１月２５日（土）午後１時から、竹島が真正面に見える蒲郡のホテル竹島において１５年「伊吹嶺」新年俳句大会が行われました。東京、金沢、静岡、宝塚など遠方からの参加者も含め、総勢１９２名の盛会となりました。
栗田主宰は「伊吹嶺」という器は対外的にも認められるようになった、今年からはその器に入れる中身を充実させることを目標に努力したいと述べられ、伊吹嶺に新たな賞などを設け同人・会員の努力に期待したいと抱負を語られました。
講演は愛知大学短期大学部学教授の黒柳孝夫先生。「名作の舞台」という演題で、旧蒲郡ホテルを中心に小説・短歌・俳句の舞台となった蒲郡について紹介してくださいました。 |
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挨拶される栗田主宰
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各県支部長
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東京支部長水田悦子さんの挨拶
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公演中の黒柳孝夫教授
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熱心に講演を聴く連衆
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入選句発表後選評される栗田先生
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主宰の特選をとられた下里美恵子さん
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主宰と水田悦子さんのご長男（大ちゃん）
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主宰と金沢の香さん、岳人さん
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休憩中の主宰、清水さん、丹羽さん
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懇親会の司会の牧野さん、神尾さん
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懇親会で挨拶される主宰
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懇親会風景
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主宰、悦子さん、大ちゃん、水田恵子さん
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新句会について挨拶する二村美伽さん
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額田町日近太鼓の演技
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連衆も楽しく参加して
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お礼の挨拶をする鈴木みや子さん
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【俳句大会入選・特選句】
| 栗田やすし |
特選 |
松手入松ゆさぶつて終りけり |
下里美恵子 |
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胡座して信長公に菊着せる |
森 靖子 |
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大蛸をしぐれの軒に開き干す |
森 すみ子 |
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屋根神を磨き上げたり年用意 |
山本 悦子 |
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又一枚埋めて金魚田冬に入る |
後藤 春子 |
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鳴き交はす大白鳥や師は遠し |
金田 義子 |
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おだやかに昏れゆく富士や大根引く |
増田 昭子 |
| 水田 悦子 |
特選 |
豆稲架の豆とぶ音や山の晴 |
花村 つね |
| 関根 近子 |
特選 |
夕映えへ投ぐ雪吊の終の縄 |
武山 愛子 |
| 夏目 隆夫 |
特選 |
伊那の晴れ日付札掛く柿すだれ |
前田 史江 |
| 夏目 悦江 |
特選 |
寝静まる小児病棟聖樹の灯 |
金田 義子 |
| 増田 昭子 |
特選 |
掌の傷に酒吹つかけて炭焼けり |
栗田せつ子 |
| 矢野 愛乃 |
特選 |
群羊の一頭の句もて年新た |
鈴木みや子 |
| 清水 弓月 |
特選 |
警策を打つたび冷ゆる座禅堂 |
坪野 洋子 |
| 丹羽 康碩 |
特選 |
紙を漉く窓に影置く大氷柱 |
益田しげる |
| 山 たけし |
特選 |
床の間に横顔の子規小六月 |
牧野 一古 |
| 巽 恵津子 |
特選 |
救命医寒夜の汗をしたたらす |
幸村志保美 |
| 石原 進子 |
特選 |
雪くると余呉の農夫が大根引く |
井沢 陽子 |
| 梅田 葵 |
特選 |
味噌樽の重石を外す一葉忌 |
矢野 孝子 |
| 江口ひろし |
特選 |
花八つ手ころんで停まる縄電車 |
安藤 幸子 |
| 小笠原里子 |
特選 |
松手入松ゆさぶつて終りけり |
下里美恵子 |
| 片山 浮葉 |
特選 |
福門にもたれ翁の日向ぼこ |
野島 秀子 |
| 金田 義子 |
特選 |
一断ちで鮭のはららご抜かれたり |
長谷川郁代 |
| 国枝 隆生 |
特選 |
松手入松ゆさぶつて終りけり |
下里美恵子 |
| 栗田せつ子 |
特選 |
おだやかに昏れゆく富士や大根引く |
増田 昭子 |
| 後藤 春子 |
特選 |
リハビリの結んで開いて日向ぼこ |
上杉美保子 |
| 近藤 文子 |
特選 |
漬物石ほどの水神小鳥来る |
山本 悦子 |
| 澤田 正子 |
特選 |
潮の香の駅舎で着替ふ万歳師 |
牧野 一古 |
| 篠田 法子 |
特選 |
陶の神留守の窯場や矮鶏遊ぶ |
福田 邦子 |
| 下里美恵子 |
特選 |
雪吊りの声かけあへり雪の中 |
大津千恵子 |
| 鈴木みや子 |
特選 |
松手入松ゆさぶつて終りけり |
下里美恵子 |
| 武田 稜子 |
特選 |
一断ちで鮭のはららご抜かれたり |
長谷川郁代 |
| 谷口千賀子 |
特選 |
晩節や玄冬の富士まぎれなし |
栗田やすし |
| 田畑 龍 |
特選 |
杉桶の箍青々と初仕込み |
篠田 法子 |
| 都合ナルミ |
特選 |
鳴き交はす大白鳥や師は遠し |
金田 義子 |
| 長江 克江 |
特選 |
救命医寒夜の汗をしたたらす |
幸村志保美 |
| 中川 幸子 |
特選 |
雪晴れや鈴鳴らし来る盲導犬 |
近藤 文子 |
| 中根 多子 |
特選 |
伊吹嶺に身を反らせ抜く大蓮根 |
篠田 法子 |
| 長谷川郁代 |
特選 |
松手入松ゆさぶつて終りけり |
下里美恵子 |
| 日野 圭子 |
特選 |
寒林に透けし夕日の大きかり |
漆畑 一枝 |
| 平松 公代 |
特選 |
天高し遺跡に響くカンツォーネ |
前田 史江 |
| 福田 邦子 |
特選 |
水鳥の近づく友禅流しかな |
蛭川 晶代 |
| 福永 京子 |
特選 |
窯焚きの夜食狸に盗られたり |
武田 稜子 |
| 二村 美伽 |
特選 |
松手入松ゆさぶつて終りけり |
下里美恵子 |
| 森 靖子 |
特選 |
杉桶の箍青々と初仕込み |
篠田 法子 |
| 矢野 孝子 |
特選 |
初霜や木曾より届くきのこ榾 |
渡辺 洋子 |
| 山下 智子 |
特選 |
安倍川の風連凧を押し上げり |
多々良和世 |
| 若山 智子 |
特選 |
雪吊りの声かけあへり雪の中 |
大津千恵子 |
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