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東山動植物園オフ句会
 
平成14年12月8日 
 
 今回のオフ句会は、谷口碧さん、二村若紫さんの新同人のお祝いを兼ねて行われました。
遠く石川、兵庫、滋賀からも句友が駆けつけ、13名参加の賑やかな句会となりました。

  [参加者]碧(扶桑)、若紫(各務原)、香(金沢)、恵智子(石川)、露草(草津)、
         渓美(尼崎)、山去(守山)、かさね(日進)、桜子(岐阜)、啓子(名古屋)、
         甘楢(尾張旭)、岳人(大口町)、ひろし(瀬戸)
【12月7日(土)】

  露草さん、香さん、恵智子さん、岳人さん、ひろしの5人で、有松、桶狭間を吟行した後、
 発行所に栗田先生を訪ねました。
  栗田先生が気さくにお話してくださるのに、みなさん大感激でした。
「うだつ」の残る町並み
括り女の実演
岳人、露草、香、恵智子の各氏
桶狭間の合戦場は雨でした
栗田主宰と楽しく談笑
ホテルのロビーで句会
[一日目句会抄]21:00〜
 
着膨れてひねもす括る絞り糸    若紫
藁仕事鼻緒に紅絹編み込めり
括り女の指の素早さ十二月 露草
短日の師の家で長居してしまひ
括り女の指に皹縫絞り 恵智子
くぬぎの実ひとつ拾へる古戦場 岳人
有松の冬はぬくしと加賀言葉 ひろし
兼題句会(冬鶯、雪囲)23:00〜
 
笹子鳴く閂錆びし勅使門      
笹鳴や義元廟へ径ぬかる 若紫
荒縄のちりを飛ばして雪囲 恵智子
笹鳴や糺の森の奥深く
三匹の子豚をりけり雪囲 露草
段ボール立て犬小屋の雪囲 岳人
雪囲して出稼ぎに発ちにけり ひろし
【12月8日(日)】

  気温は低かったですが、心配した雨の夜の内に上がり13名で動植物園を回りました。
熱心にサイの檻に見入る連衆
動物園から植物園へ向かう
縄文杉のレプリカの前で
白川郷から移築された合掌家にて
新同人にお祝いの花束を贈呈
真剣に句会
左より啓子、桜子、渓美、香、恵智子の各氏
左より山去、甘楢、かさねの各氏
[二日目句会抄]14:00〜
合掌家もてなしの炉火高く焚く   恵智子
座り込む母の居さうな囲炉裏端 若紫
也有園一畝ずつの冬菜畑
アジア象耳の後ろの寒さかな 甘楢
象の鼻皺の襞までしぐれ風 渓美
冬深し茣蓙に薪の飛び火跡 かさね
回り継ぐ水車の音も十二月 桜子
渡り来し鴨と遊べるフラミンゴ
臘梅の固き蕾や雫して 啓子
息白し青草食べるインドサイ 岳人
炉話や止まりしままの古時計 山去
歩み寄る象のまばたき冬初め 露草
水音のいつも近くに枯野道 ひろし
兼題句会(風邪、河豚)16:30〜
 
風邪声を艶やかなると言はれけり  甘楢
風邪の子にひねもす薬缶鳴らしたり  桜子
風邪ひきの夫に饂飩を熱く焚く 若紫
河豚の皿前に激論戦はす 露草
ライオンの交ひてより風邪心地 山去
背をたたき風邪声の子を送り出す
はらからと河豚鍋つゝく島の宿 啓子
河豚刺しのしつかと透ける赤絵皿 渓美
板前の腕前確かやふぐと汁 岳人
糶札を弾き飛ばして河豚鳴けり ひろし
※ 今回のオフ句会には以下の各氏よりお祝い金をいただきました。
  ここに謹んで御礼申し上げます。

    牛二(岡山)、さち(栃木)、今日子(東京)、ヒロ(東京)
    桃子(沖縄)、旅遊(名古屋)、秀(岐阜) 
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