| いぶきネット句会 砂川 紀子(那覇) 2009年8月号
いぶきネット句会に参加させて頂き一年半がたちました。投句、選句、チャット句会(合評会)と毎月規則正しく句会が行なわれています。ひと言でいうと簡単な流れに聞こえますが、投句の後の投句一覧、選句の後の選句一覧(作者の名前無し)、チャット句会(合評会)の後の選句一覧(作者の名前有り)、それが済んで係の方の添削が送られて来て、最後に「いぶきネット句会報」の配信で一ヶ月が終わります。
このような流れが同人の皆様のボランティア活動で支えられている事を思う時、配信される資料に皆様の御苦労が偲ばれいつも有り難く受け取っています。同時に同人の皆様のチームプレーの見事さも垣間見えます。会員の皆様への呼びかけも、暖かな言葉で大事に導いて下さる気持ちが伝わってきます。
私は依然としてパソコンの操作が苦手な事と皆様の句がしっかり読みとれない事で、活発な意見交換に参加できずにいますが、それでも、いつも良い勉強をさせて頂き感謝しています。
俳句は多作多捨で 松原 英明(広島)2009年7月号
俳句上達の秘訣は「休みなく続けること」だと教えられてきました。この教えに従い、病院のベッドからも投句を続け、これまでのところ投句を欠かした月は一度もありません。
もう一つの秘訣は、「多作多捨」だと思っています。善し悪しは別として「作れるだけ作り、どんどん捨てる」これの繰り返しです。一時は毎月八十句ぐらい作っておりましたが、今では落ちてきて月に五十句程度に収まっています。
多作のこつは、兼題に挑戦することです。NHK俳句、俳句王国、伊吹嶺課題など月々に与えられる兼題は十題ほど、一題につき五句ぐらい作れば月五十句ぐらいは楽々と出来ます。「兼題を自分で作り句作をする」と言うことも試してみましたが、これは成功しませんでした。人間は弱いもので、他から強制されないと作句意欲が湧いてこないのです。
「多作多捨」はこれからも続けていきたいと思っていますが、いつまで続くことか。
チャット体験を通して 陳 宝来 (那覇) 2009年6月号
昨年七月、「伊吹嶺」へ入会とともにネット句会の会員にもなった。しかし、ネット句会のことは家族に伝えてなかった。チャットの日にあたる十五日の定時にあわせてパソコンに向い、懸命に俳句学習をする私の姿に家族は驚くばかり。私自身もネット形式の句会に参加するのは始めてで、初回は緊張した。回を重ねるごとに、徐々に慣れて来たが、今ひとつ気兼ねすることがある。それは、チャット中は、家族の世話や電話の受け答えができないことである。毎月十五・十六日のチャットの時間は、家族の理解と協力を得ながら対応している。
この間の体験を通して、多くのことを学んだ。事前の選句は、出句をゆっくりと鑑賞することができ、自分なりのメモ帳を作り、選句力の向上につながっている。また、ネット上で、会員と指導同人のコメントを読みながら、出句を一句ずつチェックしていくやり方は、句作りの糧にもなっている。チャットを終えての句会報は、学習の記録が残り、読みたいときに読めるメリットがあるなど。牛歩のごとくではあるが、チャット学習を通して、俳句が少しでも上達していければと思う私である。
そして句会で得た喜びを糧に勉強していきたいと思います。
初めてのネット句会 内田 陽子(蒲郡) 2009年5月号
いぶきネット句会へのお誘いをいただき、不安と戸惑いの中の初めての合評会。句会の日にちばかり気にかかり、月初めから落ち着かない日々でした。事前投句、事前選句の利点はあるものの、チャット形式の句会はスピードとひらめきが要求されます。目をそらすと、どの句についての意見交換がされているのかまごつき、またスピードに乗れず、沈黙が続けば不安にかられ、少し落ち込みがちになります。
