トップページへ戻る
TOPページへ戻る 投句フォーム 選句結果
選句結果                            選者 国枝 隆生

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成29年9月号
  ☆特選☆
 
京都  小二  田村 秋嶺

8の字にほたるがひかる川の上

選評

 秋嶺君、ほたるが飛んでいるのをよく見ていますね。本当に8の字を書いて光っていたのですね。
 この句は、数字の8を俳句に入れたところが、子供らしくストレートです。しかもその8を視覚的に捉えたところがユニークです。

  ☆秀逸☆
 
名古屋 六歳 淺原 沙水

ほたるがね空から落ちる星みたい

三島  小三 内田 妃菜

つゆになり私の髪の毛踊り出す

静岡  小三 小林 武尊

茶かりきやかると丸からまったいら

岡崎  小五  田中 美羽

風鈴の舌は回って音はなし

岡崎  小五 田中 祐飛 あじさいはゴム風船の匂いする
 ☆入選☆
 
名古屋 四歳 たけだゆうき きんぎょにねえさをあげたらいきてきた
名古屋 五歳 くしげけいと ほたるこいぼくの両手にとんできた
名古屋 小二 武田 春紀 デメキンにえさをあげても食べにこぬ
名古屋 小二 上田 楓花

寺の屋根大き花火の丸はぜる

横浜  小三 加藤 希美

あじさいを見ててつかまるおにごっこ

名古屋 小三 蟹江こうへい

夏まつりきれいなおびでいざまいる

岡崎  小四 清水 誠二

夕焼けや太陽すごく大きいぞ

豊川  小四 斎藤 咲来

けんかして帰る道すじかえる飛ぶ

半田  小四 荒川 惟孝

息かけてバケツのムカデにげまわる

土岐  小四  林  りな

つゆの道耳をすませばかえる鳴く

東京  小五  松井 詩織

炎天下足こし曲げてソーランぶし

岡崎  小五 戸松亜令久

葉桜の下に校訓どんと立つ

土岐 小二 林 かんな

さくらんぼひかげでたべる長いひる

福岡  小二 いい田じんぺい

学校でピーマンとれたうれしかった

名古屋 小三 くしげ りこ

いっぱいのほたるの光まぶしいな

一宮  中二  澤田 侑吾

父の日に感謝の手紙とシャツ贈る


 伊吹嶺ジュニア俳句 平成29年8月号
  ☆特選☆
 
名古屋 小二 武田 春紀 子どもの日じいちゃんつれてきょうりゅうてん
選評

 春紀君、きょうりゅうてんには、つれられて行ったのでなく、じいちゃんをつれて行ったのですか。
 この句は、「じいちゃんつれて」の逆転の発想が面白いと思いました。しかも恐竜展にです。このように子供の視点から巧まずして面白さが出ています。

  ☆秀逸☆
 
土岐  小二 はやしかんな かぞえてもかぞえきれないありのれつ
福岡  小二 いい田じんぺい ほたるさんとんだらながれぼしみたい
横浜  小三 加藤 希実 ぞうにのり五月の風とゆれている
岡崎  小四 手嶋 孝子 ソーダ水緑の中にあわ光る
岡崎  小六  鈴木 日和 春風に赤丸ゆがむ日章旗
 ☆入選☆
 
名古屋 五歳 くしげけいと かめ虫はおならの匂いするんだよ
名古屋 五歳 淺原 沙水 まどにつく花の花びらハートがた
三島  小三  内田 妃菜 ホウセンカ何色さくか楽しみだ
島田 小三 松本 愛実 バラの花きらきら光るほうせきだ
名古屋 小三 安部 清華 まねしてる大きなくもがワニみたい
豊川  小四  斎藤 咲来 さくらんぼ二つそろってまっ赤だな
蒲郡  小四  岩崎 空澄 夏つばめ大空かけてヒーローだ
半田  小四 荒川 惟孝 アシナガバチ子どもの部屋を作ってる
岡崎  小四 加藤 恵子 かくれんぼかくれた木にはありいっぱい
岡崎  小六 白石 愛実 うぐいすと共に口笛登校す
岡崎  小六 鈴木 優羽 春の暮おみやげ三つたこ三つ
岡崎  小六 俊 玲衣香 にょろにょろとみみず出てきてこんにちは
福岡 三歳

いいだはると

おつきさまよるになったらきれいだね
名古屋

四歳

たけだゆうき

にいちやんとみずてっぽうバトルした

名古屋 小一 安部 はるか

こすもすがかぜにゆられてたのしそう

大府

小四 大塚 巧己 ゆにつかりしょうぶをまいてきもちいい

土岐 

小四 林 凜凪 学校のポットに二つへちままく

一宮

中二 澤田 侑吾 鯉のぼり僕も飛びたいあの空へ

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成29年7月号
  ☆特選☆
 
名古屋 五歳 淺原 沙水 チューリップ太陽むいて大あくび
選評

沙水ちゃん、チューリップが開くとき、ほんとうに大きな口をあけてあくびしているみたいですね。
 この句は、チューリップが開ききったところを上から見た視点です。その全開した様子を大あくびだと表現したところが子供らしくユニークです。

  ☆秀逸☆
 
京都  三歳 浜田朔太郎 あおいそらさくらのゆきがおちてくる
名古屋 小二 武田 春紀 手のひらにくもをのせたらしんだふり
横浜  小三  加藤 希実 風がふき花びらの船こぎだした
岡崎  小六  三奈木真桜 花びらに花びらがまう朝の風
一宮  中二  澤田 侑吾 散る桜追いかける犬僕が追う
 ☆入選☆
 
福岡  三歳 いいだはると はるのそらひこうきぐもがきれいだな
名古屋 五歳 櫛下けいと とりのすをみつけたたまごいるのかな
土岐  小二 林 かんな ばあちゃんに白つめぐさの首かざり
福岡  小二 いいだじんぺい 夕やけがおさらにピカッとうつったよ
大分 小二 いい田すずの しだれざくら下むいてるけどちってない
島田 小三 松本 愛実 ばあちゃんにミサンガつくる春休み
名古屋 小三 櫛下 莉子 空色の花いっぱいね春だから
蒲郡 小四 岩崎 空澄 さくらがね夕日の中にちっていく
半田 小四 荒川 惟孝 岩かげのかえるが土にとけこんだ
瀬戸 小五 澤田 和貴 クロールで四人でリレーこいのぼり
岡崎  小六  浦 りあら 卒業日今このときを大切に
岡崎  小六 西田 凪芭 春風は生き物たちを起こします
名古屋 四歳 たけだゆうき しろいちょうおおきなくすをこえてった
 小牧   小二  いな山るり  このみどりあのみどりもきれいだな
 土岐   小四  林  りな  雨上がり蛙なきだす帰り道
大府  小六 中村 和葉 雨の日はかえるがピョンととび出るよ
静岡  中一 小林 雅弥 むくむくと幹の育った桜の木
 名古屋  高二  長谷川杏乃  やわらかな新芽の緑目で食し

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成29年6月号
  ☆特選☆
 
名古屋 六歳 おやいづきょうこ そつえんしきめにはなみだのおとうさん
選評

きょうこちゃん、卒園式におとうさんが出席できてよかったですね。
 お母さんをなくしたきょうこちゃんにとってお父さんがたよりです。そして父親としてここまで育て上げた万感の思いがきょうこちゃんの俳句から見えてきます。

  ☆秀逸☆
 
名古屋 四歳 たけだゆうき あさねしておめめあけたらママのかお
京都  小一  田村 秋嶺 ゆきやなぎひとつひとつがほしのよう
横浜  小二  加藤 希実 なくなったあられ食べたのおひなさま
土岐 小三 林  りな 風に乗り花びらがまたついてくる
瀬戸 小四 澤田 和貴 卒業とつくしは同じはかま着る
 ☆入選☆
 
