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伊吹嶺落書  (16年7月から12月までの落書)(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)
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16.12.31(3990)
 
大晦日となりました。今年も伊吹嶺ホームページをご覧いただき有難うございました。

 書き遅れましたが、29日にはいぶきネット句会報が配信され、今メーリングリストで今年1年の係の皆さんへの感謝の言葉が寄せられています。「会員の皆さま こちらこそ有難うございました。」という気持ちで一杯です。

 国枝インターネット部長を中心に、今年の句会、ネット部としての企画や記事も滞りなく終わりました。ご協力、ご参加いただいた皆様に改めて感謝いたします。

 編集部、校正部、石黒印刷さんのご尽力のおかげで 我が家には「伊吹嶺」2017年1月号が届きました。伊吹山房雑記に「歳晩雑感」として栗田主宰が伊吹嶺創刊20年を迎える「歳月の流れの早さ」について、感慨を綴っていらっしゃいます。

 振り返ってみると時の流れが早いと感じるのは年齢を重ねて行くと共通した気持ちで、私もその一人ですが、実は落書の係を承って、まだ7ヶ月しか経っていなかったのだという気持ちがあります。これは今までになかった不思議な気持ちです。どれほどの長い間多くのネット部員の方々が伊吹嶺ホームページを更新し、積み上げて来られたか・・・を実感しています。

 多くの皆様に記事を寄せていただき 心から感謝します。来年もどうぞ歳時の事、俳句の事、身辺や大自然の季節の移り変わり、等々沢山の記事や写真をお待ちしています。来年もネット部一同力を合わせて頑張りますのでよろしくお願いします。

 2013年の伊吹嶺15周年記念号より主宰と副主宰の句を一句ずつ掲げさせていただきました。

  
木洩れ日や芭蕉の道に焚火跡     栗田やすし 

  鳥の群冬青空をゆき交へり      河原地英武  

           (この号より副主宰就任)


 このとき記念事業のひとつとして発刊された『伊吹嶺季寄せ』より

  
ここへきて是も非もあらぬ晦日蕎麦  鈴木みや子

  晦日蕎麦越より届き柔らかし     横森今日子

 今夜は静かに(というより二人とも無口なほうなので)蕎麦を食べながら ゆっくり過ごしたいと思います。

   写真は樹炎さんからいただきました。(☆NORIKO☆)(487861)


16.12.30(3989)

 
2016年はあと二日を残すのみとなりました。
樹炎さんのお宅では あちらこちらにお正月の花が飾られ始めているそうです。写真をいただきました。今日から毎日、日本の華道の美をご覧ください。

 昨日から黒豆を煮ています。昔 実家では石油ストーブの上で、昆布巻きも作っていました。我が家も石油ストーブ時代がありましたが、今では暖房器具の種類が変ってしまい・・・
祖母の家での餅搗きも思い出します。餅つき用のもち米も育てていました。

 季語に餅配があることを知ったのは もちろん俳句を始めてからですが、昨日は墓参りと、実家へ毎年餅を配ってくれていた伯母に仏壇で会ってきました。

 今朝 歳時記のページを繰っていると「衣配」があることを初めて知りました。そういえば母と伯母は家へお嫁さんを迎えた年に、着物を一枚贈っていたことを思い出しました。今では何だか絶滅危惧種の季語のような気がしてきましたが・・・江戸時代以降の俳人で二句載っていました。 着物は足元があたたかいですね。祖母や義母は、真夏以外は着物姿の記憶しかありません。(☆NORIKO☆)(487768)


 衣配り母います時の如くせり   石井露月

 衣配り貧しきながら御旗本    島田五空  (角川俳句大歳時記冬より)

16.12.28(3988)

 
樹炎さんから 一年のご挨拶と、1月のネット句会のお知らせをいただきました。
ネット句会の皆さまには 年末年始のお忙しい時期になりますが、来年も締切までに,
お忘れなきよう、ご協力の程宜しくお願い致します。

<<いぶきネットの皆様  H/29年1月・投句・選句・締切のお知らせ>>

    あっと言う間に一年の終わり「年の暮れ」ですね。

皆さんに取ってどんなお年だったでしょうか。お一人お一人の思いは様々なものでしょう。

先ず、 伊吹嶺が益々大きな飛躍の年に成りました。

来年も一段と大きく開花する年にしたいものです。皆さん頑張りましょうね。!!



 薄いカーテンの向こうに何か動く物・・・ 何だろうと カーテンを引くと

小春日を浴びて、「山鳩の親子」が盛んに何かを啄ばんでいます。

「鳩」は平和の象徴ですが・・・

 今年の天災・人災・難民・テロ・数えきれない災害に

温暖化まで加わり、厳しい一年でした。世界も大きく変わるのでしょうか。


  注連売りに富士の頂昏れ残る  栗田せつ子
  書き込みの文字薄れたり古暦  伊藤 範子

  行く年や豪華客船出航す    伊藤 旅遊

  さて、投句締切2017年 1月1日((日曜日)から5日(木曜日)午後9時締切

選句締切 1月6日(金曜日)から10日(火曜日)午後9時締切

投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


この場をお借りして今年最後の「お知らせ」です。

  皆様 健やかな良いお年をお迎えください。(樹炎)

       八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆



 我が家でも春から夏にかけて山鳩がよく来てくれて 二個の卵を産み一個が孵り巣立って行きました。昨日の雨の朝、お隣の屋根のアンテナでびしょ濡れでも鳴いていた山鳩は その時の家族かな~?と思っていたところです。
樹炎さん拙句の古暦の句を取り上げていただき有難うございました。確か入会一年目の作だったと思います。初心を思い出し 俳句に向き合いたいと思います。(☆NORIKO☆)
(487603)
16.12.27(3987)
 
いよいよ本格的に数え日となりました。新年の年用意が始まっている頃と思います。

今日は朝から雨がよく降っています。昨日の落書で大島知津さんの活躍が掲載されました。おめでとうございます。今日の雨も 今年の地球上の汚れをを綺麗に洗い上げてほしいものですね。

★いぶきネット句会の添削例を孝子さんにアップしていただきました。ご参考になれば幸いです。

追記ですが
孝子さんと同じ瀬戸市在住の最年少プロ棋士藤井聡太君が加藤一二三九段を破ったニュースは記憶に新しいですね。
来年の活躍が楽しみです♪

窯出しのメモ貼り重ね古暦   梅田 葵

陶土染む壁に民次の古暦   舩橋 良


(☆NORIKO☆) 

16.12.26(3986)
 「伊吹嶺」の仲間の皆さんは日頃、外部に向かって様々な大会に俳句を投句されて活躍されています。
 今日はその中のひとり、大島知津さんについて皆さんにお知らせしようと思います。
 今朝の中日新聞を読まれた方はご存じだと思いますが、栗田主宰選者の中日俳壇において今年1年の年間賞が掲載されていました。その中で大島知津さんは年間賞の佳作に選ばれていました。
 また丁度今日届いた角川書店の『俳句』において、石田波郷俳句大会で、徳田千鶴子氏の特選を採られていました。その2句を紹介します。

   地を洗ふ雨や沖縄慰霊の日   大島知津 (中日新聞年間賞の佳作)

   魂に色あらば今日この桜     大島知津 (第8回石田波郷俳句大会 徳田千鶴子特選)

 いずれも心の籠もった句です。特に2句目の「魂」「色あらば」のフレーズに感心しました。いずれも魂の叫び声が聞こえてくるようです。桜を讃える言葉にこれ以上の言葉はないと思いました。「伊吹嶺」の仲間にこんなに力強い句を作ることを目の当たりにして、久しぶりによい句を見せていただきました。(隆生)
(487430)


16.12.25(3985)
  
クリスマスですね。日曜と重なり賑やかにご家族が集まられるお宅もあるかもしれませんし、集まるのはお正月というお宅もあるかと思います。

 今年も天災や事件が駆け巡りました。最近では糸魚川の大火事がありました。
被害に遭われた皆さまが 健康で年を越してくださいますように。
そんなことも胸に収めつつ、幸いなことに災害に遭わなかった私は、今年も俳句と向き合う時間がたくさん出来たことに喜びを感じています。

 我が家の、のびのび山茶花(大きくなりすぎ二度も雀蜂が巣を作りました!)が盛りになりました。柊の花も爽やかな香りを放っています。
 歌を思い出します。「さざんかさざんか咲いた道~~ 焚火だ焚火だ落葉焚き~~」

 昔落ち葉を焚いて焼いもを作ってもらった記憶も遠いものとなりました。そこは裏庭で、生ごみを埋めてエコライフをしていた畑でした。今はオーブンで焼いてますが落葉焚きの焼いもよりも美味しいのです。しかし、昔、焚火を消えないように藷にも気を付けながら、焼いて、なかには黒焦げの焼き藷になってしまっても、美味しい美味しいいしいおやつでした。


あつあつの金時を割る力抜き   川崎 展宏

焼藷の笛鳴る都大路かな     小路智壽子

子規庵の路地に来てをり焼藷屋  武田 稜子


(☆NORIKO☆)
(487249)
16.12.24 (3984)
 おはようございます。樹炎さんの街と、ご自宅のクリスマスの電飾はめくるめく華やかさですね。写真を添えていただきました。お楽しみください。     

       「クリスマスイブ」   

街が電飾の輝きに彩られ華やかな「クリスマスイブ」です。

一昔前に比べると目を見張る豪華さです。ご多分にもれず、我が家の

娘夫婦も、バブル時代に育ったせいか、部屋中を飾る楽しみを持っています。

昨夜入浴しようと、部屋を出てビックリ!!!玄関から天上、吹き抜け一面

赤・緑・の「レーザーイルミネーション」が形を変えて回っています、若さで
す・・・


 思い出す物語に、米作家 オー・ヘンリーの「賢者の贈り物」が有りますね。

貧しい夫婦がお互いの大切な物を売り、買い求めた品は皮肉なすれ違い・・・

しかし、夫婦はお金では買えない素晴らしい愛を手に入れた・・・

中学時代にアメリカの宣教師からこの話しを聞いた頃、日本は貧しく

感動を持ってアメリカ文化に入って行った素直な自分をを思い出します。

地中海を渡り、危険な旅を強いられている 難民の子供達を思い祈りたいものです。


  刻かけて海を来る闇クリスマス          藤田 湘子

  あれを買ひこれを買ひクリスマスケーキ買ふ  三村 純也

  キャンパスにカリヨン響くクリスマス      荒深 美和子

                                      
       樹炎   ☆.。.:*・°☆  ☆.。.:*・°☆  

                      
「賢者の贈り物」思い出させていただき有難うございます。近所の親戚が一室を日曜学校に開放していた頃、聞いた覚えがあり、その後子どもにも本を贈りました。もう少し大きくなったらちびっこにも贈ることにします。(☆NORIKO☆)(487179)   

16.12.23 (3983)
 冬休みも始まり、お仕事の方は三連休ですね。今日は天皇誕生日でした。朝テレビ番組で今年一年の特集を見て、様々な感慨をいだきました。

 2016年のホームページ句会が終わりました。
ご投句をしていただいた皆さま有難うございました。毎月の入選句の集計をしている長崎さんから今年のHP句会入選句の得点集計が届きました。結果は次のとおりです。特選2点入選1点で集計しています。上位五名の方には副賞としてささやかながら図書カードををお送りさせていただきます。
 ホームページ句会はどなたでもご応募できます。皆さま 来年もどうぞふるってご投句ください。お待ちしています。
(☆NORIKO☆)(487057)

1位:蝶子(福岡県)     33点  
1位:康(横浜市)       33点         
3位:のぶこ(北名古屋市) 30点        
4位:眞人(さいたま市)   23点       
4位:松村洗耳(三重県)  23点  (敬称略)


16.12.22 (3982)
  おはようございます。
樹炎さんから南瓜の話題を送っていただきました。スープも美味しそうです♪
「ボーブラ」は最近耳にしたことがあるのですが どういうことかなと思っていたところです。(☆NORIKO☆)
  

 
「 ボーブラ」

ボーブラ南瓜・・・オランダ語だそうです。

それが長崎の方言とくれば、なお更納得ですね。今まで知らず

冬至南瓜を(ボーブラ)と母から言い伝わった言葉・・・

急に懐かしく近所の菜園店に探しに行きました。「あった~~~」

娘の声・・・昔は、普通の南瓜ではなく、胴の括れた長い南瓜のことです。

流石に冬至! 南瓜の値段も半端では有りません。¥500円を一本買い

早速、「ボーブラ・スープ」にして頂きました。ビタミンAが豊富で免疫力アップ

柚子湯とセットでよく考えられていますね。


冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくるこという意の(一陽来復)

といって、冬至を境に運が向いてくるとしています。みんなが上昇運に転じる日なのですね。

写真を添付してみます。



  子は遠し妻と二人の冬至粥      栗田やすし

  職退くと決めて柚子湯に身を沈む   国枝隆生

  みどり子に冬至南瓜をつぶしやる   小島千鶴

                                      
    樹炎  ★.。.:*・°★.。.:*・°★

16.12.21 (3981)
 
 福岡の樹炎さんから 楽しい記事を送っていただきました。皆さんはご存知でしたか?

<<伊吹嶺の皆様>>

 「 マンモス わら・ゴジラ出現・・・!!!」

 西日本で、衝撃の写真が関心を集めました。「延べ40社取材」

わらや、竹で作った「ゴジラ」が「福岡県筑前町」の田圃に展示され、インターネッ
トでも反響が広がりました。映画会社から許可を受け、出現した「わら・ゴジラ」何と
高さ7メートル・全長約10メートルです。人口約3万人町に、11万の人が
訪れたそうです。インパクトのある姿に「ヤフー」のトップページに取り上げられました。

9月中旬から作業を始め中学生や高齢者も協力して、五穀豊穣をシンボルとしました。

製作費75万円「ふるさと納税を充てたそうです。写真をご笑覧ください。

写真は地方紙より引用。

                     八尋樹炎☆.。.:*・°☆


 藁のゴジラ上手に造ってありますね。町おこしにもひと役買って明るい話題でした。こういうゴジラならわが町にも回って来てほしいものです。
今日は冬至ですね。うるう年なので21日になりました。

  
潮風に湯気千切れ飛ぶ冬至寺    渡辺かずゑ

  銭湯の窓に落書冬至柚子       奥山ひろ子


(☆NORIKO☆)(486820)


16.12.20夜 (3980)
20日は 今年最後の愛知同人句会でした。出席64名不在投句4名の68名×3句が回ってきます。良い句が多い中での選には頭を悩ませるのですが、選んだあとのスッキリ感は、真剣に一句一句と向き合った句会ならではの時間です。私の予選用紙の少ない余白に、主宰の入選句Kさんの句の評として、「旅の中に生活の現実の匂いを捉えたところがよい」と記してありました。主宰と櫻井支部長からは時間の許す限り評と疑問点を示していただき充実した納め句座でした。

 写真は国枝さんから提供していただきました。(☆NORIKO☆)


16.12.20 (3979)
   寒くてストーブを背中にパソコンへ向かう時間が長いのですが、知立句会の鈴木英子さんはお忙しい中にも好きな人(仏像)に会いにお出かけになっています。

  <<師走の奈良で(28年)>>

 伊吹ネットの皆さま、知立句会の鈴木英子です。

今年も押し迫ってきました。私は奈良の仏像が好きで、よく会いにいきます。

今年は、15日に東大寺、興福寺の国宝館、東金堂、16日に法隆寺へ行ってきました。娘に、修学旅行の定番のコースだと笑われましたが、師走の奈良を堪能しました。

 まず興福寺は、なんといっても阿修羅様、その他の仏様も拝むことができました。しかしです、国宝館は29年の1月1日から12月31日の1年間、耐震工事のため休館だそうです。仏様達はどうなるのと職員のかたにお聞きしたところ、はっきりしないが、他の建物で少しは拝観できるでしょうということ、がっかりです。

 次に、外国の方で賑わう東大寺へ行き、いつも素通りしていた、法華堂(月堂)へ行ったら、ふくよかで美しい日光菩薩、月光菩薩のお姿がない。係の方に伺うと、随分前に東大寺ミュージアムの方へ移られました。拝観料がかかります。とのこと。またまたがっかり。今日は入館をあきらめ、ホテルへ帰りました。

 次の日、木枯しの吹く中、法隆寺へ行きました。ここは交通の便が良くなくて、なかなか行けませんでしたが、念願かなって行きました。今日は学生さんも外国の方もほとんどいなくて、ひっそりしていて、ゆっくりと明日香の仏様にお会いできました。時の鐘を聴き、職員の方に教えてもらって、その鐘をじっくり見てきました。子規の気分を味わいました。(英子)


「今会いに行きたい」ときに会いに行く英子さんの行動力に脱帽します。寺院の事情で会えなかったら、ちょっと残念ですね。皆さまも来年会いに行かれる時のご参考になさってお出かけください。(☆NORIKO☆)(486628)


16.12.19 (3978)
★12月のHP俳句会の結果発表がありました。今月の最高得点者は、蝶子さん(福岡県)、雪絵さん(前橋市)でした。「伊吹嶺」12月号をお贈りいたします。おめでとうございます! 講評も併せてご覧ください。

★18日今年最後の伊吹嶺句会の写真を一紀さんからいただきました。
昨日初参加の方もいらして、全句を特選入選に名乗れたそうです。私達も良い刺激を受けますね。
昨日は、主宰、副主宰、櫻井愛知支部長より、特選の方へそれぞれ副賞(句集)が贈呈されました。 栗田主宰特選に輝いたのは嶋田尚代さん、河原地副主宰、櫻井支部長の特選は大島知津さんでした。 嶋田さん大島さん、おめでとうございます♪.。.:*・°♪


 
★午後4時半からはカリンカ句会がありました。幹事の一紀さんの取り計らいで、副主宰の出版と、荒川さんの伊吹嶺賞のお祝い会となり、大勢の参加となりました。句会は楽しく、句評は厳しい句会の後、お二人へのお祝い句をまとめた小冊子が配布されました。1週間早いクリスマス会のようで楽しい夜となりました。クリスマスツリー以外の写真は全て一紀さんが送って下さいました。
(☆NORIKO☆)(486548)



16.12.17夜 (3977)
 皆さんにお知らせするのが遅れました。今月のibukinetHPも最新版に更新しております。トップページの季節の俳句を始め、伊吹山房雑記、いぶきネットの四季、環境と俳句、ジュニア俳句なども最新版に更新しております。合わせてご確認下さい。また来年もそれぞれのメニューを最新版に維持していきたいと思います。(隆生)


16.12.17 (3976)
   岡崎の史蹟探訪俳人酔雪さんから 卓池句碑について第二号の記事をいただきました。
今日は冬晴れでよかったですね。刷り立てのほかほかの(?)の記事です。有難うございました!!
(☆NORIKO☆)(486325)

法専寺の卓池句碑

江戸時代後期、岡崎の俳人として名をなした鶴田卓池(17681846)の句碑は、市内に3基あります。その句碑は、菅生町の満性寺、稲熊町の法専寺、桑谷町の長善寺にあります。前回は、菅生町の満性寺を紹介しました。今回は、稲熊町の法専寺を紹介します。

法専寺は、真宗大谷派の寺院で大原山法専寺が正式な名称です。わたしの家から歩いて15分ほどの所にあります。岡崎学園高等学校のすぐ近くです。

句碑は、参道の入口の石門の脇にあります。注意していないと見過ごしてしまいます。句碑の文字は,薄れてしまってはっきりと読めませんが、「見あまして過るはかりそ山さくら 卓池」と書いてあります。住職の話では、法専寺で句会が行われていて、それで卓池の句碑があるとのことでした。

卓池は岡崎菅生の紺屋に生まれ、俳諧を名古屋の加藤暁台・井上士朗に師事し、青々処・藍叟などと号しました。79歳で亡くなるまで多数の門人をかかえて、この地方の俳壇の中心的存在として重きをなしました。また、卓池は画を石川貫河堂に学び、独特の俳画の世界を創造し、遺品も数多く残されています。

もっと卓池のことを知りたい方は、岡崎城のすぐ北側にある「図書館交流プラザりぶら」を訪問してください。そこには、鶴田卓池文庫というのがあり、書籍・短冊・軸物・粉本・屏風などが265点収蔵されています。このうち冊子66点、軸65点をデジタルアーカイブで、また複製資料として76点の合計148点の資料を公開しています。 28.12.17 新井酔雪)



16..12.15夜 (3975)
 いよいよ今年も終わりに近づきました。今日はいぶきネット句会の合評会でした。出席率もよく、25名の参加でした。
 いつも思うことですが、いぶきネット句会では特に会員の皆さんの発言が多く、進行役としても大いに助かります。さらに最近は会員の皆さんが採られることが多く、同人としても反省しております。

 今日、孝子さんが書いているように、昨日、東本願寺の月間『同朋』の取材を受けました。そこでは特にいぶきネット句会のしくみ、その活動について話しました。何故「伊吹嶺」の取材かを聞いたところ、ネット検索して活発にHPが動いているのは「伊吹嶺」だったそうで、俳句界でも認められているのかと勝手に思っています。これを盛り上げるのも全てネット会員の皆さんおかげです。
今後ともネット会員の皆さんの力添えをお願いします。(隆生)(486091)


16..12.15 (3974)
★今日のガラス戸越しの日差しは、ほかほかで、お日様の恵みを実感しています。
角川の『俳句』12月号に、我らが副主宰!河原地英武さんの笑顔の写真を見つけま
した。

 
特集「名句は何を省いたか」の中で、<私はこれを省きました・俳句に理屈や説明は
不要>と題して文章を寄せておられます。 
 河原地さんの「俳句入門」直前の俳句と、推敲(添削?)された句が並んで載っていて、
分かり易い内容です。 副主宰にも こんな時代があったのか・・・・・と。


 今年も<ゆべし>を作りました。2度目の挑戦で、手際よく出来ましたが、失敗もあり
ました。写真の柚子釜に味噌を詰める量が多かったのか、強火で蒸しすぎたのか、味噌
が溢れて、美しく蒸し上がりませんでした。 今は、5階の北側の手すりに吊して乾くのを待
っています。
 一昨日は、夜中の雨の気配で・・・冷蔵庫の中に避難させました。ゆべしには、雨の日と
暖かい日は要注意です。  温かいご飯にスライスをしたゆべしを載せて・・・・と、干し揚が
るのを待っています。



★昨日は、なんと! 「伊吹嶺」インターネット部が 取材を受けました。
京都・東本願寺発行の、月刊『同朋』の特集として・・・言葉の力・特にイ
ンターネットでの活動状況等々を 伝えました。部長さんが、パソコン持
参でしっかり説明されました。
 2月号に掲載される予定ですが、 どんな内容になるのでしょうか。
『同朋』は A4サイズで、 カラー写真が美しく・・・・・俳句や短歌の応
募のページもあります。

 写真は、フリーランスライターの林宏樹さんと、インターネット部の部長・
副部長です。(孝子)


16..12.14 (3973)
 樹炎さんから、合評会のお知らせと二宮金次郎の話題を送っていただきました! 

<<いぶきネットの皆様     合評会のお知らせ>>

12月に入って冬至に至るまでの日々は、ことに短日を感じます。

 前々から訪ねたかった、山村の廃校に残る「二宮金次郎像」・・・

知人から聞いて久しいのですが、急に願いが叶い婿殿の運転で出かけました。

 川端康成の書き出しではありませんが、2キロ半のトンネルを抜けると

雲が低く垂れこめ時雨てきました。背景は竹林が多く狐や狸が横切りそうな路地・・・

「あれだ!!」婿殿の歓声、それは、私が想像していたものではなく、瀬戸物の

「二宮金次郎像」です。小学生の頃の記憶では緑青の汗を流した、銅像だったのですが
・・・

( 戦争中は、金属製の像を「供出」させられた)諸説あります。

銅像さえも、時代を潜り抜けて来た戦士なんでしょうか「尊徳様」・・・

「降る雪や 明治は遠くなりにけり」、中村草田男の名句を口ずさみました。


     学舎のあと何もなし時雨来る    栗田やすし

     時雨るるや茅葺き屋根の苔青し  大石ひさを

     米問屋閉ぢる貼紙夕時雨      尾関佳子


 さて、 合評会はいつものように、15日(木)・16日(金)の両日
  午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
  伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。

       八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・

二宮金次郎が小学校に立っていたことは覚えています。懐かしいのですが、新しくて綺麗な金次郎さんでびっくりですね。
今年の漢字も「金」で、タイミングの良い記事を有難うございました。(☆NORIKO☆)(485934)


16.12.13 (3972)
 
名古屋の東山公園では屋外飼育の黒鳥が鳥インフルエンザで亡くなり、現在消毒や他の鳥たちの調査などで休園中です。まさか、わが名古屋の動物園にまで・・という気持ちですが、年明けまで開園は難しいようで、冬休み、楽しみにしていた子ども達や家族は残念なことでしょう。一日も早い開園を願っています。   鳥インフルエンザなども環境の変化の一つだと思いますが、未来のある子どもたちのために人類の知恵で地球が良い環境へと、変っていってくれることを願っています。

 12日、国枝インターネット部長を中心に、名古屋近郊在住の、インターネット部と環境グループの12名で、今年の活動報告と感想、来年の企画打合せを行いました。
HPについて、いぶきネット句会について、自然と親しむ吟行会、ibukinet記事、HP句会、オフ句会、ジュニア俳句等々多くの活動の成果と反省、また29年の全体の運営、HPの運営に関する話し合いの時間を持ちました。


  今月のいぶきネット句会の選句一覧(作者名なし)が届きました。15.16日のチャットで意見が交わされます。(☆NORIKO☆)(485685)


16.12.9 (3971)

 今日は、漱石忌です、テレビではアンドロイドの漱石を紹介していました。


   谷底へ落ちゆく夢や漱石忌    岡島溢愛

   鏡どのへ二信三信漱石忌    鈴木みや子

   妻の愚痴聞き流しゐる漱石忌  栗田やすし


  昨日、樹炎さんからいぶきネット句会のお知らせと「竹下しづの女」の話題を送っていただきました。いつも有難うございます!!
<<いぶきネットの皆様       選句締切のお知らせ>>

  昨日7日は「大雪」本格的に冬型となります。
霜が降りはじめ枯れ葉を踏んで歩く、何となく詩人になれそうです。

 昨日「福岡総合図書館」へ「竹下しづの女の生涯を追う」を見にゆきました。
女流俳人の草分け的存「竹下しづの女」大正9年8月にホトトギス排誌の巻頭句 を飾
った

「短夜や乳ぜり泣く児を須可捨焉乎」(短夜や乳ぜり泣く児をすてつちまをか)

当時の俳壇に様々な論議を起こしたそうです。「竹下しづの女」は、先にご紹介いたし
ました「小宮豊隆」と同郷、(行橋市)出身と知り、二人を育てた風土を羨ましく思いました


冊子によると、田園地帯でありながら、文学的に恵まれた庄屋・百姓にいたりまで、
連歌を詠ったそうです。漢詩人・「村上佛山」の私塾「水哉園」が有ったことも影響し
ています。

郷土の女流俳人を詳しく知る機会を得ました。  時節柄 お体おいといください。
                             

    

    師と並び反故焚きし庭冬に入る    栗田やすし           

    朝の日に初霜の畑眩しけり      山本法子


                          
さて、明後日12月10日(土曜日)午後9時選句の締切です。

    締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。

  

     八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


 「乳ぜり泣く」の句に出合った時は、びっくりしましたが、九州の方だったのですね~~!!
 (☆NORIKO☆)(485223)

16.12.8 (3970)
12月8日 太平洋戦争開戦の日。米国民は「リメンバー・パールハーバー」を奇襲への怒りとして戦意を高揚させたといいます。日付変更線があるので米国にとっては12月7日になるそうです。この日がなければ・・という思いの方々も多くいらっしゃることでしょう。

十二月八日の航の潮つぶて   友岡 子郷

十二月八日ミルクの膜厚き   櫂 未知子

十二月八日米研ぐ水の音    白川 宗道


  先月都庁近くに用があり展望階へ行ってきました。
都庁には色々な美術作品(オブジェ)があり
都庁広場の「アダムとエヴァ」(池田宗弘氏作)を写してきたので貼ってみます。

                    (☆NORIKO☆)

16.12.7夜 (3969)
  松井徒歩さんから 京都句会の記事をいただきました。有難うございます!!

