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伊吹嶺落書  (19年1月から6月までの落書)(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)

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 メッセージお待ちしております。

  メッセージお待ちしております


19.6.29 (5036)

 皆様、八尋樹炎様から落書の原稿をいただきました。七夕の話題です。
 七夕は、新暦で行う所と旧暦で行う所があります。皆様の所ではどちらでしょうか?
子供の頃は、町内や家でも七夕を行なったものでした。大人になった今はご無沙汰です。(新井酔雪)(609224

  「七夕まつり」

 
流石に文月近しです。駅舎に笹の七夕飾りを見つけました。
近付いて見ると、何と五色の短冊に可愛い彦星・織姫の折り紙が吊るされて、願い事が書かれています。近所の園児らの恒例のお飾りらしいのです。

 天の川の恋物語・中国の後漢時代に生まれた星伝説だそうです。
日本では、江戸幕府が七夕を年中行事にして、寺子屋の普及や裁縫の上達を願っていたそうです。(八尋樹炎)


        

19.6.27 (5035)

  
主宰がテレビに出演!!  奮って「伊吹嶺賞」へ応募を!!

 皆さま、事務局の矢野孝子さんより、お便りをいただきました。河原地主宰に関わる日報です。
 主宰は、日々忙しくされているようです。主宰と矢野さんの連絡は、Eメールを利用しておられますが、主宰からの返事は、お昼の休憩時間か、夜遅くになるそうです。
 写真の白いバラは、エンプレス・ミチコ、赤いバラはプリンセス・ミチコだそうです。春日井の王子製紙の薔薇園で撮影されたものです。(609004)

★主宰のテレビ出演
 今月28日(金)と29日(土)、大阪でG20サミットが開かれますが、河原地主宰がコメンテーターとして、関西のテレビに出演されるそうです。
 6月29日(土)「おはよう朝日 土曜日です」(朝日テレビ午前6時30分~8時生放送)に出演し、G20大阪サミットについて解説されます。出演時間は午前7時からの予定です。
 関西エリアの皆さ~~ん、ぜひご覧ください!!


★「伊吹嶺賞」の応募について
 先日の愛知同人句会で、主宰が『伊吹嶺賞に、ぜひ応募してください』と言われました。
 迷ってみえる方もあるかと思います。自分で作った句をまとめる良い機会です。まとめる楽しさを実感できると思います。奮ってご参加ください。
 詳しくは「伊吹嶺6月号の90ページを読んでください。締め切りは、7月末日消印有効です。是非!是非!ご応募ください。


19.6.26 (5034)

  第4土曜日は欅句会の定例会です!!

 皆さま、伊吹嶺関東支部の橋本ジュン様から、落書の原稿が寄せられました。橋本さんが所属している欅句会では、毎月吟行して句会を行なっています。積極的な取り組みが素晴らしいですね。(新井酔雪)(608907

 第4土曜日は、関東支部・欅句会です。毎回午前に吟行を行っています。今回の吟行は、鶯谷駅南口から入谷方面へ。7月6日、7日、8日に開催される「入谷・朝顔市」の下見を兼ねて歩きました。

 鬼子母神では、紫陽花と花ざくろが盛りでした。ざくろの花が、子規の句碑や畳針供養の碑へたくさん零れていました。

 そのあとは小野照岬神社へ。途中、土砂降りの雨に襲われました。15分くらい歩道橋の下で足どめでした。境内では降ったり止んだりでしたが、万緑を楽しみました。

 梅雨もあと少しでしょうか。いよいよ7月、夏本番ですね。また来月も吟行を計画します(7月は27日)。欅句会員以外の方の参加、大歓迎です。多くの方のご参加をお待ちしております。どなたでもご参加ください。


 連絡先:橋本ジュン birdlandjazz@mac.com  090-3454-9348


19.6.25 (5033)
 おはようございます。毎日蒸し暑いですが、朝はまだ涼しいですね。
この頃は夕方から扇風機のお世話になっています。

角川の月刊誌『俳句』の入選句を教えていただきました。みなさ~ん おめでとうございます!!


★小林貴子選
  秀逸  踏み減りし踏絵のマリア微笑みぬ   富田範保
★朝妻力選
  佳作  妻を恋ふ防人の歌碑よなぐもり    佐藤とみお
★岩岡中正選
  佳作  啓蟄や大江戸線のエレベーター    佐藤とみお
★井上康明選
  佳作  暁の千木に弾めり恋雀        西村信子


※記載漏れがありましたらお知らせください。写真は以前クレマチスの丘(静岡県)で写したものです。
 (✩NORIKO✩)


19.6.24 夕 (5032)
 毎年、奥の細道むすびの地「大垣」にて 芭蕉蛤塚忌全国俳句大会が行われます。
今年の大会は10月20日です。
一般の部門の事前投句の締切は、令和元年7月10日、小中高校生の締切は7月12日 (消印有効)です。

詳細は ⇒  【こちら】

投句料納入方法等、ご確認のうえご応募ください。インターネットからも投句が出来ます。
(✩NORIKO✩)(608695)

19.6.24 (5031)
 
熱田まつり献納俳句大会表彰式が 6月23日(日)熱田神宮文化殿講堂で行われました。
克江さんから入賞、入選のお知らせをいただきました。皆さまおめでとうございます!


★奉賛会会長賞   
  摺り足の柔道の形熱田祭      松平恭代   
★奉賛会賞   
  新樹光令和の御代に栄あれ     金田義子
★入選    
  金的を射し残身の涼しさよ     伊藤克江

当日句会   選者賞 題「汗」
★金森直治選
  旨寝児の背より抜きたる汗タオル   伊藤克江
★田畑龍選
  汗流し子供獅子追ふ幼なき児     金田義子

 6月のHP俳句会の結果が発表されました。
今月の最高得点者は、うさぎさん(愛知県)、ぐさん(神奈川県)、吉沢美佐枝さん(千葉県)でした。同点3名ですので、今月の副賞はありませんm(__)m。7月もふるってご投句ください。

 25日からしばらく留守をします。落書は記事がありましたら 酔雪さんにお願いしてあります。よろしくお願いします。(✩NORIKO✩)


19.6.23 (5030)
 
今日は沖縄戦が終わって74年 沖縄慰霊の日です。
沢木欣一先生は 1996年『沖縄吟遊集』を出版されました。
栗田やすし顧問も 沖縄に思いを寄せ、幾度も沖縄を訪問されています。句集『半寿』に21年間のうちに詠まれた160句の沖縄の句が掲載されています。

    
一匹の蟻地を這へり沖縄忌    前書き 摩文仁の丘  栗田やすし  句集『半寿』より
          
    慰霊の日礎にすがり婆泣ける 
 
礎(いしじ) 前書き 平和祈念公園  

 朝のテレビでは 語り部の方も高齢となられていく中 沖縄戦の記憶を引き継いで伝える人を育てる活動を放送していました。

+++++
 
樹炎さんから お住いの周囲の写真を送っていただきました。いつも有り難うございます。

荷物整理に帰宅して、散歩に出てみました。
田舎はのんびり時間が過ぎています。草刈の最中で、目の前を雉の夫婦が歩いています。

息を止めて、カメラをズームアップ・・・青田に映る雉の色の美しいこと。
一望に田水が光り紋白蝶が影を曳いています。葱坊主が「見てくれ」と言わんばかりの
整列に圧倒されます。(匂い)にも・・・
庭にお歯黒とんぼが羽根を畳んでいます。 母の忌近しです。 田舎の寸描です。
                  (八尋樹炎)+++++

  

令和の時代も平和が続いていきますように。(✩NORIKO✩)(608485)


19.6.20 夜(5029)
蒸し暑くなりましたね。
『俳句四季』7月号<季語を詠む-パイナップル>に 「四季吟詠」の選者でもある
下里美恵子さんの次の句が載っています。


    
 起伏なす鳳梨畑や空青し   下里美恵子


「四季吟詠」には次の方々が特選・入選でした。おめでとうございます!

★今瀬剛一選
特選 榛の花村を貫く沢の音   磯田なつえ        

★田島和生選
秀逸 荒畑に瑠璃を散らして犬ふぐり  福田邦子
   舷で見上げ湖北の飛花落花    若山智子
   潜るたび嘴に光や残る鴨     奥山ひろ子
佳作 小流れの水口さやに陽炎へり   谷口千賀子

★加古宗也選
秀逸 菜の花のかなたに浮かぶ石舞台  国枝隆生
   靴と靴たたいて春の泥落す    加藤弘一
佳作 初午の露店に開く鍼灸所     野島秀子
   里川の水匂ひけり風生忌     長崎マユミ
   指先を泥へ突つ込み野芹つむ   松平恭代

★加藤耕子選
秀逸 手に馴染む母の擂粉木木の芽和  大島知津


※記載漏れがありましたらお知らせください。(✩NORIKO✩)(608118)



19.6.19(5028)
 昨夜、新潟と山形で 強い地震がありました。毎日のように地震のテロップが、、気になりますね。

6月17日の満月は「ストロベリームーン」だったそうです。
樹炎さんから 写真を送っていただきました。綺麗に撮れていますね~~~


 +++++マンションの高みから雨上がりの雲間を泳ぐ満月を撮ってみました。
綾子先生の「門を出て五十歩月に近づけり」   綾子
を思い出しながら・・・
転居したマンションから、海まで歩いて1キロ位らしいのですが、
朝の散歩で川に、まさかの(エイ)が 満潮に入って泳いでいます。
信じられずに、目をこらして、何度も確かめました。しかも番!
涼しい日を選び散歩の足を延ばして海まで歩いてみます。
ご笑覧下さい。
              (八尋樹炎)+++++

  

コニカミノルタの「星空ガイド」によると、アメリカでは6月がイチゴの収穫期であること、また夏至の頃の月は赤みがかることが多いことから、6月の満月にこの呼び名がついたといいます。好きな人と一緒に見るとその人と結ばれるという言い伝えがあるそうです。 番のエイは満月に誘われて現れてくれたようですね。
(✩NORIKO✩)(607945)

19.6.18(5027)
 お天気ははっきりしませんが、今が一番日の出が最早の季節だそうです。
遮光カーテン・雨戸を閉めていないと 早くから明るいですね。
 犬山市の俳句部門で事務局のお仕事をなさっている 酒井とし子さんから年間賞のお知らせをいただきました。
有難うございます!


★犬山文化協会文芸部では観光俳句を犬山城・犬山市内・明治村等3ヵ所に応募箱を設置(如庵は修復工事の為休み)して、毎月、入選された人に入選ご通知をしております。
その集大成として毎年年間優秀賞も授賞しています。
平成30年度の賞が決定して下記の伊吹嶺の方が入選されました。(酒井とし子)

    平成30年度犬山観光俳句年間優秀賞 (敬称略)

◎犬山城・城下町賞
 潜り戸の乳鋲の錆や冬に入る   池田春美 

◎明治村賞
 坐漁荘の玻璃のゆがみや新樹雨  酒井とし子

◎秀逸賞 
 拭き上げて冬日差し込む細格子  内田陽子 


池田さん 酒井さん 内田さん おめでとうございます!

 

写真は名古屋で開催中の「田中達也-ミニチュアライフ展」での作品「スシ・ロコモ-ティブ」と、私が好きな「地球は甘かった」のマウスパッドです。「ひよっこ」のオープニング映像を飾ったアーティストですね。
(✩NORIKO✩)(607782)


19.6.16 (5026)

  6月16日(日) 愛知同人句会!!

 本日、16日(日)の午後1時より愛知同人句会が行われました。
句会は、参加者67名、不在投句8名でした。

 句会が始まる前に、係より河原地主宰、栗田顧問の句会指導へのお礼がありました。
また、栗田先生の誕生日6月13日をお祝いして、バラの花の贈呈がありました。

 栗田先生は10句選句、河原地先生は15選。両先生からは、具体的にそれぞれの選句された句の良い点、また問題のある句の指導がありました。

 句会の終りには、次の2点が連絡されました。
・『伊吹嶺』の7月号に伊吹嶺全国俳句大会の案内が掲載される。今回は、10月20日(日)に行われ、河原地主宰の還暦をお祝いするものである。
・俳人協会愛知県支部 秋季俳句大会(西尾俳句大会)が、10月27日(日)、西尾市文化会館で行われる。(新井酔雪)(607503

     

19.6.15 (5025)
〓 第 177回 いぶきネット句会 (令和元年 6月)合評会のお知らせ 〓 

合評会はいつものように、15日(土曜日)16日(日曜日)の両日
  午後9時から行います。 投句一覧・選句一覧をご用意の上
  伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。


日本漢字能力検定教会が、受験者約70万人の名前を基に名付けで使われる
漢字の傾向を調査しました。幅広い年齢層に及ぶ調査から・・・ 減少が顕著なのは・・・

61~65歳の女性は70%以上が「~子」という名前だったのに、
96年以降に生まれた女性は5%だそうで、
男性の「~夫/雄/男」なども60年頃を境に激減し、20代未満は0.15%だとか。
キラキラネームは聞き覚えのある言葉ですが、対義語としてシワシワネームとも言うそうですね。
私の生まれ年はオリンピックでしたので、五輪男(いわお)というピカピカネームの友人がいます。(哲半)

 五輪男さんは初めて聞きました。あと5日後に東京2020オリンピック入場券の当選発表がありますね。
写真は樹炎さんから送っていただきました。我が家のアガパンサスは、まだ蕾です。

  
(✩NORIKO✩)(607296)


19.6.14(5024)
 晴れていましたが風が出てきて、これから天気が崩れるのかな?と思っています。黒南風でしょうか。

 酔雪さん、栗田顧問の句集『半寿』ご紹介有難うございました! 1ページに三句掲載されていて、
掲載句数も多くてとても充実した一冊です!

 傘寿 米寿は知っていましたが、半寿は知りませんでした。
栗田先生は お若く見えるのは勿論ですが、歩くのもとても速いです。先月私が東京から名古屋へ帰る日に、混雑した東京駅の通路で風のように颯爽と向うからこちらへ歩いて来られたのが なんと、栗田先生でした。

★HP俳句会の投句〆切は 明日15日(土)午後9時です。皆さまふるってご投句ください!

 樹炎さんから 紫陽花の競演の写真を送っていただきました。いずれもご自宅の紫陽花だそうですよ。

   紫陽花に雨足荒き誕生日    八尋樹炎    句集『玄界灘』より

  

  (✩NORIKO✩)(607182)
 


19.6.13 夕(5023)

  栗田顧問の第5句集『半寿』出版!!

 この度、伊吹嶺顧問栗田やすし先生による第5句集『半寿』が角川書店より出版されました。
 この句集には、平成20年より平成30年に至る11年間の作品のうち、340句が収録されています。そして、巻末には、平成10年より平成30年に至る21年間に沖縄で詠まれた作品のうち、160句が収録されています。これらの作品は、「伊吹嶺」誌に掲載された句やその他に発表した千余句の中から選ばれています。
 句集の題名『半寿』は、耳慣れない言葉ですが、「半」の字を分解すると「八十一」になります。栗田顧問は、昨年613日に81歳になったところから、自祝の意味を込めて名付けられたそうです。(新井酔雪)(607072)

   振り向けば一筋の道寒明忌    帯文の巻頭の句・自選句

 上記の句は、帯文の巻頭に掲載された句です。松尾芭蕉晩年の「わが言い捨てし句々、一句として辞世ならざるはなし、遂に無能無才にしてこの一筋につながる」と言い放った言葉(『幻住庵記』)に通じる句だと思います。また、寒明忌は河東碧梧桐の忌日です。この句は、碧梧桐研究の第一人者である栗田顧問のこれまでの俳句人生を端的に表した句と言えます。

 さらに、帯文には、「故郷を、師を、旅の感興をやさしい眼差しで詠う。赤富士を妻と仰ぎ、孫の進学を喜ぶ家庭人でもある。」とあります。句集『半寿』を読んでみますと、その通りだということが分かります。
 以下、帯文に従ってそれに該当する句を抜粋して紹介します。

   咲きゐるや遥か母郷の彼岸花   平成20年作
   父母の亡きふるさとの山眠りをり 平成20年作
   覚めてなほ母の声する春の夢   平成21年作
   春落葉青年たりし父の墓     平成22年作
   流灯の列先頭は父ならむ     平成22年作
   母恋へば軒風鈴一つ鳴る     平成26年作


 ここに紹介した句以外にも、ご両親を詠んだ句が多くありました。栗田顧問にとっての故郷とは、まさにご自身のお父様であり、お母様であることが分かります。

   師は遠し赤富士妻と仰ぎ見る   平成20年作
   富士見しと日記に書けり欣一忌  平成23年作
   今もなほ師の手の温み綾子の忌  平成23年作・自選句
   綾子生家柱に凭れば秋の風    平成25年作
   泰然と色変へぬ松欣一忌     平成27年作・自選句
   師を忍び買ふ焼栗の一袋     平成30年作


 この他に師を詠んだ句は多くあります。どの句も師との思い出に繋がる句であり、栗田顧問の両先生を慕うお気持ちが綴られています。沢木欣一先生、細見綾子先生は、俳句の師であるとともに、人生の師であったとも言えるのではないでしょうか。

   
放牧の牛艶やかや隠岐の秋    平成20年作
   実梅売るみすゞの町の乾物屋   平成21年作
   妊りの土偶西日に
掌を合はす   平成21年作
   壁青きカフカの家や夏つばめ   平成24年作・自選句
   花奪ひどつと崩るる人やぐら   平成25年作
   炎熱や被爆時計の針歪む     平成25年作


 この句集で一番多いのは旅の句です。俳句の仲間やせつ子夫人とともに吟行されたときの句と思われます。

   駆け寄つて来し合格の子と握手  平成23年作
   旅立ちの妻を見送る懐手     平成24年作
   笹鳴きを聴きしと妻のささやける 平成25年作
   妻と乗るお紅の渡し花の昼    平成27年作
   子は遠し飾兜を床に据ゑ     平成28年作
   母の日の妻へ一輪庭の薔薇    平成28年作


 家族の句では、お子様、お孫様を詠んだ句もありましたが、奥様を詠んだ句が一番多かったです。日常生活での奥様との関わりを詠んだ句以外にも、吟行にご一緒されたときの句も見受けられました。どの句も、栗田顧問の家族への温かい眼差しが感じられました。

   みやらびの句碑をなぞれば春の雷 春・自選句
   トーチカに弾痕あまた梯梧炎ゆ  春
   蜥蜴這ふ砲火に焦げし洞窟の口  夏・自選句
   負け牛の目の血走れる炎暑かな  夏・自選句
   絣織る音のこぼるる萩の路地   秋
   月照らす首里王城に楽流れ    秋
   赤土の幾万の霊甘蔗の花     冬・自選句
   甘蔗時雨入るを許さぬ自決豪   冬


 この句集の一番の特色は、終章Ⅵに「沖縄」篇を設けたことです。Ⅰ~Ⅴの章は編年順ですが、「沖縄」は四季別に収録されています。沖縄の風物が詠まれていますが、一際目を引くのが、沖縄戦の戦跡の句です。一読胸を強く打つものがあります。あとがきには、「沖縄戦を思い戦跡を訪ねて詠んだ句を含んでいることから、はからずも鎮魂の章というべきものとなった。」とあります。

 最後に、帯文に掲載されている自選句を紹介します。12句掲載されていますが、まだ紹介していない4句です。

   ふるさとに旅人めきし冬帽子   平成21年作・自選句
   山積みの古書如何にせん木瓜の花 平成21年作・自選句
   厨の灯消せばにはかにつづれさせ 平成21年作・自選句
   慰霊の日礎にすがり婆泣ける   沖縄篇・夏・自選句


 ☆詳しくは【こちら】をクリックしててください。


19.6.13 (5022) 
 今日は貴重な梅雨晴れ間になりそうです。早速シーツを洗いました。
樹炎さんから写真や近況をいただいています。


+++++  昨日我が家に雑用で帰りました。
音立ててダムからの放水が堰を超えて急ぎます。
田植え時の懐かしい 水や草木の匂いにホッとするのは、日本人特有の風土でしょうか・・・
留守した玄関の入り口に、可愛い落書きが・・・宇宙人か?昔とは随分変わりましたね。
裏庭に回ると梔子の香りが嬉しく、紫陽花も満開です。
休め窯の真上を覆う、大楠に百千鳥、風に支えを探す朝顔のつる。自然の逞しさを感じます。
                  八尋樹炎+++++

    


   薄月夜花くちなしの匂ひけり   正岡子規

   口なしの花はや文の褪せるごと  中村草田男   いずれも『俳句の花図鑑』より

(✩NORIKO✩)(606985) 
 
      

19.6.12 (5021)

 徒歩さん 葦毛湿原吟行のアップを有難うございました。40分の本降りを耐えた甲斐がありましたね。
ネット句会の選句一覧(名前なし)が配信されました。皆さんの選句と評を読むことも勉強になります。

今週末は曇りがちのようです。ダムの水は大丈夫でしょうか。
写真は樹炎さんから送っていただきました。椿の実、ブルーベリー、青柿です。(✩NORIKO✩)(606858)

   青柿に陶器の固さありにけり    河原地英武

   本棚に青柿二つ子規祀る      栗田やすし

子規の「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の句は教科書にも載っていて小学生でも知っているようです。
それで、「柿」といえば子規を思い出しますね。
栗田先生が中日ビルでの伊吹嶺句会で発表されたことを覚えています。
子規が若くして亡くなったことと「青柿」を配して絶妙な一句と感じ入りました。

    

19.6.11 (5020)

 昨日は男組の吟行でした。
 雨の中豊橋の葦毛湿原を散策しました。
 バスを降り、歩き始めて40分ほどが一番ひどい降りで、木道から足を踏み外したりと大変でした。
 始めの頃の空元気もなくなり、もう歳時記を開いて題詠で詠もうかと諦めかけたら、雨も小降りになってきました。
 時鳥の鳴き声がしたり、笹百合、野花菖蒲、等にも目がゆくようになり、やっと吟行らしくなりました。

  遠山の狭間煙れり時鳥    徒歩
  荒梅雨や山路の沢に足とらる 和嗣
  木道の軋みかすかに野花菖蒲 酔雪
  不如帰雨に烟れる山近し   一紀
  笹藪に放置の榾木梅雨茸   隆生



   松井徒歩


19.6.10 (5019)
 よく雨が降り、梅雨寒を感じています。カーディガンなどはおるものを着ています。
伊吹嶺6月号が届きました。

 今月は、第13回「伊吹嶺」新人賞と、第11回「伊吹嶺」秀句賞の発表と選考経過、
審査感想が掲載されています。あらためて紹介します。

 新人賞   高柳杜士
 秀句賞   掌の中の飛蝗の脚の強きかな   高柳杜士

 また、中山敏彦さんの追悼特集として「中山敏彦25句」(千草句会抄出)と、
「中山敏彦氏を悼む」 として野島秀子さんがあたたかい文章を寄せておられます。 

      
日溜りの雪消えて生ふ千草の芽   中山敏彦

      乗込鮒赤き浮葉を跳ね飛ばす     

      リラ薫る日和や妻の誕生日     

      とろろ汁すする広重版画の間      

      孫と酌む金粉ひかる年の酒      


 お孫さんは成人していらっしゃたのですね。私もそんな日が来ると良いなあと思いつつ・・・
 中日ビルで句会があったころ 同じ地下鉄の駅から偶然ご一緒しました。
中山さんは 市バスを使わず ご自宅が近いからと 颯爽と歩いて帰宅されたこと
句会でお会いすれば 気さくに声をかけていただいたことも思い出しています。

  (✩NORIKO✩)(606655)

19.6.9 (5018)
 
哲半さんから見た目も素晴らしい和菓子の写真を添えてお知らせをいただきました。

◇◆ 第 177回 いぶきネット句会 (令和元年 6月)選句締切りのお知らせ ◆◇

明後日6月10日(月曜日)午後9時選句の締切りです。

締切りまでに、出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。

先日、ある方から夏の菓子を頂戴しました。家内が『銘
』に迷っていたので、私がスラスラと
答えると、不思議そうな顔をしていました・・・ なぜ分かるか?  そりゃ、季語ですから!(哲半)

  

 
答えは【青梅】【鉄線】【紫陽花】です。日本人の繊細な感覚と技術は素晴らしいですね。
(✩NORIKO✩)(606522)

19.6.7(5017)
、名古屋は朝から雨で、だんだん強くなっています。梅雨入りと思うのですが、今日の天気予報は、非常に強い雨に注意とのことでした。皆さまもお気を付けください。

 愛知同人句会の投句は本日が締切です。メールの方は午後6時までにお願いします。

 昨日 いぶきネット句会投句一覧が配信されました。 10日午後9時までに選句と特選句評を送ります。 それを係の人が纏めるのですが、複数の目で間違いがないか確認してから選句一覧(作者名なし)が配信されます。

 写真は樹炎さんから送っていただきました。赤い紫陽花珍しいですね!
(✩NORIKO✩)(606270)

19.6.6(5016)
 6月6日 カレンダーに「芒種」と記してありました。
樹炎さんから写真をいただきました。有難うございます!
気象庁は 「・・・・地方が梅雨に入った模様です」と最近言いますね。

+++++
 九州では、はや 梅雨入りの空気感です。薄曇りの空に、太陽がぼんやり顔を出しています。

島々は霞がかかり輪郭がはっきりしません。

留守に摘果しなかった枇杷が鈴生りで甘味は有りますが、半分は鳥の餌になっていました。

白い紫陽花・種類が多い花です。野アザミに紋白蝶が群れています。

 糸島の前原平野の麦秋です、遠くに麦藁焼きの煙が立ち込めて、この時期ならではの情景です。

臭覚の記憶は母とつながり、心満たされるものです。
                              (樹炎)+++++


     


   麦秋や母の便りの旧漢字    栗田やすし  『伊吹嶺季寄せ』より

   角材の芯の薄紅梅雨兆す    河原地英武   句集『火酒』所収

  ドライアイの私は梅雨が好きです。(✩NORIKO✩)(606143)

19.6.4 夜(5015)

 今日6月4日は京都句会でした。
 洛北岩倉の実相院~石座神社~岩倉具視幽棲旧居と吟行しました。
 実相院は秋の紅葉が床板に映る「床紅葉」で知られていますが、今日は新緑が映り込む「床緑」でありました。
 天気も良く薄暑を感じる日でした。

  木の枝にもりあを蛙身じろがず 英子
  舞殿は風のぬけ道青楓     恵光
  北山の風の濡縁梅青し     佳子

 河原地主宰はぎっくり腰でご欠席でした

  腰病めり雨戸の守宮放りし夜  英武




    
松井徒歩


19.6.4 (5014)
福岡の樹炎さんから 令和の6月の風を送っていただきました。いずれも伝統がある行事ですね。


+++++早いものでもう6月、梅雨入り間近ですね。
 願わくば穏やかな雨季で済みますように・・・

     飛梅ちぎり
 あの 新元号「令和」の地 大宰府天満宮で」「飛梅ちぎり」がはじまりました。
 粛々と一個一個巫女が拾い集める様も神事です。
          
    博多山笠始動
祭り一色に染める「博多祇園山笠」の各流れが準備作業をはじめました。
 この日から、祭りの正装とされる長法被の着用が解禁になります。
 今年も、肩で風切る(のぼせもん)の博多です。「オッショイ!」。
  
     菩提樹まつり
 福岡の東区「恵光院」で弘法大師の生誕を祝う菩提樹祭りがあり、
 着物姿の女性たちが、その清々しい香りを楽しんでいました。
 菩提樹の花を見たことがありません。行ってみたいものですが・・・

      以上地方紙ななめ読み          (八尋樹炎)+++++

    

「ワッショイ」でなく「オッショイ」ですか!!いっそう鯔背なひびきがありますね。(✩NORIKO✩)
(605890) 


19.6.2(5013) 
 鈴木英子さんは、先月、50年続いているお仲間と湖北にも行かれたそうです!良かったですね。

+++++「湖北紀行」

 伊吹ネットの皆さま知立句会の鈴木英子です。私は5月26日~27日に、湖北の長浜に行きました。それは、亡き夫の有志の同級会に出席するためです。この会は、約50年間欠かさずに行われており「やろう会」と称し昔は8人でしたが、主人がなくなり、もう一人は事情があってお見えにならず、今は6家族です。60歳になってからは、夫婦同伴で参加します。私は亡き夫の縁を大切にして、参加させていただいております。

 さて、この旅行で私は特に二つの感動に出会いました。一つは湖北から見た伊吹山の美しさ、もう一つは「琵琶湖周航の歌」を竹生島への就航の、静かな湖で実感したことです。

まず、米原~長浜へのJR線から見える伊吹山は、新幹線で見慣れている力強い偉容の山とは違い、優しい兜型の独立峰で、夏霧の中にうっすらと見える美しさは感動に値するものです。そして、長浜駅の改札口を出ると、湖側は西口、東口は伊吹口となっていました。2日目に、ホテルの近くの船着き場から竹生島行きの船に乗り、湖へ出ると、また美しい伊吹山が見えます。長浜から竹生島への片道30分の航行でしたが、湖は静かで天気も良く、美しい湖北を満喫しました。

二つ目の感動は、国民的歌謡の「琵琶湖周航の歌」の背景を実感したことです。「我は湖(うみ)の子さすらいの、旅にしあればしみじみと~」で始まる歌のメロデイは懐かしく加藤登紀子さんの歌で一世を風靡しました。この歌は大正から昭和の初めにかけて三高のボート部の愛唱歌としてまた寮歌として知られています。実はもう一つ「琵琶湖哀歌」という歌が存在します。それは1941年金沢四高のボート部八名と三高の部員三名が、琵琶湖で遭難し、それを悲しんで作った歌でいまも存在します。メロデイはとても良く似ています。こちらの曲は竹生島からの帰りの船で流してくれました。

前日の再会を祝した宴会では、カラオケ大会で、琵琶湖周航の歌に始まり、とりは、仲間の一人で謡をたしなんでいらっしゃる方がいて、謡曲「竹生島」と「令和を寿ぐ」謡曲でした。とても美声でした。お仲間の方々は皆様陽気で誠実な方ばかりです。だから長く続いているのです。幹事さんに感謝です。

(鈴木英子)+++++

竹生島か墳かこんもり夏のゆめ   宇佐美魚目     (大型俳句検索より)


 
私がうんと若い頃、伊吹山や琵琶湖には叔父に連れて行ってもらった記憶はありましたが、回数も少なく、伊吹山や近江の国の良さは、なかなか分かりませんでした。俳句を始めてから知ったことがとても多いです。英子さん、またお出かけ情報送ってくださいね。写真は何年か前写した竹生島です。(✩NORIKO✩(605590)


19.6.1(5012)
令和元年が一か月過ぎ、六月になりました。暑く、陽射しも強くなりそうです。

 静岡支部長の磯田なつえさんから 「一番茶句会報604号」を送っていただきました。
まず 西川満寿美さん記による「一番茶」句会報600号(50周年)記念大会の模様が1ページ以上にわたり、詳しく紹介してありました。ほんの一部ですが紹介させていただきます。


・記念大会は一番茶発展の元となった45年前の「風」第一回鍛錬会場と同じ日本平ホテルに於いて、栗田顧問ご夫妻をお迎えして行われました。
・栗田先生はお祝いのご挨拶で「一番茶俳句会」が50年という長きにわたり、休まず会報を発行を続けたことへの素晴らしさと、沢木・細見両先生との鍛錬会など一番茶の思い出をお話しされました。
・祝賀会、記念句会と充実した大会の様子
などが綴ってあり、雨の上がったホテルの庭での記念写真と共に掲載されてありました。

 他に定例の句会報、「一番茶」作品鑑賞、静岡句会の入選句と添削例など、内容の濃い句会報でした。

 静岡支部のみなさ~ん あらためて「一番茶」50周年おめでとうございました!!

