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伊吹嶺落書  (18年7月から12月までの落書)(みなさんからのメールや出来事&ネット同人からのお知らせなど)
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18.12.31 (4873)

  1年間ありがとうございました!

 
今年一年、「伊吹嶺」ホームページをご覧いただいた皆さま、ありがとうございました。本ホームページは、「伊吹嶺」創刊当初からを開設し、皆さまに俳句をより身近に感じていただけるよう、務めてまいりました。今年も閲覧していただいた皆さま、伊吹嶺会員の皆さま、HP句会にご投句いただいた皆さま、いぶきネット句会の皆さま、ありがとうございました。

 主宰が栗田やすし先生から河原地英武先生となり、新生「伊吹嶺」は1年が経ちました。その1年を振り返ってみます。

・「伊吹嶺全国俳句大会」:10月6日(土)に岐阜市の伊奈波神社において開催されました。伊奈波神社は、栗田顧問の第二句碑「寒月が鵜川の底の石照らす」が建立された場所です。しっとりとした雨に濡れた句碑は、緑の艶が一段と増し、すっかり境内に馴染んだように見えました。

・俳人協会愛知支部主催「大須俳句大会」:今年は、伊吹嶺が運営担当で10月28日(日)に開催されました。講師・選者を含め314名の参加のうち、129名が伊吹嶺の会員でした。俳句大会の結果も、17名の伊吹嶺の会員が入選・特選を果たしました。内外に伊吹嶺の結束のよさと好成績を示すことができました。

・「伊吹嶺・栗田先生と行く日田吟行会」:11月11日(日)に大分県日田市で、日田天領まつりや千年あかりに併せ、「水の森全国俳句大会」が開催されました。栗田やすし先生は、この俳句大会の事前投句の審査と記念講演を務められました。このまたとない機会に「伊吹嶺・栗田先生と行く日田吟行会」というツアーが組まれました。初日の10日(土)は、日田市の豆田町を吟行し、「日田天領祭」を見学しました。2日目は、俳句大会で伊吹嶺の多くの仲間が入選・特選となりました。3日目は、小鹿田焼の窯場を吟行しました。そして、福岡空港の貸し会議室で句会を行ないました。23名が5句投句をして、主宰と栗田先生から指導をいただきました。3日間の感動をしっかり心に刻みました。

 これらの事業が順調に行われたことは、伊吹嶺会員の皆さまのご協力と係の皆さまのご努力のおかげと思います。ありがとうございました。

 インターネット部の大きな取り組みとしては、次のものを挙げさせていただきます。
・5月6日(日)に大和句会の協力を得て、インターネット部の「オフ句会」を開催しました。参加者は31名で、奈良県明日香村で行いました。お天気に恵まれ、河原地主宰とともに飛鳥寺から石舞台古墳までを吟行しました。

・10月には、インターネット部が合同句集「IBUKINET Ⅱ」を発刊しました。


 インターネット部も異動があり、今までのメンバーと新たなメンバーが協力し合って、これらの事業に当たってきました。おかげで成功裏に終えることができました。
 来年もネット部一同力を合わせ邁進していきますので、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。(新井酔雪)(583594


18.12.30 (4872)
 
樹炎さんから写真と年末のご挨拶をいただきました。
今年も沢山の写真と九州からの風を送っていただき有難うございました!!
写真は、右は樹炎さんが注文された南天、下段が餅屋、除夜の鐘、お焚き上げです。(✩NORIKO✩)(583561)

+++++
  「除夜の鐘」
   お正月を迎える為の営みは大晦日まで続き大変ですね。
(大つごもり)と言う言葉の響き・・・
雪降る除夜、諸行無常と告げる鐘の音、何とも言えない思いが交錯します。
沢山の皆様のご尽力を頂き、夢のように過ぎた一年を振り返るのが常です。

    「 雪景色」

厳しい霜と違って雪の夜の静けさ・・・障子を明るく照らす朝
なにより驚くのは、「あ、雪だ綺麗だ~」と幼子のように喜ぶ自分です。

一面の雪に埋もれた別世界へ誘う不思議、昔 祖父から聞いたおとぎ話を
思い出しています。

良いお年をお迎えください。( 八尋樹炎)+++++

    


18.12.29 (4871)

 
一年は暮れようとしていますが、いぶきネット句会は元日から投句受付です。
哲半さんから案内をいただきました。写真もです。壮観な眺め(?)ですね。

+++++いぶきネット句会のみなさま

◆ 第 172回 いぶきネット句会 (平成31年1月)投句・選句締切りのお知らせ ◆  


投句締切り 1月1日(火曜日)から5日(土曜日)午後9時締切り  

選句締切り 1月6日(金曜日)から10日〈木曜日)午後9時締切り  

  ※ 投句・選句とも、早めにお送りくださるようお願いします。


今日は、厳しい寒さの一日でした。年末というせいか、店の暖簾越しに見える雪に感傷的にもなり、

降る雪や明治は遠くなりにけり 

はこんな日に詠まれたんだろうとしみじみと感じ入っていました。

平成も終わりに近づいている今、みなさんはどんな想いでお過ごしでしょうか・・・(哲半)+++++

    
雪の夜やケトル鋭き笛を吹く   中野一灯

 今朝の名古屋は雪化粧でした。名古屋も28日午後、初雪らしき白いものがチラチラと降っていました。
愛・地球博記念公園へ行き、、「サツキとメイの家」は予約して行ったのですが、その時初雪が降ってきました。
サツキとメイの家も 屋内で遊べる児童センターも見学の親子が意外と大勢来ていて驚きました。    
 (✩NORIKO✩)(583371)

18.12.28 (4870)
 
今日は寒波到来のようで日本海側で、雪の心配が出ています。
帰省ラッシュの始まり、折角の年末、交通機関のトラブルの無いように願いたいですね。

 餅屋さんのお餅でしょうか、樹炎さんから写真を送っていただきました。
 故郷では伯父と伯母が元気だったころ、餅つきの手伝いに行っては、一日楽しく過ごしたことが忘れられません。
 転勤中には切り餅を蜜柑と一緒に送ってもらったことも今は懐かしい思い出です。その昔は、娘(母や叔母)の嫁ぎ先へ餅を歳暮として贈っていたようです。
 時は流れ、名古屋へ来てから我が家は1臼分を搗きました。実家は2臼です。お鏡をいくつか、残りを伸し餅にして。餅は歯ごたえが良くて、それは美味しかったです。昼には店番をしている父へ、重箱に小豆餡の餅、黄な粉餅、大根おろしの餅をぎっしり詰めて配ってくれました。 俳句を始めてから「餅配り」なる「餅搗」の季語の傍題があることを知って、ああ、伯母が毎年欠かさず配ってくれた、あの重箱のお餅の事なのだと思いました。
 もうあの頃の杵つき餅を食べられないと思うと残念です。餅が好きな私って つくづく日本人なんだなあと思います。市販の餅を食べるのですが、そろそろ喉に詰まらせないように気を付けなくてはと思うこの頃です。

  餅搗くと児が両の手に杵抱ふ   丹羽康碩

  餅を搗くことより代を譲りけり   神尾朴水      いずれも『伊吹嶺季寄せ』より
 

     (✩NORIKO✩)(583274)

18.12.27 (4869)
 
静岡支部の磯田なつえさんから 一番茶句会報599号を送っていただきました。
来年1月には600号を迎えることとなります。発足当初から月一回の発行だったでしょうか、たぶんそうだったとしますと50年、半世紀の重みです。
 皆さまの継続の力、一号一号の積み重ねが歴史を作ったと言っても過言ではありませんね。本当に素晴らしいことです。
 
 +++++

 今月号の一ページ目には 坂本操子さんの執筆で「瓢湖」と題した文章が載っています。操子さんは 平成元年11月、沢木先生の昭和の終焉を詠んだ【八雲分け大白鳥の行方かな】の句碑開きにも参加され、平成28年、平成29年にも瓢湖を訪ねられました。二度目の訪問の折に詠まれた「兜太句碑太き碑文字を蟻走る」は「伊吹嶺」全国大会で栗田先生の特選をいただかれたこと、3度目は独りで訪ねられたこと、その折々に操子さんは多くの句を得られたこと、欣一先生の句、綾子先生の句、やすし先生の句、を文章にちりばめ、素晴らしい思い出を記し、記念碑的な一文で、感銘しました。

 各句会の会報、佐藤博子さんによる「どんど焼」の行事案内、「俳句の表記について」、お知らせ、入選おめでとうのコーナー、谷津政子さんの「私の一句」紹介に加え、一年の最後ということで平成30年の一年の歩みも掲載し、12月にふさわしい内容の句会報でした。また 来年4月には、一番茶句会600号の記念行事も行われるそうですよ。楽しみですね!!

+++++

 
各支部のみなさ~ん どうぞ来年も良いお年になりますように。写真は樹炎さんから送っていただきました。

     (✩NORIKO✩)(583171)
 

18.12.25 (4868)
 皆さまクリスマスイブは如何お過ごしでしたか? 
いよいよ今年もあと6日。昨夜 名古屋港で冬の花火があったようです。寒い中肩寄せ合って見る・・・ロマンティックでしょうね。(若ければ寒くても見に行きたいものですが、今では風邪を引くほうが心配です)
 
 さて、 関東支部の橋本ジュンさんから 欅句会のご案内をいただきました。

*************
 関東支部の欅句会は、句会を毎月第四土曜日午後に都内で開催しており、午前中に吟行しています。
 12月22日(土)の吟行は、両国で、鼠小僧次郎吉の墓のある回向院、吉良邸跡を巡り、ちゃんこ鍋のランチ(写真)で勢いをつけたあと、文京区の句会場へ向かいました。
 句会では、季語の本意、言葉の選び方などについて、活発な意見交換がありました。また、句会後の反省会では、年忘れとして楽しく焼鳥でお酒を楽しみました。
 次回は、1月26日(土)、六義園での吟行と園内での句会です。ゲストの方、そして、初心者の方も大歓迎です。どうぞ気軽にご連絡ください。
ご連絡いただければ、詳細は別途お知らせいたします。連絡先:橋本ジュン birdlandjazz@mac.com 090-3454-9348
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吟行と句会と反省会の充実した一日を過ごせると思います。関東支部の皆さんは、本当にあたたかく迎えてくださいます。(経験者の私が保証します)どうぞお出かけください。(✩NORIKO✩)(582992)

18.12.24昼 (4867)

  インターネット部の合同句集『IBUKINET Ⅱ』なる!!

 
11月に伊吹嶺インターネット部が、合同句集『IBUKINET Ⅱ』を発刊しました。遅くなりましたが、ここに報告させていただきます。

 前回の合同句集は、「伊吹嶺」創刊15周年に合わせたものでした。それから5年が経ち、「伊吹嶺」創刊20周年を迎えて、再び合同句集を発刊する運びとなりました。

 合同句集の参加者は41名です。この41名の方々は、前回の合同句集以降にいぶきネット句会員またはインターネット部員として、籍を置いておられた人たちです。お一人十句を寄せていただきましたが、どの句も即物具象の写生句となっています。表紙絵は八尋樹炎さんに飾っていただきました。

 序文は、以前インターネット部に籍を置いておられた河原地英武主宰にお願いしました。主宰には、ご多用の中、心温まる労いと励ましの序文を賜りました。インターネット部一同、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 この合同句集の発刊を契機として、インターネット部の活性化を図っていきたいと考えています。「伊吹嶺」会員の皆様には、今後ともインターネット部へのご支援をよろしくお願いいたします。(新井酔雪)(582903)


18.12.24 (4866) 
 樹炎さんから 写真とお便りをいただきました。寒椿も咲き始めたのですね。自然の姿を生かした活け方も素敵です。 
      
+++++ 「 冬至に思う」
 冬至冬なか冬はじめ、暦の上では冬至は冬の真ん中ですが、
厳しい冬のはじまるのはこれからですね。
冬至を迎える度に時の過ぎる早さを思います。

梅や桜の季節は人でにぎわうのに、山茶花や寒椿の咲く今頃の
季節は閑散としています。
椿見とか山茶花狩りとか言う言葉がないのは、見ていて
心浮きたつ花ではないからでしょうか。それでも
寒椿の厳寒に絶えて咲くその風情を愛おしく眺めるこの頃です。

  「人をおもへば山茶花の花もとぼしく散りにけり
  土にしきたるくれないの淡きも明日は消えなむを」三好達治

                 (八尋樹炎)+++++


  
母の忌の母に剪り来し寒椿    青山美佐子

  緑濃きねねの打ち掛寒椿     小木曽フジヱ   いずれも『伊吹嶺季寄せ』より     (✩NORIKO✩)

18.12.23 (4865)
  平成最後の天皇誕生日、陛下の会見が放送されました。感慨深いお気持ちが伝わるお話でしたね。

HP俳句会の12月の結果が発表されました。今月の最高得点の作品は、

     立ちかけて転ぶ牛の仔深雪晴  きょうやさん(東京)でした。

選者全員の選がありました。おめでとうございます!


講評もアップされました。ご参考になると思います。併せてお読みください。
写真は 何年か前ですが浅草寺の羽子板市です。
(✩NORIKO✩)(582734)

18.12.22 (4864)
 今夜は満月でした。ヤフーニュースをPCで見て知ったのですが、
買い物の帰り道、手ぶれしているかもしれませんが、
精いっぱいの写真です。 (✩NORIKO✩)

   寒月が鵜川の底の石照らす    栗田やすし




18.12.22 (4863)
 今日は冬至ですね。皆さ~ん 今夜は柚子湯でぽかぽかになりましょう♪

『俳句四季』1月号が届きました。
「四季吟詠」選者による<季語を詠む―福寿草>のページに
われらが下里美恵子さんの作品が掲載されています。

  福寿草日当りのよき母の家   下里美恵子

 「四季吟詠」では今月も多くの仲間が特選、秀逸、佳作に入選しました。おめでとうございます!

★田島和生選
特選 秋深し居間と書斎にひとりづつ   国枝隆生
秀逸 本陣の路地の灯りて門火焚く    福田邦子
 〃 真つ白に町並つつみ喜雨来たる   谷口千賀子      
佳作 蛇口より水は湯のやう原爆忌    若山智子
★今瀬剛一選
秀逸 烏瓜息するやうに花開く      磯田なつえ
★加古宗也選
秀逸 献灯を待つ間一色の鰻食ぶ     野島秀子
 〃 父送る苧殻焚き足す宵の闇     梶田遊子
佳作 暮れ残る空軽やかに群とんぼ    松平恭代
 〃 立ち止まりまた立ち止まり今日の月 加藤弘一
★久保 武選
秀逸 さんざめくポプラの葉擦れ涼新た  大島知津
★池田琴線女選
佳作 パソコンの椅子の軋みや夕月夜   石橋忽布


※記載漏れがありましたらお知らせください。

写真は樹炎さんから送っていただきました。冬の滝です。(✩NORIKO✩)(582648)

 

18.12.20 (4862)
 今年も残すところ10日余りになりました。皆さんお忙しくお過ごしのことと思います。
樹炎さんから玄界灘の冬の写真を送っていただきました。
九州でも福岡は玄海灘をはじめとして 日本海側ですから風雪も強いことでしょうね。

 寒晴れや対馬の見ゆる烽火跡     八尋樹炎

 うす暗き玄海走る冬の雷         〃

  厳しい冬にも冬の風情があり、身の引き締まるもので、この冬を乗り越えれば春という思いが一層強く感じられます。街路樹にも冬芽がほつほつと現れています。来年になればさらに膨らんで、、と思いながら見ています。
 平成最後の年末年始、穏やかな天候であってほしいものですね。
(✩NORIKO✩)(582336)

18.12.18 (4861)
  年の暮になりますと、迎春の準備もあり、店頭に 注連飾りや迎春花、黒豆 田作り 数の子 昆布 かまぼこ 縁起物の野菜など、気持ちがアップするものが沢山ならび、買い物を楽しむ頃となりますね。
 樹炎さんから 福岡の商店街の写真を送っていただきました。活気が伝わってくるようです。

+++++サザエさんの商店街

長谷川町子の「サザエさん」の構想を練った福岡市の藤崎の海岸近くに「サザエさんロード」が出来て、特に(西新商店街)は
道路の真ん中に、午後一時から歩行者天国の時間に、リヤカー部隊が入り商が出来て活気付きます。
近郊の農家、漁師が持ち寄る食材は人気が高く、新鮮で、多くの人に愛されています。
                  
                      (八尋樹炎)+++++

   
注連売りに富士の頂昏れのこる  栗田せつ子

   仲見世の路地に荷を置く暦売   関根 近子   いずれも『伊吹嶺季寄せ』より    (✩NORIKO✩)(582062)


    

18.12.17 (4860)

  12月16日(日) 愛知同人句会!!

昨日16日(日)、愛知同人句会がありました。句会は、参加者70名、不在投句2名で、いつもより多くの参加がありました。そのため選句に時間がかかり、栗田顧問と河原地主宰の選評の時間が短くなりました。それでも両先生には、具体的な句を取り上げて、ご指導していただけました。大変勉強になりました。ありがとうございました。(新井酔雪)

 矢野孝子さんより、俳人協会愛知支部主催の「新年のつどい」の連絡がありました。日時、場所は次の通りです。特に案内状はないということ、でご注意くださいとのことでした。
 ・平成31年1月24日(木) 11:30~
 ・名古屋国際ホテル 2階 キャンドル 地下鉄栄駅より徒歩3分

 都合ナルミさんからは、愛知同人句会の持ち方が2月より変更されるというお話でした。以下にポイントを書きます。
 ①俳句の持ち寄りを廃止し、葉書による事前投句とします。
 ・名前は葉書の表のみに記載。俳句のみを3句、葉書の裏に記載。
 ②投句締切は、愛知同人句会の前の週の金曜日に必着です。
  (句会より9日前)
 ・消印有効ではありません。必着ですので、前の週の金曜日に投函していては間に合いません。
  厳守で行きますので、前の週の金曜日までに届かない場合は、その月は無効となります。
 ③宛先は次の通りです。
 ・同人番号1~20→安藤一紀さん
 ・同人番号2140→栗山紘和さん
 ・同人番号4160→梶田遊子さん
 ・同人番号61~最後→松永敏枝さん
 ④参加費 1100円(不在投句も同額)


18.12.16 (4859)
 
度々京都へお出かけの鈴木英子さんから冬のお便りをいただきました。有難うございます!
+++++
 伊吹ネットの皆さま知立句会の鈴木英子です。
 新幹線で京都に向かう景色も様変わりし、真っ白な雪の遠山を見るとその美しさにはっとさせられます。
さて私は、11月末と12月4日に京都の燃えるような紅葉を見る僥倖に恵まれました。人出は多かったですが、さすがに京都の紅葉は素晴らしいです。またの日、12月11日(火)に池坊学院があり、前泊でその日の午後時間があったので、南禅寺に行ってきました。たった1週間のことで、その間寒波と木枯らしが来たようで、南禅寺の紅葉はすっかり散りはて、わずかに木の下の方に一枝の名残のある木が2~3本あるのみでした。しかし、息を呑むような紅葉も素敵ですが、初冬の、人も少ない寂びた寺も句材が多くていいものです。

 夕暮れ近く永観堂に寄ろうと南禅寺と東山中学高校との境の小道を大寂門の道へ出ようと坂を下っていた時、境の柘植の生垣のすぐ近くに教室があって授業中の風景がよく見えてしまいました。夕暮れ近く曇天で光の加減で本当に、教室が丸見えでした。この道はよく通るのですが、こんなことは初めてで思わず、足を止めて見入ってしまいました。高校2年くらいでしょうか、古文の文法の整理、確認といったようすでした。私は高校教師の現役のころが懐かしくなりました。
・断定の助動詞「なり」・・(~にて)と使うことがあり、~であってと訳す
・完了・存続の助動詞「たり」「り」・・~してしまった、~している
・打消の助詞「で」~ないで、「ずて」が短くなったもの、例 花咲かで   など断片的にしか覚えていませんが、とにかく懐かしく、いつまでも見ていたかったのですが、不審者に疑われるといけないので、坂を下りました。東山中学高校は洛東の私立の名門校です。

 「もう、日も暮れなむ(暮れてしまう)。とく帰らばや(早く帰るとしよう)」と私はつぶやいて、地下鉄の蹴上の駅に向いました。
穏やかな初冬の午後でした。  (鈴木英子)+++++


 
冬の京都も風情がありますね。華道の研究にも勤しみながら三度も紅葉をご覧になったとは羨ましいですね。

以前出かけたときの 今宮神社近くのあぶり餅の写真です。 美味しかったです。

    闇深き春日の杜や星冴ゆる    吉岡やす子

    灯をよせて絹糸通す霜夜かな   久野和子   いすれも『伊吹嶺季寄せ』より(✩NORIKO✩)(581830)


18.12.15(4858)

★HP俳句会の投句締め切りは 本日15日午後9時です。未だの方はお急ぎください。

 インフルエンザの熱は下がり 少しずつ元気を取り戻しています。

樹炎さんからお便りと写真を送っていただきました。写真は糸島からの眺望です。
美しいですね。虹の片脚でしょうか。そうですね!(✩NORIKO✩)(581643)

+++++

    『年の暮れに』
「平成が終わるんだね」「平和がいいね」
ふと駅で耳にした人の雑談に思いを重ねました。

年号が変わるたびに長生きしたことを思う気持ちは、戦争体験者のせいかも知れません。 
(人生百年時代)つくづく、健康で過ごしたいものです。

狂気めいた災害級の夏の暑さ、大規模地震・水害・ 度重なる台風におろおろした年
でもありました。

 2018年の世相を表す「今年の漢字」は「災」
12日、清水寺で発表でした。納得せざるを得ない文字です。
年号が変わり、一陽来復の春を願う思いで一杯です。

( 八尋樹炎 )+++++


18.12.12(4867) 
 
インフルエンザの予防接種をしたのに インフルエンザに罹りました。私は悪寒程度で発熱が無かったため風邪薬を処方してもらいました。 息子が発熱、インフルエンザA型と診断され、タミフルを処方してもらいました。(別の医院で)
今日はかかりつけ医が休診なので 息子の医院にかかりました。鼻に長い綿棒を入れて、青い線が現れインフルエンザA型と診断されました。 食欲もなくただただ眠りたい・・・です。でも薬を飲むためには食事をしないと・・・皆様も気を付けてください。写真は樹炎さんから送っていただきました。(✩NORIKO✩)


18.12.11 (4866)
 
孝子さんからHAGURUMA句会の方が写した写真とお便りをいただきました。
冠雪の伊吹嶺が見えますね!!ありがとうございます。

+++++
夕べは娘が来て、「今日は 職場から雪の御岳が見えた」と・・・雪山の話になりました。
勿論 登る話ではなく、どこどこから見える話です。(スマホばかり見ている娘にしては、珍しく・・・嬉しい会話でした。)

 子供が小学生の頃、通学路に「心臓破り」という坂があって、雪の御岳のニュースを聞く頃には、雪の御岳を見に出掛けました。今は、寒さや、坂を下りる時の膝の負担を考えると、躊躇と言うより始めから出掛ける気持がありませんが・・・。
 
今朝・俳句の仲間から、出勤時の写真が送られて来ました。 マンションの14階の玄関口だそうです。手前は大正時代の建築「市政資料館(旧・裁判所)」 その奥に 名古屋城、その奥に伊吹山!! のようです。 名古屋市のビューポイント!でしょうか。(孝子)+++++


 
風邪を引かないことを自慢していたのですが、夫の連用日記によると、毎年12月初旬に(私が)引いていると言います。
寒い中の蜜柑の手伝いか、公共交通機関で人ごみへ出たからか、今日は薬を処方してもらい、ぼーっとしているのが更にぼーっとしています。

   留学の娘に速達で風邪薬   山本光江

(✩NORIKO✩)(581255)


18.12.10 夜(4865)
 
寒くなりましたね。冬本番です。

 16歳の紀平梨花さん、素晴らしい快挙を達成しましたね。
そして今年の紀平選手の漢字一字は「笑」だそうです。いつも笑顔で素敵ですね。
 

+++++ 「冬の菊」
 晩秋から初冬にかけてすっかり日も短く、霜も降りはじめているのに、
枯れ色に染まった庭に香り高い菊が風にゆられています。
冷たい風が作ったその茎の自由な曲線。乱れ菊、路地菊と言われ
手に取ると自然の逞しささえ感じます。ご笑覧を。
                (八尋樹炎)+++++


 
 くくられて冬菊の香の衰ふる  栗田やすし

 寒くなると肩こりがひどくなり、落書を休憩してしまいました。すると樹炎さんから季節の写真が届きます。いつも「落書」を気にかけてくださることがよく伝わってきます。(まだ他の写真のストックももありますが、今日は、到着ほやほやの写真をどうぞ)有難うございました。(✩NORIKO✩)(581143)


18.12.8 (4864)
 
歳時記では「開戦日」ですが、ジョン・レノンが銃弾に倒れた日(1980年没)でもありますね。
うんと若い世代は、ジョン・レノンといっても もう分からない人がいるかもしれません。
 今季初の強い寒気が日本を覆うようです。結婚後三番目の転勤地、酒田(おしん放映の年)で、11月末の初雪が30センチだったことを思い出しています。「弁当忘れても傘忘れるな」は酒田で覚えた記憶です。
 フィギュアスケートの紀平梨花さんが 世界最高得点のショートプログラムを演じました。トリプルアクセルを跳べる後継者がこんなに早く現れて嬉しいですね。

 哲半さんから写真を添えてネット句会の案内をいただきました。(✩NORIKO✩)


+++++いぶきネット句会のみなさま

◇◆ 第 171回 いぶきネット句会 (平成30年12月)選句締切りのお知らせ ◆◇

明後日12月10日(月曜日)午後9時選句の締切りです。

締切りまでに、出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


多くの人で賑わった京都の紅葉も落ち着きました。タクシーの運転手さんが仰っていましたが、
外国の方の大きなトランクを日に何度も積み下ろししていたら、腰痛になってしまったそうです。
みなさんも、年末へ向けて何かと用事が増えるかと思いますが、無理なされませんように。
 (哲半)+++++



18.12.7 (4864)
 「伊吹嶺」12月号が届きました。新編集部の皆さま、この一年ありがとうございました。
伊吹嶺誌は編集・校正の皆さまの力により休みなく発行されています。
来年もどうぞ宜しくお願いします。  12月号は「河合義和特集」として 伊藤克江さんをはじめとして11名の方が読後感を執筆しておられます。
 また 奥の細道むすびの地 大垣「芭蕉蛤塚忌全国俳句大会」において 
大垣市制100周年記念賞に輝かれた
都合ナルミさんの「能登の塩」連作20句、
入選の服部鏡子さんの「花の風」連作20句 が掲載されています。
その他、大勢の方が事前投句の部で入賞、特選、秀逸などに入選されました。おめでとうございます!!