昨日(6日)は京都句会でした。
通常句会後京都駅ビルで河原地副主宰の句集「火酒」出版のお祝い会を開きました。
皆それぞれが句集から五句を選び感想を述べ合い、副主宰も色々と秘話?を披露して下さり楽しいひと時でした。
これで会はお開きということではなく、いつものように吟行であります。
東福寺へ行ってまいりましたが、副主宰はお仕事のため吟行は出席できませんでした。
「通天橋」の紅葉が有名ですが、下流に「臥雲橋」上流に「偃月橋」があります。
写真は重要文化財の偃月(えんげつ)橋です。


散り敷けるもみぢに苔の湿りかな  俊雄
百間の東司の三和土冷え渡る    ゆうこ
冬ざれや丸甕並ぶ東司跡      英子
山門に湯葉売る女着ぶくれて    惠光

                 (松井徒歩)

東福寺、紅葉が良かったことでしょうね!!祝杯の様子も有難うございました。(☆NORIKO☆)(485053)

16.12.7 (3968)
 昨夜、内田さんから今年最後のいぶきネット句会の投句一覧が届きました。編集校正担当者が複数で確認してから配信しています。100句ほどの一覧を6日に届くように努力を重ねていただいています。皆さんの協力で成り立っているネット句会です。

  愛知支部の新年俳句大会の選句締切(12月9日必着)が迫っています。皆さまお忘れのないようにお願いします。

 映画「君の名は。」が大ヒットしています。先日私も子どもにつきあって見に行きました。
アニメに登場する場所には日本の実際の風景があって、(ひとつには新宿のバスタがあります)そこを見に行く聖地巡礼なるものもあるそうで、面白い現象ですね。俳人なら「奥の細道」でしょうが、時代も変わってきました。映画で主人公の女の子が「組紐」で髪を結んでいるので、今、組紐店では組紐のブレスレットが売れ始めているようです。(以上は今朝のニュースからです)

 運転するとき遠出するときはお守り代わりに、小さい数珠と長谷寺の五色の糸の御守りミサンガ(?)をつけています。私のお気に入りです。随分古びてきて変えたいと思っていたところ、 書棚に新品の御守りミサンガを発見。牡丹の季節に御開帳特別拝観記念でいただけたものです。 年を越したら付け替えようと思っているところです。

 毎年蜜柑をたくさん食べているから、インフルエンザには罹らないと信じていましたが、本当は人込みへはあまり出かけないからだったのかしらと思い、十数年ぶりにインフルエンザの予防接種を受けました。昔はワクチンが不足して、申し込んでも時すでに遅しの時もありましたが、月曜日の検査と投薬の通院日に直ぐに打ってもらえました。

 何かと気忙しい季節です。皆さまもインフルエンザなど、十分にお気を付け下さい。


   漓江下る船に寄り来る蜜柑売り    栗田せつ子

   蜜柑山弁当運ぶモノレール      渋谷さと江

   索道で蜜柑降ろせり山の晴     中村 たか


(☆NORIKO☆)(484952)



16.12.3 夜(3967)
 樹炎さんからお便りと写真を送っていただきました。写真もたっぷりとご覧ください。

<<いぶきネットの皆様     投句締切のお知らせ>>

いよいよ師走に入りました。何かと行事の多い月です。

小春日に博多から(特急ソニック)で福岡県京都群 (行橋) まで約1時間半

漱石の弟子「小宮豊隆」に送った漱石自筆の手紙を拝見したく・・・長閑な

田園風景を幾つか抜けて、「小宮豊隆」の故郷を訪ねました。


 夏目漱石の愛弟子で、小説「三四郎」のモデルとなった、後のドイツ文学者

「小宮豊隆」の遺族が、漱石から受け取った手紙や写真など、多くの中から

59点、小宮の故郷、「みやこ町歴史民俗博物館」に寄贈。

幼くして父親を失った小宮は、漱石を父親のように慕い、

身元保証人になった漱石に弟子入りして、小説の校正も手伝ったそうです。

(漱石の没後100年)今年は(小宮没後50年)に当たり、全国から訪ねる人も多いそうです。

皆さんもお出かけに成りませんか。「三四郎」がとても、面白く 新鮮に読めました。


     妻の愚痴聞き流しゐる漱石忌    栗田 やすし

     胃薬の粉にむせをり漱石忌      中野 一灯

     紐付きのニッケル時計漱石忌    八尋  樹炎

さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。 
     早めにお送りくださるようにお願いいたします。 


 八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜







 書簡の「吾輩は猫である」と読める似顔絵は楽しいですね!!
樹炎さん  よいものをご紹介いただき有難うございました!!

(☆NORIKO☆)(484546)




16.12.3(3966)

 昨日は愛知支部新年俳句大会の作業を終えて帰宅すると、「俳句文学館」が届いていました。
第23回俳人協会の俳句大賞のニュースでした。
その中には伊吹嶺の方々のお名前がありました。おめでとうございます!!

★源 鬼彦特選
 鮎釣りの岸に義民の刑場碑   山本光江
★大串 章選
 幽霊が客にささやく夏芝居   森 靖子
 洗ひたる髪を束ねて授乳せり  中斎ゆうこ
★田島和生選
 あご紐の伸び切つて子の夏帽子 東口哲半

★源 鬼彦選
 一人居のいよいよ無口水中花    鈴木真理子


  内田陽子さんからお知らせをいただきました。

<<<愛知支部新年俳句大会の出句一覧配送の件 >>>

平成29年「伊吹嶺」愛知支部新年俳句大会の準備真っ只中です。 今年は出席者166名、不在投句者41名、合計207名の参加です。 昨日出句一覧とともに選句依頼を発送し終えました。 今日中には皆さんのお手元に届くと思います。    おおよその準備が整い、あとは皆様からの選句が待たれます。 印刷所の年末年始の休みに伴い、選句期間は約一週間としました。 出句一覧がお手元に届きましたら、期限内の選句、ハガキの投函にご協力ください。  校正を重ね、年明けの大会前には当日の印刷物の袋詰め、リハーサルと進みます。 担当者一同、念には念を入れて準備していますが、お気づきの点、お問い合わせは necklace-yoko24@sk.aitai.ne.jp 内田陽子までお知らせください。  (内田陽子)  

28年新年俳句大会における   栗田やすし主宰の特選      小走りにくぐる校門木の実降る     水島 悦枝 



ご投句の皆さまごご選句の件宜しくお願い致します。 (☆NORIKO☆)(484446)


16.12.1 (3965)
 早いもので 12月ですね。冬も深まりお日さまが恋しくなってきました。留守中国枝さん孝子さん皆さまにはお世話になりました!!
  東京から帰省して ほっとした一日を過ごしています。今回は 俳句文学館で歴代会長展を見る機会を得ました。会長展では写真撮影可でした.。私の安物のカメラですので・・・写真は一部ですが何とか雰囲気だけは伝わるでしょうか??

  
                                               落款の左上は綾子先生の印影でした。

『綾子の一句』(岩田由美著)から12月1日の掲載句です。

 冬薔薇日の金色を分ちくるゝ   細見綾子

    (☆NORIKO☆)(484250)


.11.29(3964)
  角川の『俳句』12月号をご覧になりましたか!!

 我らが主宰! 栗田先生の俳句「作品16句・豊の秋」が載っています。

         故郷を素通りの旅豊の秋   栗田やすし


   「俳人スポットライト」では、今年 句集『花梯梧』を出版された、
 都合ナルミさんの俳句<鷹の渡り>7句が載っています。

         鷹渡る岬に白き昼の月     都合ナルミ


  写真: 今日の揚輝荘の紅葉は まだ見頃でした。 池には、隣接する日泰寺の五重塔が映っています。 ここは、名古屋のデパート「松坂屋」
 のお屋敷で、建物の内部の見学会が、毎週水曜日と土曜日に 行われます。  現在・・・ 建物の1部は工事中でした。 (孝子)
 見学は、電話での申し込みです。
      052ー759-4450



16.11.29(3964)
 11月・いぶきネット句会の会報を配信していただきました。皆さんの協力を得て、11月の作業が すべて終わりました。有り難うございました。
句会の幹事さんからは、今年最後のいぶきネット句会のお知らせをいただきました。(孝子)


いぶきネットの皆様 
      投句・選句・締切のお知らせ


  小夜時雨て、蹲の面を隠すほどの落ち葉です。

網張って飼っている金魚に餌を撒こうと、仕方なく片手で落ち葉を掬いました。

首筋に冷たい雨が一雫・・・一気に冬を感じます。「木の葉雨」・・・

庭の木の葉は殆ど散って「木の葉散る」、雨に濡れた紅葉は哀歓を誘います。

リビングから見える池に今日は、鴨が何時もより多く飛来しています。

 近所の農家から藁を一抱え貰いました。年用意の(注連飾り)を作る予
定です。

皆さんの辺りは如何でしょうか。インフルエンザにご注意下さい。
 
    村ひとつ包める音の時雨かな    山  たけし

    裸木に湖の夕日のとどまれり     平松  公代

    つむじ風落葉巻き上げ路地抜くる  水鳥 悦枝



    さて、投句締切 12月1日(木曜日)から5日(月曜日)午後9時締切

選句締切 12月6日(火曜日)から10日〈土曜日)午後9時締切
 
投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


                                 八尋 樹炎    
                 

 ・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆          (写真も 樹炎さんから送っていただきました。)



16.11.27(3963)
 11月の いぶきネット句会の作業も
後は、句会の会報を配信していただ
くと 終わります。

 峠見ゆ十一月のむなしさに
              細見綾子

 あたゝかき十一月もすみにけり
              中村草田男


 いぶきネット句会の幹事の樹炎さんから 写真を添えて、お便りをいただきました。(孝子)


    「街騒」

  粋な着流し、びん付け油の匂う九州場所の力士達にすれ違うと、なんだか急に年の瀬を感じてしまいます。
相撲も後三日、終盤を迎えます。
晩秋から初冬にかけて、日もすっかり短く成りました。

 コートに身を包み落葉を踏んで歩く・・・それにしても、十一月に雪が降る・・・東京都心に雪が降る・・・
紅葉の上に積る雪・・・今年は何だか変ですね。

  写真は、在所の観音寺です。(樹炎)



16.11.27(3962)
 しばらく範子さんのピンチヒッターを 努めます。 日頃 アンテナを高くしていませんので、
話題を一生懸命に考えてはいますが・・・・・ 皆さ~ん 是非ご協力を!(孝子)

★いぶきネット句会11月の添削例を アップしました。 添削はインターネット部の11名 
が 担当しました。 <いぶきネット句会・添削例>をご覧ください。


★先日 BSテレビで <パリの女子高校生がパリ市内を吟行>する・・・・そんな番組が
ありました。(再々放送?でしたが) 数班に分かれて、パリの数か所で俳句を詠んで 発表し
合っていました。指導は、小林恭二さんでしたが、パリの女子高生が、既に絵に(句に?)
なっていました。 
 毎月 伊吹嶺誌の<パリ便り>を楽しく読んでいます。パリ在住の小林砂斗美さんが、
市民目線で、パリの風景を伝えてくださいます。この文章とテレビの景色を重ねながら、
番組を楽しみました。

  鉄の貴婦人は空を抱く 天国に軽く触れながら   ガブリエル
                              (鉄の貴婦人は エッフェル塔のこと)

  詩人たちの広場で 鳩は飛び立つ 自由に     タチアナ

  風の波 水に差し込む 秋さわやか    バロンティーヌ      (添削 ・ 爽やかや水に差し込む風の波)



16.11.26(3961)
  哲半さんから京都の風情豊かな写真を送っていただきました。ご覧ください!!

 今日掲げられた、師走の風物詩「まねき看板」の写真を撮ってきました。
今年、南座は耐震工事のために休館中です。人伝に聞いた話では移転開催の
先斗町歌舞練場にも、まねきが上げられるとのことだったのですが、
「吉例顔見世興行」と
書かれたものがあるだけでした。

長い歴史のなかで先斗町での開催は史上初だそうです。

      ☆.。.:*・°☆(東口哲半)

   
史上初の先斗町の興行が楽しみですね。(☆NORIKO☆)

顔見世や巾着売り場賑はへり    神尾 朴水

酒で墨溶く顔見世のまねき書     森 靖子

顔見世や俊寛巌に立ちつくす     谷口千賀子


16.11.25(3960)
  岡崎の俳人ウォーカー新井酔雪さんから 21日、記事と写真を送っていただきました。(アップが遅れてすみませ~ん)
 

満性寺と卓池句碑

名鉄東岡崎駅から北方向へ300m、乙川沿いに満性寺はあります。そして、川沿いの桜並木は岡崎公園に続いています。

1289年、親鸞聖人の孫弟子了専が河内の国から三河に来て寺を建て、田生山満性と号したと伝えられています。その後、足利尊氏の開運祈願を受けたり、松平氏をはじめとする武士層の帰依を受けたりして発展しました。1563年の一向一揆には、松平氏とのゆかりから家康方につきました。

境内の巨大なモミの老木は寺の歴史を感じさせます。本堂をはじめ太子堂、鐘楼門などは、いずれも300年以上の歴史を持つ江戸初期の建造物です。真宗高田派としては妙源寺(大和町)とともに由緒ある寺院です。県や市の文化財に指定された鎌倉末期の太子像や室町時代の仏画などを所蔵し、古文書、古画、宝物類も数多く有し、毎年8月7・8日の両日には宝物展が開催されます。また、境内には、岡崎の生んだ俳人鶴田卓池の句碑「かがやきのますばかりなりけふの月」や墓もあります。

満性寺の北隣は、岡崎信用金庫の本店で国道1号沿いあり、そこに立札が建っています。その立札は、江戸時代後期の俳句界で活躍した鶴田卓池の生家があった地を示すものです。立札には次のように書いてあります。

【俳人 鶴田卓池(つるたたくち)】岡崎信用金庫案内板文

17681846。明和5年8月15日、この地に生まれる。名は光貞(みつさだ)、通称は予三右衛門(よそうえもん)、別に青々処(せいせいしょ)・藍叟(らんそう)という。紺屋(こんや)を業とする。尾張の暁台(きょうだい)に学び、のち同門の士郎(しろう)に従う。すこぶる上達して全国的に三河の卓池(たくち)、岡崎の卓池として親しまれる。晩年京都の蒼(そう)きゅう・梅室(ばいしつ)、江戸の鳳朗(ほうろう)とともに天保四老人と称され、俳壇の権威であった。初め梅園円光地(うめぞのえんこうち)内に燕岡庵(えんこうあん)を結び、後に菅生蟹沢(かにさわ)に庵を移して涼風不断軒(りょうふうふだんけん)という。門人はなはだ多く三河全域より駿遠甲信に及ぶ。弘化3年8月11日、庵中に死去、79歳。菅生満性寺に葬る。同寺、稲熊の法専寺、八橋(やつはし)の無量寿寺に句碑がある。」

鶴田卓池は、「三河の卓池」「岡崎の卓池」と呼ばれ親しまれ、全国から門人が集まりました。酒が好きで、日に7、8人の句友らが訪れ、世話をする女性は休む暇もなかったといいます。「いざさらば迎へ次第に月の宿」の辞世の句を残し、79歳で亡くなり、満性寺に葬られました。 ☆.。.:*・°☆(28.11.21 新井酔雪)

写真は上が、楼門、下の三枚が 本堂、卓池句碑、卓池の墓です。 新井酔雪

★.。.:*・°★.。.:*・°★

俳人鶴田卓池の墓もあるそうです。恥ずかしながら私は知りませんでしたが、知る楽しみを酔雪さんからいただいています。 皆さまにも吟行地の候補になるのではないでしょうか? (☆NORIKO☆)(483519)



16.11.24 夜の夜 (3959)
 今月のHP句会の選句結果が掲載されました。3名の方が高得点句となり、既定により今月は最高得点句は該当なしとなりました。今月の選句を担当して、最近は「伊吹嶺」の即物具象の句が認識されるようになり、私たちから見れば、レベルが上がったと思っています。特に高得点句は写生に忠実で、物の把握から、作者の思いが伝わってくる句ばかりでした。

 そして同時に講評もアップしました。講評を書いていていつも良い句に出会えると、講評を書くのも楽しみです。また課題が残った句も今月はもう少し工夫すれば入選句となった句が多くありました。全てについては書き切れませんでしたが、少し私の考えを書きました。
 毎月「伊吹嶺」以外の方から多くの投句がありますので、講評を読んでいただければ、私たちの「伊吹嶺」の即物具象の句は何を目指しているか分かると思います。
 また来月も多くの佳句を投句されることを願っています。(隆生) (483477)


16.11.24 夜 (3958)

 ★『俳句四季』を購読されているFさんから 今月も電話をいただきました。
今月号(12月号)で、京都句会の石橋忽布さんが、11月号に続いて特選!!
です。
   山田佳乃さん(「円虹」主宰)    

      ステンドグラス殊にマリアに西日差す     石橋忽布

                    忽布さ~~ん おめでとうございました。

 ★ 写真は、昨日の絵手紙教室の作品です。
 指導者(?)も生徒も瀬戸在住の「伊吹嶺」の仲間です。 俳句の話で盛り上がったり、作品を褒め合ったりしながら、自由に描いています。場所は、ミモザの話題で出てくる喫茶店「木影」です。出入り自由です。 宜しければ、ご参加下さい。
                                                                (孝子)


16.11.24 (3957)
 
雪の降っているテレビの画面を見て、震えています。

 「伊吹嶺」会員の 市川斐子さんから、<お知らせ>をいただきました。市川
さんが関わっておられます、<あいち文学オォーラム>の主催で行われる会
のお知らせです。 


<ミライノコドモ>へ 詩の元気を!

 詩人の 谷川俊太郎さんと、詩人で文芸評論家の北川透さんの対話(対談?)
 が開催されます。

         日時: 2016年12月10日 13時受付 / 13時30分~16時

         会場: イ ーブルなごや ホール 
(℡ 052-331-5288)

         入場料: 2,000円(全自由席) 
          
*当日も受け付けますが席数に限りがありますので、事前に入場券を御求めいただいた方がよいと思います。

              
★お申込み・ 入場料のお求め
            <E-meil> aichibungaku@yahoo.co.jp  または<Fax>052-613-8551(市川)
            
名前・住所・電話番号を記入、申し込みの上、ゆうちょ銀行「振込取扱票」にて、下記口座に
                 お振込みください。受領証をもって入場券とさせていただきます。

                 
振替口座 00890-0-136146    あいち文学フォーラム

              *締め切りは、11月25日ですが、少しは遅れても構いませんので、ぜひお越しください!

                  問い合わせは、℡ 090-5865-0089 (市川)まで


         
 因みに <あいち文学フォーラム>は、地元の文学振興を目的に2015年に発足しました。 (孝子)     






16.11.23 (3956)
 今日は勤労感謝の日でした。
傍題に新嘗祭とあります。お米の収穫も終えて、米作りに関わる人はほっと一息する頃・・・宮中の行事も関係しているのでしょうか。

弟に文書く勤労感謝の日    加藤百世

一升めし炊くや勤労感謝の日  牧 和代

並べ干す鵜籠勤労感謝の日   鈴木 文


♪.。.:*・°♪

名古屋市民文芸祭の作品集が届きました。

★秀逸
凧揚の声走り出す由比ヶ浜        玉井美智子
鬼やんま向き変ふ時に羽根うなる    服部萬代

★佳作
カレンダー繰れば厨の涼新た       奥山比呂美
初蝉や河馬が片耳回しけり         野島秀子
屋根神の路地に水打つ朝かな       野崎雅子
星祭る竹に揺れたり子らの夢       梶田遊子
慰霊碑に読経して果つ夏の旅       伊藤克江
冷房の診察室に咳こめり          玉置武子
オオムラサキ蛹の色も紫に         佐々木千洋子       
メルセデスベンツに轢かれ毛虫かな    佐々木千洋子
真つ直ぐに父を目指せり浮輪の子     伊藤範子


記入洩れがあればお知らせください。写真は昨年写した岩屋堂だったと思います。
京都や香嵐渓などは大混雑でしょうね~(☆NORIKO☆)(483291)


16.11.22夜 (3955)
  今朝の地震は東日本大震災の余震という発表がありました。
警報、注意報は解除されましたが、皆さんが気が気でなかったことでしょう。
地下のマグマやプレートにとっては「年」単位とは小さな小さな単位なのかもしれません。日本はずっと気をつけなくてはいけない・・・宿命を負っているような国なのですね。

  ★.。.:*・°★.。.:*・°★

 昨日、樹炎さんからお便りをいただいていました。今日は良い夫婦の日。
樹炎さんもそのおひとりです♪

「 佐賀県・古川の大楠」

 昨今の陽気に誘われて、グループでぶらり旅を致しました。
目に飛びこんで来た大樹・・・武雄神社の脇から奥に進む、突如現れるその雄大な姿に思わず息を飲みます

 樹齢3000年という、躍動感あふれる迫力満点の大楠です。洞に供仏の今年酒がありました。


  「武雄市図書館」  

 佐賀県にある大注目のスポットなので、一度は行ってみたいと憧れていました。
田舎者にはあんぐり口を開けて驚くばかり・・・貸し出す図書の多さに唸って戻りま
した。

 写真を添付してみます。 ご笑覧下さい。


          ♪.。.:*・°♪ 八尋樹炎


樹齢3000年の楠は、記録にない日本の歴史を風のうわさで知っていたのでしょうか。(☆NORIKO☆)

16.11.22朝 (3954)
  今朝は6時のニュースとともに起きたのですが,福島沖の地震、東北から千葉沿岸の津波警報、注意報に、ただただ画面を見詰めています。原発は大丈夫でしょうか。皆様のご無事を祈る気持ちで見ています。
NHK ニュースの画面には「すぐにげて!」が消えることはありません。
「つなみ!にげて!」「津波!避難!」の真赤なテロップ。
アナウンサーの緊迫した声が続いています。
被害が少ないことを祈るばかりです。 (☆NORIKO☆)


16.11.21 (3953)
  真田丸の猿飛佐助のように(?)安藤一紀さんが、秋の山を登っていらっしゃいます。私なぞは忍者岳の山の名前も
初めて聞きました。以下一紀さんからの18日のメールと写真です。一紀さ~ん有難うございました!!


  只今、滋賀県甲賀町の忍者岳720mから帰って来ました。
  朝7:00に小牧を出て、三重県伊賀町の余野公園から三馬谷へ
 油日岳693m経由、山頂で塩むすびを頬張り午前中に下山。
  良い天気に恵まれた晩秋のハイキングでした。
  明日は雨模様ですから自宅に籠り、明後日大和三山に出かけてきます。



立冬は過ぎたのですが、気分としては「秋の山」ですので秋の山の句を選びました。(☆NORIKO☆)(482826)

二上の雄岳の殊に粧へり      小栁津民子

秋の山吊橋揺るるたび傾ぐ     坪野洋子

照り翳りつつ暮れゆけり秋の山   山鹿 綾子



16.11.20 (3952)
 今朝、俳句番組の後で「三島の源兵衛川」を放映していました。
「自然と親しむ吟行会」で大勢の方々が訪れたところです。思い出が甦ってきましました。水温は常に16度。川沿いに素晴らしい自然が残っていて、テレビ局ならではのカメラ映像ですが 貼り付けてみます。(☆NORIKO☆)(482629)





                    


                                               
 


 写真は、カワセミ、ホトケドジョウ、ゲンジボタルの幼虫がニナに(ニナを餌として) 果敢に挑んでいるところ、
 ハグロトンボのヤゴ  です

16.11.18 (3951)
   15、16日とチャットが終わり、昨夜徒歩さんから選句一覧名前入りが配信されました。チャットは作者が分からないので忌憚なく意見が交わされます。農業をする方の用いるシートの用語とか、必ず文語文法でなければいけないのか、などについてもチャットで話題にのぼり、有意義な二日間でした。一灯さん孝子さんの名リードがあればこそのチャット句会です。

 さて安藤一紀さんのフットワークの良さの証明写真をご覧ください。(☆NORIKO☆)(482420)

写真は  「高畑山へ」   「関宿の西 高畑山から御在所を眺望(鎌が岳)}    「伊勢茶畑」    だそうです





16.11.15夜(3950)
 今日は愛知同人句会でした。64名の参加で、新同人の皆さんも参加してくださり、いつも通り幹事さんの手際よい進行、で句会が進みました。今日は栗田主宰、櫻井愛知支部長の選評をいただきました。

 全国大会で「欣一忌」の句を!」というお話が出たので、欣一忌の句が多く出句されていました。
栗田主宰は、句会での入選はその時々で違ってくるから、先ず物に即して句を作るのが基本と言うお話を、また忌日の句で難しいのは、本人が先に詠まれた句をもとに 近すぎる句材だと即きすぎとなることなど、ご指導をいただきました。
櫻井愛知県支部長からは、「全国大会での山下智子さんの  栗田主宰の『滝凍てて全山音を失へり』のような壮大な句を目指してみえるというお話に、あらためて感動が甦ってきました」等、大会の余韻を感じながらの句会となりました。

 名古屋は雨模様ですが、九州の樹炎さんは スーパームーンを写真に撮ってくださいました。きれいですね!!

  
        (☆NORIKO☆)(482029)


16. 11.15 (3949)
 伊吹嶺山岳部の安藤一紀さんは 14日鈴鹿の愛知川を遡上(?)されたそうです。写真でご堪能ください。凄~い場所を登って行くのですね。(☆NORIKO☆)(481950)

    

16.11.14 (3948)  河原地英武第1句集『火酒』
 この頃は小春日和のとおり暖かくなったりしては、今日は冷たい時雨れば降っています。今日は本当は岐阜に出かける日でしたが、妻に任せて珍しく1日中外出する予定もなく、パソコンに籠もっています。書かなければならない文章が山積していますが、まずはつい最近、河原地副主宰が出版された第1句集『火酒』の紹介文を書きました。
 紹介文は【こちら】あるい右の表紙絵、トップページのトピックスなどをクリックして下さい。

 以下私が読んだ『火酒』の第1印象は先日出版された『平成秀句』とは全く趣を変えた平明な句集です。
 まず真っ先に印象に残った句には、日常吟の多いことです。現役の大学教授で、多忙を極めている氏にとって必然的なことです。序文に栗田先生も書いていらっしゃるように、大学の句、家族の句、両親の句などが大半を占めている。
 そこで栗田先生が序文に書かれていない句を探し、そこから河原地さんの詩の世界を見てみたい。

 まず既視感というか、先人の俳句の趣が感じられる句にも注目した。

  初風呂や吾子の薄れし蒙古斑
 蒙古斑というと櫂未知子の句集の題名にもなった「いとしきは枯野に残る蒙古斑」が連想するが、この句はむしろ我が子を見つめるやさしが西村和子の優しさに通じたものを感じた。

  天守より秋の日傘蝶のやう
 この句は言わずとしれた「摩天楼より新緑がパセリほど 狩行」の視点を感じる。この時私も吟行に同行しており、私はこのような鋭敏な観察は出来なかった。

  枯木道詩篇の言葉読捨てに
 この句は敬虔なクリスチャンである田川飛旅子の「名言に一日鼓舞さる桐の花」を思い出す。名言、詩篇など物として表現されにくい言葉を題材に入れる技は私にはない。

 他にも先人の趣を感じさせる句があったが、あまり落書のスペースを取っても行けないので、河原地さんには生活句だけでなく、写生に徹した句にもよい句が並んでいます。

  金亀子潰れて青く光りをり
  思ひ草摘めばネクタイ地に触れし
  つり銭に鱗貼りつき年の暮
  春水の落ちてゆくときうすみどり
  あめんばう水ごと風に押されけり
  秋の蝶翅を畳みて三角に
  糸蜻蛉風に遅れてゐたりけり

  
 など佳句が多い。これらの句は「風」「伊吹嶺」本流の一物を凝視した即物具象そのものです。
 以上『火酒』の感想を述べましたが、詳しいことは冒頭に案内した句集紹介を参照して、そして出来るだけ多くの方にも購入して、皆さんの勉強の種本としてほしいと思います。(隆生) (481867)


16.11.13 夕 (3947)
 樹炎さんからネット句会のお知らせと見事な写真をいただきました。楓の紅葉は京都がきれいですね~~
今夜の月はおぼろげに暈がかかっています。明日はよく見えると良いなあと思います。(☆NORIKO☆)(481756)

  <<いぶきネットの皆様       合評会のお知らせ>> 

紅葉一枝を箸置きに・・・ 昔 味わった京懐石。

料理茶屋の障子を開け放ち、幾重にも重なる紅葉に感動した嵯峨野・・・

紅葉しながら且つ散っている・・・季節はこのように重なり合いながら移ろうのですね 。

「芭蕉翁」ではありませんが、夢は京都をかけめぐっています。  

楓・もみじ・紅葉・この三っの話しには、しばしば混用がありますね。

それだけ、楓が紅葉する木の代表格でもあるのでしょうか。

紅葉する楓に負けない木々は沢山あります。(ナナカマド)(ウルシ)など 何より見上げた時の葉の澄明感・・・

これこそが楓を王者にするのでしょう。 幸い良いお天気が続いています。皆さんの紅葉狩りは如何でしょうか。

        色付くや豆腐に落ちて薄紅葉   松尾芭蕉     

       旅鞄傷だらけにして紅葉に酔ふ  細見綾子     

       紅葉且つ散る金山の狸穴      近藤文子


さて、合評会はいつものように、15日(火曜日)・16日(水曜日)の両日   午後9時から行います。
投句 一覧および 選句一覧を用意の上   伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。      
    八尋 樹炎 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・* :.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


16.11.11 (3946)  伊吹嶺全国俳句大会模様をアップしました
 早いもので伊吹嶺全国俳句大会が行われてもう1週間近くなります。遅れましたが、その全国大会模様をアップしました。
 今回は11月7日の落書に範子さんが詳しく書いていただきましたので、この文章をそのまま引用させて頂きました。
 そして今年からの趣向で卒寿記念のお祝いを行うことにしました。今年は初めての試みですから、全部で6名の方が表彰されましたが、残念ながら出席は山下智子さんだけでした。それにしても山下さんの元気にはこちらが勇気づけられます。やがて迎えられる白寿の時には第3句集を出版されるとのことです。その頃の私はもちろん「伊吹嶺」の会員の皆さんには元気かどうか分からないと言ったところ、皆さんの御霊前に句集をお供えしますとの元気さです。山下さんが白寿の頃の私の年齢はと考えると、愕然とします。
 
 また講演の河原地副主宰にはいつも新しい視点でのお話しには感心します。社会性俳句というとそろそろ死語になりかけているのですが、平成にも社会性が求められる時代になりつつあると実感します。講演の中では平成の今は大正時代に似ているとのことでしたが、むしろ今は昭和初期の戦前の時代に突入しているのではないかと思っています。昨年からの一連の国会の動き、そしてトランプ大統領の時代に入ると、何が起こるか分かりません。せめて俳句だけは大正デモクラシーの時代のままでいてほしいと思うこの頃です。

 長々と書きましたが、全国大会模様は【こちら】あるいはトップページのトピックス案内をクリックして下さい。右の写真はカメラマンの特権で受賞者の女性との3ショットです。(隆生) (481538)


16.11.9 (3945)
 樹炎さんから俳句大会受賞の皆さまへお祝いの言葉とネット句会の案内をいただきました。写真も有り難うございます!!