 愛知県では明日 第70回全国植樹祭が尾張旭市森林公園で行われます。
今日から2日間天皇陛下が愛知県を訪問されます。
今日はあま市で伝統工芸品の七宝焼をご見学、地元の小学生とふれあいの場を持つそうです。皇后陛下も来訪していただけると良いなあと思います。
愛知では(私の若い頃?)お祝い事やお返しには 七宝焼の花瓶や菓子皿が定番でした。
(✩NORIKO✩)(605471)

 


19.5.31(5011)

+++++いぶきネット句会のみなさま

◆ 第 177回 いぶきネット句会 (令和1年6月)投句・選句締切りのお知らせ ◆  

投句締切り 6月1日(土曜日)から5日(水曜日)午後9時締切り  

選句締切り 6月日(木曜日)から10日〈月曜日)午後9時締切り  

  ※ 投句・選句とも、早めにお送りくださるようお願いします。


今日は、宇治のお茶刈の手伝いに行く予定でしたが、雨のために中止になりました。
先週も雨でしたので、今年は、手伝いへ行くことなく終わってしまいました。

素人的には、お抹茶のデザートなどの人気もあるので景気が良いと思っていましたが、
「自宅でお茶を淹れて飲まなくなったでしょ?」と言われ・・・ 何となく、
分かるような気がしています。(哲半)

形がユニークな灯篭。水戸黄門さんの寄進で有名だそうです。

酔雪さん 皆さん 留守中有難うございました。
HP俳句会の投句受付も明日から始まります。(✩NORIKO✩)(605351)

19.5.29(5010)

 皆さま、伊吹嶺関東支部の武藤光晴さん(犬槇庵)より落書の原稿を送っていただきました。武藤さんは、上総一宮と呼ばれているところにお住まいです。記事の内容は、栗田顧問をお招きしての吟行会です。晴れてよかったですね。それでは記事をお読みください。(新井酔雪)(605112

   栗田顧問と関東支部有志による上総一泊吟行会

 前日の大荒れの日本列島が、嘘のように晴れ上がった5月22日(水)。地元の犬槙句会のメンバー5人を含め、15人により上総一ノ宮近辺を吟行しました。風船爆弾打ち上げ基地の跡、北斎の神奈川沖浪裏に大きな影響を与えたと言う、波の伊八の彫物が現存する、飯縄寺・行元寺を吟行しました。句会は、芥川龍之介も逗留した離れの残るホテル一宮館で開き、顧問と関東支部有志には、ここに宿泊して頂いた。

 翌日は、宿泊組を「月の沙漠」のある御宿にご案内。御宿の由来となった、最明寺と御宿海岸を散策。昼食会場を借りて、第2回目の句会を開催。時間が足りなくなり、帰りの特急内での選句、披講を余儀なくされました。

 房総半島には、歴史的吟行地が沢山ありますが、コンパクトに纏まって見られる所は少ない。こちらに来られる機会があれば、ご一報くだされば、その近くの吟行に、ご助言くらいは出来ると思います。(光晴記)

【1日目の句会】
 ○高得点句
   
五輪待つ上総の高き卯月波      とみお  8点
   北斎の眺めし海や卯波立つ      昇    6点

 ○顧問選
   
夏草や風船爆弾飛ばせし地      光晴
   五輪待つ上総の高き卯月波      とみお
   老鶯や天狗の寺に芭蕉句碑      一成
   静けさや伊八の寺の夏木立      遊水
   老翁や天狗の寺に鳴きやまず     昇
   乱鶯の声四方より飯縄寺       とみお
   扁額の天狗の面や緑さす       一成
   藁葺の山門囲む夏木立        和子
   北斎の眺めし海や卯波立つ      昇

 ○顧問の一句
   
鈴懸の大緑陰にみくじ堂       やすし

【2日目の句会】
 ○高得点句
   
サーファーを影絵となして朝日出づ  とみお  4点
 ○顧問選
   
時頼の御宿せし寺風薫る       一灯
   御宿に鐘響きたり若葉風       昇
   篠の子や矢倉に祀る如来様      あきを
   老鶯や伊八の彫りし像の耳      一灯
   青葉山背に古刹の鴟尾光る      ゆう
   花は葉に伊八の彫りし波いくつ    一灯
   芥川が散歩せし庭紫蘭咲く      昇
   口遊む月の沙漠や浜昼顔       昇
   頂門に緑さしこむ如来仏       とみお

   
浜昼顔砂紋に著き靴の跡       あきを
 ○顧問の一句
   
うす暗き洞に涼しき如来仏      やすし


19.5.27(5009)

 皆さま、事務局として日々忙しくしておられる矢野孝子さんから落書の原稿が寄せられました。
ここに紹介します。(新井酔雪)

急な猛暑の日々で、心身共に驚いていますが・・・・
その中、「自然と親しむ吟行会」の植物園の吟行は、有り難い1日でした。雨上がりの木々の緑が美しく・・・
 まさに〈緑の中に身を置いた〉気分でした。担当の皆さんや、お手伝いを頂いた東山植物園のボランティア(ガーデン句会のメンバー)の皆さんの尽力で、いろいろな事を学ばせて頂きました。
 担当の皆様!! 有り難うございました。

 休日には、町内会の活動で、瀬戸川の土手のオオキンケイギク(外来種)の駆除が行なわれました。
主人は元気に暑さ対策をして参加しましたが・・・ 私は、気にしつつも、暑さを理由にして不参加。(<(_ _)>

 「伊吹嶺」のインターネット部では、<環境グループ>として、野島さんを班長に、いろいろな活動をされています。
 これからも 皆さんで参加?協力!をして行けると良いですね。

★4月17日のこのページで 話題にしましたが・・・・京都で撮られた主宰の写真が『俳句界』の6月号に載りました。2ページにわたり結社「伊吹嶺」が紹介されています。仲間の俳句も載っています。機会がありましたら『俳句界』を 是非ご覧下さい。(写真は加藤剛司さんに送っていただきました。)  (矢野孝子)(604897


          


19.5.25 夕(5008)

 月刊『俳句』に入選の句をお知らせいただきました。有難うございます。

★山田佳乃選
  秀逸  自画像の目のぱつちりと卒園す  齊藤眞人
★今井 聖選
  佳作  厨から饂飩切る音冬ぬくし     加藤剛司
★井上康明選
  佳作  交番の机にひとつ紙雛       齊藤眞人
★星野高士選
  佳作  探梅や沢のはじまるひとしづく   磯田なつえ 

みなさ~ん おめでとうございます!!

19.5.25(5007)
 今日は、暑い中で小学校の運動会が行われました。9時から11時半までの演技でしたが、効率よい進行でした。それは中央に集まっての準備体操をせず、応援席の前で少し広がって行ったこと。(写真右)
開会のことばは6年生が行い、校長先生の挨拶が閉会の挨拶だけだったこと。徒競走とリズム運動と学年別競技ですが、リズム運動を2学年一緒に行ったことで、時間の短縮が出来たようです。(昨年度比べ) この暑さなので、早めに終わるのも良いかもしれないと思ったことでした。炎天下、テントのないところでは児童も大変です。
 ところで運動会の季語は「秋」ですが、
中学校や高校では体育祭として二学期に行われるところが多いようです。句作りにちょっと困りますね。
 
   運動会午後へ白線引き直す    西村和子  句集『かりそめならず』所収

明日から4日間留守をします。私の落書は少しお休みしますので宜しくお願いします。(✩NORIKO✩)(604570)

  


19.5.24(5006)
 
 
奈良や京都へ良くお出かけになる鈴木英子さんから 二上山・當麻寺と万葉集にかかわる文章を送っていただきました。
時代は今万葉集が注目されていますね。

+++++當麻寺にて

 伊吹ネットの皆さま知立句会の鈴木英子です。
5月12日に私は40年ぶりに當麻寺を尋ねました。私が現役のころ、大和、特に明日香、吉野地方に興味を持たれた方がいらっしゃって毎年グループで「歴史・文学の旅」と称して、その地方を歩きました。私はまだ若くて、徒歩で、大和の山から平野へ寺社巡りをしました。その旅の一つが、當麻寺、二上山に上るコースでした。

 さて、5月12日、私は樫原神宮駅から近鉄南大阪線に乗り換え、當麻寺駅から徒歩で20分かけて、寺に着きました。
 昔は、田や畑の道を、日本相撲の発祥地の「當麻けはや塚」を見て歩き、近くの石光寺にもお参りし、二上山にも上り、大津皇子の墓に参りましたが、今回は往復40分歩くのが、精一杯でした。
今回、寺に着くとその趣は40年前とほとんど変わりなく、観光客もまばらで、歴史を感じました。見るべきものは、中将姫の曼陀羅図と白鳳時代の仏像、寺の建物の配置です。弥勒菩薩像は剥落がひどく、時代を感じます。また、建物の配置は、金堂、講堂と並び、その両脇に三重の塔が東西に並び、この配置で残存しているのは、當麻寺だけだそうです。
 帰りの駅で、間近に、葛城山系の西の端にある二上山を眺めて、謀反の疑いで処刑された弟の大津皇子を悲しんで詠んだ大伯皇女の、万葉集の歌を思い感銘を受けました。

     大伯皇女(おおくのひめみこ)の挽歌
 ・うつそみの人なる我や明日よりは二上山をいろせ(弟)と我が見む
 さて、翌5月13日と14日は関西支部の鍛錬句会です。私は飛び入りで参加しました。鍛錬句会は私にとってはかなりハードでしたが、飛鳥巡りはたのしかったです。
 この飛鳥の地は、7世紀大和朝廷が確立する舞台となった地で、遺跡の宝庫です。甘樫の丘から、大和三山を望み、その向こうに二上山を見たとき、前日の當麻寺から見た二上山をも重ねて、天皇の座を巡り権力闘争を重ねた人々の歴史を思います。 

 陰湿な凄惨な争いとされる中に、万葉集で歌われている相聞歌の爽やかさや挽歌の身をよじるような悲しみの歌が歴史のはざまに散りばめられていて、救いを感じます。

・春過ぎて夏来るらし白妙の衣干したり天の香具山   持統天皇
・我が背子を大和へ遣るとさ夜ふけて暁(あかとき)露にわが立ち濡れし 大伯皇女
・二人行けど行き過ぎがたき秋山をいかにか君がひとり越ゆらむ    大伯皇女

 天智天皇の娘である持統天皇は、我が子の草壁皇子、皇子亡きあとの孫の軽皇子に権力を渡すべく、甥にあたる大津皇子を陥れて処刑したといわれています。大伯皇女は大津皇子の同母姉で、伊勢の斎宮として伊勢にいたので、最後を悟り、姉に会いに行った時、姉の皇女が弟を見送った時の歌だといわれています。のち二上山に葬られます。
      (鈴木英子)+++++


英子さ~ん 有難うございました!!
 写真は樹炎さんから送っていただきました。十薬の花可愛いですね。 (✩NORIKO✩)(604385)

19.5.23(5005)

 昨日から暑い日が続いています。もう真夏日!!5月末は運動会が多いのですが、熱中症が心配ですね。今年は10連休があったためか、春の遠足は無し、土曜日の小学校の運動会は半日で終ると聞きました。
33度の予想だそうですが・・!!

 月刊『俳壇』に 富田範保さんの入選があったとのお知らせをいただきました。
富田さんおめでとうございます!

★『俳壇』6月号 俳壇雑詠  加藤耕子選
 秀逸
   海髪(うご)寄する平家入水の海の青   富田範保


海髪は(うご)のルビがあります。この書式でルビは難しいのですみません。
写真は樹炎さんから送っていただいた、鴨足草(ユキノシタ)です。(✩NORIKO✩)

19.5.22(5004)
 今日は七月上旬の暑さになる模様との天気予報です。一旦中断した衣更えの準備をと思っているところです。

★伊吹嶺ホームページといぶきネット句会は インターネット部員がそれぞれ様々な作業を分担する形で進めています。
HP俳句会アップの要は慢房さんで、自作ソフトで自動的に一覧をアップしておられます。
(私には未だにわからないことで、たぶんこの先もできない事の一つと思いますすが)

★5月のHP俳句会の結果がアップされました。
今月の最高点句は

   駄菓子屋は三時開店燕来る    蝶子さん(福岡県)   でした。
おめでとうございます!!

今月も多数のご投句有難うございました!!来月も多数のご投句お待ちしています。
(1日から15日投句受付です)

★環境コーナーは 本誌に記事を載せており、それをカラー写真入りでホームページにアップしています。TOPページの見出しをクリックしてください。4月は国枝洋子さん執筆の「誓子の浜」、5月は野島秀子さんによる「山が削られる」です。過去の記事もすべて閲覧できます。ぜひ皆さまもご覧ください。
前ネット部長(現在環境部)の国枝さんは長年にわたり 環境問題にも取り組んでおられ、昨日も東山植物園に関して、「里山からビオトープへ」と題した資料を作成してくださいました。また地元で環境問題への意識を高めるための普及活動にも力を入れておられます。
 写真は東山植物園の「ムサシアブミ(武蔵鐙)」です。(✩NORIKO✩)(604072)


19.5.21 夜(5003)

   ★☆★第6回自然と親しむ吟行会★☆★ 

 今日は、朝の天気予報通り、10時には雨が上がり、次第に雲が去り、青空が見えてきて、やすし晴れとなり、新緑の東山植物園の吟行会を傘を差さずに行うことが出来ました。ご多忙の中、河原地主宰と栗田先生にもご参加いただき、49名の吟行会でした。
 東山植物園は、里山の自然が色濃く残っていて 植物の標本の集まりのようでもあります。「令和」ゆかりの「万葉集」で梅を詠んだ大伴旅人の歌碑もある万葉の道、江戸時代の名古屋の俳人横井也有の也有園、合掌造りの家、東海自然の森散歩道、古窯穴窯(復元)、木馬道、ビオトープなど句材も自然もたっぷりあり、3コースに分かれて句作しました。コースの案内は野島秀子さんのガーデン句会の方々(植物園のボランティアガイドをなさっています)。ネット部と環境グループも下見をしましたが、野島さんと、コースの確認、新しいパンフレット集めや資料の袋詰め、当日のガイド等ご協力いただきました。みなさ~ん有難うございました。
 午後、植物会館研修室にて句会。句会の前に、国枝さんから、東山植物園に関するお手製の資料をいただき解説もしていただきました。全国的に、動物園は動物園だけという公園が多い中、東山公園は、動物園と植物園も併設され、ゆったりと楽しめます。ここでは、句会での高点句と河原地主宰・栗田顧問の特選句を紹介します。(✩NORIKO✩)

★高点句 
第一位   朴の葉に影弾ませり四十雀         河原地英武 
        日のさして瑠璃透きとほる糸とんぼ     松平恭代

        山蟻が這ひをり点字案内板         玉井美智子
第二位   池の面の影と連れ飛ぶ糸蜻蛉        加藤ゆうや
第三位   青葉光浴びて令和の旅人歌碑        国枝隆生


★河原地主宰特選
        全裸なる若竹天を突くばかり         加藤ゆうや
★栗田顧問特選
        睡蓮の白きはやかに雨上がる       福田邦子

 

写真は 星が丘門の案内板前、東海の森コース古窯前、
右上は挨拶の野島さんです。(写真・安藤一紀さん)詳しくは後日トピックスにアップの予定です。(✩NORIKO✩)

19.5.21 (5002)

 今日は第6回自然と親しむ吟行会が、東山植物園で行われますが、天気予報では 名古屋は9時は☂ 10時は☀
となっています。このようにはっきり予報が出るものなのかとビックリしていますが、集合は10時、天気予報が当たりますように・・・・・
 樹炎さんから近況と写真を送っていただきました。いつも有り難うございます。(✩NORIKO✩)(603890)

 +++++夫と連れ添い 元寇碑のある(生の松原海岸)を散歩いたしました。
流石に、初夏の海風の清々しいこと・・・
九州大学のヨット部の練習らしく、沖に集結しては 二手に分かれ
風向きを変えながら身を反らす しぐさは若々しい青春そのものです。
松林の匂いや潮の香り玄海灘の青空を堪能いたしました。 (樹炎)+++++ 
      

   

19.5.20 (5001)

  5月19日(日) 愛知同人句会!!

 昨日、19日(日)の午後1時より、元号が令和に改まって初めての愛知同人句会が行われました。
冒頭の挨拶の中で河原地主宰は、次の2つのことを紹介されました。(新井酔雪)(603723)

・栗田やすし先生の第5句集『半寿』が上梓されました。句集名の「半寿」の「半」の字を分解すると「八十一」になります。昨年6月に先生が81歳となられ、自祝の意を込めた句集名です。

・伊吹嶺ホームページの「伊吹嶺落書」の掲載が5000回になりました。ホームページを掲載している俳句結社は数多くあります。しかし、伊吹嶺のように毎日更新しているホームページはありません。

 句会は、参加者66名、不在投句8名でした。栗田先生は10句選句、河原地先生は15選。両先生からは、それぞれの句の良い点を説明していただきました。そして、問題のある句を指導していただきました。さらに、栗田先生からは追加の佳句の発表がありました。最後にいぶきネット会員からの質問に答えていただきました。質問は、「いぶきネット句会の合評会で問題になった、過去の助動詞「き」の連体形「し」に存続の意味があるか」でした。主宰の答えは、「文語は、平安時代の文法がもとになっている。しかし、文法自体は時代とともに変化している。その意味で考えれば、過去の助動詞「き」の連体形「し」に、存続の意味を認めていくのは、自然の流れである」とのことでした。


       

19.5.18 夜 (5000)
★皆さま 落書が5000回!!です。先輩の皆さまの積み重ねてこられた実績が この数字となりました。
私は俳句を始めた当初、「落書」という命名にもセンスの良さを感じ、毎日のように見て 旬な「伊吹嶺」を 楽しんできました。気軽に読めて HPで毎月更新される「伊吹嶺」の俳句を知り、色々な情報も知り、素敵な先輩たちの足跡を見つめてきました。これからも肩肘張らずに頑張っていきたいと思います。
皆さまのご協力も必須!!ですので、どうぞよろしくお願いします。
『俳句四季』6月号「四季吟詠」に多くの仲間が入選しました。おめでとうございます!

★柏原眠雨選
特選  春泥に巨体をゆだね犀眠る      野島秀子
秀逸  白魚糶るくはへ煙草を離さずに    国枝隆生
佳作  前髪に春の雪のせ出勤す       奥山ひろ子
    美濃和紙のポチ袋買ふ小正月     福田邦子
★関森勝夫選
秀逸  冬の雲千切れて速し土管坂      安藤一紀
佳作  口笛へ鳴きつ寄り来る鴨の群     松平恭代
    梅が香やはんなり座る夫婦句碑    磯田なつえ
★山本比呂也選
佳作  耕しの鍬に地虫のころがれる     加藤弘一
    海風の抜くる尼寺大根干す      長崎マユミ
    青空に触れんと紅き梅開く      大島知津
★山田佳乃選
佳作  梅ふふむ痛みの癒えし母の笑み    梶田遊子
★鈴鹿呂仁選
佳作  水底の寒鯉三尾ゆるぎなし      鈴木英子

記載洩れがありましたらお知らせください。 

 柏原先生から特選をいただいた野島秀子さんは、17日にガーデン句会の方と自然と親しむ吟行会の吟行コース最終確認の打合せを行われました。そのことをお聞きしたので途中から合流させていただきました。
 植物園は今、初夏の輝くような緑にあふれています。万葉の道、東海自然の森、也有園など歩いてきました。えごの花、栃の花、紫陽花の蕾、草藤、アヤメ、野花菖蒲、甘茶などが咲いていて、竹は皮を脱ぎ、ビオトープにはお玉杓子、蜻蛉も早くも生まれていました。ガーデン句会の方は皆さん植物に詳しく植物を愛し、生き生きと説明してくださいました。「初夏になると えごの花や栃の花など、白い花が多いような気がしませんか?」と言われて、なるほど、植物園には白い花が涼し気に咲いていました。

 21日(火)には「自然と親しむ吟行会」が東山植物園にて行われます。天気予報が気になるところですが、皆さん体調にお気をつけて 星が丘門(地下鉄星が丘6番出口より坂を登り約10分程度)へお越しください。場合によっては雨具もお忘れなく、句会受付までに吟行をしながら園内で昼食ですので、軽食、お弁当持参でよろしくお願いします。
 (✩NORIKO✩)(603531)
    
えごの花散る山の辺の岐れ道   国枝洋子   『伊吹嶺季寄せ』より

  



19.5.16 (4999)

 関西支部小鍛錬会のご成功良かったですね。早速記事と写真を有難うございました!
昨年お世話になった石舞台、懐かしいです。

歴史の不思議な謎に満ちている明日香、また行きたくなる場所のひとつです。
「袋回し」一度経験がありますが、即吟の練習と発想の飛ばし方の勉強になりますね。

昨日は 令和最初の句会の合評会でした。チャット会場には参加者が次々集まり、感想や意見を述べ合いました。
樹炎さんも転居先から 夜9時からにもかかわらず 意見をくださいます。
 
福岡は 麦の秋だそうです。季節は南から・・・ですね!!
沖縄や奄美は梅雨入りのようです。(✩NORIKO✩)(603068)

+++++
   雑用で自宅に戻る道はすっかり、日差しも強く、麦の秋でした。
すでに、刈り取りが済んだ畑や、今からはじまりそうな畑・・・
自宅を離れる二月頃は麦5寸、青々としていましたが早いものです。
早場米の田植えを済ませた田圃も見受けられ、田舎の空気にホッと致しました。

  子等が追ふ一両電車麦の秋        樹炎
  のろのろと空ラのバス行く麦の秋     樹炎 

                    (樹炎)+++++

        


19.5.15 (4998)

   伊吹嶺関西支部小鍛錬会の開催

 皆さま、この度、伊吹嶺関西支部で鍛錬会が開かれました。初めてのことで、少人数で試行してみたとのことです。これが軌道に乗れば、さらに関西支部全体の鍛錬会になっていくことでしょう。是非そうそうなってほしいと願っています。

 二日間に何度も句会を開き、「袋回し」を行ったそうです。「袋回し」というのは、一人が1題ずつ季語または言葉を紙に書きます。この紙を袋に入れて見えないようにして、順にまわしていきます。そして回ってきた袋の中から紙を取り、そこに書いてある題で制限時間内に俳句を作るというものです。まさしく鍛錬ですね。記事は関西支部長の河村惠光さんによるものです。(新井酔雪)(602909)

 5月13日~14日、一泊二日で 飛鳥において小鍛錬会を行いました。

参加者は、河原地主宰他9名です。

一同甘樫の丘に集合し~水落遺跡、飛鳥坐神社、大原里、石舞台等々を吟行。

 二日間幾度も句会を重ねて、「袋回し」という句会方法を教えて頂き… 寝る時間も忘れとても楽しく、充実した鍛錬会でした。
 河村惠光

         

19.5.14 (4997)
 日曜のNHK俳句では「マーガレット」の題でした。録画を見るとスタジオに活けてあったマーガレットは、
菊の葉のような切れ込みが深く、5月10日に私がアップした写真の花は、葉はギザギザがあるものの切れ込みが無く、
調べてみると、フランスギクではないかと思われます。

 ネットでは マーガレット、シャスターデージー、フランスギクが よく似ていて、
【フランスギクをマーガレットと思っている人が多い】というブログに辿りつきました。
ホームセンターの花屋でも間違えて記名してあったり、ネットでも違う花名でアップしている人もいるとか。(私?)

 どの花もバラエティに富んだ品種があり、色もとりどり、園芸種として栽培され シャスターデージーもフランスギクと同じ仲間のようです。
本当に迷うばかりですが、フランスギクは、北海道では指定外来種として規制されているとのことです。
先輩からのお訊ねによって、学んだことです。有難うございました!

 樹炎さんから送っていただいた マーガレットの写真です。(✩NORIKO✩)(602701)



19.5.13 (4996)

★昨日、我が家に「伊吹嶺」5月号が届きました。
「新同人競詠」の力作が掲載され、読み応えがあります。


〓 第 176回 いぶきネット句会 (令和元年 5月)合評会のお知らせ 〓 

ゴールデンウィークは、みなさん色々とお出掛けになられたことと思いますが、
疲れは残っていませんでしょうか?