 蛤塚忌の各賞は トピックスニュースにアップしましたのでご覧ください。 
  【こちらからどうぞ】

シクラメンの写真を樹炎さんから送っていただきました。シクラメン農家で写されたものですから 鮮やかで豪華ですね。
(✩NORIKO✩)(580815)


18.12.6 (4863)
 徒歩さん 京都句会のレポート有難うございました!

孝子さんからメールをいただきました。事務連絡もお読みください。

 +++++
角川『俳句』の12月号に、我らが主宰!河原地先生の写真が載っていますね。
皆さん ご覧になりましたか? 2枚とも、素敵に撮れていますね!!
俳句結社の「煌星」と、「風港」の祝賀会に出席された時の写真です。
 
 主宰への事務局からの用件は、殆どメールで済ませています。主宰からは、時々昼休みにメールの返信があります。 
 先日は、「午後からプーチンについての講義をします」と添えられていました。(我々も 一度、講義が受けたいですね!)
夜遅くに返信が届くこともあります。 忙しくされているご様子です。

 ★事務局からのお願いです。
 来年の「伊吹嶺」の会費を納めていただく頃となりました。
皆さんからのご質問等の電話が事務局へ入るようになりました。
 句会で纏めて(出来る限りです。)送金をしていただくことになっています。同時にハガキで会員名等を知らせていただけると助かります。新入会員・退会等も分るようにして頂けると良いですね。
 振込用紙は送付していません。(特別会計は 振込用紙が送付されていると思いますが・・) ご質問等々は、事務局の方へ気軽にどうぞ!!連絡先が「伊吹嶺誌」11月号の裏表紙に載っています。 


 一週間ほど前に、いただいた柚子で 柚餅子を作りました。
梅干しや辣韮漬けと同じで、天候等々 タイミングが大切です。
柚餅子は、外側だけでも乾くと良いのですが、暖冬と雨もよいで 今は、冷蔵庫に避難をしています。
 冷たい風が吹き始めたら、1個づつキッチンペーパーに包んで、五階の北側の玄関の手摺に吊す予定です。 
誰かに「何のお呪い?」と聞かれるのを期待しながら・・・・
 自然の恵みを受けながら、手間暇掛けて作られる食品が、贅沢な物である事を実感しています。(矢野孝子)+++++


     
柚餅子売る賢治ゆかりの童話館    服部鏡子

 柚餅子を手作りとは!!以前、能登の和菓子店で一度買いましたが、味がぎゅっと詰まっているようでした。私は手作りの柚餅子を作る親戚知人はいませんでした。COOKPADで見てみましたが、手間暇かかるだけあって 確かに贅沢ですね。
写真は 倉敷のアイビースクェアです。10年ほど前に行きました。(✩NORIKO✩)(580637)


18.12.5 夜(4662)
 
昨日4日は京都句会でした。
 JR「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンの酬恩庵 一休寺での吟行でした。
 日本テレビ土曜朝の「ウェークアップ」でも気象予報士の蓬莱さんが一休さんに扮して放映していました。
 京都句会の俊雄さんが訪れた時には一万人程の人出で中に入れなかったそうです。
 さすがに昨日は参拝者も少なく落ち着いて散策できました。
 拙句「少林忌」は陰暦10月5日で1月間違って使ってしまいました。
 「吟行句ではともかく、句としては残せますでしょう」と主宰選でした。

  濡れ縁の柾目のぬくみ少林忌   徒歩
  衝立の虎ににらまれ囲炉裏端   恵光
  広縁に釘跡著し日向ぼこ     万里子 
  綿虫の消えし高さに鬼瓦     俊雄
  紅葉且つ散るや虚空を掴みかね  英武

    (松井徒歩)




18.12.5 朝(4661)
 
おはようございます。今日は寒くなりそうです。

 愛知支部新年俳句大会の選句の締切が近づいています!!

 投函時刻によっては翌々日到着という場合もありますので、12月7日(金)迄に届きますように
まだの方はどうぞよろしくお願いします。(✩NORIKO✩)(580481)


18.12.4 (4660)
 
毎日 ヤフーニュースなどで 今日は何の日というのが出ますが、昨日12月3日は「みかんの日」だったそうです。
近郊のブランド蜜柑と言えば 静岡の三ケ日、愛知の蒲郡などが有名ですが、今年の生り具合はどうだったでしょうか。

 私の親戚は 生り年のはずなのに収穫が少なく、 黒い点々がついたものが多く、見た目が悪いので商品にならないようです。別の親戚から小さい蜜柑のおすそ分けのおすそ分けをもらいました。小さい蜜柑は大きすぎるのよりも割合と美味しいような気がしています。

   漓江下る船に寄りくる蜜柑売り     栗田せつ子

   索道で蜜柑降ろせり山の晴       中村たか

 柚子の写真は樹炎さんから送っていただきました。よく実っていますね!

   
路地奥に小さき海見ゆ柚子は黄に   佐々木美代子

   八方に水鳴る里や柚子熟るる      巽 恵津子    いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

ちなみに今日12月4日は ヤフーニュースには何も表示が無かったのですが、検索してみると 
「1890年破傷風血清療法の日」(エミール・ベーリングと北里柴三郎が、ジフテリアと破傷風の血清療法の発見を発表したそうです)また、1982年、映画『E.T.』が日本で公開された「E.T.の日」もありました。

 2日の落書では日付とラインの挿入にミスがありました。ときどき気付かないままアップすることがあります。間違いにお気づきの方はお知らせくださいm(__)m

 (✩NORIKO✩)(580342)


18.12.2 (4659)
 いよいよ12月、師走となりました。皆さまお忙しくお過ごしのことと思います。今年もあと一か月、インフルエンザや風邪など引かれませんように。

 いぶきネット句会、HP俳句会の投句時期です。期限までにどうぞお忘れなく。
俳句で日本は特に夏の季語に続いて、冬の季語に、生活や行事の季語が多いのではと思っています。(数えたわけではないのですが) 皆さまもどうぞ身近な季語でご健吟ください。
 
樹炎さんから冬桜の写真を送っていただきました、可憐ですね。いつも有り難うございます。

   誰も居ぬ峡の城跡冬桜   滝沢昇二

   藪抜けて偕楽園の冬ざくら  栗田やすし     いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

(✩NORIKO✩)(580090)


18.11.30 (4658)
 
磯田なつえさんから一番茶句会報 598号(平成30年11月号)を送っていただきました。
来年1月には600号を迎える歴史のある句会報です。

 静岡支部の皆さまの俳句には「水見色」の地名や「春雷句碑」が詠まれていることがあります。
皆さまの俳句を通してしか知らなかった地名や句碑で、私も 「一番茶句会」といえば「水見色」「春雷先生」のことが思い浮かべられるようになりました。

 春雷句碑とは  「笹鳴きや沢の落ち合ふ音の奥    春雷」   

 句会報の1ページ目には 中村たかさんが<春雷先生と「風」>というタイトルで、文章を寄せておられます。少し引用させていただきますと

<富谷春雷先生は、沢木先生の「風」発刊の理念に深く感動され、水見色小学校長として赴任されて以来、お亡くなりになるまで、この地域に「風」俳句の普及に全力を盡されたと云う事情を句集『蔦の細道』によって知る事が出来た。>

と述べておられます。また 句集『蔦の細道』から幾つか句を紹介されています。

  富士山頂大いなる蠅つきまとふ   富谷春雷
  せきれいの弾みゐる尾を川映す
  新茶淹れ黒富士見ゆることを云ふ
  黒姫は黒に現れ紅うつぎ
  残菊を括れば色の蒐れり

そして<日本国中にまだ硝煙の匂いの消えやらぬ、昭和二十一年五月、なぜ逸速く若い欣一先生が「風」を立ち上げる事が出来たのか、なぜ多くの俳人達が引き寄せられたか。>

<沢木先生は、俳句を始められた四高生の頃から、ずっと俳句の近代化を考えておられたわけで、死と向かい合った戦場より生還されると休む間もなく「風」発刊に全力を盡されたのである。富谷先生は、その新しい俳句に魅力を感じ大いに賛同された一人だったのだ。>

<計らずも「伊吹嶺」9月号掲載の荒川編集長執筆の「沢木欣一による俳句近代化」を読み、少し解った気がした。> と述べておられます。
  

 句会報はいつものように 各句会の句、「私の好きな句」「私の一句」等に加え、栗田先生の月刊誌掲載の作品「花木槿」について、また、いぶきネット合同句集についても触れていただきました。有難うございます。
また 俳人協会静岡県支部の俳句大会において活躍された方の紹介がありました。
伊坂さん 山本さん おめでとうございます!!


+++++俳人協会静岡県支部俳句大会(11月3日 於アクトシティ)

★菅沼堯男秀逸 関野星夜入選
 茄子の馬鉄砲水に乗りて来し      伊坂 寿子
   
★中川須美子 水野征男入選
 花街の名残りの橋や夏柳        山本 法子  +++++


 
樹炎さんから季節の写真を送っていただきました。いつも落書を彩っていただいています。

1山茶花・2 橘もどき 3・蹲に水飲みに来ている猫   だそうです。猫ちゃんカメラ目線ですね。

(✩NORIKO✩)(579859)

    


18.11.28 (4657)
  
11月もあと3日となりました。1年が経つのは早いなと思うようになりました。光陰矢の如しです。

★愛知支部新年俳句大会の出句一覧がお手元に届いた頃かと思います。出句いただいた皆様有難うございました。

選句は同封の選句ハガキで12月7日までに到着するよう、よろしくお願いいたします。

今年最後のいぶきネット句会の案内を哲半さんからいただきました。 こちらもお忘れなきようにお願いします。

 +++++ いぶきネット句会のみなさま

◆ 第 171回 いぶきネット句会 (平成30年12月)投句・選句締切りのお知らせ ◆  


投句締切り 12月1日(土曜日)から5日(水曜日)午後9時締切り  

選句締切り 12月6日(木曜日)から10日〈月曜日)午後9時締切り  


※ 投句・選句とも、早めにお送りくださるようお願いします。


12月を間近に控え、今日は19℃まで上がり日中は暖かく感じました。

この間、宇治で干し柿用の柿を採っていた際、昨年は暖か過ぎて随分と傷んでしまったと

農家の方がぼやかれていたのを思い出しました。写真はその時のものですが、
高い所にある物はシートを枝に括って滑り台を作り、ぼてっと落として、するする~と滑らせて溜めていきました。

傷がいくと商品価値が下がることを思うと、なるほどと感心しました。(哲半)+++++


 
農家の方と仲良しになられた哲半さん、いつも写真も添えて案内有難うございます。干し柿の滑り台、生産者の方の知恵ですね。
(✩NORIKO✩)(579614)


18.11.27 (4656)
 
 月刊『俳句』12月号に、次の方々が秀逸、推薦で入選されました。佳作の方も多くいらしたようですが、ここでは以下の方々を紹介させていただきます。(国枝さんから教えていただきました。有難うございます)
写真は 早くも樹炎さんのお宅に咲いた木瓜の花です。 (✩NORIKO✩)(579525)


★井上康明選(題詠の部)
  秀逸  芋の葉の金覆輪や夏終る   加藤ゆうや

★嶋田麻紀選
  秀逸  発掘す滂沱の汗を地に吸はせ   富田範保

★名村早智子選
  推薦  接近の火星へ烏瓜の花    磯田なつえ


18.11.26(4655)
 
雲がなく風がないと昼は暖かな小春日が続いています。
毎月2句無料で投句できるHP俳句会にご参加の方が増えて、嬉しく思っています。
HP俳句会の選評は、隔月で、国枝隆生さんと渡辺慢房さんが担当しています。
11月の選評がアップされました。句作の参考にしていただければ幸いです。

 酔雪さんに9月までの落書を 18年後半の保存分へ移動していただきました。

 大阪が2025年万博開催地となりました。その昔、日帰りバスツアーで家族と出かけ弟とバスの席に座っていた写真はよく覚えていますが、
月の石を並んで見て、遊具に乗って、あとは・・・?です。
写真は昨日の散歩道で咲いていた山茶花です。

   山茶花の深紅一輪朝の卓   花田紀美子   『伊吹嶺季寄せ』より

(✩NORIKO✩)(579369)

18.11.25 (4654)
 
寒くなりましたね! メディアで紅葉の名所を放映していますが、みなさまのお近くの紅葉はいかがですか?

『俳句四季』12月号 四季吟詠に入選の皆さまの作品です。おめでとうございます!

★柏原眠雨選
  秀逸 ラジオよりダークダックス熱帯夜     谷口千賀子
  〃  炎帝へ邪気が目を剝く昼下り       野島秀子
  〃  生湯葉の京より届く夏見舞        福田邦子
★関森勝夫選
  秀逸 日覆や寝かせて植うる九条葱      磯田なつえ
★山田佳乃選 
  秀逸 積ん読の文庫本選る夜の秋       梶田遊子
★山本比呂也選
  佳作 調子良き夫の口笛雲の峰        大島知津
  〃  ほろ酔の花火待ちかね寝入りたり    加藤弘一


 
※記載漏れがありましたらお知らせください。

 樹炎さんから 素敵な写真を続けて送っていただきました。1・美男葛  2・ハゼの紅葉と白鷲 3・(白山木)別名・山照らし
だそうです。シラサギがわかりますか?(✩NORIKO✩)(579249)

    

18.11.24 (4653)
 
樹炎さんのお宅の冬紅葉と落葉の写真を送っていただきました。紅葉と黄葉の競演です。
いつも感じますが 綺麗な空気の息づかいが伝わってきて、思わず深呼吸したくなりますね。(✩NORIKO✩)(579107)

+++++ 『落葉の候』
華やいだ紅葉の庭も木枯らし一番ですっかり
見通しがよくなり、冬日が落葉を照らしています。
落葉の嵩も美しく、掃かずに楽しんでいます。
                  
                (八尋樹炎)+++++



  
留守番の子に拾ひたる冬紅葉    大島知津

  山鳩の枯葉踏む音近づけり     中山敏彦


 

18.11.22 (4652)
 
今日は24節気の「小雪」です。名古屋は雨の降りやすい天気になりそうです。また、「いい夫婦」の日だとか。
車のエンジンをかけると、ナビが「今日は〇〇の日です」と言うことがあります。また、運転の仕方にも「急な発進は・・・」などアドバイスをくれることがありますが、私の運転技術の癖を知っているのかなと思うことがあります。

 樹炎さんのお庭に、ご自身が野葡萄の蔓で編んだ、鳥の餌かごが出来ました。
こんなに素敵な餌かごで、幸せな小鳥ですね~

  残る実を零して寒禽翔ちにけり  朝比奈照子

  一列に朝日浴びをり寒雀     下里美恵子

  冬雲雀短く鳴きて草に消えゆ    国枝洋子  いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

(✩NORIKO✩)(578846)

18.11.20 (4651)
 いぶきネット句会の一覧表の編集を担っているおひとり、長崎眞由美さんには、HP俳句会の最高点者に伊吹嶺誌を毎月発送もしていただいています。早速お知らせをいただきました。
 
+++++11月のHP句会の最高得点者が発表されました。今回は

「コスモスを牛乳瓶に駐在所」加藤剛司さん(名古屋市)

の句で4人の選者、全員が選んでいました。  (眞由美)+++++


 
樹炎さんから季節の写真を送っていただきました。美味しそうですね。

    開け放つ二階明るし柿すだれ    石川紀子

    土壁の崩れし蔵や柿簾        河村惠光   いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

(✩NORIKO✩)(578585)


18.11.19 (4650)
 
昨日は愛知同人会がありました。河原地主宰は芭蕉顕彰俳句大会が市内でで行われていたのでそちらへご出席でした。

いつもの様に六十数名の参加で、昨日は栗田先生と小長同人会長から評と感想をいただきました。

11月は5日が沢木先生の忌日のため、欣一忌の句、大分で吟行会があったので、天領日田、小鹿田焼きの句が多く出ていました。

 ほぼ1か月ぶりに名古屋駅前へ出かけたのですが、必ず通り抜ける駅前のデパートでは、クリスマスツリーと子供が喜びそうな飾付がしてあり、皆が写真を写していたので私も写してきました。
 その昔、サンタクロースが贈り物を枕元に持ってきてくれた記憶はありませんが、どこからかクリスマスケーキをいただき、銀のブーツのお菓子もありました。今自分が子供だったら、靴下に何をお願いするのだろう・・・と考えたりしました。
 写真のツリーは緑のが昼、夜は電飾が点った白く光るツリーで 同じツリーです。(✩NORIKO✩)(578414)


  

18.11.17 (4649)  
 
こんにちは。小春日が続いていますね。
HPトップページの閲覧数の数字を直していただきました。
綾乃さん 有難うございました!

 樹炎さんから クリスマスの電飾の写真を送っていただきました。

+++++

先日夫の懇親会が博多であり、一人では危ないので、家族で送迎いたしました。
博多駅には、早くも「クリスマスイルミネーション」が輝いていました。

明るい青色LEDが1993年に開発されてから、新しい照明用光源として注目されるようになり、
近年はその改良もめざましく、煌びやかになりました。
クリスマス気分を味わいながら、夫を待つ間 お茶を楽しみました。

                 (八尋樹炎)+++++


 
最近は白系、青系のイルミネーションが多いようですが、雪や星のイメージで綺麗ですね。

  凍星や杉の木立の軋む音     関根切子

  オーロラの幕に透けたり冬星座  山下智子  いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

             (✩NORIKO✩)(578155)

    



18.11.16 (4648)
 
昨日はいぶきネット句会の合評会1日目でした。進行もスムーズになり、活発な意見が交わされ学ぶことの多い時間でした。今夜は後半の句を検討します。

 華道の研究で京都とお住まいを往復している 鈴木英子さんからメールをいただきました。

 +++++伊吹ネットの皆さま知立句会の鈴木英子です。
 秋を惜しんでいるうちに、早、初冬になってしまいました。私は常々、俳句、季語、いけ花、そしてそれらと四季を代表する「色」について関心をもっています。
 池坊では、11月7日から12日まで、「旧七夕会」の大華展が行なわれました。今年の展示の新しい試みの一つに、若手の教授陣と次期家元5人による「自由花を中心とするいけ花」と「音楽」のコラボレーションを展開しました。
 例えば、ドボルザークの曲、アーム・ストロングの曲、ビバルデイの四季など。その中で私の所属しているクラスの准教授がビバルディの「四季」のうち冬をテーマにして自由花を活けられました。 いけ花そのものは、北海道の冬景色をテーマにした作品でした。冬を代表する色は白です。
 いけ花の作品は北海道の冬景色で、大小のカラマツの枯れ枝に白い塗料をたっぷりと吹き付けて、150㎝四方の台にたくさん活けて、床も白の世界にし、そこに白っぽいピンクの生きたバラと小花が配してありました。作品そのものも息を呑む美しさでした。
 その午後、再び鑑賞したとき、音楽の演奏がありました。美人の演奏家によるカルテットで小舞台でのビバルディの四季のうち「冬」の生演奏を聴きながら、生け花の作品を見たときは涙が流れました。素晴らしい瞬間でした。
 伊吹嶺7月号で、河原地主宰が「俳句を作るときは常に一番良い読者を念頭に置いてほしい」と書いておられましたが、音楽もいけ花も同じではないかと思います。私は今回の華展の先生の作品と音楽の良い鑑賞者になれたかなと思っています。
               (鈴木英子)+++++


 
ビバルディの「四季」 私も冬が一番好きです。音楽と華道のコラボ、素敵だったでしょうね。有難うございました。
河原地主宰の「一番良い読者を念頭に置いて俳句を作る」という言葉は、俳句の向上のために、惰性に流されないために大事なことですね。

 我が家で今年は沢山の梔子の実が生りました。
これからもう少し色濃くなっていくと思います。
日本の色彩は、独特で繊細で、俳句によく出てくる「浅葱色」とか「縹色」など、ネットの色見本で調べるのですが、実に多くの色があり、世界に誇る良いものですね。 

    梔子の実が色づけり父母の墓    加藤百世

  毎月季節の俳句、主宰と顧問の俳句は、お忙しい中を綾乃さんにアップしていただいています。いつも有り難うございます。

皆さまお気づきかと思いますが、14日夜から、HP閲覧者数がリセットされてしまいました。
この部分は専門的な対応が必要ですので 今、お訊ねしているところです。宜しくお願いします。
(✩NORIKO✩)


18.11.15 (4647)
 
河原地主宰から お便りをいただきました!

『俳壇』12月号が「年忘れ!紅白俳句合戦」という特集を組んでいて、

河原地主宰が神野紗希さんと新作5句競詠をしています。

男女で紅白5組が競詠という 12月にふさわしい企画です。

天文、動物、、、等々 種類別に一句ずつ5句という内容のようです。

皆さま是非ご覧ください。紅白どちらがよかったか 審査員の気持ちで読むのも楽しそう です。 
 
哲半さんから 合評会の案内と柿屋という棚の写真も送ってもらいました。(✩NORIKO✩)


〓 第 170回 いぶきネット句会 (平成30年11月)合評会のお知らせ 〓  

合評会はいつものように、15日(木曜日)16日(金曜日)の両日 午後9時から行います。 投句一覧・選句一覧をご用意の上、伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください

稲刈りを終えて初冬を迎えたころ、宇治の田んぼには柿屋という干し柿作りの
棚が作られ、収穫しては干していく作業が繰り返されます。

古老柿(ころがき)という名前で出荷され、その自然の風味が何とも美味しく
お歳暮で贈ったりもされています。

今日は、その作業のお手伝いに行ってきます。(哲半)




18.11.13 夜(4646)

 

先週の10日土曜日から13日まで 水の森全国俳句大会に合せて 栗田先生と行く日田吟行会がありました。
参加された孝子さんから 吟行と大会の模様を送っていただきました。

+++++「伊吹嶺・栗田先生と行く日田吟行会」+++++                             

  11月10日から12日まで「伊吹嶺・栗田先生と行く日田吟行会」に参加しました。
飛行機利用組と新幹線利用組が 福岡空港に集合をして、チャーターしたバスで、大分県日田市へ向かいました。
大分は、丁度紅葉の一番美しい時期で、柿畑の紅葉や点々と続く銀杏黄葉を満喫出来ました。

1日目は、日田市の豆田町を吟行。
私塾を開いた学者 廣瀬淡窓に関わる史跡を巡り 歩きに歩きました。

 (当日投句の部・阪本茂木特選)
   冬ぬくし塾主の居間に膝正し  河原地英武 (当日投句の部・特選)

  
丁度 <日田天領祭>開催中!!酒蔵が開放されたり、日田の郡代行列があったり、屋台が出たりと、街中が 賑わっていました。

 (当日投句の部・岩岡中正特選)
    天領の小春の空へ毛槍振る   林尉江  (当日投句の部・特選)

 2日目は 「水の森全国俳句大会」に参加。
   栗田先生が「碧梧桐俳句のいろいろ」と題して講演をされました。
  碧梧桐の俳句は、難解な句ばかりではないことを、年代順に作品を挙げて
  説明をして下さいました。
  その後で 表彰式があり・・・

  (事前投句の部・秋篠光弘 特選)
     マネキンの手足伸びやか水着買ふ  小原米子

  (事前投句の部・大久保白村 特選)
     原発をでて薫風に息づけり     野島秀子

  (事前投句の部・中村和弘 特選)
     初夏や火色輝く攻めの窯      武田稜子

  3日目は 小鹿田焼の窯場を吟行ました。道中・・まだ今年の水害の 爪痕の残る光景を 至る所で見掛けました。
山間の村では、沢水を利用した唐臼<水杵>で陶土を搗く音が響いていました。  
  締めは!! 福岡空港の貸し会議室を利用しての句会でした。23名が5句投句をして、主宰と栗田先生から指導をいただきました。3日間の感動をしっかり心に(俳句に??)刻んでの解散となりました。

 (当日投句の部・入選)
    町どこも水が流れて日田小春     下里美恵子
    子と拾ふ掌ほどの柿紅葉        熊澤和代
    復旧のかがよふ鉄路秋日濃し     梶田遊子
    天領の丘まで登り秋惜しむ       安藤一紀
    蔀戸を開けて小春の風通す      国枝洋子
    奴さん草鞋の足袋の薄汚れ      小原米子
    万燈の燭またたけり天領地       横井美音
    小春日や手に履かせ選る日田の下駄  山本悦子

  ★事前投句の部の入選欄にも 伊吹嶺の仲間の名前が沢山並んでいました。
                             (矢野孝子)

 皆さま大活躍で、吟行も充実して良かったですね。孝子さん 有難うございました!! 
写真は一紀さんのSDカードから国枝さんに選んでいただき送ってもらいました。
一紀さん国枝さん有難うございました。写真は後日トピックスにもアップする予定です。しばらくお待ちください。
(✩NORIKO✩)(577130)

18.11.12 (4645)
 芭蕉蛤塚忌全国俳句大会入賞・入選句がHPにて発表がありました。尉江さ~ん記念賞おめでとうございます!!

★大垣市制100周年記念賞
 御饌の田に声の明るき田植唄  愛知県 林  尉江

★入選
 懸巣鳴く光悦垣の露地の奥   愛知県 河村 惠光

 深閑と梲の町や星月夜      愛知県 櫻井 幹郎
 

記載漏れがありましたらお知らせください。 

  
樹炎さんから 糸島市の古刹の紅葉の写真を送っていただきました。見事ですね!!

