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伊吹嶺落書  (保存用11年1月から6月分)(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)
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メッセージお待ちしております。
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23.6.30 (2447)
 
暑いですねぇ~~。
 いぶきネット句会の会報を配信していただき、今月も、滞りなくいぶきネットの作業は終わりました。 明日から、折り返しの7月が始まります。 暑さに負けないで…・皆さんで頑張りましょう。 ご協力を宜しくお願いします。
 
 下の写真は、28日の京都バスツアーの話題の続きです。 涼しそうな写真を捜しました。 大原・三千院の蹲です。 上加茂神社では、既に茅の輪が掛けてありました。
 トップページ LINK集のこころさんのブログには、東京の深川富岡八幡宮の素敵な茅の輪の写真が載っています。こちらも涼しそうです。(孝子)

  
        ・苔の先光りてはまた滴れる           ・パソコンの画面の京都涼しさう

                                            
以上2句 岩田由美句集「花束」より















23.6.29 夜 (2446)

  会員の皆様  投句・選句締切りのおせらせ

 早いもので、今年も折り返し月、半年がすぎました。

連日の雨も一休み、今日は久しぶりの青空です。
雨後の濡縁に風鈴がチリリンと響くと、なぜか反応してしま
います。
人によって違いますが、幼い頃の音の原風景でしょうか。
食卓のガラス鉢に額紫陽花を浮かべてみました。

いぶきネット句会に、新しいお仲間をお向かえして、
益々愉しい句会になりそうですね。楽しみです。


   「風鈴を去年の釘につるしけり」  吉沢 玲子

  「このところ雨雲つづく額の花」 富田 直冶

さて、投句締切は 
  7月1日(金曜日)から5日(火曜日) 午後9時締切

 選句締切は
  7月6日(水曜日)から10日〈日曜日)午後9時締切です。

 
                             (樹炎)

 28日に 俳句仲間とバスツアー で京都へ出かけました。<初夏の花>を
愛でる旅の筈が、連日の暑さで 萎れている紫陽花ばかりでした。写真上は、
三千院の<星紫陽花>です。この花だけは 山深い日陰にいきいきと咲いていました。
 写真下は、土産物屋の店先の<大原女 
>です。(孝子)



23.6.29 (2445)

 蒸し暑い日が続きます。庭の紫陽花の花も そして私も暑さにぐったりして
いますが、静岡支部の皆さんは 頑張っておられます。 6月26日に第1回
総会と水見色への吟行会を催されました。 以下 支部長の磯田さんのお
便りです。(孝子)  
 42年余の歴史を持つ「一番茶句会」ですが、この度ようやく組織
化をはかり 規約や事業計画・予算案の討議を行いました。 節目を
記念して かたつむり句会の発祥地の水見色を吟行し、長い間会長と
して率いてくださった夏目隆夫・悦江ご夫妻他に感謝の記念品を送り
ました。新会員の紹介もあり、高齢化に負けないで、しっかり「風」
「伊吹嶺」の俳句を 勉強して、生活の中に俳
句のある喜びを 後に続く世代に伝えていこうと
誓い合いました。(44名参加)
 
 句座にあり灯火親しむ女杣   佐藤きぬ
         (一番茶合同句集Ⅱより)

  (以下当日高得点句)
 山の田の三角四角風涼し    藤田幸子
  
 蝌蚪群るる小さき棚田や水見色 多々良和世
  
 夏霧や水豊かなる水見色    新川晴美
        (静岡支部 磯田なつえ)

 右上の写真は、夏目前支部長(右)に、矢野さん(中央)が疑念品を贈呈されているところです。左は、進行役の中村さんです。夏目隆夫さん・悦江さん ご苦労様でした。


23.6.27 (2444)
 
いぶきネット句会の添削例を 添削コーナーにアップしました。 トップページ左上→添削コーナー からご覧ください。 


 旅遊さんから、お庭の話題をいただきました。我が家も花の種を蒔いてみました。花の芽と思って水やりに励んでいますが…・ どうも雑草のようです。(孝子)

 春に蒔いた種が順調に育って、そのうちの幾つかは花を咲かせ始めました。今年楽しみにしているのはこの春手に入れたサルビアの種です。サルビアにもいろいろありまして、これまで庭で咲いていたのは、真紅・濃紫・薄紫のものですが、この夏はそれに、白と薄桃のツートーンカラーのサルビアが加わります。大きく育った苗は花芽を付けていますので、もうすぐ開花します。これがこの夏に開花する四種類目のサルビアということになります。以前には、白いサルビアを咲かせたこともあり、サルビアは赤いものと思っていたころとは違って、今ではさまざまな色のサルビアを楽しむことができます。(旅遊)
 



23.6.25夜 (2443)

 今日は伊吹嶺編集会議が行われました。編集を行った8月号は栗田主宰の句碑除幕式・祝賀会模様を掲載する予定です。多くの方からメッセージを頂きました。写真も多く掲載する予定で、この伊吹嶺HPに既に掲載した写真が多く出てきます。
 いつものように旅遊さんから21日に行われた中日俳句教室講義録を頂きました。今月のテーマは「キーワード「ことば」」です。講義録を見るには、トップページの「中日俳句教室講義録」をクリックするか、【こちら】をクリックして入って下さい。(隆生)


23.6.25 (2442)
 右の写真を、慢房さんから送っていただきました。慢房さんはHP俳
句会のすべての作業や、添削を担当していただいています。 こんな
ご趣味もお持ちとは・・・・(孝子)

 こんにちは。先日フリマに出かけたら、骨董関係の店で、とんぼ玉
(ガラスビーズ)を売っていました。涼しそうだし、一個100円と安かっ
たので、何個か買って帰りました。

 手芸店で革の紐を買ってきて通してみたら、夏向きのネックレスにな
りました。材料費は全部で300円ほどです。

 もちろん自分では使いませんので、誰にあげようかな・・・・・
と考え中です。(慢房)


 
  ・冷房やヒスイ値切れば限りなし     栗田やすし

                        栗田やすし句集「霜華」より


  HP俳句会の選句結果のページに、旅遊さんの講評をアップしていただきました。この講評を参考にされて・・・・HP俳句会へご参加ください。 お待ちしていま~~す。
(孝子)  


23.6.24 (2441)
 「落書」をアップすることが出来ました。 ほっとしました。
4日ほど ホームページへのアップがストップしましたが、各々の
作業は滞ることなく続けていただけました。 

 最近は 外出の度に、紫陽花に見惚れています。 普段は何で
もない植え込みで 目にも止めませんでしたが、紫陽花を植えて
おられる家が沢山あります。 雨の日の外出も この季節は楽しい
ですね。
 右の写真は、いぶきネット句会の仲間のTさんが 送ってくださ
いまいた。 岐阜県高山市三之町の景色です。
 「紫陽花」と「夏暖簾」は、今月の「伊吹嶺」山彦集の兼題と
同じです。(もう1つ「火取虫」も兼題に入っていましたね)
会員の皆さ~ん 6月末が締切です。 お忘れなく!

 俳句を学びたいと思っておられる皆さ~~ん。
 
 伊吹嶺会員は、伊吹嶺誌の2枚の綴じ込みの葉書で、投句することが出来ます。 1枚は5句投句して主宰の選(指導?)を受けます。もう1枚は兼題の句を3句投句します。こちらは、他の選者の選を受けます。 「伊吹嶺」の写生句を実感していただけると思います。 俳句の基本中の基本の写生句を一緒に学びませんか?(孝子)


23.6.23 (2440)  伊吹嶺HPの復旧のお知らせ
 いつも伊吹嶺HPにアクセスしていただいている皆さんにご迷惑をおかけしました。6月19日より伊吹嶺HPのサーバー側でネームサーバーの切替を行ったため、しばらくすべてのページの更新が出来ませんでした。今日(23日)に新しいサーバー名でファイル転送したところ、可能になりましたのでお知らせします。引き続き皆様の伊吹嶺HPへのアクセスをお待ちしております。(隆生)


23.6.19 (2439)
 今日は愛知同人句会でした。 残念なことに、主宰
は関西への
講演の為に欠席で ご指導がいただけませ
んでしたが、愛知同人会長の桜井さんを中心に、
45
名の出席者で「伊吹嶺」の句を学びました。 桜井
さんは、
<この句会はいつも 熱っぽさの漲っている
良い句会です。良い
句に出会える喜びを味わって学び
ましょう。・・・・と挨拶されま
した。 選評では、
(美術の先生でしたので)句の中での色の使い
方など
を分かりやすく説明してくださいました。 


 上の写真は、選評をしていただいている 桜井さん。左に
少し見えているの
が編集長の下里さん。 後ろ姿は国枝部長
さんです。 



HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。

 今月の高点句は2句です。福岡県の詩音さんの、
大阿蘇の影を区切れる植田かな」と、

さいたま市の眞人さ
んの
島に入る船の汽笛や花蜜柑」でした。 お二方
 おめでとうございました。
 早速賞品の「伊吹嶺」
6月号を送らせていただきます。(孝子)   


 下の写真は、いぶきネット句会の幹事の樹炎さんが送って
くださいました。
長さが2センチもある 大茱萸です。 ご主
人丹精の(自慢)の作だそうです。




23.6.18 (2438)
 名古屋北ロータリークラブの写真同好会と俳句同好会が合同で、
フォト俳句写真展」開いておられます。 私も拙い写真と (まあまあの?)俳句
で参加させていただいています。 名古屋の栄へお出かけの時には、お立ち
寄り下さい。 おいしいお菓子とお抹茶がいただけるようです。

  ・6月14日から23日まで 10:00-18:00 (会期中無休)
  
  ・中区新栄町2-4  アーチビル2F
               フォトサロン  サン・ルゥ
   
    場所は、栄・錦通りのノリタケのショウルームの並び(東の方へ10メートル)

 俳句と写真を並べて・・・・お互いに引き立てあって・・・・こんな方法で、
皆さんが楽しんでおられます。


 今日 購読申し込みのメールをいただきましたが、文字化けになって
いますので、返信できません。 心当たりの方は 以下へ 葉書で申し込
んでください。(孝子)
 
   〒458-0021 名古屋市緑区滝の水 3ー1905ー2
              伊吹嶺発行所


23.6.17 (2437)
 この落書がまた重くなってきましたので、5月分までは上の保存版に移しました。しばらくこの落書から遠ざかっていましたが、その間、孝子さんがフォローしていただきました。
 昨日までの15日、16日の2日間いぶきネット句会の合評会が行われました。最近、いぶきネット句会の入会者が多くなり、投句数も多く、2日間ですべての句についての合評を行うには、相当スピードを出さして進めなければならないといううれしい悲鳴を上げています。それでもこの伊吹嶺HPを読んでいらっしゃる方で、「伊吹嶺」俳句に興味のある方は上の「メッセージをお待ちしております」をクリックして入会希望を出して下さい。お待ちしております。(隆生)


23.6.15 (2436)
 HP俳句会の投句を締め切りました。選句結果は、20日過
ぎと思います。お待ちください。


 静岡支部長の磯田さんから 私信に添えて以下のメールをいた
だきました。 「かんがるー句会」を立ち上げられ2年で、赤ちゃん
が めでたく成人(?)になられ、「伊吹嶺」の仲間になっていただ
けたそうです。 「かんがるー句会」の皆様 宜しくお願いします。
                                   (孝子)
 
 落書きに一番茶句会報のこと、詳細に載せてくださって有
難うございます。
 水見色は先月末は えごの花盛りでした。一昨日「かんがるー句会」の仲間と行ったら(はじめてベビーカーも混じって吟行、6/26の吟行会には 日曜で子供がいるので不参加のため)棚田の田植えが済んで、蛙がにぎやかでした。 春雷句碑のまわりも勝山美枝さん(「風」同人)が草を刈られて、きれいに整えられていました。もちの実句会の春子さんが 春雷先生遺愛の斑入りの石蕗を句碑の裾に植えてくださって根付いていました。 また、吟行会の様子お知らせします。(なつえ

 写真は、<カンガルー> つながりで、名古屋市東山動物園の<チャップマンシマウマ> です。 動物博士になると言う3歳の孫のお供でよく出掛けるようになりました。・・・・・・・最近は動物にも強くなりました。 私は、シマウマ、ラクダが 気に入っています。(孝子)


23.6.14 (2435)

 静岡支部より 会報「一番茶」5月号(508号)を送って
いただきました。 主宰の句碑開きや祝賀会の様子を 
しずはた句会の佐藤博子さんが詳しく書いておられます。
11の句会の皆さんの作品や、主宰の<一句鑑賞>、
<自句自解><エッセイ>等が8ページにわたって載っ
ており、みなさんが真剣に俳句を学んでおられる エネ
ルギーが伝わって来ます。
 六月には、水見色への吟行会も行われるようです。

    夕焼けに見入る夕餉や一人旅   辻桂子
                            (自句自解より)

 写真は、一灯さんから送っていただきました。 九州への旅の一コマです。(孝子)


23.6.13 夜 (2434)
 
関東支部のさんから、以下の句を添えてメールをいただきました。今日は、主宰の誕生日のようです。
 
 栗田先生 誕生日 おめでとうございます。(孝子)


        紫陽花の藍深まりし誕生日   やすし



23.6.13 (2433)
いぶきネット句会の皆様    合評会のお知らせ

 梅雨前線が南下して、西から日差しも見えてきました。

よく降りました。昨日傘さして家の回りを回ってみました。

雨に艶めく紫陽花、樋を溢れる雨、負けじと声張る牛蛙・

風に転がる梅と枇杷、石榴の花が際立っています。

九州は500ミリを越す雨量で、マンホールの蓋が音を立
てていました。

梅雨も半ばです。皆さんの辺りは如何でしょうか。
  
    「山川の梅雨の濁りが町を貫く」  黒田桜の園

    「妻の筆ますらをぶりや花石榴」」  沢木 欣一

 さて、合評会はいつものように、15日(水)・16日(木)の両日
     午後9時から行います。  投句 一覧および 選句一覧を用意の上
      伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。(樹炎)

 写真は、11日に続く 同じお寺の景色です。 参道のお地蔵さんにも 風車が供えてありました。 (孝子)

23.6.11 (2432)
 HP俳句会の投句一覧は、10日までの分を アップしていただきました。 
締め切りは、15日夜の9時です。どなたでも参加いただけます。 2句
投句です。 ご参加下さ~~い。

 以前 このページで話題にしたことがありますが、 西村和子著『気がつけば
俳句』の中の一節より・・・ 
 
  
大阪に転居することが決まって、その頃の若手俳人仲間が横浜で送別会を
してくれた時、長谷川櫂さんが1冊の岩波文庫を贈ってくれた。それは『谷崎
潤一郎随筆集』で、その中の「私の見た大阪及び大阪人」を是非お読み

なさいと言うことだった。・・・・・

 と、格調の高い文章で始まる一文がありますが、私は やはりその中
の、少し俗っぽいところが、頭から離れません。 同じ言葉でも、その土地   
によって表現方法の違う事が、書かれています。特に、借金のことわり方
の表現に、東京、大阪、京都の気質が如実に表れているとか。

 東京人は、友人から借金を申し込まれて応じられないと、即座に「バカ
だなあおまえ、オレにそんな金あるはずないだろう。だめだよ」とはっきり
ノーと言うが、大阪人は「まあ、メシでも食いに行こや」と暖かく誘い、そう
かそうかと 十分聞いたところで、急に用事を思い出したようにして、相手
の食事代も払って先に帰ってしまう。 ノーとは言わないが、察してくれよ、
と言うことらしい。・・・・・・・・京都の人の借金のことわり方は、・・・・・
相手に恥をかかせず、自分をもおとしめず、たった一言で上手にやんわり
「きのうどしたらなあ・・・・・」と。
 さて、愛知県人は? 私は、事前に察知して逃げたいところですが・・・
 
                                  
 今日は蒸し暑い日でした。 写真は、先日出かけた有名なお寺です。 涼しさが伝わりますでしょうか? 二枚の写真で、何処のお寺か お分かりですか? お分かりの方 一報を!  (孝子)

23.6.06 (2431)
 
待ちに待った除幕式の模様を部長さんがアップしてくださいまし
た。 当日を思い出して…・楽しんでいます。 
 
 同人総会の話題に戻ります。 右の写真は、静岡支部・新支部
長の磯田なつえさんです。 退職を機に夏目悦江さんから バトン
を受け継がれました。 同人総会では、とても力強い挨拶をされ、
静岡支部の元気が私たちにも伝わって来ました。以下 その磯田
さんのメールです。 磯田さ~ん 素敵な話題を有難うございました。
                                (孝子)
 私は退職後 草ぼうぼうだった屋敷畑を少しずつ耕し、野
菜作りをはじめました。今日は3日ぶりに雨がやんだので、さつまいもの蔓をさしたり、 1か月余り毎朝食卓を潤していたスナップ豌豆のネットを片付けました。いんげん、枝豆、とうもろこし、きゅうり、なす、ししとう、ミニトマト、 蚕豆、小松菜、大根菜、オクラ、モロヘイヤ、バジリコ、パセリ、青紫蘇、 にら、ねぎ・・・お鍋に湯を沸かしながら野菜の収穫にいけるので新鮮そのもの、無農薬なので虫と仲良く分け合う物もあります。グリーンカーテンはふうせんかずらとゴーヤの混植です。影がやさしいので 気に入っています。 私の晴耕雨読の一コマです。(いそだなつえ・
6月3日
 
         ・薯植ゑて夫の熟寝や宵の口     磯田なつえ



23.6.05 (2430)  栗田主宰句碑除幕式・祝賀会模様
 大変遅れましたが、5月22日に行われた栗田主宰の句碑除幕式・祝賀会模様をアップしました。この模様はトップページの句碑写真をクリックするか、【こちら】をクリックして下さい。
 今日まで仕事、雑用、私用などで大変遅れました。その間、孝子さんが待ちきれず、写真と説明を小出しに掲載していただきました。合わせて当日の雰囲気を味わって下さい。今回は写真を多くしました。なお右の写真は祝賀会模様にはない花束贈呈を受けた主宰の写真です。(隆生)



23.6.04 午後(2429)
 
  いぶきネット句会の皆様
  投句締切りのお知らせ
 
 早いものでもう六月、田水が入り始めました。

「カッコウが鳴くと晴れ」「ホトトギスが鳴くと雨」と言うそうです。

霧深いダム湖に待ち詫びていた時鳥の初音をききました。

傘を打つ雨の音、独り傘の小世界・・・母に叱られた傘の中・・・

さす傘の角度によって、音は優しくも激しくもなりますね。

蛍袋に滴る雨も風情です。皆さんの辺りは如何でしょうか
  

   「ほととぎす啼いて雨滴が粗くなる」  細見 綾子

   「蛍袋ひとつひとつに露とどめ」   山下  智子

  明後日5日午後9時投句の締切りです。 
     早めにお送りくださるようにお願いいたします

                               八尋 樹炎   
                                ☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*

 写真は、長崎の茂木枇杷です。 皆さんにおすそ分けです。(孝子)


23.6.04 (2428)
 先日 瀬戸市の東京大学・演習林を案内していただきま
した。  森林科学研究の為に広大な森林の中で 実験
や実習をされています。 水質や地質、植物、棲息する鳥類
等々 地味(?)で地道な研究です。<水文学><森林理
水学>等々初めて聞く言葉ですが・・・・ 近くに住んでいて
も、知らないことばかりでした。 
写真下は、生態系の研究の・・・・種を集めるための<シード
トラップ>と言う網です。
  演習林は、立入禁止区域ですが、年に数回、自然観察会
が開かれます。
  
 旅遊さんから お庭の話題をいただきました。
 
 朝起きて、苗を育てているプランターを確かめた時、とんで
もないことが起こっていました。明日にでも、花壇に植えよう
と思っていた向日葵の苗が、一本残らず丸坊主になっている
ではありませんか。虫に全部食べられてしまっているのです
。葉の一枚や二枚ならば、植物の復元作用でじきに元へ戻り
ます。しかし、全部の葉を食べられてしまうと、これはもう駄目です。
向日葵の新品種ということで、楽しみにしていたものが全部だめになってしまい
ました。犯人はどんな虫なのか一生懸命探してみたのですが、見つけることは
できませんでした。蝸牛か蛞蝓だろうと思います。殺虫剤を根元にまいておい
たのですが、効果はまったくなかったようです。苗を育てているとこんなことが
よくあります。向日葵の新品種は来年までお預けということです。
(旅遊)

 上の写真は、寒葵の花と虫食いの葉っぱです。 旅遊さんの思いとは反対で…・
岐阜蝶は寒葵の葉を食べて育ちますので、蝶を見ることが出来るかもしれません。 演習林の中を歩くと、虫に食われた寒葵の葉を沢山見かけました。 蝶に会えそうで、なんだか嬉しくなりました。(孝子)


23.6.03 (2427)

 「矢野さ~~ん らっきょ漬けた~~?」と句友から
声を掛けられました。らっきょは、鹿児島、鳥取産と順
に店に並び、福井産が店頭に並ぶと、シーズンは終わ
ります。 そして青梅、紫蘇と続きます。 タイミングを
外すと、自家製の漬物が1年いただけません。
 主婦(主夫?)は これから忙しくなります。
<梅>繋がりですが・・・・
 以下、「俳句四季」1月号<俳人ならこれだけは覚
えておきたい名句  細見綾子>の下里美恵子さん
の文章の一部です。(孝子)

 
青梅を洗ひ上げたり何の安堵    細見綾子

 洗い上げた青梅を前に、満ち足りた時間の中にいる筈
なのに、安穏とした幸せに浸りきれない自分がいる。止まることを知らない綾子の向上心が投げかけた漠然とした不安。家庭人としての幸せを肯定しながらも、一人の俳人として自我を感じている綾子である。

 写真は、祝賀会の日の ツーショットです。左は、伊吹嶺編集長の下里さん。右は庭の話題を「落書」に送っていただいています旅遊さんです。 旅遊さんは、HP俳句会の あの辛口の講評等でも、いぶきネットを支えていただいています。


23.6.01 (2426)
 6月が始まりました。 6月と言えば思い浮かべる句は 子規の
  「六月を奇麗な風の吹くことよ」でしょうか?