しかし皆さんの活発な意見、質問の中に溶け込んでいけた時は、確かな勉強の場所を得た喜びが湧いてきました。この齢になって新しいことへの出会いと挑戦が、こんなにうれしいことだとは、ただただ感激しております。
会員一同がネット上に集まり、句会はまさに民主的、公平であることにも好感が持てます。初心者も熟練者も同じ土俵での自由闊達な意見交換で、親近感も自然と湧き、チャットルームは緊張と安らぎであふれていました。
今後ネット句会の吟行、大会などで、会員の皆さんとお会いすることが出来ることを楽しみにしております。そして句会で得た喜びを糧に勉強していきたいと思います。
「いぶきネット句会に参加して」 伊藤 範子(名古屋)2009年4月号
五年前ホームページ句会への参加をきっかけに、私の俳句生活が動き出しました。今ではワードで原稿の作成をしたり、辞書機能で語句の検索をしたりと、パソコンは私にとって便利で欠かせないものとなりました。
そんな私ですが、ネット上で一堂に会して行われるチャットの経験は初めてでした。書き言葉を介するという点で違うだけで、いぶきネット句会は一般の句会と変わらないことを体感しました。遠隔地の方とも意見を交わし合えることはとても新鮮で、チャットの一時間は思いのほか速く流れていきました。
初参加を終え、私のコメントが適切だったかどうか、見逃してしまった句があったのではないかと振り返りますと、その責任の重さも感じました。次回は先輩同人や皆様方と、もっと活発に意見交換が出来るように努めたいと思います。
そして、まだお会いしたことのない会員の方々と、いつか大会やオフ句会で御目文字できたら!と思っています。どうぞよろしくお願いいたします
私といぶきネット句会 井上 梟(広島)2009年3月号
遠方に住んでいますと、伊吹嶺の句会へ参加することはまずありません。チャット形式ではありますが、ネット上に一同が集まっての句会は、同人や皆さんの意見を直接聞くことが出来、大変勉強になります。事前投句ならびに事前選句は、余裕を持って出来ますので、仕事を持っている人や、家事など忙しくしている人には、大変便利な句会でもあります。
通常の句会は、皆さんの顔を見ながら、意見を述べたり話を聞いたりしますので、話の内容を、それぞれの声や表情として捉えることが出来ます。しかしネット句会では、次々に変化する文字を読むことで、理解することになりますので、目を逸らすと一瞬わからなくなることもあります。スピードに乗れなくて意見を出しそびれたりすることもありますが、少々遅れて質問した場合でも、ほぼ全部を拾ってお答えくださいますので、非常にありがたいことです。今年に入って主宰の選も受けられるようになり、一段と充実した句会になったと思っております。
日を改めて、同人より自分の句について、丁寧な句評をいただけるのも大変ありがたいものです。
すばらしい添削指導 鈴木 未草(知多) 2009年2月号
入会して一年半経ちました。自分の句が実際どうなのか見当がつかず、いまだに闇の中を歩いている状態です。ですから、同人の方の丁寧な添削はありがたく、命綱と思いしっかりすがっています。
例一 川沿いに外湯巡りの時雨かな
(評) これでは、時雨が外湯巡りをしているように読める。何箇所もある外湯を巡るのだから、「巡れリ」とすべき。とすると、ここで切れるので、「時雨かな」を他の表現に変える必要がある。「夕時雨」「小夜時雨」など。
添削句 川沿ひの外湯巡れリ小夜時雨
例二 ゴンドラや秋の城山すべりおり
(評) ゴンドラが滑り降りたのだから、「ゴンドラや」と、ここで切ってしまっては、中七下五に続いていかない。「秋の○○」という季語の使い方も歳時記に載っているもの以外、安易な使い方は考え物です。
添削句 ゴンドラの影が下りゆく紅葉山
このように自分の句が見事に変身する様を毎月経験させていただいています。これは、いぶきネット句会ならではと思うのです。ありがとうございます。
