、私には無理だと思いますが、来年一度挑戦したいと思っています。(隆生)(412169)


27.7.26 (3505)
★7月・HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。 今月の高点は、2句です。 ゆう子さん
眞人さん おめでとうございました。賞品の「伊吹嶺誌」を送らせていただきます。
 
  心音の聞こえさうなる螢の夜    ゆう子(刈谷市)

  抱く子の乳の匂ひや合歓の花    眞人(さいたま市)


★7月・いぶきネット句会の添削例を アップしました。担当の8人が頑張りました。「いぶきネット句会」
から ご覧ください。


★鈴木英子さん(愛知県豊田市)から メールが届きました。 英子さんは、毎月 華道に関わる話題
を送ってくださいます。(孝子)

   竹煮草のこと

 いぶきネットの皆様、知立句会の鈴木英子です。 

 竹煮草が風に揺れる夏がやって参りました。

私の高校の先輩で知人の、豊田市小原在住の安藤和久さんという方がいらっしゃいます。安藤さんは、一閑張りの工芸を得意とする作家さんです。この方が豊田市の芸術選奨という名誉ある賞をいただかれ、その記念の個展が6月に豊田市民文化会館で開かれました。

 私は、その個展に赴き、作品を鑑賞させていただきました。作品は、一閑張り、和紙の工芸品、そして和紙に漆で描いた、漆絵の3部門に分かれていました。まず、一閑張りの工芸作品は、和紙を何層にも塗り固めて丈夫にし、その上から漆をまた何層にも塗るという、昔からある工芸です。輪島塗もその美しさ、重厚さで魅力的ですが、安藤さんの一閑塗の作品は、茶道の道具や菓子器など多岐にわたり、和紙の軽さ、柔らかさに塗り込んだ漆の、茶色の奥深い艶が何とも言えず、魅力的です。作品に安藤さんという人の魂が輝いているようで、いつまでみていても飽きません。もう一つ心を打たれたのは、漆絵の屏風です。自然の楮で漉いた和紙を、漂白せずに淡いベージュ色の地にして、それに茶色の漆で描いた野草(竹煮草と猪独活)の二双の屏風でした。地味な絵ですが、特に竹煮草は私の故郷の山野にいつも見かける大ぶりの雑草です。その竹煮草や猪独活に美を発見された安藤さんの誠実で素朴なお人柄がそのまま作品に表現されていました。とても良い個展でした。ちなみに安藤さんの工房は杉田ひさ女の句碑の近くにあります。

 他日、私は、足助に吟行した時、香嵐渓の巴川の岸部に竹煮草が風にゆれているのを見ました。

          塩の道瀬音に揺るる竹煮草    英子


 27.7.25 (3504)
 今日の瀬戸市の最高気温の予想は、
37度。  聞いただけでも汗が・・・・・・

 京都句会・幹事の岡田さんから写真を添
えてお便りをいただきました。
 アップの写真! 涼しそう(美味しそう?)
ですね。(孝子)


  今月の初め頃、友人宅で月下美
人を見せて
いただきました。
 芳香を放ち白く大きな花は
まさに“夜の女王花”の名の通り
華麗な花でした。

 今日、友人宅におじゃますると、「この前の花で月下美人酒
を作ったの」と、大きな瓶に漬かった
月下美人を見せてくれま
した。
純白の花弁は半透明となり、儚くも美しい姿で咲いていました。

 月下美人酒の味や香りも気になります!(佳子)


                  月下美人陶工の妻咲かせたり     栗田 やすし

                  ふくらめる月下美人を預かれり     右城 暮石

                  今一度月下美人に寄りて辞す      森田純一郎


 27.7.20 (3503)
 東海地方では梅雨が上がりました。 この暑さをものともせず 孫たちはプールへ出かけ
て行きました。 夏が来るのは待ち遠しかったのは 何歳頃までだったでしょうか??
暑い日の外出は 勇気がいるようになりました。 

 『俳句四季』8月号・読者応募のページ<四季吟詠>で、我等が 「伊吹嶺」の仲間の
山本正枝さんが、特選を頂かれました。 山本さ~~ん おめでとうございました。(孝子)