名古屋 五歳 淺原 沙水 つくしんぼにょきにょき伸びてせいくらべ
東京  六歳 松井 大輔 パンジーがぼくのほうみてさいている
岡崎  小一 新實 颯太 しゃぼん玉大きくするとわれちゃうよ
名古屋 小一 武田 春紀 クロッカス春紀がそだて花さいた
小牧 小一 いな山るり おいしいねなの花パスタ三人で
福岡  小一  いい田じんぺい しゃぼんだまたくさんふいてわらったね
島田  小二  松本まなみ いもうとが春のかぜひきあまえてる
半田 小三 荒川 惟孝 寒がりのつくしがはかまはいている
東京 小五 松井 詩織

さくらくるりダンスしながらまい落ちる

岡崎  小五  澤田 理子 来ひんの祝じは長し卒業式
京都  小五  田村 峻明 桜咲くせめる桃色ひく緑
一宮  中一  澤田 侑吾 春風に呼ばれるように花畑
土岐 小一 林 かんな 春の山けむりの中で鳥がなく
瀬戸 小六 吉田 光来 春の雪かみにキラキラ輝くよ
名古屋  中一 須崎洸太カ  水みつの甘い匂いが庭いっぱい 

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成29年5月号
  ☆特選☆
 
岡崎  小一 新實 颯太 かざ車ふいてもいつも右まわり
選評

颯太君、かざ車をいつ吹いてもなぜ右まわりなのでしょうか。一度考えてみて下さい。
 この句は面白いところを発見しています。大人が考えれば羽根の曲げる方向かといろいろ考えますが、子供は素直です。このような疑問から将来の成長が見えてきます。

  ☆秀逸☆
 
名古屋 小一 上田 楓花 ぶらんこを天までこぐよ足ふって
土岐 小一 はやしかんな 春の色白からなんか緑色
名古屋 小一 たけだはるき げんかんにのっぺらぼうのゆきだるま
岡崎  小五 杉浦 功直 冬木立左は葉あり右はなし
岡崎 小五 宮川 茉裕 雪だるま一日限りの友達だ
 ☆入選☆
 
名古屋 四歳 たけだゆうき ゆきのあさねころんだらねしりぬれた
四日市 小一 坂口 みく かまくらをつくったよ中あたたかい
福岡 小一 いい田じんぺい うめの花もうちりはじめさようなら
横浜  小二 加藤 希実 春一番ポニーテールもとばされた
半田 小三 荒川 惟孝 たんぽぽのわたふわふわのパラシュート
土岐 小三 林  りな 日が差して部屋もひいなも赤くなる
瀬戸 小四 澤田 和貴 いつまでもなくならないで春の雪
四日市 小四 坂口 はる こたつから犬と顔だしひるねする
岡崎 小五 大滝 紗帆 こんにちはどうぞよろしく雪だるま
岡崎 小五 小川 菜月 窓開けるあたり一面雪また雪
京都 小五 田村 峻明 通学路僕は厚着で木はうす着
一宮 中一 澤田 侑吾 春一番押され降りゆく下り坂
名古屋 五歳 淺原 沙水 ゆきのみち犬の肉きゅうならんでる
京都 小一 田村 秋嶺 かぜひいてごほんごほんとつらいあさ

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成29年4月号
  ☆特選☆
 
岡崎  小五 大滝 紗帆 くつ下がこたつの中で会議中
選評

紗帆さん、誰と誰のくつ下でしょうか。くつ下の会議とは面白いですね。おしゃべりが聞こえてきそうです。
 子供の発想は私たち大人が考えそうにないことが出てきます。炬燵の中で押し合っている靴下が会議しているという擬人化が成功しています。

  ☆秀逸☆
 
半田  小三  荒川 惟孝 枯枝が幹にまきつきへびみたい
岡崎 小五 八田さくら 登校の息をかけてもかじかむ手
岡崎  小五 鈴木 悠真 赤い鼻赤い耳と手冬の朝
土岐  小五 林  りな 春うらら山本リンダうらうらら
一宮 中一 澤田 侑吾 真ん中をいつも陣取るこたつ犬
 ☆入選☆
 
名古屋 四歳 たけだゆうき おしょうがつぼうずめくりのひめがすき
名古屋 小一 武田 春紀 たくさんのみかんむいたら手しわしわ
土岐  小一 林 かんな 雪だるま弟の手にのせてやる
京都  小一  田村 秋嶺 バスていのいすのこおりにあわみっけ
アメリカ 小一 デーリーりな くらいそらたぶん大あめあっにじだ
横浜  小二  加藤 希実 やいたもちぷうっとおこっているのかな
三島  小二  内田 妃菜 静電気髪の毛ばくはつたいへんだ
名古屋 小二 くしげ莉子 アスファルトにねこの足あと冷たそう
大府  小三 大つかたくみ クリスマス今年は何がとどくかな
岡崎  小五  畠山 萌江 雪の朝大なわとびで息合わす
岡崎  小五 森  咲奈 窓の外カーテン開けたら雪国だ
岡崎  小五 福島 美雲 投げ返す倍返しだぞ雪合戦
名古屋 五歳 淺原 沙水 ゆっくりと五つのねがいはつもうで
福岡 小一 いい田じんぺい ふゆ三日月わっかがすこし見えている
名古屋 小二 安部 清華 サザンカの花びらひらひらきれいだな
瀬戸 小四 澤田 和貴 ランドセル朝着たコートつめこんだ
名古屋 高一 長谷川杏乃 幼子もおててを伸ばす冬の月

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成29年3月号
  ☆特選☆
 
名古屋 小一 たけだはるき ほくほくのやきいもママと半分こ
選評

はるき君、ママと一緒に食べた焼いもはおいしかったでしょうね。
 「半分こ」の言葉から焼いものおいしさと家族のぬくもりが伝わってきます。このような日常の何気ない会話が詩になります。

  ☆秀逸☆
 
アメリカ 小一 デーリーりな ふゆのあさまどにきらきら水のつぶ
小牧 小三 加藤りのあ ひらがなで「みらい」と書いて筆始
半田  小三  荒川 惟孝 かたすぎるサンタクロースのさとうがし
大府  小五  中村 和葉 冬の雲マシュマロみたいおいしそう
一宮  中一  澤田 侑吾 初霜が乱反射して輝けり
 ☆入選☆
 
名古屋 四歳 たけだゆうき もちついてしょうゆきなことあんたべた
名古屋 五歳 淺原 沙水 コスモスがひらひらゆれてかくれんぼ
名古屋 六歳 阿部 悠華 おちばをねふんだらおとがしてきたよ
京都  小一 田村 秋嶺 はつげりでけっしょうゴールおれきめた
福岡  小一  いい田じんぺい じいちゃんち冬のしゅやくはこたつだよ
横浜  小二 加藤 希実 おいかけた風でにげてくいちょうのは
三島  小三  村松沙也加 大好きだ焼いてふかしてさつまいも
岡崎  小四  田中 佑飛 雪だるま合体させたら完成だ
岡崎 小四 原田 真吾 ねこは下みかんは上で温まる
浜松 小五 磯田 明里 ドアの外茶色いカマキリすわってる
名古屋 小六 須崎洸太郎 おでんのふた取ったら湯気で見えないよ
西尾  中二  矢野 友翔 百合根食べ昔のいわれ噛みしめる
名古屋 小二 たまいこうき みなのまえ心ドキドキ学芸会
瀬戸  小三  深谷 洸太  お年玉たくさんもらいお金持ち 
瀬戸  小四  澤田 和貴  学校で消えたストーブ手をかざす 
横浜  小六  葛谷 雄彦  大みそか正月飾り気分出す 
名古屋 高一 長谷川杏乃 実南天目をひくほどの紅さかな

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成29年2月号
  ☆特選☆
 
横浜 小二 加藤 希実 冬の朝ゆげから食べるカレースープ
選評

希実さん、朝に食べるカレースープはあたたかいですね。でもまず湯気から食べるのは面白いですね。
 この句はカレースープのおいしさを言わないで、湯気から食べるという発想にユニークさと子供らしさがあります。このような詩情にひかれました。