 「伊吹嶺」六月号が届きました。 主宰は<伊吹山房雑記>に、以下のように   
書いておられます。 もう一度自分の足元を見つめてみたいと思います。
  
    ・・・・確かな写生力を身につければ俳句の目と心が養われ、自ず
    と個性は滲み出てくるものである。 いつまでも個性が滲み出て
    こないとすれば、俳句の基本である写生を疎かにしているからで

    あろう。

 右上の写真は、句碑除幕の祝賀会での ツーショットです。
左は、田中文雅先生です。隔月で<伊吹山麓の口承文芸>を担当していた
だいています。今月は、ヤマトタケルと 伊吹山の神様の少し怖い話です。 
 右は、このページの5月6日に載っています奈良大学の浅田隆先生です。
以前に<奈良の綾子さん>の連載を担当してくださいました。 また、<続・・・
・・>で書いていただけたら、良いですね。下の写真は、元気に挨拶をして
いただいている浅田先生です。(孝子)

   
     ・すいれんの葉の幼くてまそほ色    栗田やすし
                                  伊吹嶺6月号より



23.5.30 (2425)  栗田主宰第一句集『伊吹嶺』の再版
 先日の栗田主宰の句碑除幕式に合わせて、主宰の第一句集『伊吹嶺』が再版されました。昭和56年の出版ですから、この句集を持っていない方も多くいらっしゃると思います。この際に栗田主宰の原点、「伊吹嶺」の原点を確認するためにも是非座右の一書としていただきたいと思います。序文は沢木欣一先生に書いていただいています。
 購入方法は直接栗田主宰へ葉書またはFAXでお申し込み下さい。句集の紹介、詳しい申込み方法をトップページの『伊吹嶺』表紙写真をクリックするか、【こちら】から入ってご確認下さい。(隆生)

23.5.29昼 (2424)
  お知らせです。
 10月2日(日)に敦賀市において「奥の細道」つるが芭蕉紀行第8回全国俳句大会が行われます。当日、「伊吹嶺」栗田主宰による「俳句と旅」の演題で特別講演があります。俳句大会は事前投句と当日の吟行会もあります。大会案内、事前投句の詳細はトップページの大会写真をクリックするか、【こちら】から入って下さい。こちらに投句用紙・応募用紙をプリントすることが出来ます。名古屋から敦賀までは当日の日帰りが可能です。
皆さんふるって応募して下さい。(隆生)


23.5.29 (2423)
  いぶきネット句会の皆様   投句・選句締切りのお知らせ

 早い梅雨入りです。

雨はふるふる・・・利休鼠の雨が降る・
・・


窓から見える海も山も霞に覆われ、肌寒いくらいです。

ドクダミが群生した窯場を、庭下駄で歩く度 あのいな匂いに振り返り、ドクダミに済まなく思うのです。

あの十字の花弁は清潔で清楚で気品がありますね。 ドクダミを「無比ない名花」と言う人さえいます。

 
台風が接近しています、皆さんお気をつけ下さい。



「轆轤場の柱時計もついりかな」 生井慶子

「十薬の根の長々と瓦礫より」  細見綾子


さて、投句締切 6月1日(水曜日)から5日(日曜日)午後9時締切  

   選句締切 6月6日(月曜日)から10日〈金曜日)午後9時締切
 
     投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださ
    るようお願いします。(樹炎)

  
 
 主宰の句碑が、犬山城の天守閣から見えます。
ご存知でしたか? 写真は、句碑開きを待って 青い
シートにくるまれている句碑が 中ほどに見えます。 
(国宝・犬山城の天守閣から18日に写しました。) 
右下の 赤い床几あるの所が、国宝の茶室「如庵」への入り口です。 緑の濃い木立の中には、細見先生の句碑と 富安風生の句碑があります。(孝子)


23.5.28 (2422)
 いぶきネット仲間のMさんからお便りをいただきました。 句碑開きでお会いして、会話が弾み・・・・以下の話題を 送っていただく約束をしました。 お孫さんとの 楽しい交流です。 私も100年後の俳句界の為に 孫を誘ってみようかと・・・・ Mさ~~ん 有難うございました。
 
  春休みに孫達のママが仕事で留守なので 頼まれて息子の家に遊びに行った時、近くの公園で3人で吟行をしました。怪我をさせないように公園を散歩させる何か遊びはないかと思ったときに浮かび上がった案でした。孫達も必死に何か句になるものはないかと花や木々を眺め、空を仰ぎ、小さな芭蕉さんのようで可笑しかったです。 2句づつ作れたところで早速家に帰り3人句会を開きました。あまり上手に出来ましたので投句しようと言う事になりました。孫達がが毎月とっている朝日小学生新聞の「みんなで俳句」から宛名を探し出し,すぐにハガキに書いて投稿いたしました。初投句で二人揃って入選した事に、彼らより私の方が嬉しくて皆に話してしまいました。 大人の俳句コーナーもありますので、三人が一緒に同じ紙面に載るといいわね」というでしたが、私が10日ほどだしそびれてしまいました。 ひと月遅れの今月 その時に彼らを詠んだ 「芽吹く木を仰ぎ兄弟進級す」 を掲載して頂き 孫達が喜んでくれました。これから、三人同時掲載を目指して俳句を続ける約束をしたところです
 
 小島千架子入選   
   ・春ぽこりとつぜん動く水まきき
  持田幾多郎(小三)

 倉田紘文入選
   ・芽ぶき木の空に向かってのびのびと  持田勘多(小五)


 右の写真は 上の話題とは関係あ
りませんが・・・

 今月のいぶきネット句会で<泥メ
ンコ>の句が話題になりました。殆ど
の方は 初めて聞く言葉でした。
福岡の樹炎さんが、自宅の物置(?)
から探して、写真に撮って 送ってくださ
いました。 皆さん ご存知でしたか?(孝子)


23.5.27 (2421)
 22日の句碑除幕の話題が 続きます。

 当日は、多くの来賓の方がお見えになりました。  右の写真は、角
川の『俳句』編集長の鈴木忍さんです。 『俳句』6月号を手に、ご挨拶
をしていただきました。 この6月号に載っている主宰の作も紹介し
てくださいました。(孝子)


   以下主宰の作品 「落花」 より2句

       ・師の句碑に会はんと桜並木抜け

       ・わが句碑の立つ地よ白き蝶よぎる



  添削コーナーへ、5月のいぶきネット句会の添削例をアップしました。
  ご覧ください。


23.5.25 (2420)  俳人協会春期俳句講座「沢木欣一」
俳人協会の俳句文学館で、春期俳句講座「沢木欣一」が行われました。栗田主宰が沢木欣一先生の思い出を交えながら、欣一が目指した俳句を主に『雪白』『塩田』『沖縄吟遊集』を中心に話された。その引用も句集のあとがき、各氏の評などに基づき、分かり易く話された。例えば
『雪白』--「青年沢木欣一の天稟とでも言うほかない、実によいものが畳み込まれていた。そのままの姿で時代を語り、読むものに深い感銘を与える。(川崎展宏)」
『塩田』--「僕はこの句集に私小説的なテーマと社会的なテーマの2つが共存し、絡み合っていることに気付いた。(『塩田』あとがき)」 
『沖縄吟遊集』--「吟遊集の沖縄は日本のなつかしくも遠い古代のおもかげと、日本が戦後におかれた酷烈な現実の集約図とが絡み合った、比類のない世界である。(志城柏)」

のように各氏の評がその時々の句集の特色をよく現していると思う。

 私は『塩田』はいわゆる世間で言われている社会性俳句を体現した句だけではないことに留意したい。また句集『地声』は丁度私が俳句を始めた頃の句が並んでいるが、山口誓子の言っている「地声は物自体の声なのだ。・・・現実の物に即しているから・・・」を理解していれば、また私の俳句のスタートも変わっていたような気がする。

 また栗田主宰は丹念に各氏の発言を整理されながら、さらに欣一の特色として「欣一は故郷喪失感を持っており、そこから旅への志向は故郷回復への志向であり、具体的には『塩田』に亡びゆくものの姿に一掬いの涙を注ぎ、風土を重層した社会性、あるいは歴史的社会でのある俳句を意図している。」と指摘なさっている。そして『沖縄吟遊集』には志城柏氏の発言に付け加え、「欣一は沖縄に『日本の自然と人間、その関わり方の原型をかいま見た。」と説明なさっている。そして結びとして栗田主宰は「欣一の『個を含みながら群を表現する。』という志向は『塩田』から『沖縄吟遊集』へと展開されていく過程で、即物具象に徹することによって一層明確化した。」と話されたのが今日の結論であろう。

と長々と書きましたが、少しは栗田主宰がどのように沢木先生を見ておられ、尊敬していたがよく分かった講義でした。
 その後、関東支部の皆さんと近くの中華料理店で懇談を持っていただいた。またせつ子さん小百合さんもご一緒で、和やかな懇談であった。
 以下のほんの少しの写真です。(隆生)

講義なさっている栗田主宰

栗田主宰を囲んで懇談1

栗田主宰を囲んで懇談2

せつ子さんと小百合さんも参加


23.5.24 (2419)
今朝も、雨が降っています。 主宰の句碑の石は
<龍岩>と言うそうです。 今頃、雨に濡れて 美し
く色を深めていると思います。

 22日の句碑開きの話題が 続きます。

 写真は、祝賀会でのショットです。左から 浜田真
理さん 小林砂斗美さん 栗田せつ子さんです。

 浜田さんは、「伊吹嶺」の 『続・点景』のページに、
画家の目を通して、いろいろな分野のお話を 毎月寄
せてくださいます。
 小林さんは、『パリ便り』で、パリでの生活者の目線
で、素敵なエッセイを送ってくださいます。 
 素敵なお二人・・・いえ 三人です。(孝子)


23.5.23夜 (2418)
 昨日の栗田主宰の句碑除幕式の余韻がまだ残っています。
 遅くなりましたが、今月の中日俳句教室講義録が旅遊さんからいただきましたので、トップページの「中日俳句教室講義録」をクリックするか、【こちら】から入って下さい。(隆生)


23.5.23 (2417)

 今日は 朝から雨が降っています。近くの郵便局まで歩いて出かけました。歩道には、薔薇や柚子やクレマチスの花びらが散っていました。普段は 車に頼っている生活ですが、昨日の句碑開きの余韻に浸りながら、瑞々しい花びらを踏んで歩きました。 心満ち足りた気分です。
 
 同人総会、句碑開きと お世話をしていただきました   
係の皆さんも、今日は(お疲れかもしれませんが、)満
ち足りた気持ちでおられるのではないでしょうか?? 
 係の皆様、お世話になりました。

 右の写真は、アイちゃんと お父さんです。昨日の
祝賀会の風景です。アイちゃんに了解を得て載せ
ました。
 トップページ → INK集 → 加藤孝男のサイバー
備忘録 をご覧ください。 そこに毎日名前が出てくる
のが アイちゃんです。
 加藤孝男先生は、「伊吹嶺」誌の 『二十世紀の百
人一首』のページに、毎月 文章を寄せて下さいます
。 一首 一首が とても分かりやすく 解説してありま
すので・・・・、毎月楽しみにしています。(孝子)

ログハウスのかぐ)はしさなど夢想してひと)と向かひぬ 教へ子なれども

加藤孝男『十九世紀亭』

23.5.22 (2416)
         速報です!

 栗田主宰の句碑除幕式に出席させていただきました。
300人程の皆さんと、お祝いをしました。<雨の句
碑開き>でしたが・・・・感動しました。 
 祝宴では、多くの来賓の方々の 思いの籠った祝
辞も いただきました。

 詳しい除幕式・祝賀会模様は、部長さんが、後日
独立したページを作ってくださいますので、お待ち
ください。










 右の写真は、主宰のお孫さんが 幕を引いておられるところです。除幕の時には、雨が小止みになりました。 真ん中の写真は、神事です。 左は、除幕の済んだ句碑の前での 主宰ご夫妻です。(孝子)

 トップページにとりあえず今日の除幕式における句碑を掲載します。彫られている俳句は第1句集「伊吹嶺」の中の「流燈会われも流るゝ舟にゐて やすし」です。
 いずれ詳しい句碑除幕式・祝賀会模様は後日別ページに掲載します。しばらくお待ち下さい。(隆生)


23.5.21 (2415)
 今日は、同人総会でした。63名の同人が、愛知
県犬山市の名鉄犬山ホテルに集まりました。 それに
先がけて、新人賞と、秀句賞の選考会が開かれまし
たので、その結果をお知らせします。

 新人賞
       ・高橋幸子さん  (いぶきネット句会)

       ・利行小波さん  (折戸句会)

 秀句賞
      ・山本正枝さん  (知立句会)

   「息一つ吐いて残暑へ踏み出せり

 以上 の方々 おめでとうございました。(孝子)

 総会では、主宰がまず挨拶をされました。「15周
年へ向けて『伊吹嶺』を引き締めて行きましょう。
同人の皆さんは、句会を持って、新しい人を育てて
ください。それが結果的に100年後の俳句界の為
にもなることです。」と熱く語られました。
 
 「季寄せ」のについて 丹羽さんから報告がありま
した。
 現在は、例句募集や、主宰の選も終わり、本の概略が出来たようです。500頁くらいのハンディータイプで、順調に行けば、来年の全国大会には間に合うとか・・・・楽しみですね。

 句会へと移り、200句近い投句の中から、明日誕生する主宰の句碑や、その隣の綾子先生の句碑の句が沢山選ばれました。
 
 写真の左下は、今日の句会風景。 右下は いぶきネットの中野一灯さんが披講をされているところです。一灯さんは、「昔の非行少年が 披講しま~~す。」と 笑いを取っておられました。座布団1枚・・・・と 言ったところでしょうか?


23.5.20 (2414)
 いぶきネット句会のチャットによる合評会が終わ
りました。 今月は、22名の仲間が15日・16日に
チャットルームへ集まり 「伊吹嶺」の俳句を学びま
したが、百句を超える投句数ですので、時間がアッ
と言う間に過ぎてしまいました。
 各地の珍しい情報がいただけるのも、インターネッ
トならでは・・・・です。
 今月中に会報を配信していただき、添削例をアップ
して・・・5月のいぶきネット句会の作業は終わります。
 
 HP俳句会の選句結果を アップしていただきまし
た。今月の高点句は、松井徒歩さん(名古屋市)の
  「夏来る鋏三丁研ぎ上げて」でした。 
徒歩さ~ん おめでとうございました。 賞品として、
「伊吹嶺」五月号を送らせていただきます。

 21日は 同人総会、 22日は句碑開きです。 主宰の初めての句碑が誕生します。多くの仲間ともお会いできますので、 ワクワクしています。(孝子)

 15日に瀬戸で窯場巡りが催されました。工房や工場が開放されて 見学できましたので 出掛けてみました。 写真は、火を止めたばかりの窯の前に 陶器を並べて売っておられるところです。  秋にも 各地区で「窯場巡り」が計画されています。 皆さん 是非 お出かけ下さい。


23.5.18 (2413)
 この落書のページが重くなりましたので、4月分を移しました。4月分までは上記の案内をクリックして下さい。(隆生)


23.5.17 (2412)
HP俳句会の投句は 15日で締め切りました。投句一覧をアップしていただきました。 選句の結果は20日頃になると思います。 お楽しみに!

 「伊吹嶺」の仲間のこころさんのホームページを LINK集に加えました。 こころさんは 植物園の近くにお住いのようで、毎日美しい植物(花)の写真を添えて 俳句を載せておられます。 私は 初めて見る花もありますので、毎日楽しみに訪問しています。 トップページの左上 LINK集 → 「こころの毎日が俳句・ハイク」からまたは【こちら】をクリックして下さい。(孝子)



23.5.16 (2411)

  新しいパソコンに替えました。 3日間ほどパソ
コンの無い生活で、改めてパソコンの存在を実感し
ました。 モタモタしていますので、皆さんが「落書」
を繋いでくださいました。 皆さ~~ん 有難うござい
ました。

 Mさんからお便りをいただきました。ネモフィラの花    
と、震災の寄付の話題です。 (孝子) 
 
 こんにちは。昨日のチャットでちょっと話が出た、題
記の件、昨日一人でぶらりと出かけた際に携帯で撮
った写真がありましたので、お送りします。
 この景色を眺めながら飲む生ビールは最高です。
この丘は、秋にはコキアとコスモスで赤に染まり
ます。鮮明な写真は、下記でどうぞ。


http://www.paropunte.net/archives/1373892.html

http://www33.tok2.com/home/m35rx4/hitachikaihinkoen2.htm

  それから、先日読売新聞で、震災で被災した人にバースデーケーキを無料で届ける活動をしている宮城のケーキ屋さんが紹介されていました。私も、特に子供に何かしてやりたいと思っていましたので、伊吹嶺から戴いたお見舞い金に、自分の気持ちを加えて、この活動をしている人に寄付させて戴きました。

http://blog.goo.ne.jp/cheapdust/e/41ef0dc2512257e2c8fc8c775ab8c529


    写真は、瀬戸市のお寺の花楓です。 後ろは、国宝の本堂です。


23.5.15 (2410)
 いぶきネット句会幹事の樹炎さんから、次のようなメッセージを頂きました。えごの木というのは相当大きくなる樹だと聞いています。我が家のような狭い庭では、もっぱら野草だけを楽しんでいます。(隆生)


えごの花咲く頃
 
五月晴れの頃は我が家の楽しみは、三本のえごの花が満開になることです、
 
甘い香りが庭中に広がり、見上げると、細い枝の先に垂らした幾万の白い花が
 
下向きに付いています。散り敷く様もステキですよ。
 
母が存命のころ「これは石鹸の木よ、懐かしい!」と言って喜んでいました。
 
夫は子供の頃(えごの実)をつぶして池の小魚を取った話しをよくします。
 
軽い麻痺の毒があるそうで、(現在では禁止されている)とか。
 
手前味噌の話です。  樹炎

えごの花が芝生に散っているようです

満開のえごの花


23.5.14 (2409)
 今日まで行われていた「写真でたどる近代文学の奈良」の展示会が終わりました。トップページを少し変更して、展示案内は消しました。またいつも「伊吹嶺」誌の表紙裏の写真は光晴さんから提供していただいていますが、今月の写真は庭石菖で、トップページに掲載しました。この花は今頃はどこでも見ることが出来ます。大きさは1cm程度の小さな花で見過ごしがちですが、可憐な花です。なお小林章三氏のヴェネチアのスケッチ絵はしばらくトップページの左側に掲載しておきます。(隆生)

23.5.13 (2408)
 栗田主宰の句碑据付の件については、昨日の落書でお知らせしましたが、今日、据付工事模様の写真が届きました。ご紹介します。お聞きしたところ、雨にもかかわらず、伊吹嶺連衆30名ほどが見学なさったそうです。
 写真はサイズが小さいもののかすかに栗田主宰の句の文字が見えます。本物は22日の除幕式までお待ち下さい。その時の感激はそれまで取っておいて下さい。(隆生)

23.5.12(2407)
 栗田主宰の句碑除幕式も秒読みに入ってきました。今日、名鉄犬山ホテルの有楽苑前の予定地に句碑の据付が行われました。その据付模様を坪野洋子さんからメールを頂きました。私も当日、主宰の句碑を見るのが楽しみです。(隆生)

伊吹嶺15周年事業の一つである、主宰栗田やすし先生の句碑の除幕式(5月22日)が近づいた今日、名鉄犬山ホテル庭園有楽苑(国宝「如庵」)の前にて、主宰の句碑「流燈会われも流るる舟にゐて」の据付え作業がありました。
 この句碑は、伊吹山を源流とする粕川から産出された春日石、別名「龍岩」という石と聞きました。
 青葉の雨に濡れた龍岩は青みを増し、美しい姿を見せてくれました。
 すでに4月14日に植えられた記念樹「枝垂れ梅」もしっかりと根を張り小さな実をたわわに付けて、今日据えた句碑に寄り添っています。句碑の据付話を聞きつけて、駆けつけた伊吹嶺の連衆が傘を広げて見守る中、作業は三時間ほどで終りました。
 どっしりと据わる主宰の句碑に一同、胸を熱くしました。
 5月22日の句碑除幕式は、ここで300名以上の参加者を迎え、盛大に行われます。今から楽しみです。(坪野洋子)


23.5.11(2406)
 HP俳句会の投句の10日までの分を アップしていただきました。 投句締め切りは15日の夜9時です。お忘れなく! 何方でも2句(無料)投句していただけます。 参加されませんか?(孝子)


23.5.10 (2405)
 俳句仲間から 愛知県碧南市で開かれる俳句会のお知らせをいた
だきました。 皆様 参加されませんか?(孝子)

   「哲学の小径 俳句ing」 

 ・日時     6月5日 (日)
 ・投句時間  午前9時~午後4時(受付は午後3時30分まで)
 ・受付場所  油
淵遊園地・応仁寺・哲学たいけん村無我苑
 ・参加費   高校生以上500円 (呈茶券付き)
※小中学生は無料
 ・主催     碧南市教育委員会
 
(小中学生については5月27日~6月4日の間も 哲学たいけん村 瞑想回廊で受付)

   問い合わせ  〒447-0087 碧南市坂口町3-100  碧南市哲学たいけん村無我苑
            ℡、0566-41ー8522   mugaen@city.hekinan.lg.jp


  以上の内容とは関係の無い写真ですが・・・ 三重県桑名市の九華公園の お堀で見つけました。 決して 置物でも <やらせ>でもありません。 1匹くらい鳴くかもしれないとしばらく待ちました。甲羅のぶつかる音はしましたが、鳴きませんでした。

      ・亀鳴くといへるこころをのぞきゐる     森澄雄


23.5.08 午後 (2404)

   いぶきネット句会の皆様    選句締切りのお知らせ

 今日は母の日ですね。 母と言えば思い出す サトウハチロウの詩に

「一番苦手なのは おふくろの涙です。何もいわずに
こっちを見ている涙です。その涙に灯りがゆれたりしていると 
そして灯りが だんだんふくらんでくると・・・これが一番苦手です」

 母を困らせた私の反抗期・・・皆さんは如何でしたか。

   「母の日の母田を植うる泥まみれ」  栗田 やすし

   「沈丁花伊吹の裾に母ゐます」    栗田やすし


  さて、明後日5月10日(火曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)



23.5.08 (2403)
 下里美恵子さんからメールをいただきました。 下里さんの震災の作品は、多くの皆さんが感動されたようです。(勿論私もです。)(孝子)

 伊吹嶺5月号の句を読まれた方々からあたたかいお言葉をいただき、かえってご心配をおかけしてしまいました。
 また「落書」でとりあげていただき、ありがとうございました。 当時は投句してよいものかどうか迷いましたが、その時の正直な気持ちと思い投句しました。   娘の家は津波に呑み込まれる寸前で事なきを得ました。 運良く初期の段階で脱出することが出来、二ヶ月弱を私共と過ごし、5月5日、無事帰宅致しました。 近くには打ち上げられた船がまだ手つかずにしてあるそうです。被災地を逃れた娘にして尚、被災地の凄まじさを改めて実感したようです。 まだまだ不安ですが、こうしてお便りできる余裕が出来たことだけで嬉しいです。 原発問題もふくめ、平穏な日が一日も早く訪れることを願ってやみません。(下里美恵子)

 6日の話題に続きます。 写真は 奈良大学の校舎の4階か
ら、奈良の街やその街を囲む山並みを見渡しているところで
す。三輪山・葛城山・金剛山・生駒山・・・・と浅田先生から 説明
をいただきました。 まるでパノラマ写真を見ているようでした。

 国枝さんのホームページにも、この日の様子が載っています。
文章も 写真も的を得た内容で、様子がよく分かると思います。
ご覧下さい。

  かすがのに ふれるしらゆき あすのごと 
           けぬべくわれは いにしへおもほゆ  會津八一   

  奈良の宿御所柿くへば鹿が鳴く   正岡子規 (明治28年作)


23.5.06 (2402)
 4月23日にお知らせしました、「近代文学の奈良」   
の写真展を見学しました。主宰をはじめ計7人が 
浅田先生に ご案内していただきました。 一点づ
つ写真や資料を丁寧に説明をしていただき、まる
で浅田先生の授業を受けているようでした。
 その後、子規が逗留をした宿のあった所も案内
していただきました。子規が柿を食べようとして鐘
の音を聞いたという宿で、この体験が<柿食へば
・・・>の句の誕生にに繋がったようです。
 私にとって、今日の浅田先生とのご縁が  奈良への思いを益々深める事
になったようです。  浅田先生~~有難うございました。(孝子)

    ・宿取りて淋しき宵や柿を食ふ    正岡子規


 写真右上は、奈良大学の正門前で浅田先生と。 上の左は、奈良大博物館で浅田先生か
ら説明をしていただいている・・・・。右下は、子規の逗留した頃に現存した柿の木



23.5.05 (2401)
 今日、俳句仲間と 尾張徳川家の廟のある瀬戸市内のお寺(定光寺)へ出
かけました。藤原時代の十一面観音のご開帳でした。 12年に1度が丁度こ
の日で、幸運な出会いがありました。国宝の本堂の脇の小さな観音堂でのご
開帳で、お寺の建立よりも古く、藩祖の義直も訪れているとか・・・     
とても優しいお顔の仏様でした。 
 この寺の奥に立派なご廟があります。義直のお墓の脇には10名ほどの殉
死者の墓も並んでいて、その中の1基は鷹匠である事が良く知られています。
 「伊吹嶺」の仲間の吟行地でもあります。(孝子)

     
       ・殉死せし鷹匠の墓雪の果    栗田せつ子

       ・鷹匠の墓霜枯れの狗尾草    梅田葵



         写真は、平安時代の1木造りの観音様です。
         写真を撮っても良いと言うことで、写させていただきました。 




23.5.03 午後 (2400)
 いぶきネット句会の幹事さんが 写真と共にお知らせを送って
下さいました。(孝子)

 いぶきネット句会の皆様  投句締切りのお知らせ

  風を孕んだ鯉幟が力強く泳いでいます。
 東日本大震災は改めて「家族」とは何かを考えさせら
れました。
 五日は子供の節句、昔、大世帯で暮らした頃、姑と作
った柏餅は 餅を並べる「もろぶた」に縦一列が一人前
で、約20個・・・
 半世紀前の贅沢です。「うから」「やから」と小まめ
な時代でした。
 皆さんの「子供の日」の思い出は如何でしょうか。
 