+++++
 福岡県糸島市『雷山千如寺大悲王院』の紅葉狩りに出かけました。

糸島の古刹で大悲王院は宝暦2年(1752年)に黒田継高公が建立した建物です。
中には鎌倉時代作「木造清賀上人」の国指定重要文化財があります。

素晴らしい紅葉に家族で満足いたしました。   (樹炎)+++++

    

 (✩NORIKO✩)(576858)

18.11.11(4644)
 
昨日から、大分県日田市での「2018年水の森全国俳句大会」に併せて、仲間が大会と吟行会に出発しています。

参加者に写真をお願いしてあるので、後日紹介させていただきます。お楽しみに!

 暦の上では冬ですが、美術展などは 秋の季語にありますね。

伊吹嶺には趣味の域を超えた才能のある方が多くいらっしゃいます。

「ガーデン句会」の仲宗根美智子さんが、活躍されている美術展を紹介します。

ご出身である沖縄のシーサーの作品だそうです。

12月18日(火)~24日(月)まで 愛知県美術館 
   8階ギャラリー(E~I 室)で開催されます。ぜひご観覧ください。
   開催時間  10:00~18:00  (金)は20::00まで 最終日は16:30まで

   

  藪からしも枯れてゆく時みやびやか   句集『伎藝天』より

   岩田由美氏 『綾子の一句』の11月11日のページに鑑賞とともに掲載されています。(✩NORIKO✩)(576731)

18.11.9 (4643)
 
「伊吹嶺」11月号が届きました。「伊吹嶺賞」作品と、選者の選ならびに選評が掲載されています。
あらためて 内田陽子さん おめでとうございました!!

  ☆.。.:*・☆.。.:*.。☆ 祝伊吹嶺賞  「お糸船」 内田陽子さん ☆.。.:*・☆.。.:*.。☆

 
各選者が選評で抄出した句を読むことは とても参考になります。

一年があっという間に過ぎてしまう昨今、20句をまとめるのは(私の場合)容易な事ではないのですが、皆さんが頑張って提出されている、きっとこれからの句作のプラスになると思って応募を続けています。
 
 また、 「俳人協会第57回全国俳句大会」その他の俳句大会において多くの仲間が良い成績を収められました。おめでとうございます。

☆.。.:*・☆.。.:*.。☆

▽俳人協会 第57回全国俳句大会
★棚山波朗特選
 船の名で呼び合ふ海人の花見酒  富田範保   
★岡田日郎選
 音高く紙風船を突き返す     伊藤克江
★棚山波朗選・仲村青彦選
 穴釣りの魚ひと跳ねして凍る  富田範保
★鷹羽狩行・鈴木貞雄選
 風紋の崩るる速さ啄木忌    金田義子
★辻田克巳・山崎ひさを選
 小刀で鉛筆削る昭和の日   栗田せつ子
★能村研三選
 お涅槃の今日百獣の争はず  富田範保

▽第10回子規・斑鳩の里俳句大賞
★松山市長賞
 翡翠や瑠璃の一閃ひきて翔つ  長谷川しげ子

▽第29回伊藤園新俳句大賞
★佳作特別賞
 寒風を引つ掻き回し鬼ごつこ    大島知津

▽岡崎市民俳句秋季大会
★中日新聞社賞
 初の字のひときは大き秋刀魚買ふ  山本崇雄  

  
上記の入選句 過去の入選句は 伊吹嶺HP<トピックス>からご覧になれます。
トピックスは⇒【こちら】
 
(✩NORIKO✩)(576466)

18.11.8 (4642)
 
徒歩さん、京都句会のレポート有難うございました。鮮やかな紅葉も綺麗ですね。

樹炎さんから 写真と共に野菊にまつわる文章を寄せていただきました。三日月もきれいに撮れたのですね、有難うございます!!(✩NORIKO✩)

+++++ 『野菊の花』

吸い込まれるような青空に残る三日月・・・
散歩の道に、つゆに濡れて咲く野菊の花を見る度に、
多感な少女の頃に読んだ作家(伊藤佐千夫著)の「野菊の墓」
を思い出し、暫く(民子さん)の気持ちで眺めました。
電話やテレビ さえない時代のノスタルジー書物をめくり出会う
感動は今でも清々しい思い出です。

後になって、伊藤佐千夫は正岡子規に師事し、子規の写生文に
感化されて描いた代表作が『野菊の墓』と知り更に思いを深めました。
     (八尋樹炎)+++++


  

18.11.7 (4641)

 
今晩は、松井徒歩です。

 昨日(暮れの秋)6日は京都句会でした。
 JR京都駅から東へ逢坂山トンネルを抜けて一駅、山科の毘沙門堂での吟行です。
 毘沙門天とは、四天王の多聞天を独尊像として祀られたものであります。
 十二天の北方の守護神でもあり、七福神の一尊でもあります。
 御本尊は残念ながら秘仏で拝観することはできませんでした。
 境内では満天星躑躅の紅葉が始まっていました。

 河原地主宰選3句
  沓脱ぎの大石白し暮の秋    万里子 
  七尺の槍に螺鈿や秋気満つ   哲半
  毘沙門に燭たてまつる百舌日和 俊雄

  らふそくの火先割れたり冬座敷 英武

     (松井徒歩)









18.11.6 (4640)
 
樹炎さんから菊の写真を送っていただきました。
 樹炎さんは 菊農家の畑での耕しによって、短くて刈り取られた処分寸前の小菊をいただいて 束にして自作の器に飾られました。良い香りに包まれているそうです。良いですね!!    (✩NORIKO✩)(576061)

     野菊咲く古き砦のかまど跡     熱海より子

      洗ひたるジーンズ硬し野菊晴   櫻井幹郎  いずれも 『伊吹嶺季寄せ』より

 


18.11.5 (4639)
 鈴木英子さんからお便りをいただきました。

 +++++伊吹ネットの皆様、知立句会の鈴木英子です。

11月になって、朝夕の冷え込みを感じる様になりました。池坊では11月7日~12日まで「旧七夕会の全国華展」が行われます。皆さまから、11月なのになぜ七夕なの?という質問を受けます。それで歴史などお話しします。

 七夕の行事は、奈良時代に中国から伝わり、平安時代では「乞巧奠」(きこうでん)と言われ貴族の年中行事です。糸、果物、野菜などを飾ります。その行事の一貫として、花合せが行われたようで、これは物合せの一つで、歌合が有名です。

 室町時代になると御所や仙洞御所で花合せが行われるようになり、七夕の花合わせが定着しました。戦国から桃山時代になると池坊の専応や専好といった家元の著書や絵に七夕会のことが登場します。

 そして、江戸時代になると華展が盛んになり、池坊の発展に尽くされた後水尾天皇が「七夕立花会」を行われ、隆盛を極めます。 

さて七夕華展の日にちのことですが、明治7年の暦の改正と五節句の廃止に伴い、七夕会を御水尾天皇の命日の9月11日に改めました。その後、花材が少ない、あるいは農繁期に当たって、全国から門弟が集まりづらいなどの理由で結局今の11月11日前後に行われるようになりました。

 さて、この七夕会は池坊の最大の花展で日本全国や海外からも門弟が集まって行われます。物故者法要(池坊はお寺なので)や一般の門人のコンクール、花の甲子園(高校生のコンクール)、花行列などのイベントが行われます。今回私は出展せず、級友の補助をします。

 七夕は俳句では、秋の季語です。  (鈴木英子)+++++

  
「乞巧奠」 歳時記で目にしたことはありますが、背景がよくわかりました。有難うございました!写真は何年か前の京都 大徳寺塔頭の高桐院の敷紅葉です。11月末頃でした。(✩NORIKO✩)(575918)
18.11.3 夜 (4638)
 
文化の日でしたね。先日紫綬褒章に羽生善治さんや、真田広之さん、林真理子さん他へ知らせがあったのは記憶に新しいです。スケートの方の羽生選手も活躍しています。スケートが始まると冬が近いのだなあと思います。日に日に秋が深まって菊の花は冷え込みにびっくりしているかもしれませんし、紅葉はもしかしたら早く色づくかもしれません。

磯田なつえさんから「一番茶句会報」597号を送っていただきました。

句会報は、佐藤博子さん執筆による、10月6日の全国俳句大会記が一ページ目に。参加できなかった方へもよく分かるように、また今月のことを今月末にというスピード感が素晴らしいですね。大会参加の10名のうち5名の会員の方は 当日、岐阜駅から伊奈波神社まで1万歩歩かれたそうです。歩いた収穫がきっとあったことと思います。
大会記では、カラー写真4枚と共に 静岡支部会員の方の入選句も掲載されています。

   都合ナルミ特選
  夜濯やゴールを決めし赤い靴       多々良和世 
   河原地英武・下里美恵子選
  本棚に小さきシーサー沖縄忌       松本 恵子
   磯田なつえ選
  富士霊水浴ぶる禊や山開         坂本 操子
   櫻井幹郎選
  夏休聞いて聞いてと二人の子       前田 恭子
   下里美恵子選
  子規愛でし庭鈴生りのゆすらうめ     坂本 操子



あらためて、皆さまおめでとうございました。

 なつえさんからのメールも紹介します。

+++++  伊吹嶺の皆様へ
  
 先の全国大会では楽しいひとときを有難うございました。
 あっという間に一か月、もう立冬が近づきました。
 静岡では、駿府城(家康の城)の天守台発掘が進められておりますが、
 一角が重なるように、秀吉の城の野面積や金箔瓦が見つかり、
 先日公開されました。勢力争いの場がくっきりです。
 この城址公園を中心に1日から大道芸ワールドカップが始まり
 紅葉にテントが映えています。

先日(10月20,21日)の公開は2日間限定で、金箔瓦はみられませんでした。
 11月22日以降通常公開が開始され、金箔瓦なども見られる予定です。
 12月1日は体験見学会で発掘区域内の見学や天守台の高さなども現場で確かめられる
 ということです。
 いずれも事前の申込は不要で、直接現場へということです。資料が私の処にあります。
 
                                          
         (磯田なつえ) +++++


 
なつえさん、公開や体験見学会の情報ありがとうございました。
駿府城でまだまだ発掘、発見があるのですね。城址公園で大道芸ワールドカップ!1日から4日までだそうですが、世界の名人が来静、さぞ楽しいことでしょう。来年もあるのでしょうか。何だか見に行ってみたくなりますね。
  写真は 東海市の名産品の蘭です。        (✩NORIKO✩)


18.11.2 昼 (4637)

いぶきネット句会の皆さま 日頃メールを使われる皆さま

 
++++架空請求書添付のウィルスメールにご注意ください+++++

 この数日、架空請求書(又は見積書)のエクセルを添付した迷惑メールが届く人がいます。
 このメールは ウィルスメールですので、添付ファイルを絶対に開封せず、削除してください。
このようなことが続く方は、ウィルス対策のソフトを強化するなど ご自身で対策を取っていただきますよう 
どうぞ宜しくお願いいたします。(✩NORIKO✩)


18.11.2 (4636)
 
樹炎さんの娘さんご夫婦からの写真をお届けします。
広々とした平野の大空に壮観ですね。パンダが今年らしくてほほえましいです。

+++++ 「佐賀のバルンフェスタ」
秋の佐賀平野を彩る風物詩の「インターナショナルバルンへスタ 」です。
期間は10月31~11月4日迄
毎年ですが青空に描く「草間彌生」の水玉模様のようなバルーンに魅せられてます。(樹炎)  +++++


 渡りの季節です。アサギマダラも海を越えて旅立っていくと思うと応援したくなりますね。(✩NORIKO✩)(575576)

    海苔粗朶に夕日あまねし鳥渡る      八尋樹炎

    海光に見失ひたり渡り蝶          倉田信子

 

18.11.1 (4635)
 
早いもので11月になり、ぐっと冷え込んできました。
今日からHP句会、いぶきネット会員のいぶきネット句会の投句受付が始まります。
このHPをご覧の皆さま HP俳句会はどなたでも毎月2句投句ができます。
多数のご参加をお待ちしています!!

 我が家の南天も色づきました。

     南天の実に惨たりし日を憶ふ    沢木欣一

 沢木先生亡きあと伊吹嶺に入会した私は、句の背景も分からずにいましたが、
句会で栗田先生からのお話や 伊吹嶺誌での紹介で知るようになりました。

 <いぶきネットの四季>のコーナーでは、沢木先生、細見先生、栗田先生の、
四季の俳句と写真、小文が掲載されています。
 ぜひご覧ください。

<欣一の実南天> は 【こちら】からどうぞ。


(✩NORIKO✩)(575443)


18.10.31 (4634)

 『俳句界』11月号22頁に、河原地主宰の「新作巻頭3句」が掲載されました!
そのうちの1句をここに紹介します。



   新月や影青みたる祇園閣    河原地英武


 河原地主宰からメールもいただきました。

 +++++
 先日の大須大会、大盛況でしたね。私は当日、「風港」創刊15周年祝賀会に参加するため金沢に出かけていましたが、伊吹嶺の結束力の強さを改めて認識しました。
皆さんに感謝します。(英武)+++++


 今月は『俳句四季』に続き全国誌に掲載で、主宰のご活躍が眩しいですね。
 
 哲半さんから いぶきネット句会のお知らせをいただきました。 (✩NORIKO✩)(575290)

+++++いぶきネット句会のみなさま+++++

◆ 第 170回 いぶきネット句会 (平成30年11月)投句・選句締切りのお知らせ ◆  

投句締切り 11月1日(木曜日)から5日(月曜日)午後9時締切り  
選句締切り 11月6日(火曜日)から10日〈土曜日)午後9時締切り  
  ※ 投句・選句とも、早めにお送りくださるようお願いします。

3年ぶりに新開場する南座で25日、「まねき上げ」がありました。
22年ぶりの二ヶ月連続顔見世興行ということだそうです。
看板の配列は役者の地位を表すそうで、端から1枚目に座頭、2枚目に色男、
3枚目に道化役を据えたことから、
美男は「二枚目」、滑稽役は「三枚目」という言葉ができたとされています。(哲半)


               


18.10.30 (4632)
 先日の「大須俳句大会」に参加された、英子さんから お便りをいただきました。有難うございます!
俳句大会の実行委員長として、取りまとめてくださった 藤田岳人さんから、参加者は講師、選者を含め、314名だったことを連絡していただきました。 28日の人数記事も訂正しました。

 ++++++++++
 伊吹ネットの皆様、知立句会の鈴木英子です。10月28日は、俳人協会の愛知県大会でした。私も参加させていただきました。今回は伊吹嶺が単独で幹事を引き受けるということで、皆様それぞれ大活躍されました。大須の街は久しぶりの散策でしたが、昔とはすっかり様変わりしていて、それはそれで大衆文化の隆盛ということでよいことだと思います。その日は丁度大須の縁日で28市(にはちいち)というそうです。骨董市が観音様の境内で行われ、私も散策して、茶道具で使い勝手の良い茶入れが目にとまりました。購入意欲をそそられ、値段を聞くと2万円ということで、少し高いなと感じて、値切ろうかとも思ったのですが、結局買うのをやめました。参加の皆様は、骨董屋や古着市をテーマにして良い句を作られ、伊吹嶺の方々が多く選に入りました。

 講演では「若葉」の伊東肇先生が豊橋出身の地元の俳人「富安風生」について、高濱虚子の教えを守り、ホトトギスの正統派として活躍されたことを熱く語られました。私は富安風生についてはほとんど知識がなかったので、今回の講演で、郷土の俳人を知って、知識が増えました。とても有意義な大会でした。参加してよかったと思いました。       (鈴木英子)

   嫁ぐ子とわらべ歌聴く暮の秋  藤田岳人

   眉太き芭蕉の座像秋深む    鈴木英子  いずれも 『伊吹嶺俳句集 Ⅱ』より

 英子さんは茶道具に目を留められたそうですが、鑑定団?に鑑定してもらってから買いたいですよね。
写真は、九州の樹炎さんからで、 身近な風景、お庭の草花の写真です。樹炎さんの解説を下に載せました。
深秋ですね~~     (✩NORIKO✩)(575138)

1・オオエノコロ(イネ科の一年草)エノコログサとアワの雑種だそうです。朝露に銀色に輝くさまが美しいです。
2・石路の花 ・庭が明るくなりました。  ・3・お茶の花 散歩の帰りに垣根越しにズームアップ
            
  

18.10.29 夜(4631)
 
関東支部の橋本ジュンさんから10月の吟行地の写真と、、11月の吟行と句会の案内をいただきました。上京の機会がある方は、ぜひ!!
*************
 関東支部の欅句会は、句会を毎月第四土曜日午後に都内で開催しており、午前中に吟行しています。
10月27日(土)の吟行は、松尾芭蕉「奥の細道」の矢立初めの地に近い「素盞雄(すさのお)神社」(写真)、彰義隊の暮石のある「円通寺」、都電の終着駅である「三ノ輪橋」を吟行しました。心配した雨も降らず、途中、ハロウィン扮装した可愛い魔女たちや晴れやかに着飾った七五三の子供達に出会いました。
 句会では言葉の選び方や季語の本意などについて活発な意見交換がありました。句会後の反省会では楽しく焼鳥でお酒を楽しみました。

 次回は、11月24日(土)です。ゲストの方、そして、初心者の方も大歓迎です。どうぞ気軽にご連絡ください。
ご連絡いただければ、詳細は別途お知らせいたします。
連絡先:橋本ジュンqm9a-hsmt@asahi-net.or.jp 090-3454-9348


 
 
今日は東京も菊日和だったのではないかと思います。高円宮絢子さまと守谷さんの結婚式が明治神宮で行われましたね。明治神宮は、娘宅に上京の折に何度か参拝したことがあります。聡明で仲睦まじいお二人の会見を見るたびに、幸せな気持ちになりますね。

  汝が肩にわが手のありぬ菊日和     田中冬二

  祝ぎごとの大皿を出す菊日和       朝倉和江

      いずれも俳句検索システムより選びました。   (✩NORIKO✩)

18.10.28 夜 (4630)

 10月28日の 俳人協会愛知支部大須俳句大会は、講師・選者を含め314名の参加で盛況のうちに終えることができました。
会場近くの大須観音境内では 毎月18日と28日に骨董市があります。朝からありとあらゆるものが?売られていて面白かったですし、商店街も活気がありました。

 俳句大会第一部のご講演は俳人協会理事で「若葉」編集長の伊東肇先生。「富安風生について」と題して、髙浜虚子の高い評価と信頼をうけたこと、風生の作風の変遷について、例句を挙げて講演をされました。
 
 俳句大会の結果をお知らせします。伊吹嶺の皆さんは 大会でも裏方でも大活躍でした。
入賞の皆さま おめでとうございます!!

★大会賞(3名)

第1位 仏頭を戸板に売れり神の留守  林 尉江

第2位 秋日濃し骨董市の箱枕     野瀬 ひろ

第3位 ぼろ市や褞袍試着の車椅子   丸山 節子
 
★入選賞 (10名 得点順 同点の場合は受付順)

 襤褸市や柳行李に日本書紀      川島 和子

 石仏を買うてリュックに秋麗     上田 博子

 混(まざ)り合ふ屋台の匂ひ秋暑し  矢野 孝子

 福助に似し骨董屋秋うらら      伊藤 克江

 観音の鳩みな肥えて秋うらら     鈴木 真理子

★選者特選
栗田やすし・服部鹿頭矢特選
 石仏を買うてリュックに秋麗     上田 博子
加藤耕子特選
 秋寂ぶや芭蕉の句碑の木暗がり    小原 米子
加古宗也特選
 仏頭を戸板に売れり神の留守     林  尉江
下里美恵子特選
 観音の鳩みな肥えて秋うらら     鈴木 真理子
神尾朴水特選
 空澄めり明治の音の蓄音機      加藤 百世
斎藤朗笛特選
 秋惜しむ名古屋言葉の人と居て    櫻井 勝子
藤島咲子特選
 束ね売る古き更紗や秋深し      牧野 一古
壁谷禮伺特選
 ぼろ市や褞袍試着の車椅子      丸山 節子
葛山由博特選
 花魁のかつらずらして秋団扇     玉井 美智子


   
★間違いがあればお知らせください。大会の写真は酔雪さんが写してくださいました。
大須観音、挨拶の小長同人会長、大会賞林さん、下は司会の武田さん、牧野さん、披講の中斎さん、大島さんです。
  (✩NORIKO✩)(574969)

18.10.27 (4629)

栗田顧問の俳句「花木槿」16句が『俳句』11月号に掲載!!

『俳句』11月号に、栗田先生の「花木槿」16句が掲載されました。
[作品16句]というタイトルのもとに、3名の方の俳句が掲載されています。
栗田先生の俳句は、1番目P38~P39に掲載されています。ここにその一部を紹介します。(新井酔雪)(574796)

   花木槿  栗田やすし

   式部の実色づき初めし登城坂

   花木槿今日出漁の鵜を選ぶ 

   漁終へし鵜舟カンテラ灯し来る

   反古を焚く煙ひと筋綾子の忌

今月は、河原地主宰、栗田顧問と両先生の俳句が、16句ずつ大手の俳句総合雑誌に掲載されました。誠に喜ばしく思います。両先生のご活躍がそのまま伊吹嶺の発展につながっていると思います。


18.10.26 夕 (4628)
 
★明後日28日の大須俳句大会、多数の皆さまのご参加をお待ちしています!

 朝晩ずいぶん冷え込んできたように思います。
道端の猫じゃらしも枯れ色になり、家の花水木が散り急いでいます。南天が赤く色づきました。釣瓶落としです。

 昨日のドラフト会議は視聴率が良かったそうです。(私も見ましたので)
中日は根尾選手獲得で、与田監督のもと、来季は盛り上がってほしいですね。

 樹炎さんから、写真を送っていただきました。 野ぶどうと山ぶどうです。私は区別が分かっていませんでした。
樹炎さ~ん有難うございました。    (✩NORIKO✩)(574655)

++++++++++

  少し道を変えた散歩のお宝、発見です。
   1・野葡萄 
  地方名でイヌブドウ、カラスブドウとも言う(瑠璃色の美しい球体)です。
   2・山葡萄                            
  山葡萄で編むカゴバッグは、材料である山葡萄の採取が大変だそうです。
  (果実は紫黒色)です。
  いずれも、蔓が長くからんで、とても取りにくいものでした。      (樹炎)   

  
野葡萄の瑠璃さんざめく風日和    文挟夫佐恵

  飛騨谷へ蔓なだれたり山葡萄     水原秋桜子    (大型俳句検索より)
 

 


18.10.25 (4627)

     +++『千草合同句集 第二集』+++

 先日、千草句会の合同句集第二集が発行されました。

 合同句集は「春・夏・秋・冬・新年」の季別に編集されています。序文で指導者の中山敏彦さんは「俳句は詩なのです。リズムよく読み通せる句が佳句です。」と説かれ、「継続は力なり、句会での切磋琢磨と交友の深まりは、何物にも変え難いものがあります。更なる精吟をして参りましょう。」と綴っておられます。

あとがきでは野島秀子さんが、「千草句会の前身といえる若葉句会から数えると17年を越えました。俳句が大好きで句会をリードしてくださった石川紀子さんを失ったことは寂しく残念ですが、句友の方が合流され共に学んでいけることを何よりの事と嬉しく思っています。」と振り返り、「一人一人の俳句を慈しみ、根気よく指導を続けてくださる中山先生への感謝の気持ち」と「全員が様々な能力を発揮し、句会を盛り上げて来たことへの誇り」を述べておられます。
 千草句会の合同句集も私家版ですので在庫はありませんが、(僭越ですが、私が…)お一人一句ずつ紹介させていただきます。

  御降りの融けて千草の瑞々し     中山 敏彦
  母逝くや窓にうるみし春の星     野島 秀子
  木洩れ日に花かたかごのそり返る   石川 紀子
  初硯ほんのり匂ふ奈良古墨      松平 恭代
  花を見に花見る母の笑顔見に     山﨑 育子
  献灯の続く街並夏まつり       阿部 芙美子
  輪中村田舟の上を花吹雪       市川 斐子
  焼みかん昭和の子へと戻りたる    稲山 雅子
  星近きランプの宿や秋気澄む     井上 靖代
  藍深き母の形見の染浴衣       宇田 鈴枝
  待つ人の無き故郷や蚯蚓鳴く     江口 たけし
  産声を聞きて安堵の新茶飲む     大原 悦子
  曼珠沙華蕊に雨粒連なれり      小川 知代
  夫と切る四角揃はぬ年の餅      加藤 百世
  どんど焼藁足す度に火の粉舞ふ    嶋田 尚代
  平らかな加賀の稲田や千代尼の忌   横井 正子
  山寺へ磴の半ばや初音きく      余語 和子

 題字は松平恭代さん 集中の挿し絵は嶋田尚代さんによるものです。

千草句会の皆さ~ん おめでとうございました。         (✩NORIKO✩)

野島秀子さんは、俳人協会主催の秋季俳句講座に参加されました。応募多数で抽選だったそうですよ、良かったですね。早速レポートを送っていただきました。有難うございました!!

   +++平成30年度秋季俳句講座(講師 栗田やすし先生)に参加して+++

 (10月23日2:00~3:30)

 栗田先生が講演される「水の森全国俳句大会」に残念ながら参加できないので、せめて東京の俳人協会の講座
「自作を語る」に参加し先生の講演をお聞きしてきました。

 場所は、一度は行ってみたいと思っていた俳句文学館。受講券には抽選の結果とあるように満席で開始30分前にもかかわらず静かに講演を待っていらっしゃる皆さんの様子に、何故か私がどきどき・・・。

 俳句は「追慕と鎮魂」をテーマにまとめられたレジメをもとに、父・母・綾子先生・欣一先生への追慕と沖縄への鎮魂の順に30句の自作をもとにお話をされました。いつものように先生の穏やかで誠実な語り、時には「なんだったね?」とのおとぼけ?に和みながら、聞き手がどんどん引き込まれていく様子が伝わってきました。

 クライマックスは後半、短歌と俳句を比較し、即物具象について具体的に話され、心の見える俳句でなく、心のある俳句を詠むように力説されたときは、会場が一体となって共感し熱気に包まれたように感じました。

 最後に伊吹嶺会員は先生の職場?である館内の図書室を見学させていただき、雨上がりの心地良い風に吹かれながら帰途に着きました。       (野島秀子)  


18.10.24夕 (4626)

  河原地主宰の俳句「秋簾」16句が『俳句四季』11月号に掲載!!