「オフ句会に参加して」 関野さゑ子 (秦野) 2009年1月号
いぶきネット句会のオフ句会に初めて参加した。初めての吟行で句が作れるか不安であったが、声を掛けてくださった方があり、お話をしているうちに緊張が解れてきた。
最初は芭蕉が滞在したことのある妙照寺。境内には「やどりせむあかざの杖になる日まで」の句碑が建っており、鉢植えの藜は小さな実を結んでいた。芭蕉の間には、床の間に藜の杖が飾ってある。写真を撮る人や句帳に記す人、だが私には句帳に書き記す句がない。
次は岐阜大仏の正法寺。堂内では有名な籠大仏が目に入った。大仏の後ろには地獄絵図が掲げられている。句を句帳に記している人が多いのに、私の句帳は白紙のまま。
最後の吟行地の岐阜公園ではさすがに焦ってきた。目に入るものが多く、焦点が絞れない。長良河畔や古い町並みの川原町などを廻りやっと三句を纏めた。
夜の句会では、詠みたいと思っていたのに、私には詠めなかった句が、次々と読みあげられ、自分の腑甲斐なさを反省するばかりであった。今回の吟行での多くの人との出会いと経験は、非常に楽しいものであった。機会があれば是非また参加したいと思っている。
「ネット句会に巡り合えて」 橋本勝行 (一宮) 2008年12月号
定年後に俳句を始めて数年になりますが、同時にボランティア活動も始めました。定例的な句会に出席することが出来にくくインターネットの俳句がないものかと探していましたら「伊吹嶺」のHPに巡り合えました。
五月下旬に伊吹嶺誌を送って頂いて早速ネット句会に入会しました。パソコン操作も未熟で皆様にご迷惑をお掛けしていますが、ネット句会の皆様も親切なお方ばかりで助かっています。いい結社に巡り合えたことを喜んでいます。俳句を始めた頃は多作多捨をモットーにがんばっていましたが最近はペースが落ちています。ネット句会に参加してもっと頑張らなければと痛感しています。
「中日俳句教室のレポート」は良い教材になります。特に七月の「俳句推敲十ヶ条」は作句と選句の重要な指針になります。ネット句会の投句一覧から五句選ぶことは、良い句を見つける喜びと苦しみの大変な作業ですが、「俳句推敲十ヶ条」をよく頭に入れて選んでいます。そして皆様の選句と照らし合わせて選句能力の向上に努力しています。添削の指導もいい勉強になります。皆様と切磋琢磨して俳句作りを楽しんでまいりたいと思っています。
「ワープロからパソコンへ」 服部 安三(東大阪)2008年11月号
高齢者の私は、ワープロからパソコンへ変更はキーの日本語打ちからローマ字打ちに変えるまでが大変。又パソコン用語の理解度が皆無で、同人の方々の御親切に頼り漸く入会にこぎ着けた次第です。手間の掛る新会員だったと思います。この場を借りて御礼を申しあげます。入会の動機はパソコンを購入したこと。
「ヤフー」を検索し、俳句の欄の初めの方に「伊吹嶺」を発見。沢木欣一先生の系統で、金子兜太先生とも共鳴されていたと言うことも知り、それで入会しました。
基本の写生俳句を、初心に帰り勉強中で、多くを学ばせて戴いています。殊に文法は戦時中の教育のため実質的な教育を受けておらず、日本、世界文学全集などで勉強しておりましたが、ネット句会は参考になる事多々。最近固有名詞が忘れ勝ちになり寄る年齢を覚えております。何時まで続けられるか、今はボケ防止に役立てるのに精一杯の状況です。いずれにしても一応パソコンの操作が出来る様になりました。
若い方のお邪魔にならないように深く静かに潜行して俳句寿命を延ばしたい所存でおります。
「ネット句会に出会って」 山本 空木 2008年10月号
今年の四月から伊吹嶺句会でお世話になっています。
以前から俳句に興味がありましたが、なかなか機会に恵まれず、添削だけでもして頂きたいと思いインターネットで探していたところこの句会に出会い、早速皆さんのお仲間に入れていただきました。