<<いぶきネットの皆様       選句締切のお知らせ>>


 「第15回伊吹嶺全国大会」が6日華やかに終了致しました。
お天気も上々で 伊吹嶺賞・新人賞・新同人の皆様、真に、おめでとうございます。


 さて、いよいよ「立冬」です。流石に今朝はぐ~~んと冷えて参りましたね。
これからは、紅葉のきれいな季節です。九州では、銀杏の黄葉が始りました。

この二三日、晴天が続き、真っ赤な夕日が玄海灘に沈みます。塒へ急ぐ鴉の群れ・・・
苅田に積まれた藁塚が少し力を失くし肩を落として来ました。

筵に小豆を干す農家、軒端の干し柿が障子に長い影を映しています。
今日は、冬支度 炬達の用意を致しました。皆さんの辺りは如何でしょうか。


       冬来れば母の手織りの紺深し   細見 綾子

       撒餌して雀呼びけり冬立つ日    梅田 葵

       立冬やブーツで歩く石畳       関根切子



さて、11月10日(木曜日)午後9時選句の締切です。
    締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
  

       八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜
 

 樹炎さんのお近くは 沢山の自然が残っていて良いですね♪.。.:*・°♪
                      (☆NORIKO☆)(481131)


16.11.8 (3944)
 樹炎さんから全国大会前に、熱気球の写真を送っていただいてました。佐賀の大会は風物詩になりましたね。
今日は名古屋は午後、雨になりましたが、晴れやかでカラフルな写真をご覧ください♪.。.:*・°♪
(☆NORIKO☆)(481045)

「バルーン世界大会」

   秋晴れの良いお天気が続きます。

 佐賀市では毎年、熱気球の大会が開かれています。

今年は1997年以来、19年ぶりに世界選手権の開催地となりました。

31の国と地域から、105機が参加して、カラフルな熱気球が青空に
舞い上がり圧巻でした。6日まで開催でした。


樹炎  ★.。.:*・°★.。.:*・°★






16.11.7 夜(3943)
  6日の大会で書き忘れたことがありました。
栗田主宰は「昨日(11月5日)は沢木先生の忌日でした。皆さん欣一忌で俳句を作りましたか?作ってなかったら作ってくださいね」と仰いました。

  今日、『風茶房跡地』を拝見しましたら、沢木先生は、お庭の薔薇が大好きだったそうで、5日には薔薇を供花にされたそうです。クリックすると発行所時代のお庭の薔薇も見ることができます。句集『綾子の手』には 沢木先生の描かれた薔薇が載っています。絵もお上手ですね!!

  秋の薔薇小さくなりぬ亡き人に   沢木欣一

  長き夜の夢にマリアや綾子かも     

  初炬燵開く亡き妻在るごとく   
   

                     (☆NORIKO☆)

16.11.7 (3942)
   11月6日、レセプションハウス名古屋逓信会館にて第15回伊吹嶺全国俳句大会が行われました。参加者(投句)は241人、出席168人の大会です。
 開会の言葉は同人会長丹羽康碩さんから主宰の第二句碑開きを来年3月に控えてのお話を交え、栗田主宰のご挨拶では、全体に結社数や俳句人口が減少していくなかで伊吹嶺誌には、毎月のように新会員が入会し、心強いとのお話がありました。続いて各支部長の紹介、そして総会において各種報告、各賞発表と表彰、新同人紹介がありました。

☆伊吹嶺賞  荒川英之さん  西村信子さん
☆新人賞   太田滋子さん
☆秀句賞   上田則子さん 近藤節子さん
☆新同人   太田滋子さん 斉藤陽子さん 武田明子さん 堀一之さん 松岡美千代さん

次に、6人の句集出版者、関東支部合同句集『炉火Ⅲ』、主宰の『碧梧桐研究ノート』、副主宰の評論『平成秀句』を含めた著者の紹介、卒寿を迎えた方の発表とお祝いがあり、いよいよ俳句大会です。
俳句大会で主宰特選の栄誉に輝いたのは、

静岡支部の坂本操子さん「兜太句碑太き碑文字を蟻走る」   でした。操子さんおめでとうございました!!

休憩ののち、河原地副主宰による講演がありました。「現代俳句と社会性」について、<<1古典は常に新しい 2現代俳句の読み方―平成時代の解釈 (震災、原発の問題、憲法の問題などを詠んだ句)3俳句における「社会性」の問題>> の項目別に、例句をあげて様々な観点からお話をしていただきました。

会場を移して、懇親会の乾杯挨拶では 94歳になられた山下智子さんから「白寿に向けて句集を出版する夢をもっています、気宇壮大な俳句を皆さんと作っていきましょう」とご発声がありました。

懇親会では料理とドリンクを味わいながら、遠来の方々と一年ぶりの再会もあり、あちこちのテーブルで旧交を温め 楽しい時間はあっという間に過ぎ、司会の堀一之さんのリードで「バースディ」を歌い、同人副会長の武田稜子さんの閉会の言葉で、お開きとなりました。

大会の詳細や写真は後日国枝さんからトピックスでアップしていただけると思います。今回の写真は私の写した表彰者(少し遠くてすみません)と孝子さんに写していただいたものを貼りました。

閉会後、ネット部で荒川さん 西村さん 太田さんを交えてロビーでお祝いの茶話会をしました。(☆NORIKO☆)(480788)



16.11.6 (3941)  牧野一古句集『三光鳥』出版牧野一古句集『三光鳥』
 この度伊吹嶺同人の牧野一古さんが句集『三光鳥』を上梓されました。おめでとうございます。
 早速二度三度と読みました。この句集のタイトルは栗田主宰が次の句からつけられました。

   雨に舞ふ三光鳥の嘴青し

 以前から句友の中では「野鳥のエキスパートの一古さん」と知られていました。この句集で鳥の句を調べたところ、実に54句も詠まれていました。
 句集は栗田主宰も鳥の句について「何れも一古さんの確かな眼で捉えたもので鳥に関する豊かな知識と確かな観察力から生まれた佳句である。」とおっしゃっています。

 私と一古さんとのつながりは共通の指導者である鈴木みや子さんとの縁です。一古さんが蒲郡句会に入会されてから名古屋句会と合同でよくあちこちと吟行に出かけました。その思い出を書くのはまた別の機会にしたいと思います。
 句集紹介を【こちら】あるいは右の句集表紙をクリックして下さい。
 句集案内、購入申込み方法などを書きました。(隆生) (480651)


16..11.5 (3940)
先日の文化の日は 秋晴れのお天気でした。文化勲章受章者の方々の中に 草間彌生さんが受章され、インタビューに答えていらしたことをご覧になった方も多いと思います。
私が初めて草間さんの作品を見たのは、豊田市美術館で、もう10年以上前のことでしたが、それまで彼女の事をあまり知りませんでした。大胆な作品群に衝撃を受けたことを鮮やかに記憶しています。次に、直接目にしたのは大濠公園近くの福岡県美術館の前に 草間氏のオブジェがあったこと、某テレビ局の番組関係者が着用したTシャツ、そして名古屋である芸術展に際して赤と白でハイブリッドカーを水玉に塗り上げた作品でした。写真はリオ五輪の会場近く、テレビの画面を写したものです。


総じて美術家、音楽家は長生きですね。虚子も長寿でした。

昭和29年  親授式当日、虚子は「十一月三日 宮中参内。文化勲章拝受。」の詞書で次の句を詠みました。

     我のみの菊日和とはゆめ思はじ   高浜虚子

以下 伊予の歴史文化探訪のブログから引用させていただきますが・・・

参りたる墓は黙して語らざる

高浜虚子、昭和29年(1954)10月25日作の句。詞書には「十月二十五日 子規の墓に参る。」とあるだけだが、このときの墓参は、文化勲章を受章することになったということを亡き子規に報告するためのものだった。同年11月3日の文化勲章親授式当日、虚子は同句を引いて受章のよろこびを語っている。

子規の立派な仕事を続けたおかげです。「参りたる墓は黙して語らざる」これは子規の墓にお参りして受章を報告したとき子規はただ黙って聞いてくれたという心境です。(昭和29年11月3日付「朝日新聞」夕刊)

★.。.:*・°★.。.:*・°★

細見綾子先生も 叙勲を受けました。
1981年、勲四等瑞宝章を受章。

明日は 伊吹嶺全国俳句大会です。菊日和となることでしょう。
伊吹嶺賞(荒川英之さん 西村信子さん)の表彰、新同人の方々の紹介があります。
皆でお祝いの大きな拍手を送りたいと思います。 
写真は浅草寺で写した菊花展です。(☆NORIKO☆)(480538)


16.11.3 (3939)
 樹炎さんからネット句会の案内を頂きました。いつもありがとうございます。

<<いぶきネットの皆様      投句締切のお知らせ>>


  北国から早くも雪の便り・・・十一月に入りました。

 全国大会が近づいてきました。素晴らしい大会でありますように・・・

晩秋・初冬・ そろそろ木枯らしの季節ですね。今朝は急に寒くなりました。

「返り咲き」の多い年は大雪になると言う話しを聞いたことがあります。

庭の「通草」が やっと縦に大きく割れてました。

渓流で「野蒲萄」を見付けました。笹藪で烏瓜を引きました。

牛の機嫌を伺いながら、貯めた数珠玉で お手玉6ヶ縫いました。

秋は実物が楽しい時期ですね。田舎暮らしを楽しんでいます。

   顔埋めて大き通草の実を舐める     栗田やすし

   曳き売りの野菜の隅にあけびの実    尾関 佳子

   野蒲萄の実のむらさきを日にかざす   金田 義子


  さて、  5日午後9時投句の締切りです。 
     早めにお送りくださるようにお願いいたします。 



 八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜


 遠く九州から、歳時や季節の素敵な話題をいただいています樹炎さんは、今日ご結婚60周年だそうです。おめでとうございます!!あやかりたいものですね。これからもお健やかにお過ごしください。(☆NORIKO☆)(480224)




16.11.1 (3938)
 全国大会が近づいてきました。 皆さんにお会い出来るのを楽しみ
にしています。当日は、きっと<伊吹嶺晴れ!>と思います。

★哲半さんから11月の京都句会の話題を頂きました。
哲半さ~ん  有り難うございました。(孝子)


 霜月になりました。今日は第1火曜ということで京都句会がありまし
たが、年 末に向けてのお一日ということもあって、いろいろと都合の
つかない方がおられました。 

 そんな中、島原の角屋へ吟行 し、与謝蕪村生誕 三百年記念 蕪村
と島原俳壇展」を見てきました。 蕪村筆の絵画や書簡の多くを間近にし、
各々の俳句史に新たな風を吹き込まれたことと思います。
 
 新たな風ということでは、不安ながらも席題をしましょうという声も上がり、
蓋 を開ければ吟行より多くの投句? がなされました。

写真は、そんな口火が切られるまえの角屋での一コマです。

                                  (哲半)




16.10.31 (3937)
 「落書」のアップ担当の範子さんのピンチヒッターの矢野です。
昨日の「俳人協会創立55周年東海俳句大会」の余韻に浸っていま
す。片山由美子さんの講演の内容は、新鮮でした。昨日の「落書」を
読まれた方から質問をされましたが、なかなか上手く説明出来ませ
んでしたが・・・・・
 国枝さんのホームページにも 片山さんの「字余り考」の説明が
載っています。 国枝さんのお得意の<国枝さん視点>で書かれ
ています。以下のアドレスから ご覧下さい。
         (右の写真は、講演をされている片山由美子さんです。)

国枝隆生のHPへのリンク



 ★横井一夫さんから 写真を添えて メールが届きました。隔月で吟行を企画されているようです。
横井さ~~ん  いつも有り難うございます。(孝子)

 昨日(10/29)、朝日カルチャ-センタ-俳句教室(都合ナルミさん指導)の
仲間で恒例の吟行(名古屋港)に行ってきましたので、報告いたします。

 今回はナルミさんの句集「花梯梧」刊行記念の吟行とお祝いの食事の
会としました。13時半、地下鉄の名古屋港駅集合。8人が参加。東京か
ら橋本淳さんも駆けつけた。 JETTY広場から港が一望にひらけ、美しさ
に目をみはりました。今日は「天高し」「秋晴れ」「海光」の午後です。

湾岸プロムナ-ド(海岸沿いの散歩道)は、人も少なく、吟行に最適です。
海風と潮照りの道は、どこまでも続いており、一時間かけて歩く。

 ポ-トブリッジを渡り、3時半から、ポ-トハウス(無料休憩所)で句会を開
始。今日も良い句が多いと、ナルミさんの講評。
 金山へ移動し、5時半から、お祝いの食事会を始める。(2名合流)
「花梯梧」から好きな句を、それぞれから発表いただき、楽しく盛り上
がった食事会となった。
                                    (横井一夫)




16.10.30 夜(3936)
10月30日、俳人協会創立55周年東海俳句大会が、名鉄ニューグランドホテルにて開催されました。この大会は俳人協会の愛知県、岐阜県、三重県の三支部による五年に一度の大きな記念大会です。

大会は、岐阜県支部長大野鵠士氏、愛知県支部長伊藤敬子氏の挨拶により開会、俳人協会理事片山由美子氏(「狩」副主宰)、能村研三氏(「沖」主宰)の出席をいただき、俳人協会を代表し片山氏は、公益社団法人として多彩な活動をする中、俳句のレベル、水準を維持しつつ運営をし、俳句文芸の普及に努めているているので会員のご理解ご協力をお願いしたいとの挨拶がありました。

続いて片山由美子氏を講師として、『字余り考』と題して、字余りの例句とともに、音楽の拍子、リズムの観点から新しい切り口による考察の講演がありました。日本語の基本の単位を2音と考え 四分の四拍子で、八分音符の連符四つずつ3小節をホワイトボードに示し、芭蕉の句を例にとり

五月雨をあつめて早し最上川  
さみ だれ を・ ・・/あつ めて はや  し・/もが みが わ・ ・・   (・は八分休符)
古池や蛙飛びこむ水の音
ふる いけ や・ ・・/・か わず とび こむ/みず のお と・ ・・ 


と 同じ十七音でも下の句は中七の部分にて、八分休符の取りかたが違う事を示されました。そして字余りの句として

白牡丹といふといへども紅ほのか  高浜虚子 の句については
「白牡丹と」の上六音は六連符として考え
鶫死して翅拡ぐるに任せたり    山口誓子 の句については
「鶫」を三連符として速く読むと 納まりが良いということ、また「声に出して読んだ時に抵抗が無く、定型に収まっているように感じられれば良い」等々、説得力のあるご講演でした。

また片山氏は 「耕」主宰加藤耕子氏に、英語で、「マザーグースの詩」「きらきら星」の詩を、我らが副主宰の河原地英武氏に ロシアの詩人プーシキンの詩と日本語訳を朗読していただくという、粋な計らいをしてくださり、有意義な中にも楽しい講演を聞くことができました。

休憩ののち、いよいよ募集句(2812句)の中からの表彰と、当日句1人1句(414句)の中からの入選句発表です。
今年も伊吹嶺からは どちらの部にも多くの入賞、特選、入選がありました。
募集の部について片山由美子氏のご自身の選句の選評、大会賞秀逸賞については伊藤敬子氏より選評がありました。
以下入賞の皆さんの句です。

募集の部
▽秀逸賞
  荒布屑漉きこむ海女の茄子畑     都合ナルミ
  こいこいと今日の出番の鵜を呼べり  山本光江
▽栗田やすし特選
  沖縄忌星のまたたき見て眠る     山本光江
▽服部鹿頭矢特選
  月山へ雲押し上ぐる朴の花      金田義子
▽若原康行特選
  贄の鯉池にもどして祭果つ      栗田せつ子
▽宮川典夫特選
  中干の水切る棚田半夏生       神尾朴水

★当日句の部
▽秀逸
  三山を見んと高きに登りけり      河村惠光
  声届くかぎり離れて茸狩        下里美恵子
  神の座は茣蓙一枚やどぶろく祭    都合ナルミ 
  学校へ行かず鈴虫育てをり       森 靖子
▽神尾朴水特選 
  神の座は茣蓙一枚やどぶろく祭    都合ナルミ
▽中村雅樹特選
  鉄筋の束踏み歩く夜業かな       荒川英之


俳句大会終了後、広間を移動し懇親会がありました。私は初めて参加しました。各支部長、片山氏、能村氏の挨拶と、栗田主宰からは「若い人を育てる種をまいてほしい」とのお話がありました。大会賞や入賞者の方々の紹介やコメントもあり、和気藹々とした中、予定の時間も過ぎてお開きとなりました。 (☆NORIKO☆)(479786)

 大会模様の写真の貼り付けが遅れました。特に事前投句の秀逸賞を受けられた都合さん、山本さんの表彰を受ける時のカメラマンの位置が悪く、よい写真が残せませんでしたが、以下に紹介します。(隆生)
 
講演の片山由美子氏
 
事前投句秀逸賞の都合さん
 
事前投句秀逸賞の山本さん
 
プーシキンの詩朗読の河原地副主宰と片山氏


16.10.29(3935)
  樹炎さんから、11月のネット句会の案内をいただきました。太宰府へお出かけになり鳥獣戯画を鑑賞されたそうです。

<<いぶきネットの皆様   投句・選句・締切のお知らせ>>


  太宰府の「九州国立博物館」へ是非観たかった「鳥獣戯画特別展」を観て参りました。
思えば幼い頃、祖父の(羽織の裏地模様)に見た記憶があります。
京都の古刹(とがのう)高山寺創建は、奈良時代に伝わる国宝です。

 カエルとウサギが相撲を取る?子供心に何と不思議な・・・
ウサギを投げ飛ばし、得意げなカエル・・・「どうだ」といわんばかりに
口から煙のようなののを吐いています。擬人化された動物たちの躍動感
怪しげな仏を拜み、多くの供仏ににんまりする僧の姿・・・
当時の世相を皮肉った風刺画なのでしょうか。

  これが、制作されたのは、800年前、長い月日の経過、
漫画の神様(手塚治虫)も驚いた「日本最古の漫画」と
ショックを受けたそうです。人の思いや、能力に時代を超越したタイムスリップ・・・
感激致しました。

    黄落や城ある町の大銀杏   船田 一路

    黄落や大道芸に拍手湧く    西脇 妙子

    谷渡る風にそよげり薄黄葉   鈴木 未草



    さて、投句締切 11月1日(火曜日)から5日(土曜日)午後9時締切
選句締切 11月6日(日曜日)から10日〈木曜日)午後9時締切
投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


 八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜


 写真はお土産に買ったものを写したそうです。 日本の漫画やアニメが世界中で人気となっている原点が鳥獣戯画なのでしょうね。楽しい話題を有難うございました!! (☆NORIKO☆)(479655)


16.10.28 夜(3934)
 孝子さんの23日の記事の写真、ローゼル茶について 鈴木英子さんからメールをいただきました。有難うございます!生け花の材料でもあるようです。皆さん、新しいお茶をよくご存知で、また愛飲していらっしゃるのですね。
(☆NORIKO☆)

 
<<ローゼルのこと>>
 
伊吹ネットの皆さま、知立句会の鈴木英子です。ご無沙汰しておりました。
10月23日の矢野さんの「ローゼル茶」のお話が載っていました。私達のボランテイアでは、3年程前からこのローゼルを栽培して業者に販売しています。もちろん私達もお茶にして飲んだり、調理したりして食しています。この業者さんは10数年前から、この栽培と販売に力を入れていらっしゃいます。
 ローゼルは紅葵とも言って、はじめはその実が美しいのでいけ花の材料として知りました。この業者さんと朝市で知り合って、協力を申し込まれて栽培しています。
 その効能は、矢野さんがおっしゃっているように、美肌に効果があるようです。他に疲労回復、眼精疲労の予防と回復などの効果があり、ポリフェノールやビタミンC、クエン酸などを含んでいます。これはインターネットの受け売りです。写真にありますように、食すのは、花が散った後の顎の部分です。その顎を湯や水につけると強烈なピンク色になります。
 これらのことは民間に流布していることで、科学的な根拠はわかりません。
しかし私は、毎夜飲んでいますが調子はいいようです。(鈴木英子)

♪.。.:*・°♪


16.10.28(3933)
 日本シリーズが盛り上がっています。ネット句会には広島の方も北海道の方もいらっしゃいます。どちらにも勝ってほしいですが・・・熱戦が続いています。日本シリーズになると試合時間が俄然長くなりますね。
 いぶきネット句会報が切子さんから配信されました。そして11月へ向けて新たな気持ちで
またスタートします。


 東京から帰郷する日、東京駅の近場ということで、子規庵を訪ねました。近頃は子規の地球儀がないなあと思い、受付の人に訊いてみると、劣化が激しいので、展示期間を5月と9月に限定しているそうです。糸瓜は枯れたものもありましたが、まだ堂々と?下がっているものもありました。ホトトギスがひっそりと咲き、早くも茶の花が咲いていました。(☆NORIKO☆)(479501)

   茶の花や雨にぬれたる庭の石    正岡 子規

   茶の花に月より降りし時雨かな    島村 元  

   茶の花に届きてゐたり窯の影     栗田 やすし


16.10.27 (3932)
 京都の東口哲半さんから 珍しい行事の写真を送っていただきました。有難うございました!!
古式ゆかしい抜穂祭だそうです。

こんばんは。昨日は店が休みでしたので、伏見稲荷の抜穂祭(ぬきほさい)に
行ってきました。

神事の一つで、6月の田植祭で植えられた神田の稲を刈り取ります。

本殿祭の 後、神田へ向かい、神楽女が「抜穂舞」を舞う中、襷に菅笠の男女が刈り進めます。

男性は素足で神 田の中へ入って行かれましたが、雨も降っていて肌寒く見学しておりました。

                           (東口哲半)♪.。.:*・°♪

女性は明るく華やかないでたちですね。稲にお辞儀をしているように見えて、神事の緊張感が伝わってきました。こうして新米をいただくわけですね。(☆NORIKO☆)(479385)


16.10.25 (3931)
 今日はこの秋一番の冷え込みでした。
留守中孝子さんには落書のアップ有難うございました。

帰宅しましたら、大垣芭蕉蛤塚忌全国俳句大会の入選句集が届いていて
谷口千賀子さんが 岐阜県教育委員会賞を
また一編二十句の部では
櫻井勝子さんが 大垣市教育委員会賞をいただかれました!!
他にも多くの方が入選していらっしゃいました。
皆様、おめでとうございます☆.。.:*・°☆(☆NORIKO☆)(479187)

▽三句一組の部
★岐阜県教育委員会賞 
★有馬朗人特選
柚子ふたつ浮かべて澄めり宗祇水   谷口 千賀子

▽二十句の部
★大垣市教育委員会賞★三村純也秀逸
『機町』                    櫻井 勝子
★特選★小澤實秀逸★井上康明入選
『熊の棚』                  都合 ナルミ

他にも多くの方が入選 選者入選をいただかれました。
▽三句一組の部
★入選★加古宗也秀逸
故郷の八百津千畝の部屋涼し    河村 仁誠

★宇多喜代子秀逸
獅子舞の真白き足袋や夏祓     谷口 千賀子

★小澤實入選
ざりがにを捕る子に焚けり蚊遣香  森 靖子

★櫂未知子入選
水中花少女のやうな母と居て    大島 知津

★中原道夫入選
火の粉浴ぶ頭巾に見分く鵜匠かな  河村 仁誠

★星野高士入選
畦道の罅に石詰め田草取る     矢野 孝子

▽二十句の部
★小澤實入選
『松代壕』            服部 鏡子




16.10.23 (3930)

 今朝の瀬戸市は 急に寒くなりました。瀬戸弁で姑は「こさむぅ~
(小寒い)」と言い
ます。朝からストーブや布団を出しました。 あの強烈な今年の猛暑の実感が、薄
れている事が不思議です。
 友人のお宅で、ローゼルティーをいただきました。庭のローゼルの実を煮出して、
作って下さいました。 少し酸っぱくて・・・・美肌になるとか・・・・


 ★いぶきネット句会10月の添削例をアップしました。添削担当のメンバー11名が
頑張りました。
添削不要の方も数名おられますので、少な目ですが・・・・ いぶきネ
ット句会の<添削例>をご覧下さい。


 ★いぶきネット句会の幹事さん(樹炎さん)から、写真を添えてお便りを頂きました。(孝子)

      「柿日和」

 柿の木が朝日を浴びて光っています。

色付いた柿は、高い青空が似合いますね。白い三日月が残っています。

朝日を浴びて、銀色の機影がキラリ、! まるで「メダカ」のよに西に向か

っています。


 家の回りを一巡り・・・楠の天辺で鵙が しきりに鳴いています。

裏池に鴨が何時の間にか50羽ぐらい飛来して、盛んに羽づくろい

水飛沫を上げ、濁声で叫んでいます。

 まあ~~「金木犀」が爽やかに香り、「杜鵑」も満開です。

「通草」が ぱっくりと紫色の口を明ける迄、もう少し。

「枇杷の花」が良い匂い・・・産毛を付けて冬支度??

庭隅の「石蕗の花」が光を求め首を伸ばしています。

「躑躅」「山桜」「雪柳」が帰り咲いて・・・オットどっこい 転ばないように、・・・

  婿殿のアマチュア無線のアンテナに、ここぞとばかり、蜘蛛の巣が、

フィルムを張ったように光っています。

「お~いお茶にしようか」 ~~~。

   空き缶に小銭落して柿買へり  佐々木美代子

   顔剃りて金木犀の風に逢ふ   渡辺  慢房

   断崖の下の怒涛や石蕗の花  花村  すま子


                                 (八尋 樹炎 )  

                         ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


16.10.23 (3930)
 いぶきネット句会の仲間の酔雪さんから 毎月写真を添えて原稿を送っていただ
いています。今月も酔雪さんのお住まいの 岡崎市の話題です。
酔雪さんに感謝!


光明院と浄瑠璃姫伝説


源義経は、源氏再興の大望を抱き、豪族藤原秀衡を頼って東北へ向かいま
す。その途中、矢作の里(現岡崎市矢作町)の長者兼高の家に滞在しました。
そして、その兼高の娘の浄瑠璃姫と恋仲になります。将来を約束した2人で
したが、義経は旅立たねばならず、名笛「薄墨」を姫に預け、そのもとを去
っていきました。しかし、姫の義経を想う心は日ごとに募るばかり。後を追
いかけた姫でしたが、女の足では到底追いつけず、あきらめて家に戻りまし
た。しかし、兼高長者は家に戻ることを許さず、しかたなく姫は近くに草庵
を建てて住まうこととなりました。しばらくは侍女と一緒に草庵で暮らして
いた姫でしたが、義経と別れた悲しみは増すばかり。ついに菅生川(乙川)
に身を投げて短い人生を終えました。


浄瑠璃姫の死後、侍女の一人が姫の草庵を寺に造り替え、姫の念持仏であ
る薬師如来像を安置しました。
1455年の岡崎城築上の際に、その寺は東へ移
され、さらに岡崎城拡大にともなって寺は、浄瑠璃曲輪とされる位置に移さ
れました。これらのことは、文献に残っているとのことです。


実際に、岡崎城の本丸の北側の曲輪は、浄瑠璃姫の念持仏を祀った寺の辺りであることから持仏堂曲輪と呼ばれています。さらに、そこから約150m東の所に浄瑠璃姫の供養塔があります。正確な位置は、大手門の約80m東、国道号線沿いの岡崎公園の交番の東側になります。その供養塔は、そこから出土したもので鎌倉時代のものだそうです。昔から浄瑠璃姫に関わりがあるとされ、浄瑠璃姫の供養塔として安置されています。そして、大手門の約100m北に中央図書館(りぶら)があり、。その東にある駐車場の辺りが浄瑠璃曲輪の跡になります。姫の念持仏を祀った寺の移転先です。現在は、光明院といい、通称浄瑠璃寺と呼んでいます。  
                                   (
28.10.13 新井酔雪)




16.10.21 (3929)
 一週間ほど
範子さんのピンチヒッターを務めます。
 鳥取の地震のニュースに驚いています。自然災害が これでもか・これでもかと続きます。各地の皆様に被害の無い事を祈るばかりです。

 
★昨日、句友から電話で『俳句四季』11月号の話題を知らせていただきました。<四季吟詠>のページで、京都句会の石橋忽布さんが、下里美恵子さんの特選を 頂かれました。
 
作者は・・・子供だ・子供だと思っていた子が、ふっと一丁前になったなあと感じた・・・・・と。 
      
      
東京の匂ひ纏へり帰省の子    石橋忽布

 
選者の下里さんは(要約すると?)・・・・東京の匂いは、子供が東京に しっかりと根ざした事に他ならない。・・・・・・安堵感の中に一抹の寂しさが窺えるのは、親としての宿命・・・・・と。
 
 
俳号の忽布の(ホップ)は、ビール会社にお勤めの時に 付けられたようです。一度聞いたら忘れない俳号ですね。 因みに・・・来月号も特選という情報を ご本人からいただきました。 重ね重ねおめでとうございます。 12月号を 楽しみにしています。


 ★この「落書」を打ち込んでいる間に、樹炎さんから 写真を添えてメールが届きました。
樹炎さんは いぶきネット句会の幹事さんですが そのお役目の他に、沢山の話題をこの「落書」に提供して頂いています。樹炎さ~~ん いつも有り難うございます。(孝子)


  伊吹嶺の皆様   

 鳥取県中部を震源とする大きな地震が発生しました。

地図で見る地震の範囲の広さは、ただ事では有りません。

皆さんの近辺は大丈夫でしょうか、心配しています。

余震に脅えた熊本地震から まだ、半年あまり・・・

携帯から「地震予知アラーム」が大音量で鳴って眠れない夜が続きました。

今後も余震が頻繁に来ますので、くれぐれもご注意下さい。
皆様のご無事を願っています。


      「コスモスに寄せて」

 強い日差しがだんだんと柔らかく感じられてくる頃、

コスモスは、涼風の中に可憐に揺れて、戯れ又 風をも染める・・・

  ギリシャ語で、「美しい」の意味を持つ「コスモス」・・・

原産はメキシコだなんて・・・今では「秋桜」と言う文字も頂いて

すっかり日本の秋に定着した花になりました。


     咲きのこる白コスモスに山の風     栗田やすし

     山里の陽のやはらかし秋桜       松平恭代

     隠れ里畑一面に秋桜           山本光江

                                (八尋樹炎)


 ★HP俳句会10月の選句結果をアップしていただきました。
今月の高点句は、名古屋市の和江さんの

           ポケットに蒼ペンのしみ賢治の忌     でした。和江さんおめでとうございました。

和江さんには 賞品の伊吹嶺10月号を 送らせていただきます。
 
今月の講評は、慢房さんが担当をされています。とても丁寧で、そして温かい講評です。選句結果と併せてご覧下さい。
                                                           (孝子)


16.10.20 (3928)

 金木犀が満開になりました。時々登校の子を見送りますが、家の金木犀を少しとって、見せて匂いをかがせたら「良い匂い」と言いました。そして通学路や街路に金木犀を見つけては、「ここにもある、ここの家にもある!!」と覚えたようです。
 銀木犀もあることも教えたのですが、銀木犀はご近所にもありませんでした。皆さんの周りはいかがですか。(☆NORIKO☆)(478536)