 『俳句四季』11月号に、河原地主宰の16句「秋簾」が掲載されました。
[作品16句]というタイトルのもとに、6名の方の俳句が掲載されています。主宰は3番目に掲載されており、ページ数は打ってありませんが、P92~P93になります。ここに16句のうちの4句を紹介します。(新井酔雪)(574380)


   
 秋 簾  河原地英武

   草原を溺るるやうに秋の蝶
   
   水脱がす如く掬へり新豆腐
   
   鬼灯を含みて母の舌太し

   一心に待つ便りあり秋簾

 また、下里美恵子さん選による「四季吟詠」に多くの方が入選しました。
おめでとうございます!詳しくは、伊吹嶺落書の10.19をご覧になるか、
こちら】をクリックしてください。



18.10.24 (4625)

 『俳句四季』11月号に、河原地主宰の16句「秋簾」が掲載されました。読み応えがありました。一部だけですが抜粋して紹介させていただきます。

  踏ん張つて水窪ませり水馬    河原地英武

  一心に待つ便りあり秋簾       同 
   


     +++『青炎合同句集』+++ 

 この度、尾西青炎句会では『青炎合同句集』を刊行されました。表紙の色は懐かしい色です。
昔から「青炎」と言えばこのブルーで、昔と全然変わっていません。表紙を見ますと一気に五十年前に戻った感じです。今年のドラマが「半分青い」であれば、この句集は「いつまでも青い」です。そういう青春の色を残していますが、発表されている方々は当然年配の方ばかりです。

 まえがきで指導者の桜井幹郎さんは「この句集は、余生、老後を夢あるものに充実させ、さらに頑張ろうという気持ちを高めるために刊行しました。」「会員の年齢は還暦前後から、古稀、喜寿、傘寿、さらに卒寿越えの13名で、平均すると古稀前後の年齢かと思います。」とありますように年配であっても元気が伝わってきます。

 ただ発行は昔の「青炎」仲間に配付したいとのことで、もう在庫はないようです。

 以下、皆さんの1句を抜いてみました。(隆生)

  動かざることも力や寒の鯉     櫻井 幹郎
  風あつめ風生む焚火見守りぬ    櫻井 勝子
  御仏の思惟の指先花の冷え     伊藤 智香子
  鯉のぼり巨大クレーン車釣り渡す  小原 みゆき
  教室の白の眩しさ更衣       音頭 恵子
  吊り橋といふ空歩く春北風     栗本 加代子
  芽吹く木に神籤の花の隙間なく   杉浦 光枝
  落葉掃く箒の先にまた落葉     野原 克子
  終点に友と落ち会ふ春隣      平井 しづ
  耳澄ましをり虫の音の重なりに   則竹 里美
  登山小屋カレーライスと富士の水  松田 昭子
  八重桜空奪ひ合ひ咲き競ふ     宮川 千賀子
  渋滞を避けて渋滞夏終る      吉田 喜美


 
先日の同人会で発表のあった合同句集です。気持ちはいつでも青春!素敵ですね。
国枝さ~ん ご紹介有難うございました。  (✩NORIKO✩)


18.10.23 (4624)
 この数日の間に随分気温が低くなりました。羽織り物を慌てて出しています。
樹炎さんから 温かい記事を寄せていただきました。写真もお楽しみください。
三毛猫ちゃんも日向ぼこですね。 (✩NORIKO✩)


++++++++++

  「小春日和」

小春日和に、仕舞いこんでいた冬布団を広げ干し、鵙の声を聞きながら  
3時のお茶を庭で楽しみました。秋から冬に移行するこの時期は、
穏やかな陽ざしが心地よく、やぶ蚊も姿を消して安心です。
パンパンに膨らんだ布団に、秋独特の匂いがするのも、田舎ならでは・・・
収穫の稲の匂い、稲架掛けや耕しの土の匂い、秋独特の空気感です。

つかの間の秋日和、樹々の紅葉は精一ぱいに輝き、草の実も弾けながら、
村の古老の挨拶も「よく乾きますなあ」明日の天気を占って生活の中に
しみ込んだ季節の言葉でしょうか。

膨らんだベッドに入り、今年の秋が無事過ごされたことへの感謝の気持ちで
一杯でした。     (八尋樹炎) 

++++++++++


18.10.22 (4623)

★10月のHP句会の結果が発表されました。
今月の最高得点は、 「うねりくる煌めき風の芒原」 伊奈川富真乃さん(新潟県)でした。おめでとうございます!
早速伊吹嶺誌をお贈りします。

★いぶきネット句会とHP句会を支えていただいている長崎眞由美さんから 三谷の祭「海中渡御」
の話題を送っていただきました。有難うございます!!


++++++++++
      <三谷祭>
 三谷祭に行ってきました。
愛知県蒲郡市三谷町に江戸時代から300年以上続く三谷祭が10月20日、21日の二日間行われました。

 今年は、三谷祭の歴史上初めて、女子の小中学生が山車(やま)に乗って、笛や太鼓を演奏する「山車小僧(やまこぞう)」を務めました。今までは、女人禁制で、山車に女子は触れてはならないことになっていましたが、子どもの数が年々減って「伝統より祭りの継続のため」の決断だったとか・・。

 4台ある中の1台の出来事ですが、女子を募集したところ、中学生4人小学生5人が名乗りを上げたそうです。

 21日は海中渡御〈4台の山車が海を渡る〉が行われ、女子の山車小僧は海に入る山車の上で緊張した面持ちで笛を吹いていました。無事に渡御を終え、宮入する山車を見て、見ている私たちもほっとしました。

 女子の笛吹き、山車小僧、海中渡御の写真を送ります。
                      (長崎眞由美)
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お天気が良くて良かったですね!海中渡御は一度見に行きましたが、それは壮観で、三谷の人々の心意気を感じました。
子どものお囃子を「山車小僧」というのですね。
笛や太鼓の女の子たち、可愛いですね。一生懸命お稽古に参加し上手に演奏したことと思います。
        (✩NORIKO✩)(574031)



18.10.21 夜 (4622)
 
21日は愛知同人句会でした。愛知の新同人6名の方も参加され、60名を超える参加者で、会場は熱気で暑くて冷房を入れました。河原地主宰の挨拶では、「お互いに心のある俳句を詠み、良い刺激を与えあって、各句会へ持ち帰るようにしましょう」とのお話がありました。

 千草句会、青炎句会では、それぞれ『合同句集』を刊行されたとの紹介がありました。
千草句会は「第二集」となります。句会で合同句集を製作することは、会員皆さまの俳句の歩みが刻まれて良いですね。

 選句、披講のあとは、河原地主宰、栗田顧問から、丁寧な選評と句作についての注意点を解説していただきました。
いくつか連絡事項がありました。

★俳人協会愛知県支部大須俳句大会について 
伊吹嶺が中心となって担当します。一般の方でもどなたでも参加できます。お誘いあわせの上多数ご参加ください。

  大須俳句大会は 10月28日(日) 名古屋企業福祉会館6階ホール(大須演芸場隣)にて
  受付:午前10時~正午  会費:1000円  投句:嘱目2句 締切:正午 開会:午後1時です 

★伊吹嶺愛知支部 新年俳句大会の投句締切は 10月25日(木)です。お忘れの無いようにお願いいたします。

★第14回 芭蕉顕彰名古屋俳句祭   11月18日(日)  11時より   
ご都合の良い方はご参加ください。
     (事前投句は締め切りました)
  会場 1 顕彰祭  11時~名古屋テレビ塔東北 文学碑前
      2 俳句祭  13時~中日ビル5階 中日パレス 

  
開場  11時 当日句(芭蕉を偲ぶ句)「2句1組千円」で受付  13時締切
  記念講演  13時  小川軽舟先生 (「鷹」主宰)  『芭蕉と現代』
  公開連句会 14時30分
  事前投句成績発表・当日句成績発表  15時30分
  選者 (当日句)河原地主宰をはじめ10名
  主催  芭蕉顕彰名古屋俳句祭実行委員会(委員長「笹」主宰 伊藤敬子氏)

    ホトトギスの写真は樹炎さんから送っていただきました。いつも有り難うございます!    (✩NORIKO✩)


18.10.21 (4621)

今日は全国的に良く晴れています。夜は月が見えるといいですね!!陰暦9月13日で、十三夜です。
十五夜を芋名月というのに対して、豆名月・栗名月・後の月とも。

  新しき振子時計や十三夜   土方和子

  肌荒き宝暦の釜十三夜    服部萬代   いずれも『伊吹嶺季寄せ』より 

樹炎さんから写真を送っていただきました。いつもありがとうございます。
写真が良いと、泡立ち草にも何かしら風情がありますね。
 (✩NORIKO✩)(573901)


18.10.19 (4620)
 
 『俳句四季』11月号「四季吟詠」に多くの方が入選しました。おめでとうございます!

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▽下里美恵子選
★特選
 青鬼灯抱へて下る女坂       平松公代
★秀逸
 花みかんこぼれて匂ふ通夜の家  森 靖子
 梅雨楽し役場のロビーコンサート 足立サキ子
 落し文富士山望む樗牛墓所    磯田なつえ     
 一叢は一人静や籬沿ひ      松永敏枝
 流れゆく雲の白さよ広島忌     鈴木真理子
 日盛りの小流れに稚魚影引けり  若山智子
 亡き父の馴染みの店や鰻食ぶ   廣中みなみ
 三冊の医書積む窓辺月涼し    上村龍子
★佳作
 夏の川二つ越え訪ふ母の家    大島知津
 尼の寺泰山木の花咲けり     久野和子
 田水張る御陵の水を溢れさせ   野島秀子
 みどりごの蹴り足強しくる梅雨明  梶田遊子
 夏草や山辺を縫ひて潮の道    松平恭代
 板張りの川燈台や夏つばめ    福田邦子
 渓谷の激つ瀬にさす若葉光    谷口千賀子
 梅の実を褒めて青梅もらひけり  鈴木英子
 括り女の口調滑らか梅雨の明   横井美音
 茶工場の高き天井裸灯揺る    中斎ゆうこ
 降り出しの雨に紫陽花藍深む   日野圭子
 庭隅のかすかな匂ひ花蜜柑    志知祥子
 青葉光繰糸殿に風抜けり     長崎眞由美
 庭仕事一区切りつけ冷やし瓜   加藤弘一
 苗床の風に吹かるる神社かな   川口敏子

▽山下美典選
★佳作
 兵たりし父を語れり草いきれ   石橋忽布

▽尾池和夫選
★佳作
 一世紀きざむ球児の夏来る    梶田遊子
 
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 記載漏れがありましたらお知らせください。

私の下書きではお名前のはじめの部分を揃えてありますが、貼り付けてアップすると変化してしまいます。
見づらいかもしれませんが、どうぞ宜しくお願いします。(✩NORIKO✩)(573590)


18.10.18 (4619)
 
 
樹炎さんから<秋刀魚>の話題とお近くの写真を送っていただきました。
我が家も昨晩は秋刀魚を焼きました。

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   「秋刀魚」

 秋深む頃の(秋刀魚)は脂がのって最高の美味しさですね。
秋刀魚を焼きながら、つい 口ずさむ佐藤春夫の歌、「あはれ秋風よ」に始まる
「秋刀魚苦いか塩つぱいか」ですが、内容は深刻で複雑なのに、
歌の調子が良いのか先ず、そのフレーズが癖になって、一人苦笑しています。

 林芙美子の(放浪記)に「今日も秋刀魚の匂い、游女は毎日秋刀魚ばかり  
食べさせられて、体中にうろこが浮いてくるだろう。」の行があります。
それほど昭和の初めは日常的に、安値で庶民の魚でした。

映画では小津安二郎監督の「秋刀魚の味」が初老の妻を亡くした寂しさに
忍び寄る不安を笠智衆さんの寡黙な演技で、淡々と描いた名作が思い出されます。

なべて、値の安かった秋刀魚には、人生の哀愁や人情の機微がついてきますが、 
この頃は高級魚に納まっています。気候の変動や災害で例年の二倍の高値です。
目黒の秋刀魚ならぬ、スーパーマーケットの秋刀魚を焼き、部屋中に匂う秋の
味覚を堪能致しました。「秋刀魚苦いか塩つぱいか」・・・

                             八尋樹炎
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樹炎さんの 幅広い知識と記憶力には脱帽です。「秋刀魚苦いか塩っぱいか」youtubeで探してみますね。

   窯焚きの燠で焼きたり新秋刀魚       矢野孝子

   秋刀魚焼く火伏せの護摩を煙らせて    坪野洋子

       (✩NORIKO✩)

  


18.10.16 (4619)
 

今日は松井徒歩です。
 昨日は男組と称する吟行会に参加させてもらいました。
 酒飲みの集まりだそうですが、何故か下戸の私も仲間に入れて貰った次第です。
 小雨の残る(伊勢)桑名駅を出発。
 木曽三川の工事に従事して自刃した薩摩藩士の墓石がある海蔵寺から、芭蕉句碑のある本統寺~旧花街~七里の渡し跡~桑名城址と歩きました。

  壕水の潮の香ほのか鴨来る   酔雪
  城堀の繋船に落つ楝の実    和嗣
  秋雨や義士に供ふる芋焼酎   徒歩
  花街の辻にぬくもり秋桜    一紀
  船津屋の昼の灯しに木賊刈る  隆生

  

      (松井徒歩)


18.10.15 (4618)
 昨日は、伊吹嶺句会へ参加しました。主宰は大学のお仕事でご欠席でしたが、栗田先生と櫻井先生
に、時間の許す限り丁寧な選評と感想をいただきました。参加して良かった!!と思える句会です。
新会員の方もどうぞ躊躇せずにご参加ください。幹事さんから 次回の日程変更のお知らせがありました。

★11月の伊吹嶺句会は 第一週 11月4日(日) 午後一時より イオンコンパスで行われます。
第二週ではありませんので、お間違えの無いように、多数のご参加をお待ちしています。

 夕方、カリンカ句会へ参加しました。幹事の安藤一紀さんから 雄大な山の写真を送っていただきました。

山はすっかり秋ですね!!
   
奥穂高の旭日、影は屏風の耳だそうです。         右は上高地の閉山祭だそうです。   
                        (✩NORIKO✩)


18.10.14 (4617)
 橋本ジュンさんからメールをいただきました。関東支部の皆さんは大会の後、一泊、吟行をして有意義な一日を過ごされます。今回は郡上八幡へ行かれたそうです。

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 伊吹嶺全国大会の翌日、十月七日、関東支部八名は、郡上八幡を吟行しました。名古屋地区から、朝日カルチャー都合ナルミ教室の六名も同行(新同人の安藤一紀さん、川島和子さんも参加)、青空が眩しい吟行日和に、総勢十四名の賑やかな一日となりました。
 生活用水路沿いのいがわ小径から、足軽屋敷の路地を抜け、鮎釣り人のいる吉田川と名水百選の宗祇水(写真:吉田まさみさん撮影)のきらめきを楽しみました。一揆を偲ぶ碑を見つつ郡上八幡城へ上がり、最後は蕎麦で打ち上げました。

 当日は投句までとし、後日に佳句の多いメール句会を楽しみました。
  都合ナルミ特選
   地酒酌む当ては郡上の新どうふ 安藤一紀
   落鮎の川のきらめき一揆の地  奥山ひろ子
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 全体がよく写った写真も良いですね。    (✩NORIKO✩)(572866)


18.10.13 (4616)
★いぶきネット句会の選句一覧と 事前感想が配信されました。今月は特に活発に事前に意見が提出されています。
皆さんの熱意が伝わってきて頼もしく感じられます。

★愛知支部新年俳句大会は、規模も大きく 印刷所の年末年始休業日も挟みますため 
10月25日の投句締め切りとなっています。
皆さ~ん、どうぞ投句をお忘れなきように。
投句ハガキは9月号の綴込みハガキ(中斎さん宛)です。宜しくお願いします。

樹炎さんから散歩道の芒の写真を送っていただきました。いつも有り難うございます。

   花芒ゆれて火の国暮れにけり  塩坂恵子
   
   廃鉱の街一面の芒原      小木曽フジヱ   いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

    (✩NORIKO✩)


18.10.12 (4615)
 
伊吹嶺10月号が届きました。

★伊吹嶺が中心となって運営を担当する「大須俳句大会」 (俳人協会愛知支部主催)
  大須俳句大会は 10月28日(日) 名古屋企業福祉会館6階ホール(大須演芸場隣)にて
  受付:午前10時~正午  会費:1000円  投句:嘱目2句 締切:正午 開会:午後1時です
 

★各支部の「平成31年新年俳句大会」の案内Iも掲載されています。

皆様ご参加よろしくお願いします。

樹炎さんから豊の秋の文章と写真を寄せていただきました

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         「豊の秋」

 金木犀の芳しい香りに洗濯物を干しながら空を見上げると、白い月が青空高く残っています。

晩秋から初冬にかけて、民家や田畑の脇に、田園風景に欠かせない柿の実も陽を受けて艶やかに光っています。

稲刈りの耕運機が往来する収穫を杖を休めて楽しみます。
先祖伝来の農家の逞しさ、心強さを嬉しく思います。

ふと、「落穂拾い」「晩鐘」など 農民画家ミレーの大地に生きる日々の糧を思い出し、
豊かな実りに敬虔な気持ちになりました。  (樹炎)

  

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昨日は故郷へ車ではなく電車とコミュニティバスを使って出かけました。違う道から見た景色に まだ残っている田園風景が広がるとほっとしながら、ふと、母の生家の稲刈りは済んだのだろうかと思いました。  
 樹炎さんの文章で、亡くなった伯父や伯母が、稲刈りが済んだ後の田んぼで落ち穂を拾っていた姿を思い出しました。
米作りは今は専業農家の人にすべて委ねています。
      
             (✩NORIKO✩)(572606)


18.10.11 (4614)

 
 ひと雨ごとに秋が深まっていきます。
  鈴木英子さんからお便りと写真をいただきました。
伊吹嶺には俳句だけでなく 書や絵画、版画、華道等、他の芸術の分野での達人が多くいらっしゃいますが、鈴木英子さんもそのお一人です。
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 伊吹ネットの皆様、知立句会の鈴木英子です。
台風や地震で皆様大変な思いをされたと思います。名古屋も25号の直撃を受けました。
ようやく秋らしくなってまいりました。
 芸術やスポーツの秋です。私は俳句はもちろんいけばな(池坊)や茶道を趣味としています。その中で、今回はいけばなの話をします。私はいけばなを47年間学び、定年後は、京都の池坊学院で17年間勉強しています。最初は基礎講座を6年間、それからは、ゼミのクラス(希望する先生につく)に所属します。立花、生花(しょうか)と自由花の分野に分かれていて、現在は3つのクラスで学んでいますが、その中で、自由花のクラスの話をします。「総合特別科」と称して、そこではかなりハイレベルな講座が開かれています。そのクラスに入るにはいろいろ資格や条件が必要で、選抜のための願書もレポートを添えます。
 今年はそのクラスの2年目になりますが、担当の准教授はお若くて、センスが良く芸術家の風貌の方です。そこで、自由花の基礎と応用を学び、1年たって4月にすべての学院生の発表の花展があります。我がクラスのテーマは{「絵画や写真」等から発想を得ていけばなに展開する}というものです。10月から構想を練って次の年の4月まで、試作を続けます。もちろん先生のご指導を受けます。その間、季節の花も変化します。いろいろ考えて、何度もやり直して、完成度の高いものに仕上げます。俳句で推敲に当たります。考えすぎてすべてご破算にして初めからやり直す同級生もいます。
写真はこの4月に発表した私のつたない作品です。浮世絵の葛飾北斎の富岳36景のうちの「神奈川沖浪裏の図」」の絵から発想した作品です。
 2年生の今は来年の4月の発表の花展に向けて美術館巡りをしています。
                 (鈴木英子)
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北斎の波のイメージが十分に伝わってきますね。後ろに北斎の絵が添えてあります。
ご紹介有難うございました。
名古屋ボストン美術館の閉館は残念ですね。歳時記に「美術展覧会」の秋の季語があります。

    雨の二科女の首へまつすぐに    秋元不死男

    夫と来てはなればなれに美術展  龍神悠紀子   いずれも『角川俳句大歳時記 秋』より

樹炎さんも華道の先生で、素敵な活け花の写真が二日続きました♪ (✩NORIKO✩)


18.10.10 (4613)
 
今日も爽やかな一日になりそうです。
樹炎さんから 秋らしい写真を送っていただきました。

お庭の薄紅葉を活けてある写真です。
背景の墨絵のデザイン画も樹炎さんの作かと。
素敵ですね。

我が家は花水木が紅葉になり風に飛び散りそうな気配です。

  谷渡る風にそよげり薄紅葉   鈴木未草

  ぶな黄葉透かし津軽の海光る  舩橋 良     いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

          (✩NORIKO✩)(572338)


18.10.9 (4612)
 

全国大会の余韻が残っていますが、いぶきネット句会は、粛々と(?)進んでいます。

いぶきネット句会のみなさま


◇◆ 第 169回 いぶきネット句会 (平成30年10月)選句締切りのお知らせ ◆◇

明後日10月10日(水曜日)午後9時選句の締切りです。

締切りまでに、出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


全国大会はHPの速報でもお知らせがあり、盛会で何よりでした。

ネット句会からも多くの方が参加されていたようですが・・・

みなさま、ネット句会の選句もお忘れなく~ (哲半)

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哲半さんから 写真を添えていただきました。枯草に紛れているもの、分かりますか??秋ですね~

 昨日は体育の日でしたね。日曜日は故郷で里祭が行われました。昨日は自治会の学区の祭がありました。
昨日も今日も快晴、明日10月10日は 晴れの特異日のひとつですが、1964年の東京オリンピックを思い出しますね。放映権の事情でオリンピックは夏に定着しましたが、東京の暑さを今から心配しています。

   晋作の真筆の書や秋日射す    堀  一之

   千年のモスクに秋の大落暉     山下 善久
   いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

 (✩NORIKO✩)(572147)


18.10.6 (4611)

   
☆.。.:*・☆.。.:*.。☆第17回伊吹嶺全国俳句大会 速報です!☆.。.:*・☆.。.:*.。☆

 10月6日 小雨混じりの朝でしたが、栗田先生の第二句碑も雨に洗われ、緑の艶が増し、私たちを待っていたように感じられました。

 大会に先立って同人総会が行われ、大会が開始する頃には晴間が覗き、全国から163名のご出席を得て 伊奈波神社参集殿にて総会、表彰(「伊吹嶺賞」受賞の内田陽子さん、「新人賞」「秀句賞」のダブル受賞の市川あづきさん)、新同人紹介、俳句大会、伊吹嶺のホープ荒川編集長の「『雪白』を読む」と題した講演会が行われました。

 その後、懇親会会場の長良川河畔にあるホテル「十八楼」へバスで移動、関東、静岡、関西、信州からご参加の皆さまと、美味しいお料理をいただきながら、親しく歓談、お話も弾みました。

 詳細は後日またトピックスにあげさせていただきます。今夜はほやほやの写真をご覧ください。
河原地主宰挨拶、栗田顧問挨拶、新同人の皆さんと主宰、伊吹嶺賞の内田さん、新人賞・秀句賞の市川さん
句集出版の、沢田さん、森垣さん、河合さん、俳句大会主宰特選の国枝洋子さん、句集『雪白』を手に荒川さん、大会風景です。

  俳句大会 河原地主宰特選  のけぞりて手足震はす羽化の蟬    国枝洋子

         栗田顧問特選   糸蜻蛉水に触れては翅開く       高岡佳子

  全国大会の詳しい様子は【こちら】をクリックしてください。

    

      

  
       
 (✩NORIKO✩)(571667)


18.10.5 (4610)
 

俳人協会発行の「俳句文学館」10月号が届きました。
 
栗田顧問は 俳人協会副会長として理事会、俳句文学館図書室のお仕事のほか、各地でご講演に、お忙しい日々を過ごしていらっしゃいます。10月号には 第6回沖縄支部の俳句大会で ご講演と俳句大会の選者をなさったことが掲載されていました。演題は「短詩型文学の宿命―鑑賞差を考える」でした。<例句を挙げて話され、有意義な講演であった>と沖縄支部の筆者が綴っておられました。

 見開きページに<食欲の秋、味覚と視覚で楽しむ>の記事が 柿、梨、林檎、鮭、しめじなど、秋の味覚をテーマに 10名のエッセイが載っていました。
 その中に 長野にお住いの 高橋幸子さんの文章<輝く大玉りんご>がありました。
島崎藤村の詩、戦後復興の歌謡曲の林檎の歌の一小節を導入し、林檎農家の休む暇のない作業、玉回しという満遍なく日を当てる作業、 地元での林檎農家の1年の紙芝居作りなど 伊吹集鑑賞で健筆をふるわれた幸子さんならではの 読み手を惹きつける文章でした。

  浅間嶺に太き白煙林檎熟る  高橋幸子    🍎🍏🍎🍏🍎🍏🍎

 明日6日は 第17回伊吹嶺全国俳句大会です。ご遠方の皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。 
写真は 田中達也氏の見立ての世界「MINIATURE LIFE展」での 林檎です。タイトルは「リンゴスター」!!
 (✩NORIKO✩)


18.10.4 (4609)
 
樹炎さんからお便りと写真をいただきました。いつも有り難うございます。(✩NORIKO✩)

伊吹嶺の皆様
24号台風のお見舞い申し上げます。

1・写真は自宅の居間から、望遠レンズで写した中国の大型客船です。
毎日朝6時半に、マンションが動くような巨船が入港しています。
客数約4千人~6千人・・・驚嘆です。
博多埠頭に接岸するのをニュースで見ています。時代ですね。

2・午後からの通院でほろ酔いの酔芙蓉を撮ってみました。
3・(のぼたん)が美しいですね。寒さに弱い花だそうです。 (樹炎)

  秋潮の強き面のはるかなり       飯田龍太
  開かんと青み帯びたる白芙蓉     中川幸子
  野牡丹の一と日の命けさあえか    富安風生

  


 HPビルダーの調子がいまひとつで、修正したのですが、左右の背景が少なくなってしまいました。 
今度また調節していただきますので、それまでモニターの画面幅を狭めてご覧いただけたらと思います。



18.10.3 夜(4608)
 松井徒歩さんから 京都句会のお便りをいただきました。お天気が良くてよかったですね。

++++++++++

  昨日 2日は京都句会でした。
蝉丸神社~逢坂の関~逢坂長安寺と吟行しました。
逢坂の関は東海道の山城と近江との境の関。
かつての正確な場所は不明のようですが国道1号線の脇に「逢坂山関址」という碑が建っています。



   これやこの 行くも帰るも 別れては
       知るも知らぬも 逢坂の関 
                           蝉丸
  
  秋蝶の風に漂ふ線路際     秋麦
  空き缶の賽銭入れや穂絮飛ぶ  佳子
  舞殿に裸電球秋思ふと     万里子

  秋暑し線路の柵に干しタオル  英武       (松井徒歩)                 
             ++++++++++

                         

 百人一首で 誰にでも大人気の蝉丸ゆかりの地、雰囲気がありますね。   (✩NORIKO✩)   


18.10.2 (4607)
 台風が去った秋晴れの10月1日、ノーベル賞医学生理学賞に本庶佑(ほんじょたすく)さんが決定されました。免疫療法を活用した抗がん剤「オプジーボ」開発に貢献されたそうです。「免疫でがんを治す」という第4の道をひらいたのだそうです。嬉しいですね。
 インタビューに答えていらした言葉で心に残ったことは「まず疑ってみること」ということでした。
なるほどと思った次第です。お名前が「たすく」ということで、人を助けて差し上げることにも重なって感じられました。
 既に受賞された山中伸弥先生の受賞時のインタビューから いつか受賞される方として 本庶先生のお名前が出ていました。
 授賞式の中継が楽しみですね。   

   よきことの記憶をたたむ秋扇    須賀一惠  句集『銀座の歩幅』より 

   新涼や時計少なき家に住み     櫂未知子  句集『カムイ』より

  高校時代、国語の先生に、同じように「まず疑ってみよ」と語っていた先生がいました。
ふとその先生の顔もよぎりました。

    (✩NORIKO✩)(571015)


18.10.1 (4606)
  10月1日です。各地に被害をもたらした 台風日本縦断の朝となりました。
皆さまのところは被害はありませんでしたか?