  ☆秀逸☆
 
福岡 小一 いい田じんぺい さむいあさ口からスプレー出たみたい
半田  小三  荒川 惟孝 コスモスのかふんのかたちペンみたい
瀬戸 小四 澤田 和貴 落ち葉ふむパリパリ何を話してる
名古屋 小四 野瀬 彩名 銀杏散る空気がふるえているようだ
岡崎  小四  秋竹 凜音 さつまいもわったら中にお月さま
 ☆入選☆
 
福岡  三歳  いいだはると イルミネーションおどってるようにひかってる
名古屋 三歳 たけだゆうき きりんさんしっぽふらふらあきのはれ
名古屋 小一 たけだはるき 草のつゆふんであるくよキリンさん
岡崎  小一  水野 具生 おちばなげおちばの山をこわしたよ
小牧 小三 加藤りのあ はくちょうがとんでるみたい冬の雲
岡崎  小四  加藤  葵 秋の風体でやさしく感じている
岡崎  小四 倉野 愛華 雪だるま作った次の日まで解けないで
岡崎  小五  國光 真由 焼いもの歌が聞えて走り出す
岡崎 小五 本田 万結 団栗やぽろりと落ちてどこへ行く
横浜  小六  葛谷 雄彦 寒い日は夜ねるときが幸せだ
三島 小六 村松明日香 千歳飴あの日に戻って食べたいな
一宮  中一 澤田 侑吾 愛犬の背ナにバッタの日なたぼこ
京都 小一 田村 秋嶺 いちょうおちばきつねのえがおえがいたよ
瀬戸  小六 吉田 光来 紅葉がねオレンジ色に染まってる

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成29年1月号
  ☆特選☆
 
岡崎  小五 小川 菜月 ざくろの実中に宝石かくしてる
選評

菜月さん、ざくろはまだ開いていないとき、宝石がつまっていると思ったのでしょうね。
 石榴の実がまだ裂けていない時を想像した句はあまり見かけません。それを宝石を隠していると、感じたのは子供らしくしかも意外性に富んだ句だと思いました。

  ☆秀逸☆
京都  小一  田村 秋嶺 どんぐりのころころめいろつくってる
横浜 小二 加藤のぞみ ジャンプしてもみじのはっぱとハイタッチ
三島  小二  内田 妃菜 おっとっとぎんなんふまずいけるかな
土岐 小三 林  りな 運動会終わったあとでどしゃぶりに
岡崎 小五 岩附 乃偉 ざくろの実中味を見たら宝石だ
 ☆入選☆
 
名古屋 三歳 たけだゆうき コオロギのいいこえきいてねたんだよ
京都 三歳 合田 詩栄 やまのぼりにいちゃんくもをたべたかな
名古屋 小一 たけだはるき コオロギはおしりからはりだしている
福岡 小一 いい田じんぺい はれたらねことりがうたっているみたい
名古屋 小三 上杉 健人 運動会ママのおうえんまけてない
小牧 小三 加藤りのあ まつたけはかわいいぼうしかぶってる
半田  小三  荒川 惟孝 きんもくせいママのにおいににているよ
名古屋 小四 野瀬 彩名  きんもくせい香りをふんで通学路
岡崎  小五  松尾 将伸 落ちて来るもみじを本に乗せて読む
岡崎  小五  田村 涼乃 ざくろの実がっばと口開けこわそうだ
三島 小六 内田 結羽 長袖さんタンスの中でお引越し
名古屋 高一 長谷川杏乃 秋晴れの空切り裂いて航空祭
名古屋 五歳 淺原 沙水 秋の空一番好きなみず色だ
 小牧 小一  加藤みはね  おいしいなプールのあとのチョコレート 
三島 小二 村松沙也加 夏すぎてすごくすずしくなってきた
瀬戸 小四 澤田 和貴 秋まつりみこしかけ声かし袋
三島 小六 村松明日香 登下校道はぎんなんいっぱいだ
 一宮 中一  澤田 侑吾  栗三つ子イガに囲まれ敵はなし 

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成28年12月号
  ☆特選☆
浦添  小三  仲宗根はゆる 秋の夜おばけがまどでかくれんぼ
選評

はゆるさん、夜はどこにおばけがいるのか分かりませんね。まどにかくれていたのですか。
大人は秋の夜をしみじみとした印象で詠みます。しかしこの俳句は大人の固定観念に関係なく、秋の夜→窓→おばけと意外な発想で詠み、子供らしい詩情が出てきました。

  ☆秀逸☆
宇治  三歳  浜田朔太郎 どんぐりさんぼうしをぬいでどこいったの
名古屋 五歳 くしげけいと こうろぎが葉っぱの家でないてるよ
瀬戸 五歳 おやいづきょうこ ひまわりがあたまをさげてごあいさつ
京都 小一 田村 秋嶺 りんりんりんとおくにちりりむしのこえ
横浜 小二  加藤 希美 お日さまと雨はなかよしにじできた
 ☆入選☆
 
名古屋 三歳 たけだゆうき ぞうさんがながーいはなでみずまきだ
大阪  四歳  中川 光司 おばあちゃんのにわにかまきりばったいた
名古屋 五歳 淺原 沙水 アイスクリーム持っているだけとけちゃった
名古屋 小一 たけだはるき かばさんが大きないけでみずあそび
福岡 小一 いいだじんぺい まんげつにうさぎいっとうはねている
稲沢  小二  所 佑次朗 あきがきた木のはの色がかわったね
蒲郡 小三 岩崎 空澄 いちょうの実風でゆらゆら落ちそうだ
名古屋 小三 上杉 健人 柿みのるみんなでいっしょに食べようよ
半田  小三  荒川 惟孝 おいしい葉いも虫のふん緑色
静岡  小五  町田 菜穂 虫たちもみんな大好きトマトの実
三島 小六 内田 結羽 セミ黙りホットしてたら鈴虫だ
横浜 中二 ハ   ル 気がつけば木々の間に栗や柿
名古屋 小四 野瀬 彩名  ふかふかのベッドのような雪つもる 
瀬戸 小四 沢田 和貴 運動会テープを切った徒競走
横浜 小六 葛谷 雄彦 秋雨が降る日は心ゆううつだ
一宮 中一 澤田 侑吾 秋雨に巣材集めて鳩ポッポ

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成28年11月号
 ☆特選☆
小牧  小三 加藤りのあ にじのはし雨に流されきえちゃった
選評

 りのあさん、虹の橋が消えてしまったのは、雨が流してしまったのですか。ビックリポンですね。
 私達は普通虹が消えるのは雨が完全に上がったことによると知っていますが、それは雨が流したせいだと感じた子供らしい詩情を私達も見習うべきだと思います

 ☆秀逸☆
名古屋 五歳 淺原 沙水 花火ちるほしのしずくがおちてくる
土岐 小一 林 かんな 同じ名のカンナの花に水あげる
大分 小一 いいだすずの きこえたよあわびのからにうみのこえ
横浜 小二 加藤 希実 夕やけをスプーンですくってたべたいな
静岡 小四 森 たかや 富士山で頭も足もきりの中
  ☆入選☆
 
名古屋 三歳 くしげ琉之介 ありさんをのせた葉っぱのお舟だよ
京都  六歳  合田 笙基 ねころんでみどりのはっぱのおやねだね
四日市 小一 坂口 みく ねこじゃらしふればざりがにぶらさがる
京都  小一  田村 秋嶺 やどかりははさみででぐちふさいでる
大阪  小一  中川 沙知 折りづるをいっぱい折ったなつ休み
福岡  小一 いいだじんぺい にじのしたとおってみたいあるいてね
名古屋 小四 坪野みなみ 夏休み海にプールに宿題も
四日市 小四 坂口 はる ジェットコースターどきどき上がる夏空へ
岡崎 小六 平岩 綾乃 ディズニーではしゃぎまくって汗まみれ
瀬戸  小六  吉田 光来 青ジソの香りがしてる指の先
一宮 中一 澤田 侑吾 空見上げ犬もみつめる大花火
名古屋 高一 長谷川杏乃 山すその青田と我を風つつむ

