トップページへ戻る
トップページへ戻る 見たい項目をクリックしてください。 伊吹嶺TOPICSへ 伊吹嶺NEWSへ
平成26年いぶきネットオフ句会模様
 
平成26年5月24日(土)
 

 山川草木に生命の気配が満ちるころ、麦だけが一番に枯れ実りを結びます。そんな実った麦畑の中でも「むらさき麦」で有名な東海道「藤川宿」の吟行会が5月24日(土)に29名という大勢のネット句会関係者で催行されました。
 今回のオフ句会は、先に合同句集「炉火Ⅱ」を出版され、今最も喜びと充実感を味わっている関東支部の皆さんの参加で大いに盛り上がった吟行会となりました。
 10時10分名電山中駅で集合後、今回の吟行会で下見から準備、当日の案内などを担当していただいた岡崎市在住のネット仲間である新井酔雪さんより行程の説明。一号線を横断、植田風を背に徳川家康ゆかりの「山中八幡宮」へと進みました。
 新緑に初夏のすがすがしさを感じながら、藤川宿「東棒鼻」へ到着。それぞれの歩にあわせ、「藤川宿」の史跡めぐりとむらさき麦畑を堪能しました。山中駅から約2キロ、「ここも三河 むらさき麦の かきつばた」の芭蕉句碑の建つ「西棒鼻」までの吟行のあと、「藤川宿道の駅」で各自昼食をとりました。
 昼食後、2時から「むらさき館」にて坪野洋子さんの司会で句会が始まりました。「むらさき館」は地域の交流センターで、市民に開放されている公的な建物です。藤川駅のすぐ前に位置し、句会場としては素晴らしい施設でした。
 3句から5句の投句で始まった句会は、ふたを開ければ全員が5句投句。皆さんの熱心さ、活発さには敬服しました。範子さんと眞由美さんのスムーズな披講と、一灯さん、国枝部長の講評も的確でわかりやすく、和気藹々のうちに無事句会を終了できました。
 この良き出会いを大切に、「伊吹嶺」がますます発展していくことを願って吟行の報告とします。

 以下に写真と句会の高点句をご紹介します。             (内田陽子)


句会場のむらさきかん

名電山中駅に集合

藤川宿へ歩き出す

麦秋(大麦)の山中八幡宮

藤川宿へ坂を下りる

藤川宿の入口(棒鼻)

本陣内のむらさき麦の栽培地

むらさき麦の拡大図

藤川宿を歩く1

藤川宿を歩く2

十王堂で1次集合
 
十王堂で

一面のむらさき麦(手前)

むらさき館で句会

吟行のお世話して頂いた酔雪さん
オフ句会の高点句
熟れきって麦の穂波の音乾く
中野 一灯
夏のれんラムネ菓子売る米問屋 鈴木みすず
無人駅出て麦秋へ歩き出す 矢野 孝子
風と来て風と潜れり夏のれん 坪野 洋子
芋植うる本陣裏のほまち畑 伊藤 範子
道標のひだり吉良道夏つばめ 新井 酔雪
のぎ重くむらさき麦の傾ぎたり 中斎ゆうこ
閉ざされし十王堂や夏木立 森垣 一成
甘かりし紫麦の握り飯 利行 小波
夏つばめ昔銭屋の格子窓 内田 陽子
 << トップページへ戻る
copyright(c)2003-2007 IBUKINE All Right Reserved.