 進路を見ると名古屋の真上を通って行ったように見えます。10時から11時ごろまで 雨戸を打つ風の音が気になってなかなか眠りにつけませんでした。

 関東甲信越では停電の地域もあるそうですが 大丈夫でしたか?浜松ではトラックが横転、赤坂の迎賓館を囲む並木の一本が根こそぎ倒れ、道路を塞いでいる映像を見て 暴風の強さに驚きました。

 まだ時折ゴーゴーと風が鳴っています。通過後被害が顕わになっていくことでしょうし、余波の影響もあると思うので、片づけ作業にもどうぞお気をつけください。
      (✩NORIKO✩)(570897)  



18.9.29 (4605)
 台風の進路が気になりますね。沖縄では大荒れの模様ですし、西日本へは日曜日に上陸のようです。
早めの台風対策をなさってください。

 磯田なつえさんから「一番茶句会報 596号」を送っていただきました。いつも有り難うございます。
今月号の1ページ目に「俳句らしさを求めて」と題したなつえさんの文章。
 そこで注目した部分を 読者の皆様にも参考になると思い、 一部紹介させていただきます。

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・栗田先生は「俳句は韻文、韻文に必要なものは 省略と凝縮であり 普通の散文に比べて言葉の密度が濃いものでなければなならない」と短文で書かれておられること
・実際の句会の現場で 散文的な表現から俳句らしい表現に転換することの難しさ
・なつえさんの愛読書『俳句四合目からの出発』阿部筲人氏の著書から引用した、句作の必要条件とそうでないもの(→以下は 句作の必要条件を満たさないもの)
 ①凝縮性→弛緩 ②新しさ→陳腐 ③深さ→浅さ ④普遍性→独善的 ⑤具象性→観念的
・ご自身の句で 思い当たることを例に 具体的に示してありました。

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ほかに 「各句会報」や「私の好きな一句」に加えて「水見色の秋祭」と題した山本法子さんの文章、
「一番茶作品鑑賞」として坂本操子さんの鑑賞、「編集後記」「句会一覧」等が掲載された 編集部員の皆さんが編集会議で編集した8ページ。市民活動センターで印刷という手作りでありながら、内容の深い句会報です。来年の1月号が 600号となるのですね!まさに継続は力なりです。なつえさーん 有難うございました。 

写真は樹炎さんから送っていただきました。見事な紫式部ですね。

  み吉野の夕日に映ゆる実むらさき        山本光江
  祇王祇女共に眠れり実むらさき         牧野一古
  みむらさき長寿坂てふ細き道          武藤光晴
  実紫一茶の句碑の裾隠す            奥山ひろ子  

俳句は武藤光晴さんのHP「伊吹嶺俳句歳時記抄」より引用させていただきました。
 
 (✩NORIKO✩)(570677)  


18.9.28 (4604)
 台風24号が発生しました。大型で非常に強いようです。
予想進路も21号と共通点があるとのこと。十分にご注意ください。

 広島カープが三年連続セ・リーグ優勝を成し遂げました。カープファンの皆さまおめでとうございます。
カープの新井選手の引退、ドラゴンズの岩瀬投手、荒木選手、浅尾投手の引退も発表されました。
秋風とともに少し寂しさを覚えますね。

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いぶきネット句会のみなさま

◆ 第 169回 いぶきネット句会 (平成30年10月)投句・選句締切りのお知らせ ◆  

投句締切り 10月1日(月曜日)から5日(金曜日)午後9時締切り  

選句締切り 10月6日(土曜日)から10日〈水曜日)午後9時締切り  

※ 投句・選句とも、早めにお送りくださるようお願いします。


今日は、ネットで買った品物が集中して届き、受け取りのサインをしては、大きな

段ボール箱から小さな品物を取り出すことに追われていました。


京都 西陣のことわざの「がたり三文」は、ハタ(織機 )を織っているとき玄関が、

がたりと音がして来客があると、それに手間を取られて三文の損になること。

「ごめん一寸」もごめんやすと来客があると、織物一寸の損を意味するそうです。

私の場合、「サイン50円」ぐらいだったかと考えています。(哲半)

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 上の写真は哲半さんから送っていただきました。
西陣のことわざ面白いですね。まさに時は金なりですね?

 我が家も何かとネット注文が多くなり、天然水を届けてもらうことがあります。運送業の方は重くて大変だろうなあと思うのですが。。。。

 先月、娘から「花の宅配サービス(月一回×三か月)」チケットをもらったので、昨夜ネットで申し込みました。10月はバラのようで、今から楽しみに待っているところです。

 写真は樹炎さんから送っていただいた烏瓜です。

  花街の灯りに咲けり烏瓜     宇佐美こころ

  からす瓜引けば陶土のうすぼこり   井沢陽子

(✩NORIKO✩)(570548)


18.9.26 (4603)
 皆さまは十五夜、十六夜の月をご覧になれましたか?
樹炎さんから綺麗な写真を送っていただきました。有難うございます!

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 昨夜、(十六夜の月)に出会えました。
金木犀の香りとともに、美しさと、何処か寂しさと・・・

 今朝(有明の月)を眺めようと早朝に、暗さの残る道を急ぎましたが、
あいにく、曇りで残念でした。
月を眺めて名を付け、季節と自然を楽しんだ日本の先人に、
今更ながら感心するばかりです。  (八尋樹炎)

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  十六夜の月の行方や母亡くて    沢木欣一  句集『眼前』より

  月の前充ちくるものを言ひ難し    細見綾子  昭和17年作

              (✩NORIKO✩)(570294)



18.9.25 (4602)
 昨日は中秋の名月だったのですね。うっかりしてニュースで知ることに・・・今日は見られるかどうか、お天気次第です。

 遅れましたが、『俳句四季』10月号「季語を詠む オリーブの実」で、
21名の著名俳人のなかに下里さんの句が掲載されています!!

    
オリーブの実や海の日をほしいまゝ  下里美恵子

また「四季吟詠」でも多くの方の入選がありました。おめでとうございます!

★加古宗也選
  秀逸  石舞台まで薫風を道連れに    国枝隆生
  〃   苺ミルク潰しつ友の愚痴を聞く   加藤弘一
  〃   夏神楽目玉とび出す手力男    松平恭代
  佳作  栗の花パン工場の定休日     梶田遊子
  〃   からつぽの薬味箪笥や半夏生   野島秀子

★田島和生選
  秀逸  木曾馬へ新樹の森の風吹けり   福田邦子
  佳作  こほろぎの厨に跳べり雨の夜   若山智子
  〃   薫風や卒業証書の楮梳く      谷口千賀子

★今瀬剛一選
  秀逸  母の日の母に母ゐて文届く    磯田なつえ
 
★池田琴線女選
  佳作  笹舟の流るる先に糸蜻蛉     石橋忽布

記載漏れがありましたら、お知らせください。

樹炎さんから 写真を送っていただきました。一枚ずつご紹介していきますね。 写真は夕顔の花だそうす。

 お留守のあいだに、急に秋が深まりました。
夕顔や烏瓜、紫式部が色付いて爽やかな風が芦原を抜けて行きます。
雲が厚く、(中秋の名月)は鑑賞出来ませんでしたが、
今夜は姿を見せてくれそうです。    ☆.。.:*・☆.。.:*.。☆  (八尋樹炎)

(✩NORIKO✩)(570186)


18.9.24 夜(4601)
  今晩は。留守中、酔雪さん落書記事をアップ有難うございました。また、河原地主宰、樹炎さん、孝子さん、眞由美さん、知津さん、皆さま記事の提供に感謝です!東京でPCを見ていたので 皆さまの寄稿を嬉しく拝見しました。

 さて、関東支部の橋本ジュンさんが、9月の子規庵での吟行の記事を写真を添えて寄せてくださいました。


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 関東支部「欅句会」は、毎月第四土曜日に都内で開催しています。午前に吟行し、午後に句会です。
9月22日の吟行は根岸の「子規庵」。7名で子規庵の特別展や子規の庭を愛でつつの吟行でした。
子規ゆかりの糸瓜や鶏頭が盛りで、萩、曼珠沙華、槿、式部の実などが小雨の庭を明るくしていました。
次回は10月27日(土)です。もちろん都内吟行もあります。
ゲストの方、そして、初心者の方も大歓迎です。どうぞ気楽にご連絡ください。
ご連絡いただければ、詳細は別途お知らせいたします。

連絡先:橋本ジュンqm9a-hsmt@asahi-net.or.jp    090-3454-9348

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糸瓜も鶏頭も見事ですね。保存会の方々が丹精込めて守って育てていらっしゃるようです。
欅句会、毎月吟行+句会をなさっていて充実していますね。反省会も楽しいですよ。
ご都合の合う方はどうぞご参加を!(✩NORIKO✩)(570073)


18.9.23(4600)

9月22日の落書で、大島知津さんの伊藤園のおーいお茶の俳句の紹介をした件ですが、大島さんからメールがありましたここに紹介します。

 河原地主宰を通して、伊藤園のお茶の俳句を紹介していただきありがとうございました。
 わたしは、地元の小学校のトワライトルームで地域協力員として子供たちを見守っています。
そんな日常の一コマを句にして投稿しました。
子供たちのパワーには圧倒されますが、句材のヒントを得ることもあります。
 (大島知津)


 矢野孝子さんより落書の原稿をいただきました。
奈良正倉院展と細見綾子先生ゆかりの元興寺の「板絵曼荼羅」の知らせです。
 よかったらお出かけください。
奈良は秋がよく似合いますね。 (新井酔雪)(569885)

 今朝(23日)の読売新聞に大きく「正倉院展」の知らせが載っていました。
螺鈿の八角箱が迫ってくるような大きな写真です。鳥や花が螺鈿でびっしりと描かれています。

 正倉院展の話題が出て来ると、いよいよ芸術の秋を実感します。
 去年、この展覧会にしばらくぶりに出掛けました。少し様変わりしていて、近鉄の奈良駅で、正倉院展のチケットが購入できました。
 博物館の隣の芝の広場には、テント張の小綺麗な店が並んでいて、土産物の他に、柿の葉寿司やカレー等々の軽食も取ることが出来ました。
 展覧会の余韻に浸りながら、柿の葉寿司を頬張り奈良の秋を味わうのもよいかもしれません。

 この展覧会の日にちに合わせて、元興寺の「板絵曼荼羅」が拝観出来ます。
細見綾子先生が、昭和57年にこの寺を訪れて詠まれている

   曼荼羅に残れる金や初しぐれ  綾子

   曼荼羅の地獄極楽しぐれたり  綾子


の・・・あの板絵曼荼羅です。

 10月27日~11月12日の会期中には、本堂を囲んでいる萩の黄葉も見頃かも。背丈を超えるほどの黄葉の萩も曼荼羅に劣らず見事です。
 少し裏道を選ぶと、外国からの観光客も少
なくて、俳句モードに浸れるかもしれません。???(矢野孝子)


18.9.22 夜(4599)

9月のHP句会の選句が行われました。
今月の最高得点句と作者をここに紹介させていただきます。
詳しくは、本ホームページのHP句会→選句結果をご覧ください。
                     (新井酔雪)(569779


 
9月のHP句会の最高得点者は蝶子さん(福岡県)でした。
 毎月投句してくださっている方で、最高得点者や年間大賞にも

名前が出ていました。

   分校はとんがり屋根よ群蜻蛉  蝶子

 
蝶子さんおめでとうございました。
本日、伊吹嶺誌9月号を送りました。 (長崎眞由美)



18.9.22 (4598)

河原地主宰からメールが届きました。今日、「伊吹嶺」編集会議がありました。部員の大島知津さんの話題です。(新井酔雪)(569758

 今日は、伊吹嶺の編集会議がありましたが、そのとき、大島知津さんから写真の緑茶(お〜いお茶)を頂戴しました。


 伊藤園新俳句大賞「佳作特別賞」として、知津さんの句、

   寒風を引つ掻き回し鬼ごつこ  大島知津

が載っています。


 
このペットボトルは「特別限定品」ですが、近々普及品が市場に出回ると思います。
 ぜひコンビニなどで手にしてご覧ください。
知津さん、重ね重ねおめでとうございました。(河原地英武)



18.9.20 (4597)

八尋樹炎さんからお便りが届きました。「秋の七草」の話題です。何と七草の覚え方を教えていただきました。「おすきなおふくは(お好きなお服は)」です。これならわたしにも覚えられます。素敵な草花の写真も送っていただきました。ありがとうございました。
 「秋の七草」といえば、奈良時代の歌人、山上憶良ですね。憶良は、万葉集において次のように歌い、「秋の七草」を選定しました。それが現在まで受け継がれているなんて、日本人の自然と詩歌を愛する心に感動です。(新井酔雪)(569478


  秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花  万葉集 山上憶良
  萩の花尾花葛花 撫子の花女郎花また藤袴朝貌の花  万葉集 山上憶良

    「秋の七草」

 秋の七草の一つ(藤袴)を庭にみつけました。
その気で早速、庭を眺めると生垣はみ出す(萩の花
大木に絡まる(葛の花
日陰に残った(桔梗
女郎花撫子)は猛暑で失いました。
)はまだ尾花をつけていません。
気温の変化に植物のたじろぎでしまうか。残念です。

 「春の七草」は味わうもので、(秋の七草)は鑑賞用とされ江戸時代の浮世絵にも、歌川国貞の「秋の七草」が涼やかに描かれています。

 ちなみに、パソコン引用ですが、以下のように覚えると便利です。
秋の七草とは以下の7つの植物をさします。

「おすきなおふくは(お好きなお服は)」

  ・お:女郎花(おみなえし)
  ・す:薄(すすき)
  ・き:桔梗(ききょう)
  ・な:撫子(なでしこ)
  ・ふ:藤袴(ふじばかま)
  ・く:葛(くず)
  ・は:萩(はぎ)

 
あまりの暑さに生活行事も忘れがちですが、気が付けば今日は、「秋の彼岸入り」ですね。天災・災害の多かった夏です。・・・合掌  (八尋樹炎)


18.9.19 (4596)

矢野孝子さんからメールが届きました。
酷暑といってよい夏が過ぎ、やっと涼しくなった今日この頃。
そんなひと日に、矢野さんの心に浮かぶあれこれ。 (新井酔雪)(569232)

 今年の夏は、猛暑ばかりでなくいろいろあり過ぎて・・・
迷子になった2歳の坊やが助けられたあの8月の始めの朗報が、随分前の事のように思い出されます。

 「伊吹嶺」は、これからいろいろありますね。
「伊吹嶺賞」や「新同人」の発表に続き・・・・・全国大会や、各支部の新年大会へと。

 主宰も関西エリアのテレビへの出演や、超結社の句会参加等々、対外的にも活躍されています。
 以前、伊吹嶺誌の「俳日和」で、主宰は今年から書道教室に通っていることを書いておられました。
まだ続けておられるようで・・・・偉いですねぇ~。

 最近は、全国大会の賞を頂かれる方へ贈る染筆の練習をされているようです。
先日その練習中の朱の入った作品(?)等々の写真を数枚送って下さいました。その1枚を紹介します。才能有り!!ですね。

 漢字繋がりですが・・・
毎月1回、近所の公民館での「漢字の成り立ち」の講座に通っています。白川文字学による漢字の起源です。
 今月は、「獺祭忌」も近く、「獺」の文字についての説明もありました。
<獺・賴>などの文字を比較したり、分解したりしながらの説明でした。パソコンでは探し出せない文字が多くて、詳しく説明出来ませんので・・・・すみません。

 俳人なら 承知のことと思いますが・・・・・・
正岡子規が、<獺祭書屋主人>と称したことから、子規の命日を「獺祭忌」と言います。
 <獺祭>は、かわうそが捕った魚を川岸に並べる事を、祖先の祭に見立てたこと。昔の中国の詩人の李商隠が、詩文を作る時、多くの文献や資料並べ・・・・それを自ら「獺祭魚」と称したそうです。
子規はその事を踏まえて・・・・・だそうです。 (矢野孝子)

   下積みの一書引き抜く虫の秋   河原地英武
                           句集『火酒』 2012年


18.9.18 (4595)

 八尋樹炎さんからお便りが届きました。樹炎さんが敬老会に招かれたお話です。
 わたしの住む岡崎でも16日(日)は、各小学校で敬老会が行われていました。
各学年や合唱部・吹奏楽部が体育館のステージで、劇、詩の朗読、呼びかけ、歌、器楽演奏をしていました。
 学校によって取り組みはさまざまで、敬老会に招かれた方々の発表会をしている学校もありました。
コーラス、日舞、詩吟、剣舞、大正琴など様々です。皆様お元気で素晴らしいです。(新井酔雪)(569102)


   
「敬老会」  

 
青空に落書きのような飛行雲・・・
彼岸花が土手を飾って、敬老会に招待を受け出席致しました。
在所のお若い皆様のお心使いが嬉しく、演芸やカラオケ、美味しいお弁当など、楽しんで参りました。

 町長さんのご挨拶で、なんと100歳以上の人が、日本には6万人を超えているそうです。
人生100歳時代到来です。有難いですね。 (八尋樹炎)


18.9.17 (4594)

   9月16日(日)は愛知同人句会!!

 
昨日16日(日)は、愛知同人句会がありました。句会は、参加者68名、不在投句2名で、いつもより数名ほど多くの参加がありました。そのため選句に時間がかかり、栗田顧問と河原地主宰の選評の時間は少し短くなりました。それでも両先生には、具体的な句を取り上げた丁寧なご指導をしていただけました。大変勉強になりました。ありがとうございました。

 句会が始まる前に、10月6日(土)に行われる「伊吹嶺」全国俳句大会句会の案内の訂正がありました。それは、「伊吹嶺」9月号の裏表紙の大会案内の5行目、*アクセス(専用バス)のところです。一番下に、「発 10時 10時30分 11時 11時30 12時 12時30分」とありますが、10時と12時30分の便はありません。申し訳ありません。お間違いないようにお願いいたします。

 句会の冒頭に河原地主宰の挨拶がありました。その中で、伊吹嶺賞のお知らせがありました。伊吹嶺賞上位10名の方のお名前を紹介いたします。


   伊吹嶺賞  内田 陽子さん 「お糸船」
   佳 作   伊藤 範子さん 「レモンチェロ」
   佳 作   牧野 一古さん 「ミサの予定表」
    4    坂本 操子さん 「白鳥湖」
    5    櫻井 勝子さん 「機町の詩」
    6    山本 悦子さん 「出羽三山」
    7    大島 知津さん 「天草」
    8    中野 一灯さん 「弥撒の鐘」
    9    田嶋 紅白さん 「冬至粥」
    9    加藤 剛司さん 「近江釣行」


 
皆様、おめでとうございました。素晴らしいご活躍です。

 句会の終りの挨拶では、河原地主宰から8名の新同人の発表がありました。ここに紹介させていただきます。


   安藤 一紀さん  カリンカ句会
   市川あづきさん  リラ句会
   川島 和子さん  折戸句会
   川端 俊雄さん  京都句会
   栗山 紘和さん  金山句会
   富田 範保さん  鶴羽句会
   山﨑 育子さん  千草句会
   渡邉久美子さん  ライン川句会


 
新同人の皆様、おめでとうございます。
皆様のますますのご活躍を期待しています。(新井酔雪)(568859)


18.9.13夕 (4593)

 八尋樹炎さんからお便りをいただきました。いつもありがとうございます。
 朝、散歩に出たところ雨に降られてしまったとのこと。急遽雨宿りということになるのですが…。
その雨宿りに関わる文と写真をいただきました。(新井酔雪)(568340)

  「雨宿り」

    
本降りになって出て行く雨宿り (江戸川柳)

 古い川柳に、タイミングの悪さは何時の時代も変わらないですね。

    
雨宿り額の文字をよく覚え  (江戸川柳)

 今のように、スマホもなかった時代は、額に掛かった寺の名前を飽きるほど見て過ごすしかなかったのでしょう。 

 低い雲を気にして出かけた朝の散歩で大粒の雨・・・牛舎の軒に雨宿りしました。
 牛の糞と何処か懐かしい藁の香り、牧童に椅子を勧められ、つい長話に・・・
 仔牛は2ヶ月で出荷すること。近郊の休畑を借りて牧草を育てること。年3回草をロールにして、1年を賄うこと、糞を発酵させて肥料として出荷など、大変な仕事量です。

 柵に囲われた仔牛の前で、飼い猫が盛んに歯を剥き ごきげん斜め、用心棒のつもりが可愛いです。
棚曳く雲もちぎれ、牧童にお礼を言い、夫を促しながら「今日も歩けましたね」。

 雨上がりの野面に涼風が抜け、草むらの露草がとても綺麗です。
いつの間にか、蛙の輪唱も虫の声に変わり、イナゴが飛び交っています。
子供の頃の草道や、小川 虫たち・・・それらが詩のモチーフになった昭和が過りました。  八尋樹炎



18.9.13 (4592)
★HP俳句会の投句受付は15日 午後9時締切です。まだの皆さまご投句よろしくお願いいたします。

哲半さんから合評会のお知らせをいただきました。

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〓 第 168回 いぶきネット句会 (平成30年9月)合評会のお知らせ 〓  

酷暑だったかと思えば、台風、地震・・・考えさせられますね。

京都には、白河天皇にして意のままにならないものの三つ(天下の三不如意)として

賀茂川の水 双六の賽 山法師 といった話があります。

平安京造営いらいの洪水の連続・サイコロの目・比叡山の僧兵

といったことだそうで、たとえば僧兵は清水寺を焼き払うなど武装集団として

恐れられたそうです。

さて、
合評会はいつものように、15日(土曜日)16日(日曜日)の両日
 午後9時から行います。 投句一覧・選句一覧をご用意の上
 伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。  (哲半)

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(✩NORIKO✩)

18.9.12 (4591)
★いぶきネット句会選句一覧、事前感想も配信されました。15.16日のチャットによる合評会への準備です。

★昨日、帰燕の話題を書きましたら、早速樹炎さんが、燕の写真を送ってくださいました。有難うございます!!
私が以前見た光景と同じです。仲間が自然と集まって 帰り支度の話でもしているように思われますね。

  去ぬ燕ならん幾度も水に触る   細見綾子  

  泥の好きな燕見送る白露かな   沢木欣一  
前書き 九月六日、綾子逝く

  


★明日から暫く留守をしますので、帰宅までの間 私の落書はお休みさせていただきます。したがって『俳句四季』の入選句掲載も、遅くなりますがよろしくお願いいたします。 (✩NORIKO✩)(568091)

18.9.11 (4590)
 「伊吹嶺」9月号がお手元に届いたころと思います。表紙裏に、愛犬のボーダーコリーを横に荒川編集長の近影写真があります。愛犬の名は「いぶき」だそうです。 良い名前ですね!!
 編集長は、毎月沢木欣一先生の句集から<『塩田』の考察>を掲載中ですが、
今月は<沢木欣一による俳句の近代化>と題した小論文6ページが掲載されています。
10月の全国大会では講演もしていただきます。楽しみです。
  (右⇒の写真掲載はご本人の許可を得ました)

 今朝は室温25℃でした。随分涼しさを感じます。
蝉に代わって虫の音が聞こえてきます。秋ですね。やはり新暦よりも旧暦で四季の変わり目をはっきり感じます。

   星仰ぎ選手宣誓体育祭        荒川英之  
 

   絵文字ある作文灯火親しめり     荒川英之  いずれも2016年伊吹嶺賞 受賞作より

 昨日、小雨の中を燕が一羽フロントガラスの前をよぎりました。
 燕といえば 細見綾子先生の句を思い浮かべますね。綾子先生の忌日も過ぎましたが、「風」を師系とする「伊吹嶺」では みなさん燕を見ると綾子先生に思いを寄せる方が多いですね。

   秋燕の一羽遅るる師の忌日     梅田 葵  句集『月下美人』より

 都会ではなかなか燕の群れを見ることは出来ませんが、以前、昼神温泉で帰燕間近の群れを見たときは、思わず無事に帰れますように!と思いました。

         (✩NORIKO✩)(567986)

18.9.10 (4589)
 昨日、伊吹嶺賞の速報がありました。

☆.。.:*・☆.。.:*.。☆ 祝 伊吹嶺賞 ☆.。.:*・☆.。.:*.。☆

     内田陽子さ~ん!おめでとうございます

同じインターネット部で大きな力になってくださった方なので嬉しいです。
10月の大会での表彰と11月号での作品発表を楽しみにしています♪

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◇◆ 第 168回 いぶきネット句会 (平成30年9月)選句締切りのお知らせ ◆◇

明後日9月10日(月曜日)午後9時選句の締切りです。

締切りまでに、出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


仕事場で「台風大丈夫でしたか?」ばかりが挨拶になっています。

被害を挙げれば切りがないでしょうが・・・ 知人の熱帯魚マニア、停電で
飼っていた魚が全滅してしまったようです。 本人は、その愛情からの放心状態で・・・

私は、被害額が○百万と聞いて放心状態になってしまいました。(哲半)

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 今日も名古屋は雨模様。すっきりしない天気が続いています。
思えば猛暑と豪雨の八月、九月の台風に続き、北海道地震と、これだけ多く続くと 南海沖も東海沖も心配になりますね。
地震は予知できないので尚更です。

 そんな中 明るい話題は全米オープンテニス女子で大坂なおみ選手の優勝です。
日本人初という快挙で素晴らしいことでした。
北海道にお祖父さまのお家があることも初めて知りました。
人柄もチャーミングで、これからますます目が離せませんね。    (✩NORIKO✩)(567840)


18.9.9 (4588)

  速報 伊吹嶺賞決まる!!