          鳥帰る宮の渡しの空高く     山本正枝



27.7.16 (3502)

 伊吹嶺の皆様  

              暑中お見舞い申しあげます


 博多の櫛田神社では、「祇園山笠」15日午前4時59分、大太鼓の合図と

ともに 今年の一番山・大黒流が櫛田入りをして、一番山だけに許される

「博多祝い唄」を観客とともに歌い、その後、勢いよく博多の街にかき出しま

した。福岡では「追い山が終わると梅雨が明ける」と言われていて、いよい

よ本格的な夏を迎えることになります。

 庭に涼やかな(おはぐろ蜻蛉)が来ています。萩の花がしなやかに揺れています。

油蝉が鳴きはじめました。

南には、大きな台風が睨みを構えています。夏休みが近付きました。くれぐれも、熱

中症にご用心下さい。(樹炎)


 ★昨夜は、チャットの前半の日! 24名の仲間と意見や質問を出し合いました。 1晩
で50句は、時間がすぐに過ぎてしまいます。 ゆっくり考えていると どんどん進んで行きま
すが・・・・ 言い足りなかった事等々反省しきりです。 このスピードが チャットの楽しいところかもしれません。
 今夜も9時から後半108句について 皆さんで学びます。 いぶきネット句会の皆様!宜しくお願いします。(孝子)


27.7.15 (3501)
 今日は、
昨日今日(13・14日)と、鎌倉街道と伝わる笠寺台地の細い道を辿り、年魚市(あゆち)潟景勝の
地「白毫寺」を訪ねました。
 白毫寺は台地の西端に当り、茂った木々がなければかつて海であった名古屋の市街地が見え
るはずですが、残念ながら見晴らしは効きません。
 『年魚市潟 潮干にけらし知多の浦に 朝漕ぐ舟も沖に寄る見ゆ』という万葉歌碑がありました。
私にとっての一大関心事は境内にあるはずの芭蕉句碑なのですが、2日目にやっと見つけました。
案内図もなく碑の文字も判読できず、熱心な人のHPだけが頼りです。
春風や戸部山崎のやねの苔 はせを」と刻まれているらしいのですが、さて?(徒歩)


 
因みに・・・・<年魚市潟>は、名古屋市南区の低地にあった古代の潟の名です。歌枕の地でも
あるようです。(孝子)


27.7.13 (3500)
★昨日は 愛知の同人句会でした。参加者62名・不在投句
3名と盛会でした。200句近い投句数で 選句だけでも時間
がかかりますが、多くの佳句に出会える事が 楽しみです。
主宰、副主宰から丁寧に選評を頂ける事も、有難い事です。

 写真は 最新の(元気な)主宰と副主宰です。

8月の愛知同人句会は お休みですので、間違いのないよう
に お願いします。





★7月11日に 京都句会の哲半さんから写真を添えてメールが
届きました。 地元ならではの写真です。

  こんばんは。いよいよ暑くなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

昨日から鉾立てが始まりました。店が早く終われたので、少し涼しげ? な写真を「落書」へと。   

ご存知とは思いますが、祗園祭の鉾は、くぎを使わず荒縄だけで部材を固定する伝統技法

「縄がらみ」で組み立てられます。また、その美しい模様は蝶や海老などと呼ばれています。
                                                    (哲半)


★いぶきネット句会も 選句が終り、チャットによる合評会を待つばかりです。
句会の幹事さんが、毎月毎月 素敵な文章や写真を添えてお知らせを配信
してくださいます。感謝!(孝子)