金木犀ほろほろこぼる通学路    遠藤斎子
木犀や僧は縁側より来たり      内田陽子
金木犀かをり溢れてほの暗し    下山幸重
顔剃りて金木犀の風に逢ふ     渡辺慢房


16.10.19(3927)

登山家俳人のおひとり 藤田岳人さんから、山の写真を送っていただきました。有り難うございます!八方池には人の影まで映っていますね!  (☆NORIKO☆)


10月中旬、会社時代の山の仲間(8人)と八方尾根に行ってきました。

 当日は雲一つない快晴に恵まれて、白馬三山(左から白馬鑓ガ岳・杓子岳・白馬岳)の

 勇姿を堪能しました。

 今年の紅葉はいまいちでしたが、八方池に映る白馬三山は素敵でした。

 これだけの快晴は珍しく、こういう機会に恵まれたことに感謝しました。


      ( 岳人 )
    ♪.。.:*・°♪











16.10.18 (3925)

 樹炎さんから 月の写真を送っていただきました! 13日は曇りだったので14日に撮った写真だそうです。見忘れた方、見えなかった方、この写真で雰囲気を満喫してください。カメラも良いのでしょうね。私の携帯や簡単デジカメではとても写せません。
☆.。.:*・°☆☆.。.:*・°☆

 今日は愛知同人句会でした。

 句会の始めに、栗田主宰が昭和56年の「風」誌に 名古屋句会10周年記念大会について 故鈴木みや子さんの大会記が掲載されたことをお話しされました。
大会記に、沢木先生のご挨拶のなかに「俳句は即人生」「俳句をしていなかったら自分は無きに等しいと思う」とのお言葉が載っていたことを紹介していただきました。そして「10年後には必ず百花繚乱となることでしょう」と励ましのお言葉をいただいたそうです。当時は愛知で30人の参加者だったことも感慨深くお話をされました。 

 句会は幹事さんや係の皆さまが手際よく段取りしてくださり、61名+不在投句3名の句会でした。2時間半で句会と披講も終わり、残りの30分を栗田主宰と櫻井支部長の選評とご指導をいただきました。 

 10月30日(日)に行われる 俳人協会創立55周年記念東海俳句大会の 当日句俳句大会は、一般のどなたでも参加自由です。当季雑詠1句を 名鉄ニューグランドホテル七階(椿の間)へご持参ください。受付は午前11時から投句締切は12時です。「狩」副主宰 片山由美子氏の「字余り考」の記念講演もあります。
(☆NORIKO☆)(478326)


16.10.16 (3924)
昨日は暑いくらいの秋晴れの一日でした。
夜はチャットの1日目で26名の参加により活発に意見が交わされました。

あとで、昨日は綺麗な月だったことを知りましたが、小さな発表会と小さな運動会と、愛知池へ送りをした私は少し疲れて「夏目漱石の妻」の録画を見て寝てしまいました。夏目家の子孫の方は 夏目鏡子さんを 良いお母さんだったと語ってておられると、どこかで読みました。今年、私は修善寺の漱石大患の部屋を見たので思い入れを抱きながらテレビを見ました。

名月や故郷遠き影法師        夏目漱石   明治28年

月に行く漱石妻を忘れたり      夏目漱石   明治30年

秋暑し癒えなんとして胃の病     夏目漱石   明治32年

名月や杉に更けたる東大寺      夏目漱石    明治37年

秋風や唐紅(からくれなゐ)の咽喉仏 夏目漱石  明治45年

肩に来て人懐かしや赤蜻蛉      夏目漱石   明治45年



夫が録画してくれた孫のメインの演目のVTRを見ますと、トリ?で鉄棒の連続逆上がりを11回回ったちびっこは 拍手をもらっていました。目が回ったかもしれません。
なかには来年の卒園を前に涙ぐんでいるお母さんもいました。
写真は小さな小さな発表会のご褒美(?)のお土産の花のアレンジです。
(☆NORIKO☆)(477983)


16.10.13 (3923)
 樹炎さんからお知らせをいただきました。十三夜は名古屋はあいにく曇りでしたが、樹炎さんの秋草の素晴らしい生け花をご覧ください。日本人ならではの美意識ですね!! (☆NORIKO☆)(477690)

<<いぶきネットの皆様    合評会のお知らせ>>


  朝晩の風は白く、今夜は十三夜ですね。

中秋の名月は、中国で行われていた行事ですが、こちら「十三夜」の月見は日本独特の風習だそうです。
私達日本人は、なんと風流なのだろう~ つくづく思います。「花鳥風月」自然の美を愛でる習わしがあって・・・


 活花を生業としていた頃は、季節毎に、「料理茶屋」や中洲の「バーのカウンター」に秋は、七草、籠や壺に七草を手早く活け、何軒かを掛持ちでした。忙しい日々でしたが、若さで克服できました。

 酔客が「十三夜」を楽しんで居る頃、私は庭の真ん中で天心の月を仰いだものです。
今夜のお天気が気に成ります。綺麗な十三夜を眺めたいものです。

    十三夜その名やさしく夜更けたり  細見綾子

    雲深くして人恋し十三夜        中村汀女

    灯り消し一人酒酌む十三夜     田野 仁


さて、合評会はいつものように、15日(土曜日)・16日(日曜日)の両日
  午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
  伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。
       八尋 樹炎   ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜


16.10.12 (3922)

昨日は、国枝さんから俳人協会東海俳句大会や、栗田主宰の新刊『碧梧桐研究ノート』の紹介がありました。
落書をご覧の皆様 お申し込み方法等、ご確認の上 どうぞよろしくお願いします。

先週、通院が早く終わったので、帰りに名古屋大学まで散策しました。一度ノーベルロードを見たかったからです。

ノーベル賞受賞者の記念館や 名古屋大学博物館は 無料で入場できました。
ノーベル賞の賞状(多分複製?)も写真を撮って良いとのことでしたので、写してきました。小林先 生は「鷽」ウソ、益川先生はツバメが描かれているのだそうです。下川先生のクラゲの発光体も見ました。


散策の途中、まだ残っていた夾竹桃や 露草など 歩けばいろいろな植物に出合いました。
俳句をさ れるみなさんは花鳥の名前もよく御存じの方が多いのですが、私はからきしダメで、可愛い実を写して、ネット で検索してみると「臭木の実」と分かりました。「臭木の花」(初秋)も「臭木の実」(晩秋)も歳時記の秋の部にありました。枝葉を傷つけると悪臭があるそうですが、花も実も可愛いのに 名前が可哀相だなあと思いま す。でも、草花たちは自分の名前を知らずに楚々と咲いています。別の読み方があり「常山木」も「くさぎ」というのだそうですが、難解ですね。
(☆NORIKO☆)(477543)

花臭木流れの速き柿田川      中村たか

臭木の実手籠に摘める染物師    阿部月山子

16.10.11夜 (3921)  『碧梧桐研究ノート』発刊
 栗田主宰は常に精力的に文章を書き、あちこちに論文発表なさっています。特に碧梧桐研究については、既に60年になったとおっしゃっています。これまで『碧梧桐の基礎的研究』を初め、『碧梧桐百句』など単行本として纏められたもの以外に、今回あちこちに発表なさってきた小論文を集めて、『碧梧桐研究ノート』として1冊に纏められました。皆さんも既に読まれたと思いますが、「伊吹嶺」誌のほか、「紀要」などにも発表なさっています。
 今回この研究ノートを纏めたのはご自身として、傘寿を迎えるにあたっての一区切りしたいとのことです。
 この『碧梧桐研究ノート』の紹介を【こちら】に書きました。この紹介文を参考に、ひとりでも多くの方の購入を期待したいと思います。購入方法などは紹介文に書いてあります。ご確認ください。
(隆生)



16.10.11昼 (3920)  俳人協会東海俳句大会の出席のお願い【緊急】
 10月2日のこの落書に書きましたが、10月30日(日)に俳人協会東海俳句大会が行われることを書きました。ただ現時点でもまだ伊吹嶺からの出席予定者は芳しくないようです。
 1昨日に伊吹嶺句会が行われ、その席上で栗田主宰から重ねて大会出席をお願いされたと聞いております。
 そこで大会まであとわずかですが、まだ間に合いますので、下記の要領で皆さんお誘い合わせの上参加してください。

1.大会概要
 ・日時:10月30日 名鉄ニューグランドホテル7階・椿の間 13:00(受付11:00より)
 ・講演:「狩」副主宰  片山由美子氏  「字余り考」
 ・俳句大会:当日句1句持参(当季雑詠)  投句締切12:00
 ・懇親会:大会終了後、「扇の間」にて 午後6時終了予定
2.大会参加の要領(正式には既に締めきっていますが、今からでも間に合います。)
 ・下記の郵便振替で8000円振込(大会・懇親会費)
  加入者名:俳人協会三重県支部
  口座番号:00810-9-153502
 ・参加は俳人協会会員あるいは一般のどなたでも参加出来ます。
3.大会間際ですので、三重県支部では今週中(10月15日)までに振り込んでくださいとのことです。
 そして振り込みされた方は俳人協会の窓口である下里美恵子さんに参加の旨を電話連絡して下さい。
 (下里美恵子さんの連絡先:090-5005-1071)


 以上です。伊吹嶺の連衆の多くの参加で大会を盛り上げていきたいものです。(隆生)
 (477351)

16.10.11 (3919)
  朝晩、ぐーんと涼しくなりましたね。そんな日は昼は気温が上昇する気がしています。
樹炎さんから流鏑馬の記事と写真をいただきました。有難うございます!!

   <<流鏑馬>>

 10月9日素晴らしい秋空に恵まれ、薄とコスモスの揺らぐ道を
福岡の西部飯盛山神社に「流鏑馬」を観に出かけました。

 五穀豊穣・武運長久・無病息災を祈って行われてきた伝統行事ですが、
長年 福岡に住んで、縁が無く 初めて「流鏑馬」を観る機会を得ました。


 「流鏑馬」馬上豊かな男の装束は眩しいばかりです。



参道の両側に綱が張られ、(埒)ラチを埋める人垣、
疾風の如く駆けて行く馬上より矢が放たれ、的に当たれば切幣が散る、馬の息づかい・蹄の音・狩衣の似合う美少年
気分爽快な一日でした。

     写真をご笑覧下さい。

     八尋樹炎 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜




馬肥ゆる阿蘇の流鏑馬神事かな   松田弘子

流鏑馬の杭打ちつぐや萩の雨    永井龍男


九州は先日の阿蘇の噴火が気になりますね。終息を祈っています。
名古屋では 名古屋城の耐震性がもろいという結果が出たようです。木造再建の話もあるようですが、さてどのようになるのでしょうか。
DeNAがクライマックスシリーズへ初めて挑戦します。横浜ファンの皆様楽しみですね。ドラゴンズは来年の奮起を!!
サッカーは今夜は運命のオーストラリア戦、日本代表は厳しい戦いが続きます。(☆NORIKO☆)(477307)

16.10.10 (3918)
 1964年10月10日は東京オリンピック開会の日でした。この日を記念して「体育の日」が祝日となりました。平成になってから、成人式や敬老の日、体育の日は、その後連休となるように月曜日に変更されていきました。今日は休日が10日となりました!!
 10月10日は気象的に晴天の確率が多い「特異日」で、それで東京オリンピックが10月10日開催となったとの覚えがあります。確か他にも11月3日なども晴天が多いと思いましたが・・?  
 2020年のオリンピックはは8月開催でしたか、真夏で選手が大変でしょうね・・・

 10月になり街や店頭には「ハローウィーン」の飾り付けでいっぱいです。歳時記によっては「ハローウィーン」も掲載されるようになりましたね。

 連休、運動会の方 秋祭礼の地区もあるかと思います。行事に参加する方、ご旅行を楽しむ方、連休の最後の一日を楽しんでください。

  
体育の日を耳立てて兎たち   辻田克己

  体育の日の町ジーンズの闊歩  岩崎照子


「ジーンズ」・・・私は「ジーパン」は「ナイター」のような和製英語ではないかと思っていて、もしも自分が俳句を詠むなら「ジーンズ」がカッコイイかな??と思う派です。(☆NORIKO☆)(477198)

16. 10. 08 (3917)
 樹炎さんから ネット句会の案内と、散策の写真を送っていただきました♪いつも有難うございます!(☆NORIKO☆)(476958)

<<いぶきネットの皆様      選句締切のおしらせ>>


 今朝は比較的暖かいせいか、玄関を出ると霧が出ていました。
夫と竹の杖を鳴らして、散歩に出ましたが視界は約1キロ位・・・
ムッとする生暖かい湿気が身にまといます。
何時もの景色が一変、山も森も消えてまるで、お伽の世界です。
遠くの信号機は、乳白色の中に溶け込んで赤は、兎の目・青は猫の目に見えます。
霧に 魂が宿り、私に何かを語りかけてくるようでした。足もで鳴くコオロギ・露草や
野菊・芒が濡れています。牛舎を曲がる辺りで霧も薄れて来ました。

一時、お婆の語る幻想の世界でした。皆さんの辺りは如何でしょうか。


  朝霧や影絵めきたる蜆舟        栗田やすし        

  霧籠めの谷よりひびく小屋の鐘     中野一灯

  霧深し影絵のごとく川鵜飛ぶ      清水弓月


 さて、10月10日(月曜日)午後9時選句の締切です。

    締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
        


八尋 樹炎   ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆

16.10.07 (3916)
 段々日没が早くなりましたね。孝子さんから記事をいただきました。

<<夜長妻>>
 
 栗は皮のままなら 冷蔵庫で年内は持つと聞き、今年は多めに購入しました。
毎日のように、オーブントースターで焼き栗にしたり、レンジで蒸し栗(切れ目を入れる事 !)にして楽しんでいます。
 今朝は 主人が外出して1人の食事でした。窓辺に椅子を移して、蒸し栗を1品添えました。栗の皮が 朝日に当たって艶々で、革靴の先のようです。 
 特別誂えの紐で締める靴! ツイードのスカートが似合いそう・・・・上着は・・・・ とイメージが膨らみます。
そして・・・・沢木先生の俳句思い出しました。 
  
  夜長妻栗色の靴買へと言ふ   沢木欣一   句集『二上挽歌』  養生 昭和47年より
                           

 妻の綾子先生は、栗を剥きながら「お父さん、ほら この栗の艶良いねえ。この色の靴 買つたらいかがです?あの背広に合うのでは?」なんて、机に向かっておられる沢木先生の背中に、語りかけて おられたかもしれません。

 やっと秋らしく 凌ぎやすくなりました。秋の夜長は 読書も・栗を剥くのも似合いま
す。シャンソンの「枯葉」を聴く季節にもなりました。 私の時代の「枯葉」はイブ・モンタン!ですが、 最近、寺 尾聰が、ギタリストのエリック・クラプトンの「枯葉」を薦めていました。 今!この曲を聴きながら、パソコン作業をしています。(孝子)

   https://www.youtube.com/watch?v=UQlFOX0YKlQ


上記のアドレスクリックしてをお聴きください<m(__)m>
写真は棗の実だそうです。有り難うございました!!

枯葉を聞きながら・・・良い夜長をお過ごしですね!!(☆NORIKO☆)(476836)


16.10.05 (3915)
松井徒歩さんから京都句会のおたよりを送っていただきました。
大津市石山の幻住庵の吟行だったそうです。良かったですね。徒歩さん有難うございました!!(☆NORIKO☆)

昨日4日は京都句会でした。
京都キャンパスプラザでの通常句会後、大津市石山へ移動して、幻住庵での吟行でした

芭蕉の「石山の奥、岩間のうしろにやまあり、国府山といふ。」で始まる『幻住庵記』
の幻住庵です。
現在の庵は平成3年に再建されたものであります。
この庵で芭蕉が数か月過ごした往時に思いをはせ各自句作に励みました。
葭葺の苔あをあをと露雫     佳子
音かすか幻住庵のばつたんこ  惠光  
昼ちちろ屈みてくぐる庵門    ゆうこ
地に還るものに最も露深し    俊雄
切株の苔さみどりや素十の忌  英武

             松井徒歩  ♪.。.:*・°♪

16.10..03.夜(3914)
皆さま今晩は!今日はノーベル医学・生理学賞に、今年も嬉しいニュースがありました。 
いぶきネット句会では、伊吹嶺賞受賞のお二人へのお祝いメールが飛び交ってます。
昨夜は国枝さんから 運営委員会からのお知らせをアップしていただきました。落書をご覧の皆さま どうぞよろしく!!
樹炎さんからネット句会の案内をいただきました。いつも有難うございます!!
沖縄本島地方では、気象庁から特別警報が発表されました。沖縄の皆さまお気を付け下さい!!


<<いぶきネットの皆様    投句締切のお知らせ>>


「 伊吹嶺賞 」 荒川英之さん 西村信子さん 真におめでとうございます。

       「いぶきネット句会」のホープです。頼もしい限りです嬉しいですね。


   萩を零して、よく雨が降ります。「バケツをひっくり返したような雨」・・・
「18号台風接近」に緊張しています。皆様もご注意下さい。

  「四季ごとの更衣」は、平安時代の宮中行事から始まったと言われていますが、
女性にとって季毎、 これほど厄介なものはありませね。「秋の更衣」
衣を 広げ見て、先ず 試案が始り、まだ、着るつもりで、再び仕舞う・・・
昔から変わらない暮らしの一齣です。「断捨離」を気にしていても・・・

       漱石の「野分」より引用致しました。  
  「女は装飾をもって生れ、 装飾をもって死ぬ。

多数の女はわが運命を支配する 恋さえも装飾視してはばからぬ」

   
  女の持つ属性を見抜いている「漱石」に、 けだし名言ですね。
お天気になれば、早速「更衣と冬支度」です。皆さんの辺りは如何でしょうか。

 さて、  5日午後9時投句の締切りです。 
     早めにお送りくださるようにお願いいたします。 

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆ 八尋 樹炎


今テレビで「夏目漱石の妻」が放映されていますが、名士の家柄だった奥さんも大変だったようですね。猫を飼うようになって幸運が来たようです。(☆NORIKO☆)(476317)

16.10.02夜 (3913) 
 今日、伊吹嶺運営委員会が行われました。ここでは特に「伊吹嶺」の同人・会員の皆さんへのお知らせ事項を紹介します。
 1.栗田主宰第2句碑開きの概要が決まりました。 
 栗田主宰句碑建立のことは、既にこの落書の7月14日に速報でお知らせしましたが、今日は句碑除幕式・同祝賀会のお知らせとお願い事項です。
 句碑除幕式は平成29年3月26日(日)午前11時より、岐阜市伊奈波神社にて行われます。そこで祝賀会会場の関係もありますので、句碑建立部会ではなるべく早く参加される方のおおよその参加者数を把握したいとの意向です。
 まもなく支部単位で各句会に祝賀会参加の予備調査の依頼が行きます。主宰句碑の建立はめったにあることではありませんので、出来るだけ多くの参加者を願っています。
 そして予備調査は皆さんの句会日程上タイトなのですが、今月中におおよその参加者を把握をしたいと思っています。具体的に支部単位での予備調査の確認が行く前に、この落書を読まれている句会責任者は明日から早速参加希望者を把握して下さい。
 参加意向は支部長あるいは支部責任者から調査が行きますので、その方にすぐ連絡出来るようにあらかじめ、ご準備しておくと無難です。

 2.俳人協会創立55周年東海俳句大会  
 俳人協会55周年行事として東海3県の合同の東海俳句大会が10月30日(日)に 名鉄ニューグランドホテル7階・椿の間にて行われます。
 私達「伊吹嶺」は愛知県下としても有数の結社となっています。それに値するような参加者をお待ちしております。既に大会の事前投句は終わっていますが、当日投句もありますし、俳人協会会員以外の参加も歓迎しております。
 当日の講演は「狩」副主宰の片山由美子氏による「字余り考」です。
 是非多くの伊吹嶺同人・会員の参加をお待ちしております。
 なおこの大会案内は次のHPに掲載されております。
   http://www.haijinkyokai.jp/event/55_6.html

 3.来年の伊吹嶺創刊20周年記念全国俳句大会
 来年の伊吹嶺創刊20周年記念全国俳句大会の日程が決まりました。速報としてお知らせします。
 ・日程:平成29年11月18日(土)
 ・場所:ホテルヒルトン名古屋(名古屋市、地下鉄伏見駅3分)
 いずれ詳細は「伊吹嶺」誌に掲載されると思います。今から日程だけを空けておいて下さい。

 写真は今日の運営委員会模様です。

 先週、私の所属している元山女(昔は山ガールと言っていませんでした)の句会で栂池自然園界隈を散策しました。
 今はもう山に登ることは出来ません。山の麓をうろうろとしているだけです。それでもこの日は前後が雨の日で、丁度この日だけ天候に恵まれました。
 写真は自然園からの白馬三山で、右から白馬岳、杓子岳、白馬鑓岳です。山の紅葉(主に黄葉)はまだ一寸早かったようです。

 昔、50歳代には大雪渓から、白馬、杓子、白馬鑓と縦走しました。またその後は逆ルートの唐松岳から3大キレットの不帰の劔を通過して、白馬鑓、杓子そして白馬岳までを縦走したこともありました。
 まさに「若者は未来を語る。年寄りは昔を語る。」です。(隆生)
 (476200)


16.10.02 (3912)

今年度の伊吹嶺賞が決定しました!!伊吹嶺10月号に速報が載りました。


★.。.:*・°★.。.:*・°★ 祝 ★.。.:*・°★.。.:*・★

伊吹嶺賞   荒川英之さん

伊吹嶺賞   西村信子さん

佳 作      牧野一古さん

今年は何と伊吹嶺賞二名でした!初めてのことです。
伊吹嶺賞のお二人は ともにいぶきネット句会で学ぶ仲間です。
荒川さんは論文を執筆しながら
西村さんは いぶきネット句会の会員さんです。
牧野さんは 句集の上梓を進められながら、のご多忙の中で。
皆さま おめでとうございます。

全国大会でのお二人の表彰を楽しみにしています。(☆NORIKO☆)(476065)♪.。.:*・°♪


16.10.02 (3911)
  孝子さんから 『俳句四季』を中心に、記事を送っていただきました。いつも有難うございます!! 

10月ですね。
9月のいぶきネットの諸々の作業も 皆さんのご協力で滞り無く終わりました。
皆様 ご苦労様でした。

 範子さんは運動会を フェンスの外からご覧になったとか・・・・・
先週、私はテントの下の敬老席で孫達の運動会を応援しました。
小学校の生徒の頑張っている姿に、時々うるうるして景色が曇りました。
運動会のお弁当は 何時の時代も特別美味しいですね。メニューは、
定番の唐揚げやウインナーやハンバーグですが・・・・・・

★ 『俳句四季』十月号をご覧になりましたか?
「十月の季語」の頁で、我らが主宰の俳句と・文章と・美しい写真・が2頁にわたり載っ
ています。
季語の<鷹渡る・棗・紅葉・秋の暮・秋風・今年米・すさまじ>の句は、
主宰の代表句です。
「伊吹嶺」の皆さんなら、一句一句を思い出すことが出来るのでは?

 鷹渡る白・・・・・・・・・・
 古書売つて・・・・・・・・
 秋風や石あれば・・・・・・・・・・


特に、秋の夜長に読む主宰の文章は、しみじみとものがありました。

★ <四季吟詠>は、皆さんの応募の頁です。
今月投句分は、下里美恵子さんが選を担当されます。締め切りは10月20日ですので、
綴じ込みのはがきをお持ちの方は、お忘れ無く!!
               ♪.。.:*・°♪      (孝子)


 一昨日の中学校の運動会は、身内は出なかったので、通りすがりで見ました。
次の運動会、今度は私も敬老席のテント内に坐ってみたいと思います!! (でも良いショットを撮りたいのでじっとしていられないかも・・・)   (☆NORIKO☆)

16.10.01 (3910)
 
早いもので10月になりました。秋の衣替えを考えていらっしゃる頃ではないでしょうか。

昨日は学区の中学校の運動会がありました。所用途中に運転席から眺めただけですが、グランドは、よくあるワイヤーのフェンスで囲ってあり、中がよく見えるので校庭へ入らなくても見学できます。フェンスの外から見る親御さんが意外と多かったので驚きました。写真は去年の青空です。

★どなたでも投句していただけるHP句会も受付が始まっています。15日午後九時までです。このHPをご覧の皆さま、いかがですか?ご投句お待ちしています。(☆NORIKO☆)   (475947)

  
十月や振子電車の一人旅     丸山節子

  十月の峠越え来て阿蘇仰ぐ    谷口千賀子

  ゴール過ぎまだ走る子や運動会  岩田啓子

  病む母の運動会を見て飽かず   栗田やすし


16.09.29 (3909)
  孝子さんから 添削例のアップ他お知らせと記事を送っていただきました。有難うございます!!

       
★.。.:*・°★.。.:*・°★
 日本ハムがリーグ優勝しましたね。日ハムファンの皆様おめでとうございました。 
北海道は、野球の女神が住んで居るのでしょうか?

 ★いぶきネット句会9月の添削例をアップしました。添削は不要(佳句揃い!!)の方もあって、今月は少な目ですが ご覧下さい。
 添削担当のお一人が旅行中ですので、30日に2人分追加でアップする予定です。
いぶきネット句会の9月の作業はこれで 終わりますが、10月1日からは、HP俳句会・いぶきネット句会の投句が始まります。HP俳句会は 何方でも参加していただけます。(2句・無料)

 ★創刊20周年記念『伊吹嶺俳句集』の原稿募集!!は、9月末日が締切です。
伊吹嶺の会員の皆様 原稿を提出されましたか?詳しくは 「伊吹嶺」6月号の裏表紙をご覧下さい。
 平成20年からの想いの入った自分の句から、応募の15句に絞るのは大変でしたが、楽しい時間でした。句会仲間からも、「自分の句を読み直すことが出来て、楽しかった」と聞きました。
    

★修道院へ出かけました。ミサ用の葡萄の収穫は終わっていましたが、粒の不揃いの房が あちこちに残って(残して?)いました。 鴉が来て、その房を突いていました。       (孝子) ♪.。.:*・°♪                          

修道院の方々は、鳥たちに葡萄のこしてお裾分けをしていらっしゃるようですね。
(☆NORIKO☆)(475723)


16.09.28 (3908)
 昨夜、切子さんからいぶきネット句会報が配信されました。自選句とともに、二名の「いぶきネットたより」「私の俳句散歩」の文章も楽しく読んでいます。
 孝子さんから、中日新聞の「中部の文芸」に栗田せつ子さんと、都合ナルミさんの句集
が取り上げられたことを教えていただきました。ありがとうございます!!


9月26日は「伊勢湾台風」のあった日で、私は当時中学生でした。
父の号令の下、家族全員で雨戸を内側から押さえていました。あの時の雨戸の
撓りを今も思い出します。
27日は 御岳の大噴火! もう災害は ご免!ですね。

 ★先日友人が新聞の切り抜きを送ってくれました。

 中日新聞「中部の文芸」で俳人の加藤かな文さんが、最近出版された
句集を紹介されています。我らの仲間(先輩!)栗田せつ子さんと、
都合ナルミさんの句集です。


★.。.:*・°★.。.:*・°★

 『伊吹嶺自註俳句シリーズ① 栗田せつ子集』では、家族を詠まれた句を
幾つか掲げて 以下のように述べておられます。 その一部ですが紹介します。

  ・・・・・家族との関わりを描いた句は、見飽きるほど世間に存在
  する。だから、いちいち立ち止まることなく通り過ぎてしまう。平凡
  とは普遍的であること。人間がくり返し体験してきた喜怒哀楽に
  こそ、かけがえのなさが宿ることを、本句集は教えてくれる。

 都合さんの句集『花梯梧』では 母上の句を並べて、以下のように。

   ・・・・・・習慣となった俳句は都合氏にとって特別なものでは
   ない。だから晩年の母との交流から死に至る日々を静かな
   筆致で描くことも出来る。そこには安らかさが漂う。私たちを
   感動させる力がある。都合氏は強い。それは俳句の強さで
   もあると思う。


★.。.:*・°★.。.:*・°★

 都合さんの句集は角川の「俳句」10月号<新刊サロン>で柘植
史子さんが紹介しておられます。(孝子)♪.。.:*・°♪



 
写真も孝子さんの提供です。我が家は違う新聞なので、中日新聞の情報が入ってきませんで・・・孝子さん、お友達の方、有難うございました<m(__)m>これからもどうぞよろしくお願いします!! 
 伊勢湾台風では 生家では床下浸水、北部の天白川周辺では家が流れたり、多くの方が亡くなりました。
秋の天気は変わりやすく、今朝は曇り。今日は小学校の社会見学(2年生は東山動物園)だそうですが・・・? (☆NORIKO☆)(475512)


16.09.27 (3907)
 樹炎さんからいぶきネット句会の案内と共に、涼しげな写真を送っていただきました!

<<いぶきネットの皆様       投句・選句・締切のお知らせ>>

 遊びで家族と 「大分県の日田」に出かけました。
ホテルの窓から、朝日の煌めく川面、群青の空・・・
天領である日田は、大規模な空襲も受けず、古い建物や店舗が
いまだに残されています。中でも私の好きな「日田下駄」の産地で
普段履きに重宝しています。「水郷日田」と言われ、鵜飼も盛んなところです。

  美しい流れに、思わず写真を撮りたくなる鮎釣りの風景!!