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成28年10月号
 ☆特選☆
名古屋 小六 須崎洸太郎 ラムネ飲む一口ごとに空見上げ
選評

 洸太郎君、確かにラムネは一気に飲めませんね。一口飲んだらまたラムネ玉を戻して飲みますね。
 この句のよいところはラムネを一口ごとに飲む動作の中に空を見上げることを気づいたところに詩があります。これは大人も見習いたい感性です。

   ☆秀逸☆
小牧  小三 加藤りのあ せみの声ずっと私についてくる
瀬戸 小四 沢田 和貴 せみの声こわれたラジオ何台も
静岡 小四 坂下あやの 氷穴の涼しい風をとどけたい
名古屋 中二 赤川  舞 日焼けするぬいでもぬげぬ水着あと
名古屋 高一 長谷川杏乃 夕蛍初めて触れるみどりの灯
  ☆入選☆
福岡 二歳 いいだはると かにさんがチョキチョキしてるかわのなか
京都  六歳 合田 笙基 お月さままあるいふとんきるのかな
名古屋 小一 たけだはるき じいちゃんはひるねのときもいびきかく
小牧  小一  かとうみはね なつのくもわたがしみたいでおいしそう
京都  小一 田村 秋嶺 あさがおがあめにぬれてるしょんぼりと
福岡 小一 飯田 仁平 はなびのひおとがおそらにきえていく
横浜 小二 加藤 希美 かたつむりおうちおもくてのろのろり
半田  小三  荒川 惟孝 けんかして土がでこぼこカブト虫
土岐  小三  林  りな お休みの家の中までつゆじめり
静岡  小四 西内そうま 富士登山拾った石は軽かった
静岡 小四 森 はると 富士登山ザクザクザクと火山灰
一宮  中一 澤田 侑吾 部活して風呂に日焼の足洗う
名古屋 五歳 淺原 沙水 かたつむりぐるぐるこうら軽かった
土岐 小一 林 かんな あさがおの花にじょうろで水かける
稲沢 小二 所 佑次朗 夏のほしねころびみたらねむくなった
大府 小三 大つかたくみ 夏休み宿題いっぱい大へんだ
稲沢 小四 廣島 惇仁 父さんとたっ球ラリー子どもの日
静岡  小五  町田 菜穂  豆乳の手作りアイスひんやりと 
 横浜 小六  葛谷 雄彦  夏休み心静かに落ちつきたい 

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成28年9月号
 ☆特選☆
岡崎  小四 水野 遥翔 日焼けあと服をぬいでも服着てる
選評

 遥翔君、日焼けした服を脱いだらどんな服でしたか。白い服が見えたのですか。
 大人の眼から見ても日焼けした手の色とその下に見える白いコントラストの表現が見事です。その白い肌を服と認識したところに詩が生まれています。

   ☆秀逸☆
大阪  小一 中川 沙知 きれいだな虹はみんなをつないでる
福岡  小一 飯田 仁平 ひまわりがそらにむかってこんにちは
横浜  小二  かとうのぞみ ところてんお口のなかでおどりだす
三島  小六 村松明日香 長電話アイスがとけてしまいそう
三島  小六  内田 結羽 夕焼けに手足伸ばして逆上がり
  ☆入選☆
名古屋 小一 たけだはるき ふんすいのそらにひこうきぐもふとる
土岐  小一 林  かんな かたつむりだんご虫にもおいこされ
京都  小一 田村 秋嶺 せみのこえでんしゃのおともきこえるよ
名古屋 小二 たまいこうき てのひらをほたるこちょこちょこそばゆい
静岡  小三 中野こうく さなぎはね糸のブランコゆらゆらと
小牧 小三 かとうりのあ とうもろこしわたしのはよりそろってる
半田  小三  荒川 惟孝 バラのめにきれいなくものうすみどり
岡崎  小四  秋竹 凛音 暑くても四季は大切日本だよ
静岡  小五  町田 菜穂 麦の穂が見守っている登下校
名古屋 小五 奧村 匠真 ほたるはね静かにしてると光り出す
横浜  小六  葛谷 雄彦 梅雨の中人の心もしめってる
一宮 中一 澤田 侑吾 向日葵よ高く伸びてけ天高く
名古屋 小一 おくむらかずし おまつりでおおきいきんぎょおいかける
稲沢 小二 所 佑次朗 かたつむり大あめふってうれしそう
大府 小三 大塚たくみ かき氷サイダー味がおいしいよ
瀬戸 小三 吉田 羽沙 手にのせたやどかりすこしくすぐったい
土岐 小三 林  りな あじさいがきらりと光る雨のあと

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成28年8月号
 ☆特選☆
名古屋 四歳 淺原 沙水 こいのぼり風を食べてる青と赤
選評

沙水さん、口を開けている鯉のぼりが風を食べているとは知りませんでした。 ジュニア俳句は自由な発想が魅力的です。この句の「風を食べてる」と感じたのは大人では思いつきません。また「青と赤」で真鯉、緋鯉も見えてきます。

   ☆秀逸☆
京都  小一  田村 秋嶺 あさがおのふたばはりょうてひらくよう
三島  小二 内田 妃菜 かき氷早く食べなきゃ色水だ
稲沢  小二  所 佑次朗 ぼくのせもたけのこみたいにのびるかな
瀬戸 小四 沢田 和貴 学校に茶わんみたいなつばめのす
三島 小六 内田 結羽 暗くなりホタルとかえるのショータイム
  ☆入選☆
名古屋 四歳 くしげけいと どろんこのたんぼにいたよおたまじゃくし
小牧 小一 かとうみはね じゃんけんでいちばんおおきいすいかたべた
大阪  小一 中川 沙知 おばあちゃんともだちできたよ一年生
福岡 小一 飯田 仁平 ほたるがねキラキラひかるてのなかで
横浜  小二 加藤 希実 およばれのおすしのはこにこいのぼり
名古屋 小二 たまいこうき 草とれば赤ちゃんだんご虫ぞろぞろ
蒲郡  小三 池田さくら きゅうりのまいてるつるがどこへいく
瀬戸  小三 吉田 羽沙 やぎさんのもふもふの毛にわか葉風
半田  小三 荒川 惟孝 まっ白なあしのまじったダンゴムシ
土岐  小三 林  りな 田の中でななめの苗もゆれている
一宮 中一  澤田 侑吾 鯉のぼり空の青さに泳いでる
名古屋 高一 長谷川杏乃 ナナフシの子葉桜のすじを真似
名古屋 小一 たけだはるき はるやすみりょかんに大きすべりだい
小牧  小三  加藤りのあ  風ふいてゆらゆらゆれる藤の花 
横浜 小六 葛谷 雄彦 五月雨や初夏の暑さはどこへやら
横浜 高二 葛谷 真依 燃えるような空見上ぐたび考える
 

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成28年7月号
 ☆特選☆
三島  小六 内田 結羽 トカゲ見て私もトカゲもにげてゆく
選評

結羽さん、トカゲを見てびっくりしたのですね。でもトカゲはもっとびっくりしたのですね。
 よく蜥蜴を見かけると、素早く逃げます。蜥蜴が逃げたことだけを詠むと当たり前になります。さらに自分も蜥蜴がびっくりしたことを発見したところに詩が生まれます。