勿論私のレベルではなかなかチャットで発言出来ませんが、チャットでの皆さんのご意見が文字ではなく、声になって聞こえてくる様に感じられます。それだけでも充分勉強になります。
後日丁寧で分かり易く添削された句が送られてくるのが大変楽しみです。何回も読み返し理解できた気分になりますが、さて句作となれば難しく、何時も自分の能力の無さに落ち込む事の繰り返しです。
俳句は「やはり難しい」その一言に尽きます。何時の日か私もチャット句会で積極的に発言出来る様に頑張って行こうと思っています。
「伊吹嶺との出会い」 梶田 遊子(名古屋) 2008年9月号
幼少の頃の恩師とかれこれ半世紀近い賀状のやりとりをしていますが、昨年の賀状が伊吹嶺とのご縁となりました。
実は、長い単身赴任生活時代の四十代半ばに俳句を少しかじりはじめました。その後、作句活動は途絶えつつも、毎年の賀状に駄句を認めておりました。そんな賀状に恩師のご反応があり、「俳句に興味があれば、一緒にどうですか?」のお誘いがありました。人生五十年を越えた節目でもあり、思い切って伊吹嶺に入会しました。
とはいいましても、多忙な現役サラリーマンです。伊吹嶺の冊子を中心に作句活動をしてきましたが、やはり句会で切磋琢磨しなければ上達はしません。今年の新年俳句大会に初参加し、ネット句会でお世話になる機会を得ました。この四ヶ月間、諸先生方の懇切丁寧なご指導により、俳句の面白さと作句の難しさを痛感しております。
生来、自然や旅が大好きで、よく出歩きます。その土地の祭りとか産物に触れることも楽しみです。そういう意味では、俳句に大いに興味が持てます。特に、俳句の命である季語は日本の文化です。自然環境破壊や地球の温暖化が心配ですが、季語を死語にしないためにも俳句を通して、人生の四季を満喫したいと考えています。
「メカ音痴がネット句会へ」 佐竹 昌子 2008年8月号
こともあろうに私が「ネット句会」に入会しました。自分自身で驚いています。きっかけは、「フォト俳句」へ入らないかという友達の誘いでした。夫に教わりながらインターネットのヤフーの検索を見ていて、最初に出て来た「いぶきネット句会」に目が止りました。
実は山好きの私は、四十年前に伊吹山の観月登山をしているのです。そして親しみのある伊吹嶺の名に惹かれたのです。
恐る恐る一本指で申し込む時の不安、果たして出来るかという不安、複雑な気持ちをエイッとばかり飛び越える入会でした。そして四ヶ月過ぎようとしております。入会させて頂いたときの役員の方々、会員の方々のご親切がどれほど励みになったことでしょう。
投句、選句、チャットとまるでベルトコンベアーに乗ったように見知らぬ人と句会をする。それだけで今に生きている実感が湧きます。 チャットが終われば添削、「伊吹嶺中日俳句教室」の解説も送られ、居ながらにしてご指導を受けております。「嘘を句にせず、頭で作らず」と三月号にありました。心いたしたいと思います。
「ネット句会との出会い」 砂川紀子(那覇) 2008年7月号
俳句のサイトを見ていたら、画面に沢木欣一先生、細見綾子先生の句がぱっと目に入りま した。それが私のネット句会との出会いです。それまでそういう形の句会がある事も「伊吹嶺」の事も栗田先生の事も知りませんでした。沖縄本島最北端にある辺土岬に沢木先生の「夕月夜乙女(みやらび)の歯の波寄する」の句碑があるので親しみを感じていたこともあってきっと間違いのない立派な結社だと思い、「誰でも投句できます」という言葉に誘われて
迷わず投句する事にしました。
それからが少々大変でした。メールの経験がなかったので娘に送信の仕方等いちいち教わり投句をしたのは良かったのですが、すぐに返事を下さるので慣れてないこともあり、返信をするという作業が大変でした。やっと慣れてきた所です。