     いぶきネット句会の皆様       会評会のお知らせ


  7月13日は旧暦の「お盆迎え火」ですね。

地方によって、(盂蘭盆会)は7月15日です。新暦・旧暦があり、一般に月遅れの(8月13~15日)が学校の(夏休み)と

(盆休み)が重なって都合よく収まっているようです。


 福岡城跡の外堀で(蓮の花)を写真に収めてきました。夜明けと共に水の妖精・・・、

「蓮は泥より出でて泥に染まらず」仏教のシンボルですね。

蜻蛉や蝶が水面に影を映して遊んでゆきます。蓮葉の露が朝日を受けて真珠のようでした。

 庭木に大きな(兜虫)を見つけました。長く、付き出した角は威風堂々・・・

台風の影響で各地に猛暑・・・熱中症にご留意ください。



      浮葉田に青空うつる隙間あり   森    龍子

      城跡の濠にひしめく蓮の花    安藤   清子
   
      兜虫逃げしと吾子に起さるる   栗田  やすし

 さて、合評会はいつものように、15日(水)・16日(木)の両日
    午後9時から行います。  投句 一覧および 選句一覧を用意の上
     伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。
          

                                         八尋 樹炎   


27.7.11 (3499)
 皆さん、今日の伊吹嶺HPを見られましたか。トップページの写真のスライドショーをリニューアルしました。
 写真はお紅の渡し、青梅、合歓の花、鵜飼、綾子句碑の5枚の写真です。昨年より1枚増やしました。そのうち栗田主宰より3枚の写真を提供して頂きました。また1年間の5枚の写真を楽しんで下さい。合わせて「季節の俳句」も7月号に更新しました。
 この5枚の写真から連想する俳句は伊吹嶺会員の皆さんなら十分ご存じのことと思いますが、ここで紹介します。
   
底の石見えて舟着く水の秋      やすし
   青梅の最も青き時の旅         綾子
   虹飛んで来たるかといふ合歓の花  綾子
   鵜篝は太初の火色闇こがす      やすし
   木曽川を見下ろして城冴え返る    綾子

 他にももっとふさわしい句があると思いますが、私はこの5句を連想しました。

 スライドショーは綾乃さんに作成して頂きました。ここでお礼を申し上げます。
(隆生)(409703)


27.7.09 (3498)
 松井徒歩さんから今月も 京都句会の様子のメールが届きました。京都は素敵な
吟行地が点在していますね。
 副主宰から直接指導を受けられるのも 羨ましいで
すね。
 写真も徒歩さんから送って頂きました。(孝子)

  今晩は、
 7月7日は京都句会でした。
明智光秀と羽柴秀吉が戦った「ここが天王山!」で有名な山崎の古戦場近くの大山崎
美術館を吟行しました。
 梅雨の季語と屋内の美術品との兼ね合いで皆さん苦労されたようです。とはいえ外で
は、睡蓮、半夏生、ねぢり花、梅雨茸、桔梗、木槿と豊富な植物に巡り合えました。

 句会前の食事会では、ゲストとはいえ殆ど毎回参加されている中斎ゆうこさんに新人
賞のお祝い句が手渡されました。(徒歩)

   河原地副主宰選の吟行句3句

      御手洗の龍の眼光る青葉雨        恵光    
      梅雨湿り正午に鳴らすオルゴール     万里子
      濃き白を水面に映し半夏生         万里子

      珈琲の香を抜け梅雨のベランダへ     英武

   河原地副主宰作の新人賞お祝い句

                 精励な織姫迎へけふの句座



27.7.08 (3497)
いぶきネット句会の皆様      選句締切のお知らせ


 文月・・・早いものです。もう(小暑)暑中に入りました。

北上続ける台風が せめぎ合い心配です。皆さんお気を付け下さい。


 7月は各地で夏祭りが開催され、中でも、一番早く「博多祇園山笠」が始まっています。

カメラを片手に櫛田神社を覗いて来ました。

 「山笠があるけん博多たい!!」 今年も、のぼせもんが総重量1トンを舁き暴れます。

粋な法被にステテコ姿、若衆の(男下駄)が忙しく行き交い、男子の本懐でしょうか・・・!