   ☆秀逸☆
名古屋 五歳 おやいづきょうこ ふんすいがお花みたいにひろがった
横浜  小二  加藤 希実 ふきのとう雪の下からこんにちは
瀬戸  小三 吉田 羽沙 つくしさんみんなにつまれいたそうね
土岐  小三 林  りな 青葉たち風にそよがれうれしそう
東海 小六 野田いろは しゃぼん玉空に上がると空の星
  ☆入選☆
名古屋 小一 たけだはるき 一ねんせいはじめておとこせんせいだ
名古屋 小二 たまいこうき 二年生になるまでさくらさいててね
名古屋 小二 安部 清華 さくらがいピンクできれいなみの音
半田  小三 荒川 惟孝 春のはえてんぐのうちわのはにねむる
小牧  小三 加藤りのあ 公園であそんだ後のかき氷
名古屋 小六 國枝 陽和 蜜蜂は蜜を届ける宅配便
一宮  小六 澤田 侑吾 先生も共に旅立つ卒業日
東海  小六  鈴木 大翔 桜の花入学式をお出むかえ
東海  小六 菅  弘靖 春になりつぼみの花火ばくはつだ
東海  小六 木村 勇翔 桜見る猫の頭に花びらが
東海  小六 早川菜々穂 虫たちと桜の花びらダンスする
名古屋 高一 長谷川杏乃 八重桜落ちて地面をころりかな
福岡 小一 飯田 仁平 せんせいのおはなしきけたにゅうがくしき
稲沢 小二 しのだはるな あおむしかみどりのはっぱたべにきた
横浜 小六 葛谷 雄彦 美しい散りゆく桜のさみしさは

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成28年6月号
 ☆特選☆
 
東京  小三 松井 詩織 しおだまりいそぎんちゃくがダンスする
選評

詩織さん、潮だまりで見るいそぎんちゃくは本当にダンスしているみたいですね。
 何気ない浜にあるイソギンチャクをよく観察しています。イソギンチャクの触手をよく観察した結果、ダンスしていると感じた感性を大事にしたいと思います。

   ☆秀逸☆
福岡  六歳 飯田 仁平 お日様が背中を押してあたたかい
稲沢  小一 所 佑次朗 つくしさんつくんつくんとたんぼみち
静岡  小五  町田 菜穂 流感で二人っきりの授業かな
東海 小五 坪井 すず 桜の木入学式まで散っちゃだめ
名古屋 小六 國枝 陽和 おひな様の視線感じてふり向いた
  ☆入選☆
名古屋 四歳 淺原 沙水 つくしんぼとんがり帽子かたかった
東京  五歳  松井 大輔 チューリップみんなそろってたのしそう
京都  六歳 田村 秋嶺 しゃりしゃりとみずなをかじるうちのねこ
小牧  小二 加藤りのあ 遠回りして見にいったなの花を
半田  小二  荒川 惟孝 花なづなぱちぱちなっておもしろい
土岐 小二 林  りな 夕方にたんぽぽしぼんでしまったよ
瀬戸  小三 沢田 和貴 一日にティッシュ一はこかふんしょう
東海  小五 小林 真優 雪解けて春には来るよ何かがね
東海  小五 各務 竜星 桜咲き出会いと別れの時が来た
東海  小五 森  真菜 桜の木落ちた花びらカーペット
瀬戸  小五  吉田 光来 風吹いて遠くへ遠くへしゃぼん玉
名古屋 中三 長谷川杏乃 春うらら捨てる教科書積まれたる
名古屋 六歳 たけだはるき そつえんしきせんせいいっぱいないたよ
小牧 六歳 加藤みはね すいせんさいておじぞうさんがうれしそう
大府 小四 中村 和葉 春の雲わたがしみたい食べたいな
名古屋 小四 國枝 咲和 満開のさくらを待った日曜日
横浜 小五 葛谷 雄彦 卒業生飛び立っていき我六年
名古屋 小五 須崎洸太郎 とかげ出てすぐにかくれたはちの下
一宮 小六 澤田 侑吾 春風が僕の身体を運んでく
横浜 中一 葛谷 治彦 千本の桜を眺めて春感じる

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成28年5月号
 ☆特選☆
小牧  六歳 かとうみはね でんがくをたべたおくちにみそのひげ
選評

みはねさん、お口についたひげはおいしかったですか。
 私達も味噌田楽を食べる時、口に味噌が付くことがありますが、その時、そこに詩情があるとは思いません。しかしこのように子供の目を通すとたちまち詩情が生まれます。大人も何でもないところの詩情を探したいと思います。

   ☆秀逸☆
名古屋 四歳 淺原 沙水 雪だるまマフラーしたらとけちゃった
名古屋 五歳 たけだはるき どどどんとかれはの山にとびこんだ
名古屋 五歳 安部 悠華 ゆでたまごおさらでスケートしているよ
福岡  五歳 飯田 仁平 おばあちゃんと影重なってるよ春の夜
小牧  小二 加藤りのあ 校庭にたけばらばらのつくしんぼ
  ☆入選☆
名古屋 四歳 佐野 友香 お月様あんぱんまんになれますように
京都  六歳  田村 秋嶺 おひなさまトーンチャイムをきいてるよ
名古屋 小一 たまいこうき 五こもらいむしばになりそうバレンタインデー
稲沢 小一 ところゆうじろう つくしんぼかおをだしたらまださむい
半田 小二 荒川 惟孝 教室でマスクかけるとぽかぽかだ
瀬戸 小三 沢田 和貴 しものまど今度は何を書こうかな
静岡 小四 町田 菜穂 白熱の戦い続く歌留多取り
横浜 小五 たけ ピコ 春一番春の足音聞こえるよ
三島 小五 内田 結羽 暗くなり空見上げればオリオン座
東海  小五  栗須虎太郎 寒い時家のぬくもり思い出す
一宮  小六  澤田 侑吾 北風と追われ追いつつ鬼ごっこ
名古屋 中三 長谷川杏乃 採寸に引きまわさるる入学児
大阪 六歳 中川 沙知 春がくる英語教室たのしいな

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成28年4月号
  ☆特選☆
 
東海  小五 早川菜々穂 カッサカサわたしのくちびるだっぴする
選評

菜々穂さん、くちびるがひび割れしてめくれてしまったのですね。脱皮するとはおもしろいですね。
 この句には季語はありません。しかし十分に季感があります。しかも唇がめくれてしまったことを脱皮すると捉えたところに大人には考えられない発想の自由が見られます。

   ☆秀逸☆
 
福岡  五歳 飯田 仁平 雪だるまさよならしたよ溶けちゃった
小牧 六歳 かとうみはね ゆきだるまてぶくろかしてあげようか
岡崎 小三 大山虎太郎 こたつはね人はなさない力ある
岡崎 小三 本澤 史都 冬の木もいつかはきっと花がさく
静岡 小五 中川 理央 もみじ散り茶色のドレスにころもがえ
  ☆入選☆
 
京都  六歳  田村 秋嶺 ゆきふむとゆきがじゃりじゃりないてるよ
横浜  小一  かとうのぞみ はつ日の出どんどん空へあがってく
名古屋 小一 たまいこうき せんせいに三かいあてたゆきがっせん
半田  小二  荒川 惟孝 はんこうをおしてるみたいもちをつく
小牧  小二 加藤りのあ 雪だるま運動場であそんでる
土岐  小二  林  りな じいじいと九九の本よむ日向ぼこ
瀬戸  小三  澤田 和貴 初スキー去年と同じこのにおい
一宮 小四 櫻井 慎子 発表会つめたいピアノに手がおどる
横浜  小五 タケヒコ 寒いけどどうして雪が降らないの
東海  小五 森  敦基 オリオン座この星見ればもう真冬
東海 小五 上西 夏生 おもちつきのびるおもちはうちゅうまで
東海 小五 梅木田美優 雪の道いろんな足あとだれのかな
名古屋 五歳 たけだはるき コマまわしサンタにもらってあそんだよ
静岡  小一  杉山 心都  ちゃばたけにしもがまっしろひかってる 
静岡  小三  梨山 萌芭  やねの上しもがつもってひかってる 
 岡崎 小三  加藤  葵  門松を作るおじいちゃんかっこいい 
静岡  小四  森藤かのん  初しもが茶畑白くそめている 
静岡  小五  中藤 浩輝  北風に必死にたえる自然かな 
名古屋 小五  須崎洸太郎  お正月にわのすずめが土つつく 
 東海 小五  辻村 洸典  外に出て白い宝石ほほに付く 
 東海 小五   豊田 輝 クリスマス寝ているあいだが夢のよう 
 東海 小五  井上 涼菜 初雪にみんなの心おどりだす