「筑後川」の上流「三隈川」 沿いに長竿に釣り糸を流す老爺

小舟の中から糸を垂れる人、竹笠を被って竿を転がす人
魚籠を腰に、季節感溢れる風景に暫く佇みました。落ち鮎の頃です。
骨董の器に化粧塩の姿焼・・・丸々と肥えた鮎に至福の一時でした。

 17号台風の接近で残暑が厳しいですね。お体ご自愛下さい。

    鮎落ちて渕の蒼さの深まれり       坪野洋子

    落鮎の水ふくらんで輝けり         福田邦子

    尾を跳ねて釣らるる鮎のきらめけり    若山智子

    飾塩崩して鮎の骨抜けり          武藤光晴


さて、投句締切 10月1日土曜日)から5日水曜日)午後9時締切
選句締切 10月6日(木曜日)から10日月曜日)午後9時締切

投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。

     
☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆     八尋 樹炎

 
迫力たっぷりの鮎釣り。そして美味しそうな鮎ですね♪.。.:*・°♪ 

今日は 御嶽山の噴火から2年経ったのでしたね・・・あらためて犠牲になられた方々のご冥福をお祈りします。
  (☆NORIKO☆)(475451)

16..09.26 (3906)
 秋場所は豪栄道の全勝優勝に湧きました。パ・リーグも最後の優勝争いです。学校の運動会は時期がまちまち(一学期だったり二学期だったり)ですが、籤引きでスウェーデンリレーの女子の最後に当ってしまい、ごぼう抜きされてアンカーの男子に申し訳ないことをした思い出があります。

 さて、いぶきネット句会の森田もきちさんから、デジカメ俳句メールを送っていただきました!有難うございます!!
↓↓こちら をクリックしてください。 右の写真でもOKです。

【もきちさんデジカメ俳句メール】

旅と、俳句で二倍楽しんでいらっしゃいますね。秋の季語が実感できます。爽やかな大景です!!(☆NORIKO☆)
(475349)

 

16.09.24 (3905)
 台風は去りましたが、名古屋はすっきりしないお天気続きです。糸島は晴天だそうで、早速樹炎さんから 美しい渚の写真とご家族との散歩の一コマを送っていただきました。有難うございます!!

  
<<渚の鎌切>>

 久しぶりの晴天です。 家族と犬6匹で海岸を散歩してみました。
玄海へ向く糸島の「潮待ち港」 一湾の透き通る青い空と海、磯の香る砂浜・・・
海光を嬉しそうに駆けまわる子犬達、リードを付けたまま 走る可笑しさ・・・
実は、嵐の後のお宝、引潮の忘れ物ガラスの破片を探しに(熱帯魚用)です。

 「アラ・マア~~!」不思議  鎌切が寄せては返す静かな渚に 
向かって歩いています。引く波にさらわれるのでは?

 返す波に乗って元の位置まで・・・娘が言うには、「産卵を終えたお母さん鎌切よ  疲れてたどり着いた所が渚だったんじゃな~~い」 

 成程そう言えば、物さぶしい母の姿の様でもあり・・・
優しい波に揺られて、「子の行く末をつくづくと・・・」
何処かで聞いたような ?

「楠木正成の桜井の別れ」の歌を思い出していました。 古いですね。
哀愁のある後ろ姿に、生死を思い、母の偉大さを目の当りにして 心打たれました。


 日本では俗に拝み虫(おがみむし)とも呼ばれる。カマキリ類の学名は、
ギリシャ語の名前に由来し、「予言者」の意味でもあるそうですね。

かまきりと遊びて夕餉遅れたる     中川幸子

蟷螂の青き腹見せ果てにけり     神谷 尚

     皆様ご笑覧下さい。 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆ 樹炎



  カマキリは渚で何を思っていたのでしょうか・・・辞書でカマキリは 蟷螂、螳螂、鎌切 と三種の漢字が出てきました。
鎌切 が一番本来の姿のイメージに近い漢字ですね。(☆NORIKO☆) (475016)



16.09.23 (3904)
 秋場所が終盤になりました。白鵬休場で、稀勢の里はじめ、みな優勝を意識していたことでしょう。豪栄道が12連勝の活躍で、断然リードしました。遠藤はじめ10勝2敗が3人で、連日満員御礼です。写真は豪栄道と鶴竜です。若貴が活躍していた頃、一度だけ名古屋場所を見ましたが、力士の肌の色艶が、テレビよりもとても綺麗に見えました。貴乃花の四股の脚はよく上がってましたし、若乃花のふくらはぎから足首にかけての締まり具合が大好きでした。

 昨日、午後六時のニュースで沖縄の辺戸岬沖150㌔の海上で、米軍機が墜落、海上自衛隊が一人救助したと知りました。不測の事故は自動車に限らず、電車、飛行機でも起こりうるものですが、大惨事にならないように、十分気を付けてほしいものです。辺戸岬といえば沢木先生の句碑がありますね。

 
夕月夜みやらびの歯の波寄する  沢木欣一     

☆.。.:*・°☆☆.。.:*・°☆

 合弟子は佐渡へかへりし角力かな   久保田万太郎

 秋場所の風のひだるき初日かな  星野麥丘人

 秋場所や川岸を打つ船の波    高木良多

(☆NORIKO☆)(474880)


16.09.21 (3903)
 明日はお彼岸のお中日、樹炎さんから早速彼岸花の写真と記事を送っていただきました。有り難うございます!赤と白で綺麗ですね♪(☆NORIKO☆)(474562)

   <<秋彼岸>>

 大きな爪痕を残した「16号台風」が去って急に秋の足音がします。
皆さんの辺りは被害はございませんか。お見舞い申し上げます。

 朝寝を突き破った大合唱の「ツクツクボーシ」も終盤へ、
草の実も弾け、朝露に虫の声、 曼珠沙華が青空に染みて・・・
古墳をどっしりと据えた「豊の秋」!!気が付けば、もう彼岸です。

「敬老の日」と「お彼岸」を兼ねて娘が(おはぎ)を買って来ました。


     12日間の リオ五輪閉会式が行われましたね

【リオ五輪】フラッグハンドオーバー・・・東京アピールショー!!
「大前光市氏」の片足で出来るダンス、自分の限界に挑戦されたパフォーマンスに胸が熱く成りました。4年後迄、命存えたいものです。

    
    台風裡わが晩節を思ひをり     栗田やすし

    芋嵐男結びの馬防柵         矢野孝子
     
    秋彼岸位牌の数のお萩買ふ    安藤幸子   

            樹炎 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆




16.09.20 夕 (3902)

 速報です!愛知同人句会において、栗田主宰から新同人5名の発表がありました。

    ★.。.:*・°★ 祝新同人 ★.。.:*・°★ 

  太田滋子さん   斉藤陽子さん   武田明子さん 

  堀一之さん   松岡美千代さん   (五十音順)


新同人の皆さま おめでとうございます。
ますますのご活躍を祈念しています。

 台風が近づいてくる最中の句会でしたが、遠くは京都から、また岐阜、三重、三河方面の方も、普段と変わらず出席されて、63名と不在投句3名×3句の清記一覧が回ってきました。幹事さんが手際よく進行してくださり、栗田主宰、下里編集長の選評もいただき、早目に帰ることができました。
 皆さんご無事にご自宅へ着かれましたか??各地で災害が無いことを祈っています。(☆NORIKO☆)


16.09.20 (3901)
 台風が東海地方にも接近しています。九州地方に土砂災害、氾濫災害の情報が発表されました。
出掛ける時に弱い雨でも 十分に気を付けたいものです。午後は愛知同人句会があります。

 昨日は子規忌でした。1867年10月14日(慶応3年9月17日) - 1902年(明治35年)9月19日
私は 虚子が月の満ち欠けの十七日の月を詠んだ「子規逝くや十七日の月明に」を、恥ずかしながら
十七日が子規忌だと勘違いしていました。(慶応の年号でいえば17日が誕生日でした)

 美しき夜空と思ふ獺祭忌   林  徹

 風呂敷を教卓で解く獺祭忌  栗田やすし

 獺祭忌紙切る鋏街に買ふ   沢木 欣一

 19日の中日俳壇栗田主宰選にに 加藤恵子さん(美濃市)が第三席で入選でした。
おめでとうございます!!  (☆NORIKO☆)(474286)

 茣蓙敷けば猫の寄り来る地蔵盆   加藤恵子

16.09.19 (3900)
 敬老の日・・・非常に強い台風16号が近づいているようです。名古屋も雨がよく降っています。西日本の皆さまお気を付け下さい。
 リオ・パラリンピックが閉幕します。「失ったものを振り返らず、今あるものでより高い所を目指し、努力を積み重ね躍動した」選手の皆さん、感動を有難う、そしてお疲れさまでした。4年後ますます参加者が増えて記録が向上するのではないでしょうか。花の写真は樹炎さんからのものです。リオ・オリンピックに相応しい、元気がでる明るく華やかな花を選んで送っていただきました。

いぶきネット句会の選句一覧名前入りが配信されました。係の方には 俳句の番号の「縦中横」という作業(算用数字の向きを縦書きに合うように変換する事)など、複数の編集校正担当同人でとても気をつけていただいています。有難うございました。
 

☆ 創刊二十周年記念『伊吹嶺俳句集』の原稿募集の締切が近づいてきました。
締切は九月末日です。皆さまお忘れないように!!



 安藤一紀さんからも 写真を送っていただきました。牛を飼っているお婆さんが小豆を干していたそうでです。このお婆さんも地域での敬老の集まりでお祝いされることでしょう。小豆の紅が鮮やかです。子牛も可愛いですね♪. (☆NORIKO☆)(474134)

    


16.09.17 (3899)
 昨夜も綺麗な月が見えました。皆さんのお住まいの所は如何でしたか?

 ご自身の俳号を登山に由来した名をつけられた、伊吹嶺の登山家俳人のお一人、藤田岳人さんから、写真をいただきました。有難うございます!!

★.。.:*・°★.。.:*・°★

9月7日~10日まで、東京(一灯さん)、九州(蝶子さん他3名)と山に行ってきました。
北アルプスの蝶が岳からの写真を送ります。

左から前穂高岳・奧穂高岳・涸沢岳・北穂岳・さらに槍ヶ岳と続く景観は日本一といわれます。
幸い好天に恵まれてパノラマのような景色は圧巻でした。写真の一部を送りますので涼感を味わってください。

                      岳人 ★.。.:*・°★

     
 「蝶が岳」 登山をしない私は初めて聞いた山の名です。あらためて、山頂付近とは、大きな岩がごろごろしているのですね~びっくりです。私の知っている山男さんたちは、皆さん親切で、女性へ優しい方ばかりです!!

 昨日のチャットも25名の参加で、予定時間を過ぎても多くの方が残ってくださいました。有意義な時間でした。お疲れさまでした!!

 そして昨夜は落書に国枝さんから 河原地副主宰著『平成秀句』の詳細な紹介をしていただきました。クリックして内容の一部を是非お読みください。

<<ご購入ご希望の方は、著者へ直接お申し込みください>>   (☆NORIKO☆)


16.09.16夜 (3898)  再度『平成秀句』の購入案内
 以前、この落書の8月13日に紹介しましたが、河原地副主宰著の『平成秀句』の紹介文を書きました。8月半ばに読み始めましたが、なかなか紹介文を書くことが出来ませんでした。
 改めて本書を詳しく読み、感銘、共感したところを傍線を引いていくうちに、傍線だらけになりました。また後日鑑賞に引用しようと付箋を貼っていくと、これもまた付箋だらけになりました。
 紹介文にも書きましたが、本書はいわゆる単純な鑑賞文でなく、英武流に独自の解釈を行ったもので、その鑑賞を裏付ける博識には驚かされます。
 まだ本書を購入されていない方は是非購入をお勧めします。そして一時、英武流の鑑賞に浸って下さい。
 紹介文、申込み方法などはこちらをクリックして下さい。
 河原地さんは少しでも多くの方に読んで貰いたいとの思いで、皆さんからの申込みを待っていると思います。(隆生) (473826)


16.09.16(3897)
 毎日パラリンピックの選手のパフォーマンスに私たちが勇気づけられているような、感動の連続の連続ですね。小池知事がパラリンピック旗を受け継ぎにリオへ出発しました。

 昨日の十五夜、名古屋はよく見えました。あの月の影に色々なものを想像しますが兎の餅搗きは日本らしくて大好きです。チャットの一日目、新しい方をお迎えして、盛況でした。一灯さん孝子さんのリードでスムーズに進行しました。今日は後半の54句を合評します。
 樹炎さんからのお便りと写真です。お月見の雰囲気を味わってください!!(☆NORIKO☆)(473670)


    「十五夜」

  秋草が咲き乱れ、虫の音が競い合う物想う秋ですね。
今夜は「十五夜のお月見」ですが。あいにくの雨で残念です。
今更ですが、   「十五夜とは」を調べてみました。

●十五夜とは
 
月は満ち欠けを繰り返しますが、新月から満月になるのに約15日かかるそうです。そこで満月の事を、十五夜と言うようになりました。(満月は毎月ありますが9月が綺麗)

●芒を飾る意味

お月見に欠かせないのが、お団子と芒なぜこの時期に芒を飾るのか?(本来は稲穂の代わりでした。)
十五夜の時期に稲穂の収獲が間に合わなかった為、芒で代行することになった。
(気候の温暖化と農業のハイテク化で現在は間に合いますが・・・)

●お団子を飾る意味

昔は秋に収穫された里芋をお供えしていましたが、途中から米粉で作った団子を
供えるようになりました。収穫への感謝と家内の健康を願ったものです。
今でも地方によって、里芋を供え「芋名月}の季語もあります。

      身籠りし子と十五夜の月仰ぐ     久野和子

      芋名月添ふる団子の艶めける     山下智子


   八尋 樹炎 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


      まつすぐに路海へ出て望の月     永岡敦子

      潮の香の句碑に沁みたる良夜かな  鬼頭房枝
 
   
 下の二句は『風俳句歳時記』より抄出しました。二句目の句碑は塩田句碑のことかと思います★.。.:*・°★.。.:*・°★




16.09.15(3896)

 歩く歴史探訪俳人の酔雪さんから、記事を送っていただきました!いつも有難うございます。  

   <<誓願寺と浄瑠璃伝説>>

 岡崎には誓願寺というお寺は二寺ありますが、これは矢作町にある誓願寺のお話です。このお寺は時宗で保育園を営んでいます。現在、住職は他阿真円と名乗っておられ、時宗法主・遊行七十四代、藤澤五十七世となっておられます。
この誓願寺は、5月の第2金曜日からの3日間行われる花の撓で有名です。当日は、東西2つのお堂で行われる農作物の吉凶を占う「おためし」が行われます。そして、釈迦の花祭、浄瑠璃姫の供養も行われます。
 浄瑠璃姫は、矢作の里の長者兼高夫婦の姫です。年老いて子供のなかった夫婦が、日頃から信仰していた鳳来寺の薬師瑠璃光如来にお願いして授かった子といわれています。そのため浄瑠璃姫と名付けられ、たいそう美しく育ちました。
 源義経は、東北の藤原秀衛をたよって旅を続ける途中、矢作の里を訪れ、兼高長者の家に宿をとりました。長者の家に11日ほど世話になっていましたが、ある日、一室から静かに聞こえてきた美しい琴の音にひかれ、持っていた笛で吹き合わせました。その琴を弾いていたのが浄瑠璃姫で、いつしか2人の間に愛がめばえました。しかし、義経は東北に旅立たねばならず、形見として名笛「薄墨」を姫に授け、矢作の里を去りました。姫は笛を大切にしていましたが、義経を想う心は日ごとに募るばかりで、ついに後を追いかけました。しかし、女の足では到底追いつけず、添うに添われぬ恋の悲しみのあまり、菅生川(乙川)に身を投げて短い人生を終えました。
兼高長者は、その遺体を誓願寺に埋葬しました。そして、誓願寺の入口にある十王堂に、義経と浄瑠璃姫の木造、名笛「薄墨」、姫の鏡、地蔵尊を安置しました。  
 (28.9.15 新井酔雪) ☆.。.:*・°☆


 
 十王堂内部、美しいですね。時宗 という宗派、酔雪さんから教えていただきました。(日本史で習っていたかも・・・)

☆時宗は、鎌倉中期の僧である一遍上人が開いた宗派です。
念仏踊りを広めました。これが盆踊りになっていきます。
時宗は、もともと寺を持たない宗派でしたので、お寺の数が少ないのです。

ということだそうです。
誓願寺という名前で思い出しましたが、沢木家の菩提寺は府中市の誓願寺です。
良い名前なので各地に誓願寺というお寺は多くあるのかもしれませんね。(☆NORIKO☆)(473496)


16.09.14(3895)

 9月13日、大阪で、関西俳句講座が開催され 河原地副主宰が講演をされました。
参加した哲半さんから写真と講演の様子を報せていただきました。名古屋、京都、奈良の 伊吹嶺会員の皆さんも多く参加され、参加者は百名を超えていたそうです。
哲半さん 有難うございました!!(☆NORIKO☆)  (473353)


★.。.:*・°★.。.:*・°★

13日、大阪市中央区北浜にある会場、エル・おおさか大会議室において
第46回関西俳句講座(公益社団法人俳人協会)が開かれ、副主宰河原地英武さんが
『日本 の自然と季語 「平成俳句」を考える』と題して講演されました。結社『風』の
流れを汲む『伊吹嶺』ということで、先師の句、栗田先生の句を多く引用され、
他の結社の方々も興味深く聞いておられました。一例ですと、細見綾子さんの言
葉「人生とは美しく消耗すればいいんじゃないですか」ということから、主宰の
『流れゆくもの美しき綾子の忌』を紹介され、一般の歳時記には掲載されてない
季語を、新季語として定着するよう志してみませんかと語りかけられていまし
た。以下、タイトルを列記しますと、『季語とその本意・本情』『本意・本情の 重要性』『俳句における社会性』と続く内容で、伊吹嶺からの参加者も、熱気に 包まれたまま会場を後にしました。  (哲半)  


平成28年度NHK全国俳句大会の募集が始まっています。締切は9月30日です。
応募用紙はこちらからプリントできます ↓

【NHK全国俳句大会応募要項】

2016年 「名古屋市民文芸祭」の募集も始まっていました。締切は9月20日(火)必着です。
下記のサイトから 応募用紙をプリントできます


【名古屋市民文芸祭応募要項】


いずれも要項をよくお読みになって ご応募ください!!


16.09.13 (3894)
 
秋の雨が静かに降っています。雨の中虫の音も聞こえます。

樹炎さんから合評会のお知らせをいただきました。
今朝の散歩道の写真も有難うございました。彼岸花も蕾をつけているのですね!
(☆NORIKO☆)(473262)

<<いぶきネットの皆様         合評会のお知らせ>>

  
 「リオの祭典・パラリンピック」開催に多くの感動を貰っています。
人としてあきらめない精神・ 人として生きぬく超人的な努力・・・
困難を乗り越える「スポーツマンシップ」に頭がさがります。頑張って下さい。
  
  
 秋と言えば晴れた青空を思いますが、案外雨の日が多いものです。
秋の長雨とも言われ、梅雨のように降り続く 秋霖だそうです。
どこか もの淋しく、「万葉集」以来 もちいられてきた季語ですね。
季節の変わり目の頃でしょうか・・・


  秋雨の音を遠くに衣ほどく       坪野洋子

  日もすがら男体山隠す秋の雨    武藤光晴

  秋霖や干草匂ふ牧の小屋      倉田信子



 さて、合評会はいつものように
15日(木曜日)・16日(金曜日)の両日、午後9時から行います。
投句 一覧および 選句一覧を用意の上

  伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。

       八尋 樹炎 ゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜


16.09.12(3893)
 
朝晩の風に涼しさが感じられ、日没時間も早くなってきました。
広島カープファンの皆さんおめでとうございます。中日、巨人、阪神ファンは残念至極。
「カープ女子」なる方々もいるそうで、テレビで広島の方が「カープと共に歩む幸せ」を語っていました。市民、県民との一体感に拍手です。 「カープ女子」のように、「俳句男子、俳句女子」という言葉も流行らせて「俳句と共に歩む幸せ」に置き替えて広めたいものですね。

★11日は、「伊吹嶺俳句会」があり、参加しました。50名の参加で、選句、披講の後、桜井愛知支部長、河原地副主宰、栗田主宰から 選評をいただきました。私のメモと記憶からですが、桜井支部長からは「俳句は言葉のかけ算によって、広い世界を作ることができる」こと、先日『平成秀句』を上梓された副主宰からは「今日は秋らしさもあり 心を静かに誘ってくれる句を選ばせていただいた」と。そして主宰は「俳句は事実をもとに詠むのであるが、詩に高めるための推敲をするように」と、語られ、鑑賞評とご指導をいただきました。

             次回10月9日(日)も、午後一時より
       名古屋駅前ダイヤビル一号館131号室(三階)で開催です

皆さんどうぞご参加ください。

 
その後カリンカ句会があり、参加10名のうちの6名は、野球でいえばダブルヘッダーの一日でした!!(☆NORIKO☆)(473077)      

16..09.10 (3892)
 昨日は核実験のニュースに憤慨しました。世界のリーダーには何とか暴走を抑えてほしいものですが・・・

 先日いぶきネット句会での一斉メールで、安藤一紀さんから素晴らしい写真を送っていただきました。皆様にも是非見ていただきたいと思いました。たっぷりと大自然の神秘をご堪能ください。 

この、地球上にしかない(と思いますが)木々と水の豊かな美しい自然が世界中で破壊されることなく保たれますように。

 こうして落書も何とか続けております。皆さまもどうぞ記事を送ってくださ~い♪お待ちしています。(☆NORIKO☆)(472827)

  9月3日9時45分の八方池の白馬三山画像です。
  右から白馬岳 杓子岳、白馬鑓ケ岳
        一紀 ♪.。.:*・°♪

白馬山麓少年と鍬形と     国沢晴子

黒つぐみ朱走る朝の白馬岳   野垣 慶

龍胆や朝はきらめく白馬岳   水原秋櫻子



16.09.09 (3891)
  パラリンピックが始まりました。広島カープは25年ぶりの優勝目前、錦織選手もベスト4、とスポーツの楽しみなニュースが続きます。身内のような気持ちで子どもの時から見ていたような福原愛ちゃんも結婚しました。
樹炎さんからネット句会のお知らせをいただきました。今年は漱石没後百年なのですね。樹炎さんは読書家でもいらっしゃいます!写真も有難うございました。

<<いぶきネットの皆様      選句締切のお知らせ>>

 9月は例年にない雨台風の被害を受けています。
近畿・関東地区の皆様13号台風の土砂災害や大雨にご注意下さい。

 盛夏の熱気も流石に去って朝夕は涼しく成ってきました。裏池に
赤蜻蛉が群れて居間から見える、玄海を巨大客船が夕日を受けて帰って行きます。

「夏籠り」・・・、今年の暑さに家の中で「漱石没後百年」を記念して、文庫本を読んでいます。何度読んでも、新しい発見があるものですね。

     夏籠りと人には見せて寝坊哉    一茶

     耳鳴りと分からぬ遠蝉夏にこもる  志城 栢

只今「三四郎」が東京に着いたところです。モデルとされる「小宮豊隆」福岡県京都郡へ訪れたいと思っています。

さて、9月10日(土曜日)午後9時選句の締切です。

    締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
 
 八尋 樹炎 j☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜


享年五十歳。肘をついて考え事をしているようなアンニュイな写真がすぐに思い浮かびますが、やはり体調がすぐれなかったからでしょうか。(☆NORIKO☆)(472684)    

16.09.08 (3890)
 昨夜の、山本さんの大会賞受賞の嬉しいニュースの余韻に浸っています。
また、6日は京都句会がありました。
 松井徒歩さんからお便りをいただきました!有難うございます♪

 9月6日は京都句会でした。
滋賀県坂本の西教寺での吟行と句会でした。
比叡山山麓の高台にある天台真盛宗の総本山です。
境内中腹の唐門から琵琶湖とその対岸の三上山(近江富士)が垣間見えます。
「月さびよ明智が妻のはなしせむ」という芭蕉の句碑がありました。
坂本と云えば明智光秀の居城があった土地であります。
数日前から台風の影響を心配していましたが良く晴れて暑い一日でした。
急用による河原地副主宰の欠席が残念でありましたが、愛知からの4人のゲスト参加と幹事岡田佳子さんの堅実な差配で活発な句会となりました。

  秋暑し身代り猿の緋の衣    万里子
  法統の鉦の音堂に残暑なほ   秋麦
  逝く夏の湖に影引く近江富士  俊雄
  身に入むや古りし萬日供養塔 惠光
  葛の花踏みしめ登る九十段   英子


           (松井徒歩)♪.。.:*・°♪


 京都句会の皆さんは、通常の句会と当日の吟行句会と 一日二回の句会を行って、時間をフルに活用していらっしゃいます。 (☆NORIKO☆)

16.09.07 夜(3889)
 嬉しいニュースが飛び込んできました!

        ★.。.:*・°★.。.:*・°★祝★.。.:*・°★.。.:*・★
      俳人協会全国俳句大会 大会賞 山本光江さん 


 9月6日 東京で開催されました俳人協会全国俳句大会に於いて、
山本光江さんが、トップで大会賞を受賞、表彰されました!!おめでとうございます♪

     
大会賞  原爆の碑へ遠足の列正す   山本光江

また 特選に 大島知津さんが 入賞されました。知津さんもおめでとうございます!!

     栗田やすし特選  足裏に午後の冷えくる舞稽古  大島知津


この大会での大会賞は 難関中の難関で、とても名誉なことです。 以前都合ナルミさんが受賞されました。
多くの方が毎年のように入賞してみえますが、
伊吹嶺の皆さんの活躍は
、日頃からのご研鑽のたまものと同時に、伊吹嶺の、日本の伝統としての即物具象の俳句を目指す、主宰の理念が証明されたということでもありますね。
(☆NORIKO☆)(472518)


16.09.06(3888)

 秋らしくなってきましたね。瀬戸市の最年少プロ棋士誕生のニュースをテレビで見ました。はじめはお祖母様が手ほどきされたようで、お祖母様もご立派ですね。

 台風や大雨が心配ですが、皆さまのところは大丈夫でしょうか?
 昨日、通院先の新聞を読んでいましたら、月曜でしたので朝日俳壇を読むことができました。関東支部の齊藤眞人さんが入選されていました。おめでとうございます!!

<<大串 章 選>>

迎火を焚く故郷を離れゐて     齊藤 眞人(さいたま)


 先週の中日俳壇入選句

<<栗田 やすし 選>>

アルプスの山を遠見の川涼み    二村 満里子(名古屋)


 子家族の古紙回収用から見たのですが・・今週の分は まだ読めていません。<m(__)m>

皆さま 伊吹嶺のお仲間の俳壇の入選がありましたら、どうぞお知らせくださいね。
我が家は経済紙で、愛知の方はあまり載りませんので・・・

★.。.:*・°★.。.:*・°★

今日は細見綾子先生の忌日でした。1907年‐1997年9月6日

綾子の忌壺に高きは吾亦紅   滝沢伊代次

珠洲焼に秋海棠活け綾子の忌  前 孝次

昭和4年松瀬青々に師事、戦後沢木欣一の「風」創刊同人、第2回茅舎賞
芸術選奨文部大臣賞 蛇笏賞を受賞

★.。.:*・°★.。.:*・°★


写真は八月末に樹炎さんから送っていただいたものです。子規忌も近づいてきましたね・・・(☆NORIKO☆)(472268)

16.09.04 (3887)

 孝子さんから、最年少プロ棋士誕生の話題と、いぶきネットへのお問い合わせ方法について、お知らせをいiただきました。お心当たりの方は、下記のようにお問い合わせください。
(☆NORIKO☆)(472053)

 瀬戸市の我が町内から 最年少のプロ棋士が誕生しました。
知り合いのお宅のお孫さんでもあり・・・・今朝は、新聞もネットも隅から隅まで
読んでいます。我が家の孫にも、何か応援してやることはないかなぁ~~~等々、
孫達や、私たち祖父母の夢を考える 嬉しい1日の始まりでした。
エラー連続の読売ジャイアンツのニュースに沈んでいる昨今!爽やかな
有り難いニュースです。

 いぶきネットへの問い合わせも徐々に増えて来て、ネットの窓口担当としては
嬉しい限りです。

 ★購読申し込みへのメールを頂いていますが・・・・・・・
複数の文字化けのメールが届いています。5日ほど経っても こちらから
返信メールが届かない場合は、直接発行所に手紙かファックスで申し込みを御願いします。(孝子)
 
  〒458-0021
    名古屋市緑区滝ノ水 3の1905の2
   
         伊吹嶺発行所

     ファックス 052-896ー8689

   ★.。.:*・°★.。.:*・°★            

下の写真はまだ青い綿の実だそうです。



16.09.03 (3886)
 昨日の落書をご覧の皆さま 河原地副主宰指導の「朝日カルチャーセンター俳句講座」へのリンクの設定方法を間違えていまして、開けなかったようで、すみませんでした!!昨夜、やり直したので 今度はリンク先へ移動できると思います。よろしくお願いします。<m(__)m>
朝日カルチャーセンター名古屋教室 一から始める俳句

 樹炎さんからネット句会の案内と写真をいただきました。二番めの写真は数珠の草で、まだ青いのですが黒い玉になるそうです。朝焼けも綺麗ですね~(☆NORIKO☆)(471847)

<<いぶきネットの皆様       投句締切のお知らせ>>

  気が付けば、はや9月に入りました。猛暑の夏も台風一過
朝夕は涼しさが感じられます。いよいよ 灯火親しむの候・・・
電気スタンドをを引き寄せて本を開き、ページをゆっくり繰りながら
感銘を受けたところに傍線を引いたり、余白に書き込みしたり
秋の夜長は格別ですね。パソコンの普及で昔話になりそうですが?

 散策の田圃道は昼顔が這いまだ青い数珠が茂って風に揺れ稲が頭を垂れ初めています。
朝焼けに広がる時の鐘、初秋で~~す。

 台風12号が接近してきました。大きな被害が起きない事を祈っています。
皆さんの辺りは如何でしょうか。体調にご留意ください。
   
     古本の街で傘買ふ九月かな    栗田やすし
  
     投稿に切手を選ぶ今朝の秋    丹羽一橋

     新涼や誰か落せる匙の音     山 たけし
     
  さて、 5日午後9時投句の締切りです。 
     早めにお送りくださるようにお願いいたします。 

   八尋 樹炎 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜


16.09.02 (3885)
 ニュースです!!10月から河原地英武副主宰が 新しく朝日カルチャーセンター名古屋教室の俳句講座を受け持たれます♪ 毎月第4土曜日(12月のみ第3)で、2016年 10/22, 11/26, 12/17の3回コースです。

   ★ 【新設】  一から始める俳句 

 これから俳句を楽しんでいきたい方に。
日常の中で思ったこと、感じたことを俳句で相手に伝えてみませんか。
俳句を一から勉強していきましょう。
句会形式の授業で俳句と向き合いながら読み手(鑑賞者)としての力もつけていきます。


 時間は18時~20時ですので、お仕事のある方でも受講できる時間帯です。この落書をご覧になった皆さま 副主宰のご指導で、ともに俳句を学んでみませんか?