暑さも感じるようになってきた五月も半ば。合評会のお知らせです。

合評会はいつものように、15日(水曜日)16日(木曜日)の両日
  午後9時から行います。 投句一覧・選句一覧をご用意の上
  伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。(哲半)

〔写真は、川端康成の小説『古都』の映画やドラマのロケ地となった倉庫です〕


  炉の火種庫裏より運ぶ竹の秋   梅田 葵  句集『月下美人』より

  安曇野の風に新樹の光り合ふ   国枝隆生  句集『鈴鹿嶺』より

 段々暑くなりますね。今週の名古屋は曇りが多いようです。
樹炎さんから送っていただいた蒲公英もアップしますね。
(✩NORIKO✩)(602539)


19.5.12 (4995)
 母の日ですね。爽やかな一日です。いかがお過ごしですか?
落書が少し滞ると 早速樹炎さんから 写真や文章が届きました。いつも有り難うございます!

+++++「ばんこ」

 心地よい薫風に初夏の気配を感じます。
かって夕涼みに使った縁台を九州各地で「ばんこ」と呼んできましたが、
これは、ポルトガル語の「banco」が由来とのこと。
江戸時代に世界に開いた唯一の窓、長崎の出島で呼ばれたそうです。
又、このバンコから生まれた英語が、銀行を意味する「bank(バンク)」
両替商が貨幣の重さを量った台(バンコ)が語源だそうです。

                          (地方紙引用)
 昔から普通に「夏はバンコで昼寝する」庭に栴檀の日陰があり、
祖父のお馴染みの言葉でした。面白く読みました。

                       樹炎+++++

 
ばんことバンクに共通点があるのが面白いですね。
新緑の中 風の中、ばんこでゆっくりと初夏の季節を感じてみたいものです。(✩NORIKO✩)

  


19.5.10 (4994)
 大津での保育園児の悲しい悲しい交通事故から3日です。
私もハンドルを握る人として 安全第一の気持ちをしっかり心に運転したいと思います。

 昨日は、朝、信号のある横断歩道の見守りのボランティアの人が多かったような気がします。
学校の先生も自転車で横断を確認していたのか、児童から声をかけられていました。

 今朝 小学校近くに咲いていました。マーガレットの花言葉は「神秘」

  マーガレット山雲は野に翼生れ   有働 亨 『俳句の花図鑑』より

追記:写真は フランスギクでした。

(✩NORIKO✩
(602164)


19.5.9 (4993)
◇◆ 第 176回 いぶきネット句会 (令和元年 5月)選句締切りのお知らせ ◆◇

5月10日(金曜日)午後9時選句の締切りです。

締切りまでに、出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。

昨日の句会で、『ATMの京都弁』が話題になりましたが・・・
関連して「江戸べらぼうに京どすえ」ということわざについて。

聞くところでは、江戸時代の見世物で、人気をさらった男の名前だとか。
便乱坊・箆棒などと書くようです。「べらぼうめ」から「べらんめえ」になり、
とんでもない、この野郎と言った人をののしる言葉になったそうです。

「どすえ」は、粋筋で使われる言葉で、「○○である」が丁寧に「○○でおす」それが
「どす」になり、さらにやわらかく「どすえ」ということだそうで、大阪の「そうだす」
の京都版といったところです。

よく似たことわざとして「大阪さかいに江戸べらぼう」や
「長崎ばってん江戸べらぼう神戸兵庫のなんぞいや」などもあるようです。(哲半)+++++

★ 愛知同人句会の投句締切も5月10日(金)です。
メールで送信の方は 18時までに係の方へ送ってくださ~い。よろしくお願いします!
写真は哲半さんから添付で配信していただきました。

  (✩NORIKO✩)(602057)


19.5.8 (4992)

 連休明け、皆さんいかがお過ごしですか?
樹炎さんから 四十雀のその後をお知らせしていただきました。
写真と共にお楽しみください!


+++++ 「四十雀の巣立ち」

 お待たせしました。!! 自宅の四十雀が令和の空へ巣立ちました。

親鳥が居ない留守を見計らって婿さんが、記録した写真が届きました。

8羽の雛が餌をむさぼり、親鳥のつがいが頻繁に青虫・毛虫など、餌を銜えて飛び交う様に、頭が下がったそうです。

いよいよ巣立ちの日、親鳥の行動がとても心配そうに目配りをして・・・

つい、皆で拍手をしたそうです。人間が見習いたい思いで 写真を何時までも眺めています。ご笑覧下さい。

       八尋 樹炎 +++++

  

 写真は4月19日と 5月1日のものだそうです。安全な巣箱のおかげで 無事巣立って拍手ですね。
良い写真を有難うございました。可愛いですねえ~
親鳥の子育ての懸命さ、この先の巣立鳥の無事な成長を願って、応援したくなります。
空濠に今朝も来てゐる四十雀    上田博子
    四十雀鳴き交ふ朝男の子生る    長江克江    いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

 季語としての四十雀は秋の分類に入っています。(✩NORIKO✩)(601962)

19.5.6 (4991)
超大型連休も 最終日となりました。皆さま、昨日は菖蒲湯に浸かられましたか?
私の記憶では 子どもの頃に菖蒲鉢巻きをした覚えがありますが、男の子の節句に女子でも巻いて良かったのでしょうか?というのが素朴な疑問でした。昨日は買い物に出かけなかったので 柏餅が売られていたら 実家へお産見舞いの手土産にしようと思っています。

++++

 磯田なつえさんから「一番茶句会報」4月号(603号)と、六百号記念号外を送っていただきました。
4月号は通常通りの8ページの構成、記念号号外はなんと16ページです。

 まず4月号を紹介しますと、4月号は「駿府城の歴史と天主台発掘調査」と題した中村たかさんの文章、「季節の鳥」として頬白(春)の紹介を磯田秀治さんが書いておられます。

続いて各句会の会報、栗田先生の静岡句会紙上での入選句の発表と、選外の句を皆さんで意見を出し合った事例、
続いて四月の句として
 広島やいま咲きみちてうまごやし  水野 征男さんの 「風」鍛錬俳句大会での沢木先生の特選句の紹介

また「句碑の里・東吉野(深吉野)吟行」の記が 下河辺美乃里さんによって紹介されていました。

 次に記念号号外ですが、先輩の皆さまから「一番茶六百号に寄せて」を、勝山美枝さん、 夏目悦江さん、増田昭子さん、山田悦三さんが寄稿しておられます。

 「一番茶句会」のあゆみ として 昭和43年からの歴史が一覧になっています。
各句会のそれぞれの歴史を会員の方で書き留めてまとめてあり、圧巻は吟行会の実績(抜粋)です。抜粋だけで60回の吟行をされており、他にも挙げれば実に活動的で多くの吟行を行っておられたことも分かりました。

 あとがきの磯田なつえさんの「六百号挨拶に代えて」には 結びの一文に<俳句というこの上ない遊びと出会った喜びを人生の糧として、次の世代へ繋げていく大きな課題が待っていると思っている>という言葉があり、どの句会にもいえることで印象的でした。+++++


 磯田さ~ん 一番茶の着実な歩みに大きな拍手を送りたいと思います。また 600号記念大会 おめでとうございました。そして記念号発行お疲れ様でした!

 精力的に活動していらっしゃり、元気印で頼りになるなつえさんですが、お身体も時には休めながら、静岡支部のますますのご発展をお祈りしています。

(✩NORIKO✩)(601670)
写真は 守山区の公園にて写したユスラウメの花と、名古屋でおなじみの麩饅頭を包む 三貴羅(サンキラ)です。

    

19.5.5 (4990)
+++++いぶきネット句会のみなさま

第 176回 いぶきネット句会 (令和元年 5月)投句締切りのお知らせ

 
5日(日曜日) 午後9時締切り です。 早めにお送りくださるようにお願いいたします。


先日、息子が山菜を採ってきました。
ワラビやコゴミは湯がいて二杯酢で食べ、
タラの芽は天ぷら。コシアブラはかやくご飯で食べました。
採れたてには、採れたての風味があり格別の味でした。

写真は天然の葉わさび。どの辺りで採ったかを聞きましたが、
場所は親子でも教えない
とあっさり断られてしまいました。(哲半)
+++++


☆.。.:*・☆.。.:*.。☆

孝子さんから花山葵のことをメールしていただきました。


哲半さんの「いぶきネット句会のお知らせ」 楽しみにしています。
<京都の風>を少し感じますね。
 
 今回の山葵の花の写真で、以下の句を思い出しました。 
 
    吉祥天山葵の花に御開帳   細見綾子
 
    吉祥天の朱唇に供へ花山葵   〃
                   昭和54年作
 
  早速!! 細見綾子先生の『奈良百句』を、開きました。 
 『奈良百句』は、一句一句に 細見先生の解説が添えられています。
 掲句には、奈良から浄瑠璃寺まで6キロ程の道を歩いた事や、その道々や
 寺の野菜畑や堂の裏に山葵が咲いていた事、山葵の花がご開帳の吉祥天
 に供えてあった事が書かれています。
  
  私が訪れたのは10年ほど前の事ですが、本堂の裏へ回ってみると、
 よく育って瑞々しい山葵が 小さな花をもたげていました。その頃は、あちこちで
 見掛けることは無く、本堂の裏にのみ見付けた事を記憶しています。
  細見先生の解説には、「(略)あでやかな吉祥天女が清らかな山葵の花
 に向かって御開帳されているのが 素晴らしかった。」とあります。
  
  ★哲半さ~~ん  浄瑠璃寺の住所は京都府です。愛車(バイク?)で
 お出かけになられては? 山葵の花も朱唇の天女にも・・・・・まだ間に合うかも知れません。
                       (矢野孝子)

左の写真は樹炎さん 中と右の写真は孝子さんから送っていただきました!!
(✩NORIKO✩)(601527)
      

19.5.4 (4989)
  みどりの日です。そして今年は6日に振替休日がありますね。孝子さんの白牡丹を写真に拝借しましたら
早速 メールをいただきました。

+++++
「落書」の担当の範子さんは、 時には話題に困っておられる筈!
協力をしないと!!と、思いつつ・・・締切りのあるものから優先して、「落書」への話題提供は、後回しです。
 ★皆さ~ん 何か話題がありましたら、「落書」に載せていただきましょう。
「落書」ですから、気楽に短い文でも良いのでは?

 引っ越しの時に持って来た白牡丹は、五階のベランダでエアコンの熱と猛暑で、3年目の5月に どの花も八分咲きくらいで急に萎えていって・・・・そのまま枯れてしまいました。
 牡丹は、芽吹きから花が散るまで 句材としても楽しませて貰いました。
特に白牡丹は、金色の蕊を立てると見事です。その花粉が花びらを汚すのも風情がありますね。

 5月1日のこのページで、 英子さんが華道でも牡丹の扱いに苦心されていることを知りました。
 もしかして・・・我が家の牡丹は、私の扱いに方に、機嫌を損ねたのかも知れません。
来年こそ もう一度咲かせてみようかと・・・・(矢野孝子)
写真は 瀬戸川の岸に、毎年5月になると咲く なんじゃもんじゃ と、栃の花です。+++++


    塩の道明るき雨に橡咲けり     倉田信子

    橡の花谷に貼り付く流刑小屋    平松公代

  

有難うございました!!
今日は良いお天気で皇居へ一般参賀に集まる人も良かったですね。(✩NORIKO✩)(601414)

19.5.3 (4988)
  令和の時代も三日目。今日は憲法記念の日です。5月に入って東海地方は良いお天気に恵まれて、爽やかです。
柿若葉が目に優しい光を放っています。 
 松永さん、『柿の花』出版おめでとうございます!
日々お忙しく過ごされる中でご家族やお母様を詠まれた優しいお心に打たれました。

 樹炎さんからたくさんの写真を送っていただいています。<夏近し>ですね。(✩NORIKO✩)(601291)

    行く春や文庫に父の蔵書印      河原地英武

    病室の母の寝返り花は葉に         同  いずれも句集『火酒』より

  


19.5.1昼 (4987)

  松永敏枝さんが第句集『柿の花』を上梓!!

 この度、松永敏枝さんが、伊吹嶺叢書第54篇として句集『柿の花』を上梓されました。心よりお喜び申し上げます。
 松永さんの俳句との出会いは、平成7年の夏、新聞に掲載された林 尉江さんの句を目にして、強く感動したことがきっかけだそうです。数日後、偶然林さんに会われたことから、栗田せつ子先生が指導しておられた「菜の花句会」に入会しました。とても素敵な偶然でしたね。

 句集『柿の花』は、平成8年「風」入会以来の322句が収められています。句集の題名は、栗田やすし先生に、  母が焚く風呂の匂ひや柿の花    平成13年作
より付けていただいたそうです。

 この句集の特徴は、何と言っても家族を題材に読まれた句が多いことで、4分の1ほどあります。そして、そのうちの6割ほどが、お母様を詠んだ句となっています。

  汀まで母の手を引き磯遊      平成15年作
  田疲れの母に汲みやる山清水    平成17年作
  母の日やベッドの母に茶を点つる  平成25年作

 作者のお母様への思いに溢れています。一言に親孝行と言いますが、作者の子供時代から育んできた親子の歴史が感じられます。

  雛の間米寿の母を真ん中に     平成24年作
  藤の寺先づ香煙を母と浴ぶ     平成27年作
  春宵やベッドの母とパズル解く   平成28年作

 お母様と一緒に過ごされるひと時。お互いを労り思いやる、他人が入ることを許さない尊い時間です。

  手甲して母豌豆の手を取りぬ    平成9年年作
  豆筵母が手擦れの砧打つ      平成26年作
  彼岸会の法話に母は居眠れり    平成29年作


 お母様の姿を客観的に捉えていますが、そこには作者の温かい眼差しがあります。

  寒月を背に残業の夫帰る      平成11年作
  産み終へて深眠る娘へ月涼し    平成15年作
  外つ国へ帰る子と飲む浅利汁    平成26年作

 作者の目は、ご自身のご家族にも向けられます。どの句も温かく、相手を思いやる気持ちに満ちています。

 沢木欣一先生、細見綾子先生、栗田やすし先生の句碑を詠まれた句が十五句ほどあります。

  
でで虫の句碑へ辿りし萩の花    平成9年作
  みやらびの句碑へ苦菜の花摘んで  平成25年作
  師の句碑に二日の梅の白く咲く   平成28年作


 
師の句碑を詠むということは、師への思いを詠むということです。作者は、ご自身と深く関わる方への思いを句となす俳人と言えると思います。

 作者は表千家のお茶の先生です。作者にしか詠めない茶道に関わる句が十数句あります。

  
炉開や利休画像の軸拝す      平成25年作
  白障子袱紗を捌く音弾む      平成29年作
  内弟子の歩行涼しき薄茶席     平成30年作


 茶の湯の心は、一期一会と聞いたことがあります。「ここで会えるのは生涯に一度きり。そんな気持ちで人と接する。」茶人である作者は、そういった気持ちで、人と接しているのではないでしょうか。そうとなれば、お母様、ご家族、師の句を詠むことは必然のことと言えます。
(新井酔雪)(601055)

☆句集について詳しく知りたい方は、【こちら】をクリックしてください。


19.5.1(4986)
令和に改元されました。早速樹炎さんから 季節の文章と写真を送っていただきました。
端午の節句も近づきましたね。(✩NORIKO✩)


+++++ ゴールデンウイーク真っ直中です。
何処にも行かず、テレビのニュースを見ながら、つくづく乗り物の渋滞に驚いています。
ふらり、ぶらりと気が向くままに、汽車や船や車でも動いているものに乗る一人旅
が大好きです。そこへ行くと、夏目漱石の「草枕」の
一節に「人は汽車へ乗ると云う。余は積み込まれると云う人は汽車で行くと云う余は運搬されると云う」
を思い浮かべて、漱石の甚だ手厳し言葉が現代に通じるから面白いですね。

 風香る5月「令和」の世のスタートです。木々が芽吹き清々しい季節です。
八十八夜の頃は、「走り梅雨」と言われる季節で、ぐずついたお天気が続きます。
「男の節句」には兜や武者人形を飾りますが、驚いたことになんと、「鯉幟」の
名付け親は正岡子規のようだと、ものの本にあります。
子規の明治二十六年の作品に、 <おもしろくふくらむ風や鯉幟  子規>
「鯉幟」という言葉の最初の使用例とのこと・・・では、以前は天保九年の頃は
「紙にて鯉の形をつくり竹の先につけて幟と共に立てる」斎藤月岑著に明記ありです。
ほ〜〜。時々散歩でお邪魔する在所の神社に天保の幟を掲げる礎石が有ります。
きっと、その時代までは、「鯉幟」とは言わなかったのでしょうか。

       八尋 樹炎

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


  


19.5.1. 0時(4985)
 令和元年 風薫る爽やかな五月になりました。
鈴木英子さんから牡丹の話題を送っていただきました。有難うございます!!
牡丹は美しく麗しく、気品があり、御代がわりに相応しいお花ですね。

+++++牡丹のこと

 伊吹ネットの皆さま知立句会の鈴木英子です。

平成の世も終わり、令和の御代となりました。

 今、牡丹の見ごろです。我が家では、もう遅く、3輪咲いた牡丹の花は4月25日ごろに散ってしまいました。

 その牡丹ですが、池坊の研修学院では、牡丹を生花、立花どちらも活ける授業があります。特に生花は2年に1度のペースで活けます。それは、花材が高価なので何度もできないのです。授業で活けるときは、花屋さんでまとめて購入します。 一人当たり切り花を数本、(花は2本~3本)、そして開花と蕾の付いている鉢を一鉢買います。

真に枯れ木と蕾、真ん中に低く開花、副(そえ)と体は葉を活けます。活け終わった花は豪華で気品があります。ただ、牡丹は水あげが難しいので苦労します。水切りしたり、薬品を使ったりします。

 学院の講義で教授は牡丹について種々講義され、その中で、名前の由来を講義された時、「牡」は雄の意味、「丹」は赤ということを言われ、その栽培について、実生は難しく、株で増やすということを言われました。これはどうも私の思い違い、聞き違いのようで、実生もあります。現に私は学院で使った牡丹の株をもったいないので家に持ち帰り、庭に植えました。そして我が家では3株の牡丹が毎年花を咲かせます。ある年、気が付くと牡丹の木の下に牡丹の芽が三つ生えているではありませんか。

これは前の年牡丹が散ってそのままにして置いたら、黒いものができ、実が爆ぜて、種が地面に落ちたのです。私は興奮してそれを鉢に移し、大切に育てています。ただ、花を咲かせるまでに何年もかかるそうで、私の元気なうちにその花が見られるかはわかりません。

 また辞書で調べると、「牡」は雄のほかに、王やチャンピオンという意味があり、「丹」は赤のほかに漢方薬という意味があり、薬として使われています。

 それはともかく、牡丹の花は本当に美しく、凛として気品があり、豪華で百花の王といわれるのにふさわしいです。

 牡丹散りて打ちかさなりぬ二三片    蕪村

 白牡丹といふといへども紅ほのか  高濱虚子

 白牡丹鵜匠の庭に開きたる     栗田やすし  『伊吹嶺季寄せ』

                  (鈴木英子)+++++               

 老ゆることを牡丹のゆるしくるるなり  細見綾子 昭和62年

 牡丹のため朝夕を土に佇つ       同    平成6年

 綾子先生も、牡丹には特別な思いがおありでした。写真は以前の落書用アルバムから探しました。
孝子さ~ん  孝子さんのお宅の牡丹ではなかったかなと思いますが・・・
(✩NORIKO✩)(600967)


19.4.30昼(4984)

  4月29日(月) 愛知同人句会!!

 昨日、29日(月)昭和の日に愛知同人句会がありました。
いつもですと第3日曜日なのですが、会場の予約の関係で、4月に限り29日(月)になりました。開始時間はいつもと同じ午後1時からでした。
 次回は、いつも通り5月の第3日曜日の19日(日)です。投句締切は、10日(金)です。電子メールの方は午後8時までにお願いします。

 句会は、参加者61名、不在投句12名でした。事前投句になってから3回目です。
栗田顧問、河原地主宰の両先生による選評と指導の時間が30分ずつありました。さらに時間が余ったので、投句者から質問を受け、それに答えていただきました。質問は、「かな句の切れ」の問題でした。主宰の答えは、「かな句は、強い切れを入れない。特に中七では切らない。しかし、ご本人が納得いかないのでしたら、それは仕方のないことで、無理強いすることはないです。実際そういう句を誌上で見かけることがあります。」でした。時間がたっぷりあり、とても勉強になりました。


 配付物として、次のようなものがありました。
・虚子記念文学館催事「句集のいろいろ-虚子句集を中心に-」
           ~8月4日(日)

・第7回千両千両 井月さんまつり 講演、上映
    8月31日13:30 伊那市生涯学習センター
  第28回信州伊奈 井月俳句大会 9月1日(日)
    当日句受付12:30 投句締切6月7日(金)


・第54回子規顕彰 全国俳句大会 9月23日(月)10:00
   投句締切7月1日(月) 松山市立子規記念博物館

・第33回村上鬼城顕彰 全国俳句大会案内 9月16日(月)13:00 投句締切5月31日
                     高崎シティギャラリーコアホール
  第32回村上鬼城賞作品募集 発表9月16日(月) 投句締切5月31日

 栗田顧問からは、特に「第32回村上鬼城賞作品募集」について説明がありました。募集作品は、平成30年4月~31年3月末日までの発表作品30句です。最優秀作品には、表彰と副賞20万円です。伊吹嶺から多くの人に応募してもらって、力試しをしてくださいとのことでした。発表作品ということですので、皆さん奮ってご応募ください。(新井酔雪)(600895


19.4.30 (4983)

 哲半さんから 5月のいぶきネット句会の案内をいただきました!

+++++いぶきネット句会のみなさま

◆ 第 176回 いぶきネット句会 (令和1年5月)投句・選句締切りのお知らせ ◆  

投句締切り 5月1日(水曜日)から5日(日曜日)午後9時締切り  

選句締切り 5月6日(月曜日)から10日〈金曜日)午後9時締切り  

※ 投句・選句とも、早めにお送りくださるようお願いします。


先日、美山を目指して、京都の北部へ行ってきました。北山杉の植林がなんとも
美しい景色なのですが、場所によっては倒木の整理が進んでいないところもあり、
少しがっかりしていたのですが・・・ 途中の木場では出荷に忙しくされていて、
国産材の活況をうれしく感じてきました。(哲半)+++++


  令和最初の句会となりますね。皆さまお忘れなく。
HP俳句会の投句受付は1日から15日(午後9時締切です)こちらもよろしくお願いします。
(✩NORIKO✩)


19.4.27 (4982)
 いよいよ改元を祝した連休がスタートしましたね。お休みの人 お休みの人のために働く人、どなた様もよい
10日間になりますように!!

★HP俳句会の4月の結果と講評がアップされました。

今月の最高得点句は 下記の作品です。

  芽起こしの雨匂ひ立つ杣の道  吉沢美佐枝さん(千葉県)
  砂団子たんぽぽのせてめしあがれ   徳さん(山梨県)  

おめでとうございます! 来月も多くの皆さまのご投句をお待ちしています。

 我が家の木香薔薇が咲くころ、いつも東京の子家族が連休前半にやって来ます。(✩NORIKO✩)


19.4.25 夜(4981)
 先輩の句友から 角川の『俳句』5月号に、伊吹嶺の皆さまの記事が載っていると教えていただきました。

 まず「俳人スポットライト」に 国枝隆生さんの「明日香」7句が掲載されています!
 句集『ひよんの笛』上梓のこと、顔写真と共に、コメントも載っています。
要約しますと「豊かな生態系のある自然の中で俳句を詠むために、環境マインドを培う活動を続けてきた。俳人も環境問題に取り組む必要があると思っている」と述べていらっしゃいます。環境を考え取り組んでこられた実績のある国枝さんならではのコメントですね。
 「明日香」と題した発表句七句のうちの二句を紹介します。  

    春田打明日香の光鋤込んで      国枝隆生

    玄室を出て雲雀野となりゐたり 

 また「平成総まとめ!俳人アンケート92名」①平成を代表する俳句3句、②平成を代表する句集2冊、③新時代に期待する新人2名 に
河原地主宰が次のように挙げていらっしゃいます。

  河原地英武
    俳句  滝凍てて全山音を失へり    栗田やすし
        八雲分け大白鳥の行方かな   沢木欣一
        どこまでも基地の金網花ゆうな 国枝隆生   
    句集  『海光』栗田やすし
        『龍宮』照井 翠
    新人  荒川英之  
        今瀬一博 

 「平成俳壇」のコーナーに次の方々が入選されています。(いずれも佳作)

★朝妻力選
 風花や見えつ隠れつ浮御堂     加藤剛司
★出口善子選 ★島田麻紀選
 白山に雪降る頃や醪噴く      富田範保
★出口善子選
 門松の竹の切つ先匂ひけり     齊藤眞人
★島田麻紀選
 夫在さぬひととせほぐす年湯かな  谷口千賀子  
★星野高士選
 雪無尽湖の青さに吸はれけり    富田範保
★山田佳乃選
 田遊びの田圃は太鼓叩き合ひ    佐藤とみお

 皆さんおめでとうございます!!
写真は樹炎さんから送っていただきました。
ご近所のお屋敷の躑躅だそうです。
見事ですね!!
 伊吹嶺ホームページ閲覧数が600000を突破しました。
開設当初から一度リセットしているので 合計すれば 本当はもっともっと高い数字ですが。
キリ番?というのでしょうか?
その時を見届けられず・・・夜にアップとなりました。(✩NORIKO✩)(600141)  


19.4.24(4980)
 二十四節気は半月ごとの季節の変化を示していますが さらに気象や動植物の変化を報せる七十二候があります。七十二候には日本の気候風土に合うように改定されています。ちなみに気候とは「節気」と「候」から出来ているそうです。

今の時期を調べますと

二十四節気「穀雨(こくう)」
・葭始生(あしはじめてしょうず)4月20日頃
水辺の葭が芽吹き始める頃。葭は夏に背を伸ばし、秋に黄金色の穂をなびかせます。

・霜止出苗(しもやみてなえいずる)4月25日頃
霜が降りなくなり、苗代で稲の苗が生長する頃。霜は作物の大敵とされています。

・牡丹華(ぼたんはなさく)4月30日頃
牡丹が大きな花を咲かせる頃。豪華で艶やかな牡丹は「百花の王」と呼ばれています。

 今日は優しい雨になりました。牡丹の花がもう開いたお宅もありました。
 連休の頃 愛知県内の藤の名所がにぎわいます。

   藤の花長うして雨降らんとす    正岡子規

   遠つ世へゆきたし睡し藤の昼    中村苑子  

      いずれも『俳句の花図鑑』より

写真は樹炎さんから送っていただきました。
下の写真も新たに送っていただいたので追加します。見事ですね!(✩NORIKO✩)(599838)


19.4.23(4979)
 
 昨日の名古屋は28℃まで気温が上がったようです。室内でも24℃。
今日は下がるようですが、急に暑くなり、思わず衣更えの準備?をしました。
よく秋が短くなった(暑さが長引くから?)といわれますが、
春も短くなっているような印象です。

 樹炎さんからお花の写真を送っていただきました。順にアップしますね。
お花はもう初夏になっています。

  石楠花や朝の大気は高嶺より      渡辺水巴  
  石楠花によき墨とゞき機嫌よし     杉田久女
  石楠花や水櫛あてし髪しなふ      野澤節子  

 いずれも『俳句の花図鑑』より  (✩NORIKO✩)(599670)  


19.4.21 (4978)
今日は暖かい一日になりました。
名古屋通信ビルに於いて、俳人協会愛知県支部の総会・講演・懇親俳句会がありました。
講演の講師は 角谷(かくたに)昌子先生。(丁度19日の落書で、月刊『俳壇』において、栗田顧問の俳書についても執筆された先生でした!!)
 演題は、「『取り合せ』を考える―宇佐美魚目俳句を中心に―」と題した講演でした。
角谷先生は 魚目の取り合せは優れているとして 魚目の第一句集から第七句集まで とても多くの例句を挙げ、魚目ゆかりの俳人たちの句にも触れながら 講演をされました。