      「青空に尾を触れ合へり鯉のぼり」  加藤 節子

      「生きてゐることに合掌柏餅」   村越 化石 

             明後日5日午後9時投句の締切りです。 (樹炎)


23.5.03 (2399)
 4月29日に続き「俳句四季」1月号の下里美恵子さんの文章から、その一部を紹介します。

    千年の一と時(ひととき)生きて吾余寒   細見綾子

 昭和十一年二月、法隆寺夢殿で松瀬青々の追悼会が行われた。 師と死別から一ヶ月余、立春が過ぎても続く寒さの中、綾子の脳裏には生き死にのことが強くあったことは言うまでもない。 「今ここに自分が生を受けているのも単なる偶然に過ぎない」そんな無常観が色濃く感じられる。
時の流れを「千年の一と時」と掌握したスケールの大きさに瞠目す
るばかり。 後年綾子にとって時間は自己を認識する重要なテーマ
となるのだが、この時期にその兆しが窺える点でも重要な意味を
持つ句。(下里美恵子)

 トップページでも紹介していますが・・・・浅田隆先生が「近代文学
の奈良」と題して写真展を開催されています。以前「伊吹嶺」誌に
浅田先生の「奈良の綾子さん」が連載されていましたね。 綾子先
生は奈良の句を沢山残しておられます。今回の写真展も 綾子先
生の俳句と重なる作品があるのではないでしょうか? 皆様お出
かけになりませんか。(孝子)

     写真は、奈良の興福寺の八重咲きの藤です。

23.5.02 (2398)
 
「伊吹嶺」5月号が届きました。 <伊吹山房記>は、毎月 主宰
の文が載っていますが、今月は、仙台市にお住まいの近藤文子さ
んのお便りが紹介されています。震災に関する心温まる内容です。
 下里美恵子さんの俳句も心に残りました。 東北にお住まいの娘
さん家族を思い遣る内容で しみじみとした作品7句です。 俳句で
も、今回の震災の何かを皆さんに伝える事が出来るのですね。実
感させていただきました。
 
 いぶきネットも皆さんの協力で 滞りなく5月に入ることが出来まし
た。 新しいお仲間もできました。夕べから、<歓迎メール>が飛び
交っています。 5月も 多くの皆さんと「伊吹嶺」の俳句を学ぶ事が
出来そうです。 皆さ~ん 宜しくお願いしま~す。(孝子)

 
写真は 近所で見つけた月桂樹の花です。 身の丈を越える木にびっしりと花を付けていました。 夕日が差すと、花は見事な金色です。アスリート達の表彰式の冠にされるのですね。     以下は、旅遊さんのいつもの お庭の便りです。 

 今年は寒気がいつまでも残り、種まきの時期が昨年よりは遅れると思っていましたが、やっと四月のうちに、朝顔を除いて、完了しました。例年のように、6,7種類の種を選ぶのですが、その中には これまで蒔いたことのないものを必ず加えます。今年のそれは、白と薄いピンクのツートーンカラーのサルビアです。 種蒔きにはプランターを使っています。これは、後の処理がたいへんに楽だからです。 朝顔の類はもう少し後で、連休明けになります。この類の種は発芽に高温が必要だからです。ただ、春まきの種は、多少種蒔きが遅れても大丈夫です。 これからが植物の成長期にあたりますので、少しくらいの遅れは取り返すことが出来るからです。コスモスなどは、時期をずらして蒔けば長期間にわたって花が楽しめることになります。苗を買ってきて花を楽しむ人もいますが、私は断然種蒔きから始めます。植物を育てているという実感が味わえるからです。(旅遊)
 

23.5.1 (2397)  「伊吹嶺」誌の扉絵
 「伊吹嶺」5月号が今日届きました。編集後記にも書いてありますが、今月号から扉絵をパリ在住の画家小林章三氏(いつも「パリ便り」を寄せていただいている小林砂斗美さんのご主人)の作品で飾らせていただくことになりました。
 「伊吹嶺」誌ではモノクロですので、原画をトップページに掲載しました。原画の色合いを味わってください。絵の風景はイタリアのヴェネチアです。右にも紹介します。
 私はパリもヴェネチアも行ったことがありません。一度は行きたいと思っている次第です。(隆生)


     ・水に灯のヴェニスは春の雪降れり     倉田春名

     ・カンツォーネ聴きたんぽぽのサラダ食ふ   栗田せつ子





23.4.29 午後 (2396)
 主宰から、皆さんへ<奈良の写真展>のお誘いのメールをいただきました。

 5月6日の奈良大へは、浅田氏も来て案内してくれます。「伊吹嶺」の
皆さんが行くと言ったら 喜んでいましたよ。 浅田氏と直接親しく話し
ができるのも楽しみです。 ついでに奈良を吟行してきましょう。 私た
ちは10時30分頃大学に着く予定です。
 私も、奈良大まではまだ行ったことがないので、彼の勤務校だった奈
良大へ行くのを楽しみにしています。
 7日には彼の講演もあります。  (栗田やすし)                                       
   

写真は、春日大社の末社です。 大社の近辺を歩くと、小さな社を見つける事が出来ます。
天蓋のように 藤の花が垂れていました。 長閑な光景でしたが・・・・左の垣根は鹿から畑を守
るための鹿垣です。 この付近の鹿垣は、身の丈を越える高さです。神様のお使いの鹿ですの
で、追い払うわけにもいきませんね。 (孝子)

23.4.29 (2395)
 4月23日の「落書」で国枝部長さんが、「写真でたどる近代文学
の奈良」
の写真展の案内をされています。5月6日(金)には、主宰
もお出かけになるようです。 私も、行こうかと迷っていますが・・・
当日は、浅田先生にお会い出来るかもしれませんし、奈良大学の
キャンパスの雰囲気を味わうだけでも 良いかな?と思っていま
す。 皆さんも お出かけになりませんか?

 奈良と言えば・・・・『俳句四季』1月号の下里美恵子さんの素敵
な文章を 思い出しています。
 「俳人ならこれだけは覚えておきたい名句」の中で、細見綾子
先生の俳句を一句一句鑑賞されています。その中の一部を紹介
します。(孝子)

    女身仏に春剥落のつづきをり     細見綾子
 
 秋篠寺の伎藝天にまみえた日、その立ち姿に脈打つものを感じ
たという。遠い昔から剥落し続け、この瞬間にも剥落し続ける伎藝
天は、剥落するために月日を重ねて来たかのようだ。その生々し
さに滅びゆくものの美しさを見出した綾子は、自身も又剥落し続け
る身であることを強く自覚したのである。(下里美恵子)

 右上の写真は、春日大社の杜の藤です。 今頃は、杜のどこでも 藤を見かける
ことができます。大きな楠などを覆い尽くして咲き誇っている藤には、美しさを通り越
して不気味な感じさえ覚えます。
 右下は、中野一灯さんが送って下さいました写真です。カメラが上等でしょうか?
腕が違うのでしょうか?美しい作品ですね。




23.4.28 (2394)

いぶきネット句会の皆様  
    投句・選句締切りのお知らせ

 「飛びあへぬ子を呼ぶ声や親雀」  召波

 新緑の頃の子スズメの賑やかな鳴き声に季節
の移ろいを感じます。良く見るとスズメは歩け
ません、両足そろえて跳ねるだけですね。
子スズメが口移しに餌を貰うしぐさが可愛くて
、つい見惚れて居ます。
いよいよ大型連休です。皆さんのスケジュール
はお決まりでしょうか。(樹炎)

   
   「子雀の砂あびしあと丸き穴」  若狭 君子

   「千枚田水満ち足りて藤の花」  前  孝冶 

   さて、投句締切 5月1日(日曜日)から5日(木曜日)午後9時締切
      選句締切 5月6日(金曜日)から10日〈火曜日)午後9時締切

 
 いぶきネット句会の幹事さんから、写真と共に お知らせを配信していただきました。
 
 落語の話です。はっきりは覚えていませんが・・・・・
庭の雀に 酒の沁みた米 (関西では<こぼれ梅>と言い、多分<麹>と思います。)を撒き、その米を食べた雀が酔っぱらってふらふらしてきたら、ピーナッツを撒きます。雀がこれを枕に眠ったところを捕まえて・・・・・・・・この後 バカバカしいような 面白い展開なって行きます。 決して〈焼き鳥〉にはなりません。 樹炎さんのお庭の写真の雀は 何をいただいているのでしょう。(孝子)



23.4.26 (2393)
 4月28日のBSプレミアム 夜7時半 『美の壷』のテーマは、
<タイル>だそうです。右の写真のタイルも出演します。


 先日 俳句の仲間と瀬戸を歩きました。 昭和53年に 沢木欣一先
生は 瀬戸に来られて俳句を詠んでおられます。と言っても私が俳句
を始める前で、私はその時 先生とはお会いしていませんが・・・。
 
 
先生が「登り窯いたどりは木となりゐたり」と詠まれた登り窯へも
寄りました。 そこでお聞きしたのが『美
の壷』の事です。
 
登り窯の風景は映らないかもしれませんが・・・・お知らせします。

 
窯場の裏の<いたどりの芽>は 50センチ程に伸びていました。
右下の写真は、もう使われなくなった登り窯の煉瓦の継ぎ目に 
いたどりが生えて 今年も芽を出していました。裏山の去年の虎杖
は枯れて 窯にかぶさって来ていました。(孝子)

 
    
・刈籠やわけても虎杖いさぎよし    飯田蛇笏

    ・虎杖の林の中の発破小屋       勝又一透


23.4.25夜 (2392)
 いぶきネット句会の添削例を、添削コーナーにアップしました。 ご覧ください。 (孝子)


23.4.25 (2391)
 いつものように旅遊さんから、今月の中日俳句教室講義録を頂きました。今月は助詞の「に」と「へ」の違いです。これは文法的にはそんなに難しくありません。ただどのような情景に「に」を使うか、「へ」を使うかの選択が難しいと思います。そのあたりを栗田主宰は例句でもって、分かり易く講義されています。初心者もベテランも皆さん参考になると思います。講義録に入るには、トップページの「中日俳句教室講義録」をクリックするか、【こちら】から入って下さい。(隆生)

23.4.24 (2390)
 1 2年前と思いますが、歌人の小池光さんが書いておられました。
                            (私の句帳にメモを見つけましたので、紹介します。)
 鳴かないものが鳴く三大季語は「田螺鳴く」「亀鳴く」「蚯蚓鳴く」とか。  特に田螺について・・・・・・春の田を思い浮かべ、流れる水音や、さまざまな生き物の動き出す気配を思い起こせば、何となくわかる気がする。  昔の人は、春が来れば田螺さえ喜び鳴くと信じていた・・・と。  
 その中の田螺について、その鳴き声やいかに! 白秋の詩の「水村
の春」の一節から
   
    かはずの啼くはころころ
    田螺の啼くはころろよ、
    ころころ、ころろ、ころころ、
    萌え来よ、春の下(した)ん田(だ)

 三大文豪の<田螺の句>もメモしてありました。

    ・よく聞けば田螺鳴くなり鍋の中     夏目漱石

    ・しのび音も泥の中なる田螺哉     永井荷風

    ・月の出のおそきをなげく田螺かな    久保田万太郎

 写真は、21日の夕方 買い物の途中で見かけた瀬戸川の風景です。 私はまだコートを羽織っていましたが、子供は元気です。 裸足の少年が 魚を捕っていました。 20年ほど前のこの川は、陶土の濁りで乳色の川でしたが、今は魚や鴨や鵜を見かけるようになりました。陶土濁りの川は 瀬戸の産業の繁栄を物語っている時期もありました。今の澄んだ水は、 水質の規制もありますが、瀬戸の産業の衰退も一因と思います。(孝子)


23.4.23夜 (2389)
 現在奈良大学博物館で「伊吹嶺」名誉会員の浅田名誉教授の企画・編集・写真による「写真でたどる近代文学の奈良」の写真展が開催されていることは皆さんご存じで、既に見に行かれた方もいらっしゃると思いますが、開催期間は5月14日までです。
 この企画展では数年前の「伊吹嶺」新年俳句大会で「奈良の綾子さん」と題して講演をして頂き、多くの写真を見せていただきました。これらの写真が今回また見ることが出来ると思います。細見綾子先生を偲ぶにも適しているかと思います。
 今日、お聞きしたところ、栗田主宰は5月6日(金)に奈良大学に出かけられ、午前11時頃には会場にいらっしゃるとのことでした。まだこの企画展を見ていない方はこの時間帯に合わせて出かけてはいかがですか。私はこの時間帯に行くつもりです。一人でも多くの「伊吹嶺」関係の方の参加をお願いします。

 また翌日の5月7日(土)14:40~16:00に、この企画展のご講演もなさいます。この講演にあわせて奈良大学に出かけることも考えられます。
 なおこの企画展の詳しい内容はトップページの「写真でたどる近代文学の奈良」の写真をクリックすると、紹介しているのが書いてあります。(隆生)

23.4.23 (2388)
 いくら投句をしてもどうしても入選しない、何故なのかと思われて
いる方もみえる でしょう。その理由を考えてみましょう。  選者がも
っとも重視するのは、一読、句の内容がはっきり分かるかどうかとい
うこ とです。何もかも詰め込んで、何が言いたいのかまったくわか
らない句では、選句の 対象にはなりません。句が出来上がったら、
内容が読み手に間違いなく伝わるかどう か考えてみてください。そ
の際に無駄な言葉は徹底的にそぎ落としてください ・・・・・・・・・・


 以上、HP俳句会の旅遊さんの講評の一部分です。その後 まだ
まだ辛口の評が続きます。 今月のHP俳句会「選句結果」に 旅遊
さんの講評をアップしていただきました。 トップページ LINK集 →
 HP俳句会
→ 選句結果 からご覧下さい。

 <元気になれそうな五句>も、旅遊さんからいただきました。
旅遊さ~ん 有難うございました。(孝子)

  道急になれば春水迸る        高浜虚子

    虚子のこの句は大好きです。春になった喜びがそのまま句
    にな
った感じがします。


  唐太の天ぞ垂れたり鰊群来
      山口誓子

    鰊はどこへ行ったのか、もう北海道に群れをなして来ることは

    なくなりましたが、この句は鰊群来を詠って記憶に残る句です。


  入学の目のかがやきに真向へり
   小林広子


  磯菜摘む行手いそがむいざ子ども
   杉田久女


  音頭取る声はソプラノ喧嘩凧     
旅遊

     渥美半島田原の喧嘩凧です。女性が大声で喧嘩凧のグループに指示を与えていました。
     元気いっぱいのおばさんでした。


 写真は ネットを手伝っていただいています玉井さんの作品です。 保育園にお勤めの玉井さんが 裏山の落葉を鋤き込み、種を蒔き 育てた 自慢の保育園の花壇です。


23.4.20 (2387)
 茨城県ひたちなか市の 慢房さんから(今朝) 写真を添えてお
便りをいただきました。慢房さんのコメントは、いつも温かくて 私
たちが元気にしていただいているようです。(孝子)
 
 こんにちは。慢房です。

 先日関西に行った折に、こんなお土産を見つけました。中身は、
みたらし風のクリームを挟んだゴーフレットだそうです。
大阪新名物と書いてありますが、新神戸駅で買いました。

 今日はお悔やみができたので、会社を休んでいわきの自主避
難区域すれすれのところまで行って来ます。

    
・山藤をたたへ常陸をたたへたる     森澄雄     第五句集『游方』より


23.4.19 (2386)
 HP俳句会の選句結果を アップしていただきました。 今月の高点句は
冬旅さん(埼玉県)の 「春の雨古書より落ちしブロマイド」でした。
冬旅さ~~ん おめでとうございました。 「伊吹嶺」4月号を 今日送らせ
ていただきました。 

 「元気になれ(なり)そうな春(又は初夏)の五句」を募集します。
<元気>の解釈は、ご本人の感じ方で自由に・・・・・。 ご自分の句を
加えていただいても良いですね。コメントを付けていただけば 尚良い
です。 何方でも結構ですので、ご参加(ご協力)ください。 では、言い
だしっぺの私から・・・・。数少ない我家の蔵書(?)の中から探しました。
                                        (孝子)

    ・白鳥が引く昇天図さながらに     片山由美子
      磔刑のイエスの魂が白い衣を纏って天に昇って行く姿は、信者
      でなくても、元気がいただけそうです。
   
    ・隣る田へ行かむと田螺発心す    小澤實
     孫を持ってから小さな命が頑張っている姿に目を止めるようになりました。元気を貰っています。
   
    ・葦の芽の切磋琢磨の光かな     西村和子

    ・いきいきと三月生る雲の奥      飯田龍太
      
    ・風神の大きな袋夏兆す     矢野孝子
       拙い句ですが、この句の他に見当たりませんので・・・・


 写真は、我が家の野菜籠で見つけた <頑張るキャベツ> です。 私がすっかり忘れていました。キャベツくん ごめんなさい。

23.4.18 (2385)  俳人協会愛知支部総会(続き)
 
俳人協会愛知支部総会で、昨日は孝子さんが俳句大会で伊吹嶺の連衆が活躍された記事が掲載されましたが、今日は能村研三氏の講演内容を書きます。演題は「師系の山脈・水脈」で主に師であり、父親である登四郎のことから始まった。研三氏の講演は穏やかな語り口で、温厚な氏であることが伝わってきた。
 まず「馬酔木」で巻頭となった「
ぬばたまの黒飴さはに良寛忌」のことにまつわる『咀嚼音』で波郷が書いた跋文のいきさつについて、我々は本に書かれた内容以外のことは知らないので、当時の登四郎の考えを聞きたかったが、そのあたりはさらりと触れただけであった。私は秋桜子が巻頭句として激賞したのも、波郷がこのような句を作るのは趣味的に過ぎるという意見のどちらも肯うことが出来る。しかし定本『咀嚼音』でこの句を入れたのは登四郎自身この句への愛着が深いことが分かる。
 次の『合掌部落』は大野林火の構想により、沢木先生の『塩田』と競作させた企画が見事に当たった句集である。『合掌部落』『塩田』とも歴史に残る名句集だと思う。ただ研三氏によると、登四郎はこの句集が当時の社会性俳句の範疇に入れられたことはあまり好まなかったという。以前この句集が入っている全集を図書館から借りて、『合掌部落』をコピーして勉強したことを思い出した。この『合掌部落』を読むと、確かに社会性俳句の範疇に入れるのは気の毒のような気がする。『塩田』でも社会性俳句の範疇と言われているが、私は能登という風土性を強くメッセージした句集であると思っている。
 『枯野の沖』には愛称句が多い。「
火を焚くや枯野の沖を誰か過ぐ」「春ひとり槍投げて槍に歩み寄る」など好きな句である。
 登四郎山脈として、林翔から福永耕二、今瀬剛一、鈴木鷹夫、正木ゆう子まで随分と幅が広いことが分かる。それは研三氏自身の句である「
父の日の父に弟子てふ子沢山」「父に無き破門除名や炭を継ぐ」から、登四郎の心の広さを感じることが出来る。
 講演のまとめとして、研三氏は、「
師の継承には時代の変化がある。そうしないと俳句の進歩はない。今「沖」は「ルネサンス沖」を考えており、自分なりの雑誌を作りたい。」との決意で締めくくられた。
 最後に今年は登四郎生誕100年に合わせて、全句集を発行することを聞いて、同時代に活躍した沢木先生の全句集発刊の目処がいまだに立っていないことは「風」の末席にいた私としては寂しい限りである。

 なお右の写真は能村研三氏ですが、画面が暗く、無理やり補正しましたので、粒子が粗くなったことをおわびします。
 
 また落書が重くなりましたので、3月分は別のページに移しました。3月以前はこのトップページの案内から入って下さい。(隆生)
23.4.17 (2384)
 速報です。
 今日の午前中は、「伊吹嶺」愛知支部の同人句会、午後は
俳人協会愛知支部の総会・講演会・句会ががありました。
俳人協会の句会では、今年も「伊吹嶺」の皆さんが、沢山入選
や 特選に入られました。 皆さん おめでとうございました。
 右の写真の中央は、大賞の栗田せつ子さん、右は入賞の森
靖子さん、左は入賞の井沢陽子さんです。 (孝子)

  大賞  
    穴掘つて手紙を燃やす三鬼の忌   栗田せつ子

  入賞
    残る雪谷へ落として桟敷組む     森靖子

    春あらし砂丘の輓馬桶を噛む     井沢陽子



23.4.16  (2383)

 HP俳句会の投句一覧を慢房さんにアップしていただきました。 
慢房さんは、夕べ 夜行バスでの移動中にアップの作業をして
くださいました。 パソコンって 便利ですねぇ~~~。
 選句の結果は、20日頃と思います。 お待ち下さい。

 写真は、4月12日の俳人協会「花と緑の吟行会」の時の、
皇居の桜です。 一灯さんの作品です。(孝子)


    ・春の地震妻は天井睨みをり   栗田やすし
          
               栗田やすし句集「霜華」より 平成13年作


23.4.14 夜 (2382)
 
受賞式の写真(上2枚)が、届きました。
一灯さんと永方裕子さんのツーショットですね。

23.4.14  (2381)
 春は各地で俳句大会が催されています。 「伊吹嶺」の仲間の
活躍も耳にします。 皆さんも参加されていますか? 俳人協会
の第50回全国大会の投句締め切りは明日に迫っています。 
詳しくはトップページ LINK集 → 俳人協会 → 催し物 →
9月6日第50回全国俳句大会を ご覧ください。
 
 関東支部の みすずさんからお便りをいただきました。 な・なんと
中野一灯さんが特選!一灯さん おめでとうございました。(孝子)
                                   
 4月12日(火)に、皇居の科学技術館サイエンスホールで俳人
協会主催 第22回「花と緑の吟行会」が開かれました。
 第一部は講演、第二部は俳句大会でした。関東支部からは、
一灯、とみお、眞人、みすずの4名が参加しました。
 おりしも桜が満開、木々の芽吹きもとても美しかったです。
 
 講演は茨木和夫氏の「花が危ない、緑が危ない」と題で、吉
野山の桜の危機的な現状と俳人は今何ができるかというお話
でした。 田植歌なども披露され聞き惚れましたが、講演の途
中で余震が発生。会場では携帯がブーブーなり、檀上の大看板
はゆらゆら揺れてひやりとしました。 しかし震度6まで耐えうると
いう会場だったので、事なきを得ました。
 俳句大会では小澤實氏他5名の選者の選が発表されましたが、
中野一灯さんが永方裕子氏(「椰」主宰)の特選に選ばれました。
終了後、神田老舗の蕎麦屋で祝杯をあげました。(みすず)

    
    
城垣の反りのびやかに花の空       一灯

                        

 下の写真は、昨日の続きの哲半さんの作品。美山の黄水仙ですです。 






3.4.13  (2380)
 いぶきネット句会の選句結果を 配信していただきました。
主宰選と、27名の会員の互選が載っています。主宰の特選は、
先日の震災に関わる光景を詠まれた作品のようです。 主宰は、
選評で、
いろんな場で災害の句を見ますが、テレビ俳
句ではどうしても真実味に欠けてしまいます。この
句の場合、作者の実体験かどうか分かりませんが、
事実を捉えて実感のこもった句になっています」
と 寄せて下さいました。さて、特選は、何方でしょう。
                    (まだ、名前は発表されません)

 
右の写真は、いぶきネット仲間の哲半さんが久々に 送ってく
ださいまた。哲半さん有難うございました。(孝子)

 今日(4月12日)は、家内と京都の北部の美山方面(かやぶきの
里)、常照皇寺へ行ってきました。目的はここの桜だったのですが、まだ
早すぎたようでした。 途中ではずいぶんと咲いていたのですが、、(哲半)
 
 以下 いぶきネット句会の幹事さんからの配信です。
 
  いぶきネット句会の皆様   合評会のお知らせ

 花吹雪く空に燕がひるがえって居ます。
親子で校門を出るピカピカのランドセルに会いました。
小学校の入学日、スキップする子と母の笑顔・・・
何時の時代も変わらない微笑ましい光景です。
 
「さまざまのこと思い出す桜かな」芭蕉の句そのものですね。
朝日新聞・「天声人語」昭和20年・・・焦土からの日本を読み直して居ます。
    元気の元を探すために・・・

  「新入児声はり上げて着席す」   山口 良子

  「花吹雪大桜より起りけり」  中村 たか

    さて、合評会はいつものように、15日(金)・16日(土)の両日
        午後9時から行います。  投句 一覧および 選句一覧を用意の上
         伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。

        なお、4月句会の投句についてご意見・ご質問があれば、限られたチャット
        時間を有効に使うために、事前にMLに書き込んでお送りください。 


23.4.12  (2379)
 旅遊さんから、お便りをいただきました。 広重と豊国の合作の浮
世絵があるなんて・・・(孝子)

 珍しい浮世絵を見に行ってきました。 現在、三菱東京UFJ銀行
貨幣資料館で開催されています「雙筆五十三次」がそれです。風
景画の名手広重と、人物を書かせたら右に出るものがないという
三代目豊国の二人の合作になる東海道五十三次の浮世絵です。
二人の合作による絵があるのは知っていましたが、実物を見るの
は初めてでした。 上半分には、広重が各宿場の情景を描き、その
宿場にゆかりのある人物を下半分に豊国が描くという趣向で、たい
へんに面白い浮世絵です。 この資料館は、広重の絵をかなり所蔵
しているようでして、年に何回もテーマを替えては広重を中心とした
浮世絵展を開催しています。
 なお、もともとは「貨幣資料館」ですので、この面の収蔵品も充実していまして、日本最古の貨幣から、現在にいたるまでの、ほとんどすべての貨幣の展示品を見ることができます。千両箱は時代劇でおなじみですが、万両箱はここ以外に所有・展示している所はありません。 大判・小判の実物も、テレビで見るものと比べてみるのも面白いと思います。外国のものでは、ギリシャ・ローマ時代から今に至るまでの貨幣を多数展示していまして、日本有数のコレクションを、それも無料で見ることが出来るのは有難いことです。 所在地は名古屋市東区赤塚町です。 インターネットで「三菱東京UFJ銀行貨幣資料館」と検索すれば、その概要を知ることができます。(旅遊)

   
  ・朝ざくら橋渡るとき富士見ゆる       ・ふだん着で富士と向へり花の冷え

     ・花吹雪ビーカーに湯を滾らする      ・花散つて早き夕餉の配膳車
                                                              
                                             
以上4句 栗田やすし句集「遠方」より


写真は、<我が家の桜どき>とでも言いましょうか? 桜のジャムです。美しくて・・・勿体ないようで・・・未だ味わってはいません。

23.4.11  (2378)
 
HP俳句会の 10日までの投句をアップしていただきました。ご確認下さい。 HP俳句会は、どなたでも参加いただけます。締め切りは15日の夜9時です。 ご参加くださ~~い!


