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第276回(2022年6月)投句一覧
 
番号 俳  句
1 風若葉ひと揺れで発つ湖西線
2 万緑を抜け出して来る宅配便
3 遠花火ベランダ越しに挨拶す
4 青トマト朝日やさしき母のよう
5 街薄暑カフェテラスから笑い声
6 夏の夕ドーナツ求む人の波
7 川沿いに歩く細道片かげり
8 紫陽花やミシンの音と雨音と
9 草むしる背番号なきユニフォーム
10 どしや降りのなか粛粛と山開
11 緑陰や午後のひととき将棋熱
12 曇天の小さき菖蒲田濃く淡く
13 せせらぎの道案内や花菖蒲
14 田の闇を振るはせ蛙競ひけり
15 ドクダミの八重競い咲き香を放つ
16 鮑捕る波間に和する海女の笛
17 赤松の幹つややかに梅雨に入る
18 梅雨の傘下げ地下街に迷ひけり
19 都から発てぬこころよ若楓
20 虫網をくぐりて蝶は大空へ
21 観覧車営業してるかカタツムリ
22 真っ白な解答用紙夏近し
23 カリヨンの鐘に零るる薔薇の露
24 ヒール捨て砂丘をゆらぎゆく日傘
25 紫陽花はコバルトが好き雨上がり
26 紅薔薇のもったいないほど伐られけり
27 緑陰を潜りてひんやりもらいけり
28 青田には緑のそよぐ風の道
29 薔薇の字に花の渦あり棘のあり
30 葉先まで来て蝸牛揺れどほし
31 草野球の水捌け総出梅雨晴間
32 帰りには上着をを腰に蕗を背に
33 側室の墓をけぶらすさつき雨
34 熟れ麦のさざなみきらとうねり立つ
35 もう一度逢ひに行こうか月涼し 
36 天北の殺風景な夏野かな 
37 合歓の花軽トラックの売店来
38 米軍機の音よみがへる麦の秋
39 便り乗せ北から来ると風香り
40 綿帽子の空に浮かんで春の空
41 皺腹に醸す一句や傘雨の忌
42 旅先に甚平貰ふ余興かな
43 田水張る山脈家並鳶の影
44 タバスコの多めの薄暑ナポリタン
45 黒南風や潮の匂ひの重きこと
46 束の間の虹に見惚れし帰り道
47 あした咲く菖蒲あさつて咲くしやうぶ
48 白百合や遺影の母の誕生日
49 手庇で渡る信号街薄暑
50 碁敵がよおと来たるやビール注ぐ
51 マンションの庭の植田や里の風
52 梔子や白衣の天使馳せ参ず
53 一日(ひとひ)ごと色重ねゆく七変化
54 デパ地下や焼き鱧皮を吊し売り
55 緑蔭や絵筆もつ子の清しき瞳
56 春浅し川の流れが木魂する
57 春一番風が吹いてる山の上
58 釘形に添つて掛け遣るタオルケット
59 揖斐川は夏の匂や渡し跡
60 片蔭に開くる手馴れの電子辞書
61 母と子の足取り軽きほたるの夜
62 犬を抱き吊橋渡る夏帽子
63 飲み友の遺影に供ふ缶ビール
64 日差し追ひ蕊傾きぬ白躑躅
65 アルバムの過ぎ来しの日々若葉風
66 まつといふときめきのありおくりつゆ
67 誤りの見つくる証明梅雨寒し
68 はつ夏やサーカス町に来るといふ
69 海のなき生まれ故郷や茄子の花
70 漁了へて篝遠のく鵜川かな
71 とりどりの傘行き交ふや梅雨の街
72 紫陽花や傘を窄めて譲り合ひ
73 山紫陽花伸びて華やぐ出窓かな
74 山の湯の径未だ半ば踊子草
75 星のごと十薬庭に昏れ残り
76 梅雨入や街を彩る傘の花
77 この闇は黄泉か現か蛍の夜
78 朝日射す川のみずける燕かな
79 野鳥追ふ和む青空風薫る
80 蛍狩今年も浮かぶ母の顔
81 夏富士を望む足湯やコロナ避け
82 細波の尽きし汀や葦茂る
83 木洩れ日に絶へね水音山葵沢
84 葉桜や牛車に巡る武家屋敷
85 カサブランカ溢れんばかり納棺す
86 一せいに翔び立つ雀青しぐれ
87 薔薇の昼ベンチに老いた警備員
88 緑蔭や川田正子のわらべ謠
89 篝火の消えて鵜舟の鎭もりぬ
90 かくしゃくと水切る棹や新樹光
91 初夏のひかりと化して魚跳ねる
92 流れては親に飛び戻る小鴨四五
93 川烏粋に波切る素潜り師
94 南風ノースフェイスのシャツを干す
95 潮騒に驟雨に消ゆるプロポーズ
96 海月浮く波に傾げる烏帽子岩
97 走り出す髪の光りし水鉄砲
98 草木の光り出したる梅雨晴れ間
99 はっとする不意に妖しき瑠璃蜥蜴
100 点滅は恋のシグナル蛍の夜
101 左から初めの一歩蟻の列
102 鉄釉の花瓶に一枝沙羅の花
103 ゆるり舞ふ翅の破れし黒揚羽
104 沈黙も会話の内や新茶酌む
105 酒蔵の改装茶房燕来る
106 猫の目に焔(ほむら)をみたり夏の夜
107 青嵐ページ押えて中世史
108 違へたる約束一つ星祭
109 日焼けして還暦はまだ生半ば
110 籐椅子の窪みは父の据わりぐせ
111 一礼し茅の輪をくぐる異邦人
112 子はソーダー爺は小倉のアイス舐む
113 箸置きにガラスの金魚夏料理
114 満開の杜鵑花に葉つぱ引込みし
115 何時からが梅雨との区別なき雨よ
116 雨兆す水の匂いや蛍の夜
117 大橋を潜る帆船風薫る
118 駅前のポストかすめる燕かな
119 葉の影のまことに丸い梅実もぐ
120 草取や効き過ぎ憂ふ除草剤
121 仮通夜の窓辺の灯り守宮泣く
122 妹の着て妣の声せり古浴衣
123 雨上がり蓮華躑躅の映ゆる朝
124 小糠雨静まる森や不如帰
125 電球を手に電器屋へ梅雨寒し
126 仏壇に夕張メロン熟るるまで
127 薬局の傘立て溢す梅雨入かな
6月15日までの投句作品です。

※ 記載漏れや句に間違いなどありましたら至急ご連絡ください。