 俳句大会では 今年も伊吹嶺の皆さんが多くの名乗りをあげました。
なんと!大会賞上位三名は全員「伊吹嶺」でした!!
ここでは大会賞と入選賞をご紹介します。

◎大会賞  3名
★第一位 服部鹿頭矢特選
  芹の水跳んで古墳に近づけり    国枝洋子

★第二位 
  木棺の上は青空つばくらめ     大島知津

★第三位 栗田やすし特選・下里美恵子特選
  単線の鉄路のうねり山桜      服部鏡子

◎入選賞  
★入選 角谷昌子特選
  磔像の踵にうすき春埃       武田稜子

★入選
  鍬の柄の緩みを直す蝶の昼    梅田葵

★入選 
  猪垣の中に三坪の苗代田     山本悦子


 みなさ~ん おめでとうございます!! 写真は国枝さんが写してくださいました。
入賞の皆さまと、栗田先生、選者の下里美恵子さんです。
俳句に間違いがあればお知らせください。

★秋季の愛知県俳人協会の俳句大会は 2019年10月27日(日) 受付午前10時~12時
西尾市歴史公園にて自由吟行を行い 俳句大会は西尾市文化会館にて開催されます。
投句は嘱目2句 会費1000円でこの大会はどなたでも参加できます。

講演は 俳人協会評議員 上田日差子先生。
演題は「富士山と俳句」です。是非 今から予定に入れておいてください。(✩NORIKO✩)(599394)


19.4.19(4977)
 
月刊俳句雑誌の話題が続きます。

本阿弥書店発行の『俳壇』5月号に、8人の著名俳人が10句ずつ、巻頭作品を発表しています。
その中に栗田顧問が「島の春」10句を発表されました。
伊豆大島での作品です。

 御神火を閉ざして島の朧なる 栗田やすし はじめ10句掲載

 また、「次代に遺したい平成の俳書」 の記事では

「読み継ぎたい俳書(平成11年~21年)」として角谷昌子氏が5冊を選び、
栗田靖著『河東碧梧桐の基礎的研究』(平12翰林書房)を挙げ

<・・・(碧梧桐の)業績を整理したこの書が誕生。
(中略)誠実で客観的な筆致のこの書は、作家研究の手本となるだろう。> と述べておられます。

  そして俳壇の雑詠欄に富田さんが入選されていました。おめでとうございます!
富田さんは森田純一郎氏の佳作にも入選されていました。

★檜紀代 選

秀逸 合掌造り家族の数の雪草鞋   富田範保

写真は樹炎さんから送っていただいたバラです。(✩NORIKO✩)(599037)


19.4.18 夜 (4976)
 『俳句四季』5月号の「わたしの歳時記」のページに、われらが編集長荒川英之さんの「藤」の文章(ご自身の体験に引き寄せて蕪村の句も添えた、とっても素敵な文章です)と、河原地主宰、栗田顧問をはじめ30名の藤の句が掲載されています。
荒川さんの勤務校の自慢は校庭の藤棚だそうですよ。

     学び舎に藤棚の風流れ込む   荒川英之

 「四季吟詠」は、下里美恵子さん選に多くの仲間が入選しました。    
★下里美恵子選
特選 人日の舌にとけゆく京かぶら           若山智子
秀逸 さくら草米粒ほどの蕾もつ           足立サキ子
    飼猫をさがす貼紙年暮るる          福田邦子
    餅花に折鶴吊す合掌家            平松公代
    木曾の駅椅子に毛糸の小座布団       森 靖子
    学舎へつづく畦道若菜摘む          磯田なつえ
    ゆるやかに曲がる小流れ芦の角       久野和子
    笑顔よき兜太の写真冬ぬくし         横井美音
    蔵カフェでジャズを聴きゐるレノンの忌    国枝隆生
    大笊にちぢむ切干象牙色            松平恭代
    三日はや真砂女の句集読み返す       廣中みなみ
    とべらの実爆ぜてこぼせり瑠璃の色     谷口千賀子

     
佳作にも大勢の仲間の句が掲載されていました。 おめでとうございます! 
作者名の行頭を揃えた原稿を貼り付けたり、直接記入したりと試みますが、アップロードすると
どうしてもそろわないときがあります。グーグルとクロームでも表示が違います。
見づらいところがありましたら すみません。

また、「俳句四季」全国俳句大会の予選通過作品発表もありました。磯田なつえさん 富田範保さん 梶田遊子さん 二村満里子さん 本選が楽しみですね。

記載漏れがありましたらお知らせください。 (✩NORIKO✩)(598919)


19.4.18 (4975)
 15日、16日と2日間のチャット(各1時間計2時間)による合評会が終わりました。
合評会では気が付かないところを気付いてくださる人もいて、なるほどと参考になることが多くあります。充実した2時間、ご参加の皆さま有難うございました!また早速昨日は、選句一覧名前入りが配信されました。

 引っ越し先にパソコンをつないである樹炎さんからも夜の時間のチャットに良いご意見をくださいます。
今日は ご自宅の四十雀の話題を送っていただきました。

+++++ 「 春の季語 鳥の巣」

 自宅の楓の木に吊るした巣箱に四十雀が入居して、約一月?

枯れ木、蔓 小枝 木の皮などで(産座)を作り卵を産む場所には、

鳥の毛や動物の毛など柔らかいものを敷きつめていました。

時々親鳥の留守を見計らい 上蓋をあけて覗いています。

卵が七個丸く並んでいましたが、おそらく、今親が頻繁に出入り

していますので、雛鳥が餌をせがんでいるのでしょう。

家族で、しばらく、静観です。なんだか浮き浮きしています。  

   ご笑覧下さい。

             八尋 樹炎 +++++  


   巣燕や軒まで積みし薪の束    野々垣理麻

   草原にとびては沈む巣立鳥    坂本操子

 全員大きく巣立ってほしいですね。このお家なら外敵の心配もなさそうですね。(✩NORIKO✩)(598827)

19.4.17 (4974)

+++++ 
新学期が始まりました。小・中学の一年生に出会うと、思わず(心の中で)「頑張れ」と言っています。あの頃の私、何を考えていたのかしら? 夢は何だったかなぁ~~とか・・・入学式の洋服は?等々いろいろな情景を思い浮かべています。

 主宰の職場の大学も新学期ですね。新設の学部に移られたようで、きっと忙しくされていると思います。

★昨日(15日)は、『俳句界』6月号のグラビアに載せる写真を撮影されました。「セレクション結社」というページで「伊吹嶺」を紹介していただけるとか。副編集長とカメラマンが京都に来られて、鴨川沿いや高瀬川、白川沿いで撮影されました。 素敵に映っていると良いですね。6月号 乞うご期待!!です。

★『俳句四季』の俳句応募のページ<四季吟詠>の投句の締め切り日が迫っています。今月応募の選者には、我等が「伊吹嶺」の元編集長!下里美恵子さんが名を連ねておられます。応募用のハガキをお持ちの皆様 4月20日が締切りです。 お忘れになりませんように!!
(矢野孝子)+++++

 孝子さん、主宰の『俳句界』掲載の情報ありがとうございました!写真も孝子さんから送っていただきました。
『俳句四季』の締切まだ間に合います。皆さま是非! (✩NORIKO✩)(598666)


19.4.16 (4973)
 今日は熊本地震(本震)から丸3年です。復興には未だ遠い被災者の方々にとっては、もう3年か、まだ3年か どちらの思いでいらっしゃるのでしょうか。
 
 ノートルダム寺院の火災・・・フランス国民の心の拠り所ともいえる大聖堂。尖塔の崩落、、残念なことですね。

 樹炎さんが送ってくださった「勝鴉」の写真と、先日 東山植物園に春蘭が咲いてたので写してきました。

  春蘭の根や抱き土をすぐ離す  細見綾子  『細見綾子全句集(伎藝天)』より
    
    (✩NORIKO✩) (589550)

  

19.4.14 (4972)
樹炎さんから散歩コースの写真と文章をいただきました。
四季の変化をしっかり切り取っていただいて とても頼りになります。
有難うございました!(✩NORIKO✩)(598270)

+++++「柿若葉」
踏切を渡り高速道路の下を抜けるトンネルを過ぎると、街騒は遠くなり景色が一変
です。
大小の菜園に蝶が舞い、小鳥の囀りや水の音。広がる青空に飛行機雲・・・
豪農の農機具小屋も立派で、人が住めそうな広さです。
在所の神社は、(天保九年)の鳥居が残り、一斉に巨木の芽吹きが爽やかで、
夫と散歩コースに決まりました。神社を取り巻く路地に、忘れられたような、
傾いた丸太の牛小屋に寄り添う柿若葉がなぜか、子供の頃の郷愁を掻き立てられます。
その透き通る柔らかな陽と影に今は亡き、兄弟や従妹の声がよみがえります。
牛小屋に残るホウロウの看板に、三桁の古い電話番号・・・古い話が続きます。
                          (樹炎)+++++

    草摘みの子に山並みの晴れ上がる  中川幸子

    草摘みの去りて夕日の畦残る    下里美恵子    いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

  

19.4.13 (4971)
★事務局からのお知らせ(お願い)があります。皆さまよろしくお願いします。

 伊吹嶺誌の
不着の問い合わせは、今まではイシグロ印刷さんに受けていただいていましたが、
今月から 事務局の松岡さんへお願いいたします。
 伊吹嶺誌の発送の番号等の書類は、松岡さんがお持ちですので、事務局(松岡・矢野)へ問い合わせてください。
松岡さんへの問い合わせ方法は、去年の6月号の奥付きに詳しく載っています。
また、今年の「伊吹嶺」の5月~7月号の奥付きにも 載せていただく予定です。 宜しくお願いします。
             (事務局・矢野孝子) 

★以下 加藤剛司さんから 写真を添えてメールが届きました。毎月 琵琶湖へ通って・・・ブラックバスを釣っておられるようです。


+++++今日(4月11日)、友人と琵琶湖に釣りに行って来ました。
全国的な寒の戻りの影響で比良山は再度冠雪、4月なのに雪しまく状態でした。
強風と寒さで釣果は今いちでした。

堅田港にある琵琶湖唯一の灯台(木製の黒灯台)と桜の画像です。背景は冠雪した比良山です。
湖の真ん中にある「魞」の画像です。黒いプラスチックの棒で組まれています。水深5m位の所にありまし た。
右上わかりにくいですが堅田港と浮御堂の画像です。(加藤剛司)+++++


  

加藤さん 有難うございました!!琵琶湖も寒の戻りの様子が伝わる写真ですね。黒灯台も 魞も 浮御堂も分かりますよ

12日は 東山植物園の下見(第二弾)を行いました。「令和」ゆかりの大伴旅人の梅と歌碑もありました。
5月の吟行会には参加の皆さまどうぞよろしくお願いします。(✩NORIKO✩)

19.4.12 (4970)
 花冷が続いてまだまだ楽しめた東京の桜でしたが、月曜日からはとたんに、びっくりするような寒さのなかを帰宅しました。
留守中、酔雪さん、国枝さんには落書を有難うございました。

★「伊吹嶺」4月号が届きました。4月号は250号記念特集として、栗田やすし先生の「初心に返る」、下里美恵子さんの「折々のこと」、清水弓月さんの「待望の寒月句碑建立」、栗田せつ子さんの「思い出す事」の文章が組まれています。また、ネット部長として長年活躍され、環境問題にも取り組んでおられる、国枝隆生さんの句集『ひょんの笛』の特集も組まれています。

★いぶきネット句会に新会員さんが加わり、昨日選句一覧(名前なし)が配信され、続いて事前感想も配信されました。

★HP俳句会の締切は4月15日午後9時です。ご投句お待ちしています!!
写真は4月7日皇居乾門の桜です。(✩NORIKO✩)(597931)


19.4.8 (4969)

桜、花見といえば、今ではソメイヨシノを指すようになりました。
ソメイヨシノは、漢字で染井吉野と書きます。
 染井吉野は、エドヒガン(江戸彼岸)とオオシマザクラ(大島桜)の雑種が交配してできたものです。詳しくいいますと、江戸時代末期に、染井村(現在の東京都豊島区駒込)の植木屋が、
「江戸彼岸桜」と「大島桜」を交配して、品種改良した園芸品種で、明治以降全国に広まりました。実生ではなく挿し木、接ぎ木によって増やしています。
 染井吉野の起源は、日本説と韓国説がありました。しかし、遺伝子の調査の結果、日本の種であることが判明しました。(新井酔雪)(597523


 皆様、八尋樹炎さんからお便りをいただきました。ここに紹介いたします。

   『桜の頃』

 30年前 夫が定年になって、田舎住まいに落ち着いた頃、
「記念樹」として、染井吉野桜の苗を二本植樹しました。

 昨日 県知事選挙の為、帰宅すると、桜は優雅に育って艶めいて・・・

庭にテーブルを出し、家族で一献、お花見弁当を楽しみました。

そよかぜに舞う名残の花びらを心ゆくまで浴び至福の時間でした。

 冷え込んだ日が多かったせいで、今年は新学期まで、楽しめますね。

 ところで、(残花)と(余花)の違いをあいまいにしていましたが、

1 残花は、春の末ごろまで咲き残った桜をいう。

2 余花は、夏まで残る花をさし、初夏の季語となる。

まだまだ、勉強不足でした。

    
さまざまの事思ひ出す桜かな    芭蕉


19.4.6 (4968)
 
今日、犬山市福祉会館にて「第24回内藤丈草を偲ぶ会俳句大会」が行われました。伊吹嶺ネット部の方を始め、伊吹嶺の方も幹事を務められてご苦労様でした。伊吹嶺顧問の栗田先生も選者として参加して頂きました。
 早速今日の成績をお知らせします。

 
◎事前投句

  ★秀逸賞

   鷽替へて足軽々と母見舞ふ   松永敏枝

  選者特選
 
  ★加古宗也特選
  
   大吟醸年始の客に冷やしおく  西田冨貴子

  ★栗田やすし特選

   鷽替へて足軽々と母見舞ふ   松永敏枝

   紅足して叔母百歳の初鏡     大嶋福代

   昼くらき如庵の茶室笹子鳴く   山本悦子

  ★坂口緑志特選

   赤絵師の小さき墓や鳥帰る   林  尉江
 
   酒蔵の小さき天窓寒明くる    久野和子

  ◎当日吟行句
  ★栗田やすし特選
 
   花散らす風や丈草座禅石    国枝隆生

   つばめ来る城下に古き写真館  酒井とし子

  ★加古宗也特選

   花散らす風や丈草座禅石     国枝隆生

  つばめ来る城下に古き写真館   酒井とし子

  げんこつ飴商ふ軒の燕かな    音頭恵子

  ★加藤耕子特選

  格子戸を拭きこみて待つ春祭   谷口千賀子

  ★坂口緑志特選

  軒低き城下の路地や燕来る    櫻井勝子

  げんこつ飴商ふ軒の燕かな    音頭恵子

  ★川治汎志特選

  紋白蝶出を待つ山車を祝ひをり  長谷川妙好

  軒低き城下の路地や燕来る    櫻井勝子

 以上です。特に当日吟行句では「伊吹嶺」の皆さんが多く特選を採られていました。なんと各選者特選句3句ずつの15句のうち10句が「伊吹嶺」の皆さんの句でした。皆さん、おめでとうございます。
 なお右は今日の入選者の皆さんです。(隆生)(597190)


19.4.3 夜(4967)
 桜が早く終わってしまうのかも、、と心配していましたが、花冷えで週末まで楽しめそうですね。 愛知の東邦高校が、平成最後の選抜高校野球で優勝しました。主将で投手、三番打者の石川選手の大活躍、目を見張りました。愛知の久々の活躍嬉しかったです。

+++++いぶきネット句会のみなさま

■ 第 175回 いぶきネット句会 (平成31年4月)投句締切りのお知らせ ■

明後日、 5日(金曜日) 午後9時締切り です。 早めにお送りくださるようにお願いいたします。

昨日は、句会で琵琶湖の沖島へ行きましたが、漁港などで見かけた鳥は殆どがオオバンでした。
気になって調べますと、変動はあるものの近年増えだした鳥のようです。

今のところ深刻な被害はなさそうですが・・・

同じように急増したカワウの場合、集団営巣したその糞により樹木が枯死することがあって、滋賀県の環境白書には、竹生島における森林崩壊率は、タブノキ・スギ・ヒノキともに80%以に上のぼったとありました。(哲半)+++++

  
巣立鵜の大き目玉のよく動く      小田二三枝

  巣立鳥遊ぶ礎石の水溜り        武田稜子

★先日、愛知池へ行きました。池の隅に小さな小さな島があり林があるのですが、やはりカワウで樹木が真白になっていました。周辺の景色も変わっているような気がしました。

★HP俳句会の投句受付も始まっています。15日の午後9時までです。今月も多数のご投句をお待ちしています!

★明日からしばらく留守をします。私の落書の更新は出来ませんがよろしくお願いします。(✩NORIKO✩)(596967)

19.4.2 夜(4966)

 今日は京都句会でした。
 琵琶湖の唯一人が生活している沖島へ渡り吟行しました。
 関ヶ原から西にかけての山で雪が降り、風は無かったものの時雨もあり寒い一日でした。
 数少ない山桜は咲いていましたが、染井吉野は殆ど蕾でした。
 漁業の島で、島人は朝早くから漁に出て昼間は休息していますので、大きな声は立てないようにと注意を受けました。
 今月もご多忙の河原地主宰は欠席でした。

    三鬼忌や船窓打てる波しぶき  徒歩
    魚漬けし樽に追ひ塩花の冷え  哲半
    鳶舞ふや琵琶湖に柳芽吹く頃  悦枝
    春北風鱗張り付く作業場    佳子
    船を待つ桟橋に春定まらず   俊雄

        (松井徒歩)




19.4.2 夕(4965)

 樹炎さんから 新元号と太宰府とのかかわりを教えていただきました。
有難うございます!!写真も添えて送っていただきました。

+++++『新元号』

  ・・・太宰府の詠歌驚き・・・

 新元号「令和」のゆかりの地となった太宰府は、奈良時代 九州の行政機能の中心でした。

当時の長官・大伴旅人や九州各地から集まった官僚が、大陸の窓口だった国際都市で「梅花の宴」を催し

故郷の奈良に残してきた家族を偲んだ。望郷の思いが下敷きとなっている。

地元の関係者から驚きの声が相次いだ。


            以上地方紙斜め読み。

 戦争も災害もない時代を「新元号令和」に期待したいものです。

                     (八尋樹炎)+++++


    

 
太宰府は娘家族の福岡転勤に伴って行ったことがあります。政庁跡など見ごたえのある良いところでした。
太宰府の記念館へも見学た記憶がありますが、博多人形で出来ていたという「梅花の宴」ジオラマ(?)展示があったことは忘れていました。
 
     (✩NORIKO✩)(596798)

19.4.1 (4964)
 今日、新元号が発表になりました。「令和」に決まりました。
 
 『万葉集』巻五、梅花の歌三十二首并せて序  からの出典だそうです。

引用文

「初春令月、気淑風和、・・・・・」

書き下し文 
「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、
梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫す」


寒さを乗り越えて咲く梅の花をめでて、詠まれたとのこと。
平成はあと1か月。新しい時代へ向けて 気持ちも新たになりますね。  

 写真は近所の今日の桜です。

(✩NORIKO✩)(596645)

19.3.31 (4963)
 平成30年度が終わります。4月1日からは 年長組は、入学式前でも新1年生。
また ご家族に 中学高校大学へ進学の方もいらっしゃることでしょうね!
そして明日新元号の発表ですね。どんな元号になるのでしょうか。
 ちなみに 落書の日付は西暦の下二ケタです。2019年の19を記しています。落書係になってから 私が間違えたのですが このままでお願いします。 

★『俳壇』4月号に 富田さんの作品が入選していたとのお知らせをいただきました。
富田さ~ん 複数の俳句総合誌で連続ご入選おめでとうございます!

俳壇雑詠

 加藤耕子 秀逸

  田に泳ぐ金魚閉ぢ込め初氷  富田範保

★静岡支部長磯田なつえさんから 「一番茶句会報」3月号(602号)を送っていただきました。

トップページには「俳句らしさを求めて、もう一度」と題して なつえさんが
沢木先生の句を、風発行所刊「俳句入門講座」(若月瑞峰著)から引用して取り上げて述べておられます。

    牡蠣積んでづぶ濡れの舟もどりたる  沢木 欣一

 (読者の皆さまにも参考になると思い 以下、一部分を引用させていただきます。)

作者は牡蠣を積んだ舟の状態を表現することに焦点を合わせ、舟の姿をいきいきと写し出して見せるために、不必要な言葉を捨て去って「づぶ濡れ」ということばを得たのであります。一句を象徴することばにめぐり会い、そのことばを生かすための作業、すなわち一句の表現に不必要なものを捨て去る作業が省略であります。 (略)
眼で捉えた句材を一点に集約して表現することが、俳句の特徴です。
そしてその時の集約される一語は、写生によってしっかり裏付けされていなければなりません。

 
8ページにわたる会報は各句会報 「私の好きな句」「三月の句」「作品鑑賞」を中心に、吟行案内「黒船祭」の紹介もあります。活発な活動が手に取るようにわかります。
そしていよいよ 4月には「一番茶句会報600号記念大会」と号外の準備がなされているそうです。益々のご発展を!!
  
    

 写真は 樹炎さんから送っていただいた、カーテン越しの夕日 古梅園 の青墨とベッドカバーをテーブルに という写真。
身辺にも美を探し 美に囲まれてお過ごしです。細見綾子先生の(確か・・・)「俳句は美」という言葉を思い出しました。
(✩NORIKO✩)(596522)

19.3.30 (4962)
 お花見の皆さんは お酒も持っていかれるのでしょうか? コップの中に花びらが一片、二片と舞い込むと嬉しいですよね。
樹炎さんから お酒にまつわるお話を送っていただきました。知らなかった言葉です。有難うございました!


+++++「角打ち」

角打ちの語源は諸説のようですが、昔、父の話によると

「酒屋で枡酒を立ち飲みして帰ること」と教わりました。

酒屋は計り売りの時代に、客は通い徳利で買いに行っていたのですが、

カウンター席もない酒屋で、樽酒を升ごと飲む・・・

最近又、新しい懐かしい響きで流行っていますね。



サラリーマンが仕事を終えての帰り道、一人で一杯飲みたいのは、

勤め人でもなく、夫でも父親でもない、

ただの男でいる時間の楽しさを味わいたいのかもしれません。

夜桜は花冷えです。つい熱燗が欲しくなり・・・ですね。  (樹炎)+++++

   
輪になつて媼ばかりの花見酒    鈴木英子 『伊吹嶺季寄せ』より

 
樹炎さんは 最近の流行もよくご存じですね! 近年 都会の街角に お洒落な雰囲気のビールやワインの立ち飲み店が出来ています。実は生家は小売業でしたが 近所の人には 帰宅途中の立ち飲みを許して(?)いました。樹炎さんの見解「ただの男でいる時間の楽しさを味わっていたのかもしれません」に納得です。勤めを退職した父が店に立っていた時、夕食前に、店で一杯飲んでいたことを思い出しました。

 桜の写真もグラスの写真も樹炎さんからのものです。(✩NORIKO✩)(596434)


19.3.29 (4961)
+++++いぶきネット句会のみなさま

◆ 第 175回 いぶきネット句会 (平成31年4月)投句・選句締切りのお知らせ ◆  

投句締切り 4月1日(月曜日)から5日(金曜日)午後9時締切り  

選句締切り 4月6日(土曜日)から10日〈水曜日)午後9時締切り  

※ 投句・選句とも、早めにお送りくださるようお願いします。


今週、琵琶湖岸を通りましたら、漁師の方がえり網を作業台に吊るして洗っておられました。
昔は、砂浜に打ちつけて汚れを落としていたそうですが、今は放水機でずいぶん楽になったとのこと。
網は小鮎漁の後だそうですが、半月ほどで目詰まりし、重たくなって上げられなく
なることから必要な作業だそうです。(哲半)+++++

 
 哲半さん お報せと、えり網の写真を有難うございます!!
ネット句会の皆さま  一覧編集作業がありますので 期間内に早めにお願いします。
4月1日は新元号の公表がありますね。興味深いです。
私自身が3つの元号に立ち合うことになるとは思ってもいませんでしたが、4つの元号に立ち合うご長寿の方もいらっしゃるのですね。

(✩NORIKO✩)(596304)

19.3.28 (4960)
★昨日 新人賞 秀句賞の選考委員会があり 両賞とも高柳杜士さんに決定しました。
 高柳さ~ん おめでとうございます!!

☆.。.:*.。☆ 高柳杜士さん 祝 新人賞 秀句賞 W受賞 ☆.。.:*・☆

伊吹嶺本誌での掲載を楽しみにしています。

★HP俳句会の講評がアップされました。ご参考になれば幸いです。

★樹炎さんから 近況と春爛漫の写真を送っていただきました。
狸に出合ったそうですが、、、
皆さまは「秀海棠」ご存知ですか?秀海棠・桜と桃を合わせたような綺麗な花だそうです。

+++++「狸」
 一月ぶりにお彼岸参りに施設から自宅に戻ると、狸が庭を歩いています。
蹲で飼っていた、手の平サイズの綺麗な金魚が狸の餌食に・・・
蹲の下に、金魚の鱗が飛び散って無惨・・・美人薄命なのか?
物の芽が競い輝き出す庭に立って深呼吸。

 手作りの巣箱が、何年か空き巣でしたが、(四十雀)が巣作りをはじめ、頻繁に番
で飛び交う姿に癒されます。桃の花が満開で、秀海棠 の花盛り、桜は流石にまだ蕾の
方が多く、出直しです。 (樹炎)+++++

    

写真は、上が樹炎さん宅の秀海棠、下が巣箱、桃の花、連翹
です。     (✩NORIKO✩)(596176)

19.3.27夕 (4959)

速報です!! 本日、平成30年の秀句賞と新人賞が決まりました!

 本日、秀句賞と新人賞の選考委員会がありました。
その結果、平成30年の秀句賞は、名古屋市にお住いの髙柳杜士さんに決定しました。また、新人賞も髙柳杜士さんに決定しました。
何と今年も去年に続き、ダブル受賞となりました。
髙柳様、本当におめでとうございました。

 それでは秀句賞の俳句を紹介いたします。
受賞句は、『伊吹嶺』2018年1月号に掲載された作品です。

   掌の中の飛蝗の脚の強きかな  杜士

 受賞のお知らせは、河原地主宰よりご本人にされました。
重ねてお祝い申し上げます。おめでとうございました。(新井酔雪)(596063


19.3..27 (4958)
 おはようございます。今日は何の日?によると、今日はさくらの日だそうです。
日本さくらの会が1992(平成4)年に制定。
3×9(さくら)=27の語呂合せと、七十二候のひとつ「桜始開[さくらはじめてひらく]」が重なる時期であることから。
日本の歴史や文化、風土と深くかかわってきた桜を通して、日本の自然や文化について関心を深める日とのこと。
そして青森県「弘前公園」、新潟県「高田公園」、東京都「上野恩賜公園」の三所の桜花爛漫たる春の宵を、「日本三大夜桜」と呼称してとりわけ愛でて来たそうですね。でもどこの桜でも美しいと思います。皆さまの辺りの桜は如何ですか?

 知立句会の鈴木英子さんから 名鉄三河線の思い出を綴っていただきました。有難うございます!

