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第1回「伊吹嶺」俳句鍛錬会記(静岡)
 
平成20年5月25日(日)〜26日(月)
 
 去る5月25日(日)〜26日(月)に第1回「伊吹嶺」俳句鍛錬会が静岡県伊豆長岡近辺で行われました。静岡支部の皆さんのご努力で65名もの参加を得て、盛大に行われました。「伊吹嶺」として初めての試みで、鍛錬会当日の懇親会で、栗田主宰より、「伊吹嶺も10周年を終え、一区切りがつきました。今年度からは全国大会は参加しやすくするため、日帰りとする予定です。従って純粋に作句向上のための場として、鍛錬会を企画しました。子規、碧梧桐時代ほどではないにしても、なるべく多く句会を行い、皆さんの向上の場としていただきたい。」と趣旨が説明された。
 1日目は皆さん三島近郊の思い思いの場所を吟行地に選び、予定時刻までに会場のホテルサンバレー富士見に集合することとなった。私は柿田川、蛭ヶ小島、政子産湯の井などを回った。
 ホテル集合の後、3班に分かれ、早速第1回の句会が行われた。主宰は3会場を巡り、そして全員の句も選句していただく。夕食後、第2回の句会が同様に行われた。ここまでが公式の句会であるが、その後のさらに句会を続けたグループが多く、初めての経験で得難い体験ができたようである。
 インターネット部は体制が再編成されたばかりであったので、この鍛錬会の機会を利用させていただき、メンバーが集まり、今後のインターネット部、伊吹嶺HPの進め方など熱のこもった議論が行われた。
 2日目はバス2台に分乗して、萬城の滝、修善寺、韮山などを巡り、再びホテルに戻り、全員による句会が行われる。2日目は全員同じ場所を吟行したため、滝の名句に多く巡りあえた。
 以下は鍛錬会模様と、第1回句会の参加者全員の句を紹介します。
 今回の鍛錬会については急な企画であったにもかかわらず、静岡支部の皆さんが協力していただいたおかげで楽しい鍛錬会を経験することが出来た。次回は岐阜支部による鍛錬会が行われる予定です。今回参加できなかった方も是非次回は参加していただければと思っています。
 最後に静岡支部の皆さんにお礼を申し上げます。
 なおその後、静岡支部長の夏目悦江さんから次のようなメッセージをいただきました。再度静岡支部の皆さんに対して改めてお礼を申し上げます。(隆生)
 25〜26日の両日は大変お世話になりました。主宰をはじめ上杉同人会長、会員でもある名鉄観光の堀一之さん、上田博子さん、研修部、インターネット部の方々にご指導、ご協力を頂きました。何と言っても参加して下さった同人、会員の皆様のお陰と感謝しております。
 第一回ということで、かなり緊張致しました。雨にも遭いましたが、丸一日半は晴れて富士山も微笑んでくれました。何よりも皆様に佳い句がたくさん出来たことが一番嬉しいことでした。これから反省点を検討して岐阜支部にバトンタッチしたいと思います。
  皆様どうもありがとうございました。
                                       静岡県支部一同

韮山の反射炉で全員集合

花藻が繁茂している柿田川

政子の井で何を見ている?

頼朝挙兵の地をぶらぶら

第1回句会(B班)

披講の静岡男性2人

夏目支部長の歓迎挨拶

栗田主宰挨拶

夕食会場

第2回句会(A班)