 詳細(朝日カルチャーセンターHP)は ↓ こちらからご覧いただけます。
朝日カルチャーセンター名古屋教室 一から始める俳句

(☆NORIKO☆)(471707)

16.09.01 (3884)
 二百十日と重なった台風10号の甚大な被害は、時間が経つにつれて悲しい報せが放送されていきます。熊本では、また地震がありました。
 大正12年9月1日 東京・横浜を中心に関東地方に甚大な被害をもたらしました。この日を俳句歳時記では「震災記念日」、「震災忌」、「防災の日」としてあります。ほかに「阪神」「東北」など地名を冠して呼称するようになりました。
 今日は南海トラフ巨大地震想定の、政府の防災訓練があります。
 東京に住む娘は3月11日を体験し、(一番恐ろしい体験だったと言いました)、その後、社宅の玄関に、大きくて重たそうなリュックサックがいつも置いてあるようになりました。防災用品でした。押入れにある我が家は反省!でした。
写真は8月24日、台風の影響をうけた沼津の海岸です。見えにくいかもしれませんが、大量の流木が堰をなしていました。(☆NORIKO☆)(471588)

  にごり江の臭ふ貸間や震災忌   星野石雀

  震災忌地下鉄出口闇に向き    山下知津子 (以上は角川俳句大歳時記秋より)

  流されてもうないはずの橋朧   永瀬十悟   (角川俳句賞のうちの一句)


16.08.31 (3883)
 台風は、北海道、岩手で記録的豪雨の爪痕を残していきました。報道の映像に胸が痛みます。各地の一日も早い復旧を願っています。今年はうるう年なので今日が二百十日です。(☆NORIKO☆)(471486)

  慰霊碑へ二百十日の晴れわたる   梶田 遊子

  二百十日原爆の地の雲あつし    渡辺かずゑ



16.08.30 (3822)

 台風の進路が気になりますが・・・子どもたちの夏休みも終わりますね。私は親に手伝ってもらいながら、ある時は新聞に海草や、野辺の草花ををはさんて植物採集、またある時は西瓜の種を干して着色して花火の絵(?)にしたこと、空き箱の上部面に切り込みを入れて、竹ひごと糸で厚紙の魚や烏賊や蛸を垂らし、箱の蓋は切りぬきセロファンを貼って、動く水族館を作ったことを覚えています。

 夏休みは、本当に長い長い休みで嬉しかったものでした。今頃は休みの終る一抹の寂しさよりも、友達にまた会える期待のほうが大きかったように思います。

 そんな夏の終わりから秋にかけて現れる、鰯雲の写真を樹炎さんから送っていただいていました。綺麗な写真ですね!!  (☆NORIKO☆)(471310)

 日の落つる方に延べたり鰯雲    夏目 悦江

 夕暮れて増ゆる堅田の鰯雲     上田 博子

 ブーメラン放つ渚や鰯雲       中野 一灯



この記事を書いたあと、樹炎さんから 昨日の空の写真を送っていただきました!!見たこともない雲です。

<<伊吹嶺の皆様>>

 関東地区の皆様大型台風の被害はございませんか、お気を付け下さい。

   29日午後7時ごろ我が家の居間から撮影した竜巻雲です。
(金印の志賀島沖)だったそうで、朝刊にも載っていました。

大陸からの寒気で大気が不安定となり、気象庁から「竜巻注意報」が
でましたが、自然消滅して、しまいました。ほッ~~。 (樹炎)  ★.。.:*・°★.
  


16.08.29 (3821)
 
太平洋上でUターンした台風が近づいています。台風対策をお忘れなく!
横井一夫さんから、都合ナルミさん指導の朝日カルチャー俳句教室の吟行の模様をお知らせいただきました。有り難うございます!! (☆NORIKO☆)(471172)



9時地下鉄矢場町駅に(名古屋市中区)10名集合。街はど真ん中
祭りで朝からにぎわっている。まず「フラリエ(庭園)」を散策。

人出がなく、ひっそりとしており、池には睡蓮が咲き誇って
いる。続いて交差点を渡り、清浄寺を見学。石造の延命大地蔵
は見あげるほど大きい。境内の一角に江戸時代からの句碑が
たくさん並んでいる。芭蕉句碑は二つ。

「盆過て宵闇くらしむしの声」

「人も見ぬ春や鏡の裏の梅」。

さらに大須の万松寺を参拝。11時過ぎから中区生涯学習センタ-で
句会をおこなう。今日も佳句が多い、とのナルミさんの評。やはり
風物を見ながら時間に追われて作るのが好影響を与えているらしい。

今日は曇り空で日射しはなく、吟行日和。東京から橋本淳さんも
特別参加。そのあと楽しい昼食で盛り上がった。
(写真はフラリエでの記念撮影と清浄寺の芭蕉句碑です。)

(横井一夫) ♪.。.:*・°♪


16. 08. 28 (3820)
 少しずつ朝の涼しさが感じられ、虫の声が聞こえてきます。秋もすぐそこまで来ているように思います。
切子さんからいぶきネット句会報が配信されました。そして毎月、いぶきネット句会添削例をアップしてくださる孝子さんから、メールと『俳句四季』の嬉しいニュースをいただきました。
写真も有り難うございます!!    (☆NORIKO☆)(471058)


★8月のいぶきネット句会・添削例をアップしました。
添削担当の 11名の同人が頑張りました。
皆さんの お役に立つと 嬉しいのですが・・・・
いぶきネット句会・添削例から ご覧下さい。

★『俳句四季』九月号をご覧になりましたか?
 「季語を詠む」のページに 選者の皆さんの句が載っています。
今月の季語は<レモン>です。我らが編集長・下里さんの句
を見つけました。
 
 レモン一個朝の窓辺に新世帯    下里美恵子


★「四季吟詠」で、静岡支部長の磯田なつえさんが、関森勝夫先生の
特選になられました。 以前にも 2度 今瀬剛一先生の特選になっておられました。
今回は3度目!!  磯田さ~~ん おめでとうございました。

 河鹿笛望郷句碑へ透きとほる    磯田なつえ

                (孝子)♪.。.:*・°♪

16. 08. 27 (3819)
 先日、静岡の沼津に泊まり、修善寺の「虹の郷」という広いテーマパークへ行きました。そこで、日本庭園内に「夏目漱石記念館」があることを知り、家族と別行動をして訪ねました。
 漱石ゆかりの地に伊豆修善寺の菊屋旅館があります。
漱石は、明治43年8月6日から10月11日まで滞在しました。この旅館で静養していた43歳の漱石は、8月24日夜、大量の喀血をして生死を彷徨う危機があり、「漱石大患の間」として有名になりました。旧菊屋旅館、漱石が滞在した部屋は、「虹の郷」へ移築して記念館として保存されたのだそうです。
 館内の係の人の話では、毎年8月21日に行われる弘法大師奉納花火大会の花火を、漱石は簾を上げて病床で眺め、たいそう喜び、修善寺滞在中、多くの俳句や漢詩を作ったそうです。

主宰の句に、漱石の大患の間・・・の句があったことを思い出しました。

    漱石の大患の宿夏落葉  栗田やすし  H12年作 句集『霜華』所収

 ほの暗い二部屋に、当時の資料も展示してあり、ちょうど花火大会の翌々日23日に訪ねたので、何だかしみじみとした感慨を抱きました。(☆NORIKO☆)(470910)


16. 08. 26 (3818)
 八月も下旬となりました。戦後最大級といわれる台風の進路が気がかりです。
さて、全国大会の投句締切まであと5日です。まだの方はお忘れのない様に!!

 HP句会の結果がアップされました。今月の最高点句は、小川きょうやさん(東京)でした。おめでとうございます♪
慢房さんの講評もあわせてご覧ください。

 樹炎さんから、秋らしい写真を添えて、ネット句会の早めのお知らせをいただきました。有難うございます! 
                                   (☆NORIKO☆)(470794)



<<いぶきネットの皆様     投句・選句・締切のお知らせ>>

       残暑お見舞い申上げます。

   駅を出て白き残暑の都心かな    小原米子

 感動の「リオの祭典」覚めやらずですが、粛々と8月は、
死者を弔う月でもありました。「原爆の日」「敗戦日」
人々は帰省して、先祖の精霊を迎える「盂蘭盆会」
我が家では、皆が手に手に(線香花火)を焚いて仏様を送りました。

  やはらかき母にぶつかる蚊帳の中    今井 聖

  眠りふかくなるほど匂ふ日焼の子   今瀬剛一

我が家も ご多分にもれず、幼子の甲高い声で賑いました。
散策の足元で蟋蟀が鳴き、暁光の空に早くも鱗雲・・・涼風が待ち遠しいですね。

   蕉翁の船出の跡や昼ちちろ     栗田やすし       

   朝市のトロ箱に鳴く螽斯      奥山 ひろみ

大きな台風が接近しています。皆様お気をつけ下さい。
私の都合で早めのお知らせです。            

投句締切 9月1日(木曜日)から5日(月曜日)午後9時締切
選句締切 9月6日(火曜日)から10日〈土曜日)午後9時締切

投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。

八尋 樹炎 ゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜

16. 08. 25 (3817)
  北海道に続けて三つの台風が上陸、水の被害も各地て大きかったようです。日本は水の豊かな国ですが、河川の氾濫との戦いの歴史の国でもありますね。

 哲半さんから 昨日、京都の火祭り行事を紹介していただきました。
日本はまた、林業や火事との戦いの国でもあったことが窺えます。有り難うございました! (☆NORIKO☆)(470609)


★『松上げ』という火祭りをご存知でしょうか? 京都では、広河原が有名で、
行かれた方があるかもしれませんが、10ヶ所ほどで行われる大方が、
今日、24日に行われます。

昨日は、久多の松上げに行ってきました。火伏(防火)の神、愛宕信仰と深く関
係ある祭りです。

写真は小さくて分かりにくいですが、15m程の棒の上の籠に、縄で括られた松
明をグルグルと回して勢いをつけて、玉入れのように投げ入れています。

北山杉など林業が盛んだった地域ですから、火事に気をつけるのは納得でした。

    (哲半)  ♪.。.:*・°♪.。.:*・°♪


16. 08. 23 (3816)
 静岡、関東地方の皆さま、台風9号の被害はありませんでしたか?被害が最小限でありますよう祈っています。徒歩さんから お便りをいただいていました。私はまだ熱田神宮の本殿裏は散策していませんでした。巨大な神木も見てみたいものです。(☆NORIKO☆) (470277)

 
名古屋に生まれ育ち66年、熱田神宮の本殿裏を初めて散策しました。
幹線道路の喧騒はあるものの、ちょっとした原生林の趣です。
巨大な神木の荘厳さは半端ではありません。
平家の武将「平景清」が目を患った際に、目を清めたと伝わる清水があり、私も物の本質がよく見えるようにとあやかってきました。
ついでにそっと胸にも・・・。心臓ではありません。すこしでも心がきれいになるようにと。
ちょっと、いや、かなり気障な報告でした。
残念ながら撮影は禁止の場所ですので画像はありません。

           (松井徒歩)   ♪.。.:*・°♪.。.:*・°♪

16. 08. 22 (3815)
 
台風がいくつも近づき心配ですね。まだまだ蒸し暑いのですが、秋は確実に近づいているようです。

 熱戦に湧いた、高校野球、そしてリオ・オリンピックが終わりました。楽しく華やかでありながら、大舞台を支えたボランティアスタッフへの細やかな配慮や演出も素敵な閉会式でした。ブラジルはサッカーとバレーボールで有終の美を飾りましたね。パラリンピックも始まります。

 選手たちの前向きな発言は「夢は言葉にすれば実現できる」証でしょうか。もちろんその背景には努力の積み重ねがあります。栗田主宰がいつも仰る「夢を持って下さい」という言葉を重ねあわせています。
 四年後の東京  さらに高いところを目指す選手の皆さんの活躍が楽しみです。

 内田さんから一番茶句会報の記事をいただきました。ホームページビルダーも国枝さんが修復してくださいました。有難うございました!! (☆NORIKO☆)  (470174)

 

★ 静岡支部「一番茶」570号が到着しました。この号は磯田なつえ支部長が「静岡県俳句協会賞」受賞のニュースを知らせる大変嬉しい号となりました。
なつえさんは初句集『向日葵』をご出版され、「伊吹嶺」8月号では~句集『向日葵』~の特集も組まれて、いま乗りに乗っている作家であることはみなさん周知のことと思います。
いつも明るく、優しくそしてみなさんの向上を願い、東奔西走の多忙の中、仲間を引っ張っていかれているなつえさんは、まさに静岡支部のかなめです。
ここに敬意を表して静岡県俳句協会賞の句と、句集『向日葵』より静岡支部の瀬名笹百合句会のみなさんが選ばれた句を掲載します。

静岡県俳句協会賞 樹の上の子らの声降るみどりの日     なつえ
 6月27日の大会では三人の選者の特選でした。

句集『向日葵』より
         退職すプールの子等に声掛けて       
         ひめゆりの壕にただよふ冬の蝶 
         遅れ来し二羽の加はり鷹渡る
         角曲がるまでの見送り夕桜
         園児等の野の花束に送らるる
         八月の広島へ折る千羽鶴
         翅は陽に紛れて飛べり糸蜻蛉     

磯田なつえさん、重ねておめでとうございます。      (内田 陽子)

★.。.:*・°★.。.:*・°★

右の写真はいずれも先日樹炎さんから送っていただいたものです。

  水遊び幼子ふぐりを掌でかくす   上杉美保子

  ベランダに声の弾ける水遊び    井沢陽子

  ひとり泣き釣られて泣く子水遊び  小原米子


28. 08. 20 (3814)
 今日は、陸上男子400Mリレーで、ボルト選手の次にケンブリッジ君がゴールしての銀メダルに嬉しくて拍手して、歴史を作ってくれて有難う!!の気持ちでいっぱいです。シンクロや、レスリング、バドミントン、競歩他皆さん、全力で競技した選手に、涙腺が潤みました。
 みなさんから記事をいただいていましたが、更新できなかったため、今日になりました。(おそるおそるのアップです)
(☆NORIKO☆)

     <<送り盆 「大文字」  >>

あいにくの大雨でしたが、毎年気掛かりな行事の一つです。 今年はテレビの中継で、見られるかどうか心配でしたが 雨も止み、大文字、左大文字、法、舟形、鳥居形を見られましたね。 送り盆の宵、大文字の明かりが近江の空も照らしているはずですが・・・   

   大文字やあふみの空もただならぬ   蕪村

おちびちゃんや、逗留客も戻り これで、やっと夏が終わったはずですが・・・ 残暑が厳しいですね。
日盛りは炎のような熱気に包まれますね。去来の句に以下の句があります。    

   石も木も眼に光る暑さかな   去来  

オリンピックも終盤に近付きました。アスリートの涙はひたむきに咲く大輪の花です。 大輪の花はきらめく華となり何時までも人の心に残ることでしょう!!! 嬉しいですね。  つれづれなるままに・・・     
      樹炎                  ★.。.:*・°★.。.:*・°★


28. 08. 19 (3813)
 最近は毎日、落書を範子さんに書いて頂いていますが、この2日間ほどアップがないのではとの心配されている方もいらっしゃると思います。一寸落書にエラーメッセージが出ていましたので、今日は代わりに私が書いています。
 まず皆さんこのHPのトップぺーをご覧になりましたか。1年ぶりにトップのスライドショーを更新しました。これで何回目でしょうか。4回目ぐらいかなと思っています。毎年の写真は沢木先生、細見先生、栗田主宰の俳句に関連したものから選んでいますが、次第にスライドショーにふさわしい写真がなくなりつつあります。
今年の写真は以下の5枚です。

 
1.能登半島の塩田句碑
 2.無量寿寺のかきつばた
 3.長谷寺の牡丹
 4.沖縄の摩文仁の丘
 5.丹波市の綾子生家


 これらの写真は伊吹嶺仲間からの写真もあります。
 来年からもこのスライドショーは年1回更新したいと思います。皆さんで3先生にちなんだ俳句の写真をお持ちの方は上の「メッセージをお待ちしております」から送信するか、国枝までプリント郵送か個人メールで送って下さるようお願いします。なおメールで写真を送信する場合は1枚ごと送信して頂くようお願いします。(隆生) 
(469792)
 


28. 08. 17 (3812)

 15日16日とチャットによる合評会でした。両日とも20名以上の参加で、予定より10分15分と時間も延長しながら熱心に、丁寧に意見が交わされました。

 卓球女子の銅メダル、愛ちゃんのあふれる涙に涙しました。良かったですね。おめでとう。男子も頑張ってください。シンクロのペアの二人の涙にも拍手です。まだまだ熱戦は続きます。

 努力を積み重ねたスポーツマンの達成感は、山を登りきった清々しさにも似ているのだろうと思いました。
一紀さんの8月1―2日にかけての槍ヶ岳登山の写真です。

   
霧をゆき父子同紺の登山帽      能村登四郎

   キャンプ張る男言葉を投げ合ひて    岡本 眸




私は若い頃御在所に一度だけ、それと神津島の天上山572mの山に山登りってこんなに大変なんだと思ったほどなので、とても高い山には登れません・・・
(☆NORIKO☆)(469457)


28. 08. 15 (3811)

 
第二次大戦敗戦後71年が経ちました。
戦前、戦中の時代を知る方々は少なくなりました。徴兵を免れた義父は、名古屋城炎上を目にして、もう日本も終わりかと思ったそうです。戦後生まれの私は、平和な暮らしを享受していますが、戦争で命を落とした多くの方々の犠牲の上に成り立っていることを忘れてはならないと思っています。

   木々のこゑ石ころのこゑ終戦日    鷹羽狩行

   飯の香に泣きぬ八月十五日      木田千女

   海原は父の墓標や敗戦忌       中村啓輔 
  (『角川俳句大歳時記・秋』より抄出)

昨日は伊吹嶺俳句会に出席しました。お盆の最中でもあったため、やや少なめの参加者数でしたが、披講後、栗田主宰、河原地副主宰、桜井支部長より、丁寧な選評をいただき、疑問のある句、また文法の質問にも答えていただきました。

★伊吹嶺俳句会幹事さんから句会場変更のお知らせがありました。ふるってご参加ください。

来月の伊吹嶺俳句会は、 9月11日(日)午後一時より、名古屋駅前ダイヤビル一号館131号室です。

伊吹嶺句会後はカリンカ句会に参加しました。名鉄百貨店9階のイタリアンレストランで食後、河原地副主宰、伊藤旅遊さんのご指導や選評が充実した、真剣かつ和やかな句会です。幹事はいぶきネット句会にも参加されている安藤一紀さん。「伊吹嶺」には多くの登山家俳人がいらっしゃいますが、一紀さんも、そのお一人です。先日、西穂高~ジャンダルム~奥穂高を眺めた爽やかで雄大な写真を送っていただきました。
涼しさをご堪能ください。
一紀さんの正確な説明もどうぞ♪

 (☆NORIKO☆)(469120)

★.。.:*・°★.。.:*・°★

撮影は、
  岩稜の独標2701m
  8月10日12時頃
  晴天涼風 (20℃位)

一番左はピラミッドピーク
二番目の尖峰が西穂高岳2908m
三番目の尖峰が間ノ岳2907m
その奥若干岩盤が茶にガレている場所がジャンダルム
馬の背が続いて
上方に奥穂高岳3190mが
その右の稜線が前穂高岳に至る吊尾根
の眺望です。   (安藤一紀)  ♪.。.:*・°♪.




ついつい書かずにはいられないリオ五輪の事・・・錦織選手銅、レスリング太田選手銀、、嬉しいですね。高校野球は愛知の東邦高校も頑張りました♪

28. 08. 14 (3810)

 樹炎さんからお知らせと写真を送っていただきました!!



  <<いぶきネットの皆様       合評会のお知らせ>>

  13日は先祖の霊をお迎えする(迎え火)を門で焚きます。
昔 母はよく「盆花を摘みに裏の畑に行う」と私を誘いました。
ほとんどが、野の花で、蓼の花・蕎麦の花・水引き草・桔梗が彩を添え
子供心に盆花は買うものではないのだ~~と・・・いまだに庭に摘んでいます。

何より お盆の楽しみと言えば、真赤に熟れた鬼灯と手花火、白玉団子・・・
母と一緒の盆用意が懐かしく大事な時間でした。皆さんは如何でしょうか。


 福岡を出て(80日間、列島縦断)キャンピングカーの旅を終え
娘夫婦が無事戻りました。車のボディに行き先のステッカーを張り
「盂蘭盆会」の(迎え火)に間にあわせたのでしょう・・・



   迎へ火や海よりのぼる村の道    中  拓夫

   亡き母の居る気配して盆の入り   佐々木 千種

   盆花の壺に高きは女郎花      滝沢 伊代次

  


  さて、合評会はいつものように、15日(月)・16日(火)の両日
  午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
  伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。



       八尋 樹炎
☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・



下の写真は唐津城ふもとの浜辺に立っているぶらんこだそうです。素敵ですね。(☆NORIKO☆) (469072)

28. 08. 13夜 (3809) 『平成秀句』が発刊
 今日、待望の河原地副主宰執筆の『平成秀句』が届きました。これまでは春秋社による「秀句」シリーズには歴史があり、誓子による『芭蕉秀句』より『戦後秀句Ⅱ』までの10巻が発行されてきた。そして最近の正木ゆう子による『現代秀句』が2002年に発行されてきた。そして今回邑書林から『平成秀句』が13年ぶりに発行されたのである。これら12巻はいずれも保存版として歴史を作っていくことになるだろう。
 
 そしてこの『平成秀句』が我らが副主宰によって、その歴史の一角を担うこととなった。
 今日届いたばかりで詳しくは見ていないが、これまでの「伊吹嶺」誌に掲載した「現代俳句評」や角川の『俳句』に連載された「河原地英武が読む今月の10句」からの抜粋と書き下ろしから構成されている。
 
 この本は伊吹嶺会員だけでなく、俳壇に広く読まれることとなろう。それは今後の反響を待ちたい。

 そして伊吹嶺会員の皆さんには是非必携の一書としてほしい。私もこれから熟読して、この落書にも書いてみたい。そして伊吹嶺会員の皆さんには一人でも多く購入して頂きたい。

 以下に本書の購入方法についてお知らせします。4つの方法があります。

 ①著者へ直接葉書で申込みを行う。
  〒525-0027  草津市野村5-26-1  河原地英武 宛
 ②個人的に河原地副主宰の電話番号をご存じの方は電話で申し込んで下さい。(出来れば携帯電話へ)
 ③FAXの場合  050-3737-8623   
 ④メールの場合
  kawaraji@sirius.ocn.ne.jp

 以上ですが、以前範子さんからも購入方法が書かれていましたが、今日の購入方法で是非お申し込み下さい。

 次に遅れての追伸ですが、今月も綾乃さんによる「季節の俳句」をはじめ、ネット部同人の皆さんにより、伊吹嶺HPを8月版にすべて更新しました。いつものことながら皆さんのご協力に感謝します。(隆生) (468991)


28. 08. 13 (3808)

 
一昨日、孝子さんから、近況と美味しそうな梅干しの写真、そして「伊吹嶺」やいぶきネット句会へのお問合せ方法をお知らせしていただきました
。有難うございます!


 「盆と正月が一緒に来たよう」と言いますが、正に最近は そんな感じがします。
オリンピック・イチロー・都知事選・我が家では、孫達の夏休み・施餓鬼・夏バテ対策等々
忙しいような 楽しいようなこの頃です。 

 今日 やっと梅を干しました。今までの反省を踏まえて漬けようと思いましたが、
難しいですね。 梅の熟れ具合や塩の量・重し・紫蘇を入れるタイミング等で
反省点が沢山ありました。
 夏至を過ぎたらベランダには、日光が少しづつ入るようになりましたので、
日を追いながら、梅の笊の場所を変えています。
 ベランダは夜も 干し梅の良い匂いがしています。


★毎年、暮や盆の休みになると ネットへの問い合わせが多くなります。
購読や見本誌・入会希望等々・・・

 俳句に興味をお持ちの方は、この機会に「伊吹嶺」の俳句を学びませんか?

「伊吹嶺」は俳句の基本中の基本の即物具象の句を学んでいます。

 インターネット部の「いぶきネット句会」へも歓迎します。毎月チャットによる合評会の形式で、句会を
行っています。 どうぞご参加下さい。

 「いぶきネット句会」は、先ず『伊吹嶺』の会員になって頂いてから、参加していただける句会です。

ご質問がありましたら、トップページの<お問い合わせ>から! 気楽にどうぞ!(孝子)

 
孝子さんは2013年伊吹嶺賞受賞作家です。
受賞作「花は葉に」  20句のなかに下記の作品があります。
(☆NORIKO☆)

     ベランダの日を追うて干す梅の笊   矢野孝子


28. 08. 12  夕 (3807)

 樹炎さんから、流星群のお知らせがありました。

     
  <<ペルセウス座流星群のお誘い>>

 連日の猛暑ですが、・・・
今夜から、ペルセウス座流星群が極大を迎えます。雨雲も無く素晴らしい流星でしょう。

夏の定番天文現象「ペルセウス座流星群」今年は、12日深夜から13日未明が一番の見ごろです。

北東の空を中心に、全天あちこちに流れ星が飛びます。ぜひ夜空を見上げてみて下さい。


       八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


樹炎さんからはいつも天体ショーのお知らせをいただきます。有り難うございます!!★.。.:*・°★.。.:*・°★(☆NORIKO☆)

28. 08. 12 (3806)

 
ネット句会の歩く歴史探訪俳人酔雪さんからお便りをいただきました。毎月ありがとうございます!! 


 
   <<安心院と浄瑠璃伝説>>

名鉄東岡崎駅の周辺の町名を明大寺町と言います。明大寺というお寺はないのになぜ明大寺町と言うのか、以前から気になっていました。そこで調べてみました。すると意外なことに、浄瑠璃姫伝説と関係があったのです。



今から840年程前、岡崎の矢作の宿に浄瑠璃姫という美しい姫がいました。そこへ、源氏再興の大望を抱き、東北の豪族藤原秀衡のもとへ向かう牛若丸こと源義経と出会います。恋に落ちた二人でしたが、奥州へ下る身の義経は、浄瑠璃姫と再び会う約束をして、去って行きました。義経を想い続ける浄瑠璃姫は、別れた悲しみのあまりに乙川に入水してしまいます。翌年、木曾義仲を討つ旅の途中で姫の悲報を聞いた義経は、その霊を弔うために「瑠璃山妙大寺」を建立し供養しました。この「妙大寺」が「明大寺」となり地名に残りました。なお、音曲語り物の浄瑠璃は、この伝説が始まりです。
その後、妙大寺の跡地に「安心院」が建立されます。かつては七堂伽藍の大寺でしたが、何度も兵火に遭い、現在では本堂と庫裏を残すのみの曹洞宗の寺となっています。この寺は東岡崎駅から東へ200mの所にあります。



この安心院の境内には芭蕉句碑があります。
「都出て神も旅寝の日数哉 はせを」
この句碑は、寛政5年(1793)翁の百回忌に当時の藩主本多忠顕が、現在の島根県浜田の人丸神社より取り寄せたものです。現在の句碑は2代目ですが、文字は芭蕉直筆の文字になぞらえているとのことです。




芭蕉翁は、元禄4年(1691年)9月28日、膳所義仲寺を後にして江戸に戻る旅に出ます。沼津にさしかかった頃は、10月も末に近い神無月。国々の神様方も出雲に集まり、自分同様旅寝しておられるという思いをこの句に詠んだものです。江戸に着いた芭蕉は、
膳所にいる菅沼曲水に書簡(元禄4年11月13日)を出します。この句は、その書簡の冒頭の句に使われています。  (28.8.11 新井酔雪)   ★.。.:*・°★.。.:*・°★


  酔雪さん  岡崎に義経とのかかわりがあったのですね。 浄瑠璃姫、芭蕉翁、さまざまなゆかりのある歴史のお話、有難うございました!! 
 昨日は山の日でした。そういえば寺院は〇〇山△△寺 と言いますから 山の日にも少し関わりがあるかもしれません。 
(☆NORIKO☆)(468767)


28. 08. 10 (3805)

 体操・水泳・柔道・カヌー・卓球・・・オリンピックに目が離せない毎日が続きます。
1964年東京オリンピックを 授業中に小学校の和室で見せてもらった遠い記憶・・・
あれから52年、選ばれた精鋭達はどこまで進化し続けるのでしょう?

 今朝は柔道重量級で、男女とも金メダル、そして体操の内村選手が逆転で個人総合二連覇! 
内村選手の演技後の腰をかばう痛そうな仕草。初めて目にした姿でした。

 どの国のどの種目の選手たちも、努力を積み重ね、限界に挑戦し続ける・・・
その姿が世界中の人々の胸を打ちます。まだ前半ですが、既に感動を有難うの気持ちで一杯です。

 さて、皆様のご家庭も、お盆の行事や帰省のご家族を迎える支度、あるいはご旅行の準備などされている頃かと思います。今年はオリンピックの話題で話も弾むことでしょうね。

お盆の句を探してみました。

★.。.:*・°★.。.:*・°★

      岐阜提灯点き夕風のにはかなり   若山 智子   

      幼子と池の亀見る施餓鬼寺     沢田 充子

      墓洗ふ母の弱りしこと告げて    内田 陽子

      佇ちつくす送り火の燠冷むるまで  谷口 千賀子

      伸び縮みしてをり風の大文字    巽 恵津子


写真は昨年写した八ヶ岳倶楽部です。フクロウのオブジェが可愛らしかったです。
  (☆NORIKO☆)(468669)   

28. 08. 09 (3804)
 昨日も暑かったですね!!東海地方一の猛暑地 多治見では40度近い暑さだったようです。

 午後には天皇陛下のお言葉の放送がありました。全身全霊で象徴の務めを果たすことが難しくなったと、個人としてのご希望を初めて述べられた重みのあるお言葉でした。

★.。.:*・°★.。.:*・°★

今朝は、体操団体の金メダルに、柔道でも念願の金メダルに喜びが湧きました。金だけでなくどんな色のメダルでも、またメダルに届かなかった選手でも、全力を尽くした選手たちの姿には感動します。

内田陽子さんから  郡上大和の祭りの記事を送っていただきました。有り難うございます!!


