top page
top page HP俳句会 投句フォーム 投句一覧 選句結果
投句一覧
     
第237回(2019年3月)投句一覧
 
番号 俳  句
1 紺碧の空紅梅の染みるかな
2 古傷の痛みやはらぎ二月逝く
3 しょんなかは義母の口癖葱坊主
4 飯炊ける甘き匂いや春温し
5 遮断機下り線路の脇の土筆坊
6 菜の花ライン心奪わる列車旅
7 この頃は春の足音テレビから
8 初音聴き雨戸開けるを躊躇する
9 針のとぶ古きレコード夜半の冬
10 ゴム長で配る新聞朝の雪  
11 街路樹を島とし鳥の帰りゆく
12 入るるたび振る貯金箱春の蠅
13 受け簗のくの字くの字や白魚川
14 裏の家に届く寿司桶福は内
15 より戻す日々鷹化して鳩と為る
16 龍天に登るめでたき元の鞘
17 春うらら猫は尻尾で返事する
18 平成終わる平和を祈る内裏雛
19 放蕩と母はいうやも蕗のたう
20 献血を済ませ寄る花舗チューリップ
21 とりどりのマカロンを喰ふ荷風の忌
22 歯科治療終へて晴れやか三鬼の忌
23 風さやぐ逢魔が時の花堤
24 花冷えの墨堤に風吹き止まず
25 大橋を渡る勤め路黄水仙 
26 春光や南淡路の瓦屋根 
27 春星や桃花色の硝子瓶
28 春泥やバックパッカー寄る民家
29 離島の子指絡ませて卒業歌
30 芹の香の奈良の朝粥うすみどり
31 威儀正しきゅりり弓引く梅日和
32 紅梅の奥に本丸凛として
33 山路行く後出ししじゃんけん蕗の薹
34 菜の花や琵琶湖に揺れる比良の雪
35 あてられて途端にくしやみ聴診器
36 さざ波の煌めく川面初燕
37 木々芽吹く東山背に露座仏
38 絵手紙の緑あふれて春帽子
39 土手うらら婆口ずさむ童歌
40 つくし野へ放す赤帽黄色帽
41 底深く動かぬ一尾多喜二の忌
42 恋知りて艀の猫も鳴き交わす
43 梅が香に碗とびたちぬ柄の鶴
44 白梅の幹肥りゆく月下かな
45 風光る軒深々と幻住庵
46 円墳の露わな崩れ春の泥
47 陽炎へるジャンボ旅客機着陸す
48 くちづけを花から花へ春の蝶
49 糠雨に濡れたる柳丸ポスト
50 もう三月言葉少なに夫の言ふ
51 老木の気品備えし盆梅展
52 土手沿いにとびとび青む春の草
53 如月の木漏れ日招く朝かな
54 ふるさとの空は澄みけり蕨狩
55 囀りやペンキの剥げた三輪車
56 寄席はねて朧月夜や町歩き
57 ここそこに小さき草の芽大砂漠
58 キラキラと大河の岸辺水温む
59 リズミカルに雨戸繰る音春の朝
60 冬惜しむ造酒屋の梯子酒
61 春疾風向き定まらぬ風見鶏
62 ふらここのきしみ大空蹴り返す
63 味噌蔵や川面かすむる初燕
64 はだれ野の草食む牛のよだれかな
65 くり返す余震に震へシクラメン
66 春の夜やディナーのメニュー仏蘭西語
67 薇の綿毛ほどきし小ぬか雨
68 春愁や城跡の樹に寄りかかり
69 別珍のアルバム飽かず春炬燵
70 ダナエ梳く髪の金色春の雨
71 笏も失せ手元さびしき古雛
72 野梅咲く街道先の行き止まり
73 植木市賑はふ声の更地かな 
74 低音の校歌の届く木の芽風 
75 笑い声スケボーの音春休み
76 雀の巣見つけ嬉しくしゃべりたき
77 白木蓮スカイブルーの青すがし
78 転た寝で母に出逢いし春炬燵
79 雨あがりビルの更地に春の土
80 春雨やエプロン好きで廚ごもり
81 物干のシャツの片寄る涅槃西風
82 句碑の文字指でなぞりぬ春の塵
83 絵筆置き黙祷三月十一日
84 父母の供花にせんとて菊根分
85 春の野にただ太陽と居りにけり
86 春光やきらりと妻の糸切り歯
87 黄水仙八輪活くる震災忌
88 菜種梅雨夫の読経の声太し
89 夜桜や光て水の落つるごと
90 定食や亭主自慢の蜆汁
91 いつの日や北方領土鳥帰る
92 春しぐれ傘が彩る交差点
93 自然の摂理忘れいし雪なだれ
94 ものがたりちらりとみせるしゃぼんだま
95 来年を約束できず雛納
96 雪晴や大きく描く富士の山
97 花ぐもり腰を下ろして沖をみる
98 ・車椅子押す夫の背や花の昼
99 ・桃色のやはき光や春日傘
100 一缶を買ひ足す灯油春寒し
101 茎立ちや精力余る畑のもの
102 ポケットに方位磁石や蝶の昼
103 陽炎や浄土ヶ浜の白き岩
104 春の日や顔こわばらせ馬上の子
105 木蓮の白きはまりぬ瑠璃の空
106 春星下子はそれぞれの道歩み
107 ソプラノの歌声響く春の水
108 逝きし子の部屋に今年も雛飾る
109 川挟む手話の挨拶山笑ふ
110 寄り添ひて皇后さまや梅白し
111 月影てふ梅に今年も逢ひにけり
112 花冷の無人の駅の鉄路かな
113 冴返る温泉街の常夜灯
114 春北風や更地に錆し井戸ポンプ
115 川幅の広きに向かい猫柳
116 着たきりの十二単の享保雛
117 水温む蹲踞の影動きけり
118 鳶の輪の流されてをり春北風
119 谿川の水音ふくらむ蕗の薹
120 小高きに姫神祀り百千鳥
121 木片は骨片に似て雁供養
122 銭湯の富士よく晴れて竜天に
123 匙にぎる子の目も借りてゆく蛙
124 渦潮の底に竜宮あるといふ
125 いつまでも手を振る子らや鴨帰る
126 向く先はてんでんなるや地虫出づ
127 雀の子三羽四羽と精米所
128 フロントの小さき呼鈴春の宵
129 めくるめくメトロ路線図春の夢
130 ままごとはブリキの鍋や野に遊ぶ
131 青き踏む赤き児の靴真新し
132 木曽谷を包む雨の香春の夜
133 涙雨黙祷捧ぐ東北忌
134 留学へ発つ子のリュック桜まじ
135 春塵やオフィス街にも掲示板
136 花ミモザカリヨン響く園の空
137 つけっぱなしのロビーのテレビ篝火草
3月15日までの投句作品です。

※ 記載漏れや句に間違いなどありましたら至急ご連絡ください。