+++++「名鉄三河線」

 伊吹ネットの皆さま知立句会の鈴木英子です。春爛漫ですね。数日前に三陸鉄道リアス線が全通したニュースが流れました。

 今回は名鉄三河線についてお話します。名古屋鉄道(名鉄)は愛知、岐阜県の皆さまはどなたでもご存知のローカル線です。まず、名鉄は西から、岐阜―一宮―名古屋―知立―岡崎―豊橋の(特急が止まる)主要都市を結ぶ、名鉄本線があり、それぞれ、支線が伸びています。

 三河線は知立駅から南北に海線(知立~碧南)と、平成16年までは吉良吉田まで延びていました山線(知立~猿投)がありました。やはり、平成16年までは西中金(にしなかがね)駅までありました。どちらも単線で2両か4両で今ものんびりと走っています。

 まず、知立―碧南間の海線は、刈谷、高浜、碧南などの西三河南部の工業地帯を走ります。学生やサラリーマンなど乗降客で結構にぎわい、廃線となった碧南以南は三河湾の海岸沿いを走っていました。昔は海水浴に連れて行ってもらいました。

 つぎに山線ですが、知立から、かきつばたで有名な八橋、を通り豊田市駅から猿投駅まで延びていますが、こちらは田園地帯から山間部へむかいます。知立~豊田市駅までは春は菜の花や桜を車窓から見ながらのんびり走ります。

 豊田市駅は豊田の中心地で少しにぎやかですが、田舎町です。10分ほど歩くと豊田スタジアムがあります。そこから東に車で5分くらいのところにトヨタ自動車の本社があるのです。世界のトヨタの本社は10年ぐらい前までは5階建ての質素なビルでしたが、今はさすがに、10階以上に改装されました。そのトヨタを中心にして、内陸工業地帯が広がります。現在は北にどんどん開発が進んでいます。昔は藤岡町、小原村などは山深い山間地でしたが、現在は山の中に工場が点在し、人口も増え、中学校など足りずに、新設校ができています。交通手段はほとんどが自家用車です。

 そして、豊田市駅から猿投までは、静かな住宅地ですが、廃線となった以北、西中金までは山間部が続きます。
 このように、三河線は、単線、2~4両ののんびりとした支線ですが、田園地帯と工業地帯が混在した西三河を南北に走ります。私にとって、この三河線は中学時代から高校、大学、就職してからも利用していた愛すべき鉄道なのです。
                                 (鈴木英子)+++++

 のんびり走る名鉄三河線、私は尾張で育ったので、名前しか知りませんでしたが、「海線」と「山線」があるのですね。ラッシュと無縁のようで 贅沢な時間を楽しめそうですね。


   
大椀に三河の浅蜊朝ぐもり     皆吉爽雨

   花さんしゆゆ三河も奥の風生る村  井桁衣子

   一本の川より三河初しぐれ     宇佐美魚目
 
   万歳の三河の波の鼓のごとし    大野林火

   万歳の三河の国へ帰省かな     富安風生  いずれも 「大型俳句検索」より選んでみました。

 昨日「第6回自然と親しむ吟行会」の下見第一回を行いました。野島さ~ん皆さん有難うございました。
写真は近所の公園の諸葛菜と竹の秋です。(✩NORIKO✩)(595988)
    
  

19.3.26 夕 (4957)

 今日は、5月21日の「第6回自然と親しむ吟行会」の下見を兼ねて、男組の吟行を名古屋植物園で行いました。
 植物園ボランティアガイド野島秀子さんの案内で、予定コースを詳しく説明してもらいました。
 アップダウンのきついところもあり、回れば回るほど当日の課題が見えてきました。
 来月には本番の下見もあるので、ある程度の予定は立つのではないでしょうか。
 今日は黄色い花が多かったですが、当日は若葉の緑が映える頃かと思います。
   幼子が嬰に渡せり桜蕊    和嗣
   濁水に番離れぬ蝌蚪の紐   徒歩
   合掌家の庭に弾めり恋雀   一紀
   武家門の罅深き梁花かへで 酔雪



      
(松井徒歩)

19.3.26 (4956)
  おはようございます!今日は曇りがちの花曇りでしょうか。

 角川の月刊誌『俳句』に富田さん斎藤さんの入選のお報せをいただきました。
富田さ~ん 斎藤さ~んおめでとうございます!!

   平成俳壇

  ★出口善子 秀逸

     日々痩せて遠山透くる大根稲架  富田範保

  ★今井聖  佳作

     妻つくる野菜をたべて冬あたたか  斎藤眞人
   

 写真は近所の池の北側を整備した散歩道です。南側は自然のままになっていて、中山敏彦さんが「乗込鮒」を詠まれたところがあります。場所をお聞きしたのに私はタイミングが良くなかったのか、乗っ込みに出合うことがありませんでした。

 新元号発表まで一週間を切りました。
 ローマ字の頭文字、書きやすい画数、言葉の意味なども考えてのことのようですが、委嘱された学者先生方は名誉な事でもありますが大変ですね。ふと自分の名前の画数が多いことを思い、この字が使われることはないだろうと確信しています。 男性の名前に多い漢字で、同じ漢字のある富田さんには親しみを覚えています♪
(✩NORIKO✩)(595860)


19.3.25 (4955)
 今週、桜の開花がすすみ 週末あたりりがお花見の見頃でしょうか。
栗田先生から 日本詩歌句協会の俳句部門の 入賞 入選のお報せをいただきました。
有難うございました!! 皆さ~~んおめでとうございます♪

+++++

 昨日(23日)、NPO法人日本詩歌句協会 第13回中部大会がルブラ王山で開かれ、次の皆さんが好成績でした。

 ★秀逸賞・栗田やすし選者賞

   托鉢の笠をしたたる雪しづく    森靖子 

 ★加藤耕子選者賞

        色変へぬ三百年の松雫    倉田信子

 ★入選

        孕み牛秋草に乳滴らす      山本光江

        雪吊の縄の緩みに尉鶲     平松公代

        寒禽や唐臼ひびく陶の里    倉田信子

        小流れのかがやく岸辺若菜摘む 久野和子

        竹樋で山の水引く紙漉場     松平恭代

        ふところに和紙の里抱き山眠る   同

 ★佳作 

        姫垣を越え水仙の風生る     長谷川しげ子

        大根提げ下駄音高き修行僧   伊藤克江  +++++


   (✩NORIKO✩)(595731)

19.3.24 (4954)
 春らしくなり 高校選抜野球大会も始まりました。今日は穏やかな日差しで、まだ風は少し冷たいのですが、近くの緑地公園の桜はどうだろうかと見に行きました。まだ「開花」(5-6輪咲いている)の木が少しあったという感じです。
 樹炎さんから、ベランダから見える公園の桜の写真を送っていただきました。九州は名古屋より早いですね。
名古屋の開花は東京より遅いことが多いです。冬も東京より寒いからかなあと思います。 (✩NORIKO✩)(595615)

     逝く父の涙ふきやる花の冷      栗田せつ子

     花冷えの書庫へ螺旋の階下る    栗田やすし

     花冷や女優のたまご教室に      河原地英武

    


19.3.23 (4953)
 孝子さんから 堀文子さんの記事と平松さんの入賞のお知らせをいただきました。有難うございます!!

+++++

 3月22日の中日新聞の朝刊に、日本画家の堀文子さんの事が載っていました。
以前から、作品にも生き方にも(美人である事も)憧れていましたが、今年100歳で亡くなられました。

 82歳の時には、ヒマラヤの山間部の岩場に咲くブルーポピーを描くために、ヘリコプターを借り、ポーターに背負われて出掛けられました。岩蔭にやっと見つけたブルーポピーをスケッチする堀さんのテレビの映像が、今も目に浮かびます。
 新聞には、作品製作に関しては、特に厳しく自分を律して

<だんだん目が慣れてくると、目に入っても何の感動もなくなります。   
そうなると、私は感性の堕落が起きているなと感じます。>

<岐路に立った時がチャンスです。集中して命がけでものを考えますから>とありました。

この記事を読みながら、いつの間にか 絵画と俳句を重ねていました。
(私! ぐうたらと1日過ごしている場合ではないです。感性を磨かないと・・・・)

 ★堀さんの記事の続きに「角川俳句大賞」の<入賞者決まる>と見出しがありました。
なんと!!我が「伊吹嶺」の先輩の 平松公代さんが
「中日新聞社賞」に選ばれていました。

    画学徒の目無き自画像敗戦忌     平松公代

           平松さ~~~ん おめでとうございました。(矢野孝子)+++++

写真の蘭の名前は分かりませんが、おめでとうございますの気持ちです。 
(✩NORIKO✩)(595452)

19.3.22 (4952)
 
長崎に続いて東京で桜の開花宣言がありました。名古屋も今日開花です。
お花見の計画をしている皆さんもおありかと思います。年々開花が早くなっているような気がしますが、
桜の花の下で記念写真を写したい、入学式の頃は どうでしょうか?? 

 昨夜は、フィギュアスケートと大リーグを交互にテレビを見ていました。
 イチロー選手の現役引退が発表されました。会見はイチロー選手らしい受け答えで、印象深かったですね! 

 昨日の会見の言葉ではありませんが、
イチロー節(2004年MLB最多安打の記録更新時のことば)
「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道」 名言です。

 写真は樹炎さんから送っていただいた、雪柳とチューチップ(案山子が見張り)ですね~。

   暮るるほど白濃くしたり雪柳    櫻井幹郎

  

(✩NORIKO✩)(595319)


19.3.21 (4951)
 春分、お彼岸ですね。雨となりました。
注目の靖国神社のソメイヨシノは4輪開いたとのことで、開花宣言は今日でしょうか。
 樹炎さんから 清らかな利休梅の写真を送っていただきました。散歩の途中で写してくださいました。
夜には春の月の写真も、送っていただきました。有難うございます!!

  豊公に献茶の香る春彼岸        松永敏枝   

  月おぼろ明日は壊すと決めし家    下里美恵子     『伊吹嶺季寄せ』より

 

     (✩NORIKO✩)(595138)


19.3.19 夜(4950)
 今日 靖国神社の気象庁の桜開花の標本の木が 2輪咲いていたと報道がありました。
2~3日のうちに気象庁が開花宣言をするのではないかとも言っていました。楽しみですね!

★HP俳句会の選句結果がアップされました。
今月の最高得点句は、
「針のとぶ古きレコード夜半の冬」  加藤剛司さん(名古屋市)、
「川挟む手話の挨拶山笑ふ」  惠啓さん(三鷹市)  でした。おめでとうございます!!

 『俳句四季』4月号が届きました。

 <季語を詠む―アネモネ> のページに 「四季吟詠」選者の下里美恵子さんの一句が掲載されています。

     アネモネや岬はいつも風吹いて    下里美恵子


4月の 「四季吟詠」入選句より

★田島和生選
特選  触れば散る紙漉村の冬桜       福田邦子
秀逸  蓮殻を焼き穭の穂焦がしたり      若山智子
佳作  報恩講の大き貼紙城下町        谷口千賀子
★加古宗也選
秀逸  抜き足を泥の離さぬ蓮根畑       加藤弘一
 〃  冬日浴びソナタ聞きゐるサンルーム   国枝隆生
 〃  年の市半被着て売る仏壇屋       野島秀子
佳作  寒晴やビルの隙間にのぞく富士     梶田遊子
 〃  児のなづる神馬は子馬七五三      松平恭代
★加藤耕子選
佳作  掃き寄せて振り返りまた落葉掃く     大島知津
★今瀬剛一選
佳作   枇杷の花富士を離れぬ雲一つ     磯田なつえ

記載洩れがありましたらお知らせください。
                    (✩NORIKO✩)(594910)

19.3.18 (4949)
 
昨夜、愛知同人句会の様子を酔雪さんにアップしていただきました。
4月より パソコンからの電子メールで投句が可能となります。投句の注意をよくお読みください。
4月の愛知同人句会は 4月29日に変更になりましたが、投句締切は 4月12日必着です。
(メールは午後8時までにお願いします)

一覧作りは係の皆さんで編集ということで、なかなか大変な作業だと思います。どうぞよろしくお願いします。


 樹炎さんから 先日の合評会で話題になった「さげもん」について写真もいただきました。壮観ですね。

+++++「さげもん」

福岡 柳川市の独特な雛飾りです、娘の幸を願い家族や親戚が手作りで祝う風習です。

縮緬の小布で可愛い毬や動物などを糸に繋ぎぶら下げる、名を「さげもん」と言われています。   樹炎 +++++


    

 思わず可愛い!!と声をあげたくなりますね。
以前 東海道二川宿で 吊るし飾りを見学したことがあります。
静岡の稲取でも吊るし飾りの発祥の地と謳って、雛のつるし飾りまつり)があるようですね。お目出度いもの、可愛らしいもの、ひと針ひと針縫いあげて 綿を詰めて形も整え、心がこもっていて本当に素敵な日本の伝統文化だと思います。 吊るし飾りは大好きです。 
    (✩NORIKO✩)(594633)

19.3.17 夜(4948)

  3月17日(日) 愛知同人句会!!

 本日17日(日)、愛知同人句会がありました。
 句会は、参加者71名、不在投句4名でした。
事前投句になってから2回目です。
清記用紙の回しもなく、栗田顧問と河原地主宰の選評の時間がたっぷりあり、とても勉強になりました。

 主宰からは、次のような挨拶がありました。
「最近の大学の講義は、講師が一方的に話すのではなく、双方向で学生の意見を求めるものになっている。しかし、なかなか難しいものがある。しかし、句会はまさしく双方向である。大いに勉強しましょう。」

 最後に松永さんから、次回の愛知同人句会の説明がありました。
次回は、4月29日(月)昭和の日です。開始時間と場所はいつも通りです。
そして、4月の同人句会から電子メールによる投句も可能になりました。
提出期日は、葉書による投句と同じで、前の週の金曜日必着です。
そして、次の3点を必ず明記してください。
「○月愛知同人句会の投句、姓号、投句3句」よろしくお願いします。(新井酔雪)(594584


    


19.3.17 (4947)
★2日間のいぶきネット句会合評会が終わりました。これから選句一覧名前入りが配信されます。
作者名を伏せての合評が良いところだと思います。

★HP俳句会の投句一覧がアップされました。137句の投句でした。参加してくださった皆様有難うございます。
選句結果発表までしばらくお待ちください。

 今日は「春寒」のようですね。丁度NHK俳句でも「春寒」の題でした。
選者の星野高士氏が 病床の星野立子が詠んだ句のことを解説していました。
遺品の赤と青の色鉛筆、赤ばかりが減っていたものも紹介されました。

  春寒し赤鉛筆は六角形   星野立子

 アシスタントの戸田菜穂さんが 立子さんの桜の花模様の着物を着用し、撫で肩でとてもお似合いでした。
 写真は樹炎さんから送っていただいたものです。

  まゝごとの飯もおさいも土筆かな   星野立子

     (✩NORIKO✩)(594495)

19.3.16 (4946)
 昨夜はいぶきネット句会のチャットによる合評会でした。18名の参加で、多くの意見が寄せられた密度の濃い1時間でした。今日は2日目です。
樹炎さんから ご近所の点描と 春に動き出した動物たちの写真を送っていただきました。
わんこのお昼寝気持ちよさそうですね。
樹炎さんには昨夜の合評会でも、的確な感想をいただいています。

+++++『春日向』
 風はまだ冷たいのですが、日向は太陽が眩しく温かいものです。
犬や鳥、動物達の長閑な姿に癒されながら、午後の散歩です。
路傍の雑草、ぺんぺん草・芽吹きはじめた虎杖・れんげ草・蒲公英、八両つなぎの真っ白な電車が光を弾いて通過して行きます。
紋白蝶が 絡まって光を楽しんでいます。
夫の4度目の話は尾びれが付いて、長閑な響きです。 昨今の春点描です。
                 (樹炎) +++++


  

  二上の夕日に鳴けり残る鴨   山本光江

  亀鳴くや母に負はれし池の端  栗田やすし

                 (✩NORIKO✩) (594395)

19.3.15 (4945)
★皆さま 東山植物園での自然と親しむ吟行会 どうぞふるってお申込みください。先着順となります!!

★伊吹嶺HP俳句会の投句締切は 本日15日午後9時です。


 樹炎さんから夕日と雲の珍しい写真を送っていただきました。千変万化の雲ですね。いつも有り難うございます。


+++++  『春北風』
 春なのに低気圧の影響で一時的に西高東低の寒い気圧配置になります。
春雷・突風・雪交じりの北風を(春北風)と言いますね。
つい、うっかり外出すると、首をすぼめて歩くはめに・・・
のべつ暖房の効いた部屋にいるとき、季節感を失いそうです。
ベランダから見る夕日に、春へ向かうための気圧の変化を 感じています。
ご笑覧下さい。    (樹炎)+++++


   
春の雲流れて湖の照り翳り    田畑 龍

   春の雲南へ移る鍛冶の町     丹羽康碩  いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

     (✩NORIKO✩)(594190)

  


19.3.14 夜 (4944)
 伊吹嶺3月号で、お知らせがありました。こちらでも掲載させていただきます。
インターネット部環境グループが中心となって開催する吟行案内です。

+++++第6回自然と親しむ吟行会案内+++++

東山植物園は、東山丘陵地帯の地形をそのまま活かしたかたちで植物を展示し、四季折々の植物の
様子や昆虫、野鳥に親しみ楽しむことが出来ます。
園内には、自然林を生かした東海の森や湧水の斜面を利用した湿地園、地域の自然学習林(ビオト
ープ)、絶滅危惧種の保全などの散策コースがあり、市内中心部にありながら自然と親しむことが
出来きます。

1 吟 行 日  平成31年5月21日(火)
2 吟 行 地  名古屋市 東山植物園
3 集  合  東山植物園「星が門前」10時
  *地下鉄東山線「星ヶ丘駅」6番出口より南へ徒歩7分 
4 募集人員  50名(先着順に受付け)
5 句  会  13:00 東山植物園内 植物会館「研修室」
6 会  費  1500円 *句会場で集金
7 申 込 先  〒444-0075
      岡崎市伊賀町字5丁目118番地1  新實克之方 新井酔雪
8 申込方法  葉書で申込み(先着順)
  *締切り:3月末日
  *申込みは、句会単位、個人申込みどちらでも結構です。
  *住所、姓俳号、所属句会を記載してください。
  *その他  ・参加申込みをいただいた方には、後日、参加できるかどうかをお知らせします 。
  ・入園料は各自で負担してください。
  ・昼食は、各自持参されるか、園内の飲食店をご利用ください。
  ・参加者名簿と吟行資料を当日お渡しします。
  ・当日の取消しや欠席は、後日会費をいただきます。
  *お問合せ先  野島秀子 電話0561-73-6907
   (担当 国枝隆生環境担当 インターネット部・環境グループ)
 
〈参考〉
・自由吟行ですが、ご希望がありましたら「東海の森」「地域の自然学習林」(ビオトープ)「日本庭園 合掌造りの家 万葉の散歩道、也有苑」などは、植物園のガイドボランテア(伊吹嶺ガー デン句会)が案内します。
・当日、園内の資料を星ヶ丘門でお渡しします。(新井酔雪)
+++++

上記の要領に従って どうぞお申し込みください。お待ちしています!!  (✩NORIKO✩)

19.3.14 (4943)
 昨日は風が強く、今日もまだ春とはいえ寒さが残っているようです。
3月14日はホワイトデーということですが、決めたのはいつ?誰が・・?と、あまり我が家ではなじみがありません。世の中の、チョコレートを貰った方はどうするのでしょうか?

 いぶきネット句会 合評会のお知らせです。選句一覧が配布され、投句の感想を記入した事前感想も配信されました。
合評会で さらに意見を深めていきます。

〓 第 174回 いぶきネット句会 (平成30年3月)合評会のお知らせ 〓 

京都御所では、天皇陛下の即位30年を記念した特別公開が始まっています。

昨日は、自らが退位することを歴代天皇に報告する「期日報告の儀」に
臨まれたそうで、退位に関連する行事は11もあるのだそうです。

さて、こちらの「期日報告の儀」ですが、
合評会はいつものように、15日(金曜日)16日(土曜日)の両日
  午後9時から行います。 投句一覧・選句一覧をご用意の上

  伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。 (哲半)+++++

東京だけでなく 京都でも特別公開があるのですね。写真も哲半さんから送っていただきました。

★HP俳句会の投句締切が近づいています。明日15日 午後9時までです。
まだの方はよろしくお願いします。  (✩NORIKO✩)(593961)

19.3.13 (4942)
 樹炎さんから 早咲きの桜の写真を送っていただきました。
昨日地方局で、名古屋市東区で早咲きの桜 大寒桜(オオカンザクラ) 寒緋桜(カンヒザクラ) が見頃と放映していました。
場所を知らなかったので調べてみました。 【こちら】

オオカンザクラはソメイヨシノより一週間早く咲く、とありました。

今年は暖かいようで お花見の見頃も早めになるかもしれませんね。

  初花も落葉松の芽もきのふけふ   富安風生

  初花や竹の奥より朝日かげ     川端茅舎  いずれも『角川俳句大歳時記 春』より

    (✩NORIKO✩)(593819)


19.3.12 (4941)
孝子さんから メールをいただきました。
明後日から新宿で小林章三先生の絵画展があります。
写真も有難うございました!!

+++++
 小林章三油絵展のお知らせです。

 2017年まで、伊吹嶺誌の表紙を飾って頂いていた、小林画伯の
油絵展<色彩と対話>が、開かれます。

  会期:2019年3月14日(木)~20日(水)
        <最終日は 午後4時閉場>
  会場:京王百貨店 新宿店6階 京王ギャラリー


  ※栗田やすし先生は、3月18日(月)の午後にお出かけになるそうです。
   ご都合の付く皆様~~ 是非!!お出かけ下さい。

 (写真)2014年に、フランスから帰国の時に、瀬戸市の窯場へお越し頂きました。
   生地の皿に絵付けをされている画伯と、生地皿に描かれた巴里の風景です。

+++++
 瀬戸市の喫茶店「木影」は、今 一本のミモザが満開です。
一本と言っても、随分大きくて見事です。
 因みに・・・ 伊吹嶺の「木影句会」は ここで誕生した句会です。

    花ミモザ生地のマリアを並べ干す    沢田充子
                      句集「花ミモザ」より

 大きな一枝を頂いてきて飾っています。部屋が急に明るくなって見事ですが、
花粉症に悩む我が家では、玄関の隅に追いやられました。
 絵手紙にと描いてみたのですが、あのふわふわ感も、明るい黄色もなかなか
表現出来ません。なんだか 黄色い葡萄の房のような・・・黄色の藤のような・・・
絵にも俳句にも 難しいです。            

       (矢野孝子)+++++


  
パリの風景の一枚はエッフェル塔でしょうか、素敵ですね。皆さまご都合が合えば是非お出かけください。(✩NORIKO✩)(593654)     

19.3.11(4940)
 東日本大震災から8年が過ぎました。今日はテレビで追悼番組がありますね。黙祷をささげたいと思います。

 昨日、新句会「しなの句会」第1回が開催されました。奥山ひろ子さんから 吟行と句会の様子をお知らせしていただきました。
有難うございます!!


+++++しなの句会発足
 3月10日(日)、長野県に「しなの句会」が発足しました。記念の第1回は、小諸市の旧北国街道沿いを吟行したあと、小諸高浜虚子記念館で初めての句会を行いました。吟行では小諸城大手門周辺を散策、商家の町並みで開催中の「お人形さんめぐり」で享保雛や吊るし雛を見学するなど春の信州の城下町を堪能しました。

 発足メンバーは高橋幸子、大工原清明、奥山ひろ子の3人ですが、関東支部からのゲスト9人をお迎えして楽しくにぎやかに第一歩を踏み出すことができました。
高得点句は次のとおりです。

  残雪の浅間山(あさま)輝く初句会   齋藤眞人
  山国の雲の低さよ雛飾る         齋藤眞人
  青麦の畝浅間嶺に向かひ伸ぶ     高橋幸子
  鳥曇乗り替へを待つ小海線       関根切子

 「しなの句会」は毎月第2土曜日虚子記念館にて開催。
来月は4月13日(土)小諸城址懐古園の桜まつりを吟行の予定です。 (奥山ひろ子)+++++


  

 句会場は 小諸髙浜虚子記念館だそうですよ!!良いですね~!
機会があれば皆さまも 参加されてはいかがでしょうか。 (✩NORIKO✩)(593469)

19.3.10 (4939)
★いぶきネット句会の選句締切は 本日午後9時です。まだの方はお忘れなく!

 今日は名古屋ウィメンズマラソンが行われています。小雨まじりですが 良い記録を期待したいですね。

 近所が隣の市とのの市境で、起伏のある林や竹林、ため池があります。竹林は以前犬と散歩した道で、ため池と棚田は少し遠いのですが 昨日行ってみました。保全会の方が啓蒙活動や竹伐りを行っています。
 ため池は蘆が繁殖し、干上がってきてて水面の面積が少なくなってしまいました。
保全会の方々で、棚田の整備や田植、稲刈りもあります。
河津桜が一本ありました。一瞬、故郷の田園風景に再会したような気持ちになりました。   (✩NORIKO✩)(593347)

   地下足袋をはたきて田打終りけり   藤田岳人

   産土の護符土に挿し春田打      野島秀子   いずれも『伊吹嶺季寄せ』より


  


19.3.9 (4938)
穏やかな日になりました。樹炎さんから写真と文章をいただきました。いつも有り難うございます!


+++++『つくしんぼ』
 生活が一変して、約一月が過ぎました。
車のめったに通らない農道を見つけ、上天気に
歩幅の遅い夫の後から土筆を摘みながらの散歩です。
雲一つない群青の空、連れ添う紋白蝶が高く低く・・・

集落の観音寺まで約2キロ、風化した庚申塚から歩道が
二つに分かれ、山水の流れる音が響きます。
点在する豪農の屋敷、門構え 植込みの沈丁花、ミモザ
ラッパ水仙、早咲きの桜など眺め、さながら、生きた歳時記です。

久しぶりの手料理、土筆の卵とじに夫の笑顔がありました。

                 (八尋樹炎)+++++


  膝つけば土の温さよ土筆摘む   笹邉基子

  野ぼとけのごとき土筆よ斑鳩野  坪野洋子 いずれも『伊吹嶺季寄せ』より   

 今日の午前1時半頃に地震で飛び起きました。
岐阜県が震源で 私の地域は震度2だそうですが、随分大きい地震のように感じました。
毎日のようにあちこちで地震があるような気がしていますが、もうすぐ11日ですね。
まだまだ復興半ばの様子が放送されています。8年経ちます。

 先日『鶴瓶の家族に乾杯』で 五郎丸歩さんと二人、釜石を訪れていました。
助かった人たちが、前向きに明るく暮らしている様子にホッとする思いを抱くと同時に
福島で まだ故郷へ帰れない人々はいつ戻れるのだろうかと思いました。(✩NORIKO✩)(593232)


19.3.7 (4937)
 角川の『俳句』3月号に 仲間の入賞、特選の作品が掲載されています。
おめでとうございます!