 立秋の七日、郡上大和の七日祭(なぬかびまつり)に行ってきました。
岐阜県の無形民俗文化財に指定されている、往古から毎年七月七日(現在は八月七日)に例祭が執行されています。

 神事は拝殿の周りと約300米の参道を、獅子が子供らが持つ笹の葉を大口を開けて
強く歯をかみ合わします。
子供らは獅子に噛みつかれないよう逃げ惑い、泣き叫ぶ幼な子も・・・・。
 
 渡御の行列は鳥居を過ぎた広場で休憩後、「野祭り」が行われます。
「野祭り」は中世の芸能“田楽”を受け継ぐです。
「神前の舞」「杵振りの舞」と続き、クライマックスの「獅子起しの舞」となります。
「鼻高」という猿田彦面が立ち出て、猛り狂った獅子を何とか眠らすまでの舞が奉納されます。
笛と太鼓に煽られ、獅子と鼻高の所作がユーモラスに繰り返され、観客の笑いを誘います。

 祭の最後は「薪能」の上演で、地域の子供たちによる仕舞に始まり、狂言、能と
バラエティーに富んだプログラムでした。

 突然の雷に帰路を心配しながらの観覧でしたが、
小さな町の町おこしにひと役買うことができましたでしょうか?
稲光のなかの薪能、こんな経験めったに出会えません。    

 (内田陽子)♪.。.:*・°♪.。.:*・°♪


 写真は 七日祭獅子起こしの舞と 子供たちの仕舞です。地域の伝統をしっかりと守り継いでいるのですね。

今日は長崎原爆の日。午前11時2分でした。

そしてオリンピックの競技はまだまだ続きます。皆さん 熱中症と睡眠不足になりませんように。
(☆NORIKO☆)(468447)

28. 08. 08 (3803)

 樹炎さんからネット句会のお知らせをいただきました。リオの南国を意識した華やかな写真を添えていただきました。
有難うございます!

   <<いぶきネットの皆様      選句締切のお知らせ>>


   リオ五輪が開幕・・・・!!!

  色彩のウエーブ、人体の躍動、他民族の持つ熱いショーマンシップ・・・

聖火台のデコレーション、・・・原色に圧倒された開幕でしたね。

 
 さて、暦の上の立秋ですが、残暑厳しい頃です。

歳時記に「残暑」と「秋暑し」の違いを確かめました。「残暑」とは暑さも

絶頂期を過ぎたとはいえ、ぶり返す暑さ。残暑。

「秋暑し」には、涼風がひそんでいる頃の暑さを言う・・・生活感としては、

まだまだ続く残暑なのでしょうか。皆様熱中症にご用心下さい。

   
      三四郎池のとろりと残暑かな     都合ナルミ

      吊皮手首まで入れ秋暑し       神蔵 器

      母に買ふ水出し煎茶秋暑なほ     倉田信子


 さて、明後日8月10日(水i曜日)午後9時選句の締切です。

    締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
  

   八尋 樹炎 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜


  熱戦のリオ五輪に、つい夜更かししてしまいます。そんなときは昼寝ですっきりと!!
(私はいつも実行しています)(☆NORIKO☆) (468315)

28. 08. 06 夜 (3802)

 リオ五輪が開幕しました。カーニバルの都市らしく、明るく華やかな演出でしたネ。
体操や柔道、女子バレー、競泳も気になります。

 いぶきネット句会投句一覧が配信されました。99句からの5句選に暑い夏を汗をかいて?選びます。
8月3日の 孝子さんの「白銀比」の記事に、鈴木英子さんが、生花の法則から「黄金比」などについてのメールと図解をいただきました。有難うございます!! 

     <<数学、俳句、いけばな>>
 伊吹ネットの皆さま、知立句会の鈴木英子です。
8月3日の落書に矢野さんの興味深い記事がありました。「プレジデント」の桜井進氏の文章だそうです。
 「白銀比」というのだそうで、いけ花「実生流」の理論と俳句の5・7・5を結びつけて、直角2等辺三角形に活けるのだそうです。
 実は、私が勉強している、いけばなの「池坊」の中に、「黄金比」という理論があります。これは生花(しょうか)を活けるときの比率です。黄金比というのは、7・5・3で昔からいろいろの分野で、活用されている比率です。一般的な紙のサイズで、A4からB4まで、わかりやすいのがハガキのサイズです。
 縦が5、横が3、対角線が7です。別の数字で表現すると、縦√2対、横1対対角線√3となります。
 ところで、このハガキを対角線をまっすぐにして、7を真(しん)5を副(そえ)、3を体(たい)と活けます。これは必ずしも長さのみではなく、重量や力に置き換えてもよいです。(図で説明すればわかりやすいのですが文だとややこしい。)この黄金比というのは、とても安定した比率で、伝統的な生花(しょうか)を活けると、品があり、落ち着いて飽きがきません。
 このように、文学(俳句)やいけばな(芸術)を数学で解説するというのは、興味深いことですね。
 私の池坊研修学院のノートに、この「白銀比」、「大和比」がメモってあり、今納得しました。 (鈴木英子)


  ★.。.:*・°★.。.:*・°★


 英子さんの図解を「ペイント」で着色してみました♪「大和比」もあるのですか。今度教えてください。
 ふと、細見綾子先生が、俳句は「真」でもなく「善」でもなく「美」だと仰ったこと(「風茶房跡地」で知りました)に思いを馳せました。   (☆NORIKO☆)


28. 08. 06 (3801)
 今日は世界で初めて原子爆弾が広島に投下された日です。9日には長崎に。多くの人命が奪われました。
夜明け前から被爆者や犠牲者の家族が祈りをささげています。
平和祈念式典式辞で、広島市長はオバマ大統領の先日の言葉を引用するとききましたが、、首相も,広島の児童の代表も どのような式辞を述べるのでしょうか?
(☆NORIKO☆)(468054)


浮袋赤肌重ねヒロシマ忌         沢木 欣一


ふち焦げし原爆の日の目玉焼     栗田やすし


電柱の影の歪めり原爆忌        都合ナルミ


昨夜の雨木々洗ひたるヒロシマ忌   松永 敏枝


 


28. 08. 05 (3800)

  おはようございます!もうすぐリオ五輪が開幕ですね。毎日暑いですが、オリンピックや高校野球の選手は、汗を流して目標に向かってまい進しています。テレビ桟敷で応援しましょう。
 樹炎さんから  楽しい古川柳を紹介していただきました。
有難うございます!!

<<伊吹嶺の皆様>>


 8月の猛暑です。暑さを笑いで、吹き飛ばしてください。

朝刊(地方紙)に古川柳が並んでいます。懐かしく一人で読むのも勿体ない気がしました。



「虫売りのむなしく帰るにぎやかさ」・・・売れ行きさっぱり、残りの虫が賑やか。

「昼買った螢を隅へ持って行き」・・・夜まで待てない子共の愛らしさ。

「金魚売これかこれかと追つかける」・・・ほほえましい情景。

「粉のふいた子を抱いて出る夕涼み」・・・昭和がなつかしい。

「寝ていても団扇のうごく親心」・・・説明はいりませんね。

   同じ体験をお持ちの方も多いはずです。  

老婆心ながら・・・  樹炎  ♪.。.:*・°♪.。.:*・°♪

どれもほのぼのとした温か味にあふれています。

「寝ていても団扇のうごく親心」    記憶の片隅にあります。親子の安らぎに満ちた寝顔が浮かんできますね。

写真は昨年訪ねたひまわり畑です。笑顔で歓迎してくれているような気がしました。
早速今朝からサッカーの予選があるようです。9時45分です。対戦相手はリオに到着したばかりのナイジェリアだそうですが、時差のハンデを超えた身体能力があるのかどうか・・・?
(☆NORIKO☆)(467913)


28. 08. 04 (3799)

  
徒歩さんから、京都句会の吟行の写真を送っていただきました。
有り難うございます!!

昨日二日火曜日は京都句会でした。
現地集合で午前に妙心寺近くの法金剛院で吟行を行いました。
境内の殆どが白蓮の蓮池です。
青女の瀧という日本最古の人口滝があります。
暑い中周りを見回せば季語ばかりなので、季重なりを避けるべく対象をじっと観察をすることを心がけました。

河原地副主宰選三句(吟行句)

白蓮の縁ほの赤くゆれにけり  徒歩  

落蝉の翅真緑に透けゐたり   俊雄

あばら骨しるき文殊や秋浅し  佳子

白蓮を揺らし揺らして風来たり 英武


   ★.。.:*・°★ (松井徒歩)



殆んどが白蓮だったとのこと、珍しいですね。寺院の風景にもぴったり雰囲気があっていますね。
季語に囲まれて充実した吟行、何よりでしたね♪
(☆NORIKO☆)

28. 08. 03  夕  (3798)

  
樹炎さんからいぶきネット句会のお知らせと、涼しげな写真をいただきました。猛暑の中、さわやかな清涼剤のようです!!

   <<いぶきネットの皆様      投句締切のおしらせ>>


     朝顔や一輪深き淵の色   与謝蕪村

 水の精のように涼やかな朝顔を、朝餉の卓に添えてみました。

何時もの暮らしに、たまには一興でしょうか。長もちはしませんが、

はかなさも、朝顔の命です。

あの 有名な(千利休)の「朝顔の茶会」庭に咲く朝顔を一つ残らず摘み取って、

茶室にのみ、一輪の朝顔をあしらった、利休の心憎い花使い・・・


俳句で言えば 省略と強調でしょうか。教わることが多いですね。

 炎天から、いきなりの夕立です・・・下駄つっかけて洗濯物を取り入れに・・・

皆様熱中症にご用心ください。「ウ~~暑い~~!」

                
       朝顔や机の上にファーブル記    金子 翠羽

       朝起きてまづ朝顔の花数ふ     太田 滋子

       夕立が残してゆけり茜雲       加藤 元通

 
さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。 

     早めにお送りくださるようにお願いいたします。 

     ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆  八尋 樹炎



活け花のセンスももちろんの事ですが、写真も綺麗でお見事です!!
お庭に群れているという、お羽黒とんぼ、散策で写された烏瓜の花も
有難うございました♪.。.:*・°♪.。.:*・°♪
(☆NORIKO☆)

28. 08. 03 (3797)

 昼は猛暑の東海地方も 夕方から連日雷雨が続きびっくりでした。守山区は一昨日停電があったそうです。
孝子さんから「俳句と宇宙との相関関係(?)」の興味深いお話と、拙句に関する記事をいただきました。(お気遣い有難うございます!信子さんもおめでとうございます!)

 8月1日2日と、何十年ぶりかの強烈な雷が我が町瀬戸市を襲いました。
電子機器関係のものが壊れたり、道路が冠水したりと 被害があったようです。
皆さんのお宅は 大丈夫だったでしょうか?

★嬉しいお知らせです。
 我らがネット仲間の 範子さんと西村さんが、「松山市観光俳句ポスト」で、良い成績でした。愛知県犬山市の明治村から投函されたそうです。おめでとうございました。(写真は 範子さんの賞品です。)
 子規はいく賞  
     掛け軸に漱石の稿春障子       伊藤範子 
 特選
     奈落へと下りる梯子の余寒かな    西村信子


★俳句仲間から、「プレジデント」に掲載されていた 興味深いページのコピーを頂きま した。サイエンスナビゲーターの桜井進氏の連載です。以下要約(端折って?)して書い てみますが、サイエンスが超苦手な私!ですので、上手く伝えることが出来るか心配ですが・・・

「5・7・5」の俳句に隠されていた「白銀比」(俳句を幾何学で解析)
 月山の近くに住んでいた桜井氏が「雲の峰幾つ崩れて月の山  芭蕉」を読んで、見慣 れた月山が、芭蕉の句を通して見ると えも言われぬ感動を覚えた事について考えたのが 中学生の頃。

未生流の華道の技法は、花を直角二等辺三角形に形取って生けるのが特徴です。宗教的観 念を取り入れて直角二等辺三角形を「天地人」と表すとか。すなわち、「全宇宙」の事を 言うのだそうです。直角二等辺三角形を半分に折ると、同じ形(相似)の直角二等辺三角 形が出来・・・これを繰り返すと、無限に相似が作り出されます。

実は、宇宙も相似であり、大きな世界も小さな世界も同じ形で出来ていて、銀河系もDN Aも 皆 渦巻き状になっています。宇宙の相似形と云うのだそうです。
直角二等辺三角形の二等辺をそれぞれ「1」とすると、斜辺は√2 (1.1414・・ ・)。 つまり「1対√2対1」で、整数比に表すと「5対7対5」になります。(なるそうです??)この比率が、「白銀比」なのです。  

ここで俳句と繋がります。芭蕉はおそらく自分の見た風景や感じたことなど膨大な情報を、5・7・5の17文字の中に圧縮して 表現したのでしょう。そして・・・宇宙の永遠が関係して来ます。  俳句は無駄を省き、削ぎ落としたエッセ ンスが17文字に込められいるが、それは 同時にその全体を表している。その圧縮した情報を、我々は「心」で解凍してゆく。
情報が心によって解凍された瞬間に、芭蕉の見た 景色や情景が再現されるだろう。・・・・・全く違う芸術の華道と俳句だが、彼らは、直 角二等辺三角形に何かを感じ取っていたのではないかと・・・・・・桜井氏の考えです。
  (孝子)

★.。.:*・°★.。.:*・°★

 俳人の端くれとしましてはその場に投句箱があったら、出来るだけ投句をしています。松山市は全国数か所で俳句を募集、年四回開函して松山市ホームページで発表しています。入賞しますと地元の景品が届くので、嬉しいものですネ。孝子さんが写真もと仰るので・・・貼り付けました。絣模様のタオルハンカチ(ミニサイズ)、ファイル、メモ帳、道後温泉のバッジでした。
以前、ドラマ「坂の上の雲」放映中の頃、「三笠」で「子規と真之に関する展示」を観たときに投句し「三笠の形の文鎮」が届いたことがありました。飾ってあるだけですが、これはかなり嬉しかったです。 (☆NORIKO☆)(467593)


28. 08. 02 (3796)

  樹炎さんから福岡大濠公園での花火の話題を送っていただきました。有り難うございます!!


       <<花火大会>>

昨夜 福岡の大濠公園で「西日本大濠花火大会」が開催されました。

夜空を彩る尺玉や三尺玉 6000発の大輪に歓声が上がっています。
 
(テレビ観賞)ですが・・・

昨夜の気温36度・湿度58%の中でしたが、浴衣姿が目立ちます。

写真は地方紙より 引用です。


          八尋樹炎   ♪.。.:*・°♪



    
   大花火しだれて海にとどきけり    栗田やすし

   港町浮きあがらせて大花火      大石 久雄

   手花火の果てたる闇の濃かりけり   熊澤 和代


 6000発は、きっと九州一でしょうね~!!
華やかに揚がる花火、そして終わった後の、興奮を鎮めようと思いつつ家路へ帰るときの何ともいえない気持ち・・・

これから花火好きの方にはたまらない季節ですね。今年は花火を見に行ってみようかなと思いました。
花火大会を教えてくれるサイトがあるようで、私の古里では4000発と出ていました。
ちなみに小さい一発を協賛という形で提供しているようです。いつも最後のオオトリ(?)は新日鐵住金協賛のスターマインだったと思います。
  (☆NORIKO☆) (467513)

28. 08. 01 (3795)

8月になりました。名古屋は熱中症注意報が出ています。皆さま夏のご予定はいかがですか。

 昨日は東京都新知事には女性知事誕生。
そして元横綱千代の富士の訃報…
昨年還暦土俵入りの映像は、太刀持横綱白鵬と露払い横綱日馬富士の豪華な土俵入り、筋肉も隆々現役時代を彷彿とさせましたが…この日のためにトレーニングされたようです。相撲隆盛の一時代を築いた方ですので残念です。

 旧加茂郡小原村(現在は豊田市)を訪ねました。久女の夫の生家の敷地内に長女の石昌子氏が建てた句碑があります。敷地は門だけ残っていて芳名帳があり、記帳ではそれほど多くの人が行っていないようですが、伊吹嶺の方は多くの方が訪ねておられていると思います。お仲間の署名も見つけました。
写真はあまりうまく撮れていませんが、句碑の句は「灌沐(かんよく)の浄法身を拝しけり」

小原観光協会主催による久女没後70年の俳句大会の案内もありました。
俳句大会の案内はこちら↓のhpに載っています。
   【第5回おばら杉田久女俳句大会】

 和紙の里では紙作りの材料に根を使うというトロロアオイ(黄蜀葵)の花が咲いていました。
夏鶯がきれいな声で鳴いていました。(☆NORIKO☆) (467337)


28. 07. 30  (3794)

 七月も明日が最終日となりました。月末の日を晦日(つごもり)というそうですが、毎月、晦日があると知ったのは、俳句のおかげです。
 ネット句会では切子さんから句会報が配信されました。
また、孝子さんから、記事ををいただきました。有り難うございます!!


 瀬戸川に架かる橋の付近に 夜になると若者が集まって来て、
近所の住民が 車の駐車や騒音で迷惑をしていると聞きました。
我が家から500メートルほど離れた所です。「ポケモンGo」は、
縁の無い事と思っていましたが、こんな形で我が家に近づいて来
ました。 

 ★いぶきネット7月句会の添削例をアップしました。
今月も 11名の担当者が 頑張りました。
参考にしていただけたら 有り難いです。

 このページの26日に、「風茶房跡地」の話題に触れましたが・・
その、澤木くみ子さんからお悔やみへのお礼メールを頂きました。
「伊吹嶺」のホームページを読んでいただけて、嬉しいです。
 その中で、澤木家のお墓に山野草が植えられたことを知らせて
いただきました。 詳しくは、LINK集「風茶房跡地」を ご覧下さい。
   

 写真は、20日ほど前ですが、長野県伊那市のナナカマドが
二枝ほど紅葉していました。    ♪.。.:*・°♪  (孝子)


 山では早くも初紅葉なのですね。猛暑を前に涼しさの目の保養になります。
今最も話題になっている、あのゲーム、名古屋の鶴舞公園は駐車違反続出だそうです。代償が高くつきますよね。
私はらくらくホンなので、遊べないのがちょっと残念です。(☆NORIKO☆)(467066)


28. 07. 28  (3793)

 樹炎さんからネット句会の案内と、美味しそうな写真を送っていただきました。土用の丑の日を前に、先ずは目で楽しんでください!!

   <<いぶきネットの皆様       投句・選句・締切のお知らせ>>
  
  炎天に 蝉時雨、「土用の丑の日」も間近です。暑いですね~~~
夏のご馳走と言えば「うなぎの蒲焼」精のつく魚です。大好きです!

 江戸の川柳に 「鰻屋の隣り茶漬を鼻で喰い」 とある様に、
鰻は高価で、庶民には縁遠い食べ物だったようです。

 鰻屋の始りは、時代が戻りますが、 江戸の大火災「振袖火事」・・・
復興のため、全国から大勢の労働者の外食から始まったそうです。

 又、時代が下がると(平賀源内)の奨めで「土用鰻」を食べる習慣が生まれたようですね。
東京で開催されていた「ウナギの国際的資源保護・・・
近い将来 鰻が食べられなくなるかも? 淋しいですね。


        鰻裂くを一心に見ていぶかしむ   細見綾子
 
       鰻屋の列の後尾に本開き      河原地英武

       路地裏に漂ふ鰻焼く匂ひ      鈴木真理子



    さて、投句締切 8月1日(月曜日)から5日(金曜日)午後9時締切
       選句締切 8月6日(土曜日)から10日〈水曜日)午後9時締切

投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。

       八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜


鰻屋の起源を知りませんでしたが、そういうことがあったのですね。
瀬戸や美濃焼の陶工さんたちも 体力が要るお仕事なので 一帯には鰻屋さんが多くあったようです。
私がひつまぶしを知ったのは、20年ほど前ですが、熱田神宮近くの某有名店で 若い人気女優さんが一人半完食したとのPRを見ました。
柳川でも三島でも食べたことがありますが、地域で特色があるように思います。 皆さまの地方はいかがですか??
鰻は絶滅してしまうのでしょうか・・・?環境問題にもかかわりますが 鰻屋さんがあるうちに食べておきたいものですネ。
(☆NORIKO☆)  (466877)   


28. 07. 27  (3792)
 
樹炎さんから子規庵のお花の名前と写真を送っていただきました。有り難うございます!!(☆NORIKO☆)


落書の花は、確か我が家に咲いている「ヒメヒオウギズイセン」ではないでしょうか?丁度私も子規の番組を見ていました。
南アフリカ原産の(アヤメ科)球根草です。 花材として使っていました。
風情のある、楚々とした、草花です。大好きで、一種活けにつかいます。

   八尋樹炎♪.。.:*・°♪.。.:*・°♪


28.07.26  (3791)

 孝子さんから記事を送っていただきました。有り難うございます!!

 樹炎さんも話題にされていましたが、最近 永六輔や、大橋巨泉さんが亡くなられました。
私の青春時代と重なって、懐かしく思い出します。 今よりも言葉が大切にされていた時
代です。
お2人の言葉から、イメージや夢を広げて、正に青春していました!
 
 6月下旬には「風詠」主宰の、後藤立夫さんが亡くなられました。 お父様の比奈夫さんより先に逝かれてしまいました。
     立夫さんの絶句(フランス堂のホームページより)
             ころはよし祇園囃子に誘はれて  立夫

 いぶきネット リンク集の「風茶房跡地」より
沢木くみ子さんの大切なご家族(?)の、みっけ(猫)が亡くなったと・・・・
その後 「風茶房跡地」のアップが途絶えていますので、悲しみの毎日と思います。
お悔やみ申し上げます。

 先日、NHK「英雄達の選択・正岡子規」を見ました。 28歳で死の宣告を受けた子規の思いを いろいろな角度から考えながら進められる番組でした。
子規は、自分の死までも写生をして 日記に書いていたと・・・・・・・ 
 出演者の1人、ロバート・キャンベルさんが手に入れられた写真の裏には、以下のよう
に子規の手で書かれていたようです。
       
      南無子起如来像
             初暦如来に死期は無かりけり  


 因みに、再放送は・・・・
「英雄達の選択・正岡子規」 7月28日 ・BSプレミアム ・午前8時からのようです

             ★.。.:*・°★.。.:*・°★                 (矢野孝子)



  孝子さん再放送の情報有り難うございました、
後藤立夫さんが比奈夫さんの息子さんということは比較的最近知ったことでしたが、お父さまより先にお亡くなられたのですか、残念ですね。くみ子さんの愛猫みっけちゃんも・・・。私も時々拝見させていただいていましたが・・・綺麗な三毛ちゃんで写真も楽しみに見ていました。  
 私も3歳半で突然亡くなってしまった犬を思うと半年は立ち直れませんでした。留守番をしていて私が帰宅した時に尻尾を振ってくれて飛びついてくれて可愛い存在でしたので。。。 

 神奈川の障がい者施設で無残な事件が起こりました。亡くなられた方々、ご家族のお気持ちを思うといたたまれません(合掌)

  写真は六月末に写した根岸の路地と子規の庭です。 子規庵の朱い花はシランに似ていましたが名前をご存知の方は
教えてください!!
 (☆NORIKO☆)(466474)

☆花は 孝子さん 樹炎さんから情報をいただきました。ヒメヒオウギズイセンのようです。
(「植物園へようこそ」で確認しました)


28.07.25  (3790)

 毎日今日は暑いのかな??と思っていますが、名古屋の予想は27度くらいのようです。

7月23日、24日は南知多町の豊浜の鯛まつりでした。
24日には海中に入る鯛があるのですが、私は
都合により23日に行き、お練りの写真だけで海中の写真はありませんが、『愛知の俳句散歩』には海中写真と俳句が載っています。(☆NORIKO☆) (466326)

   大太鼓体内で打つ鯛御輿       森 靖子

   砂けむり上げてぶつかる鯛御輿    久野 和子

   鯛神輿夕日の海へ練り込みし     矢野 孝子

   泳ぎきて潮の匂ひの鯛御輿      篠田 法子






28.07.24  (3789)


 
今朝(7時半)は涼しいですが、これから気温もうなぎのぼりでしょうか。

 哲半さんから 昨夜、祇園祭のお便りをいただきました!!
 写真と共にお楽しみください。
 昼も夜も京都は祇園祭のそれぞれの行事を守り継いでいくのですね。
 後祭の巡行・・・長いお祭も終盤に入ったようです。
 哲半さ~ん有難うございました!  

 (☆NORIKO☆)
  (466194)
 




こんばんは。 明日は、祇園祭の後祭の巡行です。夜にお祭りを見てきましたの で写真を送らせていただきます。

今日23日は、日和神楽(ひよりかぐら)といって明日の巡行の好天、
祭りの無事を祈るために鉾町から八坂神社のお旅所(四条寺町)まで行き、
お囃子を奉納し、行きと同様に囃子を奏でながら鉾町へ戻ります。

もう一枚は、南観音山だけで行われる行事 「あばれ観音」 
日和神楽から戻る とすぐにに着替え、本尊の楊柳観音をしばりつけた
御輿をかつぎます。
いつ頃から、なぜ担ぐようになったのかは分からない不思議な行事です。

       (哲半)     ♪.。.:*・°♪.。.:*・°♪


     地下鉄を出て宵山の人となり    小柳津民子

     黒雲は雨を残さず鉾すすむ     巽 恵津子


     笛が澄み鉦澄み祇園囃子去る   土田 春秋

     夕日中神輿息づく如き揺れ     東口 哲半



28.07.23  (3788)

★7月HP句会の結果が発表されました。最高得点句は「八月の海に真向ふ兵の墓」(松村洗耳さん)、「豆絞りきりりと子供神輿かな」(蝶子さん)でした。おめでとうございます! 来月も多くの皆さんのご投句をお待ちしています♪.。.:*・°♪.

★.。.:*・°★.。.:*・°★

  <雲の峰>日本人の言葉に対する繊細な意識は世界に自慢できることで、この言葉も良いなあと思います。
とある小さな図書室で 所用までの待ち時間に金田一秀穂著『オツな日本語』をパラパラめくっていました。
「夏のことば」として 載っていたので、少し・・・

   <<雲の峰  芭蕉が大好きだった入道雲>>

   ひらひらと挙ぐる扇や雲の峰  芭蕉

殿様が踊ったときにかかげた扇が雲の峰につきささっているように高く見えましたよという、ご挨拶の句

   湖や暑さを惜しむ雲の峰    芭蕉

琵琶湖が好きでいろいろいい句を作っている
湖の上はすでに涼風が吹いているけれど、まだ夕方の青い空は積乱雲がかかっている
暑さを惜しんでいるのは夏の雲であり芭蕉自身でもあるのでしょう


  結びの一文、素敵な鑑賞文ですね。
さて、今年は皆さんはどこでどんな雲の峰をご覧になるのでしょう。
私の好きな句は 確か母と同学年になるのだなあと思った岡本眸さんの句です。

   雲の峰一人の家を一人発ち     岡本 眸

写真は以前送っていただいた樹炎さんの撮影です。
  (☆NORIKO☆)(466035)

28.07.22  (3787)
 樹炎さんからメールと写真をいただきました♪いつも有難うございます!!

      <<伊吹嶺の皆様>>


    梅雨明けと同時に 夏休みに入りました。

    あらためて、暑中お見舞い申し上げます。

  ひとすじの絃を細かく震わせるように蜩が鳴いています。

この小さな蝉は、明け方の薄明かりを好んで美しい音色です・・・

寺の鐘を聞きながら、散策へ出かけますが、最近は歩く距離も短くなりました。

 散策の途中 予後の夫は2~3度 休息する様になりましたが、速足で歩いて居た昔と

違い、夫婦の会話が増えてきました。青田に舞い降りる青鷺の番いを眺めながら、

「裸一貫、物を持たない動物の暮らしには、驚嘆だ。」と夫・・・

私も「全くですね」・・・と頷く、物に埋まる暮しをして来ましたが・・・

   終活のビラがポストに亀鳴けり   樹炎


 太陽が昇る頃から、一斉に「蝉時雨」昼餉には、冷えた素麺・・・歳相応に

瞼が重く成り、決まって、(お昼寝)人の習慣は様々ですが皆様は如何でしょうか。

同年の「永六輔さん」「大橋巨泉さん」の訃報に 昭和の匂いが消えて行きます。

戦後の厳しさを笑い飛ばして、希望を与えてくれた方々です。    

ご冥福をお祈り致します。

 老夫婦の点描です。ご笑覧下さい。 (樹炎)★.。.:*・°★


樹炎さんの文章や写真にはホッと癒される気持ちになります。
何気ない暮らしに心の豊かさも感じさせていただいて・・・
写真の蝉は油蝉だそうです。カメラマンとしての腕も冴えていますね。

★伊賀市の「芭蕉翁献詠俳句」の募集が8月1日必着です。伊賀市のホームページに募集要項が載っています。
平成28年芭蕉祭俳句募集要項
http://www.basho-bp.jp/wp-content/uploads/2016/04/28youkou.pdf

(☆NORIKO☆)(465895)

28.07.21  (3786)
 伊吹嶺には登山家で俳人の方は沢山いらっしゃいますが、ネット句会にも参加しておられる安藤一紀さんは、
富士山に登ってきたそうです。句会の合間を縫って二泊されたようです。涼しかったでしょうね~~!?



暑中お見舞い申し上げます

19日から富士山に登っていて只今戻りました。

今回の登山は‘山の神‘と二人でしたので、ゆっくりと山小屋で二泊するスケジュール
`を組んで…
お蔭で高山病に取りつかれることなく、梅雨晴間が三日もつづいて…思いもよらず人が
少なく誠にラッキーな富士山でした。   (安藤一紀)   ♪.。.:*・°♪.。.:*・°♪


真っ青な空。気持ちよさそうですね。外国の方も多いようでさすが富士山ですね。(☆NORIKO☆)  (465822)

28.07.20  (3785)
★嬉しいNewsです。『俳句四季』8月号 四季吟詠 にて、国枝さんが下里美恵子さんの特選を得られました。

下里美恵子特選

 ものの芽のこぞりて父の忌が近し   国枝隆生


特選評に、<…(略)…忙しさにかまけてつい忘れがちな日々を振り返りつつ、ひとときお父様に思いを馳せて佇む作者。春を迎える喜びとして詠まれることが多い季語が、作者の微妙な心象を描き出して感慨深い。>


また顔写真と共に国枝さんのことばで、
<…(略)…父が亡くなったのは俳句を中断していた時期で、生前の父を詠んだ句は一句もありませんでした。せめて今は出来るだけ多く父の句を詠みたいと思っています。万物の精気がみなぎる春本番になると、父の忌が近いと実感する今日この頃です。>

とコメントが添えられていました。国枝さん、お父様もお喜びの事と思います。おめでとうございました!!