福岡の陸の玄関口博多駅の・飾り山の表は「関ヶ原長政武勲の誉」見送りは庶民的な「サ

ザエさん一家」で子供達も飽かずに楽しめるものでした。

東京では、(入谷の朝顔市)・(浅草のほおずき市)愛おしい季語ですね。

       山笠舁ば男の匂ひ少年に    石田  哲朗 

    切火せし朝顔市の護符賜ふ     佐藤 とみお

      鬼灯の日々甚平を着て下駄はいて     鴨下昭


 さて、明後日7月10日(金曜日)午後9時選句の締切です。

締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。

                                        (八尋 樹炎)


27.7.07 (3496)
 朝日カルチャーのナルミさんの教室では、隔月で吟行を行っておられ
ます。 ナルミさんの あの歯切れの良い指導が 受けられるとは・・・羨
ましい限りです。(孝子)

 朝日カルチャーセンターの俳句教室(都合ナルミ指導)の恒例の吟行

会を
本日行いました。

 梅雨空のなか、晴れ女が多いせいか、天気に恵まれました。

JR笠寺駅(名古屋市南区)近くの、日本ガイシアリ-ナ周辺を歩きました(参

加者9名)。今日はいつもと違って、植物、
動物が少なく、建物など人

工物が対象です。それでも中部
地区の大学生の競泳大会の会場に入り、

青春の熱気にうた
れました。

 たまには、躍動感ある対象を句にするのもいいものですね。

句会は南生涯学習センタ-で実施。そのあと金山駅に移動し、ナルミ先生を囲み、暑気払いで、過ごしました。(横井一夫)



27.7.06 (3496)
 今日は、我らが伊吹嶺副主宰の河原地さんのニュースです。
俳人協会員へ毎月 新聞『俳句文学館』が送られて来ます。今月の新聞を開いたら、河原地
さんのにっこりと笑った写真が目に飛び込んできました。「俳句とハイク」<所変われば意味変
わる>と題して文章が載っています。
 
 河原地さんが、ロシアの大学の日本語学科の生徒に 俳句の講義をされた時 感じられた事を
中心に 述べておられます。 日本で生まれた季語が、必ずしもロシア(他国)で通用するとは限
らない事。 日本の俳句が他国の原語に訳された場合、どのように読まれているだろうかと・・・・・
<俳句とハイクの異同を、一度きちんと検証してみる必要を感じている>と、結んでおられます。

        観覧車みるみる紅葉置去りに       河原地英武 

 因みに・・・・日本の秋の空は、「天高し」に象徴されるように 澄んだ空をイメージしますが、ロシア
の秋は、雨ばかり降って暗くて憂鬱なイメージだそうです。

                           写真は、六月の愛知同人句会の時。選評をしていただいているところです。(孝子)


27.7.05夜 (3495)
 今年もいつの間にか半年が過ぎてしまいました。私が落書を書く時はいつも事務連絡ばかりであまり面白い話題がありません。
 「伊吹嶺」7月号がもう届いたことと思いますが、このHPも7月バージョンに変わりました。栗田主宰の「伊吹山房雑記」をはじめ、「いぶきネットの四季」「環境と俳句」「いぶきネットたより」そして遠峰集からネット同人の今月号の俳句、会員の伊吹集から4句入選句もアップしました。主な文章についてはリンク接続してあります。該当のタイトルをクリックして下さい。なお「いぶきネットの四季」についてはこれまでHP掲載月と「伊吹嶺」掲載月がずれていましたので、先月はパスさせて頂き、今月号からHPと「伊吹嶺」誌の掲載月が一致しています。
 ところで「伊吹嶺」5月号から「伊吹嶺ジュニア俳句」のハガキが挟んであります。5月に投句されたジュニアの方は8月号から掲載されます。ただ私自身の怠けから、まだ準備出来ていませんが、8月から「伊吹嶺ジュニア俳句」についてはHPにも掲載する予定です。もう少しお待ち下さい。
 なお写真は梅雨時の木槿です。(隆生)(408819)


27.7.05 (3494)
 我等が編集長 下里さんより素敵な エッセイが届きました!