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成28年3月号
 ☆特選☆
 
半田  小二 荒川 惟孝 北風を入れて竹やぶおどってる
選評

惟孝君、竹やぶは北風のせいでおどっていると思ったのですね。
 竹藪のざわめきを踊っていると思い、それは北風が吹き込んでいると感じた感性はもう立派な一人前の俳句です。この感性は大人の俳句にも通じる写生となっています。

  ☆秀逸☆
 
春日井 小四 野村  祥 冬の朝外へ出たなら風の海
名古屋 小五 須崎洸太郎 大根の根っこのさきが足みたい
東海 小五 水津  真 夢見てる流れ星には言えるけど
岡崎 小六 味岡 佑奈 朱雀門くぐりぬけると秋の風
岡崎 小六 榊間 優奈 まくらなげ深まる絆秋の夜
  ☆入選☆
 
静岡 小一 杉山 こと ほしがきがきょうしつのまどいっぱいに
名古屋 小一 たまいこうき サンタさんまくらのライトつかってね
小牧 小二 加藤りのあ 雨やんでトンネルみたい冬の虹
一宮 小四 櫻井 慎子 げんかんで羊と申が入れ変わる
静岡 小五 永野日奈子 衣がえ山も私もかわってく
東海 小五 鈴木  楓 赤とんぼ夕焼空と同じ色
東海 小五 森  敦基 オリオン座この星見ればもう真冬
静岡 小六 南条 太希 風花がはだに当たってとけていく
静岡 小六 森  雅美 かじかむやそでをのばして手をかくす
岡崎 小六 山本 洸希 早朝や五重のとうは霧がくれ
名古屋 中三 長谷川杏乃 朝まだきごまめの香満つ台所
横浜 高一 葛谷 真依 白雪よ降ってくれるな聖夜まで
 

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成28年2月号
 ☆特選☆
 
名古屋 四歳  おやいづきょうこ おばあちゃんあおむしさんがでんしゃみたい
選評

きょうこちゃん、あおむしさんの動いている様子がでんしゃのように見えたのですね。
 祖母との会話の何気ないつぶやきが詩になっています。このような会話を大事にしたいと思います。

  ☆秀逸☆
 
小牧 小二 加藤りのあ さざんかのちった花びらハート形
横浜 小五 葛谷 雄彦 かれ落葉たくさん集めて落葉富士
岡崎  小五  星野 有哉 にん者だよ作ると消える雪だるま
瀬戸 小五 吉田 光来 火祭でやけどが三つ足のうら
名古屋 小六 國枝 陽和 渡り鳥ここの電線満員です
  ☆入選☆
 
名古屋 四歳 淺原 沙水 ひまわりはコスモス畑に変わってく
大分 五歳 飯田 涼乃 公園で落ち葉がダンスしているよ
名古屋 小一 たまいこうき ふゆのあさくらくてよるとまちがえる
半田 小二 荒川 惟孝 小鳥来るママたんじょう日おめでとう
岡崎  小三  内野 里南 いちょうの葉たくさん落ちてじゅうたんだ
岡崎  小三  居森  優 とんぼとべひらりひらりととんでゆけ
岡崎  小三  益田 幸来 赤とんぼ夕日といっしょにとんでいく
名古屋 小四 國枝 咲和 冬なのにまだ半そでのお兄ちゃん
名古屋 小五 須崎洸太郎 大仏の手に休む鳩寒そうだ
瀬戸 小六 深谷 美空 上見れば空いっぱいのうろこ雲
一宮 小六 澤田 侑吾 冬が来る思わずねこをだきしめる
名古屋 中三 長谷川杏乃 秋日和すいこまれゆくホームラン
名古屋 五歳 たけだはるき ぼくのてをかくすおおきないちょうのは
福岡 五歳 飯田 仁平 弟と鳩おいかけた七五三
小牧 六歳 かとうみはね こうえんでふゆのすずめもあそんでる
岡崎 小三 畔柳 陽向 十月にどんぐりころっと落ちるんだ
岡崎 小三 柴田 陽登 とんぼ手に乗っかて一休み
岡崎 小三 廣村 聡洸 どんぐりがぼうしかぶって落ちてきた
岡崎 小三 内田 芽玖 トンボはねびゅんびゅんとぶよはしゃぎすぎ
岡崎 小三 井上 紗奈 とんぼはね風につられてとんでいく
岡崎 小三 岸本 桜子  くりごはんほくほく食べるこれぞ秋 
岡崎 小三 大塚 颯大  もみじがね真っ赤な道をつくったよ 
岡崎 小三 川中 美侑  赤とんぼぶんぶんとんだ速いのだ 
岡崎 小三 鈴木  杏  夕日とねいっしょに帰る赤とんぼ 
岡崎 小三 高田 壬悠  夕やけはもみじの色ににているね 
岡崎 小三 細井 麻衣  ぎんなんのにおいでみんな鼻つまむ 
岡崎 小三 八木美穂子  すすきがねさらさらダンスおどってる 
瀬戸 小三 沢田 和貴  秋晴れの校庭走る息あらく 
神戸 小三 小蜥テ太郎  青空へ大きくあがるぼくのたこ 
岡崎  小三 山本帆菜美  くりの中黄色のきれいなあまい味 
静岡  小四  町田 菜穂  もみじの葉みんないっしょにおどってる 
一宮  小四  櫻井 慎子  妹の火事のポスターほめられた 
岡崎  小五  喜悦 純穂  桜の木新しい芽がもう出ている 
岡崎  小五   清水 彩子 もみじの葉ゆっくりゆっくり衣がえ 
岡崎  小五  野村 奈未  教室でふと外を見る枯れ木かな 
瀬戸 小六  渋谷 はな  ほくほくのやきたてあつあつさつまいも 

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成28年1月号
 ☆特選☆
名古屋 小一 あべさやか だいこんピリリお口ではなびがあがったよ
選評

さやかさん、口で花火があがるほど辛かったのですね。
 大根の辛さを花火が上がるほどというユニークな比喩の発想が豊かですね。大人の目で見ると、七・八・五の破調が気になりますが、自由な発想につながっています

  ☆秀逸☆
 
福岡 五歳 飯田 仁平 秋の海島がポコポコうかんでる
半田 小二 荒川 惟孝 いも虫のおしりアンテナついていた
土岐 小二 小島 涼雅 赤とんぼゆうびんマークにているね
三重 小四 松田 萌加 とんぼさん早すぎですよつかめない
静岡 小五 渋川 世廉 敗戦の話をきけば赤とんぼ
  ☆入選☆
 
名古屋 五歳 たけだはるき あきのかぜせかいのこっきしらべてる
名古屋 五歳 あべはるか おいもほりどんどんどんどん出てくるよ
京都 五歳 田村 秋嶺 おいもほりもぐらのようにほっている
名古屋 小一 たまいこうき かぜひいてかぞくみんなでこんこんこん
小牧 小二 かとうりのあ 赤とんぼ空でおよいでいるみたい
横浜 小三 坂口 葉琉 風ふいて金色のいねおどってる
静岡 小四 町田 菜穂 ほくほくの栗のご飯をもういっぱい
一宮 小四 櫻井 慎子 風ふいて落葉がたまる木の根っこ
三島 小五 内田 結羽 落ち葉踏む音が好きだな帰り道
静岡 小五 中川 理央 あぜ道に炎はじけるひがん花
一宮 小六 澤田 侑吾 どんぐりを土にうずめてまた来年
名古屋 中一 赤川  舞 窓ぎわのカーテン踊らす秋の風
瀬戸 三歳 たかやなぎみさ かきばたけでかきをとったよおいしかった
瀬戸 四歳 たかやなぎじゅん しちごさんはずかしかったきものきて
小牧 六歳 かとうみはね じてんしゃにひとりでのれたあきのはれ
瀬戸 小二 吉田 羽沙 あきえんそくイルカが高くとんでるよ
瀬戸 小三 沢田 和貴 徒競走秋風切って一等賞
横浜 小五 たけピー 虫たちが夜に鳴きあうハーモニー
静岡 小六 大倉 光貴 家の前あさい緑の実南天
名古屋 中三 長谷川杏乃 新生姜いつもより料理引き立って
 

