top page
top page HP俳句会 投句フォーム 投句一覧 選句結果
投句一覧
     
第231回(2018年9月)投句一覧
 
番号 俳  句
1 新涼や木魚の音の甲高き
2 銀やんますひと掠めてユウターン
3 秋雲や靴職人の旅鞄
4 月見草嘘飲み込めば赤くなる
5 日時計の長き影にも秋気配
6 親の手も入る作品九月かな
7 降り立てば駅の広場の秋茜
8 駅前の昭和旅館や葉鶏頭
9 可惜夜の二百二十日のジャズライブ
10 秋ともしグレコの「パリの空の下」
11 教会の十字架の上夏の蝶
12 涼しさの飛騨の山郷星月夜
13 還暦のクラス会沸く竹の春
14 溢蚊のあえぐ場末のカウンター
15 秋出水明らかになる吾の系譜
16 野ざらしの暮らししみじみ虫鳴けり
17 踊子の指先力抜けてをり
18 おぼつかぬ足の一歩や鰯雲
19 わが胸に飛び来て蝉の小休止
20 和太鼓の調子も上り盆踊り
21 不揃いのまま塩だけの衣被
22 能面の目鼻の闇や月の庭
23 稲刈りや母の八十路の塩むすび
24 秋風や押されて独り縄のれん
25 にわか雨刹那の沈黙せみしぐれ
26 茜雲修験の峰の蝉時雨
27 きちきちや厨にうつむく修行僧  
28 秋の虹学童保育の盲導犬
29 化石めく骨残るのみ初秋刀魚
30 緑蔭を出てラジオ体操第一
31 釉薬のかすかな起伏居待月
32 天高し湖面を弾く滑空機
33 蜻蛉飛ぶ勝利の校歌声太し
34 五目豆匂う九月の厨かな
35 カーナビに案内されて秋夕焼
36 稲稔る近江路雲の迅さかな
37 ミシュランの三つ星グルメ葛の花
38 女王への貢ぎの葉っぱ曳くや蟻
39 秋暑し裸電球宙に燃へ
40 新涼やマラソン人の挨拶す
41 嫉妬するなゐの報道野分かな
42 招かざる客の如くや台風来
43 秋暑し辻の外灯息切れす
44 星近き寺領の闇に月を待つ
45 コスモスやポニーテールの駆けてゆく
46 水澄めり古城の影をさかしまに
47 小走りの巫女の踝涼新た
48 貝塚を過ぎて貝塚水の秋
49 鳥威し闇ともならば獣追ふ
50 神鹿も人に捕らはれ角伐らる
51 颱風の竜吠えること吠えること
52 カットした襟足ふれる秋の風
53 ベランダの花の鉢より虫の声
54 秋風の岬の鼻に親子馬
55 蟋蟀の突然止みて昼の闇
56 早起きの孫膝に来る小鳥来る
57 枝豆や道半ばなる友の通夜
58 沈金の息整へて夜長の灯
59 雨つぶを拒み秋蝶沈みけり
60 颱風のマイクが拾ふ風の音
61 花芒黄金の波のいづこまで
62 竜胆や無音の詫びも母のもと
63 秋霖や母口癖のケセラセラ
64 桐下駄の踵余らせ甚平の児
65 小さき頃覚えし名前月見草
66 朝顔の日ごと小さくなり愛し
67 登校の日焼けの子達焦げ臭く
68 平成の最後の八月十五日
69 仙人掌の花や解体待つ団地
70 渓谷の宿や窓辺に秋の声
71 命名の濃き墨の香や秋澄む日
72 虫の音や循環バスの最終便
73 走馬灯無為に余生を過ごしをり
74 反論をぐっと堪へて麦茶飲む
75 サングラス小心者を大胆に
76 雨粒の浮葉を荒く叩きけり
77 秋桜の中馬街道一人旅
78 病棟にさわやかな透き通る声
79 野に来てはじゃれ合つてゐし秋の蝶
80 雨音の途絶えし夜半の虫時雨
81 蝉しぐれ短かき生命惜しみなく
82 白線を直してりれー運動会
83 もろ手もて桃の実受くる朝かな
84 そぞろ寒あいまいにする続柄 
85 藪からしつひに大樹と化けにけり
86 電柱を吐き出したるや藪からし
87 海原は日増しに濃ゆき風は秋
88 糸ほつれ僅かに傾ぐ秋簾
89 半開きのノートパソコン秋の暮
90 コロンブスの印度目指して天の川
91 天の川ネリリキルルしハララすや
92 秋暑し泣く嬰抱きて夜散歩
93 秋夕焼手押し車に鍬と犬
94 綾子の忌撫子活ける備前壺
95 紫蘇の実の母の佃煮近づけり
96 投釣りの放物線や雁渡る 
97 虫の音に更け行く終の住処かな
98 深々と息吸ひ込みて大花野
99 人工の滝の向こうに透けて秋
100 黄金なす稲穂見下ろす筑波かな
101 敬老会新人さんは特別間
102 土偶展出でて上野は蝉時雨
103 独り居の世過ぎにも飽き星月夜
104 偕老の朝餉の窓辺小鳥来る
105 山里を渡る晩鐘雁の棹
106 秋暑し拉麺店の長き列
107 新涼や虎の名を持つ無人駅
108 テレビ見る此処が眼の中台風圏
109 秋灯ゆかしきメモの中古本
110 捨て畑の身の丈越ゆる泡立ち草
111 ぺこり嬰そと片笑みし秋気澄む
112 鳥渡る窓に羽田の滑走路
113 舟の跡追ふ散々の月明り
114 稲妻やロッジのテラスカプチーノ
115 曼珠沙華鼻の欠けたる地蔵佛
116 はつ秋の影朱に透く野点傘
117 大鷭の来て菱沼の水の隙
118 下に下に草倒れ伏す野分かな
119 秋涼の風に絡みし蔓の先
120 トルソーは羽を纏ひて星月夜
121 波ガラス越しの二の丸櫨紅葉
122 霧纏ふ岩場に声を掛け合へり
123 分校はとんがり屋根よ群蜻蛉
124 直情にして径行や捨子花
125 曼珠沙華掘りし絶滅危惧種かな
126 しょわせたる誕生餅や秋うらら
127 新築の間取りを悩む夜長かな
128 自販機の裏の畑や虫しぐれ
129 波のごとうねりて群るる稲雀 
130 山里の路のうせたる花芒
131 木犀の香りに向かふ盲学校
132 此処よりは旧き町名赤とんぼ
133 シャンソンの女の鼻音秋扇
134 熟れ過ぎの無花果かなぶん群がれり
135 渦巻きて落花の芙蓉なほ赤し
136 無花果の熟れスプーンに乗る甘さ
137 白桃の香と蜜湛へたる重さ
138 あをあをと肥えたる菜虫見失ふ
139 さういへば月命日や衣被
140 木曽谷の祈り届けし九月場所
141 母とする秋の夜長の長電話
142 大粒の涙しひたけ焼かれたり
143 八月は焼き尽くすごきぶりも人も
9月15日までの投句作品です。

※ 記載漏れや句に間違いなどありましたら至急ご連絡ください。