 選挙が終りました。 ネット仲間のAさんから、身内の方が当選
をされたと、知らせをいただきました。 Aさ~ん。 良い日本にな
るように、頑張っていただいてください。 今頃は、お一人お一人
が桜の花をいろいろな思いで眺めておられるのでしょうね。
 範子さんから、写真を添えて、お便りをいただきました。(孝子)

 名古屋といえば山﨑川の桜が有名です。名古屋グランパスの
本拠地でもある瑞穂グランド近くの川沿いです。 実はここは初
めて行きました。 昨日は暖かく、人、人、人の人出でしたが、
人が少ないところを上手く撮れたと自賛しています??
 それと旅遊さんお奨めの、弥富公園へ至る住宅街、1キロほ
ど桜のトンネルが見事です。よく見ると青信号ですが道路の真
中でなくて、カーブしているところで撮ったのでご安心下さい。

 伊吹嶺ホームページの「刊行物」を最新版にアップしました。
主宰はじめ皆様のご活躍ぶりが伝わってきました。
(刊行物の中には完売のものもあります) 
                      ♪.:*・'♪ 範子


  ・谷へちる花のひとひらづつ夕日    細見綾子

             句集「奈良百句」より 昭和53年 吉野での作




23.4.10 (2377)
 中京地区の桜は満開で、日曜日と良い天気とが重なり 最高の
お花見が出来たのではないかと思います。私は選挙と お墓参りを
兼ねて花見をしました。 瀬戸の街は 三方を山に囲まれ 街の真
ん中を瀬戸川が流れています。 川の土手も山も どこを見ても満
開の桜見ることが出来ました。

 「ちょうちょう~ちょうちう~菜の葉に止まれ。菜の葉に飽いたら桜
に止まれ~~~」と歌いますが、桜に蝶々が来て飛び回っている光
景を見たことがありません。 そんな事の書かれた本を読んだ記憶が
ありましたので、「落書」の話題にと 探してみました。石寒太著『「歳
時記」の真実』でした。
 この詩の蝶は 紋白蝶ですが、理学博士・竹内均氏の説では、桜に
紋白蝶が止まることはあり得ないと。
 戦前の元歌は、「さくらの花の、さかゆる御代(みよ)に、とまれよ あそべ・・・」と続けていたとか・・・この<さくら>の部分が残ったと言うことでしょう。  この「蝶々」はスペイン民謡ですが、作詞は、全国に小学校が開設された明治7年のことです。つまり桜は、明治天皇による新しい御代を象徴している事になるようです。(孝子)

           ・天よりもかがやくものは蝶の翅      山口誓子

 写真は、岐阜県中津川市の栗菓子で有名な和菓子屋さんの暖簾です。 桜の図柄ですが、分かりますでしょうか? 季節ごとに素敵な暖簾が掛けてあります。


23.4.08 (2376)
 今日は 発泡酒の日(シュワ~ッ?)とか 皺の日とか・・・ 貝の日というのもありました(目を横にして四?)。我々にとっては、何たって虚子忌ですね。

 いぶきネットの幹事さんが、以下 配信してくださいました。(孝子)

 
    いぶきネット句会の皆様     選句締切りのお知らせ

 遅かった春、やっと山桜の蕾が点々と膨らんできました。
散歩に通う里は、近年目立って高齢化に歯止めが効かず・・・・
古刹が廃寺と成りました。田舎の生活にあこがれ、里山で余生を過ごしたいと都会より移住してきた人達は、あまり村の行事に関心がないとか・・・
鴟尾を越える辛夷・庫裏を囲む椿、満開の染井吉野桜に埋まって お寺は門を閉ざしています。
 
新聞をめくるページの重たさ、又も重なる災害です。


   「大空へ雨後の辛夷の象牙色」  袖吉 智瑛子

   「沢落ちて小瀧となるや山桜」  井熊  茂 
 
    さて、明後日4月10日(日曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)


23.4.07 (2375)

 
西村和子著「気がつけば俳句」中の一文を思い出しています。西村さんは、和辻哲郎著の「風土」と俳句との関わりを述べておられます。 
 和辻さんは、地球上の風土を類型に分けて論じておられ・・・・・一つは東アジア沿岸、中国、日本を含む「モンスーン」。 二つ目がアラビア、アフリカ、蒙古等の「沙漠」。 三つ目はギリシャを中心とするヨーロッパの「牧場」。風土が人間や文明に及ぼす影響を、世界的な視点から示しておられる。 沙漠の人々にとって、自然とは即ち「死」を意味するが、「モンスーン」気候の日本は、暑さと湿気の結合等から「生」を意味する。「湿潤がまた大雪としても現れる。季節の著しい移り変わりはこの国土の宿命である」とも・・・・・「牧場」については、ヨーロッパの風土の中で、荒野を耕して畑とし、牧草で覆ってしまえば、大地には草が生えないという。勿論 適度な監護があってのことではあるが・・・・
 西村さんは、自然が乾燥と死を意味するもの
であったなら、人
間は自然の恵みによって生かされているという実感を得られるは
ずがない。 四季の変化による自然の恩恵を受け止めることの
出来る「国土の宿命」に生まれ育ったのが故の・・・・「俳句」であ
ると。
  毎日 テレビ画面で 瓦礫の山や、廃墟のような原子力発電
所を見ている私の胸には すんなりと入って来てはくれない内
容ですが、地震も津波も自然の営みに関わり、風土に関わるも
の。 こんな時だからこそ、私たちも、『豊葦原の瑞穂の国』と言
われている 自然の豊かな日本について 考えても良いかもし
れません。(孝子)


 写真は、我が家の庭隅に咲いた椿です。八重は<春の舞>  一重は、<あけぼの>と名前が付いています。
私以外に誰も愛でる人が無さそうですので、千切って水に浮かべて玄関に飾ってみました。



23.4.05夜 (2374)
 皆さん、「伊吹嶺」4月号が届いたと思います。いつもですと、表紙裏は今月の俳句と写真が掲載されますが、今月は東日本大震災へのお見舞いメッセージだけにしてあります。せめてホームページだけは4月らしい俳句と写真にしたいと思います。俳句は毎月抽出されている福田邦子さんにお願いしました。そして写真は細見先生の俳句に詠まれている枝垂桜を武藤光晴さんにお願いしました。これらの俳句と写真で春を楽しんでください。(隆生)

23.4.05 (2373)
 名古屋市の東山植物園でボランティアガイドをされている 野
島秀子さんからお便りをいただきました。 メールは、4月1日に
いただきましたので、暖かい日の続く今頃は 少し様子が違って
いるかも知れません。 野島さんは、伊吹嶺誌の「季節のあ
る風景」のページを 隔月で担当されています。3月号では、作
者の素敵な一面を知る事が出来ます。(孝子)

 先日、被災地にタンポポとオオイヌノフグリが咲いている様子が放映
され、ほんの少しほっといたしました。 これから、ゆっくりと訪れる北国
の美しい春が、被災された皆様の慰めと力付けになることを 祈ってや
みません。
 春休み、園は子ども連れの家族でいつもより賑わっていました。温室
で お父さんが食虫植物のウツボカズラについて説明されている様子に
出会い嬉しく思いました。 そのウツボカズラに花が咲いていました。 珍しく 一見に値すると思います。花と言えば、シロバナフイリゲットウが咲きました。 残念ながら園にあるのは、観賞用で黄や白の斑入りのものばかりで、実はならないようです。「月桃」の花を見たことのない私には、その仲間の花として観賞でき満足でした。
 つい温室へ寄り道いたしましたが、今日お伝えしたかったのは、やはり桜。 昨年「桜の回廊」として、約100種類1000本の桜が植えられました。 それらが細い木ながらも花を付け 4月下旬頃まで楽しめます。 ただし、もうカワズザクラのように葉桜になってしまったものもあれば、ギョイコウのように蕾が固いものもあり、一斉に咲くソメイヨシノの下でのお花見のようには楽しめませんが・・・。
 芽吹きも進み、あらゆる花が咲き始める4月。園からも目が離せません。                秀子

 写真は、<花より団子>とでも言いましょうか??  由比ガ浜でいただきました<しらす丼>です。 新鮮でしたぁ~(孝子)


23.4.04 夜  (2372)
 
今日、会計の範子さんが、いぶきネットの義援金を日本赤十字社へ送金してくださいました。
「伊吹嶺」静岡支部では、「一番茶」として 募金活動を始めておられるようです。
 少しでも、被災者のお役に立てたら良いですね。
 
以下、いぶきネット句会の幹事さんからの配信です。 会員の皆様 お忘れなく!(孝子)


 いぶきネット句会の皆様  投句締切のお知らせ

 「お母さん、 サイタ サイタ サクラガ サイタの昔の教科書が納屋から出てきたけど、欲しい?」「わあ~~欲しい~~!」
嫁ぎ先の古い納屋の解体で、虫食いの「小学校読本」を見つけたとの事。
夫の世代の思い出に喜んだ。 振り返れば時の移ろう早さに驚く。
今年は お花見に浮かれる気分ではないけれど・・・
正に今、桜は咲き満ちています。

   「桜咲きらんまんとしてさびしかる」  細見 綾子

   「水の照り近き一枝初ざくら」   蟹沢 春子 

        さて、  明日5日午後9時投句の締切りです。(樹炎) 

23.4.04  (2371)

 
トップページの写真が変わりました。
国枝さんが 写された木瓜の花です。
 国枝さん曰く「
先日秋篠を歩いていたときの 民家の木瓜の花     
です。 数メートルれたところから撮しましたので、一寸ぼけたので
すが、綾乃さんにうまくピント、色補正をして貰いました。自分の
作品とは思えないできばえです。

 
因みに、綾乃さんは 我等がホームページの一番の元を支えていただい
ています 栗田綾乃さんです。
 綾乃さ~~~ん! これからも 宜しくお願いします。(孝子)

右の写真は、福岡の樹炎さんから 昨日いただきました。近所の「桜公園」
の満開の桜です。




23.4.03 夜 (2370)

 部長さんが、義援活動の結果を知らせて下さいました。
震災の3日後くらいに、<募金を!>との小さな声が、次の日に
は、いぶきネットの皆さんの賛同で募金活動をする方向に、動
き出しました。 いぶきネットの片隅に募金箱が置かれるくらい
のささやか事と思っていましたが、人数にも・・ 金額にも・・・・・ 
感激しています。 皆様の尊い気持です。 1日も早く 被災され
た方々のお役に立つように・・・祈っています。
 
 今日は、句友の娘さんのフルートのコンサートでした。 震災の
義援の為に急遽計画されました。 隣町の城山の天辺に建つ、
スカイタワーの会場からは、7分ほど開いた城址の桜を眺めるこ
とが出来、フルートの音色と共に、夢のような時間でしたが・・・・
 こうして多くの皆さんが、自分の出来る範囲で 義援の活動をさ
れているのですね。(孝子)

23.4.03 (2369)

このHPを読んでいるネット関係の皆さんへ
 今回、「伊吹嶺」のネット仲間を対象に東日本大震災の被災地に向けて、義援金募集のお願いしたところ、多くの方からご支援を頂きました。皆様に感謝するとともに、ネット仲間の絆の強さも共有できたように感じました。義援活動の結果は以下のとおりです。

1.義援していただいたのは①いぶきネット句会の有志、 ②「伊吹嶺」関東支部の有志、 ③一般HP句会 投句者、 ④上記以外の「伊吹嶺」同人及び会員の方々です。 幅広く大勢の方に義援していただきました。

2.義援金の結果は47(ここには個人からと句会単位からの両方が入っています)439,020円でした。

3.この義援金は日本赤十字社へ俳句結社「伊吹嶺」のインターネットグループ の名前で寄付いたします。

4.この義援金は来年の確定申告の際に、寄付控除の対象に出来るよう、日本赤十字社に対して、皆さん全員に寄付を受けたことの受領証をお渡し出来るような方法を依頼します。

以上です。分からない点、疑問点などありましたら、国枝隆生または矢野孝子までご連絡下さい。(隆生)
  国枝 隆生:kunieda@ibukinet.jp
  矢野 孝子:takako_yano@ibukinet.jp


23.4.01 (2368)
 
天地がひっくり返るような3月でした。この辛さに負けてしまわないような・・・・そんな4月になりますように。旅遊さんからお庭の話題をいただきました。(孝子)

 庭が春の様相を呈してきました。ムスカリの紫の花がいっぱい咲いています。それと、これも紫ですが、忘れな草が開き始めました。 これは、蒔かぬ種でして、こぼれ種が毎年育って花を付けるのです。まったく手のかからない花です。それと同じで、ノースポールも蒔かぬ種が芽を出しています。 純白の花を付けているものも若干ながらあります。その他では、昨年初めて売り出された新種の金魚草の苗が25本ほど順調に育っています。どんな新しい花が見られるのか楽しみにしています。 ポランテラ、やつしろ草という、初めて栽培する苗も大きくなりました。 どんな花なのかまだ見たこともありませんので、これも楽しみです。 水仙は最後に咲くラッパ水仙が大きな蕾を付けています。4月の声を聞くと咲くでしょう。季節は春です。被災地の方も春を待ち焦がれてみえることでしょう。(旅遊)

   
    ・アネモネや旅の夢なる地中海        ・ばらばらに向きアネモネは風の花
                                      
                                             
以上2句 沢木欣一


23.3.31 (2367)

   いぶきネット句会の皆様  投句・選句・締切りのお知らせ

 水や野菜、見えない物への恐怖。
放射性物質の拡散、恐ろしい時間が流れています。
新聞の一面を覆う亡くなられたお方のお名前・・・
家族を奪われた悲しみは、如何許りか、胸が詰りますね。
 春は行きつ戻りつしています。庭の桃が一斉に開花
しました。
連翹を小鳥が揺らして居ます。雪柳が清々しく、鴨も帰省の用意に夢中です。皆さんの辺りは如何でしょうか。


   「桃の花床屋の鏡海写す」  前  孝治

   「連翹にのりて驚く雀かな」 新田 祐久


 さて、投句期間と締切 4月1日(金曜日)から
            5日(火曜日)午後9時締切   

 選句期間と締切 4月6日(水曜日)から10日〈日曜日)           
                    午後9時締切


3月27日は
岐阜県中津川市まで出かけました。写真は、雪が解けて
来た恵那山です。どこからも眺める事が出来、美しい姿を1日満喫しました。   
その後 夕方から・・・・・運営委員会に出席された 一灯さんが多治見
市に泊まられるとの事・・・・居酒屋へ集合し、俳句談義で盛り上がりまし
た。地酒と同じく、甘口や
辛口の談義となりました。この後 お泊り組は、
カラオケに・・・多治見の闇に消えて行かれました。(孝子)




23.3.27 (2366)
 
今日は伊吹嶺運営委員会が行われました。大半の時間は5月に行われる栗田主宰の句碑除幕式の内容が中心でした。参加者は330名を越えたそうです。本当に「伊吹嶺」にとって輝かしい日になりそうです。その他、「伊吹嶺」15周年記念行事の進捗状況の報告がありました。その中で「伊吹嶺季寄せ」の編集が大変なようです。これからは集まった例句の校正が大きな仕事になりそうです。
 インターネット部からは現在進められている「伊吹嶺のネット仲間」としての東日本大震災の義援金募集の進捗状況を報告しました。栗田主宰からは励ましの言葉を頂きました。
 義援金募集の期間はあとわずかで、明日の28日までが振込期間になっています。あと1日ありますので、このHPを読まれた方は明日機会があればご協力をお願いします。振込内容等は今月の21日の落書で確認して下さい。
 なお「伊吹嶺」の句会一覧については総務部から最新の情報を頂きましたので、アップしました。トップページの句会一覧をクリックして下さい。(隆生)

23.3.25 (2365)
 
いぶきネット句会の添削例を、添削コーナーにアップしました。ご覧下さい。

以下 いぶきネット句会の仲間のTさんから メールをいただきました。

 NHK俳句の番組をチェックしていたら、俳人の高野ムツオさんが 
多賀城市で
 被災して、避難生活をしておられるようです。ご本人は
お元気の様子。   角川の「俳句」の4月号が未だ書店に届いてい
ませんでしたが、遅れはこんなところが影響しているのかもしれません。


 写真は、奈良の高畑の 屋敷町です。 築地塀の中の大きな
馬酔木が満開でした。 細見先生の「奈良百句」には、<奈良へ
旅をして、少し余暇がある時に どこへ行こうかと考えた末、やは
りここへきてしまう>と高畑の事が 書いてあります。(孝子)

  ・万燈を待つ間手ぐさに房馬酔木
(ふさあしび)  細見綾子

                        
「奈良百句」より 昭和43年作


23.3.24 (2364)
 
HP俳句会の選句結果と その講評をアップしていただきました。  最高点の作品は、6人でした。 佳句が沢山揃い、結果的に 入選句が散ったという事でしょうか? 辛口(?)の講評も・・・皆さんのお役に立てていただけるのではないでしょうか?  
 トップページ 左上  LINK集→ HP俳句会 → 選句結果  からご覧ください。
 
毎月 HP俳句会の講評を書いていただいています旅遊さんから お庭の便りをいただきました。(孝子)

 冬の水仙はほぼ終りになりました。 そして、今度は春の水仙になります。 俳句の季語では、単に「水仙」とあれば、これは冬の季語です。 真冬に咲く「日本水仙」のことでして、 一本の茎に数個から十箇ほどの芳香のある花を付けますが、このような房咲きの水仙は何種類もあって、冬から早春にかけて咲きます。  春の季語は「黄水仙」ですが、これは一茎一花です。 大型のラッパ水仙から、小型のものまでいろいろな種類があります。我が家の庭でも、小型の黄水仙が咲き始めました。 もう季節は春です。金魚草や美女撫子の苗も大きくなり、鉄線の芽も大きくなっています。(旅遊)


23.3.23 (2363)
 関東支部長の中野一灯さんからメールをいただきました。

 双葉百合子が引退しました
戦後間もなく70年、あの岸壁の母たちは今?。
御存知のように岸壁の母は実在の端野いそさん、舞鶴に
待ち望んだ息子さんは端野新二さん。
六歳で父を亡くした新二少年は、ててなしごとからかわ
れても、僻むことなく成長し立教大学経済学部に進んだ。
 母はデパートからの内職、日に二枚の袷を縫っての母
子家庭。進学3ヶ月で学徒動員、朝鮮国境の牡丹江に転
戦、ソ連の侵攻に散ったのは八月十五日だった。
 そんな新二青年、母いせさんを思い双葉百合子の岸壁
の母を聞くと涙が止まらない。
 そして今 三陸海岸にまた多くの岸壁の母佇つ。合掌 
                         (一灯)

 私は、どちらかと言うと、演歌より カタカナ文字の曲が好きですが、今年になって チャンネルを変える手を止めて聞き入ったのが、「岸壁の母」でした。 歌詞の内容もですが、声に驚きました。 80歳近くまで この声を保ち続けてこられたその裏には、相当の努力をされた・・・・・・と思い うるうるしてしまいました。  
 今日 又 一灯さんのお便りで 涙です。 
 被害に遭われた方々が 一日も早く立ち直られることを祈ります。(孝子)

  写真は、お題話のようですが、名古屋の堀川運河の岸壁です。(船着場です) のん気に この写真を写していた 30分後に、あの大地震が来ました。 帰宅してからも、こんなに大惨事になるとは、思っても見ませんでした。  



23.3.22夜 (2362)
 
「伊吹嶺」の名誉会員で、奈良大学名誉教授の浅田隆先生が企画・編集・写真の「写真でたどる近代文学の奈良」展示会が奈良大学博物館(近鉄高の原駅)で行われています。期間は5月14日までです。
 私はまだ見に行っていませんが、栗田主宰から聞いたところ、かって「伊吹嶺」新年俳句大会でご講演を頂いた「奈良の綾子さん」で紹介していただいた多くの写真も展示されているそうです。
 私も一度は行きたいと思っていますが、浅田先生のご講演を思い出した方、細見綾子先生を偲びたい方など「伊吹嶺」の皆さんは是非一度は訪れてみてはいかがですか。詳しい案内はトップページにあるパンフレット写真をクリックするか、【こちら】から入って下さい。(隆生)

23.3.22 (2361)
 
樹炎さんからお便りをいただきました。私も「尋ね人の時間」を覚え
ている世代です。(孝子)

  祖父が「ヨダ~~~(津波)だ!」と叫んだ

 黒々とした波はすさまじい早さで一斉に村落におそいかか
った。人々の悲鳴も津波の豪音にかき消され・・・

 吉村昭著「三陸海岸大津波」は記録文学の名作です。
尊い人の命が巨大津波にさらわれ、被害は果てし無く・・・

 満州より引き揚げて来て、最初に聞いたラジオの「尋ね人
の時間」あれから半世紀たつ今、又同じ様な尋ね人の姿々・・
・・・・・・合掌

 庭の白木蓮が雫をこぼし、山茱萸や連翹が穏やかに揺らい
でいます。一斉に芽木が膨らんできました。自然に救われる思
いですね。                
八尋 樹炎 

               
 
写真は、奈良の直哉旧居の隣にあります 喫茶店「高畑茶論」です。見上げるほどの大きなミモザの木があります。今年も もうそろそろ 咲き始めていると思いますが?   去年は、  庭の木陰にそのミモザが活けてありました。 
 
美味しいコーヒーでした。                         

23.3.21 夜 (2360)
 今月の中日俳句教室は3月15日に行われました。いつものように旅遊さんから講義録を頂きました。【こちら】から又はトップページの「中日俳句教室講義録」をクリックして入って下さい。今月は栗田主宰が担当している「中日俳壇」の入選句の解説です。作句の参考にして下さい。(隆生)