角川全国俳句大賞で、都道府県賞(題詠)

★中日新聞社賞

    画学徒の目無き自画像敗戦忌  平松公代

平成俳壇で、

★朝妻力選 特選

    肩引きて譲る木道濃りんだう   佐藤とみお

3月3日に紹介しました『俳句四季』3月号入選句で見落としがありましたので、追記させていただきました。
皆さま 入賞、入選がありましたら、どうぞお知らせください。
写真は樹炎さんから送っていただいた、クレソンです。 瑞々しいですね。(✩NORIKO✩)(592988)

19.3.6 夜(4936)
 昨日5日は京都句会でした。
 黒衣の宰相と云われた以心崇伝の金地院から琵琶湖疏水の水路閣を吟行しました。
 蹴上周辺はサスペンスドラマの告白場面で知られていますが、私の印象では三島由紀夫の『金閣寺』での南禅寺山門上の一場面です。
 河原地主宰は御多忙のため不在でしたが、幹事岡田さんの采配振りも堂に入ってきて句会は順調に進みました。
   開帳といへど見えざる御姿   徒歩
   やはやはと等伯の猿うららけし 万里子
   春風や蝦蟇肩に乗る仙人像   哲半
   春昼や塔の風鐸ゆるぎなし   英子

写真は金地院の襖絵です。
      (松井徒歩)









19.3.6 (4935)
 今日は啓蟄です。24節気の第三になります。「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土の中に隠れ閉じこもる」意で、
「啓蟄」で冬ごもりの虫が這い出る意味を示すそうです

      雨雫ぼとぼと落す桃の花    細見綾子  句集『虹立つ』より

 岩田由美氏著『綾子の一句』の3月6日に鑑賞がありました。   

    (ぼとぼとの繰返しは環境依存文字で横書きできませんでした)

 樹炎さんから散歩道の写真を送っていただきました。雨に濡れた梅の花です。
清々しい空気が漂っていますね。

(✩NORIKO✩)(592807)

19.3.3 (4934)
+++++いぶきネット句会のみなさま
第 174回 いぶきネット句会 (平成31年3月)投句締切りのお知らせ

  明後日、 5日(火曜日) 午後9時締切り です。 早めにお送りくださるようにお願いいたします。

3月の節句ですね。京都では、この時期だけ『ひちぎり』という菓子を食べます。
『女院御所に来客が多いので、お餅を丸めるひまが無くて引きちぎった』ことが由来だそうですが、
いかにもちぎった形がユニークなので楽しみにしています。
蓬の香りに春の到来を感じながら・・・(哲半)+++++

  
京都ならではのお菓子『ひちぎり』 
蓬たっぷり、餡たっぷり、桜漬をあしらって、美味しそうですね!!

 『俳句四季』3月号の入選を紹介します。
★柏原眠雨選
秀逸 魯迅像見上ぐる先に鵙猛る     国枝隆生   
    子規の間に座布団一つ冬温し   野島秀子
    ポンプ井の鉄汽水吐く柿日和   福田邦子
佳作 川地蔵の供華は野菊よ瀬音鳴る  谷口千賀子
★山本比呂也選  
秀逸 鴨のため木曾三川をあけて待つ  加藤弘一
★山田佳乃選 
佳作 茅葺きの古寺の閼伽桶薄紅葉   梶田遊子
★関森勝夫選 
佳作 遠望の初雪の富士城址掘る    磯田なつえ
佳作 子規詠みし空の青さよ秋澄めり  大島知津

 おめでとうございます!記載漏れがあればお知らせください。
(✩NORIKO✩)(592404) 


19.3.2 (4933)
 あたたかな日になりました。樹炎さんから 散策での写真をおくっていただきました。 春の息吹を感じて頂けると思います。ホトケノザ 七草の仏の座と二種類があったのですね。(✩NORIKO✩)(592308)

+++++  『雨水』
 早春の暖かい雨が降り注ぎ、霞に包まれた道端に咲く名もない草花が萌えはじめました。
田舎に居た頃は、芹・土筆・木の芽・たらの芽・などを囲む食卓でしたが・・・。
散策で見つけた草花に かがみ撮ってみました。
 写真1・ホトケノザ(仏の座、とは、シソ科オドリコソウ属の一年草あるいは越年草)
サンガイグサという別名も持つそうです。なお、春の七草に数えられる「仏の座」とは違います。
写真2・せせらぎの芹・写真3・たんぽぽの絮 自然の造形に見とれます。
                                      
           (樹炎)+++++

   富士湧水膝までつかり芹摘めり     清原貞子

   渡し舟待つたんぽぽの絮飛ばし     都合ナルミ   いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

    

19.3.1 (4932)
 早いもので三月になりました。昨日は雨でしたが今日の名古屋は昨日より5度高くなるようです。二月三月は何となく月日が早く過ぎていきますが、年度の変わり目も近づき、次の新しい一歩を踏み出す準備の期間のように思えますね。

 昨日なつえさんから「一番茶句会報」601号が届きました。

 はじめに、山本法子さんの「駿府九十六ヶ町」と題した文章に 静岡の由来や町名の由来を知りました。大御所として家康が町割り(都市整備)をした町です。歴史のある町なので句材も多くありそうですね。

 各句会の句に続き、「心の片隅に」と題した 橋本紀子さんの 晩年の高峰秀子の生き方を踏まえた文章、
中村たかさんの、「二月の句」として<蕗の薹おもひおもひの夕汽笛  中村汀女>の鑑賞文も掲載、ますます充実しています。

 また幹事会からのお知らせで、4月には総会が行われ、<「一番茶句会報」600号記念号外の発行>、<50周年記念大会>など、会員皆さんへ向けたお知らせも掲載されています。

 紙面からは静岡支部の真剣な取り組みが窺われ、一致団結して支部を盛り上げていらっしゃる様子がよく伝わってきます。

 平成から新元号へ変わるとき、50年という素晴らしい節目の記念大会、
ご盛会になることでしょう!!

   (✩NORIKO✩)(592161)


19.2.28 夜 (4931)
 今晩は。樹炎さんから写真とお便りをいただきました。白魚の簗だそうです。春ですね!


+++++『白魚』       

今日で 二月尽・・・しだいに日が長くなり、寒さが緩んでくるころですね。

小さな透明の(白魚)が群れて(室見川)を遡上し始めました。水温む頃になると、博多

に春を告げる風物詩です。(4月上旬まで)ジグザグに組まれた簗(上の写真)に鴎が乱

舞し、春光をひるがえっています。・・・ 福岡市室見川の白魚の簗です。

                (樹炎)+++++

    白魚を舟より買へる女将かな     長崎眞由美

    湯どほしの白魚一瞬はねて巳む   野口ゆう子

     

19.2.28 (4930)
+++++いぶきネット句会のみなさま

◆ 第 174回 いぶきネット句会 (平成31年3月)投句・選句締切りのお知らせ ◆  


投句締切り 3月1日(金曜日)から5日(火曜日)午後9時締切り  

選句締切り 3月6日(水曜日)から10日〈日曜日)午後9時締切り  


※ 投句・選句とも、早めにお送りくださるようお願いします。


今日は仕事が休みでしたので、久しぶりに、京都の北部、雲ヶ畑の方へ行ってきましたが、
昨年の台風による倒木などの処理が進まないでいる状況を目の当たりにして驚きました。
写真で見られる北山杉ですが、以前は緑に覆われていたところがご覧の有り様でした。

喉元過ぎれば・・・ ではありませんが、こんなことになっているとは思っていませんでした。(哲半)+++++




 北山杉、白く立ち枯れてしまったものがあるのですね。何か別のオブジェのようです。

     松は松杉は杉なり朧にて     青柳志解樹

     杉の間に杉横たへて涅槃西風  今瀬 剛一   「俳句検索システム」より  

検索してびっくり。今瀬先生の句は写真に近いものがありますね・・・

 今日は利休忌です。
そしてヤフーニュースの今日は何の日によると、、2月28日は「織部の日」(土岐市が制定)だそうです。 
1599(慶長4)年、千利休亡き後の豊臣秀吉の茶頭・古田織部が、自分が焼いた茶器を用いて茶会を開きました。この器が後に織部焼と呼ばれるようになりました。博多の豪商神谷宗湛が 同年2月28日の「宗湛日誌」に、「初出のセト茶碗、ヒツミ候也、ヘウケモノ也」と記した器です。利休忌とつながりがあるようですね。
 徳川美術館では3月4日(日)まで「利休 泪の茶杓」が特別公開されます。
(✩NORIKO✩)(592026)


19.2.27夕 (4928)

  2月のHP俳句会の選句結果

 2月のHP俳句会の選句結果が発表されました。

今月の最高得点者は、雪絵さん(前橋市)でした。

詳しくは伊吹嶺ホームページの「HP句会」の選句結果をご覧ください。
                     (長崎マユミ)(591943

   枕辺の句集に風邪の手をのばす  雪絵(前橋市

 きっと、このような体験をされた方は多くおられることでしょう。

 〈風邪の手をのばす〉で枕辺の様子もよくわかり、句集を読もうという気持ちになったということは、風邪が快方に向かっているということ。
良かったですね!!

 雪絵さん、おめでとうございます。伊吹嶺誌2月号をお贈りいたします。


19.2.27 (4927)
 酔雪さん 留守中有難うございました。 欅句会の皆さま、伊豆大島の吟行会 お天気も良く、良かったですね。

★2月のHP俳句会の結果が発表されました。講評も参考になさってください。
今月の最高得点句は、

 <枕辺の句集に風邪の手をのばす 雪絵さん(前橋市)>でした。おめでとうございます!!

 枕辺にいつも句集がある雪絵さ~ん お風邪は治りましたか?

 上京の日、東京駅へ荷物を預け、御徒町で降りてアメ横を通り抜けて上野へ行ってみました。上野公園内の上野東照宮境内の一角で冬牡丹展がありました。手入れも行き届いて 俳句の立札もとてもたくさんありました。60~70句あったのではないかと思います。

     寒牡丹淡きは淡く濃きは濃く    細見綾子

     万象のけぶりてゐたり冬牡丹    鷲谷七菜子

    (✩NORIKO✩)(591891)

19.2.25朝 (4926)

皆様、東京の欅句会の橋本ジュンさんから便りが届きました。伊豆大島の吟行会の様子です。
文章からも写真からも素敵な吟行会だったっことが伝わります。一読ください。(新井酔雪)(591640


  伊豆大島吟行会


 2月23日(土)~24(日)にかけて、関東支部「欅句会」が主催する「伊豆大島吟行会」を、栗田やすし先生ご夫妻をお招きし、また名古屋から藤田岳人さんの参加もあり、椿祭りの時期に合わせ総勢13名で開催しました。

 好天に恵まれ、花椿やあんこさんそして満開の大島桜のみならず、北の元町港から南の波浮港(はぶみなと)まで島全体を巡って大自然を堪能するとともに、島の生活や歴史にも触れました。

 ガサガサ熔岩のごろごろする海岸、生物を寄せ付けない三原山の溶岩流、椿油製油所の見学、現地でバームクーヘンと呼ぶ地層断面、三原山火山の温泉、舌鼓を打った数々の海の幸などなど、そして、何よりも島の方々のあたたかさや明るさは忘れられません。

 その間、句会を二回行いました。その際に栗田やすし先生から特選をいただいた2句を紹介します。(橋本ジュン)

   春風に黒潮の香や熔岩の磯   一灯
   うららかや音管鳴らす波浮港  ゆう


  


19.2.23 (4925)

   「日向ぼこ」

 街の騒音から少し離れて一尋の踏切を渡れば、まだ残る家庭菜園にぶつかります。

 花豌豆が風に揺れ、萵苣(チシャ)や新玉ねぎ、背が伸びた青首大根や葱など、土手を歩けば、春の土は柔らかく杖がめり込むほどです。

 菜園に棒杭を立てハサミ・シャベル・が吊るされて、造形的に面白い被写体です。

 寺や神社の多い所で、ひなびた社や、市の保存樹クロガネモチの老木が瘤だらけでその樹齢に圧倒され、夫婦で両手を広げ囲んでみました。「なにやっているんだ」と老木が見下ろしています。「あなたが話せたら聞きたいこと沢山あるのに」きっと、時代の見張り番をしていたに違い有りませんから・・・
(八尋樹炎)(591428)

           


19.2.22 (4924)
 昨夜北海道で震度6弱の地震がありました。現地の皆さまお見舞い申し上げます。
再び襲った地震、30年9月の地震の余震で連帯しているそうです。地球の地殻活動の時間というのは、人の時間感覚とは違うようですね・・・スーパームーンのあとには地震が起きやすい?とが、聞いたことがありますが・・・。
事実起こってしまうと現実味を帯びているような・・・

 着陸が延期されていた「はやぶさ2」が午前8時頃、小惑星「リュウグウ」着陸へ。直径6メートルの範囲だそうです。成功しましたね!!

   鳥帰る錆びし手動の転轍機    中野一灯

   遠嶺に雲の展がり鳥帰る     小原米子

 今日からしばらく家を留守にします。何かありましたら部長さんにお願いしました。
よろしくお願いします。(✩NORIKO✩)(591160)

19.2.20夜 (4923)

皆様さま、樹炎さんからお便りが届きました。
 今、あちらこちらで咲いている梅の花の話題です。梅の花は、早咲き、遅咲きとあり、長いこと楽しむことができます。色もさまざまで、香りもよいです。馥郁という言葉がよく似合う花ですね。
 ところで、九州では、春一番が通過したそうです。早いですね。(新井酔雪)(590906

 昨日、家族と梅林を訪ねました。(糸島の小富士梅林)
 南の山麓に広がる梅林で、船越湾の海が一望できる斜面に約3000本の白梅が植えられており、満開でした。
 梅の木の下に養蜂箱が点在しています。何軒かの生活感があり、放ち飼う鶏が人懐こくついてきます。
 浜風に乾く切り干し大根の匂い、遠い故郷を、母のエプロン姿を思い出しながら、潮風を深呼吸して戻りました。ご笑覧ください。
(樹炎)


  


19.2.20 (4922)
 暖かい日でした。帰宅したら郵便受けに『脚註名句シリーズ 沢木欣一集』(栗田やすし編)が届いていました。
 沢木先生の全句から選りぬいた300句が脚註つきで1ページに2句ずつ掲載されています。
編集は「風」沢木先生を師系とする僚誌の12結社。その総指揮を執られたのが栗田先生です。

 句と脚註は年代順の掲載で、昭和14年作の1句目から、編集長荒川英之さんの文章が目に飛び込んできました。「伊吹嶺」からの脚註執筆には ほかに河原地主宰、栗田顧問、丹羽顧問、清水弓月氏、山たけし氏、下里美恵子氏、国枝隆生氏が携わられました。

 沢木先生を知らずに俳句を始めた私にとって 新たな宝箱を開くような嬉しい一冊となります。

(✩NORIKO✩)(590889)

19.2.19 夜(4921)

  八百富神社の御開帳俳句募集!!

 八百富神社は、安徳天皇の養和元年(1181年)に、藤原俊成卿によって創建
されたと伝えられています。御祭神は市杵島姫命(いちきしまひめ)で、開運・
安産・縁結の神として、古くより広く世に知られております。三河雀という書物
には、江の島・竹生島・厳島と共に、日本七弁天の中に挙げられています。
 竹島全域が八百富神社の境内です。竹島は、対岸とは僅か400mしか離れていませんが、暖地性の植生であり、対岸の植物相とは大きく異なるという特性があります。このため、1930年(昭和5年)、竹島八百富神社社叢として国の天然記念物に指定されています。

 本年は、蒲郡竹島の八百富神社の式年にあたり、俳句を募集いたします。つきましては、皆様方の多数のご応募をお願いいたします。(内田陽子)(590724

1 募集期間  平成31年4月6日(土)~4月30日(火)
        *締切り4月30日(火)必着


2 俳句題材  募集期間中の催事の光景

  *4/6式年大祭神事、4/9宇賀神社例祭、4/13稚児行列、4/14奉納弓道大会(竹島弓道場)、4/18月例祭、
   4/21稚児行列、4/28中日祭典、国府町氏子参拝・餅投げ(竹島有料駐車場)、
   氏子16嶋総練込み(竹島有料駐車場)

3 投 句 数  1人2句

4 投句方法  ①俳句ポストに投函(用紙備え付け)
        *ポスト設置場所:南部市民センター(府相公民館)

                 八百富神社休憩所
        ②郵送による投句(投句用紙または葉書)
        *葉書の場合は、郵便番号、住所、電話番号、所属、2句を記載(すべて楷書でご記入ください)

5 投 句 先  〒444-0031
        住所 蒲郡市竹島町26番地14号
        小田二三枝 宛 電話0533-69-4564

6 賞     八百富神社賞 *入選者に郵送


19.2.19 (4920)
 今夜は春満月だそうですが、名古屋は雨模様です。どこかで見られると良いのですが?
 事務局の孝子さんから句会一覧についてのお願いがありました。青文字の部分をよく読んでいただきますように。
お孫さんは受験だそうです!!孝子さんの十八番<~~>も 久々に・・・ほっこりします。
お孫さんは孝子さんが育てた方のお子さんですからきっと大丈夫!!
 
+++++

孫達の受験シーズンです。
 おばあちゃんの出来ることは、合格のお守りや、達磨を買ったり、
神仏にお願いすることと、タイミング良くお小遣い(少しです)を渡す事
くらいで・・・・ なかなかもどかしいものと実感している この頃です。
一番の願いは、(期待もほどほどに)健康第一!かなぁ~~とも・・・

★事務局からのお願いです。
 総務部が、今年度の句会一覧を作成されます。
それに伴い、句会の指導者や幹事の皆さんにお願いです。
句会の変更(句会開催の曜日・会場・指導者・幹事・編集者等)
がありましたら、3月末日までに 事務局へお知らせ下さい。
 伊吹嶺誌の裏表紙に問い合わせ先の電話番号や、アドレスが
 載っていますので、そちらから お願いします。

去年までの「句会一覧」は、伊吹嶺のホームページから ご覧頂けます。
 トップページの中ほどの右側「句会一覧」をリックしてみて下さい。               

                  (事務局 矢野孝子)+++++


 写真も送っていただきました。守山フルーツパークの楊貴妃梅だそうです。3月中頃が見頃とのことです。
(✩NORIKO✩)(590619)

19.2.18 (4919)
今日は暖かくなりそうで嬉しいです。樹炎さんから 散策での春の先取りと写真を送っていただきました。

+++++『春日向』
春光に包まれ眩しい頃になりました。
午前中お昼食まで、お天気が良ければ夫と散歩に出かけます。
川沿いの猫柳が、今にもほどけそうです。南に5分ほどで、筑紫線の踏切りを渡りますが
車は通れない狭い踏切で短い遮断機が守ってくれます。田舎に住んでいたため、
踏切の警報音がとても新鮮に感じ、ついシャッターチャンスとばかり・・・

写真1・猫柳2・車が通れない狭い踏切 3・瀟洒なお宅の下がり梅

            (樹炎)+++++


  

   水郷の中州に光る猫柳     市川美智子   

   山里の柿右衛門窯梅匂ふ   武長 脩行  いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

(✩NORIKO✩)(590512)


19.2.17 夜(4918)

 今日は愛知同人句会でした。冒頭、河原地主宰から、長野は小諸の髙浜虚子記念館を句会場とする「しなの句会」が立ち上げられるとのお話がありました。楽しみですね。
 そして 「俳句の喜びに至るために真剣勝負で渾身の句を持ってきてほしい。一人でも二人でも採っていただけたらそれを喜びとして感じ取ってほしい」と句作の心構えを述べられました。
 
 今月から新しい方式で事前投句となり、係の方々が入力した俳句をランダム化した投句一覧が 句会の日に配布されて選句となりました。披講後は河原地主宰と栗田顧問から 講評と指導の時間をたっぷり取って学ぶことが出来るようになりました。河原地主宰は選評後「句を読んで力が体にたまるような句、前向きな句を好ましく思っている」と語られました。
 
 今日の投句総数は、なんと225句でした!!不在投句を含めて75名の投句でした。200句を越えた記憶は私には無かったので 過去最高の句数だったと思います。いつも急いで雑な文字で自分の予選用紙に書いていたのですが、活字で一覧となったものは 読みやすく、後々参考になります。

 犬山の師弟句碑のしだれ梅が、今とてもきれいでよく咲いているそうです、是非お出かけください。

 写真は挨拶する主宰と、選評の時の栗田顧問です。A3の両面が投句一覧となっています。係の皆さん、初めての作業お疲れさまでした。 (✩NORIKO✩)(590450)   

19.2.16 (4917)
 少しずつ陽ざしが柔らかくなってきました。
昨日は合評会の1日目でした。お引越しされたばかりの樹炎さんにも早速参加していただき 活発にチャットが進行しました。
樹炎さんがから 福岡の蜃気楼の写真を撮っていただきました。有難うございます!(✩NORIKO✩)(590227)

+++++    『蜃気楼』
 昨日ベランダに夕方洗濯物を取り入れる際、驚きの「蜃気楼」を発見!
暫くその まか不思議な世界に見とれました。
写真1・は通常の眺め、写真2・は夕焼けに染まる空間に、島影と船影が浮かんでいます。
少し見にくいかも知れませんが、ズームアップしてみました。
 (以下パソコン引用)
「蜃気楼は、冷たい海水などで冷やされ大気の下の方が冷たくなり、
大気の上方の屈折率の方が小さくなって下方向に屈折することで 
どちらも実際にそこに無いものが見えるということです」。     (樹炎)+++++

  

19.2.14 (4916)
★HP俳句会の投句締め切りは明日15日午後9時です。多くの方のご投句をお待ちしています。

★いぶきネット句会合評会のお知らせです。

+++++

〓 第 173回 いぶきネット句会 (平成30年2月)合評会のお知らせ 〓 
合評会はいつものように、15日(金曜日)16日(土曜日)の両日
午後9時から行います。 投句一覧・選句一覧をご用意の上
伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。

 京都のどこまでの範囲に伝えられている風習なのかは知りませんが、この時期に、
藁で出来た大蛇を村の入り口に飾りつけて無病息災や五穀豊穣を祈る風習が残っています。

丹後一円では『蛇綱』と呼ばれ、蛇に頭をかんでもらうそうですし、山科の蛇は13メートルもあ
り、松やシキミで作った脚をつけるそうです。

因みにシキミの果実は猛毒で、「悪しき実」が名の由来だとか。いかにも悪霊除けに効きそうです
ね。写真は宇治で見たもので、やはりシキミが使われていました。(哲半)+++++

     (写真も哲半さんから送っていただきました。まさに大蛇のようですね!)

今日はバレンタインデーですね。季語にも「バレンタインの日」が採用されるようになりました。
いつ頃からでしょうか?

  女子社員明るしバレンタインの日    棚山波朗

  バレンタインデー抽斗しに鍵溜り    宮岡計次   いずれも『風俳句歳時記』より

             (✩NORIKO✩)(589911)

19.2.13 (4914)
 昨夜は 水泳の池江選手の病名公表に 大きな衝撃を受けました。
最新の治療で病を克服し、健康を取り戻してほしいと願うばかりです。

 樹炎さんから散歩道の風景を送っていただきました。有難うございます!

+++++
凍てつく寒い日々です。おかげで、施設の中は適温の暖房と加湿が効いていて快適
に暮らせます。何より家事の雑務から解放されて、上げ膳据え膳になりました。
散歩を東に歩いてみました。最近 (九州大学)が今津地区に移転してきて周船寺は
学生の街になり、道幅が広がり、 今まで田畑のところに急きょマンションが立ち並んでいます。

オアシスのように、田畑が残り、八朔柑や梅林、葱畑が嬉しいです。
昔の灌漑用水(溜池)で夏には、花火大会が 催されるそうで、楽しみにしています。

写真1・八朔柑 2・大輪の椿手の平サイズです。 3・歩いて5分の溜池鴨が帰る
準備に旋回はじめました。ご笑覧下さい。 (樹炎)+++++


  引鴨の伊吹を越ゆるとき光る     梅田 葵

  引鴨のの高みへのぼる早さかな    谷口千賀子  いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

(✩NORIKO✩)(589757)
  

19.2.12 (4913)
 孝子さんを介して加藤剛司さんから菜の花の写真を送っていただきました。有難うございます!渥美半島は春ですね。

+++++こんにちは。
今日は子どもと伊良湖へ菜の花まつりに行って来ました。海沿いの丘は一面の菜の花で菜の花の香りが充ちておりました。
春キャベツの収穫もあちこちでされてました。美味しい鰻と大あさりもしっかり食べてきましたよ。(加藤剛司 )+++++


  

   菜の花やねまる仔牛の鼻動く    利行小波

   湖よりも空がみづいろ花菜晴    櫻井幹郎   いずれも『伊吹嶺季寄せ』より    (✩NORIKO✩)(589672)

19.2.11 (4912)
 建国記念の日ですね。角川の歳時記によると 『日本書紀』が伝える神武天皇即位日を陽暦に換算し、明治5年に紀元節と名付けられ 昭和23年に廃止され、その後41年に現行の記念日として制定されました。戦前には季語として「梅花節」「梅佳節」とも呼ばれました。

   後山の蘭にあそびて梅佳節   飯田蛇笏 

   鶴折りてひとり安けき梅花節   藤芳延枝  いずれも 『角川俳句大歳時記春』より

 鈴木英子さんからお便りをいただきました。花屋さんも 季節を先取りして促成栽培?があるようですね。

+++++<当世花事情>

 伊吹ネットの皆さま知立句会の鈴木英子です。立春を迎えましたが、まだまだ寒いこの頃です。花屋さんの店先では春をとっくに先取りをして、春の花が色とりどりにあふれています。

 近年は栽培技術の向上、流通システム、保存技術の充実により、季節にお構いなく花が店先に並びます。いけばなをしている私たちはありがたい反面、戸惑うこともしばしばです。例えば、私が教えている教室で、生花(しょうか)を活けようとして、花屋さんに電話します。「桃はありますか。」「あるにはありますが、桜はどうですか。」「では、桜の材料を5人分お願いいたします。」という風に、立春前だというのに寒緋桜を稽古します。

 また、いけ花人にとって、水仙とかかきつばたは好きな花で、活けるのは難しいですが、魅力的であり、つい、深入りしてしまいます。その水仙ですが、今、2月初めはこの地方では,路地ものと言って、庭に美しく咲いているのですが、花屋さんでは、もう遅く、「4月ころまではあるにはありますが、値段は高いですよ、注文してください。」とのことです。老舗の花屋さんはネットワークがあって、ほぼ、なんでも取り寄せてくださいます。

 また、菊やバラその他の花に見られますが、何でもかんでもまっすぐで茎の長い商品になってしまいます。これは栽培している農家さんたちは、値段を考え、出荷しやすいようにわざと、まっすぐに育てます。50本、100本と括って出荷します。学院の教授はこんなまっすぐな花は生けにくい、自然な花が良いのにと嘆かれます。しかし、松、梅、など木物はやはり山などで伐ってくるそうです。花屋さんで売っているので、私たちは枝ぶりを選んで購入します。いけばなは難しいですが、楽しいです。

 俳句の世界ではやはり、歳時記にあるように、自然の四季がいいですね。(英子)+++++

 写真は我が家のカレンダーの梅ですm(__)m  (✩NORIKO✩)(589425)

19.2.10 夜(4911)
 昨日は女子フィギュアで紀平梨花選手が、今日は男子で宇野昌磨選手がSP5位と4位からフリーで逆転し優勝しました。宇野選手が演技の後に崩れ落ちたことが印象的でした。全力を出し尽くしたのですね。二人がともに怪我を乗り越え、ここ一番の集中力と精神力が素晴らしいですね☆.。.:*・☆.。.:*.。☆

 今日は伊吹嶺句会に参加しました。1時から3時まで句会と披講、その後1時間たっぷりと 4時まで 櫻井先生、栗田先生、河原地主宰に選評をいただき、とても充実して勉強になりました。櫻井さんは「定型を大切にしながら写生を。作り尽きることはない。座の文学で皆で学び合い高めていく姿勢が大切」と、心構えを述べられました。栗田顧問、河原地主宰からは、先生方のメモから入選句についてもそうでない句についても、別の言葉も考えて選ぶことの大切さや ある程度のレベルに達すると 定番の句や類句が多くなりがちになるので 言葉の巧みさを越えるように、句会では推敲し反省する場として有意義な時間にしたいと述べられました。

 その後私はカリンカ句会に参加しました。3名にお祝い事があったので 祝句を持ち寄り、安藤一紀さん製作による『カリンカ句会祝句集Ⅲ
』が完成していました。食後の句会は、旅遊さんのちょっぴり辛口(?)指導があります。それが勉強になり、いつも明るく笑いのある句会です。(✩NORIKO✩)


19.2.10 (4910)
 「伊吹嶺」2月号が届きました。本号より、丹羽康碩顧問執筆による「栗田やすし主要著書解題」が隔月で掲載されます。
 注目していた「二十世紀の百人一首、百人一句」は歌人の加藤孝男先生の歌と、下里美恵子さんの句でした。補遺として10回程度書いていただく事にもなっているそうです。楽しみですね。

★本日午後1時より、名古屋駅前西イオンコンパスにて「伊吹嶺句会」が行われます。皆さまのご参加をお待ちしています。

★いぶきネット句会の選句は 本日10日午後9時です。まだの方はよろしくお願いします。

★HP俳句会の投句締め切りは15日午後9時です。ご投句よろしくお願いします。

 樹炎さんから氷点下の思い出と ご近所の写真を送っていただきました!お元気そうで何よりです。(✩NORIKO✩)(589270)

   早春や宛名のロシア文字太く    河原地英武 句集『火酒』より

+++++  「氷点下の空気」
 北国では、記録的な寒波、東京でも、雪しまく様は、幼い頃旧満州で頃体験した冬
を思い出します。
洗濯物の外干しは、一瞬に氷つき、鉄の手すりに触れると手の皮膚が剥がされる
危険な寒さです。通学の靴には兎の毛が中に張り付けられて、靴底に(唐辛子)や
(生姜のスライス)を敷き詰めて(防寒のため)学校の休み時間に級友と見せ合い、
変な自慢をしたものです。
まつ毛が氷付き、マスクと帽子が息で氷付きジャリジャリの記憶は、懐かしく・・・
そんな暮らしに慣れていました。おそらく零下20度以下の世界です。

 昨日、転居した近所の探索に出かけました。202号線の歩道に(タンポポ、)
(桜の梢に小鳥)・和用品を商う店の前庭に、鉄のオブジェの(キリギリス)全長約2メートル、ユニークな発想です。
  ご笑覧下さい。  (樹炎)+++++


    

19.2.9 (4909)

 2月8日は「針供養」でしたね。名古屋市では若宮神社が有名ですが、栗田先生の句碑がある 伊奈波神社でも行われていました。参道右手の稲荷神社脇に 針塚があり、和裁関係者が御祈祷を受けて、豆腐に針を刺し、針塚の下の洞へ納められました。右の写真の町並みは 長良川近くの川原町です。(✩NORIKO✩)

  いくたびも髪なでし針納めけり    山本悦子

  指太き男仕立師針納む        森 靖子

     

19.2.8 夜(4908)

+++++いぶきネット句会のみなさま

◇◆ 第 173回 いぶきネット句会 (平成31年2月)選句締切りのお知らせ ◆◇
2月10日(日曜日)午後9時選句の締切りです。

締切りまでに、出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。
外国人観光客の増加に伴って、工事があれば宿泊施設ということが多いですね。
町内にも来月ホテルがオープンしますが、1階のテナントが、なんとドーナツ専門店でした!!