 昨夜、河原地英武主宰から速報がありました。それは今年の伊吹嶺賞の決定のお知らせでした。
取り急ぎ、伊吹嶺落書にてご報告させていただきます。

 受賞者は以下のとおりです。

   伊吹嶺賞   内田陽子さん 「お糸船」

   佳 作    伊藤範子さん 「レモンチェロ」

   同      牧野一古さん 「ミサの予定表」

 受賞の皆さん、おめでとうございます。

 なお、今年の新同人は9月16日(日)の愛知同人句会で発表される予定です。
そのときに伊吹嶺賞の紹介もあると思います。また、伊吹嶺賞作品の掲載は伊吹嶺11月号になります。皆様、楽しみにしていてください。
 写真は、今年の物ではありませんが、三河国のお糸船の一行の様子です。(新井酔雪)(567674


18.9.7 (4587)
北海道の地震は震度7に訂正されました。
山崩れの写真にも、倒壊した家々にも 液状化にも ただただ 驚くばかりです。
札幌市でも液状化、日毎状況が中継されると、酷い映像に胸が痛みます。
台風は進路が予想されますが、地震は予知できません。
名古屋は静かな雨ですが、被災地に強い雨が降る恐れもあります。
二次災害が発生しませんように。避難所の方々の体調が悪くなりませんように、
祈るばかりです。

★昨日、いぶきネット句会投句一覧が配信されました。
北海道の会員さんがいらっしゃいますが 被災地に遠いので
被害はなかったとの返信にホッとました。
写真は樹炎さんから送っていただいた 糸瓜です。
近所の道端に 雨に瑠璃色を深めた露草を見つけました。 猫じゃらしも揺れて、小さな秋を見つけました。
ふと、3.11のときの「花は咲く」を頭の中で歌いました。
      (✩NORIKO✩)(567388)


18.9.6 (4586)
 北海道で震度6強の地震がありました。午前3時、6時半にも余震で2-3日地震に注意とのことです。
台風の次は地震でこんなにも次々・・と 自然の脅威をつくづく感じます。

9月6日は 細見綾子先生の忌日です。

   桐の実に風の一日綾子の忌     中川幸子

   棗の実雨に色づく綾子の忌      栗田せつ子    
いずれも『伊吹嶺季寄せ』より

★樹炎さんからお便りと写真をいただきました。写真は「ゴンズイ」(上)「仙人草」(下)だそうです。
ゴンズイは赤く色づき黒い実が顔を出していますね。植物図鑑に別名「狐の茶袋」「黒臭木」ともありました。
有難うございます!!

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       「初秋」

 巨大台風自然の驚異に、なすすべもなくテレビに釘付けになりました。
伊吹嶺の皆様 被害はございませんか、お見舞い申し上げます。

 台風一過、カーテンを開けると真っ青な秋空・・・
柿の実が少し色付きはじめ、稲の穂が頭を垂れて、雀が飛び交う様は
心豊かな風景です。

 振り返れば、この夏の何と暑かったことか、日が傾いても衰えない暑さ。
40度超えもあり異常な猛暑が続きました。
昔、夫とタイ国で体験した暑さと湿度を思い日本の温暖化を感じます。
「熱中症」なる言葉も昔はあまりポピュラーな言葉ではなかったものです。

 庭に落蝉を拾い木の幹に戻してみる。せんないことだけど・・・・
蝉の命は短く、はかない、日本的なものの哀れを俳人は風情、情緒と詠います。

  「やがて死ぬけしきは見えず蟬の声」  芭蕉
  「鳴く哀れ鳴かざるあはれ蝉一と世」 大橋敦子

芭蕉が山形の立石寺で残した有名な蝉の句は、後世に思わぬ話題を提供したらしい。

 「閑かさや岩にしみ入る蟬の声」

 斎藤茂吉はこの蟬を油蟬としましたが、
文芸評論家の小宮豊隆は、ニイニイ蟬と異を唱えた。二人は互いに譲らず、
多くの文学者を巻き込んだ末に、茂吉が自説を撤回したとのこと。面白く読みました。
蜩のカナカナ声、法師蝉のツクツクボウシも、まばらになり圧倒された暑さも涼風に変わって参ります。
足元にコオロギの声、早朝の散歩の風が新しく感じます。田舎の点描です。  樹炎  ☆.。.:*・☆.。.:*.。☆

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 我が家は落葉と枝が少し散乱した程度で済みましたが、また次の台風が発生しているとか・・・
台風、地震、防災の備えが大切ですね。   (✩NORIKO✩)(567245)   


18.9.5 (4585)
 今朝は台風一過の晴天ですが、昨晩は台風が通過しても 雷鳴がとどろいていました。
今日は名古屋は34℃の予想で暑くなりそうです。

 超大型台風でお亡くなりになった方もあり、各地で爪痕を残していきました。
伊吹嶺の皆さまは 被害はありませんでしたか?
交通機関にも大きな影響がでました。
日本海沿岸に沿って北上し これから被害が露わになってくるかもしれません。
お気を付けください。
 

 先日 樹炎さんが早朝の散歩で写してくださった、韮の花、一輪の彼岸花の写真です。

   くくり女の老いて多弁や韮の花    下里美恵子

   石舞台裾に名残りの曼珠沙華    河合義和

   鵜の川の土手不揃ひの曼珠沙華  栗田やすし


     (✩NORIKO✩)(567125)

18.9.4 昼 (4584)
  朝から暴風警報が出ています。愛知岐阜三重は公立校は休校となりました。25年ぶりの超大型だそうです。
被害が少ないことを祈っています。 


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いぶきネット句会のみなさま


■ 第 168回 いぶきネット句会 (平成30年9月)投句締切りのお知らせ ■

5日(水曜日) 午後9時締切り です。 早めにお送りくださるようにお願いいたします。


台風が通過することに緊張しています。

今朝、屋根に気になるところがあったので、梯子で上がり手直ししたのですが、

屋根に上っただけで、気づかないうちに興奮していたようで・・・

工具で指の先を打ちつけてしまいました。これぐらいの笑い話で済みますように・・・

みなさん、お気をつけください。(哲半)

++++++++++++++     

写真も哲半さんからいただきました。         (✩NORIKO✩)(567027)


18.9.4 (4583)
非常に強い台風が西日本に上陸の模様です。
皆さま十分にお気を付けください!!

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静岡支部長の磯田なつえさんから「一番茶句会報8月号 №595」を送っていただきました。

今月号は 同人の山本法子さんが「俳句の推敲」と題して、栗田先生の『実作への手引き』から
推敲のポイントを押えた文章を寄せておられます。
読みやすい分量ですし、基本をくり返し学んでいくことは大切なことですね。


 静岡句会を含めた11の句会報、
西日本豪雨義援金の集計・振込の報告(スピード感が素晴らしいです!!)
「私の一句」など掲載されています。

 「私の一句」 では磯田秀治さんの

<蛇叩く箒壊れてしまひけり  秀治> の句の背景が紹介されていました。

私もとても記憶に残っている作品です。

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 編集部でワードを駆使した自作の句会報、レイアウトもセンスのよさが光っているように思いました。
支部が一丸となって「一番茶句会報」を継続し、発信しておられるパワーの源は、日本一の富士山と、美味しいお茶とみかんと石垣イチゴ、美味しい海の幸でしょうか??

 写真は樹炎さんが送ってくださいました。白百日紅です。いつも有り難うございます!!
   (✩NORIKO✩)

18.9.2 夜(4582)
 
酔雪さん 河合義和さんの句集紹介有難うございました。

 昨晩 偶然Eテレで、小林凛さんの番組を見ました。
ランドセル俳人、いじめと戦う小学生俳人として話題になり、既に句集も出しています。
今17歳くらいでしょうか。
 途中から見たので前半はわかりませんでしたが、番組内で江東区の中学校の
俳句部へ招かれて 生徒が 凛さんの作品から好きな句を選んでいました。
蜆蝶の句が好評のようで、「揚羽蝶でなく蜆蝶が良い」と生徒が
的確な感想を述べていました。

 尺取虫一尺二尺歩みゆく

 色紙替え色紙で跳ねるバッタかな

 もろこしを食む母の顔ハムスター

 羽化したる天道虫や我に似て

 蜆蝶我の心の中で舞え     凛

 昨年亡くなられた日野原重明先生(105歳没)と俳句を通して交流があり 
次の句が最後に隅田川の花火の映像と共に紹介されました。

 百六のヒーロー秋の空をゆく  凛

 俳句に限るものではありませんが、文学や音楽 芸術には 人の心を支え、癒してくれる何かがあること、
凛さんにとっても私たちにとっても 俳句の創作は自分自身を表現できるものの一つであり、悲しいことがあっても俳句を詠むことで 心の痛みは和らぎ、楽しいこと、嬉しいこと、喜びや幸せな気持ちはさらに膨らませてくれる力があるのではないかと思いました。  (✩NORIKO✩)



18.9.1夜 (4581)

 伊吹嶺自註シリーズ② 句集『河合義和集』

 
この度、河合義和さんが、伊吹嶺自註シリーズ②として句集『河合義和集』を上梓されました。
 河合さんは、平成163月に朝日カルチャーセンター俳句教室に入会し、栗田やすし先生に出会われました。そして、7月に「伊吹嶺」に入会し、栗田やすし・栗田せつ子両先生に師事されました。以後14年の作句活動の中、「伊吹嶺」に掲載された俳句のうち200句を自選し、ここに句集としてまとめられました。

 この句集の第一の特色は、何と言っても吟行句が多いことです。句集の4分の3ほどが吟行句です。
 第二の特色はその俳句の姿です。上五あるいは中七で切って、下五を名詞あるいは用言の終止形で止める句がとても多いのです。一句一章の句でも、下五をしっかりと止めています。俳句の基本に忠実で、姿かたちのよい写生句が並びます。
 以下に紹介せていただきます。


  両眼の抜けし干し蛸秋の風      
日間賀島
  茶葉摘めり指に包帯うすく巻き    
西尾
  春の陽を集めて白し葦の束      
琵琶湖
  鵜篝の薪香りくる宿の朝       
長良川
  捨て窯の角煙突や片時雨       
常滑
  まず撫でて干し紙はがす春日向    
美濃
  背中越し糶札飛べり金魚市      
弥富
  かじかみし手で裂きくるる儺追布   
国府宮
  酢の蔵の黒板塀や石榴熟る      
半田
  鳴らしみる明治のオルガン木の芽晴  
明治村

 
河合さんの吟行句は、その土地ならではの物を見つけ、句に詠みこんでいます。ですから、読めばそれとなく訪れた土地が推測されます。これは、その土地への挨拶句といってよいと思います。そして、どの句も感動を確かな物に定着させた写生句となっています。

  高遠の囲み屋敷や花の雨
  噴煙の浅間うつすら雪化粧
  うららかや杵振り踊る恵那の里
  大和路や旅の終りに蓬餅
  どの墓も尺余の雪や高野山


 
これらの句のように、地名などの固有名詞が出てくることは稀です。地名は、季語と同じように動いてはいけないとよく言われます。しかし、どの地名も存在感があり、動くことはありません。

  半袖の腕の細さや今朝の秋    
 歳月を経て、しみじみと心に響く生活詠です。
  白き手のしなやかに伸ぶ風の盆   
まさしく風の盆。哀愁ただよう胡弓の音が聞こえます。
  海女小屋の消壺熱し夏の昼     
夏でも暖を取る海女の仕事の厳しさが伝わります。
  鉾曲がる辻に敷きたる竹の艶    
勇壮な鉾の引き回しで、竹の割れる音がします。
  裏庭に栗落つる音母見舞ふ     
口にはしない家族への思いが伝わってきます。
  抱きし子の髪やはらかし青田風   
お孫さんでしょうね。

 言外に伝わる思い、句から連想される景。これは、無駄な言葉が一切ない俳句がもつ一つの力だと思います。(新井酔雪)

  
詳しい句集の紹介は【こちら】ここをクリックしてください。

 
発行所:豊文社出版  発行者:石黒智子  小B6判 100頁  頒価1000円

◇著者へ直接葉書あるいはメールによりお申し込みください。

492-8155  稲沢市井之口四家町207  河合義和
Email:yzkawai@yahoo.co.jp


18.9.1 (4580)
 9月になりました。今日は二百十日です。このころは農家にとって大事な時期で、世間では台風の特異日と言われています。また台風21号が発生し 日本上陸の模様です。被害のありませんように。 

★昨日は8月のいぶきネット句会報が配信されました。
参加者が交代で執筆する「よもやま通信」は 筆者の個性がにじみ出て、俳句につながるミニエッセイのようで、毎月の楽しみになっています。

★下の落書でお知らせがあったように、10月28日、「大須俳句大会」が開催されます。 
一般の方も参加できますので、お誘いあわせの上ぜひご参加ください。

 アジア大会も日本の活躍、開催国インドネシアの活躍も目覚ましいですね。
陸上4×100リレー、良かったですね。なでしこジャパン さくらジャパン そのほかもです。おめでとうございました!


 写真は樹炎さんから送っていただきました。

   晴れて行く花鳥山脈灸花    宮津昭彦

   古町の真昼けだるき灸花    佐伯星子

   真夜覚めて二百十日の雨を聞く   稲畑汀子

   二百十日夕日は胸の高さなり    今瀬剛一    
いずれも「俳誌のsalon」歳時記より

(✩NORIKO✩)(566575)



18.8.30 (4579)

  愛知の伊吹嶺会員の皆様へ!!

 来る10月28日(日)に俳人協会愛知県支部「大須俳句大会」が開催されます。今年は、わたしたち「伊吹嶺」が俳句大会の運営担当します。同人に限らず会員の皆様、奮ってのご参加をよろしくお願いいたします。
 事前の参加申し込みは特にありません。当日、会場にて受付けにかかってください。なお、愛知の各句会には、河原地主催から「大須俳句大会」への参加呼びかけの便りが届くと思います。ご高配をよろしくお願いいたします。
 なお、28日の当日は、大須の縁日で、次のようなイベントが開催されます。
①大須観音の境内にて早朝より終日、「大須観音骨董市」が開かれています。雨でも開催されます。
②大光院(赤門明王殿)の縁日です。門前の大須赤門通りは歩行者天国で、たくさんの屋台が並びます。様々なパフォーマンスもあるそうです。人出は、午後6時以降が最高潮です。
③大須万松寺では、餅つきが行われ、 午後6時より「身代わり餅」の無料接待が受けられます。
 さまざまなイベントに参加され、その嘱目句を大会に投句されるのもよいと思います。また、俳句大会終了後に参加するのもよいでしょう。皆様、「大須俳句大会」への参加をよろしくお願いいたします
(新井酔雪)

  

   愛知県支部「大須俳句大会」のご案内
 
 
 名古屋の観光スポットとして賑わう大須にて俳句大会を行ないます。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。俳人協会会員はもとより会員以外の方のご参加を歓迎いたします。  主催 俳人協会愛知県支部

◇日 時  平成30年10月28日(日)
◇場 所  名古屋企業福祉会館 6階ホール
      名古屋市中区大須2-19-36(大須演芸場 南隣)
◇電 話
  052-221-6721
◇交 通  ・地下鉄東山線「伏見駅」乗換え→鶴舞線「大須観音駅」②番出口より徒歩4分
      ・地下鉄東山線「栄駅」乗換え→名城線「上前津駅」⑨番出口より徒歩10分。
◇受 付
  午前10時~12時
◇会 費  1000円
◇投 句
  嘱目2句  締切り:12時厳守
◇開 会  午後1時
◇講 演  演題「富安風生について」講師:伊東 肇先生(俳人協会評議員) 俳誌「若葉」編集長
◇選 者  伊 東  肇  栗田やすし  加藤 耕子  加古 宗也  伊藤 敬子
      服部鹿頭矢  若原 康行  田部 満穂  田口 風子  下里美恵子
      神尾 朴水  
齋藤 朗笛  山本比呂也  中村 雅樹  藤島 咲子
      壁谷 禮伺  加藤 哲也  加藤かな文  丸山洋一郎
◇賞
    大会賞  選者特選賞  入選賞

*会場周辺には飲食店がありますが、当日は縁日のため混雑が予想されます。昼食に関して心配な方はご持参ください。
*お問合せ先:俳誌「伊吹嶺」 担当:藤田岳人携帯電話 09048591589  FAX 0587951471


18.8.29 (4578)
 月が替わる前にいぶきネット句会のお知らせが届きます。 もう一か月過ぎたのだなあと実感するときです。      


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いぶきネット句会のみなさま

◆ 第 168回 いぶきネット句会 (平成30年9月)投句・選句締切りのお知らせ ◆  

投句締切り 9月1日(土曜日)から5日(水曜日)午後9時締切り  

選句締切り 9月6日(木曜日)から10日〈月曜日)午後9時締切り  

※ 投句・選句とも、早めにお送りくださるようお願いします。


今日も、しっかりと暑い日になりました。お昼間に免許の書き換えで、

免許センターへ行ってきたのですが、外を歩いてみますと、

みんみん蝉が鳴き・・・ 名前もわからずに写してきた花は夾竹桃(仲夏)で・・・

耳を澄ませば、ちちろの声が聞こえていました。自分のなかでは、「ハイ、今日から秋の季語で」

となるのですが、そうではないところに頷いて帰って来ました。 (哲半


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 子どもの頃は、夏休みが終わると秋!と思っていました。8月末は宿題の確認です。よく工作や植物標本を親に手伝ってもらっていました。絵日記は大好きでした。空き地の無花果を採って絵に描いてから食べたこと、描くものがなくてステテコ姿の父を描いた記憶も懐かしく思い出しています。始業式の日には席替えがあったので、高学年になると仲良しやお気に入りの子と隣になりたい・・と期待に胸を膨らませました。

 小学三年生の、ほんわか不思議な女の子「ちびまる子ちゃん」の生みの親である、 さくらももこさんが亡くなられました。
たしか、おじいちゃんの友蔵さんが今日の一句を詠んでいましたが、ほとんど川柳でしたね。「ちびまる子ちゃん」と「サザエさん」とを
子どもが小学生だった頃、毎週楽しくテレビを見ていました。ご冥福をお祈りします。  

   二学期の窓夕潮に並びたる     藤田湘子

   黒板のつくづく黒き休暇明      片山由美子

   さらさらのおかつぱ頭休暇明け   中内さと子 
いずれも 『角川俳句大歳時記秋』より
   
                 (✩NORIKO✩)


18.8.28 (4577)
 名古屋は午後にわか雨が降り、少し涼しさを感じているところです。
昨日は関東地方で雷や集中豪雨、また埼玉で雹が降ったところもあったそうですね。
関東支部の皆さま大丈夫でしたか?
 不順な天候、熱中症の心配もまだまだあるようです。
皆さま体調にはお気を付けください。

 樹炎さんから鶏頭の写真を送っていただきました。

  鶏頭を三尺離れもの思ふ     細見綾子   
句集『冬薔薇』より
    
  鶏頭に雨降る父の七七忌     小島千鶴  
 『伊吹嶺季寄せ』より

  鶏頭がまぶし過ぎると病める人  牧野一古  
  〃     

            (✩NORIKO✩)(566183)

18.8.27 (4576)
  残暑が続いていますが、時折の風に秋の気配も感じるようになりました。

 樹炎さんから 写真を送っていただきました。 


++++++++++++++
 台風の被害は有りませんか、

距離の離れた糸島でも、瞬間歩けない程の南東の風がふきました。
庭に拾った青団栗です。鶏頭の花やお灸花が咲いて、少しずつ秋を感じます。 樹炎

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団栗を弁当箱に夫帰る      川口信子  『伊吹嶺季寄せ』より

 手のひらに置く団栗と湖の凪   高野途上  
『合本俳句歳時記』より

 アジア大会で日本選手が躍進しているのを見ると嬉しいですね。
スーパー高校生の水泳の池江選手の大記録を打ち立てた笑顔も良かったですね。
スーパー高校生といえば 将棋の藤井七段もそうですし、U18の高校野球代表選手たちも 皆スーパー高校生ですね。
才能に加えてたゆまぬ努力の積み重ねの結果だと思いますが 本当に楽しみです。(✩NORIKO✩)(566034)


18.8.26 (4575)
 
いつの間にか8月も下旬を迎えました。それでもまだ残暑ですね。
孝子さんから ご自身と 主宰の近況をお知らせしていただきました。

++++++++++++++

 夏休みの間は 近くに住む娘家族(特に孫)と付き合う時間が
多くなります。 昼と夜の食事を頼まれたり、一緒にウオーキングをしたり・・・・
若者の流行の言葉が飛び交って、理解できないことが時々ありますが、何時の時代も
変わらないこともあって・・・・おばあちゃんの私は刺激を受けてます。

 7月の終業式の頃の、小学生の弟と中学生の姉の会話です。
通知表をママに見せるのに遊びに行く前が良いか、帰ってきてからの方が良いか
話し合っているのです。二人とも 成績がイマイチのようです。 
弟の考えは・・見せて叱られてから遊びに行った方が楽しく遊べると。
姉は、どっちでも同じだから 後で良いんじゃないか・・・と。
 その夏休みも 残り少なくなって・・・宿題が気になり始めました。

 主宰も大学の夏休みは 少しはゆっくり出来たでしょうか?
主宰とは、事務局の用事等々で メールを使っています。
返信の最後には、「明日は学生の試験の監督です」とか「大学の仕事の
締切りが過ぎてしまいました。」と結んであります。
そして一昨日のメールは、写真が添付されていました。主宰の了解を得ましたので、
「落書」担当の 範子さんに送ります。
楽しそうな、吟行の一コマ(?)です。”インスタ映え”で有名なスポット!
祇園四条駅近くのチョコレート屋さんの建物の壁だそうです。

 主宰! 思い切り羽ばたけそうですね。 !!
                     (矢野孝子)

   虫の秋ロシア土産の火酒酌めり    河原地英武

++++++++++++++

 主宰が天使になっています!
皆さまも祇園四条駅へ行かれましたら、ぜひ撮ってみてください。(✩NORIKO✩)(565924)


18.8.24 (4574)
 樹炎さんから 22日の空の写真を送っていただきました。
ダブル台風という通常と違った気象のもとで、現れたのでしょうか。     (✩NORIKO✩)

++++++++++++++

ダブル台風が接近した、昨日の朝の空模様です。異常でした。
逆にあまりの美しさに、シャッターをを切ってみました。 

皆さんに被害が有りませんように。
                        八尋樹炎

    


18.8.23 (4573)
 台風20号が上陸する模様です。皆さま お気をつけください。
遅ればせながら『俳句四季』9月号 四季吟詠の、伊吹嶺の皆さまの入選句を紹介します。
国枝さ~ん、能村先生の特選おめでとうございました!!


