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平成25年「綾子・やすし師弟句碑」吟行会模様
 
平成25年9月6日(金)
 
 
 今日9月6日、名鉄犬山にて第四回綾子・やすし師弟句碑吟行句会が開催された。台風に伴う豪雨や、関東地方の竜巻などで、日本列島は大荒れの一週間だった昨日までの天気は、主宰の「晴れ男」ぶりが大いに発揮され、秋晴れの最高の日和となった。

 10時、師弟句碑の周りにはすでに大勢の仲間の姿があり、句碑に触れたり、屈みながら秋草を添えたりしているのが印象的だった。句碑に佇む人、遠来の友と歓談をする人、犬山城まで足を運ぶ人など、それぞれが綾子先生との思い出に浸り、両先生の深い絆を再確認したひとときだったと思う。

 秋晴れのもと、100名の参加者は、句碑裏の「竹の春」、鳴きつくすような「法師蝉」、極暑にも耐えた「苔のみどり」などを一句にまとめ上げられた。ホテルでの昼食のあと小田二三枝さんの司会のもと、選句一覧が配られ、選句の作業に入る。研修部の皆さんによる披講は大変スムースで、緊張感の中での歓声とどよめきが句会を盛り上げた。

 集計を待つ間には主宰より「綾子先生との思い出」と題したプリントが配られ、綾子先生が愛知、岐阜、静岡へ吟行された折の俳句が紹介された。いつも綾子先生を支えられていた主宰の姿が目に浮かぶようで、大変ほほえましく感じた。

 集計がすみ、入選句が読み上げられ、成績が発表されると、会場に大きな拍手が響き渡った。続いて河原地副主宰、主宰の講評をいただき吟行句会も閉会となった。
 以下に当日の主宰特選句、高点句を紹介して、本日の吟行句会の成功をお伝えしたいと思う。
(内田陽子記)

 当日の主宰特選句
  大いなる綾子のひとみ涼しかる       武田 稜子

 当日の高点句
  綾子忌の空と大河の光り合ふ        小原 米子
  綾子の忌空美しくあたらしく        伊藤 範子
  木綿縞着たき朝なり綾子の忌        小田二三枝
  綿の実の弾けし今朝は綾子の忌       大島 知津
  人集ひ句碑と語らふ綾子の忌        栗田やすし
  今年また青空賜ふ綾子の忌         国枝 隆生
  青空は綾子の形見燕去る          栗田せつ子
  帰燕かな綾子やすしの句碑の空       角田 勝代
  風のごと秋草活けて綾子の忌        野瀬 ひろ
  綾子忌に集へる百の笑顔かな        牧野 一古

  秋晴れや皆手を触れし師弟句碑       福田 邦子


栗田主宰と流燈句碑

綾子句碑の前で

河原地副主宰と下里編集長

総勢100名の参加

今年も会場に綾子先生と秋草

栗田主宰挨拶

高点句の皆さん

主宰特選の稜子さん

最高得点の米子さん

遠来の滋子さんと
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