23.3.21 午後 (2359)
 部長さんから義援金のお知らせを、このページに載せていただきました。 既に先週から、 いぶきネットではメーリングリストを使い 皆さんと意見交換をし、募金を始めています。 賛同いただける方は、ご協力をお願いします。
 
 昨日は、愛知の同人句会でした。 主宰は挨拶で「今回の災害のことは辛い事です。 地球規模で俳句に関わっている我々にとって、こんな時にも 地球のどこかで戦争をしていることは 悲しいですね。我々は、前向きに俳句を学んで行きましょう。」と 言われました。 句会の参加者は48人で会場いっぱいでした。 投句の中には、震災に関する作品が多く、いつもの熱気とは 少し違いましたが、感銘を受けた句が沢山ありました。高点句は、ふるさとを案じて詠まれた 山本さんの作品でした。(孝子)

           ・余震なほ続くふるさと彼岸寒        山本光江 


23.3.21 (2358)

このHPを読んでいる皆さんへ

 今回の東日本大震災では多くの方が犠牲になったり、被災されているニュースを見るにつけ、心悼むものがあります。まだまだこの惨状は続くと思われますが、伊吹嶺のいぶきネット句会やインターネットで入会された関東の皆さんから、被災地へ義援金を送ろうという意見が自然発生的に出てきました。そして現在私達のネット仲間で義援金を募集している次第です。
 このホームページを見ている方で私達の活動に賛同していただける方がいらっしゃれば、これに参加していただけると幸いと思います。
具体的には下記の要領で進めています。

1.今回の義援金の趣旨
 伊吹嶺のネット仲間としてわずかでもお金を出し合って義援したい、という気持を出したいということです。すでに義援済みの方、ほかに予定している方もいらっしゃいますので、あくまでも皆様の自由です。

2.寄付は、伊吹嶺のネット仲間ということが分かる名前で行います。

3.義援先は日本赤十字社とします。

4.振込先は次のとおりです。
(1)振込み先 郵便振替口座
 008101-198046
 加入者 伊藤範子  
 通信欄に義援金と分かるように書いてください。
(2)郵便局のATMで振り込みますと、金額にもよりますが、振込料は80円程度です。

5.振込期間は3月28日(月)までとさせていただきます。

以上です。分からない点、疑問点などありましたら、国枝隆生または矢野孝子までお願いします。(隆生)

国枝 隆生:kunieda@ibukinet.jp

矢野 孝子:takako_yano@ibukinet.jp


23.3.19 (2357)
 
いぶきネット句会のチャットが終わりました。 計画停電の影響や、余震のことが不安で参加出来ない方等、いつもより参加者が少なめでした。 しかし、このような時でも、皆さんで声を掛け合って、いぶきネットの作業は今までと変わりなく進んでいます。 「私たちは無力ではありません。頑張りましょう。」と、配信していただいた方もありました。 皆さんの協力に 感謝 感謝 です。
 茨城の慢房さんは 時々 その日の様子を 知らせて下さいます。 小川を塞き止めて  子供さんと水汲み場を作ったり、盥で足踏み洗濯をしたり・・・・ 一生懸命笑顔で知らせていただいている感じがしました。 ガソリンや灯油不足は切実のようです。 慢房さ~ん まだ 余震が続きますね。 ・・・・健康に注意してください。 
 
 17日は句会でした。メンバーの中に電力会社へお勤めの
方が2人あり、原発についての質問攻めにあっておられ
ました。1人は原発見学のお世話をされ、原発の安全を説い
て来られた方で、「今は、複雑な気持です」と ポツリと一言。
                                 (孝子)
 
   
・伊吹晴れ母なき庭の白椿      栗田やすし
                             
句集「海光」より 

 写真は 句会の茶菓子です。M堂の蕎麦じょよう(土筆の焼印)と、銘が
<乙女椿>の練じょようです。 味わっていただけないのが残念です。


23.3.17 (2356)
 春の季語の「雁風呂」の話です。
 秋になると北方から日本へ 雁が渡ってきます。 その雁
は、大海を渡る時に 途中で羽を休める為の、小枝を銜え
て飛び発ち、疲れると その枝を波の上に落とし それに乗
って休みます。 勿論 全体重を預ける訳ではなく、 チョン
チョンと乗るだけです。 函館の一つ松と言う所まで来ると、
その枝を捨てて、本土へと散って冬を越す訳です。
 「花を見捨つる雁(かりがね)」という言葉があり、桜の咲く頃
には北へ帰って行きますが、その途中 一つ松で又 集合を
して、捨ててあった小枝を銜えて大海を越えて帰ります。
 その後には、日本で命を落とした雁の分だけの枝が何百
本も残り、その枝を土地の人達が焚いて 風呂を沸かします。
その風呂を、 旅人や 遍路に振る舞い 雁の供養とします。 
・・・・・・・・・と言うのは、全部 落語「雁風呂」の受け売りですが、「情のある話ですなぁ~~」と落語では 話が続いて行きます。 米朝さんの語り口は、穏やかで 本当に 情の深さが伝わります。
  今頃 雁は帰り支度をしているのでしょうか? 東北地方の空を飛んでいる頃でしょうか?(孝子)

 
          ・雁風呂に追ひ焚きの木のありにけり     今瀬剛一

          ・雁風呂にもう一焚べのほしきかな      辻桃子

          ・雁風呂や波の上なる宵の星       棚山波朗

     写真は、名古屋市の東山動物園の鴨(?)です。 動物園の鳥たちに 北帰行 は、ありませんか?


23.3.16 夜 (2355) 

 
HP俳句会の投句の15日(締め切)までを、アップしていた
だきました。 選句結果の発表は、20日過ぎになると思います。
 お楽しみに!

 夕べと今夜は、チャットによる合評会です。関東方面の皆さ
んは、計画停電で参加が危ぶまれましたが、殆どの方は、停
電が中止となり、参加いただけました。 さて もうすぐ チャッ
トの時間ですが、今夜は、皆さんの参加でチャットが盛り上が
りますでしょうか?(孝子)

 今年の2月からいぶきネットを通して「伊吹嶺」に入会いただきました、
Мさんが、右の写真を送って下さいました。 愛知県小牧市 大県神社の
梅の花です。 この神社には、投句箱があるそうです。 
 Мさ~ん 有難うございました。


23.3.16 (2354)
 今 パソコンを開きましたら、静岡支部の磯田なつえさんから、メール(今朝8時50分)がはいっていました。 夕べの静岡が震源地の地震は、瀬戸市でも 長く揺れて 緊張しました。 
 静岡の皆さんに 大きな被害の無い事を 祈って・・・・・・取り急ぎ 以下 磯田さんのメールを 載せさせていただきます。(孝子)

 東日本大地震では、連日の災害報道に言葉もないような衝撃を受けている毎日ですが、 ネットで仙台の近藤様はじめ、みなさん一応ご無事だったとの事で胸をなでおろしたところです。
 昨夜の当地での地震では、たまたま私は入浴の最中で、すぐに飛び出して衣服をまとい、しばらくしてから入り直したりいたしました。 縦揺れのあと横揺れがかなりしましたが、時間が30秒ぐらいで短く我家はなにも倒れず、何も落ちませんでした。 多分静岡市内の句友たちも同じ状態と思います。私のところでは娘一家が富士宮しかも富士山南麓の西富士道路の近くに住んで居り、気がかりでしたが 棚のものが少し落ちたぐらいで被害はなかったようです。 近くではブロック塀が倒れたり、瓦がずれたり、食器類の破損や、ピアノなども少し動いていたということでした。 
 先週以来いつこちらも揺れるかと落ち着かず、毎晩ラジオを枕元に聞きながら、とりあえずのものをリュックに詰め込んで、外に出られる服装で寝ています。
                                                                                           磯田なつえ
 

23.3.15 (2353)
 HP俳句会の投句は、今日の夜 9時で締め切ります。 皆様 お忘れになりませんように!

 いぶきネット句会の チャットは、予定通り 15日・16日に 行います。 お忘れなく!
   (計画停電のグループに入っている方からは、欠席の知らせがありましたが・・・・・)

 HP俳句会の作業を一手に引き受けていただいています慢房さんから、夕べ メールをいただき、今月の作業も続けていただける事になりました。 茨城県にお住まいですので、心配をしていましたが、電気は通じたようです。水道は未だですが 隣家の井戸水を頂いておられるとか。 心配なのは 好きな銘柄のお酒(晩酌用)が 手に入りにくい事と・・・・・・・・・・・・こんな時にもユーモアを忘れないところが 慢房さんらしいです。 
 
 同人会のお世話をしていただいています中山さんへは、仙台の近藤文子さんの消息の問い合わせの電話が多くあるようです。 中山さんが、近藤さんの昨日までの様子を、いぶきネットへ 知らせてくださいました。 津波は、近藤さんのお宅の近くまでは来たそうですが、大きな被害は無かったようです。 ・・・・・ 「部屋の中は、手が付けられないほどですが、家族は元気にしていますので、これから ゆっくり片付ければ良い事」と・・・・・・「水道や電気の無い事が、こんなに大変な事であったと、思い知らされました。」と、近藤さんは仰ったそうです。
 
 被害に合われた方々が 心身ともに 健康でおられますように、祈るばかりです。(孝子)
 

23.3.13 (2352)
 地震の被害は、本当に 私たちの想像を超えて大きくなって行きます。 何を祈って良いのか分かりませんが・・・・ 祈る気持です。 主宰から、夕べ メールをいただきました。下には、関東支部長の一灯さんからのメッセージも載せてあります。(孝子)

 沖縄のイッペー句会の最中に大地震のニュースを驚き、伊吹嶺の皆さんの事が心配で お電話しても駄目でした。 その後、少しずつ連絡が取れて様子が分かってきましたが、心配のまま、今夜名古屋に帰ってきました。
 大変な事態ですね。ただただ、今は皆さんのご無事を祈るばかりです。
 被災された多くの皆さんの事を思うと心が痛みます。 
 
 それにしても、皆さんがインターネットで素早く連絡を取り合っておられることを知り、あらためてインターネットの威力を思い知らされました。
                                    栗田やすし


以下 一灯さんから 夕べ メールをいただきました。

 関東の句友のみなさんへの地震見舞いを、ありがとうございます。主宰からも沖縄からお見舞いのお電話をいただき恐縮いたしました。
 
 ぐらりと来た時 菊坂句会は、昨日9人の選評が後3人というところでした。水戸藩の江戸屋敷後楽園が会場で、平屋の日本建築ですが、戦後のもので脆そうで しなやかでしたが酔っ払いのごとくよろよろと外に出て 欅の巨木にしがみつくなど、余震も本震に劣らず大きなもので、木々を見上げながら こんなに木は揺れるものかと驚き眺めていました。
 ふと見ると隣の部屋で句会をしていたホトトギスのおばさんたちは、立って輪になりながら句会の続きをやってました。 負けたあ!  ビルから避難してきた白いヘルメットのおじさんやお嬢さんと、「これはただごとではない みなさんを無事に」と思いは走るのですが、携帯も固定電話も繋がらず電車は総て止まってしまいました。
  句会場の隣には いつも二次会をする日中友好会館の中華料理店があり、そこにに繰り込み電車が走り始めるまでと・・・・ 例の反省会をと腰を据えました。その後、更にJR飯田橋の近くの蕎麦屋へ二次会に・・・・・それでも終にJRは運転中止、地下鉄なども一部途中まで開通しましたが その先は4,5時間の歩きを覚悟しなければなりません。
 近くの運動靴屋は 列を成しスニーカーが跳ぶように売れコンビニのお握り、サンドウィッチは総て売り切れでした
 
 切子さんみたいに徒歩30分の方、近くに親戚などある方々が帰ることになり、残った一灯と光晴さんなど男性句友は、一灯の学生時代の寮(本郷)に繰り込み寒い食堂で学生の薄い毛布、タオルケットを借りて夜を明かしました。
  朝は、懐かしい喫茶店の旨いモーニングで腹を満たして、帰途に付いた訳ですが、往年のマージャンの徹夜明けの無精ひげ朝帰りを思い出しながら、帰途難民のラッシュで昼近く我が家へ。
 
 仙台の近藤文子さんの無事を、国枝さんのメイリングリストで知り、ほんとうに良かったと安堵しています。一灯の欅句会にも八戸在住がいらっしゃいますいが、御無事のようで一安心です。気仙沼の親戚が まだその無事が確認できていななど、心配なことです。
 
 皆様、お見舞い ご心配をありがとうございました。(一灯拝)



 いぶきネット句会の幹事さんは、福岡への帰宅のメドがついたでしょうか? 坪野さんが 幹事さんのピンチヒッターで、お知らせを配信して下さいました。(孝子) 

       いぶきネット句会の皆様へ合評会のお知らせ

 いつも素敵な文章を添えて、合評会のお知らせを下さる、樹炎さんが 所要でお出かけなので、替わってお知らせをします。

 合評会はいつものように、15日(火)・16日(水)の両日午後9時から行います。  投句 一覧および 選句一覧を用意の上、伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。
 
     なお、3月句会の投句についてご意見・ご質問があれば、限られたチャット
    時間を有効に使うために、いつものように事前にMLに書き込んでお送りください。
 
 テレビに映し出される未曾有の災害の様子に驚くばかりの毎日です。
不謹慎ですが見ているだけでも疲れ、当事者の方々の苦しみはいかばかりかと、慮っています。
 一日も早い災害の終息と、一日も早い復興を願い、谷汲の春祭りで詠まれた春を呼ぶ鳳凰舞の二句を、主宰と清水弓月さんの句より。(坪野洋子)
 
          ・春呼べり鳳凰舞の羽根の音    栗田やすし

          ・武者舞の大き地下足袋犬ふぐり  清水弓月


 

23.3.12  (2351)
  時間が経つにつれて、地震の被害は大きくなるばかりです。 神様が 今の日本を 怒っておられるのでしょうか? 被害にあった方々の姿を見ていると、少しで良いですから神様から慈悲はいただけないのかと・・・
 
 心配をしていました 仙台にお住まいで伊吹嶺同人の近藤さんからは、連絡があったそうで ご無事です。
 いぶきネットの幹事さん(福岡在住)は、今 東京におられるようです。ご無事と電話がありましたが、チャットには間に合わないかもしれないとか・・・・
 後楽園涵徳亭で句会をされていた皆さんも、今日は 無事に帰ることが出来たようです。  Yさんは、夕べ3時間半歩いて、自宅に辿り着かれたとか・・・・
 メーリングリストには、他にも いぶきネットの仲間から、地震の時の様子や、ご家族の安否の事など、沢山のメールが入っています。(孝子) 

以下横浜のМさんからのメールです(12日13時)
  
 
皆様、ご心配ありがとうございました。 昨日はちょうど菊坂句会の最中に揺れ始め、よろけながら外に飛び出すと言う様でした。後楽園の大樹がわさわさと音を立てて揺れ、それを間延びさせたように ビルが長い振り子を逆さまにしたように 揺れていました。出たり入ったりを繰り返すうちに 時間となりましたが、あらゆる交通機関は動かず、中華飯店で句会の続きを開始。さらに駅近くのうどん屋で開通を待ちましたが、無理と分かり、Iさんの青春時代の下宿寮に 老人4人がお邪魔して朝を迎えました。やっと30%の間引き運転という満員電車で無事に帰宅。 やっとパソコンを開きました。


23.3.11 夜 (2350)
 東北 関東地方で、大きな地震の被害が出ています。 皆様の安否を心配していましたが、いぶきネット句会の皆様からは、続々と 知らせや 見舞いのメールが入っています。  以下 今夜の11時現在の メールの一部を載せさせていただきます。 皆様ご無事のようで・・・・・このメールで、少しは様子を知っていただけるのではないでしょうか? 兎に角 被害が少しでも小さい事を祈っています。(孝子)

Мさんから
 ここ茨城でも、非常に強い揺れに見舞われました。おかげさまで、家族・知人にはいまのところ被害はありませんが、家の中は被害甚大です。私の部屋などは、足の踏み場が無くて手が付けられないのでとりあえず、明日以降片付けるつもりです。街中も、鉄筋の入っていない石の壁などは、のきなみ倒れてしまっています。
 こうしてメールを書いている間も、ひっきりなしに余震が来ています。
 今、電気と水道が止まっているので、ローソクとキャンプ用のヘッドランプで晩酌をしているところです。
 ノートPCのバッテリーでインターネット接続していますので、復電するまで、大事に使いたいと思います。では、また。

愛知のTさん
から
 大変な災難に お見舞い申し上げます。
防災士の資格を修得しました。また新潟地震のボランティ活動にも出かけました。昨年、転居してこちらでも災害ボランティアコーディネター会に加入していますが、残念ですが意識は低いです。
 どうぞ周りの人を巻き込んで、不屈の活動をお願いいたします。なおお望みの案件がありましたら発信してください。

東京のKさんから
 後楽園涵徳亭で句会の最中に大きな揺れにおそわれました。外に逃げ出しましたが、長い揺れが続きその後も余震が続いています。菊坂句会のメンバーは無事です。東京は交通機関がすべて止まってしまい、帰宅難民があふれています。みんな帰れないので、近くの中華屋さんで句会を続けています。これから2回目の句会です。(20時30分)

埼玉のKさんから
 すごい地震でした。ご心配ありがとうございました。家族全員の無事を確認いたしました。夫が昨日から熱海へ友達と一泊旅行に出掛けていましたが、携帯は繋がらず心配しましたが、小田原から連絡がありまして無事を確認しました。
 親戚の中には数名、帰宅難民になってしまっています。 地震の揺れが長い時間でしたので、どうなる事かと思いましたが、お陰様で家の中の被害は殆どありませんでした。



23.3.11 (2349)
 
国枝さんが 怒っておられます。 3月7日のご自身のホーム
ページで、「外来魚駆除の看板を下ろした滋賀県」と題して、
書いておられます。 その記事を伝えている 読売新聞のHP
アドレスも載っています。 興味深い内容と思いますので、是非
ご覧ください。該当の日記は【こちら】からはいることが出来ます。
またはトップページ左 中ほど → LINK集 → 隆生のHP→独り言日記の
3月7日欄へ。


 私は自動車の運転が上手ではありませんので・・・・名古
屋から琵琶湖の湖北までがやっとです。 思い立つと 時々
出かけますが、どの季節に訪れても、琵琶湖やその周りの
田園風景は 「日本は瑞穂の国」と・・・・・実感します。 
 湖風に波打つ青田や穂麦は、近江ならではの景色です。
この天地の恵みで、大好きなご飯と子鮎の佃煮がいただけ
ると・・・・感謝の気持が起こります。
 特に今頃からは、岸辺の葦を揺らしながら、鮒が産卵をする
<乗っ込み>や、 鮒鮨にする為の<にごろ鮒>を漁る光景に出会う事があります。  しかし 最近の琵琶湖は外来魚に占領されたり、鵜が繁殖したりで、子鮎や鮒が減ってしまったと、 漁師さんは 嘆いておられます。
 あの 卵のたっぷり詰った鮒鮨は、高級品になってしまいました。  国枝さんの主張と 少し離れてしまいましたが・・・・ 琵琶湖が 本来の生態系に戻って、我々がこれからも湖の恵みをいただける・・・・・ そんな滋賀県になって欲しいと思います。(孝子)
                         
写真は、湖北の船着場から写しました。左上の霞んでいる島は 竹生島です。


           
・奥近江明日引く鴨と思ひ見る      栗田やすし   
                                         
句集「霜華」より  平成12年作
                                 

23.3.09 (2348)
 この「落書」の2月分のぺージを、上の<保存分の落書>へ 
部長さんが移動させてくださいました。 このページが 長く(?)
なると、私のパソコンは 反応が<超>鈍くなってきます。
 いぶきネットは、こうして 皆さんで 支え合っています。部長
さ~~ん 有難うございました。

 いぶきネット句会の選句一覧が配信され、109句の中から、
選句(特選1句+入選4句)を・・・・・・迷っているところです。
締切りは、10日です。 特に主宰の選は楽しみです。(孝子)


 写真は、奈良の白毫寺の梅の花です。数年前 3月の中頃に写しました。山門ま
での階段の途中からの景色です。 天然記念物の「五色椿」も、咲き始めているで
しょうか?


23.3.08 夜 (2347)

   いぶきネット句会の皆様     選句締切りのお知らせ

 三月の空を、お天気者、お天気屋等と、くるくる変る人の機嫌に
似た言い方が有りますね。気温の乱高下、風の吹き返し,名残雪・・・
又この時期は、人事異動の季節、人生の風向も急変する月です。
春の日差しは以外と強く木々の芽吹きの早さに驚いています。
皆さんの辺りはいかがでしょうか。

    「三月の子の大荷物旅に出る」 山崎 永子
  
    「春風や牛小屋に鳴る魔除け貝」 仲地 芳雄

   さて、明後日3月10日(木曜日)午後9時選句の締切です。
    締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


23.3.08 (2346)
 私の<春の五句>です。 沢木・細見・栗田 先生の句は、20年ほど前の「風」誌から 選びました。 「西村和子集」は、気が付くと いつも身近にあります。 自分の好きな俳句(作品)を探すのは 思ったより 楽しい作業ですね。 皆さん(何方でもかまいません)も、季節に合ったお好きな句を5句選んで 送ってくださ~い。是非! 