 朝、台所に立ってまずラジオのスイッチを入れます。何をしていても聞くことの

出来るラジオは私の大事な
相棒です。今朝のNHKラジオ「サタディエッセイ」で解剖

学者の養老孟司氏が「虫供養」について話されて
いました。氏は64日を「虫歯の日」

ならぬ「虫の日」
として、鎌倉の建長寺(だったかな?)で虫供養をされているとの

こと、その中で近年虫の数が少なくなっている
ことに触れられていました。人口減少

にも言及された
その内容は多くの示唆に富んで、私たち俳句を詠む者にとっても見逃せない問題が多々あり

ました。実際
かつては身近だった蛍も、梅雨時に沢山いたカタツムリも、めっきり少なくなりました。自然

はハッキリとは見えない
けれど少しずつ確実に変化しているのですね。だからこそ大切にしなければならな

いと改めて思いました。

 因みに虫(魚や馬などを含めて)を供養するのは日本人独特のものらしく、フライドチキンのカーネル・

サンダースに
供養の話をしたなら「お墓の下で笑うことだろう」とのことでした。(下里美恵子)

       螢を揺らして見する人来るたび    綾子



 ★下里さんが選者をされています『俳句四季』の投句締切は、7月20日です。 今月は下里さんが担当されます。 手元に投句用のはがきをお持ちの方は、是非 応募して下さい。(孝子)



27.7.04 (3493)
   いぶきネットの句会の皆様     投句締切のお知らせ


  梅雨の晴れ間に、在所の老人に笊一杯の「楊桃」を貰いました。

楊桃の熟す頃、車道を赤く染めるため、今年限りで伐採されるとか?暮らしも穏やか

な時代では無くなりました。贅沢な・・・汚物として姿を消すのです。残念でなりません。   

 戦後、食の乏しい頃、子供たちが味わった自然のおやつの一つです。 口に含むと、

だんだん童心が湧いてくるから不思議なものですね。味覚・臭覚・それに視覚、五体で覚えた記憶は瞬く間に甦るものです。

皆さんも身近な思いではありませんか。


              
やまももを頬張つて目の笑ひをり    大串 章

             楊桃や狭の売家は荒れるまま     豊田  邦和



              さて、  5日午後9時投句の締切りです。 
                   早めにお送りくださるようにお願いいたします。 


                                                            (八尋 樹炎 ) 
 
                         ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆

                                                    写真は、樹炎さんからいただきました。(孝子)

27.7.03 (3492)
 6月21日に<鋸山>の 話題を頂いた、一紀さんから、メールが届きました。
皆さんご存知とは思いますが、<小紅の渡し>は、主宰の故郷(母郷)です。(孝子)

 こんにちは
 本日の梅雨の晴れ間は、…‘長良からの遠伊吹‘を楽しみに‘小紅の渡し‘に出か
けました。
 丁度で、なでしこジャパンの勝利の正午のニュースがあり、上機嫌で鏡島弘法のお
参りをして、渡し場へ…
 長良川左岸の堤防階段を上がれば渡しの舟は見えるはず…そして、右岸堤防に
上がれば遠伊吹が見える。・・・・・・・ところが、びっくりです。
左岸堤防の階段下に、『小紅渡船運休のお知らせ』の張り紙…なんで!
 
 渡し場に人影なく、夏鶯の鳴き声がやたらに聞こえて来て、暫く対岸右
岸堤防上の小屋を眺めておりました。 勿論、小屋から船頭さんが出て
くることも無く、渡し場の白い旗がむなしく揺らぐばかりでした。しかたな
く、近所の女性に(オフレコ→お寺に戻って事務所の女性に)尋ねましたら、
舟は老朽で9月まで休むといっているが…このまま無くなる?かも…残
したいものですから、…淋しくなりますネ。 とのことです。
 ‘長良からの遠伊吹‘は見ることが出来なかったので、そのまま車を飛
ばし琵琶湖の今津浜からの遠伊吹を眺めて来ました。(ikkihai)


    ふるさとの川渡るとき閑古鳥   栗田 やすし



27.7.02 (3491)
 いぶきネット仲間の酔雪さんから、沢山の写真を添えて メールが届きました。「落書」の域を、超えて・・・・読み応えががあります。いろいろなところに出かけて、調べて下さいます。 感謝 感謝です。(孝子)

 職員室(矢作東小)で、俳句の授業のことが話題になった。その話の流れの中で、甲山中学校(こうざん)に句碑がたくさんあることを知った。インターネットで検索してみると、それは確かなことで、いくつかの句碑が掲載されていた。