★能村研三選
特選 山藤の咲き登るとも垂るるとも   国枝隆生
佳作 新緑の峠に鳶の二つ舞ふ     勝見秀雄

★柏原眠雨選
秀逸 聖五月踊り子像の片ゑくぼ     奥山ひろみ
 〃 島めぐるフェリーに小さき鯉幟   谷口千賀子
佳作 二胡奏づる御文庫前や花吹雪   野島秀子
 〃 餌をまけば鯉が跳ね飛ぶ水の春  福田邦子

★山本比呂也選
佳作 蒜や人それぞれに好き嫌ひ    加藤弘一

★関森勝夫選
佳作 故郷の誰彼老いし茶摘かな    磯田なつえ

★中澤康人選
佳作 子は遠しふたたび満つる春の月  大島知津

★山田佳乃選
佳作 宮参り御膳に小さき笹粽       梶田遊子


 
記載漏れがありましたらお知らせください。写真は樹炎さんからいただきました。  (✩NORIKO✩)(565611)


18.8.22 (4572)
 台風の影響はどうなるでしょうか。気になります。
樹炎さんから季節の写真と文章を送っていただきました。
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        「鳳仙花」  
 夜明けが随分遅くなりました。
何時もの散歩も15分遅らせて歩きます。涼風が首筋を撫でてゆきます。
気温の差が大きいせいで、朝露を置く草や稲・・・

 鶏の声が遠くから響きます。竹林で聞く法師蝉、あっ! 夏休みも終わりに
近付いているんだ・・・暑かったせいで、夏籠りをしました。
(夏籠り)なんて季語は有りませんが・・・

 時代小説の文庫本を買い込んで楽しみました。
道場や塾に通う若者の気迫に暑さを忘れます。
つくづく、武家の格式、品格、武家社会が没落してゆく様を
今更ながら勉強になりました。

 戦時中、旧満州で小学3年生の時(薙刀)の授業がありました。
今では、考えられないことですが、「撃ちてしやまん」の護身術です。
薙刀の方が背丈より長く、先生に「上段の構え」と言われてフラフラ
薙刀を振り回した思い出がよぎります。平和の世は素晴らしいですね。

 農家の庭に、鳳仙花が見事に咲いています。爪を染めて遊んだ記憶・・・  
南瓜の花、桔梗の花、柿の実がわずかに色付いてきました。
早生に雀が群がっています。夫の歩幅に合わせ戻ります。御笑覧下さい。
                                      
                         (八尋樹炎)
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  鳳仙花の赤散る雨の降りはじめ    細見綾子

  鳳仙花はじきて守り抜く秘密     片山由美子   いずれも『俳句の花図鑑』より

 樹炎さんは、小学校で薙刀ですか、よく覚えていらっしゃいますね。それに鳳仙花のことも。
私には何故か鳳仙花で爪を染めて遊んだ記憶がないのです。 
記憶にないだけなのか、本当に染めていないのかがあいまいですが・・・           

 第100回高校野球決勝戦は、悔し涙、嬉し涙、それぞれの涙が清らかで、もらい泣きでした。
インドネシアでのアジア大会も水泳、バドミントンなどの活躍、(一部不祥事もありましたが)
熱い夏はまだ続きます。今日は蒸し暑く 名古屋は高温注意情報がでるようです。熱中症に注意ですね。。
        (✩NORIKO✩)(565491)

18.8.20 夜(4571)
 台風19号、20号の進路が気がかりですね。
西日本豪雨の被災地の復旧が遅れることのないように逸れていってほしいです。
 
★HP俳句会の結果が発表されました。
今月の最高得点句は、小林克己さん(総社市)「便箋に滲むインクや原爆忌」 でした。
おめでとうございます!
 慢房さんの講評も併せてお読みください。

 高校野球が終わるころになると 甲子園に秋の風が吹き、涼しくなっていきますね。
ここ数年は 愛知県勢がなかなか残れず、ぼーっと見ていたような気がするのですが、
今年は金足農の快進撃に、釘づけです。明日は三沢高校の太田さんと松山商の井上さんの始球式と聞いています。松山は正岡子規の生誕地、野球に熱中したのぼる青年の写真も脳裏に浮かんできます。

   でで虫が桑で吹かるゝ秋の風     細見綾子

   白靴を穿き秋風へ一歩二歩      沢木欣一  
前書 入院中の綾子

 写真は樹炎さんから送っていただきました。   (✩NORIKO✩) (565264)



18.8.19 夜 (4570)
 今日は 愛知同人句会がありました。お盆明けでまだ暑い中でも普段と変わらない出席者数で、句会も係の皆さんのチームワークで順調に進んでいきました。良い句がたくさん投句され 選に迷いましたが、そんな中でも多くの共感を得た句には得点が集まりました。披講後、河原地主宰と栗田先生の丁寧な選評がありました。
 主宰からは、暑い夏から秋の気配が感じられ、今日は原爆忌や終戦日、敗戦忌などの佳句が多く、その詠み方についてヒントになるお話もいただきました。
 
連絡事項がいくつかありましたので、お知らせします。

★西日本豪雨の義援金担当の小原さんから、義援金受付は 
10月末日まで延長しますとのことでした。ご協力いただける方はよろしくお願いします。振込先は8月13日の落書をご覧ください。

★丹羽顧問から、俳人協会発行の脚註名句シリーズ『沢木欣一集』(栗田やすし編)は伊吹嶺が担当すること、また予約数も把握したいので未だの方へ、注文のお願いがありました。

★藤田岳人さんから、10月28日(日)に、「伊吹嶺」が中心となり、俳人協会愛知支部「大須俳句大会」が行われるので、多くのご参加をいただきたいとのお話がありました。この大会は一般の方も参加できます。
  日時 平成30年10月28日(日)
  場所 名古屋企業福祉会館 6階ホール (大須演芸場南隣) 
  受付 午前10時~正午
  会費 1,000円
  投句 嘱目2句 締切 正午厳守
  開会 午後一時
  講演 講師 伊東肇先生(俳人協会評議員) 演題「富安風生について」
  選者 栗田やすし はじめ19名

★河合義和さんが、伊吹嶺自註句集シリーズ②として『河合義和集』を上梓されました。おめでとうございます。
この句集につきましては 後日落書にて紹介させていただきます。

   白粉花の写真は樹炎さんから送っていただきました。いつも有り難うございます!  (✩NORIKO✩)(565131)
    

18.8.17 (4569)
 昨夜はこの夏初めて冷房なしで就寝しました。
今朝は室内27度で湿度40%、こんなにも涼しいと思ったことはありません。
でもまた暑さが戻ってくると予報していますが、ほどほどにしてほしいですね。

 二日間のチャットによる合評会が終わりました。
皆さん積極的にご意見、感想を述べてくださり充実した時間でした。

 樹炎さんから季節の写真を送っていただきました!
子どもの頃は 風船釣りや金魚釣りの縁日には心ときめいて、とても楽しみでした。
そういう気持ちをいつまでも持っていたいなと思います。

    小粒ぶだう一粒一粒がたのしいとは   細見綾子  
句集『雉子』より

 岩田由美氏は著書『綾子の一句』で
<子どもがデラウェアを食べているところだとしか思えない。・・・一粒一粒にわくわくした表情を見せるのだろう。・・・>
と鑑賞されています。

 綾子先生ならではの句風の作品で とても私たちが詠める句ではありませんが、先生がお持ちだった子供のような純粋な気持ちがそのまま口をついて出来た一句のように思いました。(✩NORIKO✩) (564764) 



18.8.16 (4568)
 昨日は終戦記念日でした。
いつもテレビの前で黙祷ですが、平成の元号では最後でしたので集中して中継を見ました。
戦後生まれた私としては、平和を享受していることに感謝する日です。


  アメ横の椰子の実ジュース敗戦日    河原地英武

  筒抜けの空の青さや終戦忌       大平敏子

  靖国の靖はわが名敗戦忌        栗田やすし

 
 昨日はひと雨降って、今朝は室内温度が30度を下回り、
朝の風にわずかながら涼を感じるようになりました。
 帰省の子らも帰り、静かな日々が戻り、体力的は楽になりましたが
少しさびしさも感じているこの頃です。 
写真は以前知覧で写した三角兵舎です。 (✩NORIKO✩)(564577) 



18.8.14 (4567)

++++++++++++++

〓 第 167回 いぶきネット句会 (平成30年8月)合評会のお知らせ 〓  


残暑厳しいですね。今日の京都は、夕立が降ったものの猛暑日が続いています。そこで、

何か涼しい話題はないかと探してみました。伊吹山の積雪記録ですが、1927年2月14日に

1182センチを観測し、現在でもギネスブックに残っている世界記録だそうですよ。

さて、合評会はいつものように、15日(水曜日)16日(木曜日)の両日

午後9時から行います。 投句一覧・選句一覧をご用意の上

伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。 (哲半)

++++++++++++++


 哲半さん、お知らせと写真を有難うございました。ひんやりと涼しそうです。
(✩NORIKO✩)

18.8.13 (4566)

 河原地主宰から「西日本豪雨義援金」について連絡がありました。ご協力をよろしくお願いします。義援金のことを知らない方には、無理をしない範囲でお知らせいただけると助かります。 (新井酔雪)(564197)

  西日本豪雨義援金のお願い!!

 西日本を襲った記録的な豪雨により、各地に大きな被害が出ているのを受けて、俳人協会では、「西日本豪雨災害対策委員会」を立ち上げ、義援金の募金活動を進めています。

 「伊吹嶺」俳句会は、このことを受けまして、この活動を支援していきます。つきましては、句会ごとまたは個人で、下記の口座に募金をお願いいたします。

 振り込まれた義援金は、総務部がまとめて、俳人協会に送らせていただきます。その後、日本赤十字を通して、被害に遭われた皆さんへ届けられます。

 なお
募金の期間は、10月31日までとします。よろしくお願いいたします。

 郵便振込口座 12040―5281251  加入者 小原米子 

追伸 この義援金の案内は、「伊吹嶺」9月号に掲載されます。しかし、少しでも早い方がいいと思い、皆様にお知らせしています。このことは、河原地主宰、栗田顧問、総務、事務局、諸先輩数名の方々に前例等を聞いて進めています。


18.8.12 (4565)
 花火大会のシーズンになりましたね。初期の俳諧では、盆行事の一環と考えられ、
秋の季語でしたが、納涼が中心となった現代では、夏に分類されています。
隅田川の大花火は「川開き」に行われていたそうです。
 二年ぶりに故里の花火を見てきました。場所は大型スーパーの屋上ですが、
駐車した親戚への帰り道の坂でもよく見えました。
写真はなかなかうまく撮れませんでしたので、葉書です。  (✩NORIKO✩)

   山国や空にただよう花火殻     金子兜太

   手花火のこぼす火の色水の色   後藤夜半


18.8.10 夕 (4564)
樹炎さんから 写真と共にお便りをいただきました。有難うございます!!
旧盆が近づきましたね。


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   「 ほうずき提灯」
 お盆は旧暦でいつも一月おくれで迎えます。
母は庭に川蜻蛉が群れる頃、お盆支度に草刈を始めたものです。
昔、先祖の霊を迎えに、ほうずき提灯に灯をともし母の後ろから近所の墓地まで、
家紋の入った提灯の後を姉弟で蝋燭の火をを消さないように・・・
夏の闇に提灯の揺らぎが彩られるひとときでした。お盆ならではの記憶です。

 今年は戦後73年目の8月15日が来ます。あの忌まわしい愚かしい原爆忌も過ぎました。
酷暑が続き、天災の多い年で多くの尊い命が失われました。
日差しも傾いて、一筋の弦を震わせるような蜩が鳴いています。  合掌。
                      八尋樹炎

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 家紋のはいった提灯で御霊をお迎えに行くのですかすか、厳かな気持ちになりますね。

 母の初盆の時に 伯母と岐阜提灯を買いにに行きました。
妹が先に亡くなったためか、伯母が、二人で一緒に買おうと言ってくれた気づかいも懐かしいです。

子供のころは、走馬燈がきれいで、お盆が来ると人も集まり、何だかわくわくした気持ちになっていたことを思い出しました。

    桟橋に積む鬼灯の匂ひ立つ     八尋樹炎

    遠ざかる母との月日走馬燈      伊藤範子

               (✩NORIKO✩)(563852)

18.8.9 (4553)

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いぶきネット句会のみなさま

◇◆ 第 167回 いぶきネット句会 (平成30年8月)選句締切りのお知らせ ◆◇

明後日8月10日(金曜日)午後9時選句の締切りです。

締切りまでに、出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


夏山登山のシーズンですが、今年は、過去最悪のペースで遭難事故が発生して
いると新聞に載っていました。その原因の一つには、登山道の下草がシカに
食べられてほとんどないことから、道が不明瞭になってしまっていることとありました。

標識や矢印が多いことを嫌う人もおられますし・・・ なかなか難しい問題ですね。(哲半)

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    朝雲の故なくかなし百日紅     水原秋櫻子

    晩年など女に要らず百日紅    細井 みち  
 いずれも『俳句の花図鑑』より

シカが食べる下草で道が分からなくなっては 登山の方には困りますね。しかしシカも食べなければ生きていけないし・・

徒歩さん 京都句会の模様を有難うございました。吟行はこの暑さでは取りやめて正解でしたね。
名古屋も少し歩いただけで、へろへろになりました。
今日も暑くなりそうです。外でお仕事の方にはお疲れさまですの一言です。(✩NORIKO✩)(564650)


18.8.8 (4552)
 
今晩は、松井徒歩です。
 台風13号が関東地方へ接近しています。できるだけ海の方へ逸れることを祈っています。
 昨日7日は京都句会でした。
 今月は猛暑をを考慮して毎回恒例の吟行を初めて取りやめとしました。
 先月にここまでの暑さを予想したわけではありませんが、幹事さんの先見の明に感謝です。
 10時半から4時まで昼食を挟んで、席題、通常句会、兼題と涼しい中での句会でしたが結構疲れました。

 席題「立秋」「七夕」「原爆忌」「残暑」

  河原地主宰選

   七夕の風に乾きし笹の音    佳子
   約束は西口で五時星祭     万里子     
   メス跡を指でなぞりし秋暑かな 俊雄
   工事音一時止みて広島忌    悦枝

   庭隅に小鳥の墓標今朝の秋   英武

      (松井徒歩)  


18.8.6 (4551)
 今日は73年前、広島に原爆が投下された日です。
毎年朝8時からテレビを見ての黙祷ですが、いつも小学生の平和への誓いには心打たれます。
 出勤前でしょうか、若い人々が被爆川へ向かって合掌したり 訪れた人が折り鶴を掛けたりしていました。原爆資料館はリニューアルへ向けて改修工事中で、2019年春オープンするそうです。

 昨夜の雨木々洗ひたるヒロシマ忌     松永敏枝

 電柱の影の歪めり原爆忌         都合ナルミ

 ふち焦げし原爆の日の目玉焼       栗田やすし
 
写真はテレビを写したものです。(✩NORIKO✩)(563284)

18.8.5 (4550)
 国枝さんに、季節の俳句 壁紙等を書き換えていただきました。大変な作業だったことと思います。有難うございます。
 蝉しぐれもこの暑さで 朝だけは元気に聞こえてきます。昼は休憩しているように感じます。蚊もこれまでより減っているように感じます。小動物や ペットたちもぐったりしていることでしょうね。
 とはいいながら、暦の上で立秋が近づいています。今年は8月7日から22日が立秋の期間とのことですが・・・
皆さまの周りは いかがでしょうか。 
 8月も暑さは厳しいようです。お身体には十分お気を付けください。 

★ 磯田なつえさんから 一番茶句会報(594号)を送っていただきました。
七月号は、「第四回静岡・関東支部・蒲郡合同鍛錬会」の特集が組んであり、吟行会の様子が写真入りで掲載されていました。各句会報、作品鑑賞と、いつもながら、編集部員の皆さんのご努力が実を結んでいる充実した句会報です。
 あとがきの、なつえさんの言葉を紹介させていただきます。

「全国大会への投句も済ませ、皆さんとの再会が楽しみです。行事への参加は、自分の世界をひと回り大きく広げてくれるように思います。猛暑の中ですが健康に留意して夏を乗り切りましょう。」

そうですね! 暑い夏が過ぎれば秋、大会でお会いできることを楽しみにしています。

 山開き吟行会の様子は7月12日の落書記事をご覧ください。 

 写真は昨日に引き続き、樹炎さんから 送っていただいたものです。糸瓜の花と、鹿の子百合だそうです。見事ですね。

  糸瓜咲いて痰のつまりし仏かな       正岡子規

  ポカポカと雲浮く屋根の花糸瓜       富田木歩

  百合の蕊みなりんりんとふるひけり    川端茅舎

  百合折らむにはあまりに夜の迫りをり   橋本多佳子   いずれも『俳句の花図鑑』より  (✩NORIKO✩)



18.8.4夜 (4549)
 毎年、トップページに私たちの師である沢木欣一先生、細見綾子先生そして栗田やすし先生の俳句にちなんだ写真をスライドショーで表しています。
 今年も栗田綾乃様のご協力を頂いてスライドショーを更新しました。その写真は毎年5枚ほど選んでいます。

 
今年も次の5枚を選んで作成して頂きました。

1.菜の花(写真提供:村上知氏)
   菜の花がしあはせさうに黄色して  細見綾子
  細見先生は「私は黄色い花を見ると、何だか幸せそうに思う。」とおっしゃっています。

2.牡丹(写真提供:国枝隆生)
   朝の牡丹夕べの牡丹十日かな  細見綾子
  細見先生の牡丹の句は無数にありますが、皆さんにとって好みの牡丹を写真と重ねて下さい。

3.天の川(写真提供:所卓男氏)
   天の川柱のごとく見て眠る  沢木欣一     
 この写真を見ますと、本当に天の川は横たわっているのでなく、柱のように立っているのがよく分かります。

4.月(写真提供:八尋樹炎さん)
   門を出て五十歩月に近づけり  細見綾子
  心不全で緊急入院したあと退院したときの句です。

5.でで虫句碑(写真提供:国枝隆生)
  
 でで虫が桑で吹かるゝ秋の風  細見綾子
  このでで虫句碑は細見先生の生家の近くの高座神社にあります。

 今年は何故か細見先生の句が多くなりました。写真は主にこれまでの「いぶきネットの四季」から選びました。写真は村上知氏、所卓男氏、樹炎さんから頂きました。今年はこれで楽しんで下さい。
 そして来年も3先生にちなんだ俳句から写真を選びたいと思います。皆さんで3先生の俳句にちなんだ写真をお持ちでしたら、この落書の一番上にある「メッセージお待ちしております」をクリックして送って下さい。

 なお合わせて6月以前の落書及び7月の落書を倉庫に移しました。以前に戻って読みたい方は「18年前半保存分の落書へ」「18年後半保存分の落書へ」をクリックして下さい。そしてこの落書のページは2ヶ月分削除しましたので、もしかしたらブランクが多くなって見にくいかも知れません。いろいろと調整したのですが、うまく行きませんでした。ご勘弁下さい。
 さらに少し見にくいかも知れませんが、この落書の7月分の壁紙は、今日の落書の樹炎さんから頂いた「朝顔」にしました。ご確認下さい。(隆生)
(563073)


18.8.4 (4548)
 昨日名古屋は史上最高気温40.3度を記録しました。
家の庭木もぐったりしていそうな折に 樹炎さんから
お家の周りの涼し気なお花の写真を送っていただきました。
有難うございます。順番にアップさせていただきますね。

  朝顔や漏斗置きたる石の上      佐藤紅緑

  朝顔や濁り初めたる市(まち)の空  杉田久女

  朝顔に喪服の人のかゞむかな     瀧井孝作 
 いずれも『俳句の花図鑑』より

     (✩NORIKO✩)(562944)

18.8.3 (4547)

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いぶきネット句会のみなさま

■ 第 167回 いぶきネット句会 (平成30年8月)投句締切りのお知らせ ■

5日(日曜日) 午後9時締切り です。 早めにお送りくださるようにお願いいたします。

7月31日の夏越祭をもって祇園祭が終わりましたが、たとえば、

鴨川の水で神輿を清める「神輿洗い」の28日には台風12号。

例年、四条大橋まで運ぶ神輿を、今年は八坂神社境内に置いたまま、鴨川の水を運んで神事が行なわれました。

境内での「居祭(いまつり)」の神輿洗いは1946年以来ということだったそうです。(哲半)

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御神輿を洗うという神事もあるのですね。 一か月にわたる一大行事、関係者の皆さまお疲れさまでした。(✩NORIKO✩)


18.8.2 (4546)
今日も高温注意報が出そうな勢いで、名古屋は38℃になる暑さです。8月5日からは第100回高校野球選手権が始まりますね。
熱戦を期待しています。球児の皆さんも体調に気を付けてください。

 また8月になると、広島 長崎の原爆忌 終戦記念日 ご家庭でお盆の行事や 
帰省で実家の仏壇に手を合わせ故人を偲ぶ機会がある事と思います。8月は戦争で
亡くなった方や先祖に思いを寄せる月でもありますね。

★10月に、俳句文学館にて 俳人協会主催の、平成30年秋季俳句講座があり、
栗田先生の講座もあります。栗田先生は第三回 10月23日㈫ です。
4回の全期間コースと一日券とのコースがあります。
詳細は下記をクリックしてご覧ください。ご都合の合う方はぜひご参加ください!  

【平成30年秋季俳句講座】

★西日本豪雨災害支援のための 色紙短冊頒布会もあります。ご協力いただけたら幸いです。

【災害支援 色紙・短冊頒布会】

 写真は樹炎さんから送っていただきました。   (✩NORIKO✩)(562725)

18.8.1 (4545)

 8月になりました。台風が東から西に横断、びっくりの月末でした。
樹炎さんからお便りと写真をいただきました。いつも有り難うございます。

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 「蝉しぐれ」
 起き抜けから、すでに大音量の蝉時雨 ・・・
聴覚に訴える夏の風景物詩、暑さの要因でもありますね。
この猛暑で外出も 二の足を踏み断捨離でもと古いお茶箱の中を整理していたら、
大昔、高校時代の浴衣が出てきました。白地に赤い撫子の花・・・
青春の思い出がよみがえります。鼻緒のきつい下駄を履き痛かった記憶・・・
やっと戦後のゆとりが見え始めた頃です。揚げ花火に、若さに、舞い上がっていたの
です。

 今朝の新聞に、日本の映画黄金時代を支えた脚本家「橋本忍さん」
百歳で死去された記事見て、高校時代の映画「七人の侍」に興奮して鳥肌が立ち、
日本に、こんなにも素晴らしい監督・脚本家が居たのだと、高揚冷めやらず、
10キロの帰路を歩いて帰った夜を思い出しました。
若い頃の思い出に浸る齢になりました。涼風が恋しいころですね。
                               (八尋樹炎)


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昨夜は火星の大接近、皆さんご覧になりましたか?しばらくは明るく見えるようですよ。次は17年後だそうです。

西日本豪雨の災害復旧は まだまだ続いています。俳人協会で、義援金の募金活動が始まりました。
皆さまのご協力をよろしくお願いします。  (✩NORIKO✩)(562605)


18.7.29 (4544)

河原地主宰から「西日本豪雨義援金」について連絡がありました。ご協力をよろしくお願いします。義援金のことを知らない方には、無理をしない範囲でお知らせいただけると助かります。 (新井酔雪)

  西日本豪雨義援金のお願い!!

 西日本を襲った記録的な豪雨により、各地に大きな被害が出ているのを受けて、俳人協会では、「西日本豪雨災害対策委員会」を立ち上げ、義援金の募金活動を進めています。

 「伊吹嶺」俳句会は、このことを受けまして、この活動を支援していきます。つきましては、句会ごとまたは個人で、下記の口座に募金をお願いいたします。

 振り込まれた義援金は、総務部がまとめて、俳人協会に送らせていただきます。その後、日本赤十字を通して、被害に遭われた皆さんへ届けられます。

 なお募金の期間は、10月10日までとします。よろしくお願いいたします。

 郵便振込口座 12040―5281251  加入者 小原米子 

追伸 この義援金の案内は、「伊吹嶺」9月号に掲載されます。しかし、少しでも早い方がいいと思い、皆様にお知らせしています。このことは、河原地主宰、栗田顧問、総務、事務局、諸先輩数名の方々に前例等を聞いて進めています。


18.7.28 (4543)
 猛暑続きと思っていたら、、台風が太平洋上から北西へ、近畿東海へ上陸の進路をとっているように見えますが、
こういう進路は、初めて見たような気がします。
 危険な警報レベルにならないよう、災害にならないよう、交通機関が交通止めや遅延が無いと良いですね。 
哲半さんからネット句会のお知らせをいただきました。    
 
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  いぶきネット句会のみなさま


◆ 第 167回 いぶきネット句会 (平成30年8月)投句・選句締切りのお知らせ ◆  


投句締切り 8月1日(水曜日)から5日(日曜日)午後9時締切り  

選句締切り 8月6日(月曜日)から10日〈金曜日)午後9時締切り  

※ 投句・選句とも、早めにお送りくださるようお願いします。


連日、暑い日が続いていますね。京都は連続12日間、38℃を越える猛暑日でした。

因みに、京都にある気温表示の電光掲示版は、猛暑だと非表示になるそうで、確かに

見たくはない気がしています。 やっと、雨が降るかと思えば、台風とのこと。

みなさま、いろいろとお気をつけください。(哲半)


   台風来る胃酸一匙胃へ落とし    丹羽康碩
   
   台風に尼寺の鐘縛りけり       藤吉 博


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     (✩NORIKO✩)

18.7.26 (4542)

  7月のHP句会の講評を掲載!!

 皆様、7月のHP句会の講評が掲載されました。是非一読ください。
 講評を読むだけでも、俳句の勉強になります。俳句の入門書には書いてない内容が、投句された句をもとに、具体的に説明されています。

 好評だった俳句が、なぜよかったのか。物と季語の距離感だったり、写生の妙だったりとその説明がなされ、選者たちのコメントもあります。

 また、切字の使い方や、中七の字余りは避ける理由なども書いてあり、とても勉強になると思います。
 その他、作句する上で、注意しなければならないことが、具体的に書いてあります。

 これからも積極的にHP句会にご参加ください。
 初めての方も大歓迎です。(新井酔雪)(561928


18.7.25 (4541)

  「第18回たんば青春俳句祭」開催のお知らせ!