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成27年12月号
 ☆特選☆
 
名古屋 五歳 たけだはるき うんどうかいおとなだらけのようちえん
選評

はるき君、本当にそうですね。おもしろい発見です。
 運動会の真実をついた句です。伊吹嶺会員にも運動会の事柄俳句が多く作られていますが、この句は五歳の子が作ったからこそ生き生きしています。

  ☆秀逸☆
 
京都 五歳 田村 秋嶺 やまみちにくりがおちてるわらいがお
名古屋 小一 たまいこうき おつきさまくもとおそらでかくれんぼ
半田 小二 荒川 惟孝 三日月にすこしの間すわりたい
東京 小三 松井 詩織 空ひくく光る満月大きいよ
静岡 小四 山崎 凛 大花火みどりの星がふってきた
  ☆入選☆
 
蒲郡 四歳 ひろなかいちよう すずむしがはねをひろげてないてるよ
大阪 五歳 中川 沙知 ゆかの上でおわんがくるくるおどってる
福岡  五歳  飯田 仁平 たいふうにさよならしたらはれマーク
岡崎 小三 早川 天智 ほたるはね光で話す生き物だ
岡崎 小三 杉浦 晴基 あり見つけ夏はあついぞすにもどれ
静岡  小四 繁田 尊也 盆にねけむりで呼んだほとけさま
一宮  小四  さくらいのりこ 虫の声ピアノの音がやんだ時
稲沢  小四 所  俊輔 かかし作り名前は「田んぼぼん田」だよ
静岡 小五 永野日奈子 せみの声聞けば聞くほどじりじりと
瀬戸 小五 吉田 光来 コスモスのゆれてる丘にやぎ二匹
一宮  小六  澤田 侑吾 秋のちょう紙飛行機についてくる
名古屋 中三 長谷川杏乃 夕ぐれに追われて帰る月と我
岡崎 小一 岡本 沙綾 ギザギザのばったのあしはおもしろい
岡崎 小三 久保 颯汰 ホタルはね暗くなったら光りだす
岡崎 小三 柴田 浩希 すいかわりどこにあるか分からない
岡崎 小三 鈴木 大空 カレンダー八月全部夏休み
岡崎 小三 益田 幸来 かぶと虫昼は動かず夜は元気
岡崎 小三 村上ほのか 風りんがチリンチリンとえんそう会
岡崎 小三 吉田 璃央 ほたるはね光りで合図してるんだ
瀬戸 小三 沢田 和貴 コスモスやかい田高原で馬にのり
春日井 小三 橋枝 ゆい すずめばち教室に来てこわかった
静岡 小四 小林 夢月 姉ちゃんとスイカのたねのとばしっこ
静岡 小四 小林 礼武 さわったよそうめんみたい滝の水
静岡 小四  繁田 尊也  なすのうしせなかにのせた五百円 
静岡 小四 杉浦 瑠華 ヌメヌメとはだしで入りペチョペチョに
静岡 小四 町田 菜穂 家の前特等席で大花火
静岡 小四 森藤かのん 空いっぱいきくのもようの大花火
名古屋 小五 香田 詩織 ドンとなり夜空いろどる花火かな
名古屋 小五 須崎洸太郎 葉のうらで雨やどりするしじみちょう
静岡 小六 大倉 光貴 山近き校舎の上を流れ星
 

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成27年11月号
 ☆特選☆
 
静岡  小五 原田  和 田植あとぼくの両足指がない
選評

和君、田植の面白い体験がよい俳句につながりましたね。
 田植えあとの泥まみれの足から意外な発見につながりました。子供たちの俳句は大人が感じない新鮮な感覚を持っています。私達大人はそれを発掘する義務があります。

 ☆秀逸☆
大阪  五歳 中川 沙知   名古屋港水族館
海の中いわしの花火がひろがった
静岡  小一 寺澤  唯 かきごおりざしきわらしもたべるんだ
名古屋 小三 大須賀小春

だんご虫お顔かくしてころがるよ

静岡  小五  桜井 萌生

田植えしてどろが緑にそまってく

静岡  小六  西川 萌子

雷が雲をどんどんたたいてる

 ☆入選☆
名古屋 五歳 あべはるか

おつきさまずっとわたしについてくる

京都 五歳 田村 秋嶺 ぴかぴかのぼらがかいそうたべている
福岡  五歳 じんぺい やもりさんひかりのところにあつまるよ
横浜 小一 かとうのぞみ たけとんぼなつのおそらへとんでった
稲沢  小一  所 佑次朗 ねこじゃらしくすぐったいとママにげる
岡崎 小二 鈴木 聖矢 プールでねロケットはっしゃすーいすい
半田 小二 荒川 惟孝 カブト虫木のみきけずりみつさがす
三重 小三 松田 萌加

こうさてん追いかけっこの赤とんぼ

市川 小四 奧村 匠真 朝顔が天を目ざしてのびている
静岡 小四 森藤かのん えんがわはすずしい風の通り道
静岡 小五 出雲 伯翔 田植えしてどろが足うらくすぐった
静岡 小五 渋川 世廉

夏の夜星のすがたはシャンデリア

 市川 五歳  おくむらかずし  とおくまでみずてっぽうとばしたよ
京都 五歳 田村 秋嶺 ぴかぴかのぼらがかいそうたべている
三島 小一 内田 智久 アサガオの花がおわればたねのばん
静岡 小一 梨山 みく ほうづきがおみせのまえにまっかっか
名古屋 小一 あべさやか せんにちこう草といっしょにおどってる
名古屋 小一 たまいこうき ゆうやけにぼくもまっかにそまりそう
瀬戸 小二 巽 悠月 さつまいも皮はにがくみはあまい
瀬戸 小二 吉田 羽沙 川原でねゆかた長くてころびそう
小牧 小二 加藤りのあ 学校で育てたきゅうりまがってる
土岐 小二 はやしりな じじの家すず虫ふえてかご五つ
横浜 小三 坂口 葉琉 やなのあゆつかめば尾びれぱたぱたと
静岡 小三 梨山 朋芭 あじさいが少しゆれてる山の風
瀬戸 小三 澤田 和貴 たてじまの線が入ったすいかかな
静岡 小四 町田 菜穂 夏の川魚になて泳ぎたい
三島 小五 内田 結羽 キャンプの火外のごはんは格別だ
静岡 小五 中川 理央 俳句会どの子もうちわ使ってる
岡崎  小五  齊藤 孝太  苗はこび緑でそまる人のかげ 
岡崎  小五  戸井 寛己  田植えしてすいこまれたよぼくの足 
 岡崎 小五  高野 陽向  田植え後苗がきれいにならんでた 
 静岡 小六  大倉 光貴  すず風にあたりながらの俳句会 
名古屋 小六   坪野 美咲 着替えたら浮き輪を腰に出発だ 
一宮  小六  澤田 侑吾  ヒマワリよ太陽目指し背をのばせ 
名古屋 中一  赤川 舞  寝ころぶとふとんみたいだ夏の雲 
名古屋  中三 長谷川杏乃 

田の中にすっくと立てる白鷺(はくろ)かな

 