 早速取材させていただこうと、甲山中学校に連絡を取ると快諾をいただいた。日を改め甲山中学校を訪れると、川口 厚校長先生(第19代)自らが対応してくださった。そして、句碑を案内していただきながら、句碑に関わる話を拝聴した。その中でも特に印象残ったのは、虚子の「春風や闘志抱きて丘に立つ」の句である。川口校長先生は今年度赴任されてきたばかり、生徒も教師も年度を新たに心に期するものがあるはず。この句を引用され、新年度の挨拶を全校にされたそうである。

 取材の参考にと、「甲山文学碑案内(アルバムと資料)」と「甲山中学校創立50周年記念会誌」をお借りした。以下は、校長先生のお話しとその資料を簡単にまとめたものである。

 昭和56年10月から、甲山文学遊歩道と文学碑の整備を始め、昭和58年11月に文学碑の設置を完了した。石碑20基のうち俳句が12基、木碑46基のうち俳句が30基、それらが周りの樹木に合わせて設置された。そして、その年度の卒業記念品として、「甲山文学遊歩道案内(瓦葺の立派な案内板)」が寄贈された。

木碑は、残念ながら朽ちて残っていない。俳句の石碑は、左の12基あり、7基を写真に収めることができた。句碑の中には、当時校長を務めておられた浅井俊一先生(第8代)のものがあった。浅井先生自身、俳句を俳誌「松籟」で学んでおられる。「松籟」は、岡崎市で教頭として教鞭を取っておられた加藤燕雨先生(本名:鉦司)が、昭和36年に創刊された俳句雑誌である。甲山中学校は丘の頂にあり、文学遊歩道は、学校の敷地の外周に設置されていた。つまり文学遊歩道は、丘の斜面に造られていたのである。しかし、体育館などの施設の敷地内移転に伴い、土地の利用変更がなされ、すべての句碑、文学碑を見ることはできなくなってしまった。それにしても、これだけの数の石碑があること自体すごいことだと思う。これからも甲山中学校の宝として受け継がれていくことだろう。(酔雪)

佐まざまのこと思ひ出す桜哉  松尾芭蕉

梅一輪一輪ほどの暖かさ    服部乱雪

裏をみせ面をみせてちるもみじ 小林一茶

いつ見ても蜻蛉の一つ竹の先  正岡子規

春風や闘志抱きて丘に立つ   高浜虚子

映りたるつつじに緋鯉現れし  高浜虚子

初夏や棕梠の葉鳴の涼しけれ  大須賀乙字

朴の花しばらくありて風渡る  高野素十

葉桜に並木つづけり曲りても  星野立子

ばら崩る切るに躊躇の長かりし 橋本多佳子

アカシアの花ふる中に犬の墓  浅井俊一

早春の日の座となりて校訓碑  浅井俊一


27.7.01 (3490)
 7月が始まりました。 HP俳句会・いぶきネット句会・伊吹嶺ジュニア俳句の 応募受付
も始まっています。 HP俳句会は15日まで受け付けます。2句 何方でも無料で応募していた
だけます。いぶきネット句会は会員のみです。
 伊吹嶺ジュニア俳句は、月末が締め切りです。伊吹嶺誌に綴じ込みの葉書で お願いします。

 松井徒歩さんから 6月30日に写真を添えて メールを頂きました。
                                     (孝子)

  今日は 旧東海道の鳴海宿から笠寺までを歩いてきました。
思ったほど暑くもなく、さほどの距離ではないこともあってばてることも
なく踏破することができました。興味深い史跡が多々あって楽しかった
です。
 写真は鳴海の誓願寺芭蕉供養塔と千句公園の芭蕉千鳥塚です。
元禄と貞享年間の碑です。笠寺観音にも千鳥塚と称して「星崎の闇
を見よとや啼千鳥」の句碑がありますが、鳴海の千鳥塚を元にして
作られたものと思われます。(松井徒歩)



        芭蕉句碑に触れれば蜘蛛の子が散れり    角田勝代

        からくりの山車曳き出して虫干会        栗田せつ子



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