 このイベントは丹波市俳句協会が主催しており、細見綾子先生をはじめ丹波市ゆかりの俳人を顕彰するとともに、青少年への俳句文化の振興と定着、また俳句を通じた言葉の交流を目的としています。(新井酔雪)(561784)

【事前投句】
◇対 象:年齢制限なし
◇作 品:自由題 1人2句まで
◇投句料:無 料
◇投句方法
 ・たんば青春俳句祭チラシ(裏面)の投句用紙に応募部門、住所、氏名、年齢、性別、学校名、電話番号をご記入の
  上、郵送・Fax・Eメールにて投句。 *学校単位での一括申込も受け付け可。
 *チラシは、インターネットで、「第18回たんば青春俳句祭」を検索すれば、丹波市のHPに掲載されている。
◇投句締切:平成30年9月12日(水) *郵便の場合は当日消印有効
◇宛 先
 ・〒669-3692 兵庫県丹波市氷上町成松字甲賀1番地
  丹波市まちづくり部市民活動課内『たんば青春俳句祭』係 宛て
 ・電話:0795-82-0409
 ・FAX:0795-82-4370
 ・Eメール:shiminkatsudou@city.tamba.lg.jp
◇選 句:1次審査、2次審査を経て、公開選句会にて各賞を決定します。
◇部門と賞
〇細見綾子賞:細見綾子賞は大学生・一般の部から事前審査し、決定
 ・大 賞:1句  *賞状・選者自筆色紙・図書カード
 ・選者賞:3句  *賞状・選者自筆色紙・図書カード
 ・入 選:若干名 *賞状
〇小学生の部・中学生の部・高校生の部
 ・大 賞:各部門 1句  *賞状・図書カード
 ・優秀賞:各部門 5句  *賞状・図書カード
 ・入 選:各部門14句  *賞状
〇俳句ラリーの部(当日受付)
 ・選者賞:3句  *賞状・選者自筆色紙・図書カード
 ・優秀賞:3句  *賞状・図書カード
 ・入 選:14句 *賞状
〇審査員(敬称略):坪内稔典 植山俊宏 山田佳乃 茨木和生 板倉西逈 辻恵美子
◇その他
 ・応募作品は本人が創作した未発表のものに限ります。
 ・応募作品は返却いたしません。
 ・入選作品の発表や出版に関する著作権は実行委員会に帰属するものとしま
  す。
 ・二重投句、著しい類想類句が判明した場合、受賞が取り消される場合があり
  ます。

 18回たんば青春俳句祭!!
【俳句ラリーの部】
 丹波市柏原地域の歴史と紅葉と四季彩の里、永谷山、円通寺で吟行を楽しみます。
 円通寺は、寺院と云うより城砦とも見てとれ、「丹波の田舎にこんな大寺が」と驚かれます。室町幕府三代将軍足利義満が創建しました。紅葉の名所としても知られています。
 そして、周辺の山麓・古道にはたくさんの句碑が続いており、これらを巡りながら、ゆったりと吟行できます。
◇実施日:11月10日(土)
◇参加申込:当日受付で申し込む
 ・受付時間:9:00~10:30
 ・受付場所:JR福知山線柏原駅横のJR駐車場
◇参加費:1000円
◇作 品:自由題 2句まで(未発表に限る)
◇表 彰:午後の公開選句会にて審査・表彰します。
 ・選者賞:3句   *賞状、選者自筆色紙、図書カード
 ・優秀賞:3句   *賞状、図書カード
 ・入 選:14句  *賞状

【公開選句会・表彰式】
◇日 時:11月10日(土) 13:00~16:00
◇場 所:丹波市立氷上住民センター
     〒669-3309 丹波市柏原町柏原5528

 ●主 催 丹波氏俳句協会
 ●主 管 たんば青春俳句祭実行委員会
 ●後援: 丹波市・丹波市教育委員会


18.7.24 夜(4540)
暑い中、河原地主宰から、暑中お見舞いと 祇園祭本能寺前の山鉾の写真を送っていただきました。有難うございます!

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暑中お見舞い申し上げます。

今年の暑さは異常です。皆様ぐれぐれも体調管理をなさってください。
きょうは祇園祭の後祭でした。河原町御池あたりで山鉾巡行の様子を
写真にとりましたので、1枚お送りします。
本能寺の前にさしかかる山鉾。
いま「ホテル本能寺」が建てかえのため取り壊されていますので、
本来、通りからは見ることができない本能寺があらわになっております。
ですから、この写真の景は、もう来年には見られないレアものです。
                           (河原地英武)

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   祇園会や二階に顔のうづたかき     正岡子規

   ゆくもまたかへるも祇園囃子の中    橋本多佳子

 今日も暑かったことでしょう!そんななか本能寺を背景に、貴重な写真を有難うございました。(✩NORIKO✩)

18.7.22 (4539)
 毎日暑い中 皆さまいかがお過ごしですか?夏休みでも公園は暑すぎて、誰も遊んでいません。
天気予報では 熱中症の危険レベルと放送しています。お気を付けください。
『俳句四季』8月号 下里美恵子さんの選に 多くの方が入選されました。おめでとうございます!

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★秀逸
冴返る城石垣の算木積        平松公代
広げ干す馬の敷藁つばめ来る    廣中みなみ
あたたかや馬屋の屋根に寝藁干す  森 靖子
日を溜めて片栗の花開き初む    久野和子
婚ととのふ乙女椿の開く朝      足立サキ子
客死せし役者の塚や蕗の薹     野島秀子
花冷や一気に開く舞扇        大島知津
館埋むる兵士の遺品燕来る     磯田なつえ
寄席掛かる弘法市や花楓      横井美音

★佳作
犬ふぐり陶片散らばる古窯跡    松平恭代
比良山の稜線うかぶ花ぐもり    若山智子
夏近しみどり彩なす木立かな    谷口千賀子
石棺の壁に雫や春寒し       奥山比呂美
しだれ梅咲いて明るき佛道     日野圭子
妹の文読み返す朧月         福田邦子
フラフープ無心で回す花の下    中斎ゆうこ
群青の空や山吹耀へり        勝見秀雄
青笹に筍載せて朝の市        鈴木英子
誰からか春菜置かれし勝手口    加藤弘一


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   記載漏れがありましたらお知らせください。
私はメモ帳に下書きしてからそれをアップしますが 作者の名前の先頭が 下書きでは揃っていてもアップすると揃わないときがあります。HPを見てから 微調整もするのですが 意外と難しいもので・・・多少の凸凹はすみませんが、よろしくお願いします。
 (✩NORIKO✩)(561460)


18.7.21 (4538)
 樹炎さんから 涼やかな金魚の写真を送っていただきました。有難うございます!
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   「金魚」   
人に会うとついつい暑いですねぇ~と会話が始まる
言いたくないけど ついつい口にしてしまう 今日この頃です。

 蹲で飼う金魚の水替えをしました。一匹¥300円の小さな金魚が、気が付けば手
の平位に大きくなっていました。
おまけに、唇に口紅を塗った様な赤い筋があり、優雅なヒレで泳いでいます。金魚に
なりたい・・・?
蹲は上から覗く位でしたが、ガラス瓶に入れ変えると、とても涼やかです。ご笑覧下さい。

    (八尋樹炎)
         

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   空き缶の金魚揺らして登校す    河原地英武

   石臼に目高ほどなる金魚飼ふ    栗田やすし

★伊吹嶺全国俳句大会投句は7月25日締切(消印有効)です。

★「伊吹嶺賞」応募は7月末日締切(消印有効)です。     

      よろしくお願いします!!        (✩NORIKO✩)

18.7.20 (4537)
 孝子さんから 写真と記事を送っていただきました。孝子さんらしい深みのある記事です。有難うございました!!
(✩NORIKO✩)

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猛暑の毎日です。今回の西日本豪雨の被害に遭われた皆さんを
思うと、冷房の効いた部屋に居るのを申し訳なく思います。
そんなことを思いながら、涼しい部屋で 換気扇の掃除をしたり、
本棚の整理をしたりしています。 特に換気扇は、冬より油が落ち
やすくて良いですね。しかし、天井に近いので室温が高くなっている
のが辛いところです。

この季節になると 思い出す、句があります。
 
  暑き夜や尻ついて拭く足の裏   句集『路地』より

  ダンボールたたんでしばり夏終る   句集『あや』より

  女老いこはいものなしアッパッパー  句集『鶴の天』より


以上3句!は 菖蒲あやさんの俳句です。 あやさんの句は、一度読んだら 忘れないですね。
 
菖蒲あやさん繋がりで・・・・
 「伊吹嶺」7月号で、山崎ひさを先生の「思い出すままに」が終わります。
最後の13回は、菖蒲あやさんの事が載っていました。
山崎先生の側で 思い出話を聞くような・・・そんな気持になって
毎号読ませていただきました。特に菖蒲あやファンに取っては、7月号は
楽しいページでした。
 山崎先生~~13ヶ月! 有り難うございました。

 (写真は、2010年6月の 栗田先生の『海光』受賞祝賀会の時の
山崎先生と栗田先生の ツーショットです。)

 ★話題は変わります・・・・・
 河原地先生は主宰を受けられてもう8ヶ月近くなりますね。本業の
大学の先生の仕事と主宰の仕事を両輪(?)で頑張っておられます。
夜中にメールを送っても 必ず返信がありますから、夜更けまで仕事を
されているのでしょうか?
夕べは、その日に研究室を引っ越された写真を 自撮りと共に数枚
送って下さいました。 な・なんと!目の前がテニスコートとか。
引っ越し疲れになられませんように・・・・・・  (矢野孝子)


+++++++++++++++    


18.7.19 夜(4536)

猛暑お見舞い申し上げます。
昨日は 多治見他で40度超えでした。
各地の気温が 競うようにテロップで流れていて、しきりに熱中症予防を呼びかけていたことも印象に残りました。
今日も暑かったですが 明日も日本列島は真っ赤に燃えてしまいそうな勢いです。
 夏休みを目前に熱射病で突然亡くなった小学一年生の男の子のことを思うと、胸が痛くなります。

★HP俳句会の7月の選句結果が発表されました。
今月は銀雨さん(大阪)、康さん(東京)、比々きさん(東京)の3名が同点でしたので 最多入選賞は無しとなりました。皆さ~ん、また来月よろしくお願いします!

せめてもというか、涼し気な洞窟のエメラルド色の波の写真を載せてみました。

    帆船の真南指せり青葉潮   小田和子

    青葉潮太き綱引く漁師の子  栗本喜代子

(✩NORIKO✩)(560987)


18.7.17 (4535)
 毎日猛暑が続いていますね。昼間は外へ出かける気持ちになれないですが、被災地の方々のことを思うと暑いとは言えませんね。連休中ボランティアの方々の活動をニュースで見ましたが、頭が下がります。
 我が家で出来ることは・・・ 募金になると思います。
 同人会でのお話の中で、近く俳人協会でも西日本災害支援の募金活動を立ち上げる予定だそうです。各句会で募金を募っていただければ幸いです。

★丹波市俳句協会から「第18回たんば青春俳句祭」作品募集について 案内が届きました。
スキャンしてみましたので、ご覧ください。締切は9月12日ですのでまだまだ日にちがあります。
丹波市へ問合せましたら HPは 今製作中だそうです。

【第18回たんば青春俳句祭 案内】

【たんば青春俳句祭応募方法】

★いぶきネット句会二日間のチャットによる合評会が終わり、選句一覧名前入りが配信されました。
係の皆さま有難うございます。 写真は祇園祭巡行前の製作中の山鉾です。   (✩NORIKO✩)

18.7.16(4534)

   愛知同人句会

 昨日15日(日)は、愛知同人句会がありました。句会は参加者62名、不在投句2名、選評は栗田顧問と河原地主宰でした。

 句会の冒頭に河原地主宰の挨拶がありました。その中で、角川全国俳句大賞と毎日俳句大賞の紹介があり、積極的な参加を呼びかけられました。

 前回の反省を受け、選評の時間を多くしたいということで、選句をスムーズに行うようにと指示がありました。そのため句会はさくさくと進み、選評の時間を多くとることができました。両先生の選評はもちろん、選外の佳句の紹介、さらに良い句にするための添削もありました。大変勉強になりました。

 会の終わりに、丹羽康碩さん、藤田岳人さんから連絡がありました。丹羽さんからは、沢木欣一句集の注文について、岳人さんからは特別会計の担当者が久野和子さんに変わったこと、10月28日(日)の俳人協会愛知支部大会大須大会の係分担の話がありました。
                               (新井酔雪)(560414)


18.7.15(4533)
 昨日は暑かったですね!!
今日も朝からクーラーを使っていますが、被災地の皆様 どうぞ体調にお気を付けください。
樹炎さんからお便りと写真をいただきました。迫力ですね。

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暑中お見舞い申し上げます。  
   
     『 博多祇園山笠』
 
猛暑の中又、博多の男たちが山笠に燃えています。
祭りのステージは昨日から「静」から「動」へ。舁き山が町を疾走
してゆきました。
(のぼせもん)の下駄や長法被は正装とされて、肩で風切る勢いです。
写真を添付してみます。 ご笑覧下さい。
                         (八尋樹炎)

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18.7.14 (4532)
熱中症の厳重注意報が出ています。所々で35度以上、名古屋、岐阜、京都で38℃、東京で35℃など予想されており、今年初めての猛暑日になります。
 どうぞ皆さま 家の外でも中でもご注意ください。写真は樹炎さんから送っていただきました。 (✩NORIKO✩)(560107)

  窯の熱足よりのぼる炎暑かな   梅田 葵

  負け牛の目の血走れる炎暑かな  栗田やすし

  ラジオより革命賛歌熱帯夜    河原地英武

  凌霄の高さを風の渡りけり    吉田 明美

  そつぽ向く夫の活けたる凌霄花  八尋 樹炎


18.7.13 (4531)
 今日も厳しい暑さが続く中、被災地はいまだ道路の寸断、断水など大変な状況があり思うように復旧がすすんでいないようです。

祇園祭は古くは平安時代に疫病・災厄の除去を祈った祇園御霊会を始まりとする、八坂神社の祭礼です。 1ヶ月にわたり様々な神事・行事が行われます。
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いぶきネット句会のみなさま

〓 第 166回 いぶきネット句会 (平成30年7月)合評会のお知らせ 〓  

京都での予想気温が38℃などと示されるなか、祇園祭の行事が進んでいます。

鉾建てやお神輿や・・・ さまざまな行事が執り行われますが、例年、この暑さが

どうしようもなく、熱心に見学に来られる方には頭が下がる思いです。

さて、合評会はいつものように、15日(日曜日)16日(月曜日)の両日
  午後9時から行います。 投句一覧・選句一覧をご用意の上

  伊吹嶺フォーラムのチャットルームへお集まりください。 (哲半)

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★いぶきネット句会の選句一覧(名前なし)が配信されました。
合評会に先立ち 仮名遣い等疑問点について、投句一覧に書き込んで配信されたところです。

名古屋も負けずに暑いですが、京都は祇園祭と盆地のイメージでさらに暑いでしょうね。
暑さを乗り切り、こまめに水分を摂取しましょう。 

写真は哲半さんから送っていただきました。祭りで使うお道具でしょうか。  (✩NORIKO✩)(559986)


18.7.12 (4530)
 静岡支部長の磯田さんから 静岡支部・関東支部合同鍛錬会の模様と写真を送っていただきました。


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 未曾有の災害を残して梅雨明けを迎えました。
 災害を受けられた方にはお見舞い申し上げます。

 こんなタイミングでしたが、 
 7月10日、第4回静岡関東合同鍛練会を「富士山山開き」吟行会の形で行いました。
 今年は蒲郡の8名も加わり総勢33名の参加。都合で指導の先生方は参加できず、
 会員の親睦を図りながら和気藹藹の一日となりました。

 静岡から大型バスで出発、新富士駅で関東、蒲郡の皆さんと合流、
 フロントガラスに雲の隙間に見え隠れする青富士を眺めながら
 修験道の拠点であった「村山浅間神社」へ向かいました。

 千年杉に囲まれた境内は、神仏混淆の名残りの社殿と大日堂が並び、氏神も。
 また外国人として初の富士登山者オールコックを記念した碑もあります。
 山伏姿の修験者や地元民、小中学生などが行事に参加、見学者などで賑わう中、
 水垢離、入山式、護摩焚神事、日英親善交流会などを吟行、お弁当を済ませてバスで
 富士宮市中心の浅間大社へ向かい、富士山世界遺産センターを見学の後、
 駅前交流センターで句会を行いました。
 5句投句5句選、両支部の若手による披講の結果は次の通り(高点句)
  
  山伏の一声一刀山開              多々良和世   
  天女舞ふ富士曼荼羅や堂涼し        金原 峰子
  曼荼羅図細身の富士の涼しかり       佐藤とみお
  護摩焚きの白煙浴ぶる山開き        廣中みなみ
  山開き子ら「富士の山」合唱す        金原 峰子

 各支部から代表2名ずつの選評の後、自己紹介を兼ねた一言を全員で行い、
 研修部長の内田陽子さんより10月の伊吹嶺全国大会のご案内があり、再会を約して閉会。

 新富士で東西へ帰られる句友を送り、帰途に着きました。(磯田なつえ)

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さすが富士山の山開きですね!有難うございました。(✩NORIKO✩)(559861)


18.7.11 (4529)
 梅雨明けが残していったものは、あまりにも酷いものでした。
樹炎さんから お見舞いの一文と写真を送っていただきました。白く見えるのはダムの水で
下の写真は檜扇水仙の花です。

 
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       『 天候の神様』

  風神・雷神・は有りますが、雨の神は雨乞い・・・
水にかかわる神を祭神としているところは、大抵が、雨乞いの神ですね。
蓑と笠を着て雨乞いをする民族系の神事です。
 雨晴しの神はなかなか見つかりませんが、雨と晴れは相反することから、
同じ神に頼んでいたのでしょうか。
 雨には四季の風情や情緒があり雨の名前も数えきれない程です。
<送梅雨>にしては、惨たらしい物を残しました。
テレビで リアルタイムに見る梅雨末期の大雨、土砂災害の恐ろしさです。
お天気の神様を探しています。一日も早い復帰を祈っています。
                                                 (八尋樹炎)

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今日も暑くなりそうです。熱中症に十分ご注意ください。 (✩NORIKO✩)(559733)


18.7.10 (4528)
 記録的大雨からひと晩経った冠水の町の映像に、泥水がひいたあとの映像に愕然としました。
被災者の皆様のお気持ちはいかばかりかと思います。お亡くなりになられた方々のご冥福と 交通網の寸断、断水など被災地のライフラインの早い復旧を祈っています。厳しい暑さにも十分にお気を付けください。

★HP句会の受付は15日午後9時までです。どなたでも無料で投句できます。

★いぶきネット句会の選句締切は 本日午後9時です。未だの方はなるべくお早めにお願いします。  

写真は樹炎さんのお庭ののうぜんです。  (✩NORIKO✩)(559622)


18.7.8 (4567)

いぶきネット句会のみなさま


◇◆ 第 166回 いぶきネット句会 (平成30年7月)選句締切りのお知らせ ◆◇

明後日6月10日(火曜日)午後9時選句の締切りです。

締切りまでに、出来るだけ早めにお送りくださるようお願いします。


今回の大雨、各地に警報が出て、どうなるかと不安に過ごされたことと思います。

今晩も、甚大な被害がつぎつぎとテレビに映し出されています。

雨は収束に向かうようですが、お出掛けの際などお気をつけください。(哲半)

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哲半さん お知らせ有難うございました。桂川、鴨川も随分な濁流になっていましたね。
大雨に打たれても西洋朝顔が毎朝咲いてくれます。日本の朝顔より生命力が強い気がします。(✩NORIKO✩)(559380)


18.7.7 (4566)
 この度の西日本から広い範囲での記録的豪雨に 一夜経った今日 テレビの映像を見ていますと言葉もありません。 
また多くの尊い命が犠牲になられ、安否不明の方も多数、、、、、救出活動をされている方も どうぞ安全第一で。
毎年のようにこのような災害が起こり、豪雨の恐ろしさを目の当たりにして心が痛みます。
8日ごろまで豪雨の予想もあるようです。今日は七夕ですのに・・・異常気象が常態化してしまっているのでしょうか・・・
東海三県にも警報が出て 最大級の警戒をと呼びかけています。 千葉県では地震もありました。
どうか これ以上大きな被害がでませんように 心から祈っています。 (✩NORIKO✩)



18.7.6 (4565)
 九州の豪雨から一年経ちましたが、各地で大雨が続き 警戒を呼び掛けています。
中部地方では 下呂で避難指示、高山本線下呂での土砂崩れ、木曾三川の増水など、心配です。
長良川や、鴨川増水の映像も見ました。危険な地域近くにお住いの皆さまお気を付けください。

★ 「伊吹嶺」7月号が届きました。 巻末に全国俳句大会の投句ハガキの綴込みがあります。
ご投句が未だの方は こちらのハガキで ご投句ください。

★磯田なつえさんから 「一番茶句会報」593号を送っていただきました。
中村たかさんの「選句について思うこと」と題した文章の中で 一番茶句会を創立された大先輩の先生方の句について 沢木先生著『俳句の基本』より引用し、選評を紹介していらっしゃいます。一部を載せさせていただきます。

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 九頭龍を呑みて冬浪猛るなり       富谷 春雷
九頭龍は福井県の大河、大自然に直面した気迫の句である。こういう細部を一切省略した大づかみな写生も良いものである。
「冬浪」は日本海の波涛。「猛るなり」の断定も男性的でいさぎよい。

  老松の華やぐ時や蔦紅葉         夏目 隆夫
松の古木にからまった蔦が紅葉している。蔦紅葉の鮮やかな色によって松そのものの美しさが作者に伝わった。
松の姿も四季により日々により異なるわけで、その時をとらえたのが良い。
 浅い写生は絵葉書のように平板になるが、それをまぬがれるためには、瞬間瞬間の物の姿に、作者が柔軟に心を動かさなければならない。


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 勉強になりますね。有難うございました。

徒歩さん 京都句会の記事を有難うございました! 半夏生草がが涼し気ですね。写真は樹炎さんのお庭で 早くも桔梗が咲いているそうです。糸島も相当雨が降ったようです。お気を付けください。

                (✩NORIKO✩)(559098)

18.7.4 (4564)

 今晩は、松井徒歩です。
 沖縄から九州にかけて台風は大丈夫だったでしょうか。
 7月3日は京都句会でした。
 暑い中「縁切り」で知られる安井金比羅宮と半夏生が盛りの建仁寺両足院を吟行しました。
 安井金比羅宮は若い女性の参拝が多く、職場でのパワハラ等を巡っての切々とした願いが絵馬に綴られています。

  梅雨の宮絵馬に重たき願い事  万里子

 両足院の半夏生の庭はそれはそれは綺麗で、今まで半夏生を綺麗だと思ったことのない私はこの瞬間から俳句モードになりました。

 河原地主宰選3句

  出格子にひようたん這はす日除かな 佳子
  扇風機御朱印の筆休まざる     哲半
  久志塚にブラシの置かれ皐月尽く  忽布

  うつし世に日向のいろの半夏生   英武

           (松井徒歩)


18.7.3 (4563)

いぶきネット句会のみなさま

第 166回 いぶきネット句会 (平成30年7月)投句締切りのお知らせ

   5日(木曜日) 午後9時締切り です。 早めにお送りくださるようにお願いいたします。

テレビなどで京都の祇園が紹介される際、白川の巽橋辺りがよく映るのはご存知かと思います。

辺りの石畳は、市電の敷石だったものが利用されており、古き日の思い出として語られてきましたが、通行量の増加によって損傷が激しくなり、今年になってその一割を再々利用して石敷きが新たになりました。

写真は、伏見稲荷大社へ行くときの橋の一部ですが、市電の敷石と、当時のレールが少し残っていました。(哲半)


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 左上の草の横からレールが見えていますね。有難うございました。

 日本、残念!! 惜しくもW杯ベスト8入りなりませんでした。でも世界の高い壁によく頑張ったと思います。 
胸を張って帰って来てください。  

樹炎さんから 昨日、台風の影響による黒い雲の写真を送っていただきました。 不気味ですね。
九州 四国の皆様 大雨にお気をつけください!

(✩NORIKO✩)


18.7.1 (4562)
               伊吹嶺関東支部 合同句集『炉火Ⅳ』
伊吹嶺関東支部の皆さまが 合同句集『炉火Ⅳ』を刊行されました。おめでとうございます。

 栗田先生は序文で < 隔年の刊行を期して、第一集は平成24年に刊行され、初期の計画通りに着実に継続されて来たことに 改めて敬意を表したい。また 皆さんの作品が 伊吹嶺が目指す即物具象の写生句で 対象をしっかり受け止めて 一段と佳句が多い。>  と述べておられます。

 ここでは栗田先生がみなさんの作品から一句ずつ選ばれた愛誦句を紹介させていただきます。

 市ヶ谷に正午のラッパ憂国忌       みすず
 飴色の梅酒の瓶に母の文字       滋子
 賽銭を河童の皿に四温晴         ひろ子
 匂ひ立つ乾隆墨や初硯           とみお
 食堂の競馬中継夏つばめ          切子
 真竹の子空気もろとも手折りたる    幸子
 雲海の落日に酌むひとり酒        一灯
 ネクタイを外し寝転ぶ草の花        ジュン
 広島忌路面電車の軋み来る       あきを
 荒波の寄する渚に茄子の牛       光晴
 オホーツクの逆巻く海や多喜二の忌   一成
 猫逝きぬあつけらかんの秋の空     慢房
 秋澄めり遺影の母の凛として        杉子
 子ら去りし居間で首振る扇風機      麻季
 たまさかに紅ひく妻や今朝の秋      健次
 初めての娘の酌や宵の春         昇
 寝ころべば吾も少年揚雲雀        眞人
 国後の直ぐそこに見ゆ夏岬        雄三
 オホーツク海へ一気に滝しぶき     武男
 野馬追の鉢巻凛々し女武者       ゆう
 山裾を海に利尻の秋日濃し        あきら
 根深汁静かに老いて味深し        一橋


 関東支部は、前支部長の中野一灯さんを中心に 皆さんまとまって盤石の支部となり、伊吹嶺20周年を機に現支部長の鈴木みすずさんに引き継がれました。 
 あとがきで、みすずさんは 「温かくかつ厳しくご指導してくださった栗田先生のお陰」と述べ、自薦20句に「その時々の喜びや悲しみ、驚き、発見がまるで今日の事のように蘇ってきます」と感慨を述べておられます。
 若い方の活躍もめざましい関東支部の皆さんの、益々のご発展をお祈りします!  (✩NORIKO✩)(558401)
 
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