 伊吹嶺ジュニア俳句 平成27年10月号
 ☆特選☆
瀬戸 小三 沢田 和貴 さんしょう魚顔ぶつぶつにおこってる
選評

和貴君、さんしょう魚のぶつぶつが怒っているように見えたのだね。
 このように子供の見る眼と大人が見る眼が違うことに気づくことは子供達の新鮮な視線を大事にすることだと思います。

  ☆秀逸☆
京都 五歳 田村 秋嶺 ちょっとだけらっこおよぎができたよ
静岡 小一 寺澤  唯 金ぎょさんゆれるスカートかわいいな
静岡 小一 梨山 未来 がんばったほたるのさとのコンサート
静岡 小五 渋川 世廉 つゆに入る雨の合唱ポチャポチャと
名古屋 中三 長谷川杏乃 茄子もらうその紫の深きこと
 ☆入選☆
名古屋 五歳 たけだはるき おとうととちのわななめにくぐったよ
名古屋 小一 あべさやか うちわさんいっぱいうごいてつかれちゃう
半田 小二 荒川 惟孝 こがね虫ぶつかりあってじゅえきすう
小牧 小二 加藤りのあ かきごおりつめたさが口いっぱいに
土岐 小二 小島 涼雅 夏の雨かさをさしたらもうやんだ
三重 小三 松田 萌加 きゅうりとりさわってみたらとげだらけ
那覇 小四 栗田 夏帆 夏の夜暗くないのに月がでる
横浜 小五 たけピー お祭の日には必ず雨が降る
名古屋 小五 鬼頭 直輝 抜けた歯を夏の空へと投げてきた
瀬戸  小五  吉田 光来 じいちゃんへ病気どうかな夏みまい
静岡 小五 永野日奈子 夏の雨田んぼに水の輪次々と
一宮 小六 澤田 侑吾 金色にひかりて青葉散ってゆく
名古屋 四歳 あべはるか あかちゃんがおっぱいのみのみうれしそう
名古屋 小一 たまいこうき あつひにながれるプールいきかえる
岡崎 小二 鈴木 聖矢 プールでねロケットはっしゃすーいすい
岡崎 小二 松田 絆那 プールでねぷかぷかういてパラシュート
土岐 小二 はやしりな せみとりのこうえんにあみわすれたよ
市川 小四 奧村 匠真 直列でプロペラいっしゅん飛ばす夏
静岡 小四 森藤かのん あじさいが雨にぬれてる山の道
稲沢 小四 所  俊輔 じんべいのしらが増えたねおじいちゃん
三島 小五 内田 結羽 不思議だな富士を見ながら海水浴
静岡 小五 大倉 光貴 五月雨やもやおりてくる水見色
名古屋 小五 須崎洸太郎 ぼくの背をこえてひまわり咲き出した
岡崎 小六 石川 蒼士 いざ出陣くす玉絶対割ってやる
岡崎 小六 中根 来木 ぼうし取りくす玉めがけ走り出す
瀬戸 小六 深谷 美空 夏なのに山の上では肌寒い
名古屋 中二 鬼頭 優菜 捻挫でもバスケやりたい夏休み
 

 
 伊吹嶺ジュニア俳句 平成27年9月号
 ☆特選☆
岡崎 小五 原田 翔太 ひつじ草花の中には金の部屋
選評

 翔太君、ひつじ草に金の部屋を発見したのはすごいね。めしべでみんな金色になっているのだね。
 このように子供の目は素直で、柔軟な感性が思わぬ比喩を引き出す詩が出来上がると思います。

 
 ☆秀逸☆
名古屋 五歳 たけだはるき

あげはちょうおそらのくもへとびたった

京都 小四 田村 崚明 天の川昼間のにじのかわりかな
岡崎 小五 鈴木 莉緒 風鈴が風の流れを教えてる
名古屋 小五 須崎洸太郎 わりばしで毛虫持ったら丸まった
名古屋 中三 長谷川杏乃 いざ行かんアイスと母の待つ家へ
 
 ☆入選☆

名古屋

四歳 あべはるか

つばめがねしたにとんだらあしたはあめ

名古屋 小一 たまいこうき ほたるがね五ひきとんでるかぞくかな
稲沢 小一 ところゆうじろう けむしがねかぜとなかよくあそんでる
静岡 小三 西内そうま かなへびがかまきりの子たべちゃった
瀬戸 小三 沢田 和貴 ほたる見てぴかぴか光る森の中
静岡 小五 小林 雅弥 ちっくんと指にささったナスのへた
岡崎 小五 田代滉太郎 すいれんに水がたまって空映る
岡崎 小五 大山 暖人 水馬は水の上ではにん者だぜ
岡崎 小五 竹田 真琴 ミニトマト星形の花かっこいい
名古屋 小五 坪野 美咲 雲の中かくれんぼうの太陽が
瀬戸 小五 吉田 光来 思い切り枕投げたよキャンプの夜
一宮 小六 澤田 侑吾 梅雨晴れやサッカー勝ちて肩を組む
名古屋 小一 あべさやか ぼっかの里で汽車にのり楽しかった
名古屋 小二 坪野 美南 かたつむり雨のふっているアジサイに
半田 小二 荒川 惟孝 かぶと虫オオクワガタをはねあげた
土岐 小二 林 凛風 おみやげにもらってうれし桜んぼ
静岡 小三 町田 菜穂 菜種梅雨体育館にひびいてる
静岡 小三 森川すぐる 子かまきりちいさいけれどかまをもつ
静岡 小三 岡田かずと 子かまきりやくにたつのかそのカマは
静岡 小三 太田 さえ ひくひくとちょうのさなぎうごいてる
静岡 小三 坂下あやの 子かまきりぴょんぴょんはねてにげちゃった
静岡 小三 もり たかや ピクピクとちょうのさなぎがキャベツの葉
三重 小三 松田 萌加 スイカたべたねをとばしておこられる
岡崎 小五 柴田 実結 すいれんがみんなの笑顔さそってる
岡崎 小五 大山 正真  夏風が緑かがやく葉をゆらす 
岡崎 小五  犬塚 悠希 梅雨曇り空見上げれば太陽が 
岡崎 小五 鈴木 沙来  風に乗り夏の季節が運ばれる 
岡崎 小五 藤井 聖也  ありはゆっくりだけど進んでく 
岡崎 小五  菅 楓佳 水ゆらすめだかが泳ぐ一列に 
岡崎 小五 飯田 滉大  どんな日も働きアリは大変だ 
岡崎 小五

竹田 真琴

ミニトマト星形の花かっこいい
岡崎 小五 杉浦 七葉   生い茂る緑の下のひと休み
岡崎 小五 谷 拓斗  ありさんがとことこ歩くどこまでも
岡崎 小五 能野 隼 風かおる校しゃのうらで考える 
岡崎 小五  石川結香子  人が来てそっとかくれるメダカかな
岡崎 小五  酒井 千咲  葉にかくれてすいれんの花ひょっこりと
岡崎 小五  斎藤 桃香  あちこちにスイレンの花かくれてる
岡崎 小五  坂本 大知  青トマト兄弟子どもいっぱいだ
岡崎 小五  谷 一輝  スイレンに水滴が付き光る花
岡崎 小五  武田 一樹  ナスの色むらさきすぎる青春だ
岡崎 小五  伊藤 優月  あじさいはこまかいところもきれいだな
岡崎 小五  鶴巻絢一郎  メダカ池メダカが見えず水ゆれる
岡崎 小五 福井 皆豊   ナストマト水やることも授業かな
岡崎 小五  榎本 汐恩  岩のかげするするかける蜥蜴かな
岡崎 小五  近藤 日彩  梅雨の空太陽かくし風そよぐ
岡崎 小五 吉川 凌生   学校で育てるなすもこむらさき
岡崎 小五  林 浩加  あじさいの色はむらさき人を呼ぶ
名古屋 小五  早川 結斗  あつい日は水てっぽうでたたかいだ 
瀬戸  小五  沢田 凛  手のひらに蛍のっかりあかるいな 
 

copyright(c) 伊吹嶺 All Right Reserved.