孤独な主宰の選句

萬城の滝

滝の前の橋は連衆で一人じめ

修善寺

独鈷の湯

韮山の反射炉

最後の全体句会
鍛錬会第1回句会(順不同)
梅落ちて源兵衛川に身を沈む 花村 富美子
若葉時茶房に食ぶる縁起餅 磯田 秀治
藻の花や富士の湧水街中に 磯田 なつえ
川沿ひに木道揺るる青葉雨 山田 悦三
お産所の跡とや満つるうまごやし 山本 法子
雨上がるローカル駅に夏つばめ 武藤 光晴
藻の花の富士湧水に揺らぎをり 佐藤 とみお
ギヤマンに楓若葉の歪みをり 菊池 佳子
小やみなき雨の雫や濃紫陽花 森垣 昭一
栴檀の花の香に酔ふ楽寿園 齋藤 眞人
枇杷の実の黄金を増して雨上がる 三井 あきを
梅花藻の里涼風の吹き抜ける 栗生 晴夫
湧き上ぐる水の暗さよ走り梅雨 山本 光江
川蜻蛉青き湧水に蒼く飛ぶ 堀  一之
五月雨や湧水の上にはじけたる 鈴木 英子
雪の下まつ盛りなり政子の井 藤田 映子
頼朝の配流の地今罌粟咲けり 林  尉江
小綬鶏の地鳴きやさしき政子の井 服部 萬代
時宗の墓の小さし花いばら 熱海 より子
湧水をにごし卯の花腐しかな 伊藤 範子
蟻が這ふ六百年の大欅 河村 恵光
範頼の自刃の跡や木下闇 市原 美幸
干上りし小浜ヶ池に蛇いちご 森  敏子
朝まだき緑雨にけぶる源氏山 石川 紀子
鴨足草花揺れ映る政子の井 伊藤 克江
門口に橋ある暮し花石榴 野島 秀子
柿田川狭めて青葉たわわなり 岸本 典子
苔つけて沢蟹隠る石の隙 玉井 美智子
溶岩の上栴檀の花散り敷けり 上田 博子
小綬鶏のしきりに鳴けり政子の井 藤田 岳人
藻の花や添水の竹の太きこと 中村 修一郎
経師屋に糊たつぷりと夏初 鈴木 みすず
雲切れて産湯の井戸へ緑さす 小原 米子
黒南風や湧水枯れし溶岩の池 中野 一灯
蛭ヶ島茅花流しに身を晒す 坂本 操子
沢蟹の隠るる速さ水匂ふ 上杉 和雄
雨燕梅花藻の川かすめ飛ぶ 中山 敏彦
松の芯底あらはなる小浜池 松本 恵子
夏燕蛭ヶ小島の空広し 中村 たか
富士山を隠して粗し青葉雨 坪野 洋子
湧水の水面離れぬ糸とんぼ 小蜥テ 民子
たどり読む波郷の句碑や新樹かげ 倉田 信子
江川邸千の木組に緑さす 井沢 陽子
大瑠璃の声張る雨の柿田川 国枝 洋子
踏み沈む塾の畳や若葉寒 山本 悦子
湧水のコバルトブルー瑠璃鳴けり 牧野 一古
梅花藻の初花に雨上がりけり 角田 勝代
雨止みて風よみがえる麦の秋 鈴木 真理子
雨打てりまだうす赤き袋角 田畑  龍
頼朝の挙兵の宮や青しぐれ 矢野 孝子
喪ごころを消すや緑雨の伊豆に来て 櫻井 幹郎
鴨足草張り出し咲けり産湯の井 丹羽 康碩
翡翠の瑠璃を点せり柿田川 近藤 文子
青時雨政子の像の小袖垂る 澤田 正子
代田より蛭ヶ小島へ風抜くる 若山 智子
翅たたむ湧水色の糸蜻蛉 国枝 隆生
梅花藻の花を揺らして雨上がる 福田 邦子
鴨足草石組粗らき政子の井 平松 公代
政子井に顔映し合ふ夏帽子 都合 ナルミ
政子井に鬚根すがれり鴨足草 夏目 悦江
梅雨雲の重し頼朝遠流の地 山下 智子
遠流の地より束の間の五月富士 梅田 葵
梅花藻の花見る旅のはじめかな 栗田 せつ子
梅太る尼将軍の生まれし地 下里 美恵子
雨止んで伊豆湧水に鮎のかげ 栗田 やすし
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