      ・牡丹の芽戦乱の世に桜色        沢木欣一

      ・拾ひもののごとき梅見の日和かな   細見綾子

      ・野仏に余呉の雪解の音やまず     栗田やすし
     
      ・囀に色あらば今瑠璃色に        西村和子
 
      ・薄氷の岸を離れてかがやけり      矢野孝子

   
    写真は、ビルと街路樹が 茶房のテーブルに映っています。 作品としては、イマイチでしょうか??(孝子)


23.3.06 (2345)
 4日に、国枝部長さんが「俳句研究」30句競作の作品について、丁寧に評を書いてくださいました。 入選の糸井さんの作品には、句歴も感性にも 豊かさを感じ、部長さんと同じく 羨ましく思いました。 糸井さん そして「伊吹嶺」の平松さん 石崎さん 本当におめでとうございました。

 「伊吹嶺」関東支部の佐藤とみおさんから、合同句集「不二」を 送ってい
ただきました。  職場のOBを中心に <大和不二俳句会>を立ち上げら
れ、5周年を記念して句集を出版されました。 武藤さん(いぶきネットを お手伝
いしていただいています)
を会長に これからも 元気に俳句活動を続けて行か
れます。 <不二俳句会>の皆様 ご出版おめでとうございました。
 句集には 16名の方が参加されていますが、以下 「伊吹嶺」関係の方
の俳句を 載せさせていただきます。(孝子) 

      ・アイガーを見上ぐる花野新田の碑   佐藤とみお
      ・果てしなき鉄路に光る初日かな    千葉ゆう
      ・夏めくや青を引きあふ空と海      丹羽行雲
      ・初夏の弁天の肌艶めける        武藤光晴
      ・甲斐駒の稜線蒼き星月夜        森垣昭一
      ・群がりて拭ふ大仏盆用意        森川ひろむ


23.3.05 (2344)
 「伊吹嶺」3月号が届きました。いつものように表紙裏は光晴さん提供の写真です。その写真をトップページに掲載しました。今月は踊り子草です。踊り子草は田んぼの畦などに見られますが、啓蟄を明日に控えた今日あたりではまだ踊り子草は見られません。今はホトケノザが盛りで、それから姫踊り子草が咲き、その後が踊り子草の時期になります。早く春が訪れることが待たれます。ただこの時期、春も盛りになると、花粉症に悩まされしばらくはつらい時期を過ごさなければなりません。
 また明日は啓蟄ですが、今年はまた昔のように寒い啓蟄になりそうです。確か昨年は啓蟄の前に蜥蜴が出て来てびっくりしたことがあります。今年は蜥蜴などが出てくる気配はありません。(隆生)
   啓蟄の土へ太鼓を滅多打ち  沢木欣一


23.3.04夜 (2343)
 2日の出張先で、伊吹嶺落書を開いたところ、孝子さんの「俳句研究 春の号」で30句競作第9回入選作品が発表されていました。この中で平松公代さんが次席に、石崎宗敏さんが佳作に選ばれたとの記事を詠みました。
 出張から帰り、引き続き今日は審査員研修があり、今夜、30句競作の記事を読みました。平松さん、石崎さんおめでとうございます。
 平松さんの次席は「岩戸神楽」でさすが「伊吹嶺」のベテランの味です。写生に忠実で分かり易い句作品です。この中から私の共感した句は、
   霜枯の棚田伝ひに渡御の列   平松公代
   白足袋の爪先拍子神楽舞
   麻の髪麻の衣や神楽舞
   夜神楽や毛臑覗かせ鬼舞へり
   神楽果て布の大蛇の畳まるる

で、いずれも細かく写生しており、しかもその中に感動の中心が捉えられている。2句目の「爪先拍子」の写生に白足袋の白さが浮き立って見える。最後の句は大蛇は実は布だったと言うことが分かる意外性が淡々と詠んでいる。また石崎さんの佳作はわずか7句しか抄出されていないが、いずれも俳句の完成度は高い。写生の中に技巧も見える。
   はだれ野に石と紛るる遍路墓   石崎宗敏
   杖をまづ泉に濡らし腰下ろす
   杖を拭く手拭白し夜の秋

1句目の斑雪に遍路墓を石と対比している取り合わせが妙である。2句目の実際に遍路として歩かない限りこのような実感は浮かばない。遍路に必要な杖に対する愛情が見えてくる。
 「伊吹嶺」の皆さんが頑張った様子が見えるが、入選作品の糸井芳子さんの「何か待つ」の句は我々に持っていない感覚を感じさせる。作者の思いを主観的でなく、言葉の斡旋で共感する。
   何せむと摘む秋草か丈短く    糸井芳子
   川に沿ひ来てまなうらの露けかり 
   何か待つ思ひに落葉焚きをりぬ
   声にせぬ言葉の数や枇杷の花
   冬さうび空をさみしと思ふ日の
   探梅の人恋ふ心地ありやあり

 いずれも言葉の選択に類型がなく、相当推敲されている経緯が分かる。もしこのような作者の持ち味が自然体であればうらやましい限りである。(隆生)


23.3.04 (2342)
 伊吹嶺3月号が届きました。 テレビを消して読んでいますので、静かな夜ですが、大学入試の事件は、やりきれない出来事ですね。

       受験子へ言ひ忘れたることなきや     西村和子

 範子さんから <蔵開き>の話題をいただきました。範子さん
の文章を読んでいるだけで、少し酔ってきました。きっと上質の
お酒でしょうね。(孝子)

 
先日名古屋市緑区の二つの酒蔵の蔵開きに行きました。
実家の仕入れ先ということと、試飲無料に惹かれてのことでし
た。 黒塀の美しい大きな蔵で、「麹室」のある二階へ至る階
段の磨り減りようなどは、歴史を感じさせるもので風格があり
ご当主が守ってきたものの大きさを感じました。いたるところ
に麹菌が染み付いているような、そんな気がしました。 試飲
の小さなコップに一センチほど注いで貰ったのでしたが、何種
類も飲んでいきますと ほろ酔い気分になりました。 同じ町内
に酒蔵は三つあり、そのうちの一軒は非公開でしたが、十五代
続く酒蔵で、フランスの三つ星レストランへ売り込みに成功した
た斬新なお酒造りを手がけているそうです。
(写真の暖簾と蔵壁)
  私も生きているうちに一度は飲んでみたいものだと思いました。
同行者が、来年の蔵開きは「サキイカ」をもっと沢山持っていくと申
しておりました。終わりに… 私は左党と思われていますが、それほ
どでもなく、ただ顔色にあまり出ないだけです。でも甘酒は酒粕を溶
いた甘酒の方が好きです。♪.:*・'♪範子♪.:*・'♪

    
    ☆.:*・°.。.:*・°☆.。.:*・☆°.。.:*.。☆.:*




23.3.03 (2341)
 今日は 雛祭です。私は末っ子ですので、姉達のような立派な雛人形はありませんでした。雛祭の思い出は少し切ないですねぇ~~。 雛祭の俳句と言えば・・・夏目雅子さんの句を一番に思い出します。
 
            ・結婚は夢の続きやひな祭り    夏目雅子

 幹事の樹炎さんから、いぶきネット句会のお知らせと 写 
真を 送っていただきました。 樹炎さんは、趣味を沢山お
持ちです。写真の紙雛も後ろの額の書も ご自分の作品と
思います。 樹炎さ~ん素敵な写真を有難うございました。
  樹炎さんのホームページは、トップページ左 中ほど → LINK集
     → 樹炎のHP
 から、覧下さい。(孝子)

  
会員の皆様    投句締切りのお知らせ

 今日は、ひな祭り「桃の節句」ですね。

 寒かったせいでしょうか、桃の節句が 梅の節句
になりました。
 のどかな陽を受けて咲く桃の花は弥生三月の使者
です。ふっくりとした蕾も花も気取らない鄙ぶりが良いですね。
我が家も段飾りのお雛様は久しくお蔵入りです。無精になりました。手作りの紙雛を飾り甘んじています。皆さんのお宅は如何でしょうか。

   「ふだん着でふだんの心桃の花」  細見 綾子

   「てのひらに冷たき雛の調度かな」  沢木  欣一
 
          さて、  明後日5日午後9時投句の締切りです。(樹炎) 
  


23.3.02 夜 (2340)
  ☆ 速報です。       今日 「俳句研究 春の号」が届きました。 

 <第9回の30句競作>の入選作品が発表され、 我らが「伊吹嶺」の仲間の作品も載っていました。 嬉しいですね ! 

   次席  「岩戸神楽」   平松公代

   佳作   「歩き遍路」   石崎宗敏


  次席の平松さんは、句歴30年の大先輩です。 数年前に、九州の高千穂方面へ旅をされ、 天岩戸の神楽を作品に纏められました。 「信じられませんが・・・嬉しいです」と、電話の声が弾んでいました。
 平松さん 石崎さん おめでとうございます。(孝子)


23.3.02 (2339)
 関東支部長の中野一灯さんは、いぶきネットも支えていただいています。
日本中は勿論ですが、時には 外国へ出かけて 俳人や山好きの仲間と
交流しておられ・・・・用事があっても なかなか 捕まりません。それほど
お元気で、前向きです。 困った時には、力を貸していただける 頼もしい
存在でもあります。 一灯さんも<早春の五句>を 送って下さいました。

 写真も一灯さんの作品です。 去年ご案内いただいた、神代植物園の
クリスマスローズと三椏の花です。(孝子)

   ・種蒔ける影も歩みて種を蒔く   沢木欣一

   ・地に触れてよろこぶ花の梢かな  沢木欣一
   
   ・連翹や陶土に落ちる杵の音    林 徹  
      (多分鹿田焼(おんたやき)の水杵かな)

   ・風流れ川流れゐるすみれ草    飯田龍太

   ・春雨や小磯の小貝濡るるほど   与謝蕪村




23.3.01 (2338)
 3月に入りました!  HP俳句会 ・ いぶきネット句会の
投句を 受付けます。 いぶきネット句会は会員のみです
が、HP俳句会は何方でも参加いただけます。
 旅遊さんから、美術館の話題をいただきました。(孝子)
 
 藤が丘からリニモに乗って二つ目の駅 杁ケ池公園で
降り、徒歩5分くらいのところに名都美術館があります。
 この美術館は、明治以降の日本画専門の美術館といっ
てもよく、1年に2・3回は出かけています。 少し前のこと
ですが、「未来へつなぐ花鳥画」という展覧会を 見に行っ
てきました。 若手花鳥画家の育成を目指して始められた
公募展の 優秀作品を集めた展覧会です。 入選作につい
ての画家のコメントが絵の横に付けられていまして、自作
に対する画家の思いを知ることのできるたいへんに面白い企画でした。そこで、どの画家も力説しているのは、絵を描くには徹底して 対象を観察することが 大切であるということです。 そして、正確な写生なくしてどのような絵も描けないとも書かれてありました。 まさに、これは俳句にも通ずることと思い、興味深く 展示作品を見て回りました。
(旅遊)

 写真は、私が学んでいます句会の茶菓子です。 毎月、名古屋の老舗の和菓子がいただけます。 右上は「紅梅」 左は「椿餅」 下は「蕨山」と名前が付いていました。  2月16日~2月28日までの限定です。  「椿餅」は、春の季語にありますね。 平安時代、大陸より唐菓子の輸入が盛んになり、その中に椿餅(つばいもち)の名があったとか・・・歴史のあるお菓子ですね。(孝子)


         ・妻在らず盗むに似たる椿餅    石田波郷

23.2.28 (2337)
 2月が終ります。 さぁ~~ 3月へ!
 新燃岳の噴火も ニュージーランドの地震も、国会も 良い
方向へ行きますように! 北アフリカやリビアの紛争も・・・・
 
 国枝部長さんが 写真と共に<早春の5句>を、送ってく
ださいました。 部長さんは、ご自身でも<メタボ>を心配さ
れていますが・・・・私たちも、部長さんが健康で 我々を 引
っ張って行っていただける事を 祈っています。 健康に気
をつけてくださ~~い。若い頃(?)から、誓子や、秋元不死
男フアンのようですね。(孝子)

   雪しろの溢るるごとく去りにけり    沢木欣一
   
   きさらぎが眉のあたりに来るごとし   細見綾子
   
   瀬の岩へ跳んで銭鳴る二月尽    秋元不死男
       
   初蝶を見し目つぶつて神見えず    田川飛旅子
   
   麗しき春の七曜またはじまる      山口誓子
 
 5句どれも思いのある句です。沢木先生、細見先生の句は解説も要らないくらい有名な句です。如月が眉のあたりに来るなどという感覚はとても私には詠めません。
 不死男の句には俳諧味を持って、しかも物で詠む技巧には見習うべき俳句が多い。飛旅子は敬虔なクリスチャンであるとともに、温厚で人間性が豊かな人柄に惹かれるし、俳諧味も豊富で尊敬している俳人です。 第2句集『外套』を買ったとき、表紙裏に1句を書いていただいたのも遠い思い出となった。 誓子の早春の句となるとこの句は外せないでしょう。誓子には一度しかお会いできなかったが、その情景を今でも眼裏に残っています。
 孝子さん、このような試みはまた他の季節で企画してください。季節毎に好きな句は無尽蔵にあります。
添付の写真は以前の会社の社員であった原科氏の写真を紹介します。早春の南信州中川村です。(隆生)


23.2.27 (2336)
 
内田陽子さんから、「早春の五句」を 送っていただきました。 内田さんは、三河人です。 お宅は、歴史のある蒲郡ホテル(今の蒲郡プリンス)へ裏山伝いに行ける(?)温暖な・・・・羨ましい土地にお住まいです。 いぶきネット句会の会報の纏め等々 いぶきネットを支えていただいてる、心強い存在です。(孝子)

  ・ 春の日やみ仏の足一指反る     欣一
 
  ・ 春水の鳴り流るるを子に跳ばす   綾子
 
  ・ 木瓜咲くや怠け教師として終わる  やすし
 
  ・ 道具失せ何つかまつる雛の指    みや子
 
  ・ 福寿草真砂の鉢に膨らめり     陽子
 
 福寿草は縁起のよいその名と、花の少ない頃に咲くのが珍
重されている。黄金色がまことにきらびやかで、正月の代表
的な花として君臨している。三河一宮砥鹿神社の露店に、ひしめくように置かれていた鉢植えの福寿草が、春の訪れを促すようであった。(陽子)

写真は、名古屋市・東山植物園で写しました。 横井也有の屋敷の長屋門が移築されていますが、その門の脇の福寿草です。


  
いぶきネット句会の添削例をアップしました。 トップページ 左上 添削コーナーから、ご覧下さい。お役に立つと嬉しいのですが・・・・。
(孝子)



23.2.26 (2335)
 いぶきネット句会のお知らせを幹事さんからいただきま
した。 もう 3月がそこまで来ていますね。(孝子)
  
 いぶきネット会員の皆様へ 
       投句・選句・締切りのお知らせ


   いつになく、雪の多い年でした。
早くも初音を聞いたと言う知らせ・・・渓流に
しぶく雪解水
枯野を飛ぶ野兎、藪椿、満作、日溜りに膨らむ
梅の花、幾重にも分厚い猪垣、柔らかな土、雪
嶺が眩しくなりました。
 散策の雑木林に腰を下ろすと、枯れ枝を飛び
交う小鳥の影。やっと春めいてきましたね。皆
さんの辺りは如何でしょうか。
 ニュージランド南島クライストチャチの地震は心が
痛みます。皆さんのご無事を祈るばかりです。

   「 鶯やダム落つ水の輝きて」 成田 一葉

   「日に一度魚売りに来る梅の村」 橋爪 英子

   さて、投句締切 3月1日(火曜日)から5日(土曜日)午後9時締切
      選句締切 3月6日(日曜日)から10日〈木曜日)午後9時締切
 
      
投句・選句とも、締切までに出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。(樹炎)

 写真は、去年の2月23日・武蔵野 神代植物公園で写しました。見驚(けんきょう)と言う名前の梅です。 他の梅の花より ふっくらしている・・・・と感じました。
  


23.2.25 (2334)
 いぶきネットの肝っ玉お姉さんこと、坪野さんが<早春
の五句>を送って下さいました。 いつも前向きの坪野
さんの生き方に憧れて、時々一緒に吟行をしていただ
き、元気をいただいて帰ります。(孝子)
 
 私が、「命の洗濯場」と称している長良川と木曽川の中堤
へ、好天に誘われて行ってみました。
この間まで胡麻を撒いたようにいた、浮寝鳥はずいぶんと数を
減らしてをり、冬の間、設えてあった川岸の鴨捕りの番屋も外
されて居りました。一番期待していた、鶯の初音も、初雲雀
もばっちり! 橋の袂の温度計は15度を示しており、霞に煙
る雪の伊吹山が薄紅色をなして、川岸の木々も芽出しの準
備にかかっている様子。 早春のたたずまいを満喫の一日でし
た。                    (坪野洋子)
 
     私も伊吹嶺誌から、早春の光りの句と自句を選んでみました。
 
        ・如月や師の句碑とゐて影二つ  栗田 やすし
        
        ・三月のひかり渡船の棹しずく   清水 弓月
       
        ・剣玉の影のをどれり梅日和    中川 幸子
        
        ・古墳山礫光りに雲雀堕つ     山 たけし
        
        ・若草に解く弁当の蝶結び     自作

       写真は、その「命の洗濯場」の川原にあった、鴨捕りの番屋です。木曽川に向いて、
      草叢の中に埋もれるように、小屋が組んでありました。



23.2.24 (2333)
 玉井美智子さんから<早春の5句>と、写真を14日に
送って頂きました。 玉井さんには、いぶきネットの 作
業を去年から 手伝って頂いています。 現役の保母さ
ん(保育士?)として、頑張っておられ、お勤めの保育園
の庭に、種から育てて 花壇を作っておられるようです。
 同じ町に住んでいますので、今年の4月には 自慢の
花壇を見学させていただこうかと思っています。(孝子)

 雪解けの花壇に、チューリップのかたい芽を見つけて嬉
しくなりました。
 春は間近! すこし早いですが 花の
句を選んでみました。
 
     ・チューリップ喜びだけを持つてゐる   細見 綾子 
 
     ・たんぽぽや日はいつまでも大空に   中村 汀女                                     
                   
     ・かたまつて薄きひかりの菫かな     渡辺 水巴

     ・クロツカスいきなりピアノ鳴り出しぬ   宮岡 計次

     ・卒園の花道桜草あふれ          玉井美智子
 
   綾子先生の句は、こころが晴れないときに口ずさんでみると 不思議と元気になれそうな句ですね。
  写真は昨春の4月の 保育園のマイガーデン?です。(玉井美智子)



23.2.22 (2332)
 静岡支部より 会報「一番茶」の1月号を 送っていただきました。
大会記を 中津川幸江さんが書いておられます。
 主宰ご夫妻を迎えて、午前中に谷津のキリスト教会等へ吟行
をされ、午後から、新年大会が開かれました。壇上には、<万年青
の実>が活けられた事、主宰からは 「即物具象の俳句を継承
し、季語の動かない作句に心掛けるように」と指導を受けられた
事・・・・・・・
 二部の懇親会では、新しい句会<かんがるー句会>の紹介
や、各句会の出し物として、カラオケ・じゃんけんゲーム・クイズ
を楽しまれた事が 書かれあり、温かく 楽しい雰囲気が伝わっ
て来ました。
 大会記の最後は、<伊吹嶺のように目標を高く、一番茶のよ
うに 若い芽で芳香を放つような句会に発展する事を 念じつ
つ・・・・>と 結ばれています。(孝子)

 栗田やすし特選
     
   髪染めて夫と旅する菊日和    熊谷タマ

 栗田せつ子特選    
 
   秋ともし子規の地球儀拳ほど   磯田なつえ

 夏目隆夫特選

   菊花展見知らぬ人と声交はす   杉浦ゆき子

 夏目悦江特選

   黎明の富士の姿や冬はじめ    花村つね


3枚の写真は、今日の伊吹山です。上は、名神高速道路の岐阜羽島より
真ん中は、滋賀県長浜の街から、下は琵琶湖の湖岸道路の湖北方面から
です。麦の芽も出揃い、コハクチョウの北帰行も始まっていました。

国枝さんのホームページには、三重県側から見た伊吹山の写真が載っています。


23.2.20夜(2331)
 
今日の愛知同人句会で発刊されたばかりの「やすし俳句教室『実作への手引』」を見せていただいた。19日に孝子さんが書いているように、句会での勉強材料に大いに役立つと思いました。別ページに詳細な案内を紹介していますが、目次を見るだけでも伊吹嶺俳句として役立つことばかりです。一人でも多くの方に購入していただき、伊吹嶺俳句の方向性を確認し、実践していただきたいと思います。
 本書の詳細な案内はトップページの写真から、または【こちら】から入って下さい。申込み方法も書いてありますから、これを読まれた方は伊吹嶺会員に限らず、少しでも多くの方に読んでいただきたいと思います。(隆生)


23.2.20(2330

 HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。今月の
高点句は 
   長野市の重明さんの「磨かれし回廊軋む余寒かな」
です。早速 賞品の「伊吹嶺」2月号を 送らせていただきま
す。重明さんは、先月に続いての 高点です。 重明さ~ん
宜しければ フルネームをお知らせ下さい。  
結果は、トップページの左上 「HP俳句会」からご覧下さい。


 今日は愛知の同人句会でした。 今月から、会場が変わり
名古屋駅前の新しいビルの9階です。 
 右の写真は、今日の句会風景です。部屋の定員ぎりぎり
の50人の参加者に、幹事さんの 嬉しい悲鳴が聞えそう
です。会場の熱気を感じる事が出来、充実した時間でした。
                             (孝子) 


23.2.19 (2329)
 「伊吹嶺」1月号で案内がありました『やすし俳句教室 実作への手引』が出版されました。 この本は、毎月の「伊吹嶺中日俳句教室」の主宰の講義が 分かりやすく纏められた1冊です。
 目次を見ますと・・・・<俳句の基礎とは><即物具象><感動の核としての物><写生と説明><季語の本情>等々 細かく項目を分けて、分かりやすい内容になっています。 句会の教科書として仲間と学ぶのも良いと思います。私は先ず 初心を忘れない為にも 何度も読み返してみようかと思っています。 
 ハンディーなタイプで 定価600円です。 申し込みは、なるべく 纏めてが良いと思いますが・・・・  この上の<角封筒のフワフワ>から 問い合わせをしてください。  主宰の講義の筆録は、HP俳句会の辛口の講評や「落書」へ話題をいただいています旅遊さんです。(孝子)
 


23.2.18 (2328)
 
いぶきネット句会のチャット(15日と16日)が終りました。 20名
以上がチャットルームへ集まっての合評会は、いろいろな意見や
情報をいただけます。1時間があっという間です。 25日過ぎに、
皆さんの作品と 二人の方のエッセイの載っている会報が配信さ
れます。 楽しみです!

 樹炎さんから、針供養の話題を13日に 送っていただいていまし
た。 針を粗末にしないように 親によく言われたものでした。針の
種類も沢山揃えて 使い分けていました。 「くけ針」「こちゃぼ」等
々・・・今は雑巾も靴下の穴も縫う事は無く、針仕事が少なくなりま
した。(孝子)

  
「針供養に思うこと
 
 
縫物をしながら、雪の乱舞を見ていたら、女優、沢村貞子のエッセ
イ「私の浅草」の中に(針供養の日)の行を思い出した。針が使えな

い女は恥であり、針を粗末にする娘は裁縫がうまくならない。裁縫
は何より大事なお稽古だった。・・・
 針供養の日だけ、髪結いに行き、一張羅を着てお参りを楽しん
だとか。昔、良く似た話を母は繰り返し私に聞かせていた。
 戦後、薄暗い部屋で 母は兄妹の靴下を、毎晩のように繕って
居た記憶がある。 先日、近所のお宅で、中国製の雑巾が沢山買
い置きしてあるのに驚き ウ~~・・・
 時代を認識してない私の方が可笑しいのか、・・・
時々、昔の女の堅実さや、謙虚さが懐かしく成る。外は小雪が綿雪
に変って来た。(樹炎)

   ・鯨尺おからで磨き針祭る      秋山美知子
                                                                                               
写真は、深大寺の福寿草です。 
                        

23.2.15 (2327)
 今日は久々に カリンカ句会に参加させていただきました。
句会は、名古屋駅前の ロシア料理の店で、夕食付きで学
んでいます。 主に 旅遊さんと範子さんが お世話してくだ
さいます。 今日はレギュラーメンバーが3人欠席されました
が、ワインのせいでしょうか?? 賑やかに意見交換をしな
がら 学ぶ事が出来ました。
 句会は 何方が参加いただいても歓迎して下さいます。
毎月 第三火曜日の 5時から7時までです。名古屋駅も
近くて、交通の便の良い場所です。 遠くの皆様も気軽に
ご参加下さい。

  昨日に続き<早春の五句>です・・・・ 
伊藤範子さん(写真の右奥)からいただきました。 範子さ
んは、いぶきネットの会計を一手に引き受けていただいて
います。 「伊吹嶺」誌では、今年から会員さんの作品「伊吹集」の鑑賞をされています。 素敵な文章で、皆さんが楽しみにされているようです。(私もです!)(孝子)


          ★・°.。.:*・☆.。.:*・°:★

   
   牡丹の芽筆ほどといふしか思ふ   細見綾子 

   
   立春のまだ垂れつけぬ白だんご   中山純子

   
   白梅や父に未完の日暮あり     櫂未知子


   ぶらんこの影を失ふ高さまで    藺草慶子

   
   富士真白バレンタインの朝晴れて  伊藤範子

 

   富士山の美は噴火の偶然が重なった賜物だということを知りました。

   バレンタインデーになると、横浜に住んでいた娘の部屋から見えた純白の富士山の
   美しさを思い出します。 富士山が見えて嬉しい気持ちは昔の日本人も今の日本人も
   変わらないのでしょうね。

   それにしても新燃岳の噴火が早く収まりますように・・・  範子

                               

                        ★・°.。.:*・☆.。.:*・°:★


23.2.14 (2326)
 〈早春の5句〉を伊藤旅遊さんが送って下さいました。 旅遊さんは、この「落書」に庭の話題をいただいていますね。 いぶきネット句会や、HP俳句会では、毎月 講評を書いてくださいますが、特に文法についての指摘は有り難いです。 「伊吹嶺」誌には、中日句会の中での主宰の講義を『やすし俳句教室』として旅遊さんが纏めておられます。 大変心強い存在です。(孝子)

   梅二月ひかりは風とともにあり 西島麦南

    中七・下五の運びは見事としか言いようがありません。

   
   流氷や宗谷の門波荒れやまず  山口誓子

    誓子の句の中では、これが一番好きです。

   
   冬にまた戻りし風よ白魚鍋   久保田万太郎

    久保田万太郎の句には好きなものが多く、一句を選ぶには苦労します。

   
   春暁のうす紙ほどの寒さかな  細見綾子

    細見先生の春の句ではもっとも愛唱する句です。

   
   反り深き戦国の太刀冴返る   自作

     戦国時代の太刀は、馬上の戦いを想定しているために、長くて反りが深く、後世の刀       のように腰には差さず、太刀緒を用いて腰から下げるかたちで佩用しています。       この句は、戦国時代の太刀を見て、すっと口をついて出て来たものでして、あれ       これ捻くり回さなかったのが良かったと思っています。(旅遊)

 

23.2.13 (2325)
 2月HP俳句会の 10日までの投句をアップしていただきました。 HP俳句会の締め切りは 15日の夜9時です。 何方でも参加いただけます。 「伊吹嶺」の即物具象の俳句を 実感してください。 2句投句! 無料!