店舗デザインは、日本を代表する建築家・隈研吾氏。
内装には、京都嵐山の竹を使用した伝統的な六ツ目編みのかごを572個も使っているそうです。
ナイフ・フォークで食べるスタイルなど、狐に抓まれた思いでいます。 (哲半)


   白梅やぴんと張り干す割烹着    溝口洋子 『伊吹嶺季寄せ』より

 隈研吾氏の店舗デザイン見てみたいですね。太宰府天満宮参道にある 某有名珈琲店チェーンの店舗が木材を組み合わせたデザインで、SNS映えしていました。梅の花の写真を見て 太宰府を思い出しました。飛梅はいまどのくらい咲いているでしょうか。
(✩NORIKO✩)
(589100)

19.2.7 (4907)
 明日、8日は大寒波の予報です。気がかりですね。
酒田、新潟に住んでいたとき 青空駐車場が雪に埋もれて車が動かせなくなったこと、
酒田での大吹雪で、運転席から2m先しか見えなかったことを思い出しました。(おしん放映の年でした)

 樹炎さんからお便りをいただきました。ご夫婦で転居されたそうです。
お引越してからまだ一週間というのに ネット環境も整い、落書用にメールと写真を有難うございました!!
福岡市でもまだまだ自然のある良いところのようですね。
新生活を選ばれた決断に 心からのエールと拍手を送りたいと思いました。(✩NORIKO✩)(588888)

+++++<二月>

「如月」は陰暦の呼称で、梅月、仲春、などと呼ばれますが、「きさらぎ」という言葉の響きが好きです。
(更生ぎ)(萌揺らぎ”)の意で、もともと農事に由来する言葉だそうです。
睦月と弥生の間にあって冬と春とをつなぐ光と陰の交錯する季節ですね。

 平成の世も終わりに近く、新しい年号を待つ日本です。
私事で恐縮ですが、この二月一日より夫婦で、老人施設へ転居致しました。
(福岡市西区周船寺)で糸島の隣、元の自宅より
車で20分の近さです。娘夫婦のお陰で煩雑な仕事を一任して、助かりました。
自然環境を自慢に暮らしましたが、・・・
街騒の車の多い生活に変わったのが残念です。
                   (樹炎)+++++


     きさらぎが眉のあたりに来る如し    細見綾子

    

写真1・藪椿・2・オアシスの様に残る畑の古木梅 3・樹炎さんの部屋から見える夕焼け


19.2.5 (4906)
 今日5日は京都句会でした。
 寒さを避けて吟行は中止とし代わりに席題の句会をしました。
 「立春」「春の夕」「芽吹き」で25分後提出でしたが、主宰選は3句とも「春の夕」でした。

  春夕べ風呂場の桟に糠袋   哲半
  鐘音の湖渡り来る春夕べ   俊雄
  やはらかき風つれ帰る春の暮 秋麦

  煎餅の小海老浮き立つ春の夕 英武

 風もなくさほど寒くなかったので、吟行でも良かったね、という声もありましたが短時間で句を作る場も楽しいです。

 通常句会

 河原地英武主宰選10句

   鍬入れし土の湿りも春隣      俊雄
   赤札の靴の試着や日脚伸ぶ     佳子
   轆轤場の棚に片目の福達磨     恵光
   冬帽の母へ漕ぎゆく三輪車     万里子
   苔むせる羅漢千体雪しぐれ     佳子
   音絶えて真夜に降る雪残務あり   秋麦
   根こそぎに倒れたる樹の芽吹きけり 俊雄
   春立つや菜の花色のオムライス   万里子
   貝殻の壊れやすさよ草城忌     徒歩
 特 百合鴎首を傾げて寄り来たり    悦枝

   料峭や屈みて消せる煙草の火    英武

 写真はバスの車窓からの鈴鹿山脈です。

     (松井徒歩)




19.2.4 (4905)
 立春ですね。暦の上とはいえ、心が前向きに弾む気持ちになります。
 昨夜の雨はあたたかな雨でした。今日は気温も上昇、明るい日差しで日毎に、ひと雨ごとに、春を実感できるのではと思いました。

 俳人協会発行の「俳句文学館」が届きました。新鋭俳句賞の発表などのほか、秋季俳句講座「自作を語る」の4名の講師先生の講演要旨が載っていました。その中のお一人として 栗田先生は「俳句は、追慕と鎮魂」と題した講演をされました。要旨は下里美恵子さんの執筆です。

 栗田先生の生い立ち、お父様の戦死、俳句との出合い、沢木欣一・細見綾子両先生との出合い、お母様との別れ、両先生との別れ、沖縄への鎮魂の思いなどを自作を通してご講演されました。

 講演要旨の結び近くのお話を・・・

<俳句はまず感動ありきです。自分の感動を句の中にこめる、それが「心ある俳句」です。心があれば上手下手ではなく、自分の句になります>

 心して句作したいですね。(✩NORIKO✩)(588544)

19.2.3 (4904)

+++++いぶきネット句会のみなさま

第 173回 いぶきネット句会 (平成31年2月)投句締切りのお知らせ

  明後日、 5日(火曜日) 午後9時締切り です。 早めにお送りくださるようにお願いいたします。


『節分』ですね。  京都の吉田神社で鬼やらいの神事を見たことがあるのですが、
印象的だったのが方相氏(ほうそうし)でした。四つ目の面の迫力に圧倒された覚えがあります・・・

そして、最近の句会で近江神宮に行ったのですが、そこには、なんと六つ目の方相氏の面が展示されて
いて驚きました。

何でも、『過去・現在・未来』を見つめる霊力があるのだとか。(哲半)+++++



写真は哲半さんから送っていただいた、伏見稲荷の節分祭の写真です。今日は 福を呼び込みましょうね!

   節分の雪が田を飛ぶ山を飛ぶ   雨宮きぬよ 

   壬生寺に買ふ太巻も節分会     福本せつこ   いずれも 『角川俳句大歳時記 冬』より

(✩NORIKO✩)(588428)

19.2.2 (4903)
★いぶきネット句会・HP俳句会の投句期間が始まりました。
いぶきネット句会の締切は2月5日(火)午後9時
HP俳句会の締切は2月15日(金)午後9時です。よろしくお願いします。
★HPから「ジュニア俳句」の投句が出来ます。1か月3句まで、保護者の方が代わりに入力、送信もできますので、是非!!
 

 連日痛ましいニュースが続き、暗澹たる思いになります。
輝く未来を持っていた少女と大学生だったのに、、、このような事件が二度と起きないようにと願うばかりです。
サッカーアジア杯、残念でした。オリンピック、W杯出場へ向けてさらなるレベルアップをしてほしいですね。 

 「苺」は夏の季語ですが、洋菓子の需要やクリスマス商戦に併せて温室栽培ばかりになりました。今頃は温室いちご狩りが盛りのようです。

  艶めきて富士山麓の苺着く    近藤文子   『伊吹嶺季寄せ』より

    (✩NORIKO✩)(588284)


19.2.1 (4902)
 2月になりました。早いものですね!北日本は大荒れの予想ですが、皆さまお身体にお気をつけてくださいね!!

 磯田なつえさんから 一番茶句会報 1月号(第600号!)を送っていただきました。
50年、静岡支部の方々が一致団結して、時に立ち止まり振り返りつつ 常に前を見て 歩み続け 継続してきた 半世紀の歴史の証ともいえる句会報です。
 中村たかさん執筆による 「一番茶」新年俳句大会記が TOPページを飾っています。
どこの支部よりもいち早い大会記ではないでしょうか。カラー写真入りです。

 落書では河原地主宰のご挨拶を中心に一部ですが、印象深いことばを私が抜粋させていただきました。また主宰と 静岡支部同人の皆さま 参加の内田さん 野島さん 奥山さんの特選句を掲載させていただきます。

+++++

「栗田先生に『十年先を考えると若い人にやって貰いたい、風の俳句をやりたい人がいる限り、仲間の居場所を作りたい。伊吹嶺を自分のものとは思っていない。』と説得され伊吹嶺を受けついで行く決心をした。」

「才能で作っているうちは駄目。自分の中にあるものは使い切ればなくなる。自分を空にして自然と向き合う。外の世界から自分に入ってくるものを掴む。」

「向上心をもって行こう。やらなければやらないで人生終ってしまう。一人ぼっちではつまらない。仲間があると云うのは良い。いつか自分の代表句を生もうと努力しましょう。」   

 河原地英武主宰選
 ◎首からめ麒麟の親子冬温し         菊山 静枝    

 磯田なつえ選
 ◎温かき夫のポケット冬銀河         杉山 美波
 野島秀子選
 ◎茹で鍋の蓋持ち上ぐる松葉蟹       関根 幸子
 内田陽子選
 ◎賀詞申す生れてひと日の赤子抱き     坂本 操子
 奥山比呂美選
 ◎読初や先師の声を耳裏に         河原地英武
 坂本操子選
 ◎雑煮椀苦楽共にし五十年          伊坂 寿子
 中村たか選
 ◎山荘の窓打つごとし流れ星         磯田なつえ
 松本恵子選
 ◎御捻り飛ぶ子供万歳とちるほど      野島 秀子
 夏目悦江・山本法子選
 ◎一湾の波盛り上げて漁始          内田 陽子       

以上、句会報より引用転載させていただきました。

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 インフルエンザは私は12月に罹ってしまいました。予防法が毎日放送されています。意外な予防法は「歯磨き」でした。皆さまも是非!(✩NORIKO✩)(588158)



19.1.31 (4901)
おはようございます。関東支部の橋本ジュンさんから 写真を添えて欅句会の様子を紹介していただきました。有難うございます。(✩NORIKO✩)(588048)

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 関東支部の欅句会は、句会を毎月第四土曜日午後に都内で開催しています。また、その午前中に吟行をしています。
 1月26日(土)は、六義園を吟行し、句会は六義園の中の心泉亭で行いました。寒晴の六義園では、鴨が池を占拠して浮き、茶店の近くでは紅白の梅が咲き始めていました。
 句会では、持参した当季雑詠の5句と、当日の吟行句3句とを投句し、選句・披講・選評を行います。選評では、選の無かった句も含め全ての句に触れて、どこが良いかどこが良くないか、どうしたら良い句になるか、を全員で吟味します。

 2月は特別に伊豆大島へ一泊二日で行きます。また、その様子は落書で報告します。

 なお、3月からは通常となりますので、ゲストの方、そして、初心者の方も大歓迎です。どうぞ気軽にご連絡ください。 ご連絡いただければ、詳細は別途お知らせいたします。
連絡先:橋本ジュン birdlandjazz@mac.com 090-3454-9348
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19.1.29 (4900)

 朝の天気予報によると、東京や大阪より、名古屋は最高気温が低く、9度の予想でした。厳しい寒さです。今、東の空は朝焼け、南の空には下弦の月が浮かんでいます。

 いぶきネット句会報が切子さんから配信されました。毎月 自選句とよもやま通信を取りまとめてくださいます。
投句受付、一覧校正、投句一覧配信、選句、名前なし選句一覧配信、合評会、名前入り選句一覧配信、そして句会報配信のサイクルで一か月が終わります。

 蔵開きの時期ですね。
これから行われる愛知県下の主な蔵開きをまとめてみました。  
他にもありますので、「蔵開き 2019」で検索してみてください。

▽2月2日(土)・3日(日)/ 長誉 蔵開き(丸石醸造)
時間/9:00~15:00
所在地/愛知県岡崎市中町6-2-5
アクセス/名鉄名古屋本線「東岡崎」駅から徒歩15分

▽2月10日(日)/ 2019 ねのひ 蔵開き(盛田)
時間/9:30~15:00
所在地/愛知県常滑市小鈴谷字亀井戸21-1
アクセス/名鉄常滑線「常滑」駅から無料シャトルバスで20分

▽2月18日(日)/ 第15回公楽酒蔵開放(伊勢屋商店)
時間/10:00~12:00
所在地/愛知県豊橋市花田町斉藤49
アクセス/JR東海道線・名鉄名古屋本線「豊橋」駅から徒歩6分    

▽2月23日(土)・24日(日)/ 第31回 酒蔵開放(澤田酒造)
時間/23日 9:30~15:00、24日 10:00~15:00
所在地/愛知県常滑市古場町4-10
アクセス/名鉄常滑線「常滑」駅から無料循環バスを運行

▽2月24日(日)/ 神の井酒造 酒蔵開放(神の井酒造)
時間/10:00~15:00
所在地/愛知県名古屋市緑区大高町字高見25
アクセス/JR東海道本線「大高」駅から徒歩10分

▽2月24日(日)/ 第26回 酒蔵見学会(山盛酒造)
時間/10:00~15:00
所在地/愛知県名古屋市緑区大高町字高見74
アクセス/JR東海道本線「大高」駅から徒歩12分

   蔵開松の根方に雪よせて    森 靖子

   重ね積む牛首紬蔵開き     平松公代  いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

 写真は樹炎さんから送っていただきました。仏の座と、樹炎さんの陶芸棚です。(陶芸棚は私の記憶では本邦初公開だと思います!!)こんな素敵な器でご馳走を盛って、美味しいお酒を飲みたいですね。
(✩NORIKO✩)(587816)

19.1.28 (4899)

 孝子さんから 俳人協会のホームページと俳人協会賞選考会の結果と、河原地主宰のメールと著書について紹介していただきました。有難うございます!!

+++++
先日の俳人協会・愛知支部の『新年のつどい』で、能村研三理事長が、俳人協会のホームページが 2月から刷新される事を説明されました。
 能村さんが選ばれた俳句が<日替わり>で載るそうです。
その先駆けかと?思いますが、1月26日に行なわれた、「俳人協会賞選考会」の結果が 即! 発表されました。  
 以下のアドレスから、ご覧下さい。
 
 我等が主宰は 京都で大学教授として教鞭をとりながら、愛知、京都、大阪などで句会でご指導を、
また愛知の大学で「俳句創作授業」をなさっています。
今回は写真を添えて、河原地主宰の大学関係の仕事の一端をご紹介します。
                        (矢野孝子)
 

+++++

 

最近、以下のような本を出しました。

     河原地英武ほか訳『日中戦争と中ソ関係』東京大学出版会、20189月刊。

(ロシア語の公文書を邦訳したものです。写真1)

     河原地英武ほか著『国際政治学への扉』一藝社、201712月刊。

(国際政治学の教科書。写真2)

     連載エッセイ「京都上る下る」政治月刊誌『改革者』に掲載。

(昨年12月から6回の予定で、毎月『改革者』という雑誌に京都にまつわるエッセイを連載しています。

公立図書館の雑誌コーナーで見かけたら、ご覧ください。写真3)

 

  俳句以外にもいろいろ忙しく執筆しております。(河原地英武) +++++

 主宰の著書、写真でご紹介有難うございます!! 左から著書①②③です。  (✩NORIKO✩)(587722)

      

 



19.1.27 (4897)
+++++いぶきネット句会のみなさま

◆ 第 173回 いぶきネット句会 (平成31年2月)投句・選句締切りのお知らせ ◆  


投句締切り 2月1日(金曜日)から5日(火曜日)午後9時締切り  

選句締切り 2月6日(水曜日)から10日〈日曜日)午後9時締切り  

※ 投句・選句とも、早めにお送りくださるようお願いします。


先日、出先で野菜売り場へ寄ったのですが、美味しそうなイチゴがあったので買って帰りました。
イチゴといえば、そのネーミングにも惹かれるものがあります。たとえば「あすかルビー」は奈良県が生み出した赤い宝石で、「淡雪」は白いイチゴの品種。「いばらキッス」は・・・ どこの品種か想像がつきますね。
ところで「あまおう」ですが、てっきり甘い王様だと思い込んでいましたら、
「あ」かい、「ま」るい、「お」おきい、「う」まのい頭文字から名づけられたそうです。(哲半)+++++


  大坂なおみ選手、全米オープンに続いて全豪オープンチャンピオンとなり2連覇!!
素晴らしいですね。テレビの前で皆さん応援していたのではないでしょうか。おめでとうございます!!
 写真は樹炎さんから送っていただきました。すずめがふっくらと、一列に日向ぼこです。(✩NORIKO✩)(587612)


19.1.26 (4896)

  愛知支部同人句会の投句について!!

 2月17日(日)は愛知支部の同人句会です。この2月の同人句会から、投句の仕方がこれまでと変わります。というのもこれまでの方法ですと、清記や選句に時間がかかり、大切なご指導の時間が短いという難があります。このことを解消するために、次のように投句の仕方を変えます。
 お手間をお掛けしますが、ご理解の上、ご協力をよろしくお願いいたします。

1 投句方法  ・全員葉書による投句  ※当日持ち込みではありません。

2 書 き 方  ・葉書の表面:投句者の名前
        ・葉書の裏面:俳句を3句縦書き  ※俳句のみを書きます。
        ※すべて楷書でお書きください。

3 投句締切  ・愛知同人句会の前の週の金曜日必着(同人句会の9日前)
        ※必着です。消印有効ではありません。
        ※締切り厳守でお願いします。厳しいですが、
         遅れた場合は当月無効となります。

        ※2月は、17日(日)同人句会、8日(金)投句必着となります。

4 投句宛先  ・同人番号1~20→安藤一紀さん
        ・同人番号2140→栗山紘和さん
        ・同人番号4160→梶田遊子さん
        ・同人番号61~最後→松永敏江さん

5 参 加 費  ・1100円(不在投句も同額)


19.1.24 (4895)

 昨日は 俳人協会愛知支部の「新年のつどい」がありました。国枝さんから写真を、孝子さんから記事を送っていただきました。 有難うございます!!(✩NORIKO✩)(587216)

+++++
 1月24日の 俳人協会・愛知支部の『新年のつどい』に「伊吹嶺」の仲間と出席しました。
本部からは、能村研三理事長がお越しになり、俳人協会の活動等々の説明をしていただきました。
 会員は約1万5千人。平均年齢は、76.1歳! 県別会員数の構成で、愛知県は4位とか。
 2021年には、60周年を迎え、多くの記念事業が計画されている事。
 広報活動では、ホームページが2月1日から刷新される事!等々・・・・・でした。
協会の副会長である栗田先生の乾杯で始まった昼食会では、各結社の代表が、結社の活動等々を
報告されました。我等が「伊吹嶺」からは、俳人協会・評議員の下里美恵子さんが挨拶をされました。
 和やかな雰囲気の中での、3時間余の会でした。
来年の『新年のつどい』は、1月23日です。愛知の協会員の皆さ~~ん 是非ご参加を!
写真は、俳人協会の環境委員でもある国枝隆生さんが送って下さいました。      (矢野孝子)+++++



  
  

19.1.24 (4894)
『俳句四季』2月号四季吟詠に 多くの仲間が入選しました。おめでとうございます。

★下里美恵子選
秀逸 
  秋晴の動物園に献血車       森 靖子
  横揺れの電車一輌豊の秋      安藤一紀      
  芋の露朝の光を透かせ落つ     久野和子
  良寛の墓を離れず赤とんぼ     平松公代
  露光る修道院の長ベンチ      長崎眞由美
  秋澄むや馬のたてがみ三つ編みに  福田邦子
  梅もどき活けて野点のはじまれり  谷口千賀子
  車座にすわれば親し草もみぢ    山口茂代

佳作 
  草の花小さき蝶が入れ替り     磯田なつえ
  鶏頭に触れし指先乾ききり     大島知津
  どんぐりの小径に猪の注意札    国枝隆生
  松風のさやかや治水碑に立てば   若山智子
  拾ひ上ぐる橡どんぐり掌にまろし  松平恭代
  湯の町のぬるき夜風や虫すだく   中斎ゆうこ
  小鳥来て夫の墓石に影落とす    鈴木真理子
  こんにやくのぴりりと辛し夏の果  日野圭子
  島宮に槌音響く今朝の秋      丸山三依
  満ち潮の音やはらかき良夜かな   足立サキ子
  亡き姉と語り合ひたき夜半の秋   横井美音
  南吉の詩作の土手や曼珠沙華    野島秀子
  一雨に一入深む実むらさき     市川あづき
  黄金の波に沈みて稲雀       加藤弘一
  白鳥が水底見つめ身じろがず    鈴木英子
  寺で聴くジャズピアノの音秋うらら 廣中みなみ
  木犀や乳欲る声の家中に      荻野恵子

★尾池和夫選
秀逸 
  秋の灯や刺繍きらめく掛袱紗    梶田遊子


★豊長みのる選
佳作
  過書船の通ひし川ぞ薄紅葉    石橋忽布


記載漏れがありましたらお知らせください。蕗の薹と枯蘆の写真は樹炎さんから送っていただきました。
(✩NORIKO✩)(586995)

19.1.23 (4893)
  寒い日が続いていますね。
★伊吹嶺へHPからお問い合わせの皆さま、購読希望の皆さま、昨日の落書に記しましたとおり、上の封筒のマークからの問い合わせで文字化けがありご返事が出来ない場合があるそうですので、2日間返信が無かったら 発行所宛てFAXか 矢野さん携帯へお問い合わせください。
★購読お申し込みは ハガキで 伊吹嶺発行所宛て 
 〒525-0027 滋賀県草津市野村5丁目 26-1  伊吹嶺発行所        
            または    FAX: 050-3737-8623
★または  事務局(矢野さん携帯)   090-8551-4830 

★ホームページの購読希望コーナーの住所とFAX番号を、書き換えました。

  鈴木英子さんは 奈良の仏さまに会いに行かれたそうです。暮れのひと時のなかで充実した二日間でしたね。
+++++仏像の宝庫  奈良

 伊吹ネットの皆さま知立句会の鈴木英子です。各地区の新年大会も終えて、いよいよ、新しい年が始まります。少し古いですが、昨年の暮れに奈良へ行き、奈良公園の美しい仏様たちにお会いしてきました。
 一泊して、ゆとりをもって散策しました。まず、近鉄奈良駅からタクシーで、久しぶり新薬師寺に行き、そこで、お目当ての伐折羅(ばさら)大将を見ました。髪を逆立て、口を大きく開けた像は小さいながら、木枯らしに呼応するかの様な憤怒の形相は迫力があります。国宝の勢至菩薩を囲んでいる群像は素晴らしいです。私が若い時に見たときは感動がもっと深かったように思います。
 次に春日大社を経て、興福寺へむかいました。この興福寺は藤原氏の菩提寺で、あまりに有名な寺院ですが、実は信仰上も、仏教美術としても素晴らしい仏像の宝庫です。中金堂は昨年やっと再建されましたが、建物は金ぴかで本尊の釈迦如来像はこれまた金箔を貼って、金ぴかで有難みが薄いようですが、創建当時はこんなだったでしょうね。しかし本尊を囲む四天王立像は国宝でダイナミックな木造の像です。
 なんといってもここでの圧巻は興福寺国宝館の仏像群です。昨年は改装のためお休みでしたが、30年秋に、再再改装され、配置や照明も工夫されて、立派になりました。阿修羅像をはじめとする八部衆、十大弟子など多数いらっしゃり、見飽きません。
 翌日は東大寺ミュージアムと正倉院へ行きました。ミュージアムでは一昨年見落とした、三月堂の日光菩薩、月光菩薩をはじめ多くのお宝を見て正倉院などを散策しました。
 午後はふらりと秋篠寺の伎芸天に会いに行きました。この日は天気が良く午後の日差しが伎芸天にあたっていて、眩しいくらいでした。私が思うに、伎芸天のはっとするような美しさは、雨の日か曇りの薄暗い時の方が、神秘性が増し、そしてこの仏様は仏像彫刻の最高傑作であると思いました。   (鈴木英子)+++++



   寒き故くれなゐ色がうち沈む    細見綾子   句集『桃は八重』より

   女身仏に春剝落のつづきをり    細見綾子   句集 『伎藝天』より

 写真は樹炎さん宅のお庭の梅です。インフルエンザに罹られて10日間大変だったそうですが、快方に向かわれ写真を送っていただきました。ほつほつと綻んで、春が待たれますね。有難うございます!!  (✩NORIKO✩)(586877)

19.1.22 (4892)
 矢野孝子さんから お知らせをいただきました。 ロシアと国際政治のスペシャリストでもある河原地主宰の 関西エリアでのマスコミ出演だそうです。 視聴できる皆さま ぜひお見逃しなく。事務局からのお知らせもお読みください。

+++++
 各支部の新年大会も 盛会のうちに終わりました。

皆さ~~~ん!! 今年1年の良いスタートが切れましたか?