ネット句会に出会って良かったと思えるのは、会員の皆様や係の方の暖かさが画面を通して伝わってくる事です。お会いした事もないのに不思議にそう思えるのです。又、句作りに対する真摯な態度や仲間への思いやりも皆様から感じられます。立派な結社に間違いないと思った私の思いは正しかったと実感しています。
「あっという間の一年 」 茨城 ゆうき 2008年6月号
いぶきネット句会に参加させていただいてから、早いもので1年が経ちました。
5日までの投句、10日までに選句、15,16日のチャット、自選句投稿という1ケ月間のサイクルがやっと身についてきました。毎月のチャットにも少しずつ発言できるようになり、チャットのある日は、夕食とお風呂を早めに済ませパソコンに向かいます。自分の句が素通りしてしまう時は、「ご意見を下さい」という書き込みもして、独りよがりで作った句の問題点を指摘していただくことにしています。皆さんのご意見が大変勉強になり、その部分のチャットの記録をとり読み返すことにしています。
また、伊吹嶺中日俳句教室の後には、そのレポートが配信されてきます。主宰の講義及び、句会での句評や添削内容が大変勉強になり、まさに自宅に居ながら主宰とじかに接しているような気分です。 主宰の講義内容をタイムリーにレポートとして送信して下さる旅遊さんにいつも感謝しております。このレポートも大切な資料として保存し、随時読み返すことにしています。
最近は俳句以外でも、沖縄から参加の方も加わり、郷土料理や花便りなど多岐にわたる話題も楽しみです。
今後も楽しく勉強を続けてゆきたいと思っています。
「こんな俳句は作らない」
松原 英明(広島)2008年5月号
ネット句会が済むと同人の方から句評と添削が送られてきます。どの句もご指摘を受けると「なるほどなあ〜」と納得させられます。が、翌月になると性懲りもなく失敗を繰り返している。こんなことがいつまで続くのでしょうか。げに俳句は難しいものだと思います。句作りや推敲に当っては、次のようなことを頭に置いて実行しています。いや、しているつもりです。
◎作句のこつ
◇イメージが重ならないようにする
◇強い響きの言葉は避ける
◇助詞「も」は甘くなるから避ける
◇どこか一カ所を大きく切る
◇中七の「て」は原因結果になるから避ける
◇焦点を一つに絞る
◇上五(または下五)で結論を出さない
◇常套的表現は避ける(葉が舞ふ、水が流れる、花が咲く)
頭では分かっているつもりでも、実作に結びつかないのが情けない。ある先輩に「どうしたら俳句が上手になるでしょうか」と聞いたところ「お続けになることです」との返事でした。「継続は力なり」で頑張りましょう
「ネット句会入会」 栗生 晴夫(川崎)2008年4月号
俳句をはじめて一年半。NHKの入門講座だけは受講しましたが、まだほやほやの素人。先輩からどこか句会に参加することを勧められていましたが、とても敷居が高そうなので躊躇していました。
ところが、偶然いぶきネット句会のことを知り、もともとサラリーマン時代に計算機の仕事に従事していましたので(といってももっぱら金融機関などの大型システムを構築するほうで、チャットなどの経験なし)、「ネット」かつ「新人歓迎」ということもあり、あつかましくも入会させていただきました。
以下わずか三ヶ月の参加経験ですが、
? メンバーの皆様が非常に親切で、会話の仲間に入れてくれ、新人の幼稚な質問にも
丁寧に対応してくれること。
? 同人の方々のマンツーマンの指導が、懇切丁寧で非常に参考になること。
? 会の運営がきわめて民主的なこと。
など感心することばかりです。
俳句の世界は平等と聞いていましたが、まさに大学院生も小学生も同じ研究会で切磋琢磨しながら勉強することなのだ、というのが率直な実感です。もちろん成果物である作品にはレベルの差はありますが。
「ネットと俳句と句友」 飯田 蝶子(福岡) 2008年3月号