 幹事さんから、いぶきネット句会の お知らせを 配信して
いただきました。(右の写真も幹事さんが送って下さいました。福岡市
にお住まいで、昨日の居間からの景色のようです。
)  (孝子)

 いぶきネット句会の皆様 合評会のお知らせ

  「飛鳥仏昼を灯して春の雪」 沼澤 文子

 庭の裸木をすり抜ける雪の乱舞・・・暫く肘を
付いて眺めました。
「如月」は、睦月と弥生の間にあって冬と春とを
つなぐ光と影でしょうか。「きさらぎ」の響きが
好きですが、中々俳句は生まれません。皆さんの
辺りの雪は如何だったでしょうか。今 綿雪に変りました。

  「きさらぎの雪に土の香しみゐたる」 原田 しずえ

  「風速計倒れしままの余寒かな」  小西 与志

   さて、合評会はいつものように、15日(火)・16日(水)の両日
       午後9時から行います。  投句 一覧および 選句一覧を用意の上
        伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。

  
  なお、2月句会の投句についてご意見・ご質問があれば、限られたチャット
      時間を有効に使うために、事前にMLに書き込んでお送りください。



23.2.12 (2324)
  昨日は、名古屋の<愛知県美術館>へ日展を観に出かけました。 早朝
からの雪の為に混んでいないかと思いましたが、10時の開館前から 長蛇
の列でした。  国枝さんがご自分のホームページに書いておられるように、
最近は 洋画と日本画の区別がつき難くなりました。 却って、洋画の粗い
筆跡を今年は新鮮に感じました。 幸運にも、桜井真理さん(「伊吹嶺」の櫻
井幹郎さんの息子さん)が、ご自分の作品の説明をされているところに行き
会いました。「のぞみ」という題の彫刻です。 とても爽やかな感じの裸婦像
でしたが、・・・・・・・作者ご本人も素敵でした。

 書道では、森怜華さん(「伊吹嶺」の大先輩の鈴木みや子
さんの妹さん)の作品「更漏子」を観ました。 森さんは、
犬山の綾子句碑の文字を書いていただいていますので、
より親しみを感じました。 お二人ともに、作風(?)を確
立されていますので、遠くからでも作品を見つける事が
出来ます。 
 特に印象に残ったのは、石畳と水溜りのみを描いた作
品です。 地味ですが心惹かれる作品に、俳句の姿勢
を重ねて 思いを深くしました。 大作ばかりの日展は、
作者のエネルギーをいただく事の出来る、有り難い
美術展です。

 右の写真は、2月5日の「落書」の話題の無憂樹です。
10日に、植物園の近くまで行きましたので、 この花だ
け急いで 見て(写して?)来ました。野島さんが言われ
るように、温室の高い所の葉の茂みの間に 2花だけ咲
いていました。 インドでこの花が満開に咲いている景
色を想像しただけで、有り難い気持に・・・・・・・??
 上の写真は蕾、下は満開です。 (孝子)


23.2.11 (2323)
 昨日の武藤さんに続き、八尋樹炎さんが 5句を送
って下さいました。 樹炎さんは、いぶきネット句会の
幹事さんですが、 「伊吹嶺」誌では、今年から毎月
「主宰の近詠鑑賞」を担当されています。樹炎さんの
人柄を感じることが出来る、素敵な文章と思います。
 写真も樹炎さんが送って下さいました。(孝子)

 「早春」

  二月は「早春賦」の月です。四日の立春に始まり
「春は名のみ」の寒さです。日差しの強まりは感じら
れるものの、風は冷たいですね。
  「風」・「伊吹嶺」・より選んでみました。

       ・早春の山笹にある日の粗さ  細見 綾子

       ・早春の土掘りガラス屑埋める 岩本 真紀郎

       ・早春やふふむ湧水柔らかし   伊藤 旅遊

       ・早春の薄紫の砂糖菓子    杉山 千鶴子

       ・早春や大宰府茶屋の緋毛氈   八尋    樹炎

出水のマナヅル4羽の北帰行を確認しました。観測史上、最も早かった昨年より5日遅いそうです。
                                                         (樹炎)



23.2.10 (2322)
 
いぶきネットを支えていただいています皆さんに、お好きな早春の5句
をお願いしました。(1句はご自分の句を加えて・・・と)

 即 送っていただいた武藤さんは、今年からいぶきネットに参加いた
だいています。 ご自分でも ホームページをお持ちです。
 トップページ左上 → LINK集 → 光晴のページ からご覧下さい。
以下 武藤さんよりの 写真とメールです。(孝子)

 写真は2月8日針供養の日の浅草から見たスカイツリーの姿です。 

  春の句
   ・春水や四条五条の橋の下
     与謝蕪村

   ・麗しき春の七曜またはじまる    山口誓子

   ・外にも出よ触るるばかりに春の月   中村汀女

   ・覚めてなほ母と語れり春の夢    栗田やすし

   ・剥落の丈六仏や春の雲       
武藤 光晴

  春、ちょっと物憂くて いつまでも同じ体勢でその中に浸っていたい。
 それは極楽浄土の景色かも知れない。でも人間は何かに突き動かされて、その安らぎの中から
 動き始めるのだ。 そして季節まで変えてしまうのだ。(光晴)  


 2月HP俳句会の 5日までの投句を アップしていただいています。 締め切りは 15日の夜9時です。 皆様ご参加下さい。 (孝子)


23.2.09 (2321)
 いぶきネット句会の投句一覧を配信していただきました。幹事さんからの 以下のお知らせのように、10日までに選句をします。 毎月 主宰に選句をしていただいていますが、メンバー全員も、100句以上の中から5句選びます。なかなか5句に絞る事が出来ませんが、迷う時は「主宰なら この句は選ばれるだろうか?」と 考えながら選んでます。(孝子)


      いぶきネット句会の皆様     選句締切りのお知らせ

  二月は季語の端境期で数も少ない月です。
その中で代表的なものが梅・・・春告げ花でしょうか。
気象では二月までは冬ですが、俳句は立春を過ぎれば「春」ですね。
「早春」・「春浅し」・「春寒し」・「春兆す」など待春の季語が続きます。
 今朝は一面の霞で幻想的でした。春の足音かも知れません。
皆さんの辺りは如何でしょうか。
    
     「寒明けて空の近しと妻の言ふ」  滝沢 伊代次

     「如月の葡萄古皮剥ぎて焚く」   宮岡 計次

  さて、明後日2月10日(木曜日)午後9時選句の締切です。(樹炎)


 旅遊さんから、お庭の話題を 頂いています。 雑草には申し訳ないのですが、雑草の蔓延る 梅雨前後の庭を想像するだけで、憂鬱になります。

 このところ、ずいぶん暖かくなって来ました。 春本番とまではゆきませんが、それでもひところの寒さは嘘のようです。 暖かくなれば、することは一つ。 庭の雑草取りです。  冬の間は、流石の雑草もおとなしくいていますが、これほど暖かくなると活動開始です。 小さいうちは、簡単に抜き取ることは出来ますが、放置しておけばすぐに大きくなって、手に負えないようになってしまいます。 最近は除草剤でも、なかなか便利なものもあって、時には使いますが、育てている草花を枯らさないように注意が必要で、またのべつ除草剤に頼るのも 土にはよくありませんので、結局は手を使って雑草を取り除くことになります。 これから、しばらくの間は雑草との戦いです。今日も沢山の雑草を抜きましたが、すでに十分すぎるほどの長い根を張っていました。(旅遊)


23.2.07 (2320)
 「伊吹嶺」の仲間には、俳句の他にも趣味をお持ちの方が 沢山がおられます。  中には、俳句も他の稽古事も趣味の域を超えて頑張っておられる方もあります。 小長哲郎さんもその1人で、 先日の愛知新年大会の時に話を伺いました。 句歴も版画歴も十年余のようですが、 東京都上野美術館に於いての 東光会のコンクールでは、何度も受賞されています。 俳句との共通点もあり、両輪のようにして創作活動を続けておられれます。 
以下 俳句との共通点を説明してくださいました。   
   
    「感動」について・・・写実とは見たままを描くのではなく、どう感じたかを描く。 「構図」について・・・
   感動で描いた構図が 絵画的にみてどうか。 即ち、焦点が絞られているか、ズームアップ、トリミン
   グ、省略は適切か・・・
 

 今後の予定として 
    平成23年5月19日~24日 ランの館木版画展 で、
                  小長さんが 刷りの実演をされます。
    
    平成23年6月 5日~17日 東光会コンクールに 
                  作品「落柿舎の秋」を出品予定
  
 小長さ~ん 機会がありましたら、<彫り>や<刷り>のお話も
 聞かせてください。(孝子) 

        ・紺絣版画のごとく春田打つ    神原栄二

        ・版画の海蒼茫として五月の部屋    金子麒麟草


   写真は、数年前の3月初旬(?)の、春日大社の紅梅です。東回廊から写しました。
   後ろの建物は 中門です。 右下の隅の二人 ご存知ですか??



23.2.05 (2319)
 名古屋市 東山植物園のボランティアガイドをされています(勿論 「伊吹嶺」の仲間です) 野島秀子さんから お便りをいただきました。 お会いする度に 植物園の話題をお願いしています。 午後の予定を変更して 植物園を歩いて・・・・「落書」の話題を送って下さいました。 デコ姫さま 有難うございました。  (孝子)

 今日は、節分。 皆さん笠寺観音(今年の恵方)へでも行かれたのか、温かい日差しの下、園はとても静かで、 一人で散策を楽しんでいらっしゃる方が目立ちました。  お勧めは、星が丘門に近い「早春の小道」。
 間もなく、マンサク、ヒュウガミズキ、ロウバイ、サンシュウ、ミツマタと
薄黄色の花が優しく咲きそろいます。 日当たりの良いところから梅も
咲き始め 如何にも早春らしい景が見られるようになります。 近くの
ビオトープでは貴重種のサクラバハンノキの赤い紐状の雄花が咲き始
めます。 
 室咲きとしては、大物が咲いてくれました。仏教の三大聖樹の一
つ、無憂樹(ムユウジュ)・マメ科が丸い房状にオレンジ色の花を咲か
せています。 香りも良いのですが高い所なので、残念ながら嗅ぐこと
はできません。ご存知と思いますが、無憂樹は釈迦の母である摩耶
夫人がこの花に触れた時、陣痛が起き、そのときお生れになったのが、
お釈迦様という、大変お目出度い樹であります。 そばに、インドボ
ダイジュ、サラノキ(沙羅双樹)と揃って、聖樹が展示されてますので、
合わせてご覧ください。
(でこ)

    ・立春の田に入りて藁燃やしをり

    ・舞殿に米粒ひかる恵方寺  
   
                 以上2句 栗田やすし句集「遠方」より
                                        
                                           写真は、上野公園のS軒の <エビオムハヤシ>です。
                                            立春らしい感じがしませんでしょうか???


23.2.04 (2318)
 俳人協会員向けの新聞「俳句文学館」(2月発行)が送られて
来ました。 速報で 俳人協会賞・俳人協会新人賞・俳人協会評
論賞の 皆さんの名前が載っています。 詳しくは、 トップペーの
左中ほどの LINK集→俳人協会 から ご覧下さい。
 去年の今頃は、主宰の句集「海光」の受賞で 喜びあっていま
したね。 主宰は今年、協会賞の選者になっておられます。
 この新聞の同じページに、 正木ゆう子さんの 興味深い文
章を見つけました。 その一部を紹介します。

 『旧約聖書』に「神が天と地とを創造された」とあるのは、時制の
ないヘブライ語から時制のあるギリシャ語への誤訳で、「創造す
る」の現在形が正しいという話を、矢島渚男さんの文章で知った。
過去形と現在形では世界観は全く違う。「言葉の基本構造は
民族の精神を規定する」と矢島さんは書いておられる ▼ この
話を兄にしたところ、神を仏教的に「諸法」と言い換えれば、ま
さにそれがエコシステムだよという。 神は他者だが、諸法には
自分も含まれる。 諸法の一部である自分は、世界を作る者とし
て世界に責任があるし、世界を変えることもできるというわけだ
▼言葉や形式が世界観を左右するのは文芸も同じである。・・・・


 まだ 文章は続きますが、 俳句と重ねて考えておられる・・・・楽
しい内容が続きます。 私は、<天地創造> から新燃岳の噴火と自分を重ね
みてたり、俳句に対する姿勢などを考えてみました。(孝子)

 
写真は、以前 奈良県の月ヶ瀬の梅林を訪れた時の写真です。  2月の中頃と思います。   写真の花は、<野梅性 雲龍梅>と名札に書いてありました。

 
国枝さん 1月分のページの移動  有難うございました。 (私の<ぼやき>が聞えたみたいですね。)


23.2.03夜 (2317)
 
 幹事の樹炎さん
 いつもいぶきネット句会の案内、ありがとうございます。今月は私も参加の月です。例句の大西八洲雄さんとはまた懐かしい名前です。私が若いとき、「風」東京句会に参加したとき、いつも披講をなさっていました。俳句は人柄と同様に庶民的な雰囲気を持つ句を作られています。平成13年度の「風」55周年記念俳句大会賞を受賞なさっています。「原爆忌」で20句作っていました。そして大西さんからいただいた「父の日の父の書架に酒の本 八洲雄」の色紙が私のお宝になっています。私も5日まで投句します。
 また落書が重くなったと孝子さんから聞こえてきそうなので、このページは2月分のみ掲載しています。1月分は上記の「11年前半保存分の落書へ」をクリックして下さい。(隆生)


23.2.03 (2316)

 いぶきネット句会の皆様     投句締切りのお知らせ

  今日は節分ですね。威勢よく豆を撒きましょう!!
明日は立春、寒かった冬篭りには打って付けの行事でしょ
うか。節分には緒説ありますが、中国の道教の影響がある
と言われており厄払いと称してぶつけるのも待春の思いで
すね。皆さんのお宅は如何でしょうか。
      「鬼は外~~~」「福は内~~~」

 「春を待つ飛騨も奥なる糸車」  橋本 美津子

 「桑の根を燃やしつづけて節分会」 大西 八洲雄


 さて、
  明後日5日午後9時投句の締切りです。(樹炎)
     

  
以上 幹事さんからのお知らせです。  2月のいぶきネットが 始ま
っています。 皆さんで寒さに負けないように 頑張りま~~す。
ご協
力をお願いします。                            

 
写真は、数年前に訪れました奈良の秋篠寺です。お堂の中には、あの有名
な伎芸天が おられます。 丁度 この紅梅と向かい合う位置です。今頃はまだ
固い蕾かもしれません。 (2枚の写真は 同じ梅の木です。)(孝子)


23.2.01 (2315)
 樹炎さんから、福岡市の その後の新燃岳の様子を 知らせていただきました テレビの噴火の画面を見ていると、神様が自然の力を 我々に見せつけているように思え、人間が小さな小さな存在に見えます。 以下 樹炎さんからのお便りです。(孝子)

 分水嶺のお蔭と200キロの距離で福岡では空振は感じませんが、朝5時 夜明け前、南の峰に確かに白い筋が立ち登っています。太陽が昇ると解らなくなります。立春過ぎて南風が吹き出すと、火山灰の被害もあるかも知れません。とても気に成ります。   
 新燃岳の噴煙の光景を少し安易に思っていました。
今朝7時50分の噴火は、左右に8キロ 先日の5
倍の空振・・・180枚のガラスが割れ、怪我人も
出ています。専門家の話だと、長びくやも知れず、
早速生活に支障が出始めています。 旅行の計画を
されている方は、情報に十分ご注意下さい。(樹炎)

 写真は
  新燃岳の噴火のお見舞いではありませんが・・・・瀬戸市の名物 「瀬戸川
饅頭」です。 時々我が家の仏様に お供えをする為に求めます。 見た目は素朴
な饅頭ですが、美味しいです。 <馬の目皿> に盛って売られています。(孝子)
 


23.1.30 (2314)
 連日、新燃岳の噴煙の光景が テレビに映し出されています。
 いぶきネットの仲間に 福岡県にお住まいの方がいらっしゃいます。 新燃岳の噴火の影響を 幹事の樹炎さんにお聞きしました。 HP俳句会には、鹿児島や宮崎の方も 参加していただいていますので、心配しています。 大きな被害の無い事を 願っています。
 
  噴煙は背に佐賀県との分水嶺の千三百メートルの山が立ちはだかっていますので 今の所は大丈夫ですが、 南風が吹く様になると、解りません??? 
 予報では長期のように云ってますから 心配です。 色々住み難い気象ですね。 ありがとうございました。(樹炎

 昨日の愛知の新年大会の余韻もありますが・・・・・ 
やはり、サッカーのアジアカップ優勝に 少々興奮しています。 満身創痍とか総力戦と言われていましたが・・・・突出した選手の少ない中での戦いでしたので、いつも以上に ドキドキしました。今日は何度もテレビのスポーツニュースを観る事になると思います。(孝子)


23.1.29 (2313)
 今日は、愛知県支部の新年大会でした。   今年から 支部単位の新年会となりましたが、 参加者は180名と盛会でした。 主宰からは、各支部の新年大会の様子を伝えていただいた後、 子規→ 虚子→ 秋桜子 と 誓子→ 楸邨→ 沢木欣一 と 細見綾子→ 栗田やすし と続く「伊吹嶺」の師系について詳しく説明をいただきました。 主宰がいつも説かれている 「我々は正しい俳句を正しく後世に伝える責務がある」という言葉が、大いに納得出来た内容でした。 その後、懇親会に移り、 新句会「布袋句会」 ・新同人 ・去年句集を出版された方々の紹介も交えながら、親交を深めました。  実行委員の皆様、お世話になりました。(孝子)

   栗田主宰特選       正月や一人暮しも国旗立て  大野民児

 主宰は選評で <暮しも> の <も>によって、1人で暮していても社会の1員であるという 作者の思いが伝わって来て、良い句であると言われました。 大野さ~~ん! おめでとうございました。  

    今日は、カメラを忘れて行きました。(ざ・ん・ね・ん!) 後ほど部長さんが、写真を載せてくださいます。 国枝さ~~ん 宜しくお願いします。(孝子)


孝子さん
 愛知支部の新年俳句大会の速報、ありがとうございます。引き続き私から私見を交えた思いついたことを書き出します。
 栗田主宰が師系について話されたとき、最初に写生を説いた子規がルーツで、そこから延々と師系が続いて今日の「伊吹嶺」があることは、「伊吹嶺」俳壇の王道を歩いていることが分かります。
 栗田主宰は若いとき、沢木先生の師系である山口誓子の「天狼」、加藤楸邨の「寒雷」にも投句されていたことのご説明を受けると、今の栗田主宰の歩んできた道でもあると思います。栗田主宰の若いときの俳句も紹介していただきました。

    
    架線より散る青火花雪嶺低し  やすし   「天狼」入選句
    灯に映えて万の葡萄の雨雫   やすし   「寒雷」入選句
    葡萄園犬柔らかき土を嗅ぐ    やすし      〃


 今から拝見させていただくと、「天狼」の硬質な物に即した俳句、「寒雷」の人間性を感じる静かな抒情が伝わってきます。そして「風」で沢木先生の指導により花が開いた経緯がよく分かります。師系というキーワードで俳句を読むと、その作者の移り変わりがよく見えます。その時ついでに私の「天狼」入選句を紹介していただきましたが、まさにガチガチの物表現していることが分かりました。この頃私は秋元不死男ファンで句集『瘤』を何度も読み返したことを思い出しました。
 以下、今日の新年俳句大会の主な写真を掲載します。(隆生)



会場の中日パレス

開会挨拶の櫻井支部長

栗田主宰の挨拶

披講の内田さん

選評の下里さん

主宰特選の大野民児さんの娘さん

乾杯の上杉同人会長

遠来賞の近藤さん(中央)

新句会「布袋句会」の紹介

新同人の市江さん、上村さん、林さん

句集出版の岡島さん、中根さん

今日出席のインターネット部



     いぶきネット句会の皆様     投句・選句締切りのお知らせ

       「冴え返る匙を落として拾ふとき」  細見 綾子
  
 今年は雪がよく降ります。 朝刊の折込に、はや観梅会の誘い・・・
我が家の白梅は只今一輪申し訳なさそうに咲いています。
大気が凛と引き締まる中、水仙の優しい香りに癒されます。
わずかですが、日脚も伸びてきました。寒明けが待たれますね。
   
   「鳩翔つや図書館の裏雪残る」 栗田 やすし

   「水仙の切口白き余寒かな」  島薗 久子

   さて、
投句締切 2月1日(火曜日)から5日(土曜日)午後9時締切
      選句締切 2月6日(日曜日)から10日〈木曜日)午後9時締切

 


23.1.26 (2312)
 今日、近くの書店に、『俳句あるふぁ』2・3月号が並べてありました。 
<今月の俳句>のページに 主宰の写真と作品を見つけました。 「初の夢」と題し 7句載っています。 応募の入選欄には、いぶきネット句会の仲間の名前も見つけました。 嬉しいですね!
 もう一つ・・・・ サッカー(韓国選) やりましたねぇ~! 嬉しいですねぇ~~

 先日、名古屋市の徳川園に寄りました。  徳川美術館の脇の日本庭園が 数年前に立派な庭園に整備されてからは、5月の牡丹が有名ですが、最近では 冬牡丹も
皆さんの話題になっているようです。室で咲かせてから植え
替えてあるのでしょうか? 1株づつ随分手を掛けてあるようで
見事な花を付けていました。
 写真上の 赤い花の名前は「新日月」 下の写真の桃
色は「八千代椿」 白は「玉簾」と言います。他にも「島大臣」
「花王」等 魅力的な名前の付いた花が並んでいました。
 以前 奈良の石光寺で見た牡丹は、 寒風に震えてその
場で咲い(?)たような小さな花で、案内板には<寒牡丹>
と書かれていたように思います。 「風」歳時記や、角川書
店の「季寄せ」には <寒牡丹>が先ず載っています。<冬
牡丹>はその副題になっていますが、講談社の「日本大歳
時記」はその反対です。(孝子)

   

   ・一つ散りて後に花なし冬牡丹      正岡子規

   ・申し訳ほどに囲ひて寒牡丹        片山由美子

   ・寒牡丹ちりちり風をやり過す       鷲谷七菜子

   ・かうかうと風は過ぎ行く寒牡丹     丸山哲郎

   ・飛雪来ることのしばしば寒牡丹     細見綾子

   ・はなびらの震へやまざる寒牡丹     沢木欣一



23.1.25 (2311)
 
23日の「俳句研究」冬の号の続きです。 主宰の評論については、11月30日に この「落書」に部長さんが詳しく書いて下さいました。 
 私は今、この号の特集「俳人大アンケー」トを 読んでいます。 250人近い俳人へのアンケートです。  自選句 ・今年の俳句ベスト3 ・注目する俳人(2人) ・1年の総括等々に 皆さんが答えておられます。 勿論 主宰も 載っています。  その中で一番嬉しかったのは 山崎ひさを先生が <注目する俳人>の1人に、栗田主宰を挙げておられたことです。  「伊吹嶺」の皆様に お知らせします。

 以下は、いつもの 旅遊さんからの お庭の話題です。(孝子)

 このところ、寒い日が続き、気温も零度を切り、冬の雲で太陽は顔を出さず、 しばらくはこの寒さが続くという予報が出ています。 しかし、植物はすでに春に備えて活動を開始しています。 先頭を切っているのは雑草です。はこべ、犬ふぐり、その他に名前も知らない数種類の雑草が、少しづつ葉や茎を伸ばし始めているのです。 とにかく雑草は元気です。 だからここまで生き永らえているのでしょう。 人間の方は寒さに負けて部屋に閉じこもっているのですが、その間に雑草が庭中にはびこって、 例年のことですが、暖かくなると、この駆除にかなりの時間を割くことになります。(旅遊)
 


