トップページへ戻る
トップページへ戻る 見たい項目をクリックしてください。 伊吹嶺TOPICSへ 伊吹嶺NEWSへ
「伊吹嶺」鎌倉吟行会
 
平成21年4月18日(土)
 
 4月18日(土)に関東支部の主催で、「伊吹嶺」鎌倉吟行会が行われました。関東支部の皆さんのご協力で51名もの参加を得て、盛大に行われました。吟行地は鎌倉五山のうちの浄智寺、東慶寺でした。
 浄智寺は臨済宗円覚寺派の禅寺です。鎌倉市指定文化財の鐘楼前のビャクシンがあるほか、洞窟で作った「やぐら」という名の墓、布袋尊などを見、途中著莪の花の盛りでした。
 東慶寺は一名駆け込み寺と言われていることで有名な禅寺です。縁切り状などを展示した宝物館の他、汀女句碑、高見順、鈴木大拙、谷川徹三の墓などが並んでいます。途中狸の子を見かけたり、小綬鶏、ウグイスの鳴き声に包まれた山の寺でした。以下は吟行模様の写真は句会での栗田主宰選の句を紹介します。また写真は武藤光晴さん、中野一灯さんにも提供していただきました。(隆生記)

浄智寺山門前で全員集合

北鎌倉駅で説明を聞く

いざ出発

著莪の花の参道

「やぐら」の中の布袋尊の腹を撫で合う

浄智寺には狐の提灯(宝鐸草)もある

東慶寺の鐘楼で説明

白い錨草

東慶寺に汀女句碑

今日の3ショット

レイ・ウエル鎌倉で句会

栗田主宰挨拶

特選の長江克江さん
当日の栗田主宰選
主宰特選 小綬鶏のよく鳴く日和東慶寺 長江 克江
のどけしや布袋の腹をさすり合ふ 佐藤 とみお
浄智寺の磴の湿りや著莪の花 武藤 光晴
梅は実に三下半の文字薄る 山本 悦子
のどけしや狸振り向く尼の寺 奥山 ひろみ
去り状に虫喰ひ跡や春深し 奥山 ひろみ
首すじを著莪の風過ぐ東慶寺 金原 峰子
猫の妻縁切寺の庭横切る 伊藤 範子
春告鳥五山へ向けて声張れり 伊藤 範子
大筍抱ふ男とすれ違ふ 宇野 美智子
梅の木の苔とる庭師初蛙 市川 美智子
主宰の1句
春陰や女去り状のぞき込む 栗田 やすし
 << トップページへ戻る
copyright(c)2003-2007 IBUKINE All Right Reserved.