ネットでチャットをして俳句を学ぶ。この不思議な句会「いぶきネット句会」に参加して三年が過ぎました。この信じられない融合のお蔭で、全国や海外にもお友達が出来て、いろんな出会いを経験させていただいています。
三月には奈良でオフ句会があり、懐かしいお顔や初めての方と久し振りのナマ(と言うのでしょうか)句会を何度も楽しみました。
先月、今年の春の奈良オフ句会でお世話をしていただいた飛鳥にお住まいの蒼天さんが、私の住む九州へお出でになるとの事で、楽しみにお待ちしていました。蒼天さんも私も初対面でしたが、当地にお住まいのTさんにもお出で頂きました。Tさんは他所の結社の方ですが、蒼天さんとはあるHPで親しくされている方です。初めてとはいえ、趣味の俳句を通じて旧知の仲のように歓談いたしました。共通の趣味があると話題には事欠きません、あっという間の四時間でした。こんな楽しい出会いもネットと俳句のおかげですね。都合でお出でになれなかったJさんはとても残念そうでした。
次回はJさんと二人でお待ちしています。皆さんも九州へいらっしゃいませんか。
______________________________________
「私のいぶきネット句会」 井上 梟(広島) 2008年2月号
いぶきネット句会にお世話になってからは、自分の句はもとより皆さんの句についても、いろいろな意見を訊くことが出来、句を詠む上でとても参考になります。
今までは多少推敲はするものの、ほぼ作りっぱなしで投句するだけでしたが、いぶきネット句会では、合評会後に先生からそれぞれの句について句評をいただき、添削例や推敲の指針など丁寧に説いてくださるのでとても分かりやすく勉強になります。
合評会当日は、エクセルで整理した投句一覧表を左画面に表示し、右画面にチャットを表示して、何時でも辞書が立ち上がるようにしています。
投句一覧表には全ての句について、自分の意見を記録しておりますので、合評会が始まりますと用意しておいた意見を極力貼り付けるようにしています。皆様のパソコン操作が早いので同じような見解のときには出しません。
その場の流れで、自分の意見を考えて入力することもありますが、キー入力に手間取り、チャットの流れをせき止めるようなことにもなります。しかしその意見を見落とすこともなく丁寧に答えてくださり、パソコンの前で焼酎の湯割を飲みながら、なるほどと一人合点するのです。
_________________________________________
「ネット句会との出会い」 鈴木 未草(知多) 2008年1月号
もう半年前になります。初めて句会というものに出てみました。それまで私の持っていた「句会」のイメージは、知識人のサロンのような、なんとなく優雅なものでした。ところが、実際やってみると、それは、限られた時間で自分の持てる言葉を搾り出す「競技」に近いものでした。
三月の奈良オフ会に参加したのは、生来の向こう見ずからです。しかし、悪いほうには転がらず、それをきっかけに、自分なりに真剣に句を作るようになったのは、先生方の懇切丁寧なご指導や、会員の皆様のすばらしい句に触れることができたからだと思います。 私の句は、ひとりよがり、言葉足らずです。自分では、上手くできたつもりでも、ポンと人様の前に出されると、足のない幽霊のような、中身のない張りぼてのような句であることが明白になります。時には、全く選ばれないときもあり、相当へこみ、もうやめようかしらん、となるのですが、チャットでの講評会や、添削指導を受けると、目から鱗、なるほどと思うことばかりです。たとえば、適切な季語、助詞の使い分け、語順の入れ替えなどで、原句が生き生きと変わるのを目の当たりにするのです。
俳句の奥深さは底が知れません。これからもネット句会でその奥深さに少しでも触れてゆきたいと思っています。
_________________________________________
「ネット句会の一ヶ月」 関野 さゑ子(秦野) 2007年12月号