その他秀逸、佳作に多くの伊吹嶺の仲間の皆さんが入選していました。おめでとうございます♪



★徒歩さんから、名古屋場所の宿舎の続きのお話として記事を送っていただきました。有難うございます♪
名古屋の皆さん 尼僧さんの修行所、ご存知でしたでしょうか?  (☆NORIKO☆)(465634
    ≪愛知専門尼僧堂≫

先日の記事の八角部屋へ俳句的に確認したいことがあったので、朝早く起きて行ってきました。
4時45分頃に着いたのですがまだ稽古は始まっていませんでした。
八角部屋の寄宿している相応時の隣の隣は「愛知専門尼僧堂正法寺」という尼僧さんの修行所であります。
山門から朝行の鐘の音と共に食事の煮炊きの匂が漂ってきて、これが穏やかで温かい何とも良い匂いで暫く立ち止まってしまいました。
しかし尼僧院ですので、俳句にしたいのは山々なれど、何時までも門前で長居しても憚れ早々に引き上げたので
あります。写真は正法寺です。     (松井徒歩)★.。.:*・°★


28.07.19  (3784)
今日は愛知同人句会でした。64名+不在投句3名の大句会です。
先ずはじめに、栗田主宰、櫻井愛知支部長、丹羽同人会長の挨拶があり、特に今回大切なお知らせとして、丹羽同人会長から、主宰の第二句碑が、岐阜市伊奈波神社境内に建立が決まったこと、句碑除幕式は来年3月26日に決定したことの報告がありました。(右は丹羽同人会長)

ネットでは既にお知らせしてありますが 句は

寒月が鵜川の底の石照らす   栗田やすし  です。句碑開きが待たれますね。 


 また、今年11月に行われる全国大会では「卒寿」の方々をお祝いする企画があるので、是非ご出席頂きますよう、句会の指導者の方はご連絡下さいということでした。

そして、いつもの様に、句会と披講、櫻井さんと主宰からは時間の許す限り選評と、主宰からここを直せばというご意見をいただきました。

(左は選評の栗田主宰)


そしてそして!!≪急ぎのお知らせです≫

★俳人協会 創立55周年記念東海俳句大会の締切が明日7月20日(消印有効)です。
まだの方は、募集要項に従ってご投句ください。今夜1晩ありますので、ふるってご投句ください。

★またわれらが編集長、下里美恵子さんの『俳句四季』吟詠の締切も、明日20日です。
『俳句四季』の投句ハガキがお手元にある方は、お忘れなきように、ご投句くださ~~い。

(☆NORIKO☆) (465510)



28.07.18  (3783)
 いよいよ梅雨明けが北上してきました。北海道は梅雨はあったのでしょうか?
広島在住の真佐子さんから、北海道の旅の話題を送っていただきました。有難うございました!!

    ≪利尻島への旅≫

 礼文島・利尻島をめぐる二泊三日のツアーに参加した。
広島空港から直行チャーター便を利用すれば2時間15分位で稚内空港に着き日本本土最北端、宗谷岬に立てるのも魅力のひとつで人気がある。

 空港に着くとひんやりした空気。21度という。稚内港から礼文島へ。この日はシケで3m位の大波!横揺れも大きく船長からの船内放送で「大丈夫です」と言われるも慣れていない私はドキドキ。唯一の救いは船室から「利尻富士」が見えた事だ。無事香深港に着き礼文島のホテルに入る。

 翌日はフラワーガイドの案内でミニトレッキングを楽しむ。日本でこの島しか自生していない花が見れるのも花好きの人にはたまらない。礼文島は島全体, 風が強く、民家は少ないそうだ。
礼文島の最北端「スコトン岬」では晴れた日にはサハリン(樺太)が見えるが生憎、私達は霞んでて見えなかった。礼文島から利尻島へは45分の乗船。それほど揺れなかった。

 利尻島を観光し北国グランドホテルに入る。
利尻には伊吹嶺俳句仲間の「孝さん」が住んでいられ容易に行けない地なのでお会いしたく事前に連絡を取っておいた。ホテルから孝さんの家まで自家用車で15分位との事。
「ホテルでの夕食後に家にお越しください。車でお迎えに行きます。」とお誘いをうけ添乗員さんに訳を言い夕食もいそいそと済ませロビーに。若くて美しい人が待っておられ直ぐに孝さんとわかった。

 孝さんの家はモダンな家で孝さんの雰囲気にぴったり。御主人も出迎えてくださり恐縮!いろいろ話がはずんであっという間の時間が過ぎた。私達は稚内空港に到着したが利尻島には利尻空港があり短時間に北海道とかに行くことが出来そう。帰りは小雨が降ってたので御主人がホテルまで送ってくださった。孝さんは子犬のチワワを膝に乗せ同乗された。最終日、残ってる利尻島の観光へは孝さんの家の前をツアーのバスが通るので「お見送りしまーす」といわれたのに小雨が降っていて逆コースで廻るようになった。その旨を伝え電話でのお別れとなった。利尻島で孝さんに会えたことは夢のようで私の心に刻まれることであろう。
(有井真佐子)♪.。.:*♪


ネット句会の会員さんは、毎月のチャットでのみお話(?)するのですが、お二人は利尻島でお会いできたそうです!良かったですね、真佐子さん、孝さん。写真は、フェリー、利尻富士、礼文島お花畑です♪♪♪
 
写真のお花  真佐子さんより  「イブキトラノオ」の群生で夏の花園の終わりを告げる花だそうです。
なお「利尻島のイブキトラノ」の写真をクリックすると拡大された写真に移ります。

(☆NORIKO☆)


28.07.17夜  (3782)  都合ナルミ第二句集『花梯梧』出版
 この度、伊吹嶺同人都合ナルミさんの第二句集『花梯梧』が角川書店より出版されました。
 この句集は平成12年から27年までの作品1028句から330句に厳選された句集です。
 確か第一句集『草原』は海外詠が中心だったと思いますが、今回も海外詠が多いことに目を引きますが、全編を通して吟行句が多いことが特徴だと思います。ナルミさんはいつも行動的で、各地の風土、歴史、特徴をよく調べて吟行地に出かけており、私も随分ご一緒して頂いたことがあります。
 特に吟行句ではいつも鎮魂の思いで詠んでいる広島、苦難の歴史は忘れたくはないとおっしゃる沖縄の両地にはナルミさんの思いが深く伝わってきます。
 広島の句では、
  母と子の同じ命日原爆忌
  鰡飛んで被曝ドームの影崩す


 また句集の題名ともなった沖縄での句にも好きな句が多くあります、
  自決壕に散るや梯梧の終の花
  激戦地あとの赤土藷を挿す


 その他私の好きな句を以下に年代順に抜いてみましたが、ナルミさんの俳句の特徴は栗田主宰の序文にもあるように、吟行句に触れて「即物具象による写生句で、現地の人々の日常に直接触れる思いが出ていて、それぞれの国の風土を的確に表現して揺るぎない。」との言葉通りだと思います。
 そして私は以前から思っていることですが、ナルミさんの即物具象は単なる物と季語の取り合わせでなく、即物具象に対峙する態度として、多くの句が季語に関連づけた物の写生を核として持っていることに気付いていました。

  何もせぬ一日がうれし布団干す
  初蝶を伴ひて来し母の文
  日盛りや五体投地の土埃
  灼け巌に干すまん丸の牛の糞
  荒鋤きの土の塩噴く日の盛り
  冷やし象洗ふ長柄の竹ブラシ
  自決壕献花を登る蟻黒し
  落蝉の裏返り鳴く終戦日
  田起しの飛雪まみれや宇陀郡
  友の訃を受く月光に膝正し
  荒筵二枚が舞処神楽舞ふ
  蕗味噌を煮る亡き母に話しかけ
  藻の花に泡一つや爆心地
  百千の蝉鳴く如し学徒の碑
  電柱の影の歪めり原爆忌
  抱瓶に野の花あふる欣一忌
  オーロラの舌オリオンに走りけり
  マニ車回す氷柱を切り落とし
  被爆川藻のさみどりに春立てり
  被爆樹の若葉雀をこぼしけり
  蝉が蝉押し上げて鳴く広島忌
  滝凍てて己が重さに崩れけり
  お花畑いつもどこかに雲走る
  露に靴濡らす一歩や大花野

 右の写真は句集の表紙と今年の愛知新年俳句大会でのナルミさんです。
 なお句集『花梯梧』税別で2700円です。購入希望の方は次の住所へお申し込み下さい。(隆生) (465234)

 〒470-0116  日進市東山5丁目1203   都合ナルミさん宛
 

28.07.17  (3781)
 15日、16日の9時からの一時間はチャットによる合評会でした。
今回も毎回約20名がチャットルームへ入室して、意見や感想を述べ合いました。
初日は代打(?)でナビ役をしました。

 某人気テレビ番組の討論のように「チーン」と鉦で発言を交代することはできませんから、流れや内容、時間を気にしつつ進行していきます。
今回は「大の字とは?」ということで多くの意見が飛び交いました。

 そこで いつも体験や実景を写真と共に一句にされる もきちさんから早速「デジカメ俳句メール」を送っていただきました。クリックしてもきちさんの句作の背景をご覧になってください。
 (☆NORIKO☆)



     
     下のこちらをクリック↓しますと拡大版が読めます。
             【16年7月もきちさんデジカメ俳句メール】


28.07.16  (3780)
 樹炎さんから 博多祇園山笠 の話題を送っていただきました。
有難うございます!

     <<伊吹嶺の皆様>>

  福岡市を熱気に包んだ「博多祇園山笠」は「追い山」で

最高潮を迎え半月に渡る祭りが無事幕を閉じました。

 梅雨が明ければ、日本の各地で盛んに夏祭りが模様されます。

「無病息災 五穀豊穣」願いは一つ思いも一つですね。


 昨日の「「パリー祭」の思いもかけない大規模なテロに衝撃をうけました。

若かりし頃見た、フランスの名画「パリの空の下」はの主題歌「望郷」・・・

平和な時代でした。   皆様のご冥福をいのります。    合掌

          
          八尋樹炎 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜


  山笠見るや五寸の隙に身を入れて   小西和子

  山笠の助走も見せず発進す       池田守一


  汝が胸の谷間の汗や巴里祭       楠本憲吉

  街灯に細き雨降るパリー祭        下里美恵子

 

 早朝4時 櫛田神社でお祓いの儀式と博多祝い唄で始まり
山笠が上の写真の境内を一周して神前を通過、分刻みで出発し到着を正しく計測するようです。
途中何箇所かで走る男衆の体に勢い水をかけて冷やすのでその場所は路面がびしょ濡れになります。
三年前に見たその迫力には圧倒されました。

 同じ祭でもパリでは・・・悲惨な事でしたね。犠牲になるのが善良な市民だなんてあまりにも残酷としか言いようがありません。。

 昨日はチャットの一日目、今夜は二日目です。両日の句会の様子は追ってお知らせします。
(☆NORIKO☆) (464990)



28.07.15  (3779)
 皆さま おはようございます!!

 国枝さん ビッグニュースを有難うございました。
句碑建立部の皆さまが 石の選定 設置場所の選定などに心を砕いていらしたことは 風の便りに聞いていました。

 どっしりと安定感のある揖斐石ですね。刻まれる句も決まり、場所も伊奈波神社(いなば と読むのですね。稲葉山とも縁があるのでしょうね)の境内と決まったこと、喜ばしい限りです。

 岐阜在住の方々には御由緒も深い岐阜随一の人気の神社だそうで、長良川の鵜飼会場にも近いですし、芭蕉の滞在した寺や籠大仏にも近いそうですし、本当に良い場所に決まり、嬉しいです。

 長良橋~岐阜公園には多くの俳人の句碑があります。これから吟行コースの絶好の場所にもなり、楽しみです。今から心がワクワクします。格調高い主宰の句の文字は??等々想像をふくらませながら、句碑開きが本当に楽しみです
句碑建立部のみなさま 今後ともよろしくお願いします!!
★.。.:*・°★.。.:*・°★(☆NORIKO☆)(464744)

28.07.14夜  (3778)  栗田主宰第二句碑建立決定
 「伊吹嶺」の皆さん
 うれしいニューズが飛び込んできました。かねてより「伊吹嶺」20周年記念行事の一つである「栗田やすし主宰の第二句碑の建立」の大まかなことが決まり、いよいよ建立に向けての事業がスタートします。現時点の内容は次のとおりです。

1.第二句碑の建立場所は岐阜市の伊奈波神社境内です。

2.句碑に刻まれる俳句はとおりです。

   
寒月が鵜川の底の石照らす   やすし   (昭和43年)

3.そして句碑の石も決まり、いわゆる揖斐石です。

 
 建立場所の伊奈波神社は私にとっても思い出深い場所です。岐阜生まれの私にとって、毎年の初詣は伊奈波神社と決めておりましたし、岐阜市民にとっても一番初詣に人気のある神社です。
 そして子供の頃、私は近所の腕白仲間と一緒に、毎年秋になると、神社の裏山に登って椎の実を多く拾って焼いてはおやつがわりにしていました。また全国を転々と転勤を重ねた後に岐阜に戻った昭和50年代頃、金華山の麓の低山をジョギングで周回して走り回っており、いつも伊奈波神社の境内が最後の休憩場所でした。結構アップダウンのきついコースでおよそ15kmぐらいを走ったものでした。
  そういう思い出深い場所がまた新しい思い出の場所になります。この神社から歩いても岐阜公園は近いところにあり、芭蕉が約一ヶ月滞在した妙照寺、籠大仏で有名な正法寺もすぐ近くの吟行コースと言ってもよいでしょう。

 次に建立される句は栗田先生にとって一連の鵜飼の句を作られた原点となる句で、第一句碑の「流燈会われも流るる舟にゐて」(昭和54年)より10年以上前作られた句で、長良川に対する最も思いの深い句ではないかと思います。
 栗田先生は自註句集でこの句について次のように註を付けていらっしゃいます。
 「冴えざえと輝く寒月に長良川の水は冷たく澄みきっていた。

 3番目の句碑の石については、関ヶ原の石材店から調達する揖斐石で、現在の流燈句碑より一回り大きい感じです。そして濡れると深緑に見えるそうで、「右の写真ではまだら模様に見えますが、これは濡れたところと乾いた部分があるせいで、実際にはきれいな表面です。」とは河原地副主宰の弁です。

 私も早く見たいものと思っています。
 今後の建立に向けたスケジュールは丹羽同人会長を中心に進められることと思います。
 以上ビッグニュースをお知らせしました。皆さん、今後明らかなになる句碑除幕式が待ち遠しいですね。(隆生) (464718)


28.07.14  (3777) 

 昨日、樹炎さんからいぶきネット句会の合評会の案内をいただきました。写真もお楽しみください!!
九州の雨は激しかったようです。日本中どこもまだ不安定な天気ですね。


  ≪いぶきネットの皆様     合評会のお知らせ≫   


  午前四時いきなりの雷鳴に飛び起きました。
   
テレビで、「九州大雨洪水警報」に又驚き、窓を開けると

篠突く雨・・・「避難準備情報」まで出ています。梅雨末期の雨でしょうか。


  先日、梅雨の晴れ間に「安野光雅・ふしぎな絵本展」を見に行きました。

彼の豊かな、空想や発想の世界・・・中でも「線香花火」の絵に

釘付けになりました。解説に「「線香花火」は「記」「承」「転」「結」

火を付けて序曲のようにはじまり、盛んに火を吹き ぽとりと落ちる・・・

 母の忌に焚いた「線香花火」に、あらためて母の生きざまを思いました。

皆様の日常は如何でしょうか、お体ご自愛下さい。


    梅雨寒の昼を灯して辞書引けり    木村 静子

    送り梅雨降るだけ降つて山晴るる   谷口千賀子

    まだ落ちぬ線香花火のひと雫      稲畑 汀子


 さて、合評会はいつものように、15日(金)・16日(土)の両日
  午後9時から行います。 投句 一覧および 選句一覧を用意の上
  伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。

       八尋 樹炎   ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆





 樹炎さんのお宅の木々が涼しげですね~~。別世界のお庭です。
 安野光雅さんの絵本、線香花火のページを選んでいただきました。素敵ですね。(☆NORIKO☆)  (464628) 

28.07.13  (3776)  
 すっきりしないお天気が続いていますが、名古屋の蒸し暑さは半端ありません。今名古屋場所が開催中です。横綱は金星献上の取り組みがありました。
 相撲部屋の宿舎を見学に行かれた松井徒歩さんからお便りをいただきました。有り難うございます!!

  昨日自宅近くでお相撲さんとすれ違いました。
はて?以前は近くの相応寺に九重部屋が寄宿していましたがいつの間にか他所へ移ったはず。
調べてみましたら八角部屋が相応寺に来ていることが分かりました。
本日早速覗いてきました。 

途中で若い衆一人とすれ違いましたが、稽古は終わっていて土俵前(後ろ?)の小屋で食事中でした。
なかなか面白い句材はありましたが、六分程度の出来で頭の中ではもやもやとした感じです。

朝早くから何回も通えば二十句ぐらい出来そうな気もします。
場所は、日泰寺のすぐ東に当たる、名古屋市千種区城山町一丁目の相応寺です。

       松井徒歩   ☆☆☆



      呼出しの藍色深き単足袋    小原米子

 名古屋場所の句を探しました。2005年10月号の巻頭作家作品より。

 常に注目される稀勢の里は三連勝ですね。綱取り頑張ってほしいです。
 九重親方は千代の富士、八角親方は北勝海ですよね。同じ九重部屋出身でした。八角親方が分家独立、今は理事長ですね。土俵中央の砂山は土俵の安泰を願って御幣を立てる場所のようです。都心近くの閑静な良い場所だなあと思いました。(☆NORIKO☆)  (464500)

28.07.12  (3775)  
 ジュニア俳句投句欄が復旧してよかったです。綾乃さん国枝さん お世話になり有難うございました。

 いぶきネットの特派員、新井酔雪さんから 「伊賀八幡宮」の記事と写真を送っていただきました。
 さすが、家康生誕地、立派な山門ですね。蓮の花も綺麗ですね。有り難うございました!! 写真は上が随身門と蓮池、 中が本殿です。

伊賀八幡宮

伊賀八幡宮の蓮の花を見に行きました。といっても我が家から歩いて数分の所です。しかし、岡崎で蓮の花を見ようと思うなら、この伊賀八幡宮になると思います。花の見頃になると多くの人がカメラを手に早朝より集まります。

八幡宮の祭神は、一般的に応神天皇を中心としています。伊賀八幡宮では、応神天皇を中心に、仲哀天皇、神功皇后、東照大権現となっています。そして、建物のほとんどが国の重要文化財となっています。

伊賀八幡宮は、松平氏4代親忠が松平氏の氏神として創建しました。以来、松平氏が、この八幡宮に戦勝祈願して、負けた戦はないと言われています。そして、天下人となった徳川家康により社殿の改築が行われ、更に3代将軍家光が社殿を拡張し、祖父家康(東照大権現)を祭神に加えました。蓮池の石組は、3代将軍家光によるものです。

社伝によると、「文明2年(1470年)に、松平氏4代親忠が松平氏の氏神として

武運長久、子孫繁栄を祈願するため、社を三重県の伊賀より三州額田郡井田村(下井田)へ勧請した。そして、伊賀にちなんで伊賀八幡宮と呼び、地名も伊賀と改めた。」とあります。案内板にもそう書いてあります。しかし、近頃この社伝に疑問が投げかけられています。

 岡崎の郷土史家中根洋治氏の著書「愛知の地名」によると、「『伊賀』というのは、井堰のあった所の意味。この地名は伊賀八幡宮ができる前からあった。」とあります。また、國學院大學の歴史学者平野明夫氏の著書「三河 松平一族~徳川将軍家のルーツ」によると、「勧請したといわれる当時、三重県の伊賀には八幡宮はなかった。あったという記録はどこにもない。もともと岡崎の伊賀町は、伊賀と呼ばれていた。」とあります。真偽はどうなんでしょうか。

 蓮の花は、お釈迦さまが愛された花。汚れた泥の中から美しい花が咲きます。「汚れたこの世だが、修行によって涅槃に至ることができる」という意味でしょうか。蓮の花は、開くと中央に雌蕊があります。そして、その雌蕊には蓮の実の頭が覗いて見えます。後の人は、これを仏性の現れとして、誰にも生まれながらにして仏性を持っているとしました。  28.7.11 新井酔雪)

         ★.。.:*・°★.。.:*・°★



皆様も郷土の名所旧跡など どうぞ落書へご紹介ください。お待ちしています!!(☆NORIKO☆)  (464386)

28.07.11夜  (3774)  ジュニア俳句の投句欄が復旧しました
 今日は名古屋に句会に出かけました。真夏日に目がくらくらする思いで、めまいがますますひどくなったような感じがしました。今年はエルニーニョが終了して、今はラニーニャが発生しています。この結果太平洋東部に冷水域が発生する反動で、インドネシア沖に高温多湿の暖水が発生して、日本に熱風が吹き付けます。それに加えて今年はチベット高気圧の勢力が強く、二重に今年は高温化現象が起こり、ますます真夏日、猛暑日が多くなります。いつものことながら今年の夏をどう過ごすべきか悩みの種です。
  負け牛の目の血走れる炎暑かな  栗田やすし

 ところで今日はお知らせです。6月30日の落書で「伊吹嶺ジュニア俳句」がHPから投句が出来ないことをお知らせしましたが、綾乃さんのお力を借りて、復旧しました。従来どおりジュニア俳句の「投句フォーム」から投句出来ます。早めに投句して頂ければ、私としてもやり易くなります。よろしくお願いいたします。(隆生) (464346)


28.07.11  (3773)
 
 大雨の地方もありましたが、昨日今日と良い天気です。そろそろ梅雨が明けるのでしょうか?参議院選挙は終わりましたが東京都はまだ熱く続くようですね。

 先日国枝さんから栗田せつ子さんの自註句集が紹介されました。いぶきネット句会をけん引してくださる坪野さんからも
句集ご推薦のメールをいただきました。坪野洋子さんは、せつ子さんの教え子(?)でいらっしゃいました。洋子さ~ん、有難うございました!!


      ≪ネット句会の皆様≫

栗田せつ子先生が「伊吹嶺自註俳句シリーズ」栗田せつ子集を上梓されました。

せつ子先生は私が平成8年に伊吹嶺入会してより、今は無き「菜の花句会」で俳句のイロハを教え てくださった先生です。

毎月の句会で、また吟行会で次々に見せてくださる先生の平明でありながら句意の深い句に多くを 学ばせていただきました。

その思い出の句の数々がこの自註俳句集には納められていてページを開くたびに感動が蘇ってきま した。

是非皆さんにもこの栗田せつ子先生の自註句集を写生俳句のお手本としてお手元に置かれることを お勧めします。

                                            
       坪野洋子記  ★.。.:*・°★.。.:*・°★


写真は昨年の今頃金華山から写した長良川です。
せつ子さんの第三句集『鵜の川』の帯文と序文は、「風」でご活躍された、中山純子先生が書かれました。(☆NORIKO☆)  (464289)


28.07.09  (3772)

  樹炎さんから 《暑中お見舞い》 のご挨拶をいただきました。季節感あふれた素敵な素材の素晴らしい活け花をお楽しみください。

いぶきネットの皆様    暑中お見舞い申しあげます。

 まだ梅雨の最中ですが、暑さは尋常ではありませんね。熱中症にご用心下さい。

 お友達が 青栗・ハマボウ・螢草・縞芒などを自宅から摘んで来てくれました。

草木の生命力に、季節の移ろいの早さを思い、驚くばかりですね。

径50センチの大鉢に、早速活けてみました。急に涼やかな風が生れたようでした。

皆様ご笑覧下さい。  

樹炎   ★.。.:*・°★




樹炎さんの俳号は、華道の師範のお名前です。なるほど!!お上手なわけですね。
今日は全国的に大雨のようです。皆さまご注意ください。雨が上がれば名古屋は特有の蒸し暑い酷暑が待ち構えているような気がします。(☆NORIKO☆) (463957)

28.07.08  (3771) 

 昨日は暑かったですね~~!関東地方の水がめが心配だそうです。水不足になりませんように。

いぶきネット句会の投句一覧配信を担当してくださる内田陽子さんから、お家の向日葵の写真を送っていただきました。青空に映えて立派ですね。虻(蜂?)も向日葵に魅かれて近づいています。

私達も向日葵に負けないよう元気を出したいものです!! 

国枝さんに、落書の前半分の保存と、背景の壁紙を夏らしくしていただきました♪

 (☆NORIKO☆)   (463825)

   

   向日葵の空かゞやけり波の群  水原秋櫻子

   向日葵の一茎一花咲きとほす  津田 清子

   向日葵や兎当番鍵鳴らす    奥山ひろ子
  ★.。.:*・°★.。.:*・°★


28.07.07  (3770) 
 
 今日は七夕です。朝から青空が眩しく一気に盛夏になったような体感です。
樹炎さんからいぶきネットの案内と写真をいただきました。一服の清涼剤のような写真です。有難うございました!


いぶきネットの皆様     選句締切のお知らせ


 今日は「七夕祭り」で、「小暑」ですが、もうすでに 「大暑」なみの気温です。

大型台風の影響で、九州は連日35度越えで、 本格的な夏を迎えています。
そんな中、涼やかに福岡城跡の外堀に、蓮が咲きはじめました。

 昨日「バングラデシュ」より無念の帰国をされた皆様に哀悼の意を捧げます。 
   合掌

夫は現役の頃 「JICA]の無線の専門家として、政府から派遣され、「タイ国」・「バングラ デシュ」に暫く駐在していただけに、身の引き締まる思いです。    残念です。


 皆さま、暑さが続きます 水分補給をお忘れなく。酷暑を乗り切りましょう。


     朝風にほぐれつつあり蓮の花     中川幸子

     四方より雲の峰湧く草千里      つのだひろこ



 
さて、7月10日(日曜日)午後9時選句の締切です。

    締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
  
 八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜



七夕の傍題に「芋の葉の露」があります。その露で墨を磨ると書が上達するそうですが・・・
子どもの頃に経験はなかったです。俳句を始めてから知った言葉です。
(☆NORIKO☆)  (463687)


28.07.05  (3769) 
  今朝バングラデシュのテロの犠牲になられた貴い日本人の7名の方々の柩が羽田に到着したニュースを見ました。崇高な志を持った方ばかりですのに、悲しくいたたまれない事で、憤りを感じます。
 7月7日は七夕ですが「世界の平和」を願わずにはいられません。


その七夕ですが、俳句歳時記では分類が秋になっています。また朝顔も秋の分類に。

上京中、子規庵の糸瓜と朝顔を見てきました。保存会の方々が日々努力を重ねておられる様子が訪うたびに伝わってきます。朝顔は本当は買って来たかったのですが、持ち帰りも大変なので写真だけ。

入谷鬼子母神では工事の業者が作業をしていて(多分)朝顔市の準備をしていました。
(☆NORIKO☆)   (463471)

  朝顔市ガラス風鈴付けて売る     玉井美智子

  朝起きてまづ朝顔の花数ふ      太田 滋子

  朝顔の紺ばかり咲く町工場       鈴木 英子



28.07.03夜  (3768)  伊吹嶺自註俳句シリーズ『栗田せつ子集』
 かねてから企画されていた「伊吹嶺自註俳句シリーズ」が始まりました。その先陣を切って、『栗田せつ子集』が上梓されました。早速頂いて一気に読みました。これまでは俳人協会で自註現代俳句シリーズで発行されていましたが、それと全く同じの装丁で始まりました。
 本書にはこれまでの句集『富士近し』『山の日』『鵜の川』に収められ作品句とそれ以降の作品から300句を抽出して、それぞれ2,3行の自註が付けられています。
 せつ子さんの句集は生活句、吟行句が中心ですが、吟行句であってもそれぞれの生活の見える親しみやすい句集です。生活が見えるということはせつ子さんの人柄、人生までも見えてきます。
 読めば読むほど味わいが出て来ます。
 句集の詳しい案内、申込み方法は【こちら】あるいは句集写真をクリックして下さい。(隆生)    (463248)




28.07.03  (3767)

  暑くなってきましたね。すこし留守をして国枝さんと孝子さんに落書をお願いしていました。有り難うございました!樹炎さんからいぶきネット句会のお知らせと、熱い熱い山笠のポスターと写真を添えていただきました。

いぶきネットの皆様      投句締切のおしらせ


  いよいよ、「博多祇園山笠」が7月1日開幕いたしました。

昨日、2日は子供山笠の「博多流れ」が街を巡り、舁き山予備軍の気焔を揚げ

喝采を浴びました。この時期、街行く男衆の(締め込み)(法被姿)は 

正装とされ冠婚葬祭に許されています。粋なものです。!!

 雲間に 折れそうな白い月が・・・久しぶりの日差しです。
散策の山道は心地よい「青田風」
一面の植田が村中を映し、蛙の声、タニシ、水澄し、草むらの蝸牛など、風向きで牛の匂い・・・
里人に、もぎたての茄子や胡瓜を頂き、庭の青栗を褒めて戻りました。
皆さんの辺りはいかがでしょうか。食中毒にご用心下さい。


       みちのくやうすきみどりの植田風      栗田やすし

       あめんばう布陣の如く散らばれり      河原地英武

       喫茶店青田の見ゆる席に着く        松原佳子



 さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。
 
     早めにお送りくださるようにお願いいたします。 


       八尋 樹炎 ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜











この写真は樹炎さん(娘さん)から送っていただいた、十勝岳裾の麦畑と 青い池の写真です。こちらは涼しそうな写真ですね。北海道の大自然・・・・人口密度の高い東京から帰宅した私の目にはとても癒される、素敵な写真でした。有難うございました!!
(☆NORIKO☆)  (463119)




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