 河原地主宰は、元気に・・・まさに<東奔西走>状態と思います。

安倍首相が「日ロ首脳会談」の為に ロシアへ出掛けられました。

その話題の繋がりと思いますが、関西エリアの テレビやラジオに

主宰が出演(?)されるそうです。

 首脳会談も 主宰の出演も、上手く行きますように、祈っています。

 

事務局からのお知らせです。

 最近「問い合わせ」のページから、文字化けのメールが 沢山届いています。

 以下のように、葉書・FAX・事務局へ電話で、 問い合わせや入会等の申し込みを

お願いします。                      

 事務局は、今年も(は?) 皆様のお役に立つように 頑張ります。

宜しくお願いします。             (事務局・ 矢野孝子・松岡美千代)

なおお申し込みいただいた場合、極力2日以内に返信メールさせていただいておりますが、

中にはお申し込みいただいたメールが文字化けしている場合があります。

その場合はこちらからご連絡できませんので、もし2日以内にこちらからの返信メールがない場合、

申し訳ありませんが、以下の発行所に葉書またはFAXで直接お申し込み下さい。

★伊吹嶺発行所 宛て  〒525-0027 滋賀県草津市野村5丁目 26-1   

              FAX: 050-3737-8623

★又は事務局   携帯   090-8551-4830 (矢野)

写真は、樹炎さんから送っていただいた「日矢」と 孝子さんから送っていただいた 「深川神社拝殿の織部の瓦」です。
(✩NORIKO✩)(586743)


19.1.21 夜 (4891)

★伊吹嶺各支部の新年大会が盛会のうちに終わりました。ご出席の皆さま、ご投句いただいた皆さま 有難うございました。

★愛知支部の新年大会の大会の模様を TOPページの 「トピックス」から 入れるように酔雪さんにアップしていただきました。 愛知支部新年大会は【こちら】
また主宰・顧問・特選お二人の写真をクリックしても入れます。皆さま是非ご覧ください。

★HP句会の選句結果が発表されました。今月の最高得点者は、伊藤順女さん(船橋市)、康さん(東京)、磐空さん(神奈川県)、ふじこさん(福岡県)でした。同点が3名以上なので、今月の最多得点者賞は無しとなりますがご了承ください。来月も多数のご投句をお待ちしています。
 講評は少しお待ちください。 

写真は樹炎さんから送っていただきました。 (✩NORIKO✩)

19.1.20 夜(4890)

 先ほど、静岡支部長の磯田なつえさんから 静岡支部新年俳句大会の速報を送っていただきました。有難うございます!!
    (✩NORIKO✩)(586414)

+++++
20日(日)河原地主宰と愛知支部からの3名の参加をいただき 参加41名、内不在投句4名による 新年俳句大会を開催いたしました。

 静岡支部としては17年目、母体である一番茶俳句会は50周年となり、4月に総会と記念吟行大会を行う予定です。

 河原地主宰は3年ぶりのご来静で、先生の句作の変遷を中心に、沢木先生の俳句の精神に触れ、月並俳句を脱して、写生を深め、即物具象の句作りを深める為に、少し選を厳しくしていきたいと述べられました。

 句会では各同人から特選句の選評を、主宰からは入選句の選評他、投句作品の表記の間違いや表現の不適切のご指摘もいただき大いに勉強になりました。

 懇親時間もゆとりをもち、愛知の句会状況や、静岡の句会の近況などを紹介しあいました。(磯田なつえ)

 

河原地主宰の3句    教へ子の警部補と酌む年酒かな(たか・操子選)

            柏手の音の乾きや寒の入(なつえ・他6点)

            読初や先師の声を耳奥に(比呂美特選・悦江・操子選)

  河原地主宰選   くしゃくしゃのお札爺よりお年玉    谷津 政子

           切れ長の眼の巫女や初神楽       磯田 秀治

           蓮の葉を敷いて一服蓮根掘       磯田なつえ    

           千代の春声高らかに男の子生る     坂本 操子

           担がるる青き注連縄香を放つ      前田 恭子

           炊きあぐる大根飴色母の色       松永 和子

           尾を回し鵙の猛るや野良日和      花村すま子

           もう風も遊べぬほどに蓮枯るる     吉田 明美

           初御空角砂糖めく富士の山       多々良和世

           手を引きて母の靴選る年の市      奥山比呂美

           虎落笛英世生家に決意の字       谷津 政子

        三席 息子より杖贈らるるクリスマス     松本 恵子

        二席 温かき夫のポケット冬銀河       杉山 美波

        特選 首からめ麒麟の親子冬ぬくし      菊山 静枝


19.1.20 (4889)

1月19日 名鉄ニューグランドホテルで愛知支部新年俳句大会が開催されました!!

  投句数195名 出席者155名と盛会でした。
俳句大会は都合ナルミ愛知支部長の開会のことばで始まり、河原地主宰のご挨拶ののち 出席同人、栗田顧問、河原地主宰の入選句と特選句の発表がありました。その後主宰と顧問より丁寧な選評をいただき 河原地主宰の特選句(栗田せつ子さん)、栗田顧問の特選句(横井美音さん)へ ご染筆色紙が贈られました。

 第二部は河原地主宰の講演でした。「沢木先生再読」と題したお話の中で<「風」の精神に帰り、次の世代に渡していく>との力強いお言葉がありました。

 第三部は懇親会。栗田顧問のご挨拶で、句集『半寿』を出版されるとのお話もありました。小長同人会長のご発声で乾杯、久闊を叙し、新同人の皆さん、新句会の紹介、句集出版者の挨拶、「ふるさと」「いつでも夢を」を合唱、和やかなうちにお開きとなりました。
以下、河原地主宰と栗田先生の選です。

河原地英武主宰 選

  子規愛でし地球儀小さし萩の風    金田義子

  バス停の落葉掃きをり古書店主    塩坂惠子

  定刻に猪来るといふ夜寒かな     内田陽子

  良寛の托鉢の道小豆干す       倉田信子

  さやけしやよぢれて白き沢の水    国枝洋子

  紅うすく差して良夜の読書会     酒井とし子

  餅搗きの湯気芳しき絵付小屋     山本光江

  鮎下る美濃の大河の蒼さかな     福田邦子

  桐一葉影におくれて落ちゆけり    近藤文子

特 白鳥がとぶ師の句碑に影おとし    栗田せつ子

 

栗田やすし選

  十三夜李白を吟じ更けにけり     岩田ようこ

  微笑めば夫も返せり秋の夜      谷口悦子

  一粒を噛みて稲刈はじまれり     福田邦子

  さやけしやよぢれて白き沢の水    国枝洋子

  万華鏡回して秋の夜長かな      北村美津子

  細切れの空を水面に枯蓮       伊藤範子

  初秋や槍の主峰の際やかに      林 尉江

  餅搗きの湯気芳しき絵付小屋     山本光江

  ふる里はいつも水音星飛べり     溝口洋子

特 鳴き交はし大白鳥の飛び翔てり    横井美音

(✩NORIKO✩)(586236)


19.1.18 (4888) 
★いよいよ明日は愛知支部の新年大会です。20日は静岡支部の大会です。準備は整っています。
愛知支部は俳句大会の開会が、9時45分です。広間の都合上 例年より少し早いので、お間違えの無いようお願いいたします。大勢の皆さまにお会いできますことを楽しみにしています!!(✩NORIKO✩)(585967)

  関東支部の新年大会に参加された 矢野孝子さんから、吟行会の模様と写真(写真は中野一灯さん撮影)と、栗田先生の句集出版についてお知らせいただきました。栗田先生は、「夢」をもって常に前へ前へ進んでいらっしゃいます!!句集、楽しみですね!!


+++++
 1月15日の関東支部の新年大会に、愛知支部からは、栗田先生ご夫妻の他・5名
が参加させていただきました。 新年大会の参加者は27名で、盛会でした。
 15・16日の2日間、神田の古書街・赤穂義士の墓・川崎大師等々を案内をしていただきました。皆さんと親しくお話しをする事も出来、関東皆さんの元気!に大いに刺激をいただいて帰りました。関東支部の皆様 お世話になりました。
 
 栗田先生のご挨拶の中で、ご自身の句集出版のお話しがありました。
句集名は『半寿』! <半>の文字を分解すると<八十一>となることから<81歳>の事を言うそうです。
 500句の中の1章は沖縄を詠まれた160句が纏められているとか・・・
出版予定は、元号の変わる5月頃が予定されています。乞うご期待!!ですね。  (孝子)+++++


19.1.17 (4887)
  1月15日は 関東支部と関西支部の新年俳句大会でした。
昨日は徒歩さんに関西支部の模様をアップしていただきました。写真は安藤一紀さんです。有難うございました!
また 関東支部の橋本ジュンさんから 大会の模様と写真と送っていただきました。
どちらの支部も 良い大会で盛会したね。   

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 1月15日、関東支部の新年俳句大会を学士会館で開催しました。
栗田やすし顧問・せつ子ご夫妻をはじめ、名古屋方面から7名の方々の参加もあり、
総勢27名の賑やかな新年大会となりました。

 年男の森垣一成さんからの開会挨拶、そして新句集のゲラができたという
やすし先生のお話を伺ったのち、第一部の句会を行いました。

★当日の最高得点句

  足踏みのミシンに小さき鏡餅   一灯

  滝氷る一縷の水も逃さずに    やすし

★栗田やすし顧問選

  板干しの紙のかがやく寒の晴れ   比呂美

  大欅伐られて深き冬の空       眞 人

  母乗せて軽き自転車冬夕焼     切 子

  初御空富士山桃色に明け初むる   みすず

  鉛筆を尖らせて描く氷柱かな     一 成

  犬と子の弾む日溜り福寿草      ジュン

  門松に追羽根飾る蔵の街       みすず

  門松の竹の切つ先匂ひけり      眞 人

  今越えて来し峠より冬の虹       孝 子

★特選 凍星や夜勤帰りの始発駅    一 橋

第二部の祝宴は、岳人さんの乾杯でスタート。遠来の方々から
近況を披露していただき、今年も盛会のうちにお開きとなりました。(橋本ジュン)
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★15日、16日の両日、いぶきネット句会初句会の チャットによる合評会でした。色々な意見が交わされ学ぶところの多い合評会です。  (✩NORIKO✩)(585778)

 19.1.15(4886)

昨日15日は、京都での関西支部新年俳句大会でした。

 愛知からも6名の方に参加していただき賑やかな大会となりました。

 河原地主宰の「俳句は生きる証である」というお言葉が胸に染みました。

 披講後は小原米子さん、河村惠光さん、今里健治さん、川端俊雄さん、河原地主宰の選評をいただきました。

 高得点句

   一人居の父に代りて年用意  坂上真理子

 河原地英武主宰選

抱き上げし嬰に頬ずり冬うらら  川端俊雄

教へ子にワルツ教はる聖夜かな  藤木洋子

雪嶺の光を浴びて登校す     川端俊雄

退院の犬と見上ぐる初御空    奥田澄江

口角を上げて夫婦の初写真    鎺恵理子

チェロ背負ふ少女師走の人波に  水鳥悦枝

バーテンに軽口たたく去年今年  鎺恵理子

初雪の便りを聞くや電話口    はばき喜世多

よく躍る湯豆腐さきに掬はるる  河村惠光

特 数へ日の一日を母の枕辺に    山田万里子

 

 写真の色紙立ては京都句会の川端俊雄さんの手作りです。

 屋久杉の材を使っているそうです。

 写真は安藤一紀さんから提供を受けました。

   
     (松井徒歩)




19.1.14 (4885)
 今日14日は成人の日、男組の吟行会でした。
 青大悲寺~名古屋白鳥庭園~宮の渡し跡~熱田神宮と一万三千歩強の行程でした。
 白鳥庭園は、築山を御嶽山、そこからの流れを木曽川、流れ込む池を伊勢湾に見立てた庭園です。
 私を除いて酒豪の集まりですので、呑みつつ食いつつの句会でした。

  金毘羅に砂盛り上げて鳥総松  徒歩
  松手入れ池に梯子をしかと立て 和嗣
  金泥の鰹木照らす冬夕焼     一紀
  寒鯉の水底の影相寄れり    酔雪
  バラ銭を残らず投げて初詣   隆生



        (松井徒歩)

19.1.13 夜(4884)
「伊吹嶺」平成31年1月号が届きました。
表紙絵は同人会長の小長哲郎さんによる多色刷版画「落柿舎の秋」です。コンクールで佳作を得られた作品で、7版、24度摺り、37色だそうです。明るく美しい落柿舎で、素敵な表紙です。

 表紙裏には河原地主宰揮毫の色紙が掲載されています。

 また今月号から「晨」副代表の中村雅樹先生ご寄稿による「虚子遠望」の連載が始まりました。
とても楽しみです。

 歌人の加藤孝男先生と下里美恵子さんとの連載「二十世紀の百人一首」「二十世紀の百人一句」は99回を重ねました。今月の下里さんの鑑賞句は栗田顧問の「流燈会われも流るゝ舟にゐて」です。100人目の俳人は何方だろうかと思うとワクワクします。

 「伊吹嶺」は通巻247号となり、新主宰、編集部ほか 私達インターネット部も含めて 多くの方々の力を結集し、さらなる高みへ向かうべく、歩みを続けています。  (✩NORIKO✩)(585267)

19.1.12 (4883)

★来週15日、19日、20日と、各支部で、新年俳句大会が開催されます。支部の垣根を越えて、ゲストとして参加の方もいらっしゃると聞いています。盛会になることでしょう。楽しみですね。

インフルエンザが大流行しています。皆さま 手洗いやマスクで予防して 万全の体調で新年大会にご参加ください。緑茶、紅茶に殺菌作用があると聞きました。テレビでインフルエンザに罹ったことのないお医者様が、こまめにマスクを替え、お茶を飲んでいると言っていました。

★愛知支部も昨日、最後の作業と打合せを行いました。

なお愛知支部で出席の取り消し変更の場合は すみやかに 伊藤までお知らせください。

★各支部へご参加の皆様、幹事の皆様、支部の新年大会の模様や写真をアップしたいと思います。 大会後、伊藤宛メールにてお知らせいただけましたら嬉しいです。

★「伊吹嶺」は毎月10日発行ですが 年始には諸事情により、発送が遅れることが予想されています。宜しくお願いいたします。写真は樹炎さんの活け花です。

  鉛筆の芯とがらせて初句会    森 妙子

  大鍋にぜんざいたぎる鏡割り   森 靖子
  いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

 (✩NORIKO✩)(585094)


19.1.10 (4882)

★いぶきネット句会の選句締切は、本日10日午後9時です。
まだの方は早めにお願いいたします。

★HP俳句会1月の投句締切は 1月15日(火)午後9時です。
本年もご投句よろしくお願いいたします。

 寒~いですね!
寒い中でも樹炎さんはお散歩で 小さな春を見つけていらっしゃいます。

+++++散策の道すがら

 冬耕の耕運機が農道をのろのろ帰ります。冬の弱い日射しが傾く頃、鴉がむらがる様子は圧巻!!。

 隣の田圃は一面の菜の花畑、川の両岸には水仙の花が咲いています。昔、日本海側の

(浜田)で水仙の群落を見たことがありました。雪中花とも呼ばれ日本海の風雪に耐え凛とした立ち姿に、

戦後の両親の逞しさを辿っています。
 
 庭の雑木に射し込む冬の陽に、枝挿し交す光と影の幾何学模様がきれいです。

                           (八尋樹炎)+++++


    


 野水仙見にやはらかき土踏んで   横井 美音

 鵜の山の畦に水仙はしり咲き    川口 信子
  いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

      (✩NORIKO✩)(584856)


19.1.9 (4881)
 国枝さんの第二句集『ひょんの笛』の紹介を酔雪さんにアップしていただきました。国枝さんは、長年「伊吹嶺」ホームページの充実のためご尽力いただきました。環境問題にも詳しく、職を退かれてもなおお忙しくお過ごしです。

 句集の表紙の山並みへ続く道は 伊吹山へ続くのでしょうか、温かい色調で 裏表紙には「ひょんの笛」の挿絵が入っています。句集名にもなり 栗田先生が帯文で挙げた一句

 句碑の師へ語るごと吹くひよんの笛   国枝隆生

 よく「師の句碑」という表現はありますが「句碑の師へ」と、句碑そのものが師であり、師が眼前にいらっしゃるような表現に感じ入りました。
助詞の使い方を学んだ思いです。

そんなつながりを少し、新聞の記事から

+++++
 7日の経済紙の「新興人図鑑」に俳人大塚凱さんの記事が載っていました。
端折って要約しますと 大塚凱さんは およそ1年前のNHKドキュメンタリー番組で、
北海道大学が開発した俳句の人工知能「AI」に「人類代表」として挑んで勝利した若手俳人です。

  旅人の国も知らざる紅葉哉    AI

  ひざらしや紅葉且つ散り水に傷    大塚 凱


 大塚さんは 助詞1字の奥深さに俳句の魅力があるとのことで、
飯田蛇笏は入門志願者が詠んだ「秋晴れや火口へ落ちる砂の音」 をみて「へ」ではなく 「火口を」にした方が良いと助言しことについて<「火口へ」は、砂が落ちる対象の火口があるだけだが、「火口を」にすると「火口という大きな空間の中を小さな砂が落ちてゆくような、ふくよかさが出て、この1字の助詞をどれだけ楽しめるかが俳句の醍醐味>と 大塚さんは力をこめたとのこと。 東大を9月に卒業予定で友人の会社のCEOでもあり忙しい大塚さん、新年の一句として 次の句が載っていました。

   晴れてゐて初夢のなかひとりになる  大塚 凱

 囲碁や将棋ではAIが勝利しましたが、俳句はAIに負けていませんね。+++++

写真は樹炎さんから送っていただいた早梅です。(✩NORIKO✩)(584719)

19.1.7 朝(4880)

  国枝隆生さんの第2句集『ひよんの笛』の紹介!!

 この度、角川書店より、国枝隆生さんの第2句集『ひよんの笛』が上梓されました。平成16年から30年までの380句が収められています。句集名『ひよんの笛』は、栗田やすし先生につけていただいたそうです。

  句碑の師へ語るごと吹くひよんの笛 平成21年作:帯書き
  ひよんの笛風の音して欣一忌    平成27年作
  ひよんの笛吹いてふるさと遠くなり 平成29年作:自選句

 栗田先生の帯書きには、「国枝隆生氏の作品に底流するものは、師を偲び、故郷を懐かしむ優しさであろう。俳句の真意を知りつくした力強さと相俟って、爽やかに胸にひびく。」とあります。まさしくその通りであることがこの3句から伝わります。
 その他に師を想い、父母を想い、故郷を想う句を挙げてみます。

  麦秋の輪中を抜けてふるさとへ   平成18年作
  遠き日や綾子の庭の牡丹の芽    平成19年作:自選句
  伏す母に小春の空の青さ言ふ    平成19年作:自選句
  師の句碑を撫づるや桑の芽吹どき  平成23年作
  敗戦と言はざりし父敗戦忌     平成23年作:自選句
  欣一
忌手にころがせる蘇鉄の実   平成27年作:自選句

 句集を手にして表紙を捲ると、先ず冒頭の3句に衝撃を覚えます。広島平和記念公園での句ですが、胸に詰まるものがあります。

  被爆時計止まりしままの炎暑かな  平成16年作
  被爆画を見し眼に眩し雲の峰    平成16年作
  白百合の純白極む原爆碑      平成16年作

 その他の句を挙げてみます。被爆という緊張の中、ほっと一息つくことができる句もありますが、それでも悲しみは残ります。

  聖樹の灯揺らすさざ波被爆川    平成16年作
  爆心地木蔭の椅子に氷菓売     平成23年作
  火傷せしドームの庭に文字摺草   平成26年作
  被爆川ゆるき流れに鴨睦む     平成28年作

 作者は、あとがきで、「東日本大震災をきっかけに東北地方の句も多く、やや胸に澱がつかえたかのような句には自省の念もあります。しかし、この十数年間の私の思いでもあります。」とあります。

  地震の沼傾ぎし舟に厚氷      平成23年作
  夏草や金次郎像仰向けに      平成25年作
  なほ残る瓦礫覆ひて草いきれ  
  平成25年作
  鉄骨の飛び出す校舎夏燕      平成28年作
  鎮魂の鐘鳴らす浜行々子      平成28年作
  瓦礫なほ沈みゐる沖鰡跳べり    平成28年作

 被爆の句にしても、東日本大震災の句にしても、裏を返せば、かけがえのない命、いとおしむべき命が詠まれています。環境問題にも深い関心を寄せる作者ならではの思いに溢れています。
 以下に自選句を紹介します。(既出の5句を除く)

  ひと跳びで三輪山崩すあめんばう  平成18年作
  走り穂に風の渦巻く一揆の地    平成21年作
  どこまでも基地の金網花ゆうな   平成21年作
  寡黙なる二人に戻り七日粥     平成23年作
  潮枯れの松にやませの容赦なし   平成25年作
  黄八丈似合ひし人よかきつばた   平成29年作
  鵜の池のしろがねびかり寒明忌   平成30年作

 平成311月(新井酔雪)(584504


 ☆詳しい紹介は【こちら】をクリックしてください。


19.1.7 (4879)
 昨日は寒の入り、今日は七日、東海地方はきれいな青空ですが、寒さは続くようです。七草粥を食べた方、これから食べる方も多いのではないでしょうか。名古屋のテレビ塔は工事に入るため 昨夜ライトアップ終了のニュースが流れました。部分日食もあったそうですね。
見忘れてしまいました。

 七草ではありませんが 生家ではとろろ汁を 正月四日に食べていました。擂りおろした芋に出汁を 初めは特に少しずつ少しずつ加えて(これが大事なコツと言われ)擂粉木でとろろにしました。子どもの頃は祖母と私がとろろ汁作りの役でした。皆の好物だったので食事の最後に皆が一杯ずつ分け合い、それでもすり鉢の底に残った汁を貰いたい一心でじゃんけんをしました。そして とろろ汁の時はお茶ではなく白湯が我が家の習いでした。くちびるが痒くなるほど食べた記憶も懐かしいです。伊勢芋は毎年年末に生家から貰うので今年もまた作ります。

   人日のあとの青空瓦葺く        梅田 葵

   漉き舟の底に陽がさす七日かな    栗田せつ子

写真は樹炎さんから送っていただきました。(✩NORIKO✩)(584476)

19.1.6 (4878)
樹炎さんから 今年最初のお便りとお庭の写真を送っていただきました。有難うございます!

+++++
 正月の庭に梅が固いつぼみを微かに赤らめ、鶯のささ鳴きが聞こえます 。
何の変わりない年の初めですが、 今朝の地方紙に面白い話が出ていました。

     『朝寝坊』   「以下地方紙引用」
「お屠蘇気分が抜けない上に、土曜・日曜がやって来る。脳細胞の仕事始めには、
時間がかかりそうだ」。

 夏目漱石は朝寝坊が嫌いな人だった。自作の句に「我に許せ元日なれば朝寝坊」とある。
それに対し、境子夫人の朝は遅い。9時や10時まで寝ていることもあり、小言を言うとなお、遅くなったとか。漱石の夫婦の仲は時に険悪だったそうだが、・・・

気兼ねなく朝寝坊ができるのも昨日まで、今日が仕事始めの方も多いことだろう。
無常な目覚まし時計にたたき起こされる朝なれど、先ずは健康に働けることに感謝!!。
  ご笑覧下さい。  八尋樹炎   +++++


  


    蠟梅や枝にあふるる金の鈴  岩田啓子

    蠟梅を挿して床屋の大鏡    中村修一郎


お手製の餌かごの蜜柑へメジロが来て、幸せなメジロですね。蝋梅も青空に綺麗ですね。(✩NORIKO✩)(548360)

19.1.5 (4877)
 31年への変更の確認のためのアップです。
 今年もよろしくお願い致します。
 ネット句会では投句がすでに始まっており間もなく締切時間です。
 あと一人待ちの状態です。
 写真は元日の熱田神宮です。
    (松井徒歩)




19.1.4 (4876)

✧*゚*✧初春のお慶びを申し上げます✧*゚*✧

 本年も伊吹嶺HP 伊吹嶺落書をどうぞよろしくお願いいたします。
元旦には 早速河原地主宰より 年頭のご挨拶をいただきました。有難うございます!!

主宰の言葉 <俳句がわたしたちの生活を深める糧となることを信じ> を胸に、
良い俳句を目指し、自分史を俳句で綴っていきたいものですね。


 お正月三が日、賑やかにお過ごしだったことと思います。
今日から初仕事の方もおありでしょうか?

 俳句では元日から七日まで日にちだけで季語になりますね。
これも俳句を始めてから知ったことで面白いなと思ったことのひとつです。

   墨磨つて三日の雪に籠りけり     栗田やすし

   四日はやプレス機の音町工場     鈴木未草

 私は年末から体調不良で文字通り寝正月でした。
落書の更新ができず ご心配をかけたのではないかと思っています。
少しずつ良くなっています。今年も多くの方に閲覧いただけましたら幸いです。 
写真は樹炎さんから送っていただきました。 ほんとうにどれも素敵に活けてありますね!!
 (✩NORIKO✩)(584154)

19.1.1 朝(4875)

   新年おめでとうございます

 旧年中はいろいろとお力添えを下さり誠にありがとうございました。主宰1年目ということから何かと不安もございましたが、お陰様で伊吹嶺は充実した活動を行うことができました。ここに改めて感謝いたします。

 今年も俳句を通して伊吹嶺会員の絆を強め、伊吹嶺の理念を礎に、皆さんとよりよい俳句を目指して邁進する所存です。

 俳句がわたしたちの生活を深める糧となることを信じ、皆様の今年のご健吟をお祈り申し上げます。
 
 20191月元旦
                             伊吹嶺主宰 河原地英武


19.1.1 (4874)

 
 
 皆様、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。そして、皆様のご健吟を心よりお祈り申し上げます。
 さて、伊吹嶺会員の皆さん、HP句会に投句していただいている皆さん、いぶきネット句会の皆さん、それぞれ今年もご支援をよろしくお願いいたします。
 昨年も日々多くの方に、この伊吹嶺のホームページを閲覧していただいています。1日あたり約140件のアクセスをいただいており、大変嬉しく思います。

 主宰が栗田やすし先生から河原地英武先生となり、新生「伊吹嶺」は1年が経ちました。その1年を振り返ってみます。

・「伊吹嶺全国俳句大会」:10月6日(土)に岐阜市の伊奈波神社において開催されました。伊奈波神社は、栗田顧問の第二句碑「寒月が鵜川の底の石照らす」が建立された場所です。

・俳人協会愛知支部主催「大須俳句大会」:今年は、伊吹嶺が運営担当で10月28日(日)に開催されました。参加者314名の参加のうち129名が伊吹嶺の会員でした。そして、17名の伊吹嶺の会員が入選・特選を果たしました。

・「伊吹嶺・栗田先生と行く日田吟行会」:11月11日(日)に大分県日田市で、日田天領まつりや千年あかりに併せ、「水の森全国俳句大会」が開催されました。栗田やすし先生は、この俳句大会の事前投句の審査と記念講演を務められました。このまたとない機会に「伊吹嶺・栗田先生と行く日田吟行会」というツアーが組まれました。


 新たなスタートを切った「伊吹嶺」でしたが、インターネット部も異動がありました。新たなメンバーを加え、協力し合って運営してきました。通常の業務のほかに、次の2つの大きな取り組みがありました。

・「オフ句会」:昨年の5月6日(日)に大和句会の協力を得て、インターネット部の「オフ句会」を開催しました。参加者は31名で、奈良県明日香村で行いました。お天気に恵まれ、河原地主宰とともに飛鳥寺から石舞台古墳までを吟行しました。

・合同句集「IBUKINET Ⅱ」:10月に発刊しました。前回の合同句集は、「伊吹嶺」創刊15周年に合わせたものでした。それから5年が経ち、「伊吹嶺」創刊20周年を迎えて、再び合同句集を発刊する運びとなりました。合同句集の参加者は41名です。お一人十句を寄せていただきましたが、どの句も即物具象の写生句となっています。表紙絵は八尋樹炎さんに飾っていただきました。

 
今年前半のインターネット部の大きな取り組みとして、
「第6回自然と親しむ吟行会」を予定
しています。きちんとした案内ができましたら、皆様にお知らせいたします。

 栗田顧問と河原地主宰は、常々、「伊吹嶺」俳誌とこのHPは「伊吹嶺」俳句会の両輪であると言っておられます。大変ありがたいお言葉で、今年も部員一同気を引き締めて、運営していきたいと思います。
 また毎年、夏頃にHPのトップページのスライドショー写真の更新をしています。沢木欣一先生、細見綾子先生そして栗田やすし先生の俳句にちなんだ写真をスライドショーにして、掲載します。この落書を読んでいらっしゃる方で、3先生の俳句にちなんだ写真をお持ちの方はこの落書の「メッセージをお待ちしております」をクリックしてお寄せください。
 今年も皆さんのご支援をお願いするとともに、インターネット部員一同精進してまいります。よろしくお願いいたします。なお今日の写真は、今年も樹炎さんからいただいた新年の写真です。(新井酔雪)(583680

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