月初めに投句することから始まるネット句会。推敲に推敲を重ねて五句を投句する。じきに、全会員の投句一覧表が送られてきて選句となるのだが、何十句のなかの五句を選ぶのは並大抵のことではない。
まず、十五句を選び次に十句に絞り、最後に五句選ぶことにしている。そしていよいよ、合評会となるが、これは夜九時から十時までの一時間、二晩にわたって行われる。投句一覧表と筆記用具を準備し、インターネット上の合評会の部屋へ入室する。諸先生をはじめ会員の皆様方のいろんな意見を夢中でノートに書き込んでゆく。
ふと顔を上げると「まだ意見を述べてない方は意見を述べて下さい」と書き込まれている。キーボードを早く打てないこともあるのだが、つい発言を控えてしまう自分に反省することしきりである。
合評会が終わり添削された句が送られてくる。文法的な誤り、季語の使い方など事細かに書かれており、これが俳句創りに非常に役立っている。そして次の月の俳句創りとなるのである。
_________________________________________
素敵な添削をしてもらって 米元ひとみ(倉敷)2007年11月号
私はどうも家族旅行では句ができません。それでもなんとか五句ほど作っていぶきネット句会へ出しました。案の定、誰からも採ってもらえませんでした。すると先生からこんな添削をしていただきました。
☆青空の台風一過の旅出なり
「旅出なり」の表記が固いこと、又中八が気になります。「台風の過ぎて旅出の空青し」
☆とんぼうの楽園で飲むカフェオーレ
「とんぼうの楽園」をもう少し具体的に写生してみてはどうでしょうか。
若干原句と離れますが「飛び交へる蜻蛉目で追ふカフェテラス」
☆日本海ひとりじめなる夏の出湯
安易に名詞に夏をつけて季語とすることは考え物です。この句で考えると「夏の海」は歳時記に載っていますが「夏の出湯」はありません。そういう意味で、この夏は「日本海」に付くのが自然だと思います。
「露天湯に独り占めなる夏の海」
☆夏霧を漁の灯の戻りけり
この句、句としては出来ていると思います。只、漁火は霧に隠れて見えないのではないかとも思います。視点を変えて「夏霧の晴れて漁火戻りけり」
☆伊吹山お花畑に旅終る
「旅終る伊吹のお花畑を見て」。「見て」が入ると心情が出るように思います。再考してみてください。
この添削は句の問題が奈辺にあるかを的確に汲み取ってより良い表現を示して下さる、まさに納得の添削でした。 推敲のヒントを頂いた思いです。
_________________________________________
選句のむずかしさ 和久利しずみ(広島)2007年10月号
私の選句は自慢にならないが、結構速い。「具体的な写生句」と「感覚的に好きな句」にまず印をしていく。そこから五句に絞っていく段階で、いつも間違いは始まる。最初佳句と思って採った句が、類句がありそうな気がしてきて、少々言葉の使い方に疑問点が残ったとしても、感覚的に好きな句を選びたくなってくるのである。
その結果が「特選句」の選に如実に現れてくる。毎回と言っていいほど私の選んだ特選句は、私のみの選といった具合。
だからと言って後悔している訳では決してないが、「選句を見れば実力が分かる」そうで、自分の力量の無さを思い知らされている。
同人の先生方の選は大方似ている事が多いのも確かだ。
それと、チャットでは「この句はよく分からないですね」という書き込みが度々出てくる。私は深読みするタイプなので、想像力を駆使して、そんな句を楽しんできた。でもそれはどうやら間違いらしい。今月のチャットで江口先生は、「解釈が分かれるようでは句として考え直す必要があるということでしょう」と。
選句に対する問題点が朧げながら見えてきた。私の選句は深読みというか、主観的過ぎるという事なのかもしれない。
|