23.1.24夜 (2310)
 1月18日にいつものように中日俳句教室が行われました。旅遊さんから講義録を頂きましたので、【こちら】に掲載しました。多くの方から中日俳句教室講義録は非常に役立つと言われます。今年もこの講義録で各句会の勉強材料にしていただきたいと思います。(隆生)

23.1.24 (2309)

 昨日は、静岡支部の新年大会でした。
磯田なつえさんが 写真と共に様子を
知らせてくださいました。 参加者は50
余名で、盛会のようですね。 磯田さん
お知らせを 有難うございました。

 昨1月23日(日)に伊吹嶺静岡支部
「一番茶新年大会」が行われました。
 栗田主宰ご夫妻には 午前中から
御来静いただいき、夏目悦江支部長
はじめ同人、会員有志と一緒に谷津
教会、寝墓山、矢野愛乃さんのお庭、
中勘助旧居などを吟行していただきま
した。梅の名所洞慶院で昼食後、「クー
ポール会館」の大会に臨みました。投句2句、全128句の中
から会
員選2句、同人選10句の披講が行われ、選評のあと
懇親会が行われました。栗田主宰には沢木欣一師や子規、
秋元不死男の言葉を通し「俳句作法」について講話を、せつ
子同人には 伊吹嶺発行所の様子のお話をしていただきま
した。
  本当はたっぷり伺いたかったのに時間がとれなくて
惜しい思いをいたしました。
(なつえ)

 栗田主宰の特選句  
   
      
髪染めて夫と旅する菊日和  熊谷タマ 
 
          熊谷さ~ん  特選おめでとうございました。

  右の写真・ 下は 矢野愛乃さんのお宅でしょうか?
その上は、谷津教会です。




  いぶきネット句会の添削例を添削コーナーに
 アップしました。

 
  お役に立つと嬉しいのですが・・・・トップページの 左上 
  添削コーナーから ご覧下さい。(孝子)


23.1.23 (2308)
HP俳句会の、選句結果のページに、旅遊さんが講評
寄せて下さいました。 チョット 辛口ですが とても分かり
やすくて 毎月楽しみにしています。 特に 文法は有り難
いですねぇ。
 トップページの左上 →HP俳句会 → 選句結果 から
下方へスクロールして ご覧下さい。

 正月気分も抜けて来ました。机やパソコンの辺には、読む
予定の本が沢山溜まりました。「俳句研究」冬の号も その
中の1冊です。
<どこかに、静かに俳句を作り続ける俳人はいないだろう
か>で始まる 編集後記「編集室から」も、心惹かれる内
容でした。 美術館の事に触れた文章は、今月、上野の西
洋美術館を訪れた事もあって、特に印象的でした。 

 ・・・・今年、美術館で何度も体験したこと。一枚の絵の前で立ち止まる不思議。
悲哀の中で描かれた絵画が、観る者を導く不思議。 ・・・・・・・・モネと同時代を
生きたセザンヌの言葉。<モネの作品を眺めていると、モネにしか見えないもの
を彼はキャンバス描こうとしている。そしてそれは絵画となって目の前に置か
れた時、誰もが目にしたものだとわかる>。俳句にも通じる言葉であろう。・・・・・

 全部は、紹介出来ませんが、この前後も素敵な内容の文章です。機会があ
りましたら、是非 お読みください。 (孝子)


   写真上は、国立西洋美術館の特別展 「デューラーの版画・素描展」 のポスターです。作品は、小さくて緻密に描かれていますので、,目を凝らして鑑賞しました。 平日でも 随分 混んでいるのは、デューラーの魅力と (さすが)東京だから・・・・・・と思いました。   デューラー展は 終りました。
下の写真は、常設展のモネの作品とのツーショットです。 常設展は、数点を除いて 写真を撮ることができます。憧れの沢山の作品と一緒に写して来ました。 嬉しくて夢のようでした。(孝子)


23.1.21 (2307)
 HP俳句会の選句結果をアップしていただきました。 今月の高点句
は、お2人です。 重明さん(長野市)の 初春や城下に響く陣太鼓と 
あきをさん(春日部市)の 子兎を奪ひあふ声園の昼 です。 おめ
でとうございました。 早速 賞品の伊吹嶺1月号を送らせていただき
ます。 
 2月のHP俳句会は、2月1日から投句を受け付けます。 皆様
ご参加ください。そして 伊吹嶺の写生句を 学んでください。(孝子) 

  写真は、私の学んでいる句会で、毎年1月にいただいています 花びら餅 です。
名古屋の老舗のお菓子です。 新年の句会の楽しみの1つでもあります。


    ・だれも富士詠まんと黙す初句会    福田甲子雄

    ・屑籠の編目に日透く初句会       沢木欣一


23.1.19 (2306)
 このページで、各支部の新年大会の様子を お知らせしています。 この後 23日の静岡支部、 そして最後が29日の愛知支部ですね。 係の都合ナルミさんから 以下の メールをいただきました。 係の皆さんは 何度も集まって 準備に準備を重ねて来られたようです。 受付は句会ごとに一括して・・・・・・・とお聞きしていましたね。  準備委員の皆様! お世話になります。 (孝子)

  愛知支部の新年大会の準備も滞りなく整いました。
 約180名のみなさんの参加申し込みがあり、にぎやかな 新年大会になることと確信しています。 どうぞ、風邪などひかれませんように。  そして、今月29日、中日パレスで係一同、お待ち致しております。
  
                                     新年大会準備委員会   都合ナルミ



 いぶきネット会員のTさんから メールをいただきました。
今日は10 で 投句の日と 読めたそうです。 さすが俳句を一生懸命に学んでおられる Tさん!
 併せて、「冬芽図鑑」のアドレスもお知らせくださいました。 
「伊吹嶺」の山彦集の兼題(1月末 締切)は、初空 ・ 冬籠 ・ 冬芽 です。 お役に立ちませんでしょうか?Tさ~ん 有難うございました。


23.1.18 (2305)
 今日は、夜に入っても 2階の屋根から雪が落ちています。
時々 裏庭に地響きを立てて・・・・驚かされます。

    ・奥美濃の雪の一戸が紙漉く家

    ・顔が出て屋根に女が雪降ろす
                      
              以上2句  栗田やすし句集「「伊吹嶺」より

 以下、句友の不在投句に添えられた手紙の一部です。
93歳のお母さんの事が 書いてありました。 お母さんも若
いときから俳句をされているようです。しみじみとした内容
の手紙でした。(孝子)

 ・・・穏やかな三が日で、先ずは ホッとした 年明けでした
ね。 母からの賀状に 「片目でも見える幸せ賀状書く」 と
いう句が添えてあり、俳句を作るという事は、生き方の表現
だと 感じました。 母の句は 明るく、私もそうありたいと思
います。・・・・・
                               写真は、不忍池の枯蓮と その影と 水鳥です。


23.1.17 (2304)
 HP俳句会の投句1覧を アップしていただきました。 選句結果のアップは20日過ぎになると思います。 お待ち下さい。 (HP俳句会をご覧頂くには、トップページ 左上 HP俳句会 無料 からお入りください。)

 地球の温暖化を、忘れてしまいそうな 寒い日でした。 
15日 16日に いぶきネット句会のチャットが終りました。 
博識の方も多く、いろいろな事を教えていただける楽しい時
間でもあります。 各地の情報を知る事ができるのも、いぶ
きネット句会ならではです。 メンバーも増え、100句以上
の俳句について 意見を出し合いますが、 時間が限られて
いる為 言葉足らずのこともあり、 反省する事も多々あり
ます。 毎月の経験を踏まえて、今年も充実した いぶきネ
ット句会を 目指したいと思います。

 写真は、1月12日の 上野・国立西洋美術館の庭です。梅
が咲き始めていました。 その奥は、ロダンの彫刻 「カレーの
市民」です。写真には見えませんが、この庭には「考える人」
や「地獄の門」などロダンの彫刻が点在しています。(孝子)


   ・探梅や峠の茶屋は板戸閉づ        ・梅咲ける里抜けてまた雪嶺現る

   ・梅散るや鵜篝の薪積みし軒        ・梅一枝ゆらぐ紙漉く檽子窓

   ・白梅や釘含み打つ宮大工         ・梅林に汽車磨かれて罐冷ゆる

                                  以上6句  栗田やすし句集「「伊吹嶺」より


23.1.16 (2303)
 孝子さんが俳人協会の賀詞交換会、 関東支部新年俳句大会模様を報告していただきました。私は関西支部新年俳句大会と岐阜支部新年俳句大会模様を報告します。
 関西支部新年俳句大会は15日に宝塚市で行われました。小さな支部ですが、結束力よく、皆さん勉強なさっています。当日は私から「『海光』と沖縄」と題して1時間ほど話しました。

 そして今日16日は大雪のところ岐阜県大野町に20名が集まり、栗田主宰にも出席していただきました。句会は当日投句で選句結果の後、栗田主宰から、懇切丁寧な講評を頂きました。特に問題句については同人句を俎板に上げて問題点を指摘していただきました。そして主宰の特選は坪野さんの次の句です。
   
       若菜摘む流れの光顔に受け  坪野洋子
 
帰りは大雪の中、列車の運休、遅延、そして高速道路の閉鎖の中、我が家にたどり着くのに、4時間かかりました。 以下の写真は関西支部と岐阜県支部新年俳句大会模様の写真です。(隆生)


関西支部の皆さん

ホテルレストランで夕食

岐阜支部の皆さん

櫻井さんによる乾杯


23.1.15 (2302)
 昨日の続きです。
 11日の賀詞交換会の後、主宰は「伊吹嶺」関東支部の新
年俳句大会に出席されました。 名古屋からは私を含めて
3人、埼玉から1人が 参加させていただき、24名の参加
者でした。
 主宰は「5 6人で始まった句会が 数年の間にこのように
多くの皆さんが参加れるようになり、大変喜ばしい事です。
皆さんのエネルギーが伝わってきます。」と 挨拶されました。 
 
 主宰の特選

    全集に父の書き込み寅彦忌     栗生晴夫


 今日15日は、関西支部の新年俳句大会でした。 国枝部
長さんが、講演をされ盛会のようでした。
 演題は『「海光」と沖縄』でした。(孝子)


     右の2枚の写真は、関東支部の俳句大会の様子です。


23.1.14 (2301)
 11日の俳人協会・賀詞交換会では、鷹羽会長が「俳人と環境問題」
「子供達の俳句」等々今年の抱負を語られました。

 去年文化勲章を頂かれた有馬朗人さんも壇上へ上がられました。挨    拶の中で印象に残っている所を紹介します。
 日本の子供達の学力低下が問題視されていますが、大人の方がもっ
と低いとか・・・先進国の中では一番低く13位だそうです。「大人も勉強
しなければいけない」と言われました。 その為にも、「俳人は もっと
学んで、国語のレベルアップに貢献しましょう」と熱く語られました。

 右の写真 上は、主宰と小澤實先生(中央)と棚山先生です。
小澤さんは、去年の愛知の俳人協会の大会で講演をしていた
だきました。
 下の写真の主宰は、山崎ひさお先生と歓談されています。
山崎先生は、「伊吹嶺」の全国大会(岐阜市)で、講演をして    いただきました。
 
俳人協会理事の主宰は、忙しく皆さんと賀詞を交わしてお
られましたが、「伊吹嶺」から参加しました一灯さんと私は、美
味しい料理を十分に堪能しました。(孝子)

 



23.1.13 (2300)
 初詣(東京見物?)を兼ねて、11日の俳人協会の賀詞交換
会と 「伊吹嶺」関東支部の新年大会に参加させていただき
ました。 テレビや俳句誌で 見覚えのある先生ばかりでした。
キョロキョロしている間に 会は終ってしまいました。 
詳しくは、後日 お伝えします。 (孝子)

    写真は、大串先生と栗田先生です。 どっちがどっち・・・???


 いぶきネット会員の皆様   合評会のお知らせ

   早いものでもう小正月、大寒も近づきました。
季語には、寒烏・寒雀・寒牡丹・寒椿などがありま
すね。私の散策コース山里に椿の植林地が有り、その
種類の多さにびっくりです。廻りの枯木をしりめに艶々とした濃緑の葉・・・
早くも鮮やかな花を咲かせ初めました。私は雪中の藪椿が大好きです。
皆さんは如何でしょうか。くれぐれも、インフルエンザにご注意下さい。


  「椿落て昨日の雨をこぼしけり」  蕪村

  「赤い椿白い椿と落ちにけり」   碧悟桐

 さて、合評会はいつものように 15日(土)・16日
(日)の両日、午後9時から行います。 
投句 一覧および 選句一覧を用意の上、伊吹嶺フォーラ
ムのチャットルームへお集まりください。

 なお、1月句会の投句についてご意見・ご質問があれば、
限られたチャット時間を有効に使うために、事前にMLに
書き込んで お送りください。(樹炎)
 


    写真は、東京上野 池之端の岩崎邸の寒牡丹です。 今、満開です。


23.1.9 (2299)
 旅遊さんから、お庭の水仙の話題をいただきました。 我が家の水仙も 
ただ1本咲いているだけです。 (孝子) 
 
 昨日、近所の花屋の前を通りかかった時、日本水仙が店頭に並んで
いるのを見つけました。 ところが、今年は、三本づつ透明なフィルムで    きれいにラップされているのです。 いつもなら、無造作にバケツに入れ
てあるだけなのに、これはなんとしたことかとよく見てみました。 驚いた
ことに、三本で二百円もするのです。 これまでなら、高いといっても、
五本で百円くらいのものです。 しばらく前の新聞で、猛暑の影響で越
前海岸の水仙の開花が遅れ、さらには、花の数も少なくなると予想され
るという記事を読みましたが、 まさにその予想通りとなって、花の値段
がずいぶん上がってしまったようです。 我が家では、これからが日本
水仙の最盛期で、数は例年よりかなり少ない予想ですが、350本くらい
は切れると思います。  とすると、二万円くらいにはなると計算してしま
うのが、貧乏人の性というものでしょう。(旅遊)

 我が家の兎を探してみました。 写真は・・・・ 娘が中学1年生(?)の頃、私の誕生日に
作って プレゼントしてくれました。  もう ウン10年も前ですが・・・  今年は、本棚の一番前に飾ってあります。(孝子)


          ・年立てり波の穂走る白兎       ・竹筒の能登のこのわた年の酒

          ・薔薇の実の高きにありて二日かな   以上3句 沢木欣一句集「白鳥」より  昭和62年作             


23.1.8 (2298)
 いぶきネット句会も、選句1覧表が配信されて、今年の句会が始まって
います。  15日、16日には、お手伝いをしていただく 3人のメンバーを
加えて チャットによる 合評会が始まります。
幹事さんからは、 いぶきネット句会のお知らせを配信していただきました。

 会員の皆様    選句締切りのおしらせ

 帰省した孫台風も去り、お屠蘇気分も薄れる頃でしょうか。
新年の季語が、小寒・七草・成人式・鏡開き・と続きますね。
今朝の新聞の川柳に「福袋無駄も一緒に買わされる」が実感で、
つい苦笑しました。
綿雪がみぞれに変り雨となる温度です。皆さんの辺りは如何で
しょうか。寒さの厳しい頃です、ご体調にご留意下さい。

  「雪残る土より若菜摘みにけり」 山内 悦子

  「俎板に七草の青滲みけり」  吉原田 鶴子

 さて、明後日1月10日(月曜日)午後9時選句の締切です。
                                              (八尋 樹炎


  HP俳句会のページには、 1月5日までの投句分を アップしていただきました。 HP俳句会は、何方でも無料で参加していただけます。 15日の夜9時が締め切りです。 詳しくは、トップページ の左上  HP句会(無料)をご覧下さい。
 その他にも「伊吹山房記」「伊吹嶺紹介」の仲間作品等の1月分がアップされています。 (孝子)

                          写真は、名古屋市美術館の庭で見つけた<兎>です。

23.1.7 (2297)
 旅遊さんから今年初めてのお庭の話題をいただきました。 
                               旅遊さ~ん 今年も宜しくお願いします。(孝子)

 もう今年は咲かないのではないかと悲観していました水仙が、やっと開き始めました。 ほんの少しだけは咲いていましたので、それで終りと思っていたのですが、ほんとうに やっと咲き出したという感じです。遅れること四十五日。 こんなに遅れたことは初めてです。 例年今頃は満開の水仙を楽しんでいたのですが、 今年はこれからぼちぼち咲き出すということです。 ただし、例年よりは、花茎が幾分短いような感じがします。 これは去年の猛暑の影響でしょう。 水仙が咲かないと我が家の庭らしくないので、ここへ来て幾分ほっとしています。(旅遊)


 元旦の 話題に戻ります・・・・ 
 毎年 ウォーキングを兼ねて、瀬戸の氏神さまを祀る 深川神社へ
出掛けます。その並びの陶祖を祀る 陶彦神社にも詣で、→陶製の
鐘のある 法雲寺→ 戦没者を祀る 忠魂碑 →急な坂と階段を行く
と磁祖を祀る 窯神神社が、窯神山の天辺に 鎮座しています。 
この社の裏からは、陶土を掘り出している 瀬戸のグランドキャニオン
が望めます。  
 今年の初詣は、瀬戸の景気回復と家族の健康を しっかり お願
いして来ました。
 
 2枚の写真は、今年の作品(?)です。右は、陶彦神社の陶製の
狛犬で、灰釉で焼かれています。瀬戸には、他にも陶製の狛犬を
多く見かけますが、殆どが 金網で覆われていますので、写真には、
なかなか残せませんが、この狛犬は、連子の間から 写す事が
出来ました。         
 ここは、 沢木欣一先生が<楠の花>を詠まれた所でもあります。
その頃、私は未だ俳句を始めていませんでしたので、 お会いする
事は出来ませんでしたが・・・・ 
時々、ここに立って沢木先生を偲んでいます。

 下の写真は、 昭和17年に製作された 陶製の梵鐘です。 戦時中
の金属強制供出の代替のようです。 今は、地に降ろされて、囲いの
中に 置かれています。(孝子)
 

       ・登り窯いたどりは木となりゐたり
                         (瀬戸、水野半次郎氏窯)

       ・つばくらめ陶土にごりの白き川

       
       ・陶彦(すえひこ)の神の降らせる楠の花
               
                以上 3句 沢木欣一句集「遍歴」より 昭和53年作
                   



23.1.3 (2296)
 いぶきネット句会のお知らせをいただきました。今年も     福岡の八尋樹炎さんが 幹事を引き受けて下さいました。     樹炎さ~~ん 宜しくお願いします。(孝子)
 
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いい
たします。  元日は雪の朝でした。娘の初電話で、「今     年の御節は美味しかった?」 最近、宅配で注文する御     節に馴らされて居るらしい娘に、ムーッとして「我が家は     そんな事では済まんの!」 注文すればたやすい御節で     しょうが、 嫁いでから 何時の間にか刷り込まれた私が    許さないのです。娘のお正月が少し羨ましくも・・・
 皆さんのお正月は如何でしょうか。

  さて、 いぶきネット句会の投句は、
 明後日5日午後9時の締切りです。 
  早めにお送りくださるようにお願いいたします 

 
近年まれに冷たい雪の元日でした。雑木の陰に鴨が     吹き寄せられる山おろし・・・それでも、枯木の下に水仙     が揺れています。小さな辛夷の蕾も揺れています。郵便    受けの年賀状を抱え「雪の朝二の字二の字の下駄の
跡」でした。  各地で大雪の被害がニユースに成って
います。只今帰省中のお方もお有りでしょう。皆さんお気を付け下さい。(樹炎)

   「一本の葱抜いて雪汚しけり」  栗田 せつ子

   「賀状よむ夫の横顔老いにけり」 森 妙子

 写真は、今日の伊吹山です。 琵琶湖側の湖北町から 眺めました。  例年のお正月より 雪は少ないように思いましたが、 青空とのコントラストが見事でした。    コハクチョウは、湖に1羽も 見かけませんでしたので、居場所を水鳥センターで聞き、訪ねてみました。 200羽ほどが 伊吹山を背(?)に、穭田の穂を啄んでいました。 (孝子)



23.1.2 (2295)
 皆様 明けましておめでとうございます。 今年も 「落書」を
担当させていただくことになりました。 マンネリにならないよう
に心掛けてはいますが既に・・・・・・ ですね。 新たな気持で
頑張りますので、ご協力を宜しくお願いします。

 右の写真は、2枚共 去年の写真ですが・・・
上は、滋賀県・彦根城の天秤櫓の注連縄です。 さすが天下の
彦根城です。立派な注連縄でした。
 下は、明日香村の庚申塚の注連飾りです。他の小さな祠や
社や塚などにも 同じような松飾りが立ててありましたが、
いづれも 素朴な感じがしました。 後ろに見える白壁のお寺は、
川原寺です。
 今年は 雪景色でしょうか?(矢野孝子)

  ・万歳が濡れ来て熱き茶をすゝる  

              栗田やすし句集「伊吹嶺」より 昭和55年作


  ・初旅の妻迎へたる富士の裾

  ・初空に龍神講の大幟   (谷汲)

              以上2句 栗田やすし句集「遠方」より昭和58年作




23.1.1昼 (2294)
 
新年になり、一部ホームページの表示を変更しました。
①HP句会投句欄はトップページ右側「HP俳句会」に表示してあり
ますが、一部ノートパソコンなど画面が小さい方の場合、ここが見
えにくいとのご意見がありましたので、従来の左側のリンクセルにも
表示しました。どちらからも入ることが出来ます。
②トップページの左側の「購読希望はこちら」の写真を今年の1月号に変更された「伊吹嶺」誌に変えました。我流で作成したため、一寸画面が粗くなっていますが、ご勘弁をお願いします。
③今まで「ネット句会のお知らせ」欄がありましたが、落書とダブル部分が多くなりましたので廃止しました。
④句会一覧は毎年総務部で5月頃更新されますので、それまでお待ち下さい。
 以上です。今後ともこのHPを使いやすくするため、ご意見があれば、上の「メッセージをお待ちしています」をクリックしてご連絡下さい。(隆生)



23.1.1 (2293)
 

   皆さん新年おめでとうございます
 
 いつも伊吹嶺HPを見ていただいている皆さん、本年もよろしくお願いいたします。
 また「伊吹嶺」会員の皆さん、HP句会に投句していただいている皆さん、いぶきネット句会の皆さんそれぞれ今年もご支援をよろしくお願いいたします。今日アクセスカウンタを見ましたところ、この1年間で約66,000名が参加していただきました。
 「伊吹嶺」は俳誌とこのホームページの両輪で運営しています。そしてこのHPは多くの方の協力で作られています。今年もインターネット部スタッフの力でますます充実していきたいと思っています。また皆さんのメッセージもお待ちしております。メッセージはいつもの通り、このページの一番上の「メッセージをお待ちしております」をクリックして、おたよりをお送り下さい。

 栗田主宰は、日頃”
ゆくゆくは俳句界は雑誌とインターネットの両輪で発展するだろう。インターネットで俳誌の大部分をカバーすることが出来、そして雑誌とインターネットのお互いの長所を生かし合うことが今後の進むべき道になると思っています。そのため今なすべきことは何か考えてほしい。”とおっしゃっています。ということは伊吹嶺HPも俳誌並みの質を保つため、「伊吹嶺」の創刊以来の基本姿勢である「即物具象の俳句を目指すとともに、日本の伝統詩としての俳句を若い世代に正しく伝えることを目指す。」という理念を実践しなければなりません。これは昨年も同じことを言いました。

 また今年は「伊吹嶺」13周年目を迎えることになり、創刊15周年記念行事の一環として、今年5月に栗田主宰の第1句碑が名鉄犬山ホテル内の細見綾子句碑の隣に建立されます。これも「伊吹嶺」が発展してきた証しだと思います。5月には皆さん、犬山に集合していただきたいと思います。

 インターネット部には今年新たに加わっていただいた同人もいらっしゃいます。HPをますます読み易くするため、スタッフ一同努力したいと思っています。今年1年、どんなHPにしたらよいか皆さんと一緒に考えていきましょう。
(154226)(隆生)



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